P：関卓也・小池秀樹

主題歌：福山雅治　「化身(初回限定盤)(タオル付) 」

1
「」
脚本：前川洋一
演出：加藤裕将

うん、テンポもよくて面白かった。

世間で「魔女裁判」と呼ばれている東条ホールディングス会長殺人事件。
被告人は柏木鏡子（石田ゆり子）。
この裁判の裁判員に選ばれたのが、徹（生田斗真）、いずみ（加藤あい）、相馬（平方元基）、田所（中村靖日）、梨華（末永遥）、信恵（松本じゅん）の6人と補充裁判員の井筒（山谷初男）と芳子（中村果生莉）。
鏡子は起訴事実を全面否定。
そして、この裁判をモニターしている謎の集団。
どうやらこの集団を弁護士の進藤（渡邉紘平）を通じて動かしているのが鏡子みたいなんだけど、この集団がこれから裁判員たちに近付いて何かやらかしてくるらしい。

初回でも徹には10万円の入った封筒が届き、彼がデザインしたTシャツが完売したり、いずみには娘の幼稚園までの地図が届けられたり、田所は眠らされている間に男性とのキス写真が貼られまくっていたり・・・。
こうやって裁判員の弱みをつかみ、買収しようという魂胆なのか？

謎の集団が仕掛けてくる罠と、裁判員の正義、どちらが勝つか？
なかなか面白そうなので、これは楽しめそうです！

2
「」
脚本：前川洋一
演出：加藤裕将

田所（中村靖日）はカメラと盗聴器を仕掛けられた状態で裁判員たちがいる部屋で送り込まれた。
すでに謎の集団に良いように使われてるわけか・・・。
そして鏡子（石田ゆり子）が無罪だという方向へ向かわせるのが、この集団の目的。
これが「陪審員コンサルタント」なのか・・・。

そりゃ、品行方正な人ばかりじゃないだろうけどさ〜、田所は同性愛、介護ヘルパーの信恵（松本じゅん）はお世話している老人の通帳から金をくすねている、フィアンセのいるキャバ嬢・梨華（末永遥）はソープで働いていた過去を知られ、謎の集団に怯えるようになるわけよ。
みんな、ワケあり過ぎだよ！（笑）
もし、彼らの過去を知っていて裁判員にチョイスするところから操作していたとしたら、なおビックリだけど・・・。(^▽^;)

徹（生田斗真）も調子に乗って急ぎの注文を入れたTシャツがキャンセルになり100万という金が必要に・・・。
いずみ（加藤あい）は娘が連れ去られてしまい・・・。
こうやって裁判員の票を無罪に集めようとしているんだけど、娘の命がかかってるとなるといずみも無罪に傾くだろうし・・・。
あとは能天気な徹がどこまでみんなを引っ張れるかと、残りの裁判員たちの動向、謎の集団の出方ですな・・・。

香織（比嘉愛未）のインタビューを受けた鏡子は、自分の周りの人が次々と亡くなるから子供の頃から「魔女」と呼ばれてきたことを話し、香織と自分は似ているから理解してもらえそうな気がしたと話してましたね。
そして、自分の娘に会ってほしいと・・・。
そこに鏡子の計算があるのでしょうか？

3
「」
脚本：八津弘幸
演出：小原一隆

黒川（鈴木亮平）率いる集団の手口、めちゃめちゃ計算されてますね。
いずみ（加藤あい）声で娘を幼稚園に迎えに行くようにおばあちゃんに電話で頼む。
そんな事とは知らないいずみは、娘が連れ去られたと思いGPSで追跡。
ホテルに入ったところで徹（生田斗真）がいずみの娘の携帯に電話をすると、近くで着信音が鳴り、携帯を拾ったと現われたのが魔女・鏡子（石田ゆり子）の娘・遥（忽那汐里）。
この時は本当に偶然なの？と思ったんだけど、ちゃんとわかってて母親に協力しているみたいね。
おばあちゃんからの電話で娘は自宅に戻っていた事を知ったいずみ、しかし非通知でかかってきた電話で無罪を主張しろと脅されるわけよ。

で、これだけかと思ったら、このホテルで遥と香織（比嘉愛未）が会うようにセッティングしていて、ちょうどいずみと徹がホテルを出るところを香織に見せちゃうんだよね。
当然、香織は二人の仲を疑うわけで・・・。

さらに黒川は徹にも脅しをかける。
100万の借金を背負ってTシャツを必死で売りさばくか、報酬を受け取って無罪を主張するか・・・。
裁判員がどんどん黒川の思い通りになっていく中、徹だけは自分を貫くみたい。
まぁ、他の裁判員たちに比べれば脅されても頑張れそうな状況だけどね。

遥が香織に見せた事件の四時間前に撮ったという東条・鏡子・遥の三人の写真は信用していいんだろうか？
その写真を載せて、香織は鏡子が犯人ではないのでは？みたいな記事を書いてたけど・・・。

最後に徹に届いた宅配便の中身、そしていずみに届けられたメールの内容が気になるところですが、次回は1週お休みなんですね。

結構楽しみに見ているだけに、ちょっと残念だわ。

4
「」
脚本：前川洋一
演出：加藤裕将

徹（生田斗真）に送られてきた宅配便の中身は100万円と「お困りでしょう？よかったらお使い下さい」というメッセージ。
ムカつくね〜。o(｀ω´*)o

しかし黒川（鈴木亮平）が突然鏡子（石田ゆり子）を裏切り、亡くなった東条の弟・英彦（浜田晃）側についたのには驚いた。
よく考えてみれば、より条件の良いクライアントに寝返っても不思議はないんだけど・・・。
兄は遺産目当てで鏡子に殺されたと証言した英彦だから、当然これからは鏡子を有罪にしなくちゃならないわけで、黒川によって操られている裁判員たちの中間票は「有罪」へ傾いた。
子供を守りたくて黒川の指示に従っているいずみ（加藤あい）のためにもと、「無罪」に手をあげた徹もビックリだよね〜。

そして黒川の裏切りを知った鏡子は、ブラウスのボタンを割って手首を切ったよ。(ﾟДﾟ；∬ｱﾜﾜ･･･
いやぁ、これからボタンを見るたび、あの光景を思い出しそうで恐いわ。

何気にブラウンさんこと芳子（中村果生莉）が気になる今日この頃。
どうも怪しい・・・。

5
「」
脚本：八津弘幸
演出：小原一隆

鏡子（石田ゆり子）は一命を取り留めたものの、意識は戻らず・・・。
ただ、魔女・鏡子が自殺を図ったことで、徹（生田斗真）は彼女が本当に無実なのかも・・・と思い始めるんだよね。

しかし、香織（比嘉愛未）の徹といずみ（加藤あい）を疑う気持ちは強くなるばかりで恐ろしい。
何だか彼女が一番の魔女にさえ思えてきた。(^▽^;)
嫉妬心や猜疑心で、妙な方向に走らなければいいけど・・・。

鏡子が回復するまで公判が延期されることになり、徹は黒川（鈴木亮平）の組織に操られている裁判員たちの弱みを知ろうとするが、なかなか誰も真相は語らず・・・。
でも、いずみの弱みだけはわかりやすいんだよね。
彼女の子供だから・・・。
で、弱みさえなくなれば操られる事もないって事で、Tシャツの訪問販売のふりをして、いずみの家から娘を連れ出し、おばあちゃんの家に送り届ける事に成功！

・・・が、黒川はすぐに見破ったよ。
そして、徹の前にその姿を現した黒川。
これからは真っ向勝負なんでしょうか？

そして鏡子も目を覚ましたみたい・・・。
香織は鏡子の味方につきそうだよね〜。
それが良いのか悪いのか・・・。

6
「」
脚本：前川洋一
演出：稲葉正宏

徹（生田斗真）は、ピンク（松本じゅん）とドンペリピンク（末永遥）が黒川（鈴木亮平）に脅されている内容をつきとめ、彼女たちに裁判員を辞めさせることで脅しから解放した。
いよいよ反撃開始か？と思ったのも束の間、やはり黒川はそんなに甘い男じゃありませんでしたね。

ヘルパー先のおじいちゃんのお金を盗んじゃったピンクさんには、黒川から送られてきたお金を渡し返金させ、過去にソープ勤めをしていたことで脅されているドンペリには、彼氏の前で芝居をして嘘だと信じ込ませることに成功した徹。
だけど、黒川はピンクを窃盗で逮捕させ、ドンペリの彼氏の親には興信所の調査資料を送りつけて仲を引き裂いた。
徹を信じて裁判員をやめたために、黒川にひどい仕打ちを食らったってわけか。

どちらにしても、これで裁判員は補充されるわけだから、今度はシルバーさん（山谷初男）やブラウンさん（中村果生莉）も活躍しそうですね。

黒川曰く、鏡子（石田ゆり子）が自殺を図ったのは時間稼ぎのためらしいし、そうなると鏡子は鏡子でこの裁判を操ろうとしているのかもしれない。
香織（比嘉愛未）も、そのための駒なんだろうね。
弁護士から徹といずみ（加藤あい）のツーショット写真を渡されていた香織。
これも鏡子の策略なんだろうか？

それにしても、予告だと黒川がいずみの夫みたいじゃなかった？
そりゃ、家に入るのも簡単だわなぁ・・・。

7
「」
脚本：八津弘幸
演出：加藤裕将

香織（比嘉愛未）の部屋が荒らされた時から、こりゃ〜香織の自作自演だろうと思ってはいたけど、やっぱりそうでしたか・・・。
しかし、いずみ（加藤あい）の部屋まで荒らして、あたかも自分が拉致されたかのように見せかけて、徹（生田斗真）に探させるなんてね〜。（;´Д｀）
鏡子（石田ゆり子）の思い通りに操られてしまってる感じですね・・・香織。

それにしても、裁判員が簡単に被告人に面会できるなんて、どうなってんの？
そこはドラマだからスルーしろと？

いずみから徹を取り戻すために、香織はこんな事までやらかしてしまったってわけね。
不安な気持ちがそうさせた。
彼女をそこまで不安にさせたのは鏡子でしょう？
っつーか、裁判員たちも香織も利用されすぎだよ！

で、先週の予告でチラッと見せていたように、いずみの夫として黒川（鈴木亮平）が帰ってきましたね〜。

・・・で、終わりかよ！⊂(_ _⊂⌒⊃　ﾄﾞﾃッ

大した進展もなかったような・・・。(^▽^;)

8
「」
脚本：前川洋一
演出：小原一隆

香織（比嘉愛未）の側にいるために、裁判員を辞めることを考え始めた徹（生田斗真）。
でも、もし裁判員を辞めたら、黒川（鈴木亮平）が香織に何をするかわからないと思うと、辞めるわけにもいかず・・・。

いずみ（加藤あい）は、またまたまんまと罠に引っかかっちゃいましたね。
娘の推薦入学だと思って払い込んだのは、裏口入学のお金だと言われて、また「有罪」を強いられるわけですよ。
まぁ、私も言ってみたいですけどね。
「払ってきたわ、300万！」って・・・。(^▽^;)

弁護人の新たな証人として現われた少年。
彼は事件当日、東条の別荘の窓に白い洋服の人物が立っているのを見たらしい。
事件当日、鏡子（石田ゆり子）が着ていたのは黒い服。
ってことは、殺された東条と鏡子以外の誰かがいたのではないか・・・と弁護人。
この少年の出現で、明らかに鏡子の顔色が変わりましたよね。
ってことは、その白い服の誰かを鏡子がかばってるのかしら？

徹の提案で、現場に行ってみるわけですが、そこで東条と鏡子に何が起きたのか、いずみと二人で再現しようとする徹。
ところが、そこに現われた香織がレンガで徹を襲い、いずみと香織がもみ合いに・・・。
そこへ徹が割って入り、香織ともみ合う中、床に落ちたレンガに足を取られて香織が窓から転落。

もし、これと同じことが鏡子の身にも起きたのだとしたら・・・と思わせる場面でしたね。

白い服・・・鏡子の娘・遥（忽那汐里）はいつも白い服じゃなかったっけ？
何となく怪しい・・・。

9
「」
脚本：八津弘幸
演出：加藤裕将

香織（比嘉愛未）は数箇所の骨折で命は助かった。
しかし、香織が持っていた東条の別荘のカードキーをめぐって、黒川（鈴木亮平）と徹（生田斗真）の攻防が続くわけで・・・。

あるはずのない4枚目のカードキーの存在。
もし、犯人がこの鍵で別荘へ侵入し東条を殺したとすれば、真犯人は鏡子（石田ゆり子）の他にいるという事になる。
鏡子を有罪にしたい黒川にとって、この鍵の存在は邪魔。
何としても徹から奪い取ろうとするんだけど、なかなか奪い取れなくて・・・。

最終的には徹が裁判官に提出しようとしたのを知って、そこで奪い取ってましたよ。
っつーか、「裁判官に提出しようと思うんだ」といずみ（加藤あい）に話していた評議室・・・、あそこは盗聴されているだろうって思わなかったんだろうか？
しかも、黒川ったら最初から裁判官の一人を買収していたらしい。
ここへ来て、そんな新しい事実ありかよ！（笑）

もう裁判官さえ信用できないと分かった徹は、公判で鏡子に「もし、4つ目の鍵があったとしたら、持ち主に心当たりはありませんか？」と質問。
明らかに鏡子の顔色が変わりましたなぁ。
そして、懲役20年が求刑された鏡子は「私が殺しました。」と罪を認めてしまいました。

うーむ、普通に考えれば遥（忽那汐里）が犯人で鏡子は娘をかばって罪を受け入れたってことになるわけですが、そんな順当にいくのかしら？
まぁ、最後を見届けましょ♪

最終回
「」
脚本：前川洋一
演出：加藤裕将

まんまと魔女にやられたな・・・って最終回でしたね。

徹（生田斗真）は裁判所から出て行く遥（忽那汐里）を呼び止め「君がやったのか？」と訊くと、彼女は「はい」と返事を・・・。
東条には他に女がいて、母・鏡子（石田ゆり子）を裏切った事が許せなかった、母は無実です・・・と涙まで流されたらね〜。
そりゃ、信じちゃうよ。

香織（比嘉愛未）をネタに黒川（鈴木亮平）に脅されていた徹だけど、香織自身が「私も戦う」と言ってくれた事で気持ちを決め、真犯人が鏡子の他にいるという自分の考えを発表。
有罪と無罪が4票ずつと分かれる中、どちらかに決まる大事な最後の1票がいずみ（加藤あい）の1票というのは面白かった。

結局、いずみは無罪に投票。
鏡子の判決は無罪！

廊下で遥を抱きしめる聖母のような鏡子を見て、徹はさぞ満足だったでしょうね。
真犯人が誰かも知ってるし、鏡子がやったと言って真犯人をかばったのも知っている、だけど僕は誰にもいいませんよ・・・ってな事を言った後、「無実の人が無罪になってよかったです。」という言葉が徹の口から出た後の、鏡子の意味深な微笑。

あらら・・・鏡子はやっぱり魔女だったのね。
そして、魔女の娘である遥も魔女だった。
母と娘が協力して、この裁判を操っていたって感じですかね〜。

本当はやっていたのに、無罪を勝ち取っただけでなく、いずみに黒川の写真の入った封筒を渡し、「これが黒川の正体です。誰かに似てませんか？」というメッセージには背筋がゾクーッとしましたわ。
そこまでやるか？って感じでしたよね？(ﾟｰﾟ;Aｱｾｱｾ

こうして東条の遺産を鏡子と遥が受け取ったって事になるんでしょうか？
いやはや、恐ろしい・・・。

裁判員制度を知るドラマではなかったけど、裁判員の持つ1票の重みは伝わりましたわ。
・・・って、何か違う気がするけど・・・。（笑）