原作：城山三郎　「官僚たちの夏 (新潮文庫) 」　
P：伊佐野英樹・真木明

主題歌：コブクロ　「STAY(DVD付き初回盤) 」

第1話
「昭和三十年の夢」
脚本：橋本裕志
演出：平野俊一

戦争も敗戦後の高度経済成長も、まだこの世に存在していなかった私には実感はありませんが、こうやって戦後たった10年ほどで急激な成長を遂げた日本の姿を見ると、「我が国、すごい！」って感じがしました。

そんな昭和30年春、「通産省の国民車構想」という当時にしてはとんでもない構想を立ち上げたのが通産省の風越（佐藤浩市）。
家一軒より車一台の値段が高かった時代に、日本人にも買える国産車を作ろうなんて考えるなんて、そりゃ周りから見たら「何言うてんねん！」だったでしょうね。(ﾟｰﾟ;Aｱｾｱｾ

そんな逆風の中でも風越は諦めず、アケボノ自動車に通いつめ何とか社長の朝原（蟹江敬三）を説得し、4人乗りで最高時速100キロに達し、10万キロ走っても大丈夫な車の開発に着手。
今じゃ当たり前にバンバン走ってる国産自動車が、こんなところから始まったのかと思うと、しみじみしちゃいましたわ。
テスト走行で100キロ超えたと大喜びしていても、アメリカの人には車とは認めてもらえず、オモチャ扱いされちゃって・・・。
そんな悔しさが今の日本を作り上げたのかと思うと、現代の我々はもっと頑張らねばならないのではないか？と思う気持ちもあったり・・・。

「アメリカに出来たことが日本に出来ないはずはない！」
そんな風越の思いが、周りのみんなを動かしたわけですね〜。

朝原社長は亡くなってしまい、それがまた「国民車構想による過労死ではないか？」ってな感じでマスコミに責められるわけですが、朝原社長が残したノートを見ると、最初は渋っていたこの人も夢に向かって必死だった事が伝わってくる内容で、ちょっとうるっとしちゃいましたわ。

まだ物資は豊かではなかったけど、一番勢いのあった時代の日本なんでしょうね。
キャストは豪華だし、これは継続でしょう！

第2話
「テレビの時代」
脚本：橋本裕志
演出：平野俊一

今じゃ当たり前のようにある家電製品が、こんなところからスタートしていたのかと思うと「へ〜ぇ」って思っちゃいますわ。

テレビを普及させるために、家電メーカーを絞り込む。
その絞り込まれる中に入らなきゃ、メーカーは死活問題。
小型テレビの開発を進めてきた大沢無線が、そのリストに入ることができなくて、担当していた庭野（堺雅人）が牧（杉本哲太）から聞いたコンピューターをテレビ産業に代わるものとして提案するエピなんかを見ていたら、今の日本を知る私なんかは「それ、アリだから！」と大沢無線の社長（岡本信人）の背中を押してあげたくなっちゃうんですけどね。(^^ゞ

「テレビさえ普及してない今、その先にある電子計算機にかける勇気がない。」という大沢社長の言葉を聞けば、「そうだろうなぁ」としみじみ考えちゃったけどね。
それでも庭野は、豊かな日本を作るためには新しい一歩が必要なんだと言い、通産省が全力で手助けをすると大沢社長を説得。
こういう一歩の積み重ねで、今の日本があるんだよなぁ・・・。
ほんと、ありがとうございます・・・ですわ。

東京オリンピック開催も決まったことで、テレビも普及していくわけだね。

だけど、池内（北大路欣也）と風越（佐藤浩市）は対立していくようで、そこに玉木（船越英一郎）や片山（高橋克典）といった面々が、どう絡んでくるのかが気になります。

第3話
「大臣との対立」
脚本：橋本裕志
演出：平野俊一

今回は繊維業界の話。
玉木（船越英一郎）が繊維局長として帰国。
メイド・イン・ジャパンの繊維の輸出の自主規制を進めようとする玉木に反発する鮎川（高橋克実）たち。
アメリカのご機嫌伺いで繊維製品の輸出を制限すれば、国内の繊維企業が多数倒産してしまう。
自主規制をするにしても、せめて3年後にしてほしいと池内（北大路欣也）に頼んでいた風越（佐藤浩市）だったけど、池内の返事は信用ならないような・・・。

そんな中、アメリカが日本製繊維製品の輸入規制をかけると言い出し、それを受けた玉木は二週間後にも輸出の自主規制を開始すると一言。
そりゃ繊維業界は抗議するでしょうよ。
岡屋社長（桂ざこば）に必ず持ちこたえると誓った鮎川。
その約束、守れるんでしょうか？

うむ・・・キャストが豪華で良いんだけど、多少ワンパターン化しているような気がしないでもない。(^▽^;)
もう少し、何かあってもいいような・・・。(^^ゞ

第4話
「黒船来襲」
脚本：橋本裕志
演出：大岡進

ダメだ・・・。

最近疲れてるせいか、このドラマを見てると絶対寝てしまう。（　´Ｏ)η ﾌｧ〜

個人的に岡屋社長（桂ざこば）のキャラが気に入ってたんだけど、どうにもこうにも眠気に勝てない。

・・・というわけで、多少後ろ髪引かれる気持ちはありますが、リタイアさせていただきます。

バイバイキーーーン！