トライアングル

原作:新津きよみ 「トライアングル
P:重松圭一・小寺健太
主題歌:小田和正 「さよならは 言わない

1
「誰が少女を殺したか」
脚本:水橋文美江
演出:三宅喜重

25年前の葛城佐智絵ちゃん殺害事件の時効が15年後に成立。
その時、大学病院を辞めた医師・郷田亮二(江口洋介)はフランスへ旅立ち、インターポールの刑事になっていた。

って、ものすごい転身ぶりじゃない?(^▽^;)

そして、時効から10年後、亮二はパリでサチ(広末涼子)という女性と出会うんだけど、これもわざわざ亮二が仕組んで出会ったという感じで、この男が何をどれだけ知っていて動いているんだか気になるところではありますね。

で、「モンマルトルの丘で夕日を見た二人は必ず再会する」なんてクサイ台詞でサチをきゅん♪とさせちゃった亮二は、その後、日本に帰国し大田西警察署に研修に来たわけですが、ここで出会ったのが黒木舜(稲垣吾郎)という刑事で、彼の父親である黒木信造(北大路欣也)が例の少女殺人事件の捜査を担当していたらしいんですよ。
事件について調べているらしい亮二と、その亮二の行動を怪しいと疑う舜。

面白くなりそうな話なのに、あまりに全ての登場人物が「オレ、怪しいです!」なオーラを出しすぎているため、逆に冷めるのは何故!?(゚ー゚;Aアセアセ
とにかく、チラッと見せる表情がみんな怪しすぎです!

亮二の同級生・富岡(谷原章介)が事件について書いた原稿を、当時の第一発見者でもある堀米(マギー)に預けたら、案の定、堀米が襲われて原稿が盗まれちゃってるし・・・。
で、盗んだのは誰よ!

そんな中で行われた、佐智絵ちゃんもクラスメイトだった小学校の4年1組の同窓会。
ここにフランスで亮二が会ったサチが現われ、葛城佐智絵だと名乗り周囲はビックリ!!みたいな感じだったんですが、年恰好から見ても同級生であるはずもなく・・・。(苦笑)
たぶん、娘を亡くして母親(風吹ジュン)がおかしくなったか何かで、サチの事を娘として育ててしまったとか・・・そんな感じなのかしら?

亮二の同級生・秋本(佐々木蔵之介)も怪しいし、サチの友人(市川美和子)に近付いてきた男(堺雅人)も得体が知れないし、そもそも佐智絵ちゃんを殺した犯人は亮二なのか?って事も疑わしいし・・・。
っつーか、まず亮二じゃないと思うし・・・。(^^ゞ

25年前の事件が何を物語るのか・・・。
中身には興味があるけど、怪しさムンムンにし過ぎて肝心なところがボケないようにしてほしいですね。

2
「過去からの手紙」
脚本:水橋文美江
演出:三宅喜重

やはり、サチ(広末涼子)は葛城家の養女だったのね。
佐智絵ちゃんを亡くした後に、清子(風吹ジュン)が同じ年恰好だったサチを施設で見つけ養女にした。
つまり身代わりってわけか・・・。
でも、それでも施設にいるよりは良いとサチは身代わりの生活を選んだって事なんでしょうね。
それもせつない話だわ・・・。
だけど、その後佐智絵ちゃんのお父さんが家を出たって事は、そこに何かがあったんじゃないかと思うんだけど・・・。
単にうまくいかなかったとか、それだけのことなんだろうか?
お父さん役、大杉漣さんだよね〜。
きっと、何かある・・・と思うには充分なお方ですが・・・。(笑)

堀米(マギー)を襲ったのは誰か?って事で、怪しまれていた亮二(江口洋介)ですが、なんとこれが掘米の狂言だったって事でビックリだわさ!
堀米には借金があって、会社の金に手をつけたのをごまかすために何者かに襲われ金庫の金を盗まれた事にしようとしたらしい。
しかも、富岡(谷原章介)が堀米に預けたという原稿も、本当はなかったことが判明。
どうやらこの狂言強盗を掘米に提案したのが富岡っぽいんだけど、この人も何が目的で動いているのか、いまだつかめず・・・。(;´Д`)

そして、今回はやはり佐智絵ちゃんが書いた手紙ですよね。
2分の1成人式で大人になった自分へ宛てて書いた手紙の存在。
清子が謎の男からの電話でその手紙を探し回り、そのうちに何度か佐智絵が亡くなっていることを思い出し、目の前のサチを見て混乱するという場面がありましたが、清子に引き取ってもらって画家としての道も歩む事が出来たものの、こういう状態の母と一緒に暮らしていく生活は決して楽じゃないよなぁ・・・とか考えてみたりして。
で、結局、佐智絵の手紙を見つけたのはサチでした。
読んだ瞬間に表情が変わった気がしたので、何が書いてあるかすごく気になるんですけど・・・。
しかも、手紙を見つけたのを見計らったかのように、また謎の男から電話がかかってくるんですよ。
いやぁ、もう見張られてるとしか思えないんだけど・・・。(゚Д゚;∬アワワ・・・

その電話の主に呼び出されたのか、手紙を持ってどこかへ向かうサチ。
そんな彼女の姿を見かけた亮二は、ナイフを持ってサチに近付いてくる男を見つけ、彼女をかばって自分が刺されちゃったよ。
ナイフの男はたぶん電話の男に雇われただけの男なんでしょう。
電話の主が誰なのかが気になるわ〜。

で、亮二が子供の頃に書いた手紙の内容ですが、「助けてあげてください。葛城佐智絵さんを助けてあげてください。」というものでした。
彼は佐智絵ちゃんの何を知っていたんでしょう?
そして、何故、大人になった自分に宛てた手紙に「助けてあげて」という気持ちを託したんだろう?
ますます、佐智絵ちゃんが何と書いていたのか気になるわ。

そうそう、黒木(北大路欣也)は舜(稲垣吾郎)に25年前の事件について聞かれ、「あの殺しは10歳の少年には無理だ。」と言ってましたね〜。
いろんな人が怪しくて気になるけど、亡くなった亮二のお兄さんってーのもすごく引っかかるんだよなぁ。
血だらけの手で帰ってきた亮二に、あの時、兄は何故「15年経てば時効だ」なんて事を話したのか?
うーん、謎だらけだよ〜。
それにしても、北大路欣也さんって何だか怪しいよね?(深い意味はないけど・・・笑)

3
「容疑者」
脚本:水橋文美江
演出:三宅喜重

志摩野(堺雅人)はサチ(広末涼子)から佐智絵が書いた手紙を取り上げ燃やしてしまったよ。
どう考えても、25年前の事件を掘り下げてほしくないって雰囲気なんだけど、何が狙いなのかは、まだわかりませんね。
そればかりでなく、佐智絵の父・葛城(大杉漣)と志摩野に面識があるっぽいのも気になるぅ!
志摩野は25年前の事件の調査資料を持ってたし、それを見てしまった真知子(市川美和子)が志摩野を怪しいと思い始めたみたいだし・・・。
でも、あまり首を突っ込むと真知子の身が危険にさらされそうで怖いわ。

刺された郷田(江口洋介)は病院へ搬送されたんだけど、あっという間に現場復帰してましたよね。(笑)
こういうドラマの主人公って結構不死身なんだよなぁ。
で、佐智絵の手紙に犯人に繋がる何かが書いてあったのではと推測するんだけど、新造(北大路欣也)が見せてくれた佐智絵の手紙のコピーには「ケーキ屋さんになりたい」というありふれた子供の夢が書かれているだけで・・・。

しかし、郷田はサチが手紙を手にして以来、25年前の事件について調べているのに注目し、まるで自分も手紙の内容を知っているかのように振る舞い、サチの口から「顔にアザがある男」というキーワードを聞き出すことに成功するんだよね。
で、まさに顔にアザがある男が登場しましたよ!
新藤利道(宅麻伸)・・・25年前の捜査資料の中にも名前があった男。
この男が佐智絵の手紙を手に入れようとしていたみたいなんだけど、彼が今になってこの手紙の存在を知ったのは何故だ?って事になるんだよね。
・・・で考えると、やはりあの同窓会あたりで手紙の話が出たことが関係してるのか?
そうなると堀米(マギー)や富岡(谷原章介)も、どこかで新藤と繋がってるんだろうか?とか考えちゃうよ。

さて、その新藤が清子(風吹ジュン)の前に現れたところで終わったわけですが、堂々と葛城の家に現われて何をするつもりなんでしょうかね〜?

まだまだ、新藤のように新たな人物が登場してくるんだろうか?
あまり広げすぎると収集つかずになりそうで若干不安だったりもするんだけど、今のところ毎回ドキドキしながら見ておりますわ〜。

4
「衝撃の告白」
脚本:水橋文美江
演出:木内健人

若干、疲れてきた。(゚ー゚;Aアセアセ
だって、あまりにもみんながみんな怪しすぎるんだもん!

手紙を手に入れようとしているのは、顔にアザがある男・新藤(宅麻伸)。
自分を刺した男に南町の飲み屋で手紙を手に入れるように頼んだ男の存在をサチ(広末涼子)に伝えた郷田(江口洋介)。
そして、サチが帰宅すると母・清子(風吹ジュン)のおかしな態度と南町のスナックのライター。
いやいやいや・・・サチはさすがに不安になるでしょう。

そして郷田は富岡(谷原章介)に頼んで手紙の存在を記事にしてもらいました。
25年前の事件が掘り起こされると困る誰かを揺り動かすために・・・。

で、どうも掘り起こされたくない人ってーのが黒木パパ(北大路欣也)みたいなんだよね。
調べていくと、25年前の事件で誰もが新藤を犯人だと思っていたのに、黒木パパが逃がしたらしいし、捜査資料を提供した元刑事の宮部(浅野和之)のところに黒木パパが現われたのだって、口止めしに来た雰囲気ムンムンだったし・・・。
絶対に何か隠したい事があるみたいなんだけど、新藤と黒木パパの間に何があるのかは全くわからず・・・。
で、実際に新藤が佐智絵ちゃんを殺したかどうかも、まだはっきりしていないわけで・・・。

ただ、電話で手紙を持ってくるように言われたサチが指定されたビルに郷田と一緒にやって来たところに、新藤は脅しをかけたわけで・・・。
しかし、これもおもちゃで爆弾と思わせるという何だかなぁ・・・な手口で、いまひとつ意図がわからず・・・。(^▽^;)

さらには、最後に清子さんが「佐智絵を殺したのは私です」と言い出して・・・。
まさか、そんな事はないだろうと思うけど、何が清子さんにそんな言動をさせたのか・・・。

とりあえず黒木パパは何か大きな事を隠している感じですね。
それが何なのかは、さっぱりわかりませんけど・・・。(^^ゞ

5
「消された真実」
脚本:水橋文美江
演出:三宅喜重

「佐智絵を殺した」と口走った清子(風吹ジュン)は、志摩野(堺雅人)によって心療内科へ運ばれました。
どうやらあの日の記憶を取り戻したらしいのですが、誰にも話す気はないようで・・・。
25年前には上海にいたという志摩野・・・この上海という土地、何か意味があるのでしょうか?

新藤(宅麻伸)について調べていくうちに、何と清子と新藤が過去に同じ職場で働いていて付き合っていた事がわかるのよ。
まさか、そんな繋がりだったとは・・・。
それに驚いたのは富岡(谷原章介)と堀米(マギー)も新藤の存在を知っていたこと。
実は警察よりも25年前の事件について調べているんじゃなかろうか?>富岡

サチ(広末涼子)の前に現れた新藤は清子に伝えて欲しいことがあると頼みます。
それは自分が東京を去る、その前に会いたいということ。
それを聞いた清子は「許さない」と言って家を出たんだけど、やっぱ新藤に会いにいったのかね〜?
それとも別の誰かのところとか?

信造(北大路欣也)は25年前の事件を探っている郷田(江口洋介)たちに圧力をかけたかったのか、丸山(小日向文世)に功労賞を受賞させる代わりに部下の管理を徹底しろと指示を出すんですよ。
力でねじ伏せようってわけか・・・。
丸山も一度はそれに従おうとしたんだけど、授賞式で自分に一礼して出て行こうとする郷田と黒木(稲垣吾郎)を見て、賞状を返してしまいましたよ。
つまり信造に歯向かったって事になるわけで、丸山の勇気は認めるけど今後大丈夫なんだろうか?と心配にもなるわけで・・・。
でも、そんな事より郷田にやっと「丸スケ!」と呼んでもらえたことの方が嬉しそうな丸山。(笑)
「いつ呼んでくれるの?」って気にしてたもんね。(゚ー゚*)

サチから清子が新藤に会いに行ったのでは?と聞かされた郷田は、黒スケ、丸スケとともにその行方を捜します。
で、ビルの中から遠くに立っている新藤の姿を確認した郷田。
あの雰囲気だと新藤に会えそうな感じだったのに、新藤は誰かに殺されたみたいです。
しかも、その死体が唯衣(相武紗季)の車のトランクに・・・。
誰が殺して唯衣の車に死体を隠したんだろう?
唯衣の車の側に今回現われたのは、富岡&堀米、そして信造。
もちろん郷田も妹の車の存在は知ってて当然だし、そうなると郷田も疑われるわけで・・・。
清子はどこへ向ったのか?
郷田は新藤に会えたのか?
新藤が振り向いた時、そこにいたのは誰だったのか?
気になることがたくさんあるなぁ。(;´Д`)

6
「哀しき殺人者」
脚本:水橋文美江
演出:白木啓一郎

新藤(宅麻伸)が殺されて、その死体が唯衣(相武紗季)の車の中にあったこと、「25年前の事件の犯人が目の前にいたら殺す」と口走ったこと、新藤が殺された夜に家に戻らなかった事などから、郷田(江口洋介)が新藤を殺したんじゃないかと疑われるんだけど、郷田は新宿で飲んでいたと自分のアリバイを主張し黒木(稲垣吾郎)に「時間をくれ」と頼む。
この一言から、黒木と丸山(小日向文世)は郷田があの晩、何をしていたかを探り、ある人物にたどり着くんだよね。
そして郷田が「時間をくれ」と言った真意にも・・・。

そう!新藤を殺したのは富岡(谷原章介)でした。
郷田は富岡の犯行だと気付き、自首をさせたかったから「時間をくれ」と頼んだってわけよ。
あの日、ビルの中から新藤を見つけた郷田は、その新藤に駆け寄る富岡の姿を見て、急いで階段を駆け下りた。
しかし、新藤がいた場所にたどり着いた時には二人の姿はなかった。

25年前の佐智絵の手紙を手に入れたかったのは富岡で、その入手を新藤に頼んだ。
だけど失敗。
富岡は新藤から大きなネタを仕入れたかったんだけど、懐かしい人から連絡があったという新藤は富岡に事件の事は忘れろと言い放った。
んで、もみ合ってるうちに苦し紛れに富岡が灰皿で新藤を殴り、結果殺してしまったという事らしい。
富岡に連絡をしてきた「懐かしい人」が誰なのか?
そして富岡に事件の事は忘れろと言ったのは、これ以上首を突っ込むなという警告だったのではなかろうか?
死体を唯衣の車の中に運んだのは、郷田なら何とかしてくれると思ったからだそうな・・・。
それは、いくらなんでも無理っちゅーもんでしょ!
郷田は友人として富岡を「日本の法律に沿ってやり直せ」と諭し、富岡も罪を償いやり直す事を決意。
そして、新藤の最期の言葉が「やってない」だった事を郷田に伝えました。

「やってない」・・・つまり佐智絵ちゃんを殺してないってわけだね。
それを裏付けるようにサチ(広末涼子)が清子(風吹ジュン)に聞いたと、25年前の事件の日に新藤が葛城家に清子と一緒にいた事を郷田に話しに来ました。
アリバイもあるってわけか・・・。
しかし、清子が葛城(大杉漣)に言ってた「あなたのことは話してない」という一言、気になるよね〜。

他にも堀米が郷田に富岡のネタ元が秋本(佐々木蔵之介)だと思ってた・・・なんて意味深発言をしてみたり、その秋本がいる上海に志摩野(堺雅人)が帰る計画があったり、さらにはサチが志摩野の妹だったって事がわかったり・・・。
もう、どんだけ新事実が出てくんのよ!って感じですわ。
登場人物が多すぎて、一瞬「秋本って誰さ!」って思っちゃったし・・・。(^^ゞ
そう言えば、佐々木蔵之介さん出てたんだった!と思い出してみたり・・・。(笑)

志摩野と葛城が顔見知りっぽいのも気になってるのに、信造(北大路欣也)と葛城も知り合いみたいだし・・・。
そこらへんの繋がりが全くわからん!
とりあえず、信造が25年前の事件の後に出世コースに乗ったって事が何か大きな手がかりにはなりそう。
前回、丸山に功労賞を与える事で丸め込もうとしたように、当時の信造が誰かに圧力をかけられたとか?
黒木が郷田の情報を信造に伝えているのは、決して寝返ったんじゃなくて彼なりの作戦なんじゃないかしら?
黒スケと丸スケには郷田の味方でいてほしいもの・・・。

7
「上海の夜 引き裂かれた絆」
脚本:水橋文美江
演出:木内健人

郷田(江口洋介)とサチ(広末涼子)が上海へ向った。
この上海で、志摩野(堺雅人)と秋本(佐々木蔵之介)と郷田、サチが顔を合わせることになり、志摩野とサチの生い立ちも明らかにされて・・・。
志摩野とサチの父親が死んだ後、母親は志摩野を上海に置き去りにして、サチだけを連れて日本へ帰国したそうな・・・。
そして、日本でサチを捨てた母。
とんでもない親だこと・・・。(;´Д`)
で、すでに事故で亡くなっているらしい。
とってつけたような母親の話だけど、この母親が生きているとしたらまたややこしい話になるので、死んでいなきゃ面倒だよな。(苦笑)

今まであれだけ怪しい雰囲気だった志摩野が、サチの兄だとわかった途端に急にいい人モードでしたね。(笑)
兄妹の幸せな時間も束の間、志摩野が鞄をひったくられるという事件が起こりました。
郷田が犯人を追いかけ鞄は取り返してくれたんだけど、志摩野はこの一件を「なかったことにしたい」と警察には届けなかったのよ。
でもまた襲われたら・・・って事で、郷田が泊まる予定だったホテルの部屋を志摩野に使わせ、自分は秋本の部屋に泊まったんだよね。
そして、翌朝、部屋の中で志摩野が死体で発見されるわけよ。
志摩野の会社がうまくいってなかったこともあって自殺という見方がされるんだけど、郷田はどうしても納得できず帰国後いろいろと調べるわけだ。

日本製の毒物で殺されていたこと、ホテルのフロントに成田の近くの公衆電話から国際電話で宿泊者の部屋番号を確認した者がいること。
泊まる予定のなかった志摩野の部屋のグラスに毒が塗られていたという事は、元々その部屋に泊まる予定だった郷田の代わりに志摩野が殺された事になるわけで・・・。
郷田は日本から来た誰かが志摩野を殺したって言ってたけど、成田の近くの公衆電話から部屋を確認する電話があっただけで、日本から誰かが来たと結びつけるのもどうなんだろう?
その電話と毒殺は別かもしれないし・・・。
日本製の毒だといっても、秋本だって日本と上海を行き来してるんだから、そういうものを持ってても不思議じゃないしね〜。
郷田と一緒に宿泊してたといっても、郷田が寝た後にこっそり部屋を出て・・・って事も不可能ではないだろうし・・・。
・・・と、やたら秋本を疑っているσ(゚∀゚ オレ!! 
本当に郷田狙いだったのか?それとも志摩野を狙ったのかが問題だわ。

さらには帰国した秋本を葛城(大杉漣)が呼び出し、信造(北大路欣也)や黒木(稲垣吾郎)たちと会ってたのも気になるところ。
結局、黒木は信造側に寝返ったのか?

25年前、殺害現場から逃げるようにして走っていく郷田を見たという秋本。
そこで信造が「他には何も見てないね。」と秋本に念を押すように聞いていたのも気になるんだよなぁ。
郷田は郷田で自分が第一発見者だった事をサチに話し、何故時効を待っていたのか、その理由を話そうとしているし・・・。

最終的にまとまるのか?このドラマ。(;´Д`)
かなり不安になってきちゃったよ。

8
「アリバイ」
脚本:水橋文美江
演出:三宅喜重

サチ(広末涼子)に事件当日の事を話す郷田(江口洋介)。
あの日、下校途中に佐智絵を見かけ一旦帰宅したが、もう一度その場所に来た時には佐智絵の姿が見えなかった。
土手を下りてみたところ、そこで佐智絵が死んでいるのを見つけた。
混乱の中、誰かが背後から「振り向くな!振り向けば殺す!」と言ったのを聞いて怖くなって逃げ出した。
帰宅して兄にありのままを話したら、「きっと警察が犯人を捕まえてくれる。もし捕まらなくても15年経てば時効だから、それまで黙っていれば危ない目には遭わない」みたいな事を言われたらしい。
それより警察にありのままを話して守ってもらった方が良かったんじゃないの?
そして今、何者かが郷田があの時の少年だと気付き上海で殺そうとして、結果として志摩野(堺雅人)が殺されたってことらしいよ。

郷田は信造(北大路欣也)が怪しいと考え宮部(浅野和之)に接触するんだけど、宮部は信造に連絡をして指示を仰いでいた事がわかり、そのルートから調べても無駄だと思うわけよ。
それで丸山(小日向文世)の一言もあって、飛行機の搭乗者名簿から信造が上海に渡ったかどうかを調べるんだけど、何故か丸山の名前が名簿の中から見つかって・・・。
これで郷田が丸山をロックオン状態になるんだけど、搭乗者名簿を調べようって言い出したのは丸山なのに、いくらなんでもそれはないでしょうよ。
黒木(稲垣吾郎)に秋本(佐々木蔵之介)と葛城(大杉漣)が繋がってると聞けば秋本に聞き込みをするし、唯衣(相武紗季)が信造と会っているのを見て妹までもが信じられなくなっている様子で・・・。

疑いだしたらきりがないけど、郷田以上に視聴者はどいつもこいつも怪しくて混乱してるんだよ!
もうちょっと整理してくれよ!と叫びたくなっちゃったわ。(^^ゞ

そんな中、葛城が過去に偽造パスポートの事件に関与していた事がわかる。
さらには25年前の本物の佐智絵の手紙を担任の先生がコピーして持っていたらしく清子(風吹ジュン)の手に渡るわけよ。
その中には、顔にアザがある男(新藤@宅麻伸)がイヤだという事、でもクラスの仲間との時間は楽しい事、郷田が初恋の人だった事が書かれてるんだよね。
郷田は佐智絵ちゃんの気持ちに当時気付いていたんだろうか?

事件現場を訪れた郷田、その背後から近付いてきたのは信造でした。
何をしにここへやって来たのか?

そして最初に黒木の電話に「あの事件は終わってない」とかけてきたのは宮部だった事もわかりました。
誰かに頼まれてかけたらしいけど、宮部に頼むというと信造さんか?
・・・となると、信造は犯人ではないのかな?
もしくは、事件には関わっていて刑事である息子に自分を捕まえてほしいと願っているとか?
なんせ、葛城父が相当怪しくなってきましたね。
葛城父が犯人だとすると実の娘を殺したって事になっちゃうんだよなぁ。
うーん、まだまだわからん!

来週の予告、誰か撃たれてましたね。(;´Д`)
あの流れから推測すると丸山でしょうか?
丸山の事を疑った後に殺されたりしたら、郷田も辛いだろうなぁ。

9
「真実の向こう側」
脚本:水橋文美江
演出:白木啓一郎

事件現場にいた郷田(江口洋介)の背後から近付いてきた信造(北大路欣也)。
郷田はそんな信造に葛城(大杉漣)を使って志摩野(堺雅人)を殺したんじゃないか、25年前の事件も信造と葛城が絡んでいるのではないかと問いただします。
「ただ真実が知りたい。」と言う郷田に、「犯人である確実な証拠がない限り、真実とは言えないんだよ。」と言って去っていく信造。

こう言われたからには証拠を探したくなりますよね〜。
で、郷田は清子(風吹ジュン)から葛城が佐智絵を実の子じゃないと疑っていたかもしれないと聞き、丸山(小日向文世)が葛城の愛人の存在を見つけてきたりして、その愛人宅を捜索するんですわ。
っつーか、あんな勝手に家宅捜索していいの?(^▽^;)
で、都合よく薬品らしきものが発見され、鑑識に回した結果、志摩野が殺された毒物と同じらしいって事になるんだけど・・・。
何だかうまく行きすぎな気がするなぁ。

宮部(浅野和之)に電話をかけさせたのは、やはり信造でしたね。
そして黒木(稲垣吾郎)に「事実だけを見つめろ」と言って、ある新聞記事を渡すんですわ。
それは郷田家の別荘の火事で、両親と兄が亡くなったという記事。
唯衣(相武紗季)に聞いても、兄におんぶされて逃げたことしか覚えてないというし・・・。
サチ(広末涼子)に対して、「身代わり」という言葉をよく使う郷田・・・もしや、彼自身も身代わりの人生を生きていたりして・・・と深読みしてみたりして。(^^ゞ

そんな中、葛城が上海から帰国。
郷田はこれで最後にすると言って、葛城に会いに行きました。
その頃、警察では丸山の拳銃がロッカーから消えていて・・・。
よく知らないけど、拳銃ってロッカーなんかに普通にしまってあるものなの?(゚ー゚;Aアセアセ
それって物騒じゃない?

丸山から拳銃が消えたという連絡を受けたサチは、郷田が葛城を殺すと思い二人が待ち合わせをしている場所に急ぐ。
そこで葛城と郷田が近付いていくのを見て、サチは郷田に駆け寄るんだけど、そんな彼女が撃たれちゃって・・・。
先週、予告を見た時はてっきり丸山が撃たれるのかと思っていたのに、サチだったとは・・・。
で、誰が撃ったの?( ゚Д゚)ポカーン

10
「十字架を背負う者たち」
脚本:水橋文美江
演出:木内健人

黒木(稲垣吾郎)は八ヶ岳へ向かい、郷田(江口洋介)の家族が亡くなった火事について調べる。
出火原因は子供の花火、しかし最初は放火の疑いもあったらしい。
そして、信造(北大路欣也)も少し前に八ヶ岳へ来て、いろいろ調べていたらしい。
しかも、当時不審者の目撃証言があり、それが顔にアザのある男だったらしいのよ。
新藤(宅麻伸)じゃん!
まったく、どこにもで出没する男だよ。

黒木が信造に聞くと、警察上層部に新藤に弱みを握られた人物がいて、その人が圧力をかけて佐智絵ちゃん殺害事件は解決に至らなかったみたい。
警察上層部って、まさか最後になって「あんた誰?」な犯人が登場したりしないよね?(^▽^;)
さんざん怪しい雰囲気を振りまいていた信造さんだけど、どうやら犯人やその関係者ではなさそう。
25年前の事件を解決できなかったことを悔いていて、自分が今の立場になり動きにくくなったため、宮部(浅野和之)を使って調査を続けていたんだとさ。
で、黒木は西署に配属になったもんだから、宮部に「あの事件は終わってない」と電話させ、息子を動かそうとしたようですわ。
そこへ何者かわからない郷田がやって来て、25年前の事件を調べている感じだったので、敵か味方か分からず信造さんも最初は警戒してたって事なんだね。
そうやってこつこつと調べていた資料を息子に託した信造さん。
もっと早く息子に渡してやってもよかったんじゃないの?

秋本(佐々木蔵之介)は郷田に子供の頃の事で思い出したことがあると話しました。
秋本の下の名前は了、郷田は亮二で友達の中には「りょう」と呼ぶ者もいた。
ある日、秋本は自転車のカゴに入れていた「RYO」と名前の入ったバッグを持ち出されそうになった。
それは自分と郷田を間違って・・・の事だったのではないかと。
それを聞いた後、郷田はターゲットを葛城(大杉漣)に絞ってたから、バッグを持ち出そうとしたのは葛城だったんでしょうね。
それは何故なんだろう?

それから事件現場に落ちていたのが「中畑の野球カード」だと丸山(小日向文世)が言った後、郷田は明らかに何かに気付いたような顔をしてたけど、中畑のカードにどんな意味が?
現場に落ちてたカードは、慌てていた郷田少年が拾いそびれたカードじゃないの?

あ!そうだ!
てっきり助かったと思っていたサチ(広末涼子)、ご臨終でしたね。
「真実を明らかにしても救われないんじゃないか」と郷田に言って、最期の言葉は「もっとあなたの笑った顔見たかったなぁ」でした。
郷田の身代わりで志摩野(堺雅人)が死んで、その実の妹のサチも郷田の前に飛び出して撃たれ死亡・・・。
兄妹ともに自分のために死んだという事実を受け止めるのは大変だわ。
それにしても、佐智絵ちゃんはそもそも何の理由で殺されたんだろう?
まさか、それまで郷田の身代わりだったりしたら、とんでもない話だな。
(さすがにそれはないか・・・(゚ー゚;Aアセアセ)

Final
「決着」
脚本:水橋文美江
演出:三宅喜重

今までさんざん怪しい雰囲気を漂わせていた人たちが、最終回で急にいい人になっちゃったみたいで、犯人はわかったけど何だかスッキリしませんでしたわ。

結局、25年前の佐智絵ちゃん殺害事件は丸山(小日向文世)の犯行だったのね。
葛城(大杉漣)の会社で経理をしていた丸山の妹が横領の疑惑をかけられ自殺。
大切な妹を失った恨みで、葛城の娘・佐智絵を殺したという事らしい。

で、八ヶ岳の別荘の火事も丸山の犯行なんでしょ?
顔にアザのある男の目撃情報は、新藤(宅麻伸)の存在を知っていた丸山が、それを利用したってこと?

志摩野(堺雅人)殺害も、丸山が普通に上海に行って殺してたの?
サチ(広末涼子)に自分の拳銃がなくなってるって電話したのだって、別にそう言うだけで良かったわけで、わざわざ拳銃を別の場所に隠す必要なんてなかったんじゃないの?
何だかいろんなとこが「はぁ?」って感じなんですけど・・・。

結局、丸山にたどり着く決め手は中畑の野球カードだったのね。
警察が押収した堀米(マギー)が落としたカードは原の物だったのに、丸山は中畑のカードだと言った。
それは郷田(江口洋介)が現場で落としたもので、その存在を知っているのは犯人と自分だけ。
だから丸山だ!って事だったのか・・・。

で、事件を隠蔽した堂島って代議士を黒木(稲垣吾郎)が告発したってか?

最終的には「あー、そうですか。お疲れ様!」って感じだったよ。(苦笑)

豪華な顔ぶれだったのに、残念な出来ばえだったなぁ・・・。
いろんな人があまりに怪しい雰囲気を作っていたのもやり過ぎだったような気がする。
まぁ、いろんな人が怪しくなくちゃ面白くないんだけど・・・。
そのさじ加減が難しいね。

 

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO