スマイル

P:瀬戸口克陽・成麻畝子

主題歌:椎名林檎 「 ありあまる富

第1話
「未来を夢見た男の純愛と正義
〜笑顔に秘めた真実」
脚本:宅間孝行
演出:石井康晴

フィリピン人の父と日本人の母の間に生まれたビト(松本潤)は、多国籍料理の店を持つのが夢という青年。
過去には悪い仲間とつるんでいた時期もあったらしいが、今は真面目に昼も夜も働いているわけよ。
そんなビトが万引きに間違われそうになった女の子を助けるんだけど、その女の子が失声症の花(新垣結衣)。
うん、ガッキーはまだ女子高生役がピッタリだね!
声が出なくなったのは3年ほど前からって言ってたかな?
きっと、何か大きな出来事があったんだろうけど、声が出なくても明るく生きている女の子って感じだったし、ビトが昼間働いている町村フーズに入社してきて、また二人が繋がるわけで・・・。

さらに弁護士の一馬(中井貴一)も過去に何かあった人みたいね。
どうやら名前も変えて生きているみたいだし、相当な過去があるんじゃないかしら?

そのビトが夜のバイト先の同僚に罪を擦り付けられ、覚せい剤をロッカーに隠し持っていたとして警察に疑われるわけよね。
冒頭で2015年に拘置所にいるビト、接見に来た一馬というシーンがあったし、ビトの弁護を一馬が引き受ける事になったんだろうけど、単なる覚せい剤所持だけではなさそうな雰囲気。

拘置所にいながらも笑顔を絶やさず、周りの人を幸せにしてくれるビトの人柄。
だけど、あの笑顔は人生を諦めていないから出ているのか、それともすでに諦めたから出る笑顔なのか・・・。

ビトが過去に悪い仲間とつるんでいた理由も気になるよなぁ。
どう見たって、ケンカが好きで・・・とか、根っからのワルで・・・って感じには見えなかったし。

これは、そこそこ期待できそうなので、このまま見ていこうと思います。
椎名林檎の主題歌も雰囲気があって好きですわ。

第2話
「アナタは私が救う!!」
脚本:宅間孝行
演出:石井康晴

てっきり今回の事件で2015年にビト(松本潤)が拘置所にいるのかと思っていたら、花(新垣結衣)の活躍で無罪が証明されましたね。

しかし、花ちゃんは勇気あるっちゅーか、無謀っちゅーか、恐いもの知らずっちゅーか、おとなしそうな顔してすごい人物でしたね。(笑)
近藤(大口兼吾)が自分がやったと話しているのを聞いて、一馬(中井貴一)に弁護を頼みに行ったものの、しおり(小池栄子)に任せると言われ、もっとしっかりした証拠を掴もうと、カフェの事務所に潜入。
そこへ刑事たちがやって来て話しているのを録音し、間一髪逃げ出したり、近藤の後をつけ回して薬の売買をしている現場を動画でおさえたり・・・。

花ちゃん、ビトのために必死なのはわかるけど、命知らずでヒヤヒヤしちゃうよ!!

まぁ、これが決め手となってビトの無罪が認められたわけですが、そうなると結局2015年にビトが何の罪で拘置所に入っているのかが気になるわけで・・・。

そして、吉沢悠は花ちゃんとどんな関係なんですかね?
ビトも気になる様子でしたが・・・。

町村フーズの納品先で集団食中毒発生!
これもビトに対する何者かの嫌がらせでしょうか?
やたら多く納品されてきた原料に何かが混入されていたのかな?

ビトは過去にも冤罪で6年間服役し、今は仮釈放の身だったそうな・・・。
林(小栗旬)の罪をビトがかぶったみたいだね。

そしてビトというカタカナの名前、国籍は日本というのを聞いて「名前を変えちゃえば良かったのに・・・」的な発言をしていた一馬が気になる。
初回で彼が名前を変えているのはわかっているので、一馬にも偏見に苦しむ過去があったという事なのかもしれないなぁ。

第3話
「君の笑顔を避ける理由」
脚本:宅間孝行
演出:石井康晴

ビト(松本潤)は里菜(寺本純菜)が搬送された病院へ駆けつけたものの、母親に追い返されてしまう。
落ち込むビトを励まそうとした花(新垣結衣)が、里菜ちゃんとビトが会わなくなって嬉しいというヤキモチは可愛かったなぁ。
だけど、ビトは引き気味なんだよね。
照れくさいのもあるのかもしれないけど、やはり吉沢悠の存在も気になってるんでしょう。

一馬(中井貴一)は韓国?、韓国とのハーフ?、在日韓国人?・・・なんせ韓国と関係がありそうですね。
名前を変えたのも、そういう事に関する偏見から逃れるためだったのでしょう。
だから、同じような境遇のビトと関わりたくなかったのかも・・・。

だけど、今回偶然二人が飲みに行く流れになったことで、一馬はかなりビトに心を開いた様子でしたね。
一度は自分の過去を話そうとしかけていたし・・・。

小学校の食中毒の原因が赤飯のもち米に混入していた薬品だと分かり、町村フーズに強制捜査が入りました。
これは、ヤバイ・・・。
そんな事とは知らずにもち米を使っておはぎを作り、里菜ちゃんに差し入れしてたんだもん!
早く取り戻さなきゃ里菜ちゃんがまた苦しむ・・・と、ビトと花は病院へ走るんだけど、里菜ちゃんすでに運ばれてましたか?
花も倒れちゃったし、どうなるんでしょうか?

結局、この食中毒事件が原因でビトが2015年に拘置所にいることになるわけかしら?
しおり(小池栄子)もテレビ番組の中で、これが故意ならテロ行為に当たる・・・ってな事を言ってたし、「故意」って方に捻じ曲げられちゃったら大変な事になっちゃうよね。(゚ー゚;Aアセアセ

第4話
「僕が彼女を守る!!」
脚本:宅間孝行
演出:坪井敏雄

里菜ちゃん(寺本純菜)はビト(松本潤)が差し入れしたおはぎを食べて、また具合が悪くなってしまった。
花(新垣結衣)も試食したから倒れちゃって・・・。
ビトも食べたのに何ともなかった事については、高齢者や子供、そして体力の弱っている人に症状が出たのだろうという事で片付けられた。
何より心配なのは、里菜ちゃんに後遺症が出るかもしれないということ。
彼女のお母さん(西尾まり)も、あれだけ近付くなと言っていたにもかかわらず、ビトがおはぎを差し入れして娘が再び苦しんだわけだし、許せない気持ちになっても仕方ないよなぁ。
最後にはビト個人を殺人未遂で告訴してたし・・・。
でも、お母さんの立場になって考えると、やっぱそうなっちゃうよね。

花との関係に注目されていた吉沢悠君は区役所の福祉課の相模という人でした。
幼い頃に母親を亡くした花、父親はマルチ商法で服役中。
それでマスコミに追い掛け回され東京の親戚の家に引越し、しばらくは平穏な生活を送っていたが、しつこい記者に見つかってしまい、それをきっかけにまたマスコミに追い回され声が出なくなってしまった。
だから、町村フーズの周りにいるマスコミの集団を前にすると足がすくんじゃったんだね。>花ちゃん

マスコミの前で花が倒れた映像がテレビで流され、そこにいたビトを出所してきた林(小栗旬)が見つけちゃうんだよね。
厄介な人に見つかっちゃったなぁ。(;´Д`)
せっかく花がビトに素直な気持ちを書き綴った手紙を渡したりして、ビトも花を守りたいと思ったというのに・・・。
林が目の前に現われた時、引きつりながらも笑顔を作ろうとするビトが可哀想だった。

食中毒の原因は帝国食品から納入された汚染されたもち米だろうと一馬(中井貴一)は考えるんだけど、相手が大企業で隠蔽工作も徹底してて証拠がつかめない。
何とか一馬には頑張ってほしいなぁ。
里菜ちゃんのお母さんに告訴されちゃった事ももちろん大変だけど、林の対策を何とかしなきゃ花ちゃんが危険な目に遭いそうで恐いわ。

第5話
「誕生日にもらった一生の宝物」
脚本:宅間孝行
演出:坪井敏雄

林(小栗旬)、マジで恐いわ〜。 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ビト(松本潤)の前に現れた時、一馬(中井貴一)が一緒にいてくれて良かったよ。
弁護士相手にひるむ林じゃないけど、ビト一人じゃなくて本当に良かった。

しかし、町村フーズがより窮地に追い込まれるのは予想がついていたけど、まさか週刊誌の記事がきっかけとは・・・。
しかも、元従業員の告白としてめちゃくちゃな記事が載っちゃうんだよね。
その元従業員というのは美奈子(村上知子)みたいなんだけど、彼女のところに林が現われていたって事は、これも林がやらせた事ってわけ?
元従業員=美奈子だとわかって、金太(徳山秀典)とブル(鈴之介)が彼女のアパートを訪ねた時、林が現われてブルをボコボコにしちゃうところなんて、本気で恐かったよ〜。
それで美奈子は今どうしてるんだろう?
林と関わるとろくなことがないどころか、人生狂わされちゃうよなぁ。

この週刊誌の記事がきっかけで、取引先を失っていく町村フーズ。
さらには銀行の融資も断られ、今まで融資した分も全額返済しろと迫られ・・・。
行き詰ってしまった宗助(前田吟)がビトの誕生日を覚えていて、みんなでパーティーをしていたのを微笑ましく見ていたのに・・・。
今思えば、これもすべて宗助が決心した上でのことだったんだろうね。(´Д⊂グスン

せっかく帝国食品の社員が一馬の事務所に足を運び、何かを話そうとしてくれた矢先・・・宗助が自殺したという知らせが入りました。
これはショックだよなぁ。
みんなで一丸となって頑張ろうとしていたのに、社長が自殺しちゃうなんて・・・。

誕生日に宗助からもらった料理の本を、2015年のビトが大事に持っているってわけですね。
いつか宗助が名付けた「スマイル」という店をビトが出せるようになればいいんだけど・・・。

今回は一馬の元カノ(羽田美智子)が登場しましたね〜。
「今は日本人なんだ」なんて台詞があったので、一馬の過去をよく知る人物なんでしょうけど・・・。
一馬が当時日本人じゃない事が原因で結婚できなかったとか、そういう感じでしょうか?

第6話
「僕が社長の無念を晴らす」
脚本:宅間孝行
演出:石井康晴

宗助(前田吟)は1億円の生命保険をかけていたらしい。
家族や町村フーズの従業員たちを、その金で何とか救おうと思っての自殺だったのでしょう。
誰もそんな事、望んでなかったのに・・・。

ビト(松本潤)は社長の無念を晴らすべく、まずは美奈子(村上知子)の部屋に行くんだけど、何とそこには林(小栗旬)がいて・・・。
しかも、他人の家でのんびり風呂に入ってるってーのが、ますます恐ろしいんだわ。
それでビトに宗助の保険金パクって来いとか、甲斐(松田悟志)を殺しに行くとか命令するんだけど、そこに立ちはだかったのが花(新垣結衣)。
なんと、林にビンタしちゃったよ!(恐)
恐いもの知らずにもほどがあるよ・・・花ちゃん。

で、ビトと花は美奈子の実家へ向かい、やっと彼女と話をする事ができたんですが、美奈子の結婚話というのは実は結婚詐欺だったようで、貯金を失いシングルマザーになるしかなくなった美奈子の前に林が現れ、金のために言う事をきいてしまったらしい。
反省した美奈子はマスコミを利用して反撃するという一馬(中井貴一)の計画に協力し、顔を出してインタビューに答え新聞記事がでたらめだった事を公表。
ビトの必死の説得で帝国食品の佐原も証拠書類が箱根の福利厚生施設にあることを暴露し、強制捜査が入って町村フーズの潔白が証明された。
しかし、こんな決定的なことを外部に漏らしてしまった佐原さんは、その後帝国食品に残ったんだろうか?(゚ー゚;Aアセアセ
彼の今後も心配だわ。

2015年、ビトは何故、花ちゃんに会わないのか?
その原因は2009年、初めてのビトと花のデートの日にありそうですね。
林が花を連れ去ろうとしてたけど、やはりこの男が大きく絡んでいそうですな。

それに一馬の元カノ(羽田美智子)が離婚の相談に来てましたね。
これも何か関係あるのでしょうか?

第7話
「はじめてのキス」
脚本:宅間孝行
演出:石井康晴

花(新垣結衣)は何とか連れ去られずに済んだけど、林(小栗旬)は本当に恐いよ。
林が電話してた女性は母親だろうか?
ずいぶん冷たくあしらわれていたけど、林の父親・誠一郎(竜雷太)が警察庁の次長だった事で、その力で過去の事件もビト(松本潤)のせいにしちゃったみたいだし、親にも相当問題はあったんだろう。
だからって、林には同情できないけどさ。

里菜ちゃん(寺本純菜)が元気になって、母親も謝罪し町村フーズへの告訴も取り下げてくれて、これでやっと再出発・・・と思った矢先、登場したのはまるで心を入れ替えたような林。
「立ち直りたいから相談に乗ってほしい」とビトを連れ出すんだけど、当然これは演技。
ビトも断ればいいのに〜。
一馬(中井貴一)もいたから、何とでも突っぱねる事はできたと思うのに一緒に行っちゃうんだもんなぁ。

財布を落として困っているからビトの名前で届けて欲しいなんて、どう考えても嘘に決まってるじゃん!
なのに、せめて交番だけは付き合ってとか、最後の頼みだからみたいな事を言われて、お人よしのビトは引き受けちゃうんだよね。
ところが、ビトが交番に入ったところで林が警官を襲い拳銃を奪いビトとともに逃走。
交番に残されていた書類に記載されたビトの名前で、なんと指名手配されちゃうことに・・・。
っつーか、拳銃を奪うような輩がそんなところに本名書き残していくわけないでしょうに・・・。

で、花ちゃんはピンと来たのかビトを助けに行くわけですよ。
しかし、見つかって林にボコボコにされちゃう花ちゃん。
女だろうと容赦ない感じが恐いけど、小栗君ウマイと思っちゃいました。
倒れている花を横目に、林はビトに「甲斐(松田悟志)を殺ってこい!」と拳銃を渡しました。
その拳銃でビトが林を撃ってしまった。
たぶん、そうしなければ花を守り、林から逃れる事は出来なかったでしょう。
でも・・・それはあまりにも辛すぎる。
こうして、2015年のビトに繋がるんでしょうね。

それにしても一馬先生の元カノ(羽田美智子)、離婚の相談って相手から慰謝料をふんだくることですか?(゚ー゚;Aアセアセ
しかも、若い男がいるみたいだし・・・。
一馬も元カノのああいう一面は見たくなかっただろうなぁ。

第8話
「本当の笑顔を取り戻す戦い」
脚本:宅間孝行
演出:渡瀬暁彦

林(小栗旬)を殺してしまったビト(松本潤)は花(新垣結衣)とその場を立ち去ってしまった。

何でーーーーー!
こういう時こそ、一馬(中井貴一)に連絡でしょうが!!!
最後に花ちゃんと行きたい場所があるって、何で最後って決め付けてんのよ!
一馬先生に一報でしょうがーーーーー!!!
動揺しちゃうのはわかるけど、その場を立ち去ったらどんどん悪い方向に進んじゃうでしょ?

そんな二人が向かったのはビトが昔住んでいた場所。
富士山を見たいと行った花のために、ここへ連れて行ったんでしょうね。
でも、そんなことしてるより、まず一馬だってば!!!
やっと一馬がビトに連絡を取れて、急いでしおり(小池栄子)と一緒に車で向かうんだけど、刑事の古瀬(北見敏之)がちゃんと一馬を見張ってたんだよね。
尾行されているとも知らず、ビトの居場所へ車を走らせる一馬。

ビトと花は展望台で一夜を過ごし目の前に広がる富士山を見ることができた。
ビトは自首して罪を償うと花に約束し、近くの旅館でトイレを借り、そこの公衆電話から一馬に自首するという電話をした。
しかし、その頃には古瀬たちがその旅館に到着していたのよ。
駆けつけた一馬が自首するから手を出すなと言ってくれて、これでひと安心かと思ったら、人質(っていうか、ビトは人質をとったりしてないんだけど)のお客さんたちが解放された瞬間に「突入!!!」と号令をかける古瀬!
ちょっとーーー、約束が違うじゃないのさ!
こうしてビトは捕まってしまったのでした。
それにしても現場にいた一馬弁護士、この突入に関しては文句言ってもいいんじゃないの?
こんなやり方、あんまりだよ。

こうして裁判が始まるようです。
検事は北川(甲本雅裕)だし裁判員制度も始まってるし、2015年のビトを考えると長い裁判になるのでしょうね。

一馬の過去もわかりました。
やはり在日韓国人だったんですね。
それにしても、在日の人が弁護士にはなれても、検事や裁判官にはなれないって知らなかったよ。
在日韓国人だという理由で元カノ(羽田美智子)との結婚も反対されたらしいし、子供の頃には「キムチ臭い」なんて嫌な事も言われたらしい。
そんな一馬だからこそ、この裁判を頑張ってくれるんだろうけど、どんな風に裁判が進んでいくのか心配です。

第9話
「運命の裁判員裁判はじまる!」
脚本:宅間孝行
演出:坪井敏雄

ビト(松本潤)の裁判が始まった。
一馬(中井貴一)は正当防衛を主張するが、北川検事(甲本雅裕)はビトが更正しようとしていた林(小栗旬)の胸を一発で打ち抜いたことに計画性があったと主張。

うむ・・・難しい裁判になりそうだ。
なんせ、濡れ衣だとしてもビトには前科があるからね〜。
裁判員の気持ちが、弁護士の話、検事の話であっちにこっちにと揺れるのもわかるわ。
本当のところどうだったかなんて、はっきり言って当事者しかわからないものだし、そこまでの経緯が間違っていたとしても、あたかもそうだったかのように話されたら、そういう目で被告を見ちゃうだろうし・・・。

それにしても、林とビトとの出会いを聞くと、今まで疑問だったことが少し納得できたわ。
何でビトが林なんかとつるんでいたのかが疑問だったんだけど、「フィリピン」と馬鹿にされていたビトを守ってくれたのが林だったのね。
「何人とかどうでもいいよな〜。」って言われたら、そういう偏見で苦しんできたビトは心底嬉しかっただろうし、林と一緒にいることでバカにされずに済んだのも楽だったんだろう。
だけど、そんな林の恐さも知った。
自分だけだったら笑って適当にごまかしていたかもしれない。
でも、大切な花(新垣結衣)を目の前で痛めつけられて、偏見がないと思っていた林の口から「フィリピン野郎」という台詞が飛び出した時、ビトの中で何かが音を立てたんだろうな。
同情はするけど、結果的に人を殺したという事実は拭い去れないわけで・・・。

証言台に立った花が、北川の反対尋問で追いつめられ、思わず声が出た時はビックリした!
だけど、北川も容赦なかったよね。
最後に花の父親の事を持ち出すなんて・・・。
誰もが知っている事件のようだし、これでまた裁判員の印象が変わっちゃいそう。

第10話
「運命が動き出す!!−判決」
脚本:篠崎絵里子
演出:石井康晴

花ちゃん(新垣結衣)は、また声が出なくなってしまった。
せっかく声が戻ったかと思っただけに、残念だけど・・・。

証人には林(小栗旬)の母親(キムラ緑子)が・・・。
林は幼い頃から父親の暴力に苦しんでいた。
それは母親も同じで、耐えかねた母親は押さない林を捨てて家を出た。
幼い頃に林が描いた絵を見せられて、「息子を殺さないで欲しかった」と泣かれたら、裁判員たちも同情してしまうだろうな。

検事が死刑を主張する中、一馬(中井貴一)は現在も日本にある偏見や差別について話し、この事件は花を守ろうとしたビト(松本潤)の悲劇だと訴える。
一馬の言葉にも説得力があるし、林の母親の涙にも訴えるものがある。
だからこそ、裁判員の意見も割れたのはよくわかる。

しかし判決は死刑。

一馬たちは減刑を求め、2000年の事件が冤罪であることを証明しようと、当時の関係者たちに証言を頼むんだけど、ことごとく断られて・・・。
でも、それは裏で古瀬刑事(北見敏之)が「おかしな証言をしたらタダじゃおかない」と脅していたからなんだよね。
ひどい刑事だ・・・と思ったけど、そういう風に彼が外国人に偏見を持つのには、彼なりの理由があったわけで・・・。
娘さんが襲われたとあっちゃね〜、そりゃ恨む気持ちもわかるわ。
だけど、恨むべきは襲った人物だけであって、外国人をみんなそういう目で見てはいけないんだけどね。
でも、親の気持ちとして・・・少しは理解できちゃうんだよなぁ。

さて、ビトは控訴を取り下げると言い出しました。
つまり、死刑を受け入れるということ・・・。
人を殺したという事実は消えないし、死をもって償おうと思ったんでしょう。
一馬は諦めないみたいだけどね。

最終話
「僕らが最後に手にした笑顔」
脚本:篠崎絵里子
演出:石井康晴

控訴、上告はすべて棄却。
ビト(松本潤)の死刑は変わらなかった。

そして2015年、一馬(中井貴一)たちはまだ諦めてはいなかった。
2000年の冤罪を晴らすためには、林(小栗旬)の父親(竜雷太)を探し出すしかないが、なかなか見つからない。

そんな中、ビトの死刑執行が決定する。

こんな時になって、北川検事(甲本雅裕)が2000年の事件が冤罪かも・・・と、やっと疑い始めるわけよ。
遅いし・・・。
でも、最後まで気付かないよりは良かったけどさ。
彼の中でも真実を裁きたいというプライドがあったようで、林の父親の居場所を調べ、一馬に教えたわけよ。

驚くべきは林の父親がホームレスになっていたこと。
息子の犯罪をもみ消したような父親が、何もかも捨ててホームレスになっていたとは・・・。

その頃、ビトの死刑執行を知った花(新垣結衣)は最後の面会を頼みに行きます。
刑務官の柏木さん(勝村政信)が服務規程違反を承知で、ビトと花の面会を許すんだけど・・・。
ビトはやはり子供の頃の花を助けた人物でしたね。
それ以来、花はビトをずっと好きだった。
死に直面して死ぬことの恐さを知ったビトが、花に「今度君に会ったら、ナニがあっても逃げない。君を守って生きていく。」と言っていたのは、見ていて辛かった。
ビトと花、どちらの気持ちになっても・・・ね。

そして、死刑執行の朝を迎え、ビトが刑務官たちに連れて行かれるところは何とも言えなかった。
しかし、そこで急展開。(っつーか、そうなるだろうと分かっていたけど)
なんと一馬が林の父親の説得に成功し、もう一度2000年の事件についてビトが裁かれることになった。

( ´ー`)フゥー...
危ない、危ない。

そして2000年の事件の冤罪が証明され、林を殺してしまった一件だけの罪で懲役10年。
でも、なんやかんやで3年で仮釈放。

花が一人で切り盛りしていた多国籍料理のワゴン販売、そこへビトが現われみんなに笑顔が戻って、めでたし、めでたし・・・。

うーん、ハッピーエンドなのは良かったが、どうもしっくり来なかった。
元々、こういうラストを予定してたんだろうか?
大体、大事なラスト2話の脚本が篠崎絵里子に代わってしまったのは何故だろう?とか、少々勘ぐってしまうよなぁ。

 

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