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12話以降はこちら

第1回
「四人の物語」
"Four Corners"
脚本:ジャック・オーマン
   デヴィッド・ゼーベル
演出:クリストファー・ミシアーノ

いよいよ始まりました、シーズン8!
その初回は、ちょっと変わった趣向でしたね。
同じシーンをケリー(ローラ・イネス)、ベントン(エリク・ラ・サル)、カーター(ノア・ワイリー)、マーク(アンソニー・エドワーズ)の4人の視点でそれぞれに見せる。
だから同じシーンなのに、見せる角度が変わったり、そのキャラに重点を置くかでまったく違った話が進んでいくという面白さがありました。

ケリーは自分がレズビアンだと言った事を、ロマノ(ポール・マクレーン)が他のスタッフに話したんじゃないかと気になって仕事に実が入らないし、ベントンはクレオ(マイケル・ミシェル)が吐き気に悩まされているのを気にしている様子。
カーターはおじいさんが亡くなり、おばあさんを気遣ったり・・・。
そしてマークはシーズン7のラストでエレベーターの中で見殺しにしたフォッセンの事でミーティングに出席してましたが、スタッフの前で話すマークの言葉に偽りがある事を奥さんのエリザベス(アレックス・キングストン)は気付いたんですよね。
何となくマークとエリザベスの間の亀裂みたいなものが感じられて、少々せつなかったです。

とにかく久々のERだったんで、シーズン7でどうなってたっけ?と復習しなくては、ちょっと理解できませんわ。(^^;ゞ

第2回
「長居は禁物」
"The Longer You Stay"
脚本:ジャック・オーマン
演出:ジョナサン・カプラン

今回の「長居は禁物」というタイトルは、カーター(ノア・ワイリー)に言ってるんですね〜。
アビー(モーラ・ティアニー)からケリー(ローラ・イネス)にレジデント応募の話をするように勧められたカーター。
一度、勤務が終わってERの外に出たのに、ケリーにその事を話そうと戻ってしまうんですが、それが大間違いでジン・メイ(ミン・ナ)には仕事を押し付けられるし、次々と途絶えることなくやって来る急患で、帰るタイミングを逃してしまうのよ。
あぁ、こういうところがカーターらしい。(^。^;)

今回はやたら女性キャラが怒りまくってましたね。
コバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)とケンカばかりするアビー。
バーの女の子と親しげにするコバッチュにヤキモチなのか、露骨に面白くなさそうな顔をするとか、コバッチュが呑んでる間、バーの外で時間を潰してるとか、挙句の果てには自分だけタクシーで帰ろうとするとか・・・。
うーん、コバッチュ先生ってこんな人だったっけ?
結構、相手に上手に合わせて上げられる優しい人のイメージがあったんだけど・・・。
これも「釣った魚にえさはやらない」って感覚なのかしら?
薄暗い部屋にカメラとテレビゲームと水槽しかないってーのも、ちょっとオタクっぽいし・・・。
アビーと言い争いになって、最後には「カーターにくれてやる」なんて酷い言い方をしたコバッチュ。
いやぁ、その言い方はいくらなんでもないんじゃないの?

んで、もう一人怒りまくってたのがエリザベス(アレックス・キングストン)。
でも、こっちの怒りはちょっとわかるような・・・。
赤ちゃんに手が取られるうちは、どんなお母さんだってイライラするわけで、しかもエリザベスみたいにまだ母乳を与えてるような時期から職場復帰する女性だったら、そのストレスも相当でしょう。
マーク(アンソニー・エドワーズ)と分担して子育てするはずだったのに、何かにつけマークは仕事を優先し、そのツケが自分に回ってくる。
やっと赤ちゃんをマークに託してオペ室に入っても、母乳が手術着にまで染み出してきて、ロマノ(ポール・マクレーン)にオペ室の外へ出るように言われて・・・。
仕事を終えて家に帰っても、夜、赤ちゃんが泣いてるのにぐーぐー寝ているマーク。
赤ちゃんを抱き起こしてみれば、おむつの横から便がもれて大変なことに・・・。
うぅ、赤ちゃんもかわいそうだ。(・・,)グスン
夫婦揃ってERのドクターってーのも、大変ですなぁ。

リースが事故に遭ったと呼び出されたベントン(エリク・ラ・サル)。
カーラが自損事故を起こして、同乗してたリースが頭に怪我をしたのね。
それだけかと思ったら、なんとカーラご臨終。
ベントンがリースに手話でカーラが死んだ事を伝えるシーンはせつなかったですね。
なかなか母親の死を理解できないリースに、何度も何度も手話で「ママはもういないんだ」と告げるベントン。(・・,)グスン

そして一番大きな事件は、マルッチ(エリク・パラディーノ)の軽はずみな判断と、そのミスを気付けなかったジン・メイのさらなる判断ミス。
これも後で駆けつけたカーターはしっかりマーファン症候群だと見抜いたんだけどね〜。
マルッチは簡単に薬物が原因だと判断しちゃったし、ジン・メイもマルッチが伝えた事だけを聞いて、写真を見て自分の判断を下すという事を怠った。
マグーの店にいたケリーをカーターが呼びに行って、やっと駆けつけた時にはすでに遅く、ケリーは「マッサージをやめなさい。殺した。」と言い放つ。
こんなミスをおかすなんて・・・と言うケリーに、「あんたはミスしたことないのかよ!」と突っかかるマルッチ。
自分のミスを棚に上げて、よくそんな事言えるわね〜と思ったけど、実はケリーったらポケベルをマグーの店のトイレに置き忘れてたんじゃん!
それじゃ、3度呼び出されても気付かないわけよね。
ケリーの事だから、自分がポケベルを携帯していなかったというミスは隠すんでしょう。

しかし、カーター君にとっては本当に「長居は禁物」でしたね。(^。^;)

第3回
「激怒」
"Blood,Sugar,Sex,Magic"
脚本:スコット・ゲミル
      エリザベス・ハンター
演出:リチャード・ソープ

録画失敗!m(_ _)m

第4回
「決して言わないで」
"Never Say Never"
脚本:ディー・ジョンソン
演出:フェリックス・エンリケス・アルカラ

まず最初に先週見逃しちゃって、レビュー書けませんでした。ごめんなさい。m(_ _)m
んで、今週はいきなりスーザン(シェリー・ストリングフィールド)が現れてしまいましたね。
以前よりちょっとふっくらしちゃったのでしょうか?そして、ちょっと年月の流れも感じずにはいられない様子でしたが、やはりスーザンファンの私としては懐かしさでいっぱいになりました。
スーザンはシカゴに戻って働こうと、いくつか面接を受けに来たようだったね。
マーク(アンソニー・エドワーズ)には連絡済だったみたいで、ランチの約束をしていてカウンティに来たスーザン。
ところがそんな話を聞いてなかったエリザベス(アレックス・キングストン)が、明らかに「聞いてないわよ」とオペをしながら不服そうにマークに言ってるのが、何とも・・・。(^。^;)
この頃のエリザベスは笑顔がないですね。
子育ての疲れがあったり、マークの協力がない事に怒ったり、今度は突然現れたマークの昔の恋人・スーザンでしょ?
考えてみればエリザベスも可哀想よね。

エドワード症候群という難病で6歳の少年が運ばれて来たんだけど、この病気で6歳まで生きているのは奇跡的だそうで・・・。
そのオペを執刀したエリザベスだけど、終わって出て来てみると両親は消えちゃって。
オペの前にも「痛みを止めてやって欲しい」と言ってたけど、それはモルヒネを打ってという意味じゃなく「死なせてやって」だったみたいだし、ほとほと看病に疲れ、治療費も底をつき、オペ中に逃げてしまったのかしらね。
せつない話だわ〜。

そして私が1週見逃した間にマルッチ(エリク・パラディーノ)が解雇されちゃったみたい。
例の誤診が原因よね?
マルッチだけでなく、ジン・メイ(ミン・ナ)もリスク管理の面接がありそこに同席したケリー(ローラ・イネス)が、その誤診の時に現場にいなかった事が明るみに出る。
ケリーは自分を守るために同席してくれたと思っていたジン・メイだけど、ケリーが自分の非を認めず言い逃れをする姿勢に気付き二人は険悪な雰囲気に・・・。
あぁ、ケリーっていつもこうだよね。
確かに管理職としての自分を守る部分はあるだろうけど、自分より立場の弱い人間に全部押し付けてでも、自分の立場は譲らないってな雰囲気が嫌われるってーのに・・・。
まして、その後でジン・メイを「食事は?」なんて誘うのが、余計に腹が立つ!
1ヶ月無給停職で、チーフレジデントを辞めさせられるジン・メイを、食事ぐらいでなだめられると思ったんでしょうか?
怒りのあまり「私は辞める!」と言ってしまうジン・メイ。

こうやってケリーがどんどん辞めさせちゃって、マークはスタッフが必要だとスーザンをERに誘うわけね。
古い白衣まで引っ張り出して・・・。
いやいや、スーザンファンとしては本当に嬉しいんだけど、エリザベスの事を思うとかなり心配なんですけど。(^^;ゞ
ジン・メイは自分が辞めた後、チーフレジデントをカーター(ノア・ワイリー)に受けて欲しいと屋上で泣いてたね。
「あなたに受けて欲しいの」
せっかく掴んだチーフの座を不本意ながら捨てなくてはならなかったジン・メイが、自分のいたポストをカーターに穴埋めしてほしいと頼み、彼の胸に顔を埋めて泣くというシーンが、なかなか考えさせられました。
そしてケリーが最後に訪れていたのは、レズの皆様がお集まりのバーだったような。(^。^;)
やはり癒されるのはこういう場所なんでしょうか?>ケリー

第5回
「もう一度初めから」
"Start All Over Again"
脚本:ジョー・サックス
演出:ヴァンディ・カーティス・ホール

スーザン(シェリー・ストリングフィールド)が本格的にERに復帰。
いくらスーザンでも、いきなりERへの復帰はきつそうだったね。
医者としてのブランクはなくても、カウンティのER勤務のブランクはあるわけで、戸惑わずに出来るはずはないんだけど・・・。

子宮外妊娠の女の子が来て、厳格な両親に知られるのを怖がって、食事の時間を家族と過ごすために勝手に帰宅しちゃったり、その事がケリー(ローラ・イネス)に知れて咎められたり。
スペイン語しか喋れない女性がけいれんを起こして運び込まれたんだけど、彼女は一日に一回飲むべき結核の薬を過剰摂取していた事がわかるのよ。
それは何故か・・・一日一回(once a day)の「once」がスペイン語では「11」を意味するから、たぶん一日に十一回摂取すればいいと勘違いしちゃったんだろうね。
いやぁ、説明書きの意味がわからない薬を飲むって怖いわ。
スーザンはこの女性のご主人に「助ける」ってスペイン語で言ったのに、結局助ける事など出来ず・・・そればかりか、奥さんが亡くなった後、ご主人にその事を伝えるのでさえ、あまりの忙しさで忘れちゃうのよね。
うーん、スーザンも大変なのはわかるけど、亡くなった女性のご主人の立場になれば、ちょっと可哀想だったかも。
あとは出産の最中に流れ出た羊水でベッドを昇降させるスイッチがショートして、どんどん分娩台が上昇しちゃった妊婦さんも気の毒だったわ。
スーザンが脚立を持って来て、カーター(ノア・ワイリー)と一緒に脚立に上って、赤ちゃんを取り上げてたけど、あんな状況で産まなくちゃならないお母さんも不安だっただろうね。(^。^;)

そして災難なのがエリザベス(アレックス・キングストン)。
オペした患者が今週に入って3人も亡くなっているというので、彼女が感染源になっていないか疑われ、検査を受ける事に・・・。
それが鼻の粘膜、咽頭の粘膜、あと下の方や母乳、そして便や尿までも検査するっていうんだよね。
相変わらずマーク(アンソニー・エドワーズ)にはイライラしてるエリザベス、その上自分が感染源になってないか疑われるというのは、かなりのストレスかも・・・。

スーザンはエリザベスにもアビー(モーラ・ティアニー)にも、女としての部分で敵対心を抱かれてしまったようで、何となくやりにくくなりそうな雰囲気。
個人的には大好きなスーザンにかっこよく復帰してもらいたかったものの、結構もたついてたような気がする。
それがリアリティなのかもしれないけどね。

第6回
「需要と供給」
"Supplies And Demands"
脚本:メレディス・スティーム
演出:ジョナサン・カプラン

エリザベス(アレックス・キングストン)が可哀想ーーーーー!
自分がオペした患者が連続で術後に亡くなって・・・。
エリザベスが感染源になっているのではないかと疑われ、感染管理の女性にぴったりとマークされちゃって。
っつーかさぁ、どんな仕事でもあんなに始終張り付かれてたらうっとうしくて仕方ないよね〜。(^。^;)
「聴診器を消毒したか?」とかオペ中も、あれはやったか?これはやったか?ってうるさい、うるさい!
あんなんじゃ集中できなくて当然だよ!
しかも不運にも、またまた担当してた患者が術後に亡くなってしまうし。
それが原因で、今度は故意に細菌を感染させて安楽死させているのでは?と疑われるし・・・。
本当にもうオペするのが怖くなっちゃうよね。
また亡くなったらと考えると・・・。
術後に死亡した患者がお年寄りばかりだったから、「安楽死」を疑われてしまったみたいだけど、まさに「不運」としか言い様がない。
おまけに赤ちゃんのエラの面倒をレイチェルが全くみてくれないし、その事に腹を立てた自分にまた腹が立ったりで、エリザベスの精神状態はボロボロ。
うーん、育児休暇を取るとかできないかしら?
「私には仕事と育児の両立ができない」とマーク(アンソニー・エドワーズ)の胸で泣く彼女を見てたら、ちょっと休養した方が良さそうな気がしたんだけど。(・・,)グスン

そしてアビー(モーラ・ティアニー)とコバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)だけど、本当にシーズン8に入ってからのコバッチュって変だよね?(^。^;)
こんな男じゃなかったと思う・・ってゆーか、思いたい!
あまりに気の強いアビーもどうかと思うけど、失業したウェイトレスのニコールをERの備品室に紹介して雇ってもらうなんて、アビーが聞いて気をよくするわけないのに。
でも、アビーもカーター(ノア・ワイリー)に「あなたのために(コバッチュと)別れた」って言ってたけど、それもかなり都合のいい言い訳じゃない?
カーターが利用されてるような気がして、一視聴者としてはアビーにもむかついたりしてるんですが・・・。(^^;ゞ

それにしても今回出てきた包茎を自分で治そうとした男性は・・・アイタタタ。
潔癖症の彼女に包茎じゃ嫌だと言われて、なんと自分で自分の局部を切ったらしいのですが(アイタタタ)、彼女は別れたくてその理由に包茎を使っただけだったのよね。
つまり、包茎が治ったからって彼女が喜ぶわけでもなかったのに・・・。
ベントン(エリク・ラ・サル)が「切るか?縫うか?」って、あっさり訊ねているのがちょっとおかしかったりして・・。(笑)

あとは髄膜炎・・・怖い病気なのね。
子供の病気でも「髄膜炎を起こすおそれがあるので・・・」って病気があったりするけど、実際に髄膜炎ってーのがどんな病気だかわかってなかったもんで、今回のERでちょっと怖くなりました。

第7回
「もし神の慈悲に背いたら」
"If I Should Fall From Grace"
脚本:R・スコット・ゲミル
演出:ローラ・イネス

あーーー、コバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)ったら、どうしてそんなにニコールに優しくするのかしら?
アビー(モーラ・ティアニー)より好きなわけ?
そりゃ、アビーは気が強い女だけど、あたしゃ個人的にニコールみたいな女よりはいいと思うわけよ!
これって女性の視点だから?男はやっぱニコールみたいなのに弱いのかしら?(^^;

いくらニコールが看護助手になりたいと言い出したからって、何の技術もない彼女を突然運ばれてきた急患の処置に立ち合わせたりするかしら?
しかも、そんな慌しい時に何かとアビーに「ニコールに教えてやって」と指示するコバッチュ!
あぁ、むかつく!
後でアビーが「私だって患者を助けたいのよ!」と言ってた気持ちがわかるってもんですね。

あと、カーター(ノア・ワイリー)のおばあちゃんが、シャイドレーヤー症候群とやらになってしまって余命10年以内らしい。
いや、十分ご年配のおばあちゃんゆえ、「余命10年もあんのか?」と正直思ってしまいましたが(^。^;)、卒倒する危険性があるからと車の運転をしないように注意するカーターの言う事など聞きもしないんですなぁ。
そんなおばあちゃんの病気の事を話しているうち、何となくカーターとスーザン(シェリー・ストリングフィールド)がいい雰囲気に♪
お互いに昔「好きだった」と告白し、スーザンが「でも、あの頃のあなたは医学生で私はレジデントだったし」と立場が違った事を強調すると、カーターが「でも、今は僕もレジデントだよ。」と同じ立場になった事を強調する。
ちょっと、きゅんとするシーンでした。
カーターはアビーを好きだったはずだけど、最近のアビーはめちゃめちゃ気が強いし、カーターには今のスーザンぐらい大らかに構えてる女性の方がお似合いかも・・・。

ERの中で自殺未遂を図った男性とか、医学部と法学部を掛け持ちしているけど、自傷行動と摂食障害に苦しむ学生など、気になる患者はたくさんいたけど、やはりコバッチュ・ニコール・アビーの三角関係と、カーター&スーザンの今後に興味津々。
そして予告ではニコールが妊娠?とか言ってましたね。
もちろん、それはコバッチュの子を・・・なんでしょうか?(^。^;)

今回ケリー(ローラ・イネス)が出ないなぁと思ったら、なんと今回の演出がローラ・イネスでした!
彼女はこれまでにも何度か演出をしてますね〜。

第8回
「曇ところにより雨」
"Partly Cloudy,Chance Of Rain"
脚本:ジャック・オーマン
演出:デビッド・ナッター

w(゚o゚)w オオー!
久々に「ER」らしいエピだったと思います。
あの独特の緊迫感、手に汗握る展開、そして「どうぞ助かりますように」と自然に祈ってしまうような臨場感。
まさに「ER」の真髄でございました。m(_ _)m

今回、溺れた少年、車にはねられた女性、強盗に刺された妊婦という3人の患者がいて、それぞれに話が進んで行きました。
一番派手に見せ場を作ったのは、何と言ってもケリー(ローラ・イネス)とギャラント(シャリフ・アトキンス)が担当した刺された妊婦でしょう。
カウンティにこの妊婦が乗った救急車が到着するのを待っていた二人、だけど救急車は搬送中に事故に遭い、ケリーとギャラントは現場へ急行。
大雨が降る中、動けなくなった救急車の中には事故の際骨折した救急隊員と、搬送されていた妊婦が取り残され、他の隊員たちが必死でドアをこじ開けようとする中、さらに追い討ちをかけるように近くにあった送電線が切れて、なんと救急車の上に・・・。
救急車のドアに触れていた隊員が感電し動けなくなっている中、咄嗟にその隊員に飛びついてドアから手を離させたギャラント。
一歩間違えば、自分も一緒に感電したかもしれないのに・・・とケリーには叱られるんだけど、その後のケリーも「一歩間違えば・・・」の連続だったわね。
救急車の中の妊婦が出血している事を知り、危険を覚悟で救急車の中に飛び乗り、挙句の果てにはその中で帝王切開で赤ちゃんを取り出すなんて・・・。
日頃、てきぱきと処置をするケリーなのに、ギャラントに指示を出す声が時折震えているのが彼女の緊張度をあらわしていたように思うわ。
赤ちゃんは何とか取り出せたけど、母親は意識を失うし・・・。
何とか代わりの救急車が到着してERへ搬送できたけど、待ち構えていたロマノ(ポール・マクレーン)からは「これで母親が助かればお前はヒーローだが、もし助からなければ俺はそっぽを向くぞ!」と言い放たれて・・・。

そして溺れた少年。
増水した川を弟と見に行って、川に落ちてしまった二人。
最初に助かった兄は必死に弟の安否を気遣う。
なぜならば弟は両親の間に生まれた子供だけど、自分は父親とは血が繋がっていないから。
あぁ、辛いですね〜。
いくら父親が違っても家族として生活しているのに、ここまで兄弟を分け隔てて見られたら・・・。
瀕死の状態で運ばれてきた弟をマーク(アンソニー・エドワーズ)が立派に救ってみせて・・・でも、その事より最後にマークが兄と二人っきりの話だと言ってかけた言葉が印象的。
「(両親の言う事には)耳を貸すな!君が弟と違って悪い子だなんて嘘だ。両親はいずれ間違いに気付く。その時、君は平然とした態度でいればいい。なぜなら君はその事にずっと早く気付いていたんだから。」
うぅ・・・マーク・・・最近マークもあんまりいいところがなかったように思うけど、今日は久々にカッコよかった。(゚ー゚)(。_。)ウンウン

さてさて車にはねられた女性ですが、この女性は事故に遭った時一緒にいた犬が死んでしまった事にショックを受けていたのよね。
しかし、この事実が後でビックリするような展開になろうとは・・・。
なんとこの女性をはねたのはカーター(ノア・ワイリー)のおばあちゃん。
車の運転はしないでとカーターに注意されていたにもかかわらず、つい運転して出ちゃったら大雨で視界も悪く、犬をはねてしまったとご自身も骨折してカウンティへ運ばれてきた。
「犬?」と不審に思うカーター。
予感的中、おばあちゃんが例の女性をはねた加害者だったわけよね。
しかもおばあちゃんの記憶は曖昧。

今回、これだけ大変なケースが重なったわりに、何とすべての患者が助かったわけです。
ケリーとギャラントが担当した妊婦も赤ちゃんも、そして感電した救急隊員も。
マークが担当した兄弟も、カーターが担当した女性も・・・。
ロマノには辛く当たられたケリーだったけど、看護士のチューニーに「おみごとでした」と声をかけられたり、ギャラントに「素晴らしかった」と言われた時の爽快そうな表情は印象的だったね。

おっと忘れちゃならないニコールの盗み!
フランクのモバイルを盗んで、それがみんなの前で発覚。
コバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)は、ニコールには「人を信じられなくて盗癖がある」とアビー(モーラ・ティアニー)に説明するけど、そんなの信じられるか?
それに妊娠してると告げられたらしいけど、それもお金目当てじゃないのか?と勘繰ってしまう。
予告ではニコールが「(妊娠は)嘘よ」と言ってたし、ケリーがまたしてもおレズ相手を?な雰囲気だったし・・・。来週も面白そう。
おっと!ベントン(エリク・ラ・サル)とリース、DNA鑑定で父子ではないという結果が出たのには驚きました。

という風に、今回は盛りだくさんだった「ER」。
見る側も相当疲れました。m(_ _)m

第9回
「親子」
"Quo Vadis?"
脚本:ジョー・サックス
      デヴィッド・ゼーベル
演出:リチャード・ソープ

前回のERがこれでもか!っちゅーぐらいスピーディーな展開だったのに対し、今回は静かなもんでしたわね。
いやいや、毎回あんなんだと疲れるんでこういう回も必要なんですが・・・。

その静けさの中で、密かに燃え上がってるのがケリー(ローラ・イネス)と先週雨の中の出産現場にいた女性消防士。
傷の手当てをしに現れた女性消防士、そしてその手当てをするケリー。
手当てをしながら、「今度、食事か映画でも・・・。」と言いにくそうに消防士を誘うケリーに、「それはつまりデートってこと?」と微笑む消防士。
「ええ、でも、もし見当違いだったらごめんなさい。」とケリーが暗にレズっ気があるかどうか確かめようとすると、「いいえ、違ってないわ。」と消防士さん。
あっら〜、いい雰囲気じゃん!
今後この二人からは目が離せなくなりそうね。

そしてニコールとコバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)、ついでにアビー(モーラ・ティアニー)。
ニコールが妊娠したから責任を取って結婚すると言うコバッチュに、「妊娠テストはしたの?信用できるの?」と聞くアビー。
そしてニコールには「姑息な手段を使うのね。」と、あからさまに妊娠を疑うアビー。
ニコールはコバッチュに「妊娠は嘘だった」と告げ、彼の前から姿を消すと言うんだけど、本当のところどうなんでしょ?
本当に妊娠してるのか?それとも妊娠もやはり嘘なのか?
うーん、今のところわからないよね〜。

そしてカーター(ノア・ワイリー)とスーザン(シェリー・ストリングフィールド)は、どんどん接近して行ってますね〜。
屋上でのキスなんて、まだまだ学生の恋愛初期みたいで微笑ましかったです。

それにしても精液アレルギーってーのがあるなんて・・・夫婦生活するにも大変ですわね。(^。^;)

第10回
「クリスマスはわが家で」
"I'll Be Home For Christmas"
脚本:ディー・ジョンソン
      メレディス・スティーム
演出:ジョナサン・カプラン

はぁ・・・ベントン(エリク・ラ・サル)降板とは聞いてましたが、リースの監護権をめぐっての事とは・・・。
何としてもリースの監護権を手に入れたかったベントンは、勤務時間の変更をロマノ(ポール・マクレーン)に申し出る。
ロマノも一部は受け入れたものの、それ以上は譲れないと言い出し、結局ベントンはクレオ(マイケル・ミシェル)が移った病院で雇ってもらえるように交渉。
8時から5時まで、夜勤なし、そして土日は休日という条件を受け入れてもらう事に成功。
ここまでしてリースをロジャーに渡したくなかったベントンの気持ちを思うと、せつないものがありました。
そしてカウンティ最後の勤務、銃弾を受けた子供が運ばれてくる。
撃ったのは母親。子供と強盗を間違ったと言う。
子供の体内には砕け散った弾の破片が飛び散っていて、ロマノもエリザベスも最初から諦めムード。
そんな中、ベントンは希望を捨てずに必死にオペをするんだよね〜。
ロマノをオペ室から追い出し、エリザベスに手伝わせ、必死に頑張った甲斐があって、奇跡的に子供は一命をとり止める。
降板の時になってこんな事言うのもなんだけど、本当にベントンっていつも真剣なんだよね。
ロマノだってベントンの事を認めていたはず。
だからこそ、声はかけなかったけど、ベントンがオペを終わってエレベーターに乗り込む姿を、黙って最後まで見送ったんだよね。>ロマノ

そしてクリスマスの日に、わざわざクレオにベントンのジョギングコースを聞いて、そこで待ち伏せしてたカーター(ノア・ワイリー)にも泣いちゃったよ。(・・,)グスン
本当にカウンティを辞めるのか確かめた後で、「それじゃあ・・・」と小さな箱を差し出しベントンに渡すカーター。
その中には過去にカーターが研修2週目でベントンに渡された地下鉄のコインが。
この二人、そう言えばずっと師弟関係にあったんですよね〜。(しみじみ)
カーターが薬に溺れた時も、最後まで付き添ったのはベントンだったし・・・。
外科研修2週目で弱音をはいてた自分に、ベントンが地下鉄のコインで今家に帰るか、それとも目指した事をやり遂げるために、明日ERに出てくるかと言ったんだと。
照れたベントンが「これは古くてもう使えない」と言うと、「じゃあ、電話を。いつでも車で迎えに行きます。」とカーター。
そして師弟の熱い抱擁の後、「ベントン先生!おかげでいい医者になれました。」とカーターが言ったところで、私は泣けてしまいましたわよ。(涙)
ベントンったら、さらに照れ隠しで「まだまだ!修行が足りん!」と言ってたけど、この二人もいろいろあったよなぁ・・・と本当にしみじみしたベントン降板の回でした。

ケリー(ローラ・イネス)と女消防士ロペスの今後は気になるところだね。
食事の約束をしたものの、気に入った店が見つからず、ケリーが「じゃあ、私の家はどう?」なんて誘ってたけど・・・。
予告では、次回この二人早くもケンカっぽかったし・・・。( ;^^)ヘ..

第11回
「暗い誕生日」
"Beyond Repair"
脚本:ジャック・オーマン
   R・スコット・ゲミル
演出:アラン・J・レヴィ

冒頭で普通は前回の話を思い出させるかのように、いろんなシーンが小出しにされるんだけど、今回は何故かシーズン6での回想シーンばかり。
私ったら思わず「録画ミスった?」と思ってしまいました。(^^;ゞ
ミスではなかったことは、見続けているうちにわかったし、何故シーズン6だったのかも・・・。(涙)

今回もいろんなエピが満載だったけど、まずはケリー(ローラ・イネス)とロペスの関係から。
ケリーが自分の家に誘ってましたが、あっさり体の関係にまで進んでいたようです。(^^;
それはそれは楽しそうな二人だったけど、あっという間にその関係にも暗雲が。
一緒にホッケーの観戦に行ったケリーとロペス、ところが目の前からスーザン(シェリー・ストリングフィールド)たちが歩いてくるのに気付いたケリーは、思わず身を隠してしまう。
同僚の前で自分と一緒にいる事を隠したと、激しくケリーをなじるロペス。
堂々としたいロペスと、職場の人間には女同士の関係を見られたくないケリーの溝。
この溝は埋まるんでしょうか?

そしてケリーにまつわる話としては、久々に登場したジン・メイ(ミン・ナ)がカーター(ノア・ワイリー)に、マルファン事件について「あの時、ケリーがポケベルを持っていなかった事を突き止めた。」と話してたよね。
予告でも、たぶんその事を理由に復職を迫っているジン・メイの姿がちらっと出てたけど、ケリーは認めないって態度だったような・・・。

今回はアビー(モーラ・ティアニー)の誕生日だったわけですが、「暗い誕生日」というサブタイトル通り、いい事はなかったような。
アビー絡みではママを脳卒中で亡くした男の子が、本当に可哀想だった。
ママにくっついて来た子供がいた事すら誰も認知しておらず、男の子はたった一人で夜を病院内で過ごしたんですって。(涙)
そして翌日、やっとアビーに声をかけることが出来て、ママを探してもらったら(これも探し当てるまで時間がかかってたけど)すでに死亡。
なかなかママの死を受け入れられない男の子、優しく説明するアビー。
最後には施設に引き取られようとする男の子が、「嫌だ!アビーと一緒がいい!」と泣き叫ぶ姿には、こっちも泣いちゃいました。(ToT)ウルウル
その他にもコバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)が2ヶ月間ボスニアにボランティアで行くと告げたり、前の夫・リチャードが再婚すると伝えに来たり、カーターがスーザンとキスしている現場を見ちゃったり・・・。
アビーにとっては、どれもこれも辛かったんじゃないかしら?

んで、最後になったけど、一番はポール・ソブリキが再びERに現れたことでしょ!
ポールは言わずと知れた、シーズン6でカーターとルーシー(ケリー・マーチン)を刺した精神病の男性です。
ポールに刺されてルーシーは命を落とし、カーターもその後薬物中毒への道を歩む事になったわけで、服役してるはずのポールが仮釈放で世の中に出てきてるってーのは、あの事件を知ってる者にとっては、やはり恐怖でしょう。
だからこそ、アビーはポールを抑制しようとしたし、カーターに会わせたくなかった。
でも、その事件を知らないスーザンはアビーの過剰な反応に苦言を呈すわけよね。
アビーが必死に隠そうとしたのに、結局はカーターがポールと対面してしまった。
「あの時は悪かった。病気だったんだ。わかるだろう?」と言うポールに、カーターが掴みかかっていくのではないかと心配だったけど、さすがカーター、踏みとどまったわね。
でも、その後にトイレに入ってからのカーターの反応が、凄くリアルで・・・。(泣)
トイレに駆け込んで、すぐに背後が気になり思わず振り返る。
誰もいないとわかって一度落ち着き、冷水で顔を洗う。
そして外へ出ようとして、また洗面台へ振り向き・・・嘔吐。
自分を刺した犯人が、すぐ側にいるって状況を考えると・・・。
痛々しいよね、カーターの姿。
もう薬物に手を出したりしないで欲しいけど、お婆さんの病気で戻って来た母親ともうまくいってないようだし、カーターの今後が気になるところ。

 

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