キイナ〜不可能犯罪捜査官〜

P:加藤正俊・小泉守
主題歌:MiChi 「ChaNge the WoRLd

第1話
「記憶する心臓」
脚本:吉田智子
演出:猪股隆一

警視庁捜査一課特別班のキイナ(菅野美穂)が不思議な事件を解決していくというストーリー。

正直、全く期待していなかったんだけど、それが良かったのか意外と楽しめました。

初回は半年前に心臓移植をして以来、心臓の持ち主が殺される夢を見るようになったと言う絢香(白石美帆)の話。
ドナーが自分に訴えてくるメッセージを絢香が受け止め、キイナに犯人を捕まえて欲しいと頼むわけですが、こういう話をまず信用してもらえなさそうなのに、キイナだから信用し何の疑いもなく事件解決へ向けて動いたというのが、きっちりキャラが印象付けられていて良かったと思う。

何度も夢に出てきた公園の風景からその公園を特定し、そこで出会った子供と「パラッチョ」という何故か覚えている言葉の意味を確認し、ドナーがその子の母親であった事をつきとめる。
そして、移植手術をした鷺沼(勝村政信)にたどり着くわけよ。
珍しい血液型の研究をしていた鷺沼が、ハーベイ型という血液型だった入院中の患者に目をつけ、自殺に見せかけて突き落とし、絢香に移植手術をした。
ところが、移植された心臓にも記憶があって、絢香を通して必死に鷺沼を捕まえて欲しいと訴えていたってわけね。
亡くなった女性の遺留品から別人の血液が見つかって、それが鷺沼と同じなら犯人って事になったんだけど、そこで血液型が違ったもんだから逮捕を免れていた鷺沼。
でも、実際には他人の血液を医療用チューブに入れて埋め込み、その血液を採血して提出していたから、わからなかったらしい。
・・・しかし、そんな行為を想像しただけで力が抜けそうなんですが・・・。(゚ー゚;Aアセアセ

キイナの心強い味方・鑑識官の工藤(塚地武雅)が、実は元カレというのもなかなか面白い設定ですね。
だって、見た目が不釣合いなんだもん!(失礼)
だけど、ドラマの中のキイナのキャラだったら工藤が元カレというのも、何となく納得できるのが不思議。
一瞬で見たものをそのまま記憶できるというキイナの能力も存分に発揮されそうだし、見やすい雰囲気にはなっていると思います。

雅(沢村一樹)の渋さにも注目ですね!
だって、ここ最近であんなにクールな沢村さんは見たことないんだもん!(爆)

第2話
「憑依された少女」
脚本:吉田智子
演出:猪股隆一

就寝中の少女・雪乃(川島海荷)が何者かに襲われ、キイナ(菅野美穂)たちが現場へ向う。
雪乃の母(かとうかずこ)は、この家に引っ越してきてから不思議な現象が続き、雪乃を襲ったのも幽霊ではないかと真面目に話す。
ポルターガイスト?って事で、キイナの出番になるんだよね。

就寝中の雪乃の部屋にビデオカメラを設置し様子を見守ったところ、夜中に雪乃が突然暴れ出し、名前を聞くと事故で亡くなった兄の名前を告げ、タケル(平岡祐太)を突き飛ばし・・・。

何でも、その亡くなった兄は雪乃の帽子が風で湖に飛ばされ、それを拾おうとして水死したんだそうな・・・。
雪乃は自分を責めたものの心因性の記憶喪失になり、それ以来、兄の事を話さなくなった。
ところが、今の家に引っ越して以来、ラップ音が聞こえたり、棚の皿が飛び出したりとおかしな現象が続き、雪乃を襲ったのも幽霊だ・・・なんて話になっちゃったようで。

ここで活躍するのがキイナの元カレ・工藤(塚地武雅)というのは、毎回パターン化するみたいですね。
共振という現象を工藤がキイナに教えてくれました。
家の近くにあるパルプ工場のせいで雪乃の家に揺れが起こる、ラップ音は新築によくある建材の音、などなど・・・。
でも、雅(沢村一樹)が言ったように、そういう事がわかったところで理屈じゃ消えないものが雪乃の心の中にはあるわけで。

そこで物置部屋にあった兄の本と、その背表紙に貼られたシールを思い出すキイナ。
背表紙に「あいうえおシール」が貼られた本を取り出し並べ替えると、「ゆきのとさとしのだいぼうけん」というフレーズが。
そして、その本の中には兄が描いたパラパラ漫画。
雪乃が生まれて、その成長を絵にして兄は残していたんだとさ・・・。
ちょっと出来すぎだけど・・・。(^▽^;)
しかも、最後のシメに「ゆきのだいすき」という文字まで・・・。
さらに出来すぎだけど・・・。(^▽^;)

まぁ、こういう事があったから、雪乃の事を大好きだった兄が妹を恨んだりするはずがないと言えるわけで、やっと雪乃の心が解放されるという結末にたどり着くんだけどね。

第3話
「蘇る死者」
脚本:吉田智子
演出:山下学美

3ヶ月前に爆発事故で亡くなった渋沢(山崎樹範)が街を歩いていたという情報があり、妻の瞳(紺野まひる)からも確かめて欲しいという依頼がある。
目が不自由な瞳も、夫の気配を感じる事があると言うんですわ。

瞳の目がアメリカへ行けば手術できるなんて話が出た時点で、渋沢の目的がそこにあるのはわかったし、瞳が家に侵入していた何者かに襲われ、その後、渋沢の同僚だった河野(松尾敏伸)が現われたところで「あぁ、こいつがやったな」ってーのもバレバレ。
瞳がコルクボードに並んだピンを触って顔色を変えた時も、「あぁ点字ね」と・・・。
内容は悪くないんだけど、分かりやす過ぎてちょっと面白くない。(^^ゞ

キイナ(菅野美穂)の素晴らしい記憶力でピンの配置を思い出し、点字で「生きてる」というメッセージだった事がわかると、そこからは渋沢が生きていることの確認作業に・・・。
亡くなった人の遺骨を工藤(塚地武雅)に託し死因を調べてもらい、渋沢が現われたという場所の防犯ビデオを借りてきてチェック!
今回は膨大な量のビデオから渋沢の姿を見つけるのにキイナの能力が活かされてましたね。
いつも大量の本を読むだけじゃつまらないなぁ・・・と思っていたので、これはこれで良かった気がします。
渋沢だけでなく河野の姿まで見つけちゃったしね。

工藤の調査で亡くなった人の死因が毒殺だった事も判明。
で、タケル(平岡祐太)が渋沢に成りすまし河野を電話で呼び出すわけですよ。

河野は会社の金を横領していて、それを渋沢に見つかり咎められた。
そして渋沢の毒殺を計画した河野は、渋沢が一人で当直している晩を狙って差し入れを持っていく。
もちろん、この差し入れに毒が入ってたわけよね。
ところが、渋沢が内緒で寝泊りさせていた身寄りのない日雇い労働者がいて、彼に河野の差し入れが渡ってしまったわけだ。
ってなわけで、何の罪もない、そして河野と何の関係もない日雇いさんが死亡!
その時、渋沢は自分が死んだことにすれば保険金がおりて、瞳の目を治すことができると考え、自分の指輪や時計を日雇いさんの身につけ、火をつけて爆発を起こし、自分は姿を消したってわけよ。
妻を想う渋沢の愛情は良いけど、亡くなった方はさんざんな死に方になっちゃったわけで複雑だよね。
二度殺されたようなもんだもん!

たぶん瞳だって、夫の死亡保険金で目が治っても嬉しくなかったと思うし・・・。
渋沢にはちゃんと罪を償ってもらって、瞳を大事にしてあげてほしいです。

第4話
「死を鑑る占い」
脚本:松田裕子
演出:猪股隆一

奇跡の占い師と呼ばれる麗香(南野陽子)が桜(小池栄子)の親友・美和子(黒坂真美)の死を言い当てた。

占い師が言った通りに美和子が殺されていたんだから、犯人は麗香だという事は分かってはいたけど、キイナ(菅野美穂)がその裏づけをしていくところはそれなりに面白かった。
現場で殺されていたのは美和子という女性なのに、転がっていたグラスが何故ブルーだったのかって事も気になってたし、いつどうやって麗香が美和子を殺したのか?、そして何のために・・・ってところは気になったもんね〜。

占いとは言いつつも麗香がやっていたのは相手の心理を操作して奇跡だと思わせるというもの。
殺害の前日に美和子の部屋へ行った麗香は、ペアグラスのブルーの方にだけ毒を塗ってワインを美和子にプレゼントして帰った。
翌日、婚約者の須藤(前川泰之)ともらったワインで乾杯をしようとしていたところへ、急に仕事の呼び出しがかかり須藤はワインに口をつけず帰ってしまった。
それで美和子が須藤のために注いだブルーのグラスのワインを飲んで死んでしまったってわけね。

つまり、麗香が本当に殺したかったのは須藤だったのよ。
7年前に須藤と付き合っていた麗香の妹が、須藤と一緒に乗っていたバイクの事故で亡くなった。
それから7年、罪を背負って生きていると思っていた須藤が、自分が占った美和子の婚約者だと知り、その幸せそうな写真を見て殺害を計画したって事らしい。

うーん、でも7年も経ってるのに須藤さんが幸せになることを許してはくれなかったんだろうか?
何より、麗香の計算外で命を落とした美和子が可哀想でなりません。

キイナと工藤(塚地武雅)の何ともいえない雰囲気はいいですよね。
工藤が別れを切り出した本当の理由、何なんでしょう?

第5話
「病院の幽霊」
脚本:山崎淳也
演出:山下学美

タケル(平岡祐太)がストレス性胃腸炎で入院した病院に出るという幽霊の噂。
そして問題の502号室で女性の声を聞いたタケルが鍵のかかった部屋を開けてもらうと、窓が開いていてその下には血を流して倒れている看護師の美由紀(浅見れいな)の姿が・・・。

1ヶ月前に突然死した患者の存在、その頃からネットに書き込まれた病院の幽霊話、そのあたりからキイナ(菅野美穂)が病院の幽霊の噂を解明していくわけです。

何となく、キイナに任せれば大丈夫!ってな安心感があるもんで、いろんな幽霊話の解明はボーっと流して見ちゃったわ。(^^ゞ
っつーか、キイナに任せればというより、工藤(塚地武雅)がいれば安心!ってところもあるんだけどね。(笑)

1ヶ月前の患者の突然死は宮下医師(吹越満)の医療ミス。
投薬する薬の指示を間違ったらしい。
ネットに流した幽霊話も宮下の仕業。
担当ナースだった美由紀も口止めされていたんだけど、良心の呵責に耐えかね告発すると言い出したので宮下が殺した。
ただ、それを証明するためのカルテが丸ごと書き換えられていて証拠にならない。
そこで宮下がやった事を逆手にとって、キイナはネットに警察が証拠を握ったという情報を書き込み、宮下が病院から逃げ出すところを待ち伏せ。
そして決め手になったのは美由紀の手帳。
カルテは書き換えられていても、看護師の美由紀がドクターの指示をメモしていた手帳までは書き換えられなかったってわけか。

それにしても、事件と関係ないところが気になるドラマですね。
工藤が半年前にキイナをふったことになっているけどそうじゃない・・・みたいな事を一生懸命話そうとしているのに、事件が気になって毎回聞いていないキイナさん。
私が気になるので、工藤の話をいい加減聞いてもらえやしませんか?(笑)

そして、雅(沢村一樹)が抱えていそうな過去の事件も気になりますね。
「あの時、キイナがいれば・・・って思ってないか?」と御手洗(草刈正雄)が言ってたけど、どんな事件だったんでしょう?

第6話
「呪いの人形」
脚本:松田裕子
演出:猪股隆一

鍵のかかった部屋の中で死体で見つかった小学校教師・牧野(泉政行)。
部屋の中には数々の魔よけ。
そして、人形を使って担任の牧野を呪い殺したと出頭してきた少女・莉子(森迫永依)。
子供が先生を呪い殺したってか?って事より驚いたのが、その莉子ちゃんのお父さんが工藤(塚地武雅)って事だよ!
Σ(゚Д゚;エーッ!  、子持ちだったの?と思ったら、莉子ちゃんの下にさらに二人の男の子が・・・。
 工エエェェ(´д`)ェェエエ工工、3人も子供がいたの〜?
それをキイナ(菅野美穂)が知らなかったというのもビックリだよ〜。(^▽^;)

莉子ちゃん曰く、牧野先生は「彼女なんていない」と言っていたのに、同僚の立川先生(入山法子)と歩いているのを見て呪いをかけたらしい。
ある意味、恐ろしいのですが・・・。(((( ;゚д゚)))アワワワワ

で、その立川先生に話を聞いてみると、牧野のところには藁人形が送られて来る様になり「いつか呪い殺されるんじゃないか」と怯えていたらしい。
そりゃ気持ち悪いよね〜。
そんなもん送り付けられたら精神的にやられちゃうわ!

しかし、調べてみると牧野の死因はスズメバチに刺された事によるアナフィラキシーショックだと分かるのよ。
ハチが冬眠しているこの時期に何故部屋の中でスズメバチに刺されたのか?と不思議に思うキイナ。

子供たちの間では牧野を殺したのが「マスクの花子さん」だという噂が流れ、それをコックリさんで確かめようと莉子が言い出した。
まったく、懲りない子じゃの〜。(゚ー゚;Aアセアセ
まぁ、小学校の頃って必ずコックリさんって流行る時期があったけどね。(^^ゞ
怖いのにやっちゃって、夜思い出してトイレに行くのが怖かったり・・・。(苦笑)
そのコックリさんで牧野殺しの犯人の名前が「マスクの花子さん」と出るわけよ!

キイナが本屋で片っ端から関連本を立ち読みした結果(笑)、コックリさんというのは人の潜在意識がコインに触れた指を動かすとか・・・そういうことらしい。
で、コックリさんをやっていた女子の中の一人が塾の帰りに牧野のアパートの階段を下りてくるマスクの花子さんを見かけたというのよ。
キイナは莉子に協力してもらい、花子さんの似顔絵を作成。
その似顔絵に見覚えがあったキイナは警察のデータベースの中から花子さんを見つけ出した。
過去にストーカーの前歴があり、スズメバチの研究をしている女性。
あまりにピッタリですやん!
しかも、マスクの花子さんったらストーカーなのに赤いコートにマスクという超目立つ格好ってーのが笑えるんだけど・・・。(爆)

そんな中、莉子が花子さんを見つけたとキイナに電話してくる。
莉子ちゃんの危機!
急ぐキイナ!
でも、先に駆けつけて莉子を救ったのは工藤さんでした。
鉄パイプで莉子に襲い掛かる花子さん、「娘に手を出すな」と自分の体で莉子を守る工藤。
そこへキイナとタケル(平岡祐太)も駆けつけ、無事逮捕!

牧野とは大学の同級生だった花子さん、半年前に同窓会で牧野に出会って以来ストーカーをしていたそうな・・・。
で、牧野の部屋にスズメバチを放してアナフィラキシーショックを起こさせたって事らしい。

お恥ずかしいことですが、私ったら立川先生を疑って見てたんですの。テヘヘッ(*゚ー゚)>
だから、いきなり違う女性の出現で思いっきり驚いちゃいましたわ。(^^ゞ

気になっていた半年前に工藤がキイナに別れを切り出した理由もわかりましたね。
キイナとの約束があった日に莉子が大怪我をしてそれどころじゃなくなってしまった。
子供がいる事も言いそびれたままだった工藤は、そのまま別れを切り出したらしい。
それを聞いて「嫌われたわけじゃなかった」と安心するところが、実にキイナらしかったわ。
莉子ちゃんもキイナだったら・・・と認めてくれたみたいだし、また工藤との仲が復活したらいいのにね♪

あとは雅(沢村一樹)が引きずってる事件が気になりますわ。

第7話
「偽りの記憶」
脚本:山崎淳也
演出:田中峰弥

殺人事件の現行犯で津田(金田明夫)の妻・真美子(宮崎美子)が逮捕された。
投資会社を経営する田所(三上市朗)の詐欺に遭い、その恨みで襲ったと証言する真美子。
しかし、田所は真美子に会ったことがないと言い、調べてみると真美子が詐欺に遭った形跡もない。
飛行機恐怖症を克服したくて心療内科に通院していたぐらいなのに、飛行機で沖縄に行ったという記憶や、架空の投資話で2000万振り込んだという記憶。
テレポーテーション?と私もキイナ(菅野美穂)と一緒に考えちゃったよ。(^^ゞ

心療内科医の桐島(荻野目慶子)が出て来た時に、「犯人だ!」と思ったけど単なる催眠術じゃ簡単だしなぁ・・・と思いつつ見てました。
人間の頭の中に嘘の記憶が存在するってーのは面白かった。
想像で作られた嘘の記憶でも、一度信じてしまえば本当の記憶のふりをする。
他人に催眠で嘘の記憶を植え付け、あるサインでその暗示を呼び起こす。
今回は真美子に田所に騙されたという嘘の記憶と、彼を殺さなければ自分が殺されるという強迫観念まで植えつけて、等間隔で1コールを3回という電話をサインにして暗示を呼び起こし、真美子に田所を襲わせたって事らしい。
いやぁ、実は私も心療内科に通院している身なので、こういうのを見ちゃうと心療内科が怖くなっちゃうんですけど・・・。(^▽^;)
まぁ、催眠療法なんて受けてませんけどね。(^^ゞ

キイナが桐島を逮捕に向うんですが、性懲りもなくキイナに催眠をかけて罪を免れようとする桐島。
自分は無実、田所を殺せ・・・と。
まだ言うか?って感じだよね。
しかし、さすがキイナさんですよ!
痛みがあると催眠にかかりにくいと知って、用心のために指先に傷を作って乗り込んでいたらしい。

真美子は不起訴処分になったけど、こういう罪の立証って難しそう。
それに催眠で動かされていたとはいえ、真美子が田所を襲った事実は消えないわけで、それが新たな心の傷になったりしなければいいけど・・・と心配しちゃったよ。

第8話
「死者からのメッセージ」
脚本:田中一彦
演出:山下学美

雅(沢村一樹)がずっと追っていた事件が、やっと解決するお話。

時効目前の死体なき殺人事件。
雅の幼なじみ・真理子が15年前に失踪。
神社にあった血痕などから、真理子は死んだと見られていたんだけど、死体は出て来ず・・・。
その死体がなんとほぼきれいなまま、発見されたわけよ。
15年も経ってるのに何故?と思ったら、そこはあっさりキイナ(菅野美穂)が「屍蝋化現象」だと解決しちゃいましたわ。(^^ゞ

神社に血痕があったのに、死体が見つかったのは心霊スポットとして有名な山の中。
で、この山の持ち主が代議士の桑島泰蔵(宍戸錠)。
しかも、桑島の息子・常男(袴田吉彦)は真理子の恋人だったって言うじゃない?
もう犯人決定じゃん!と思ったら、何と常男の方ではなく桑島が犯人でしたよ。

真理子を息子の恋人と認めなかった桑島が別れさせるために真理子を呼び出し、もみ合っているうちに誤って殺してしまったんだとさ。
それで死体を自分の山に埋め、誰にも発見されないように幽霊が出るという噂を流し、人を寄せ付けないようにしようとした。
ところがそれが逆に心霊スポットとして有名になっちゃって、肝試しをする若者がやって来るようになっちゃったってわけか。
屍蝋化のため腐敗が進まなかった真理子の遺体の爪から、犯人のものと思われる皮膚の一部が発見されたり、山の中から桑島が落とした時計が15年ぶりに見つかったりして、そういうものが証拠になったのよね・・・。
事件前に桑島がその時計をしてた写真と、事件後に手に包帯を巻いた写真を見せて「ほらっ」って感じでつきつけてたけど、あまりに都合のよい写真が出てきてちょっと笑ってしまったわ。

とりあえず、雅が縛られていた事件が解決して良かったじゃないですか。
次回は最終回で15分拡大なの?
あら・・・そんなに評判良かったのね。(^^ゞ

最終話
「神隠し」
脚本:松田裕子
演出:猪股隆一

延長までした最終話が一番ダメだったかも・・・。

ある団地に住む300人の住人が一気に消えた。
しかも、まるで神隠しにでもあったかのように・・・。

で、これが大学で心理学を教えている小早川(加藤雅也)の仕業なんだけど、団地の住人のほとんどが参加した映画の上映会で流された映画にサブリミナル効果が使われていて、「もうすぐ大地震が来る」と洗脳したっていうのよね。
大体、団地の映画の上映会にほとんどの住人が来るのも現実的じゃないし、いくらサブリミナル効果だとしても住人すべてが突然逃げ出すか?
しかも逃げた場所って倉庫でしょ?
そこに逃げたら助かるのか?って感じじゃん!

人の心をどれだけコントロールできるのか試したくなったと小早川は言ってたけど、そういうのはちゃんとした研究としてやってほしいわけで・・・。
キイナ(菅野美穂)が言ったように、「価値のある実験でもなんでもない、ただの犯罪です」だわよ!

何だか最終回がこれじゃ〜締まらないなぁ。
キイナのキャラは好きだったし、工藤(塚地武雅)とキイナのちょっとズレた雰囲気も好きだったのに・・・。

まぁ、何となく見続けちゃったドラマではあるけど、もう少し最後がきちんとしてたらなぁ・・・と思うと残念ですわ。

 

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO