夜光の階段

原作:松本清張 「夜光の階段 (上) (新潮文庫) 」「夜光の階段 (下) (新潮文庫)
チーフP:五十嵐文郎
P:藤本一彦・布施等

主題歌:藤木直人 「CRIME OF LOVE/いいんだぜ~君がいてくれれば~

第1話
「野望」
脚本:竹山洋
監督:藤田明ニ

まぁ、好みですから何とも言えないんですけど、藤木直人にそんな陰のある男性の役はどうなんでしょうね?
確かに指は綺麗でしたよ。
だけど、あれだけ女性を手玉に取るような男の魅力は感じないというか・・・。
まぁ、好みの問題だろうけど・・・。(二度目)

5年前に福岡で見つかった若い女性の絞殺死体。
犯人として捕まったのは被害者の側にボーっと立っていた蓮田重男。
精神鑑定の結果、責任能力がないとされていたが、それから5年後に脳梗塞で死亡。
この事件の本当の犯人が道夫(藤木直人)みたいなんだよね。
今では、へアスタイリストとして自分の店を出す夢に向かって突っ走ってるんだけど、そのためには利用できるものは利用するって感じで、社長夫人の雅子(室井滋)から1億円という資金を出してもらって、自由が丘で物件選びって段階にまで来ていたわけよ。

そこで蓮田重男が死んだことを知り、自分が自由を手にしたと思った途端、雅子を置き去りにして、女性回廊の編集者・幸子(木村佳乃)の元へ走るわけ。
その幸子の友人・フジ子(夏川結衣)は、どうも道夫の過去を知ってるみたいなんだよね。
あとは桑山検事(小林稔侍)の娘で、どうやら情報を得るために道夫に近付いたらしい亜季(田丸麻紀)。
いろんな女性と道夫の関わり、そして5年前の事件が絡み合って面白くなって・・・・・・・いけばいいんだけど。(゚ー゚;Aアセアセ

正直、微妙な気もしないでもない・・・ような・・・。

第2話
「告白」
脚本:竹山洋
監督:藤田明ニ

フジ子(夏川結衣)は確実に道夫(藤木直人)の過去を知ってますね。
だって「宮坂」って名前まで口にするぐらいだし・・・。

道夫が「汚い」という言葉に過剰反応をするあたり、この言葉がキーワードには違いないんだけど、この「汚い」という一言がきっかけで過去に殺人を犯してしまったのか、それ以来「汚い」という言葉に敏感になったのかは不明。

しかし、フジ子さんもやりますなぁ。
幸子(木村佳乃)に盗聴器を仕込んだブレスレットをプレゼントし、道夫との会話を盗み聞きするとは・・・。

「もし、僕が殺人者だったらどうする?」
「僕は5年前、村岡トモ子さんという21歳の女の人を殺しました。本当の事です。」
そこまで道夫が話したところで、幸子が盗聴器の存在に気付いたわけですが、フジ子にしてみればそれだけ聞ければ充分でしょうね。
道夫のアパートの下には桑山もいたし、蓮田重男が死んだからといって道夫に自由が来るとは、まだまだ思えないわけで・・・。

しっかしエンディングのお歌はいただけませんなぁ。(^▽^;)

第3話
「飛躍」
脚本:竹山洋
監督:今井和久

昼ドラ感覚で見ればそこそこ面白いのかもしれないけど、何とも言えないテイストにまだ困惑気味ですわ。(^^ゞ

独立し店を持った道夫(藤木直人)、しかし店の名義は雅子(室井滋)のもの。
これを自分のものにしたいわけよね〜。
まぁ、ずうずうしい話だけどさ。(笑)

あっという間に2年が経ち、道夫は幸子(木村佳乃)のバックアップもあり、カリスマ美容師の座を手に入れていた。
ところが、この2年の間に幸子は道夫にどっぷりな女になってしまい、それが道夫にとっては重かったのね。
っつーか、金を出してもらったらもう必要ない、カリスマ美容師に押し上げてもらったらもう必要ないって感じで、女を利用しては簡単に  ・⌒ヾ(*´_`)ポイなんだけど、何故この男にこれだけ女性がメロってしまうのかが私にはわからんわ!
どこらへんに魅力があるってーのよ!
「今夜ゆっくり殺してやるから!」なんて台詞も、もはや鼻で笑うしかないわけで・・・。
そんな男にころっといっちゃった女も女だけど、あれだけ女性を惹きつける何かが見えてこないんだよなぁ。
単なる好みの問題か!?(^▽^;)

福岡公演を行う女優の竜子(赤座美代子)にヘアメイクとして同行した道夫は、そこで検事の桑山(小林稔侍)と房江(余貴美子)を見かけるわけよ。
おまけに福岡には幸子も来ちゃうし、突然現われた雅子は5千万返してほしいと言い出すし・・・。
まぁ、自業自得としか言いようがないけど、いらなくなった女の扱いがあまりにもひどいよね。
あれじゃ、最後には恨まれても仕方ないでしょ。
しかし、これだけ道夫を追い掛け回す女たちも暇だよなぁ。(笑)

さらには偶然乗ったタクシーの運転手が道夫が「宮坂」の姓を名乗っていた事を知る江頭(伊東孝明)だったり、天拝山へ向かった幸子が桑山と房江に会っちゃったり・・・。
過去の事件から逃れられない雰囲気ですな。

第4話
「策略」
脚本:竹山洋
演出:今井和久

雅子(室井滋)に5千万の返済を迫られた道夫(藤木直人)は、店を担保に借金して返済するから保証人になってくれと雅子の実印を借りる。
でも、彼が実印を借りたのはもちろん別の使い道があるから・・・。
店の名義を自分の名義に書き換えるためだったのよ。
雅子も何か悪い事に使われると察したんでしょうね。
一度貸した実印を返してくれと言ってきたけど、そこは道夫に言いくるめられちゃって・・・。
惚れた弱み・・・では片付けられませんけどね。(^▽^;)

雅子の夫の調査で店の名義が変更去れた事が彼女の耳に入る。
そして怒り狂った雅子が道夫に禁句を言ってしまうんですよね。
「汚らわしいヤツ!汚いヤツ!」と・・・。
いやぁ、道夫の部屋で殺されちゃうのかとヒヤヒヤしちゃったけど、さすがにそんなところでは殺しませんよね。(゚ー゚;Aアセアセ

でも、しばらくして雅子が首を吊って死んでいるのが発見されるんですよ。
同じ頃、道夫の腕には爪で引っ掻いたような傷跡が・・・。
幸子(木村佳乃)も道夫の事を疑ったようなんだけど、道夫の「婚約しよう」の一言でKOされちゃったみたいです。
言葉一つで女を手玉に取るすごい男ですな。

それにしても幸子が道夫に入れ込みすぎて、仕事までいい加減になってしまったのは同じ女から見ると残念ですわ。
あんなにいきいきと仕事をしていたのに・・・。
男に溺れていく幸子は、あまり見たくないなぁ。
フジ子(夏川結衣)目線なのかしら?(^▽^;)

第5話
「殺意」
脚本:竹山洋
演出:高橋伸之

フジ子(夏川結衣)が恐かった。
何?彼女の部屋。
道夫(藤木直人)の写真、貼りまくりで恐い。
過去にフジ子が結婚している男の子供を妊娠し中絶、手術が失敗して子供を産めない体になったことがわかり、泣いていたフジ子の病室に入ってきて、「頑張って」と伊万里焼のお地蔵様を置いていったのが道夫だったらしい。
当時はまだ宮坂姓を名乗っていた道夫を探し、ずっと追いかけていたらしい。
それほど道夫に夢中だったとは・・・。
道夫が帰ろうとした時に、さっと靴の汚れを拭いて「一度やってみたかったんだよね」とフジ子が上目遣いで言うところなんか、本気でゾクッとしちゃったもん!

一方で幸子(木村佳乃)も、どんどん壊れていってますね〜。
岡野(石井正則)にスパイをやらせて道夫の周囲をかぎまわる。
でも、そんな事はすぐに道夫にバレてしまい、道夫は道夫でわざと弓子(南野陽子)と親しげにしたりして・・・。
それを知ってカチンと来たのか、幸子は雅子(室井滋)が失踪した6月10日の道夫の足取りを調べるのよ。
まぁ、これが面白いように発覚するんですわ。(^▽^;)

道夫が雅子を殺したと確信した幸子は、これで道夫を縛り付けることができると幸せを感じちゃうわけよね。
うーん、そんな女心、私にはよくわからんけど・・・。(^^ゞ

でも、道夫は幸子に別れを切り出すわけ。
当然幸子は怒るでしょう!
それで、自分が調べ上げたことを話して聞かせるわけよ。
道夫もヤバイ!と思ったでしょうね。
「殺してと頼まれたんだ」とヘナヘナと座り込む道夫を見て、「このことを知ってるのは私だけよ。」と幸子。
幸子はこれで自分の思い通りになると思ったのかもしれないけど、道夫にしてみれば幸子しか知らないのなら、殺すまでだと思っただろうし・・・。

それにしても、まともな女はいないのか?って感じですな。(^▽^;)
フジ子まで道夫に夢中だったとは・・・、個人的にちょっとショックですわ。

第6話
「殺害」
脚本:竹山洋
演出:藤田明二

まず幸子(木村佳乃)の、馬鹿でかい真っ赤な帽子に笑っちゃったよ。
しかも、前にも増して壊れていってるし・・・。

幸子は道夫(藤木直人)の弱みを握った事で、どんどん調子に乗ってしまうんだよね。
そんな幸子に嫌気が差した道夫は、フジ子(夏川結衣)を呼び出し幸子に「別れた方がいいと言ってくれないか?」と頼むわけよ。
道夫にキスされただけで、ヘナヘナと椅子に座り込んでしまうフジ子に、またも笑ってしまった私。
ちなみに十数年前の他局制作の「夜光の階段」では、室井滋さんがフジ子役だったそうな・・・。

一方で幸子は道夫に群がる女たちに攻撃の手を緩めない。
弓子(南野陽子)のパトロンに密告し、それが原因で弓子は自殺。
おいおい・・・あまりにあっけない最期でビックリしちゃったよ。
さらには道夫が以前幸子に過去の殺人を告白した時の肉声を録音して持っている幸子。
たぶん、これがあれば道夫は自分に逆らえないと思ったんだろうけど、それは間違いだったね。
そこまで確実な証拠を握られていると分かったら、道夫は幸子を殺そうと思っちゃったんだもん!
そして幸子の首を絞めて殺した後、岡野(石井正則)に罪を着せてしまったよ。
フジ子はそのアリバイ作りを手伝ってしまったわけで・・・。
こうなると、今度はフジ子が壊れていきやしないかと心配になってしまう。

雅子(室井滋)が死んだかと思えば、強烈に壊れていた幸子もお亡くなりに・・・。
面白キャラがどんどんご臨終なのが残念だわ。

第7話
「隠滅」
脚本:竹山洋
演出:今井和久

幸子(木村佳乃)殺害の容疑で逮捕された岡野(石井正則)。
桑山(小林稔侍)は幸子が殺されたと聞いた瞬間から、道夫(藤木直人)の犯行だと思っているんだけど、道夫にはアリバイがあって岡野には疑わしい点ばかりがある。
きつい取調べにあって、岡野は自分が殺したと自供してしまうし、道夫が描いた通りに物事が進んでいくのが許せんなぁ。

大体、女が自分に夢中なのをいい事に、利用するだけ利用して都合が悪くなったら殺してしまう人間が、カリスマともてはやされるような世の中で良いわけないだろ?
フジ子(夏川結衣)だって、今となっては道夫にベッタリだし・・・。
二人の関係がバレないように、写真も地蔵も捨てろ!会いに来るな!とか言ったわりには、頻繁に会ってないかい?って感じだし・・・。(^▽^;)

岡野の弁護人になるため桑山は検事を辞めた。
そこで雅子(室井滋)が死んだ日に道夫とモメたトラック運転手・黒原(浜田学)を使い、道夫に揺さぶりをかけるわけよ。
今は東京でタクシーの運転手をしているという黒原が、幸子が殺された夜に幸子のマンションから出てきた道夫を乗せたと言わせ、そのやり取りを時計に仕込んだボイスレコーダーで録音しようとした。
ところが、そこへフジ子もやって来て、時計にボイスレコーダーが仕込まれていることを見破り、その場で奪い取るんだよね。
っつーか、そんなことする時点で怪しすぎだろ?(笑)

桑山に3人の女を殺した罪を暴くと告げられた道夫は、幸子の部屋から奪ったボイスレコーダーを手に取る。
それをフジ子が奪い取って火をつけるんだけど、そんなもん燃やすより粉々に叩き潰した方が早くない?(^▽^;)
そしたら、炎を見た桑山たちがドアの外に駆けつけることもなかっただろうに・・・。
見つかりたいのか?って感じだよね。

第8話
「自決」
脚本:竹山洋
演出:高橋伸之

以前働いていた「ムラセ」のオーナー夫人・みな子(荻野目慶子)に呼び出され、中山グループの会長・早苗(池内淳子)に引き合わされた道夫(藤木直人)。
早苗は「ビューティー中山」を道夫に任せるという。
「仮契約のキスして!」って、このドラマに出てくる女どもはみんなちょっとおかしいな。(笑)
さらには、早苗が経営するチャペルでフジ子(夏川結衣)と道夫が急に結婚することになったり・・・。
早苗が「しなさいよ!」と言えば、そうなっちゃうわけか。
のしあがるためなら、何でもするってわけね〜。
今となってはフジ子も道夫には従順で、何でも「ハイ」の一言で従ってしまうのが見ていておかしいのだが・・・。(苦笑)
結婚式は挙げても、入籍は幸子(木村佳乃)の裁判が終わってからということで、とりあえず別々の生活を送るらしい。

そんな中、道夫の前に現れたのが失踪した母・槙子(柏木由紀子)。
肺の病気で余命わずかになり、道夫に会いに来たそうな・・・。
その槙子に「あなた、やったよね?」と疑われる道夫。
ワハハ・・・、何だか唐突で面白い!(爆)

桜田(高知東生)の調べで、フジ子が佐賀の病院に入院していたことが分かる。
そして、裁判所からフジ子に弁護側の証人として召喚が・・・。
桑山(小林稔侍)はフジ子に「佐賀に行った事があるか?」と尋ね、フジ子は辛い過去を話すことになってしまった。
だからってわけじゃないだろうけど、フジ子は丸岡(余貴美子)宛ての手紙を残し、自殺を図るみたいですね。
道夫は正式に早苗の後継者になろうとしている時、フジ子が失踪したという知らせは、事態をどう動かすのかしら?

最終回
「英断」
脚本:竹山洋
演出:藤田明二

何じゃ、そりゃ?

フジ子(夏川結衣)は、丸岡(余貴美子)宛ての手紙に自分が幸子(木村佳乃)を殺したと買いて失踪。
道夫(藤木直人)の母・槙子(柏木由紀子)が亡くなり、山中湖にいるというフジ子に会いに行った道夫。
幸子を殺したのは自分だと打ち明けようと思っていると告げる道夫の前で、フジ子は「あなたを守る」とボートから湖に飛び込んだ。
っつーか、何でボート出して湖の上で話さなきゃならなかったんですかね?(^▽^;)
ボートを漕ぎながら「フジ子・・・」と話している光景は、何だか笑えちゃったんですけど・・・。

結局、フジ子は遺体で見つかった。
えらい、あっさりお亡くなりに・・・。(-∧-;) ナムナム

そして5月19日の公判に証人として呼ばれた道夫。
その日の晩に中山グループのニューヨーク支社へ向かう予定が入っていたのに、そんな計画は丸つぶれでしたわね。
なんと、幸子の実家に残っていたPCに例の燃やしたボイスレコーダーに録音されていた音声と同じものが残されていたのよ!
作り話をしたんだと言ってしらばっくれようとしたけど、桑山(小林稔侍)が「何のために母親は会いに来たんだ?」なんて言い出して・・・。

え?
まさか?
ベタな刑事ドラマにあるような「田舎のおふくろさんが泣いてるぞ!」的展開なわけ?(^▽^;)

で、この桑山の言葉で道夫は「フジ子以外の三人は殺した」と真実を告白。
フジ子だけは愛していたって言ってたけど、その違いが私にはよくわからなかったんですけど・・・。

まぁ、真実として道夫はフジ子を殺してはいないし、彼女が湖に飛び込んだ後に自分も飛び込んで探そうとはしてたけどね。
でも桑山たちはフジ子を殺していないという道夫の言葉も信じていない様子。

ってなわけで、道夫逮捕ですよ!

これじゃ、自らの命を懸けて道夫を守ろうとしたフジ子も浮かばれないんじゃなかろうか?

女がすぐにコロッとまいって、人生を台無しにする・・・そんなドラマにしか思えなかったわ。(゚ー゚;Aアセアセ

 

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