白い春

P:安藤和久・吉條英希・東城祐司・伊藤達哉

主題歌:
阪井あゆみ 「横顔

第1話
「運命の出会い」
脚本:尾崎将也
演出:三宅喜重

付き合っていた彼女・真理子(紺野まひる)の病気を治すため、一度はヤクザから足を洗おうとしていたのに、報酬800万で殺しの仕事を引き受けた春男(阿部寛)。
9年間服役し出所した途端、有り金全部盗まれてしまい、昔の仲間・竜也(デビット伊東)を訪ねたところで、真理子が死んだと聞かされる。
春男が刑務所に入った後しばらくして真理子は別の男と暮らしていたらしいが、病気が治らず亡くなったそうな・・・。
真理子の病気を治すために人殺しまでしたのに、自分が服役している間に死んでしまったなんてやりきれないだろうね。

で、春男の怒りの矛先は真理子と暮らしていたという男性に向かっちゃうわけよ。
竜也から800万は真理子の手に渡ったと聞いたわけだし、それならその男が別のことにでも使っちゃったんじゃないかと悪い方に考えちゃったんだろうね。
で、その男を探し当てるわけだ。

パン屋を営む村上康史(遠藤憲一)。
もうロックオン状態だよね。(゚ー゚;Aアセアセ
パンの中にクリップが入っていたとイチャモンつけて、慰謝料として800万払えと脅してみたり・・・。
春男の中では理由があるんだけど、突然恐い男に因縁つけられても村上さんは心当たりがないわけで・・・。
でも、パン屋を手伝っている真理子の妹・佳奈子(白石美帆)の「あの人、足が悪いみたい」の一言で、ピンときたらしいよ。

一方で、偶然に出会ってしまったのが春男とさち(大橋のぞみ)。
このさちちゃん、真理子が産んだ子供らしいけど、父親は村上ではないようで・・・。
ってなわけで、真理子と春男の間に出来た子供を、真理子の死後、村上が引き取って育てているようです。
しかし、エンケンさんも充分ヤクザ顔(失礼)なので、今はパン屋だけと実は昔は・・・なんて要らぬ想像をしてしまいますね。(笑)

大橋のぞみちゃんは子供らしいところが可愛いですな。
最近の子役さん、お上手すぎて子供らしさが感じられないんだけど、のぞみちゃんは素朴で可愛いです♪

村上と春男が真理子の事について話していたけど、村上は800万の金の事なんか知らないようでしたね。
そもそも、800万というお金が真理子に渡ったのかも確かじゃないし・・・。
そんなこんなしてるうちに、パン屋の若い子が警察を呼んできちゃって春男は捕まってしまいました。
ありゃりゃ・・・。

あとは、ネットカフェで春男と接触した栞(吉高由里子)や勇樹(遠藤雄弥)が、どう絡んでくるのか楽しみです。

このドラマはこの先も楽しめそうで、まずはひと安心。

第2話
「少女の約束」
脚本:尾崎将也
演出:三宅喜重

警察から釈放された春男(阿部寛)は、すぐに村上ベーカリーに現われた。
で、村上(遠藤憲一)のせいで真理子(紺野まひる)が死んだと思い込んでいる春男は、ここから執拗な嫌がらせを始めるのよ。
でもさぁ、バス停を遠くから運んできてパン屋のドアの前に置いたり、次はお地蔵さんを運んできたりと、元ヤクザとは思えないほど子供っぽい嫌がらせなんだよね。(笑)
しかも、やられた村上さんの方も、バス停やお地蔵さんを元の場所に返しに行くんだけど、パン屋さんだったら台車とか持ってるだろうに、そういうものを使わず、「うんしょ、うんしょ」と運んでいく姿が笑えるんだわ。(爆)

そんな中、さち(大橋のぞみ)と再び出会った春男は、さちからパンをもらって空腹を紛らわせたのよね。
それで「明日も持って来い!」って恐い顔して言ったのに、さちは怯える事もなく「わかった」って約束しちゃってさ・・・。
だけど、春男のために店のパンを持ち出そうとしたところを佳奈子(白石美帆)に見つかって問い詰められちゃうの。(´Д⊂グスン
それでも「親に言うな」と春男に言われていたから、約束を守って口をつぐんだままでいるさち。
いやぁ、この時点ではどう見てもただの恐いおじさんな春男なのに、そういう人の言う通りにするさちもどうなのさ?って気もしないではないんだけど(^▽^;)、これが血のつながりってヤツなんでしょうかね〜?

そして、村上が店を開いた時の寄せ書きにあった真理子の文章から、彼女の金を村上が取ったわけではないらしいという事が春男にもわかるわけよ。
村上に「そもそも、組から金なんて渡ってないんじゃないか?」と言われて、春男もそうなのか・・・と思い始めたようで・・・。

それはそれで春男を落ち込ませてしまうわけだよね。
自分は何のために9年も服役していたのかと・・・。
そんな春男の前に、さちがパンを持って現われるわけよ。
佳奈子に怒られても、ポケットの中にひとつ残っていたパンを大事に隠し持っていて、こっそり家を抜け出し春男に約束のパンを届けたさち。

来週はさちが真理子の娘だと春男が知るみたいですね。
でも、まさか自分が父親だとは思わないんだろうなぁ・・・。

第3話
「少女と母の秘密」
脚本:尾崎将也
演出:小松隆志

さち(大橋のぞみ)をいじめてた男の子たち・・・ひどいよね。o(`ω´*)o
亡くなったお母さんの写真を取り上げてからかうなんて、子供だから・・・では済まされませんわ!
・・・ったく、どんなしつけをされてるんだか。( ´ー`)フゥー...

木の枝に引っかかった母の写真を春男(阿部寛)に取ってもらったさち。
春男はこの写真を見て、さちが真理子(紺野まひる)の娘だと知るんだけど、当然父親は村上(遠藤憲一)だと思っているわけで・・・。
それでも、愛した女性の子供だと知ると、気になってしまうんでしょうね。
さちがいじめられているのを知った春男は、その相手の男の子たちを恐い顔で脅すんですわ。(笑)
おしっこ漏らしちゃうぐらい恐かったのね・・・。(苦笑)
でも、ちょっとスッキリしましたわ。

一方で村上はさちの担任の先生にやんわりと注意をしてもらえるように頼んでいたわけで、そんな後に男の子たちが揃って謝りに来たら、父親としてやったぞ!って気持ちになったでしょうね。
少なくとも警察が村上ベーカリーに現われるまでは・・・。(^▽^;)
男の子の親が子供が脅されたと通報したらしく、警察が店にやって来て、そこで春男の存在に気付く村上。
さちのスケッチブックにも春男らしき男の絵があるのを見つけて、ついさちを問い詰めてしまうんですよね。
春男に会っているだろう?って・・・。
でも、春男には会ったことは言うなと言われてるし、約束を守りたいさちは家を飛び出してしまうんだけど、栞(吉高由里子)と出会って春男に引き合わせられちゃうことになるんだよね。
こういうところが、切っても切れない親子の縁なのかなぁ・・・。
でも、今までさちを大事に育ててきた村上の気持ちを思うと、何だか複雑なんだけどね。

村上はさちが自分の子ではない事を知っていて、周りには内緒にしているのかな?
村上と真理子が知り合った時には、すでに真理子は妊娠していたみたいだし・・・。
ってことは、村上はさちの父親が春男だと気付いているんでしょうね。
それもせつないなぁ。

第4話
「本当の父親」
脚本:尾崎将也
演出:植田尚

栞(吉高由里子)がさち(大橋のぞみ)から母親の墓参りに行く事を聞き、春男(阿部寛)に電話。
真理子(紺野まひる)の墓の場所を知った春男と、お墓参りに来たさち&佳奈子(白石美帆)、遅れてきた村上(遠藤憲一)が会ってしまうことに・・・。
しかし、佳奈子は泣きながら真理子のお墓の掃除をする春男を見て、少し印象が変わったみたいだよね。
そんなに悪い人じゃないんじゃないかと・・・。
だって、春男の顔つきがいつもとぜんぜん違ったもんね〜。
「すまない」って声をかけながら掃除をしてる姿に、嘘は感じられないでしょう。

一方で、さちの誕生日がクリスマスだと知った栞は、村上と真理子が知り合った時期を気にし始める。
そして、村上は佳奈子にさちの本当の父親は春男だという事実を告げた。
当時、村上は一人でさちを産んだ真理子を放っておけず、自分が彼女と赤ちゃんのために出来る事は全てやろうと思ったらしい。
真理子が亡くなった後、村上がさちを自分の籍に入れ育ててきた。
・・・と、こんなシーンで真理子が亡くなる回想シーンが入るんだけど、さち役の赤ちゃんが真理子が亡くなったのを察知したかのように泣き出すところで驚いちゃったわよ。
あの赤ちゃん、芝居してたとしたら凄いわ!(違)

そして、春男に母親の写真をあげると約束していたさちは、栞に子供の日限定のお食事券と写真を入れた封筒を託します。
受け取った春男が開封したんだけど、村上ベーカリーのお食事券にしか気付かず、同封された写真は部屋の片隅に落ちてしまうんだよね。
もーーーーー!さちが生まれた三日後に取られた日付入りの写真なのにぃ!

そんな事とは知らず、お食事券を持ってベーカリーに現われた春男。
しかし村上は春男を見て、さちの前で「この人とは仲良く出来ない」とお食事券を破ってしまうのよ。
村上の気持ちもわかるけど、さちが見てる前でさちが一生懸命書いたお食事券を破るのは、やっぱひどいでしょ?(´Д⊂グスン
さちには「お父さん嫌い」と言われ、春男には「それでも父親か」と吐き捨てられ・・・。
うーん、真実を知っている村上の焦りもわかるだけに、何とも複雑だよね〜。

さちが春男に「写真大事にしてね」と言ったことで、あの封筒の中に真理子の写真が入っていた事を知るわけですが、これがなかなか見つからないんだよなぁ。
どうも、先に見つけるのは栞みたいだし・・・。
でも、来週は春男も真実を知ることになりそう。
そうなった後の春男に変化が見られそうで楽しみですわ。

第5話
「俺には娘がいた」
脚本:尾崎将也
演出:三宅喜重

春男(阿部寛)が探していた真理子(紺野まひる)の写真を最初に見つけたのは栞(吉高由里子)。
しばらく隠していたけど、結局春男に見つかって・・・でも写真の日付にはなかなか気付かなくて・・・と、少々イライラさせられる流れでした。(^▽^;)
でも写真の裏に書かれた「さち生後三日目」という文字と、写真の日付を見て春男が指折り数え、さち(大橋のぞみ)が自分の娘だと気付いてからは、なかなか見ごたえがありました。

事実を知って村上(遠藤憲一)を呼び出し、「何故隠していた?」と殴りつける春男。
しばらくは、ただ殴られている村上だったけど、春男の「偽物オヤジ」という一言で村上も手を出しましたね。
ここまでさちを守り育ててきたのは自分だという自信が村上にはある。
だから、「偽物オヤジ」という一言だけは我慢できなかったのでしょう。
そして村上の「お前、人殺しだろ?」という言葉には、さすがに春男も言い返せないわけで・・・。

さちが自分の娘だとわかった後の春男の変化は良かったですね。
正社員で働こうという気になったり、以前食い逃げした店にお代を払ったり・・・。
だけど、ここで前科があるという春男の経歴が足かせになるわけだ。
正社員の話も「前科持ち」がネックになりパー。
清掃の仕事中に突き飛ばされた社員は、春男に前科があると知って急に態度を変え30万一方的に支払ってきた。
世間が自分を見る目は、結局そういうものかと思い知らされたでしょうね。
自分が変わろうとしても、そう簡単に受け入れてはもらえない。
ただ、その30万があったから勇樹(遠藤雄弥)は借金の返済を済ませることが出来たんでしょうけど・・・。

勇樹たちが借金返済に行っている間、春男一人のところにさちが訪ねて来ます。
春男はいないふりをしたんだけど、結局は気付かれてしまって・・・。
キリンの絵を描くさちをこっそり見ている春男の顔は、優しいお父さんの顔でしたよね。
阿部ちゃんがずっと恐い顔をしてただけに、この変化はすごくよく出てて良かったと思います。
春男がさちに父親らしい事をしてあげたのは、「これからはお父さんの言う事を聞いて、良い子にするんだ!」と言う事ぐらいだったんだけど、それしか出来ないのがせつなかったわ。
そして、春男の言いつけを守って、家に帰り村上に「お父さん、今日はごめんなさい。」と謝るさち。
「いいんだ」と抱きしめる村上。
みんな誰かを思っているのがわかるだけに、きゅんとさせられる場面でした。

来週は春男が村上ベーカリーで働くようになるのかな?
二人のお父さん、仲良くなれたらいいのにね。

第6話
「運命の絆 第二章」
脚本:尾崎将也
演出:小松隆志

学校の購買部にパンを納める約束をしちゃったもんで、村上ベーカリーでは人材が必要になるんだよね。
求人を出したんだけど、やってくるのは使えなさそうな人ばかり。
一方で、春男(阿部寛)はさち(大橋のぞみ)が自分の娘だと知ってから、まともな生活を望むようになるわけよ。
「正社員」にこだわるんだけど、年齢だけでも難しいのに前科者となってはかなり厳しくて・・・。

そんな二人の父親が一緒に働く事になろうとはね〜。
ハローワークで村上ベーカリーの求人を見つけた春男が面接に行くんだけど、二人の父親が売り言葉に買い言葉でやりあった結果、村上(遠藤憲一)が春男を雇っちゃうんだよね。(笑)
自分が本当の父親だという事を名乗らないという条件で・・・。

購買部のパン作りを受けたからには、人を増やさないとさちの授業参観にも行けないし、春男に「子供の授業参観や運動会には参加している」と言った手前、村上も春男を雇うしかなくて・・・。
しかし、唯一村上が授業参観に行けそうな日は、さちが苦手な体育での逆上がりがある日。
せっかく来てくれるお父さんを喜ばせたくて、一人で練習をするさちを春男が見つけて、その練習に付き合うんだけど・・・。
以前、村上に「(人を殺した)汚い手でさちに触るな」と言われた春男は、自分の手でさちに触れる事ができないんだよね。
だから、もう少しで出来そうなさちを見て、鞄で押してやったり・・・せつないです。(´Д⊂グスン
村上に見せたくて頑張って練習しているさちを見守る春男もせつないけど、よく考えてみれば、春男と練習してできるようになった事を知らずに、授業参観で逆上がりが出来たさちに「グー!」のポーズをしてる村上もせつないよなぁ。

来週は栞(吉高由里子)が、春男がさちの父親である事をバラしてしまうのかな?
そう簡単にはバレないだろうけど、ちょっと不安ですね。

第7話
「名乗れない痛み」
脚本:尾崎将也
演出:植田尚

恵一(村上剛基)が配達途中に事故に遭ったという連絡が入り、佳奈子(白石美帆)と村上(遠藤憲一)が留守にしている中、熱を出したさち(大橋のぞみ)が早退して帰宅。
心配で仕方ない春男(阿部寛)は、上がってはいけない二階に上がってしまうわけよ。
でも、何かと笑わせてくれるよね。
熱を測らせたくて体温計を持って来るんだけど、電子体温計なのに振ってるし・・・。(笑)
作ったこともないおかゆを、本を見て作ってるけどどう見ても失敗だし・・・。
さちが熱のために味が分からなくて良かったよ。
まぁ、その必死なところが実に微笑ましいんだけどね。
佳奈子と村上が帰ってきちゃって、また怒られちゃうのかな?と思ったけど、さちから「おじさんが薬を飲ませてくれた。おかゆも作ってくれた。」と聞かされたら、村上も怒れないよね。
春男が父親として心から心配したであろうことは分かるわけで・・・。

さちから友達とパーティーがしたいという話を聞いた春男は、その願いを叶えてやろうと村上に「パーティーやらせてやれ!」と言うのよ。
何の事か分からない村上に、「それはさちに聞け!」って偉そうだし・・・。(^▽^;)
村上だって、自分の知らないさちの情報を春男が知ってるのは面白くないでしょうよ。

そんな中、村上ベーカリーに栞(吉高由里子)と勇樹(遠藤雄弥)がやって来て、佳奈子がいる前で春男とさちの関係を知っている素振りを見せてしまうんだよね。
「二度と店に来るな」と怒った春男にキレて、栞は自分のブログに春男とさちの親子関係についてUPしかけるんだけど、デリートしておりました。
予告でこの部分を見せられた時には「何すんねん!」と焦ったけど、やっぱそこまではしなかったのね。>栞
ホッとしたわ〜。
だけど、栞と勇樹は新しく始めたワッフルのワゴン販売で、ヤクザとトラブったようで、また春男が巻き込まれることになるのかしら?
せっかく頑張ってる時だけに、巻き込んでほしくないんですけど・・・。

佳奈子が春男に「店をやめてくれないか?」と言ったのも、わからなくはない。
近くで見ている佳奈子のような立場の人間が、実は一番ヒヤヒヤしているのかもしれないし・・・。
両親や村上が亡くなった真理子(紺野まひる)のことばかり愛していて、自分なんかいてもいなくてもかまわないという佳奈子の本音。
もしかして、村上の事を特別な感情で見ていたりするんだろうか?
見ていたとしても不思議はないんだよなぁ。

そして、さち念願のパーティー!
テニスゲームで、何故かバトルモードに突入する二人の父親のがむしゃらな雰囲気には笑っちゃったよ!
でも、さちが過ぎてしまった村上の誕生日のプレゼントの絵を披露した時の、二人の父親の表情は対照的だったなぁ。
嬉しそうな村上と、ちょっと寂しそうな春男。
実の父親でも入り込めない空間が、そこにあるって事を思い知らされてしまったんだよね。

それにしても、またまた笑わせてくれる視聴者プレゼントに大笑い!
7個余ったバッグのプレゼントって・・・。(爆)

第8話
「二人のお父さん」
脚本:尾崎将也
演出:三宅喜重

算数のテストが62点でショックを受けたさち(大橋のぞみ)は春男(阿部寛)に掛け算を教わろうとするんだけど、春男は「オヤジに言え!」と言うわけよ。
村上(遠藤憲一)の立場を考えると、自分がしゃしゃり出ていくわけにはいかないもんね。
だけど、やっぱ気になるから村上に「さちに掛け算を教えてやれ!」と言って、算数のテストの点数まで言っちゃうのよ。
これを知ったさちは春男に「絶交」を言い渡し、春男がマジで落ち込んでいるのが可愛かった。
あのくらいの子供って、わりと簡単に絶交という言葉を口にするけど、それって「私は怒ってるんだぞ!」という意思表示にしか過ぎないことが多いよね。
だけど、春男にとってさちから絶交と言われたことは、ものすごくショックなわけで、可愛くもあり可哀想でもあり・・・って感じでしたわ。

春男と村上の口げんかは毎度の事なんだけど、今回もそんな口げんかの末に春男が残業はしないと言い出して・・・。
そこへパンの大量発注!猫の手も借りたい村上は春男に残業を頼むんだけど、春男はさちから「ゴムとびの練習に付き合ってくれたら許してあげる」という手紙を受け取ったばかりで、そっちを優先!(笑)
絶交されたさちが許してくれるって言うんだから、そりゃ最優先しなきゃならないでしょうよ。(* ^ー゚)
でも、そこでさちに「頑張ればおじさんもお父さんに負けないよ」と言われた春男は、仕事をしに作業場へ戻っていくわけ。
子供の一言で落ち込んだり、やる気を出したり・・・。
ほんと、素敵なお父さんじゃないですか。

作業場に戻ってもパンに使うリンゴの皮むきで意外な器用さを見せる春男に対抗心むき出しの村上とか、何かにつけて競争しようとする二人の父親が微笑ましかったですね〜。
それにしても、「木工やってたからこういうのは得意」とリンゴの皮をむく春男には笑っちゃったよ。
木工とは違わないか?(爆)

仕事が一段落ついて二人の父親が店の片隅でビール飲みながら話すんだけど、そこで村上に「お前はお前の道を見つけてくれないか?」と言われてしまった春男。
春男もさちのことを大切に思っていることは村上にも伝わっていたでしょう。
だからこそ、これまで作り上げてきたさちとの生活が壊れそうで怖かったのかもしれませんね。
村上の本音がわかるからこそ、春男も何も言えないわけで・・・。
だけど、さちには「ずっとここで働いてね」と言われて複雑だよね。
自分はさちの側で働きたいけど、村上の事を思うとそうもいかないし・・・。

そんな中、栞(吉高由里子)と勇樹(遠藤雄弥)がトラブったヤクザに10万払うことが出来ず、何やらヤバイ事態に巻き込まれそうになっていました。
自分では手に負えないと思った勇樹が春男にHELPの電話を入れ、春男が助けに・・・。
そこでヤクザに囲まれるんだけど、決して手は出さず土下座するんだよね。
で、ヤクザの中に春男を知ってるヤツがいたらしく、とりあえず引き下がってくれたけど、このヤクザたちこのままじゃ終わらないでしょう。
・・・ったく、勇樹と栞は問題ばっか起こしてくれるよなぁ。

そして、どうもさちが真理子(紺野まひる)と同じ病気らしい。
うそーーー!あんなに元気だったのに?

第9話
「娘を襲った悲劇」
脚本:尾崎将也
演出:小松隆志

村上ベーカリーで初めてもらったお給料に一人でにやける春男(阿部寛)が可愛かった。
で、そのお給料で真っ先に買いに行ったのがさち(大橋のぞみ)へのプレゼントというのも良かったね〜。
画材店に行ったものの一人で入れず栞(吉高由里子)を呼び出すところとか、すごく春男らしかったし・・・。
栞の見立てで選んだのが水彩の絵の具セット。
春男にはもらって喜ぶさちの顔が浮かんで消えなかったことでしょう。

だけど、翌朝出勤してみるとさちが病院に運ばれた後で・・・。
予告では真理子(紺野まひる)と同じ病気なのか?って思わせる雰囲気だったけど、検査の結果そうではなかったようで・・・。
でも、緊急オペが必要になり、春男も村上(遠藤憲一)も心配でたまらないんだよね。
得に春男。
あまりにも顔に出るからと、村上から「しばらくさちに会わないでくれ」と頼まれてたけど、両方の父親の気持ちがわかるだけに複雑だったわ〜。

仕事をしていてもさちの事ばかり気になる春男もせつないし、さちに「おじさんは来ないの?」と言われる村上もせつないし・・・。
そんな中、さちが描いた色のない絵を見た佳奈子(白石美帆)は、春男にお見舞いに来て欲しいと頼みました。
そうだよね、いつもカラフルな絵を描いてたさちが、急にあんな絵を書き出したら・・・、しかも何となくさちっぽい天使が空にいるような絵だし、余計に心配になっちゃうよ。(´Д⊂グスン

絵の具を持ってさちのお見舞いに行った春男に、本当は手術が恐いと打ち明けるさち。
本当のお父さんだと思っているからこそ、村上の前では「大丈夫」と強がっていたんだろうけど、大好きなおじさんの春男だからこそ打ち明けられる本心があるわけで・・・。
これまた、どちらのお父さんの立場に立ってもせつないんですわ。

それにさ〜、手術当日にさちが春男にもらった絵の具を胸に抱いてオペ室に向かうのもね〜。
佳奈子が持ってきたお見舞いのぬいぐるみなんて眼中になかったもんなぁ。(゚ー゚;Aアセアセ

それにしても手術費用の工面に困っていたような村上・・・大丈夫なんだろうか?
そして、手術も順調には進んでいない様子でしたが・・・もしや輸血が必要になるようなパターンだろうか?

第10話
「娘を救ってくれ」
脚本:尾崎将也
演出:植田尚

さち(大橋のぞみ)の手術は成功した。
だけど先生ったら、なかなか「成功」って言ってくれないんだもん!(゚ー゚;Aアセアセ
ヒヤヒヤしちゃったよ〜。

村上(遠藤憲一)は佳奈子(白石美帆)から春男(阿部寛)にお見舞いを頼んでいた事を聞かされてショックだったでしょうね。
色のない絵をさちが描いていたことにも気付かなかったわけだし、そんなさちを心配した佳奈子が春男にお見舞いを頼んだのも、やっぱり「おじさん」じゃなきゃダメなのか・・・って感じるだろうし。
せつないわ〜。

せつない人は、他にもいます。
勇樹(遠藤雄弥)が栞(吉高由里子)の父親の居場所をつきとめて、春男に付き添いを頼んだ彼女が会いに行くんだけど、お父さん(佐戸井けん太)はさっぱり覚えてなかったみたいで・・・。
再婚して子供もいて、すっかり新しい家庭の父親って感じでしたね。
会う前には子供の頃に父親にもらったおもちゃのネックレスを「気付くかな?」とつけていた栞が、父の写真館で写真を撮ってもらう時にはTシャツの中にネックレスを隠していて・・・。
そんな事に何も気付かない父親の前で笑顔を作る栞がせつなかったです。
気付いてさえもらえないって寂しいよね。(´Д⊂グスン
そんな栞に「おじさんはさっちゃんがいることを知らなかったんだから違う」と言われた春男。
そして「パン屋さん(村上)はさちの父親を8年もやって来たんだから、もう譲ってくれてもいいのに・・・。」とも。

だけどね、その8年にどれほどの重みがあるかって事を春男もわかってしまうんですよ。
自分が今、さちを愛しいと思うからこそ、村上の気持ちも痛いほどわかってしまうんでしょう。

絵画コンクールに出す絵を描くために、退院したら海に連れて行ってとさちに頼まれていた春男。
旅行会社で「娘と行くから」と海の見えるところへの旅行の申し込みをしてるのを見て、「そのくらいはいいよ」と思わず心の中で語りかけてしまった私。

だけど、春男が考えていた事は違った。
さちが退院してきた日、春男は今日で店を辞めると言って、旅行の申込書を村上に渡しました。
そこには村上とさちの名前で申し込んであったんですよ。。・゚・(ノд`)・゚・。
これ以上、ここに自分がいてはいけないと思ったのね。
だけど、突然大好きなおじさんがどこかへ行っちゃうと聞かされたさちの気持ちは・・・?
去っていく春男を追いかけようとするさちの腕を掴んだ村上。
だけど、さちに振りほどかれて・・・。
この時の村上もせつないですよ。
さちが自分より春男を選んだようなもんですもの・・・。

追いかけてきたさちに「海は嫌いだ!お前の相手はしてやれない!ガキは嫌いだ!」と心にもないことを言って去っていく春男。(泣)
はぅ・・・どうしてみんなこんなにせつないんでしょう。

泣いてるさちを見かけた栞。
「本当の事を教えてあげようか?」と言って、「おじさんはね・・・ほんとはさっちゃんの・・・」って、マジで言っちゃうのかしら?(゚ー゚;Aアセアセ

800万の話はいつの間にか消えたのかと思っていたけど、最後に出てくるみたいですね。
しかも、やっぱり竜也(デビット伊東)がもらっちゃったようで・・・。(;´Д`)

最終回、どうか笑顔で終わらせてください。<(_ _)>

最終話
「本当のお父さん」
脚本:尾崎将也
演出:三宅喜重

前半はそれなりに良かったんだけど、後半で 工エエェェ(´д`)ェェエエ工工ってな展開で個人的にはちょっとガッカリ。

栞(吉高由里子)はさち(大橋のぞみ)に春男(阿部寛)が本当のお父さんだと言ってしまったのね。(゚ー゚;Aアセアセ
その場は何となくごまかせたようだったけど、やはりさちの中では「本当のお父さん」って言葉が引っかかってたわけだ。

春男はいつぞや食い逃げをした食堂に住み込みで働くようになっていた。
勇樹(遠藤雄弥)が落としが春男の
住所が書いてある送り状をさちが拾ったことで、さちが一人でおじさんに会いに行くことに・・・。
一人でバスに乗って、知らない場所を訪ねるなんて、うちの子があのくらいの年だったら絶対にやれなかったわ。(^▽^;)
しっかり者だね〜。

で、見事に春男がいる食堂にたどり着いたさち。
村上(遠藤憲一)と海に行って絵を描いたけどうまく描けなくて、別の絵をコンクールに出したと話し、気になっていることを春男に確かめる。
「おじさんは私の本当のお父さんなの?おじさんの絵ばかり描いちゃうのは、おじさんが本当のお父さんだからじゃないのかな?」
子供って直球で来るから、春男も焦ったでしょうね。
だけど、「怒るぞ!」と言った後に春男が続けた言葉には泣けました。

お前のオヤジはさちを守るために必死に働いている。
あんないいオヤジは他にはいない。
おじさんだってあのオヤジの子供に生まれたかったぐらいだ。
もう、心配かけるな!

そう言う春男の顔は、まぎれもないお父さんの顔だったんだけどね〜。

村上と佳奈子(白石美帆)が迎えに来て、そこにさちの絵がコンクールで入選したという知らせが入り、村上は一緒に見に行こうと春男を誘った。
二人の父親が、お互いを思いやる気持ちも出ていて、本当に何とか良い関係が築けるんじゃないかって感じだったのに・・・。

村上にパンの大量注文が入ったから、一日だけパン屋を手伝いに来て欲しい、その時に送別会もやろうと言われた春男。
素直に「ありがとう」と答える春男の中にも、村上への信頼が見られたのに・・・。

春男が久々に村上ベーカリーの作業場に現われたその日、なんと春男が殺した山倉の息子(波岡一喜)が復讐にやって来たのよ。
「何で今?」って思っちゃったけど、山岡の息子にしてみれば父を殺したヤツが出所したと聞いて、居所を探していたかもしれないし、そういう流れでも無理ではないんだけどさぁ・・・。

でもでも、あえて山岡の息子を出して来なくても・・・って思っちゃったよ。

間違えられて足を刺された村上をかばって、自分が佐倉春男だと名乗り、山岡の息子に刺され続ける春男。
顔を見た村上を殺そうとする山岡の息子に、「こいつだけは助けてやってくれないか?さちの父親なんだよ。」って・・・。
恵一(村上剛基)がやって来て、山岡の息子は逃げて行ったけど・・・なんて展開なんだよ!

病院に運ばれ手術もしたものの春男の意識は戻らず、医者には「お別れを・・・」みたいな事を言われちゃって。(´Д⊂グスン
村上はそんな春男とさちを二人きりにする。
「おじさん・・・お父さん」と春男の手を握って声をかけるさち、その声に反応したかのように一筋の涙を流し春男は逝ってしまった。
病室の外で黙って泣いている村上の表情は良かった。
だけど、何もこんなラストにしなくても・・・と思っちゃうんだよなぁ。

真理子(紺野まひる)のお墓の隣りに春男のお墓も建てて、まるで春男を思い出させるかのように、怪我をした足を引きずって歩く村上の姿。

いつかさちが描いた絵のように、おじさんには羽がはえて天使になりましたってか・・・?

そうそう、あの800万はやはり
竜也(デビット伊東)で、その金で圭子(中島ひろ子)とスナックを始めたらしい。
でも圭子が妊娠しているのを知って、春男は絶交で許してやった。
数少ない友人だと思っていた竜也に裏切られ、それでも村上というさちのもう一人の父親と信頼関係を築けそうだったのに、こんな事になるなんて・・・。

うーん、嘘のようなハッピーエンドを期待していただけに、正直ガッカリ。
春男を殺さないでほしかった・・・。

 

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