歌のおにいさん

P:川西琢
主題歌:矢野健太 「Believe│曇りのち、快晴【通常盤】

Act.1
脚本:永田優子
演出:長江俊和

タイトルからどんなふざけたドラマだろうか?と思っていたら、意外とちゃんとしてて驚いた。(^▽^;)

自分がボーカルをつとめていたバンドがいきなり解散、そのバンドのメンバーで恋人だった明音(千紗)にも別れを告げられ、決まっていた就職先からは内定取消。
父・光雄(小野武彦)に今までにかかった学費を返せと言われ、求人情報誌にあったテレビ局の番組制作スタッフの面接を受けたつもりが、会場を間違って子供向け番組の歌のおにいさんとして採用されてしまった健太(大野智)。

ところが実際に行ってみると、子供番組なのに子供の姿はなく、王子として君臨している氷室(戸次重幸)の機嫌を気にしてばかりの歌のお姉さん・うらら(片瀬那奈)やスタッフたち。
しかも、健太ともう一人採用された守(丸山隆平)は「歌のおにいさんとゆかいな仲間たち」の「ゆかいな仲間たち」の方で、気ぐるみかぶって歌わされ、踊らされ・・・。
そんな番組に疑問を感じた健太は、氷室王子にケンカを売ってしまうんだよね。
健太自身が何をやっても中途半端なくせに、世間や周囲に対する憤りだけは人並み以上で、すぐに態度に出してしまうんだよなぁ。
でも、そんな健太が「みんなでうたお!パピプペポン」を通して成長していくストーリーなんでしょう。

初回ではプロデューサーの真鍋(木村佳乃)に「何かに不満を抱いているなら現実から逃げるんじゃなくて、その現実を変えなきゃ!そのためには自分を変えなさい!」と言われ、光雄には「辛くたって苦しくたって、頑張って生きていかなきゃならない」と諭され、明音には「いつもその場しのぎで適当に生きてるアンタにはわからない!」と吐き捨てられていた健太。
一度は歌のおにいさんの仕事を投げ出そうとしたものの、今までの自分を変えようと決意し、健太はスタジオに戻ってきました。
氷室王子のための番組ではなく、本来の子供のための子供番組にするために頑張っていくのね。

あまり期待してなかったんだけど、氷室王子やうららお姉さんのキャラも面白いので結構楽しめそうです。
でも、これを何で深夜枠にしたんだろう?
只野と枠を交換しても成り立ってたんじゃないのかな?

Act.2
脚本:永田優子
演出:長江俊和

あぁ、うららお姉さん(片瀬那奈)面白いわ〜。(笑)
すごくコメディに向いてるよね!

さて、氷室王子(戸次重幸)に「あんたには謝んねー!」と言った健太(大野智)でしたが、結局は真鍋(木村佳乃)に言われて氷室に服従することになってしまいました。
これでますます氷室の健太への嫌がらせがエスカレートするわけですが、現場でそういう苦労を味わっているのに、健太の家族は少しも認めてくれないわけで・・・。
まぁ、家での健太の態度を見ていると、無理もないかとも思うんだけどね。

それにしても、氷室王子はひどいですね。
健太をこき使うにしても、公共料金の支払いやマンションの会合への出席なんて、まるで仕事と関係ないじゃないですか。
その言いつけを守っていて収録に遅れたら、真鍋にきつく叱られるわけで・・・。

そんな中、「みんなでうたお!パピプペポン」の公開生放送の日がやって来るんですね〜。
リハでまたまた難癖をつける氷室王子。
ステージを磨き上げておけと健太と守(丸山隆平)に命令し、自分で仕込んだ釘で衣装を破き、それを健太たちのせいにする氷室。
さすがに健太もキレちゃうんだけど、そうなると氷室は「ステージに立つな!」と言い放つわけで・・・。

氷室とうららだけで始まった公開生放送。
客席の子供達に全く笑顔がない中、氷室のファンのおば様たちだけが異様な盛り上がりを示すという妙な子供番組になってましたよね。(゚ー゚;Aアセアセ
で、番組の最後に氷室が歌うはずだった新曲のカラオケがなくなり、探し回ってようやく見つけたと思ったら、そのテープをうららが踏み潰してしまい、すっかりご機嫌斜めな王子は本番がまだ残っているのにお帰りになってしまい・・・。

ここで真鍋が全てを託したのが健太なんだよね。
歌のおにいさんの格好で現われた健太が歌ったのは、父・光雄(小野武彦)と幼い頃によく歌った「おもちゃのチャチャチャ」。
いつも健太の事を認めてくれないお父さんも、子供番組で自分の息子が思い出の曲を歌ってくれたことには、少しは心を動かされたかな?
健太の歌で子供たちも大盛り上がり!番組的には大成功!
しかし、こうなると、また氷室の風当りが強くなりそうですよね。

Act.3
脚本:永田優子
演出:高橋伸之

公開生放送が高視聴率を取り、しかも瞬間最高視聴率は健太(大野智)がおもちゃのちゃちゃちゃを歌った場面だったって事で専務(鶴田忍)も大喜び!
で、この専務の思いつきで氷室(戸次重幸)の降板が簡単に決まってしまうのよね〜。
うららお姉さん(片瀬那奈)を中心に、愉快な仲間たちの健太と守(丸山隆平)がやっていく事に・・・。

ところが健太はどうしても笑顔になることができない。
ジゼルのデビューと自分の姿を比べて、自分の居場所はこんな子供番組ではないと思ってしまうんだよね。
ロックを歌いたかったのに、何故童謡?
自分の気持ちに嘘をついたまま歌なんて歌えないと言う健太に、プロデューサーの真鍋(木村佳乃)は「何を歌うかとどう歌うか、どっちが大切かが分からなければ何をやってもうまくいかない」と言うんだよね。
真鍋さん、いつも健太に大切な何かを投げかけてくれてるんだけど、健太の方に受け止める気持ちがないからなぁ。(;´Д`)

そして事件が起きました。
専務の孫・わたる(清水優哉)に引っ張られ再びスタジオの収録に戻った健太だったんだけど、わたるが収録中に大暴れ!
誰もが専務の孫だけに強く言えない中、健太は「テレビには出たいけど踊るのはイヤ!」だと言うわたるを泣かせてしまったのよ。
でもさぁ、わたるが言ってる事って、結構健太にも共通するようなわがままなんだよね。
わたるに「テレビに出たいなら踊れよ!」って思う気持ちがあるとしたら、健太も採用されて収録に来てるなら笑って歌え!って話になるわけで・・・。

真鍋に「ふらついた態度でいるのなら出て行きなさい!」と言い放たれた健太は、衣装を返し番組をやめようとします。
そこに現われた明音(千紗)が健太に「どうしたいのか?」と聞くと、健太は「一緒に歌いたい」と答えるんだよね。
でも、そんな健太に明音は「歌いたいなら自分の場所を探すしかない。」と突き放すわけよ。
呆然とする健太の前にみちる(高良光莉)がやって来た。
わたるに踊りを教えてやってほしいと頼みに来たのね。
健太の指導で踊れるようになったわたるに「歌のおにいさん、ありがとう」と言われ、健太は自分の居場所を見つけたらしい。
真鍋に「歌のおにいさんになるにはどうしたらいいですか?」って聞いてたよね〜。
やっとやる気になったか・・・。(笑)

さて、まずは愉快な仲間たちとして笑顔で歌って踊れるようにならなきゃね!

Act.4
脚本:永田優子
演出:梶山貴弘

やっと健太(大野智)が歌のおにいさんとしてやっていく気持ちになったかと思ったら、マカロンキッズなるお子ちゃま三人組が健太をバカにするする。(^▽^;)
芸歴がすべてとは、なかなか厳しい世界ですな。
それにしても、マカロンキッズわがまますぎですわよ。
もう少し、周りのスタッフが注意してほしいもんですわ。

そのマカロンキッズにはみちる(高良光莉)もいるんだけど、何をイライラしてるのか何かと周囲につっかかるんだよね。
さすがに真鍋(木村佳乃)が「プロ意識がない!甘えるんじゃない!」と怒ったんだけど効果はないようで・・・。

みちるのイライラの原因は、クラスメイトの大吾(岡山智樹)がバレンタインデーに引っ越すことにあったのよ。
仕事であまり学校へ行けず、クラスの中で浮いてるみちるに漢字の書き取りを教えてくれた優しい大吾君。
その大吾にチョコレートを渡そうとしたのに、現場を見た健太たちにからかわれチョコレートの入った箱を取り上げられ・・・。
これは、傷つくわ・・・。
子供のアイドルであるべき歌のおにいさんが、身近な子供の心を傷つけちゃいけませんよね。
いくら知らなかったとはいえ・・・。

でも、健太のいいところは、自分の過ちに気付いたらきちんと自分で対処しようとするところなんですよ。
大吾に渡そうとしたチョコの箱をみちるに返し、「気持ち伝えないと後悔するぞ」と言うんだけど、みちるは自分で箱を開けて中身のチョコを食べちゃって・・・。
みちる自身がそういう決断をしたんだから、そこで終わりになっても文句は言わなかったと思うんだけど、健太はドラマの収録に行ってたみちるを強引に連れ出すんですわ。
止めようとする真鍋さんに「ガキにはガキなりの大切なもんがある!ガキの今だから甘えていいんじゃねーの!」と言って・・・。
明音(千紗)に渡すために買っていたチョコレートをみちるに渡し、「今回はそれでしのいでおけ!」と言うとこなんか、結構カッコよかったし・・・。

大吾に好きという気持ちを伝える事が出来たみちる。
明音のライブに行く事よりも、みちるの事を優先させた健太。
こういう気持ちが歌のおにいさんになるには大事なものなのかもね。
それにしても健太の笑顔はまだまだカタイな〜。(^▽^;)

Act.5
脚本:永田優子
演出:長江俊和

可愛い可愛いと育てられたものの、今の自分を母親が恥じていると苦しんでいるうららお姉さん(片瀬那奈)が、バカ息子と言い続けても健太(大野智)を愛している光雄(小野武彦)の言葉で元気をもらうという話。

さくら(須藤理彩)がお見合いをする事になり、その会場にいた健太をうららが引っ張って行った。
なんと、うららもその会場でお見合いさせられていたのよね。
で、何とかお見合いを断りたくて、その場にいた健太を恋人と紹介したってわけ。
その場はそれで済んだんだけど、洋子(永池南津子)の友人がその現場を見ていたらしく、うららと健太が付き合っているという噂が流れてしまうのよ。
真鍋(木村佳乃)は恋愛禁止だと怒り出すんだけど、そこでうららが本当の事を話し出して・・・。
うららの母親は歌のおねえさんをやっている娘を恥じていて、良家の息子と結婚させれば勝ち組に入れるとお見合いをセッティングしたらしい。
真鍋には「あなたにとっての勝ちって何?」と言われ、ちびっ子からのお便りで「幸せって何ですか?」という質問があり、うららは答えを出せずに悩むんだよね。

可愛い可愛いと育てられたのに、今の自分を負け組だと思っている母親の前で今の仕事に胸を張る事ができない。
それが健太の忘れ物を届けに来た光雄の「親にとってはどんな子だって可愛いもんです。親が子供に望むのはただひとつ・・・笑っててくれればいい。」という言葉で救われるんだよね。

(´Д⊂グスン・・・結構ええ話やんか・・・。(TωT)ウルウル

工場の借金の事も考えてお見合いに踏み切ったようだったさくらも、パートを探すと言って結婚を前提に・・・のお付き合いは断ったみたいだし、健太も歌のおにいさんとしての仕事に誇りを持ち始めてるし・・・。
何となくみんなが少しずつ前に向っていく感じがして良かったよ。
徐々に健太の笑顔も出てきたしね♪
工場の借金が何とかなれば悩み事はなくなりそうなんだけど、それが一番大変なんだろうな。

Act.6
脚本:永田優子
演出:高橋伸之

視聴者からのハガキが健太(大野智)宛てばかりで、守(丸山隆平)が荒れちゃったよ。
何とか頑張ろうと自分からソロを願い出て歌わせてもらって、真鍋(木村佳乃)には好評だったのに、後で視聴率が出てみればその日の最低視聴率だったと知って落ち込んじゃうし・・・。
氷室(戸次重幸)のミュージカルのキャスト募集に応募したものの、結果は不合格。

守の夢はミュージカルスターになることで、「みなうた」は1日も早く顔を売るためのステップにしか考えてなかったのよ。
そんな守に「みなうた辞める気か?」と怒る健太。
自分は真面目にやっているのに、いい加減な健太の添え物になっているのがたまらなかったという守に、健太は自分が歌のおにいさんになった経緯を説明するんだよね。
他に行く場所がなかったから歌のおにいさんになった。
たったひとつしかなくても自分の居場所があるだけマシだと・・・。
そして「俺たちは二人で歌のおにいさんだろ?」と健太に言われ、守君大泣き!

こうやって相棒を励ますぐらい成長した健太。
「みなうた」という自分の居場所への愛情も感じられて、番組を作る人たちが固まってきたところなのに、番組打ち切りの危機なの?(゚ー゚;Aアセアセ
これからってとこなのに〜ぃ!!!

真鍋P、何とか頑張ってーーー!

Act.7
脚本:永田優子
演出:長江俊和

打ち切りが決まった事で真鍋(木村佳乃)は、せめてスタッフの次の行き先を決めてやらねばと奔走してるんだけど、それが勘違いされてリストラ計画だと思われちゃうわけよ。
そんな中、健太(大野智)だけが打ち切りの事を知ってしまって、真鍋に真相を聞くんだよね。
氷室王子(戸次重幸)のための「みなうた」を、健太と守(丸山隆平)を入れたことで子供達のいる子供番組に戻す事ができた。
あとはスタッフの行き先を決めたら、自分の仕事は終わりだと言う真鍋P。

一方でジゼルにも暗雲が・・・。
明音(千紗)が姿を現さなくなって、安斉(吹越満)は健太に明音の居場所を尋ねに来るのよ。
でも、そんなの知るわけないし・・・。
そのうちハルキとソースケも健太を訪ねて来るんだけど、どうも明音が言ってた事と話が合わなくて・・・。
明音はハルキとソースケが作った曲をやりたがっていたのに、彼らの話では明音が歌いたがらないって事になってて・・・。
そういう雰囲気に持っていったのも安斉なんだよね。
ジゼルに戻らないかと誘うハルキたちに、「せっかく夢叶えたんだから頑張ってみろよ!しばらく待ってみりゃ風向きも変わるって。」と言える健太の成長ぶりに涙だね。(TωT)ウルウル
少し前までは、健太の口からこんな前向きな言葉が出てくるなんて思えなかったもんなぁ。

番組打ち切りの噂が広まって、スタッフたちはストを起こす。
そんな中で、「みなうた」のスタジオ収録に参加して「楽しかった、また来てもいい?」と言ってた子供がやって来ます。
その子の前に真鍋Pを連れてきた「みなうたはなくなるんだって言ってやれよ!」と言う健太。
「終わっちゃうの?」と悲しげな顔をする子供を前にして、「番組を楽しみにしてる子たちに終わるなんて言えない。」と言う真鍋。
そこで健太は「だったら何とかしろよ!」と声を荒げるんだけど、「どうしようもなかったのよ!」と感情をあらわにする真鍋P。
何となく真鍋さんの気持ちもわかるだけに、複雑ですな。
でも、ここまで健太が「みなうた」を、そして歌のおにいさんを愛しているのは何だか嬉しいわ。

真鍋はせめて最後の打ち上げ花火をあげようと安斉にスポンサーになってほしいと頼みます。
しかし、そこへ健太が乗り込んできて安斉を殴っちゃうんだよね。
安斉が明音を苦しめている事を察して、そしてジゼルに彼ららしい音楽をやらせない安斉に怒って・・・。
「あいつらは好きで音楽やってんだよ!俺だって好きで歌のおにいさんやってんだよ!」
安斉が鼻につくキャラだったから、健太が殴ってくれてすっきりしたわ。
でも、真鍋Pが頭を下げてスポンサーになってと頼んでいたのに、これで話がおじゃんにならないか心配だよね。
でも、そんなヤツに金出してもらってあげる打ち上げ花火じゃ、誰も満足しないでしょう。

健太のお父ちゃん・光雄(小野武彦)も倒れちゃったし、家も仕事も大変じゃん!
で、もう来週は最終回なの?
早いなぁ・・・。

Final Act
脚本:永田優子
演出:長江俊和

健太(大野智)が安斉(吹越満)を殴ったことで、みなうたのファイナルライブの企画はとんでしまった。
その上、健太が帰宅すると父・光雄(小野武彦)が倒れたというメモが置いてあるわけで・・・。

みなうたは最後の収録を迎え、何だか子供たちが悲しんだまま番組が終了。
でも、光雄のお見舞いに行った健太は、テレビでみなうたを見ながら楽しそうに踊っている子供たちを見るわけよ。
子供たちが早く治ってあの番組に出るんだと言っている・・・なんて聞かされたら嬉しいもんね。
光雄の「子供が育つって事は、未来が育つって事だ。いい仕事見つけたな。」とか「最後の最後まで踏ん張ってみろ。」って言葉も、健太に勇気を与えたよね。
父ちゃん、結構いい事言うなぁ。

このままじゃ終われないと思った健太はスタッフを集めスタジオへ。
真鍋(木村佳乃)に健太おにいさんとしてちゃんと挨拶したいと話し、子供たちをスタジオに呼んでライブをやろうという事に・・・。

しかし、みなうたのファイナルライブが始まったかと思ったら、いきなり健太のメッセージで番組的にはこれでいいの?と思っちゃったわ。
照明も暗くて、何だかね〜。(^▽^;)
で、最後はジゼルのソースケ(KYO)が作った曲に健太が詞をつけて出来上がった曲を子供に囲まれて歌うわけよ。
お約束のシーンだけど、これはこれでOKでしょう。

それにしても、最後にいきなり父ちゃんの写真が映った時は、マジで「え〜、お父ちゃん死んじゃったの?」と焦ってしまった。(゚ー゚;Aアセアセ
健太がふざけてただけだったのね。
あ〜、良かった!

みなうたも「DX」になって続くみたいだし、めでたしめでたし・・・ですな。

 

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