佐々木夫妻の仁義なき戦い

企画:石丸彰彦
P:高橋正尚
主題歌:SMAP 「そのまま」

1
「愛と鼻血の離婚バトル開幕!!」
脚本:森下佳子
演出:平川雄一朗

面白かった!
なんてったって、あの美しい小雪さんが鼻血ブーですからね!(笑)
しかも、両方の鼻の穴から鼻血ブーなんだもん!
よくやった!と拍手を贈りたい。(爆)

性格は真逆な弁護士の二人が結婚したものの、キレイ好きの法倫(稲垣吾郎)は律子(小雪)のだらしない生活に耐えられなくなるわけよ。
部屋はゴミだらけ、CDケースと中身のCDがバラバラ、家事らしい家事はしない。
これはストレスたまっちゃうわ。
得意分野を担当すればいいとか言ってたけど、それじゃあ、あなたの得意な家事って何ですか?って律子に聞いてみたくなるよね。(笑)
っつーか、あんなに何もしないでいるのも普通の主婦なら無理ってもんでしょ!

そんな律子との離婚を考える法倫の前に現れた依頼者・小鹿さん(小堺一機)。
自宅前にあるゴミ集積場を移動したいという依頼なんだけど、この依頼が佐々木夫妻の問題と絡んでくるとは・・・ウマイね〜って感じでした。

小鹿さんのために町内の方への説明会をする準備をしていた法倫が倒れ、急遽現場へ向かったのが律子。
そこで律子はこの問題の資料に初めて目を通し、集まった人たちの前でゴミ集積場移動についての説明をするんだけど、ゴミに囲まれて生活をするということの苦しみを訴える中で、わが身を振り返るわけですよ。
っつーか、こうやって客観的に見なくちゃ気付かなかったってーのも問題なんだけど、まぁ気付いただけ良かったよね。(^^ゞ

小鹿さんの一件が片付くと同時に、律子も事務所の人員を総動員して部屋の片付けをしてました。(笑)
慣れない皿洗いをする律子を見て、ついつい横から仕事を取り上げてしまう法倫。
「得意な方がやればいい」
あ〜ぁ、言っちゃったね〜。
「じゃあ、お風呂入ってくる」とのんびりバスタイムな律子。
少しは変わるんだろうか?佐々木夫妻。
毎回、こうやって案件と夫妻の問題がうまく絡み合っていくのかな?
だとすれば、面白く見られそうな気がします。

2
「逆襲の女!?」
脚本:森下佳子
演出:平川雄一朗

妻・奈津子(朝加真由美)と10年別居の後、内縁関係の相手に子供も出来たことだし離婚したいという前田(泉谷しげる)。
その離婚訴訟で、法倫(稲垣吾郎)が奈津子側、律子(小雪)が前田側の依頼を引き受けてしまい、「利益相反」とやらでどちらかが下りなきゃならない事になってしまった佐々木夫妻。
こういう時、じゃんけんであっさり律子が勝っちゃうってところが、この夫婦の象徴的な場面でもあったりして・・・。

前田は愛人と子供まで作っちゃうようなバカ男、奈津子は誰に聞いてもその人柄をほめられるような良き妻。
そんな夫婦の離婚問題に奈津子側から和解が提示され、その条件が前田が経営する不動産会社をほしいというもの。
それは夫婦の共有財産の80%を占めるものなんだけど、自宅と別荘が残るからいいでしょ?ってなもんで、あっさり和解成立。

あら?こんなに早く案件片付いちゃってどうなるの?と思ったら、佐々木夫妻の問題が出てきちゃいましたね。
法倫に奈津子側の弁護を頼んできたのが法倫の母・ゆと子(江波杏子)だったため、依頼を断ったことに関して謝罪させられる律子。
どんな大喧嘩になるのか?と思ったら、そこはスマートな弁護士さんだけあって、ゆと子の言う事に逆らわず終始低姿勢。
これで丸く収まるかと思ったら、ゆと子が律子の母親の事を嫌味ったらしく話し出すわけよ〜。
愛人の子として育った律子と、その母を侮辱するような言い草に、律子もキレずにはいられないわけで・・・。
いやぁ、江波さんの冷ややかな口調と、それに負けず劣らずな律子の冷静な言い返しで、身も凍るような雰囲気でしたよ。 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
そして、最後に律子が言い放った一言は「離婚します」というもの。
これには法倫がビックリだよね〜。(^▽^;)
法倫の実家を出た後の「私の人生返してよ」「俺の人生こそ返してくれ」な、夫婦のやり取りは見ていて辛かったわ。

そんな中で、佐々木夫妻が今の事務所を開いた経緯がわかるのよ。
大きな事務所にいた法倫は事務所のしがらみで助けたい人を助けられないジレンマに襲われ、それを相談した律子に「独立しちゃいなよ!」とあっさり言われちゃうわけね。
「泥舟だよ」という法倫に対し、「法君は溺れている人を助ける、私はそんなあなたを助けるって事でどうよ?」と二人でやっていくことを決めたわけよ。

これで二人の仲が元通りになるのかと思ったら、お互いを思いやる気持ちの方向性が違っちゃったのか、今度は法倫が「離婚してくれないか」だってさ。(^▽^;)
壊しちゃった法倫の懐中時計を、やっとのことで手に入れた律子がその時計を手渡す間もなく、そんな事を言われちゃって・・・。
この先、どうなっちゃうのか気になるなぁ。

3
「もう離婚!?」
脚本:森下佳子
演出:那須田淳

法倫(稲垣吾郎)がICレコーダーに録音しておいた3年分のあれこれが面白かった。
「冷えたチャーハン事件」なんて冷えたチャーハンを温めるか否かでもめただけだし(ちなみに、私は温めたい)、牛乳パックの直飲みを許せるか否か(私は許せない)、ポテチの袋の縦開け(これは時と場合によるかな?)とか、傍から見ればどうでもいい揉め事だよね。(笑)
でも、こういうのって許せなくなると絶対に許せない問題なんだろうなぁ。

律子(小雪)の「人生を返して」という言葉に対して「離婚しよう」という結論を出した法倫だったけど、律子にしてみれば引き止めてほしかったのよね。
でも、あの性格だから「離婚しましょう」と言っちゃって・・・。

そんな二人に来た依頼は14年前に赤ちゃんを取り違えられたから、元通りに戻したいというもの。
自分に何一つ似てない、なじまない息子を見て、「本当に俺の子か?」とダンナが口走ったことから、嫁がカッと来てDNA鑑定したところ、父親はおろか母親とも血のつながりがない事がわかったんだとさ。
こりゃ、わかった瞬間「じゃあ、今まで育ててきたこの子は誰やねん!」ですわね。(^▽^;)
で、取り違えられたもう一組の家族も見つかって、そっちも親子の仲がしっくり言ってなかったもんで、交換しちゃいましょう!って話になるんだけど、そんな簡単なもんか?って事だよね。
でもさぁ、両家が揃って話し合いの場を持った時、どう見たって本来の家族でいる方がしっくり行ってたよ〜。(笑)
だから、それもアリかもな・・・と思ったら、交換しましょう!な決定をする当日に「まった!」がかかるのよ。
お箸をうまく握れないのが一緒に暮らしてきた親譲りだったとか、蝶々結びが縦結びになるのが一緒だったとか・・・。
それだけで、今まで一緒に生活してきた間の親子関係を象徴するのは、ちょっと弱いかな?って感じだったけど、結局子供を交換するのはやめて今まで通りの家族で暮らすことを決めたらしい。
うーん、せめてお互いが自由に行き来できるような環境になってたら・・・とも思ったんだけど、それはそれでややこしい事になっちゃうのかな?

一緒に暮らしている間に知らず知らずのうちに出来上がっていた家族の絆。
そういうものに触れて、法倫も自分たちの事を顧みたようで・・・。
律子に「俺は戻って来いって思ってるよ。」と言いましたね〜。
どれだけ考えても他に一緒に暮らす人が思いつかない。
離婚しても、また結婚してくれって言うと思うから、時間の無駄だと思うんだよ。
実に法倫らしい言い方だったけど、律子は嬉しかったんだよね。
「ただいま」と法倫に懐中時計を渡し抱きついたところは可愛かった。

さて、この懐中時計に何やら隠された思い出があるようで、それに関係するのか京野ことみちゃんがちらっと出てましたね。
そして法倫の痴漢疑惑ですか?
あらら、大変なことになりそうだわ。

4
「えっチカン!?
それでもボクはやってない」
脚本:森下佳子
演出:那須田淳

京野ことみちゃんと懐中時計は関係なかったのね。(^^ゞ

今回はなんと法倫(稲垣吾郎)が痴漢で訴えられちゃうというお話でした。
身に覚えのない法倫は律子(小雪)に弁護を依頼するんだけど、律子は罪を認めて示談で解決した方が現実的だと言うわけよ〜。
え〜、そんなもんなの?
本当にやってないとしても、そっちが得策よ〜なんて言われたら示談に持っていっちゃうのかしら?
何だか殿方が哀れに思えてきちゃったわ。

それにしても、役柄とは言えあのきれいな律子先生のお口から「股間」だの「弾力のある棒状のもの」などという言葉が出てくるのは、聞いてるこっちが恥ずかしくなりましたわ。(゚ー゚*)
それにしても、1年7ヶ月も所謂夫婦生活がなかった法倫と律子が、法倫の保釈をきっかけに「仲直り」しようとしたってーのに、法倫のいない数日で部屋がゴミだらけになってて、「仲直り」が延期になっちゃうのが笑えちゃったよ。

法倫のクライアントに接触した律子が、法倫がどれだけ信頼されているかということに気付かされたり、ゴミを捨てる時に腕時計が落ちてしまうほど痩せるまで律子が一生懸命働いていたりと、法倫に対する愛情が垣間見えた今回。

でも、法倫を痴漢に仕立て上げた智美(京野ことみ)の恨みは、実は律子に向けたものだったのね。
自分の父親が痴漢の冤罪で示談に応じてしまった。
その時の弁護士(ジャガー横田)についていたのが、司法修習生時代の律子。
示談に応じてもう一度やり直せるはずだったのに、結局は家庭崩壊、父親は自殺、智美は音楽の道を諦めた。
そんな自分と司法修習生だった律子のその後を比べちゃったのね。
順調に弁護士になり、結婚もしている律子に対する恨みがこみ上げてきて、律子にも自分のような不幸せを味合わせてやりたかった。

そういう理由に気付いた律子は、示談を装って検事を同席させた上で一芝居うつわけよ。
この痴漢の件をきっかけに離婚すると・・・。
元々離婚しようと思ってたところに、法倫の痴漢事件が起きてくれたおかげで、自分は多額の慰謝料を受け取ることができる・・・ありがとう・・・とね。
そうすれば智美は面白くないわけよね〜。
検事の前でボロを出しちゃって、結局訴えを取り下げたとさ。

めでたし、めでたし・・・と思ったら、それでもこのお話は佐々木夫妻の離婚戦争だそうで、今度こそ法倫の元カノが現れた模様です。
懐中時計は彼女からのプレゼントだったんだろうね。

5
「猪木号泣!!
家族は永遠に不滅です」
脚本:森下佳子
演出:平川雄一朗

あの懐中時計は法倫(稲垣吾郎)が大学生の時に、同級生の紗枝(桜井幸子)と共同で提出したレポートの出来が良くて、ご褒美にペアでもらったものだったのね〜。
その紗枝が法倫に相談があると事務所にやって来たんだけど、その内容は「植物状態の人の延命装置を止めたら殺人になるか?」という深刻なもの。
実は紗枝の父親が3年前に脳溢血で倒れ、それからずっと植物状態。
その上、相続問題でもめていた父が倒れてからは、紗枝が遺産相続にも巻き込まれ父親の看病もあって大変な想いをしてきたというのよね〜。
大学時代から紗枝のことが気になってて、事あるごとに「恋人はいるの?」とか「結婚したの?」とか聞いてきた法倫。
その度に紗枝にかわされて来たように感じていたのは、実は紗枝が抱えている問題を気付かれたくなくて法倫についた嘘だったんだよなぁ。
ってことは、両想いだったってことじゃん!!
律子(小雪)、ピーンチ!

そんな律子は、猪木(古田新太)が離婚した元妻・聡子(松田美由紀)に引き取られた息子・鉄博(小清水一揮)の親権を取り戻したいと言い出して、頑張ってましたね〜。
聡子のこと、最初は子供を遅い時間までほったらかしにして、なんて母親だ!と思って見てたんだけど、猪木がゲイって事でイジメられた鉄博の事を一人で守ってきたんだと思うと、何だかじーんとしてみたり・・・。
そんな中、聡子が倒れて猪木が「別れても家族。人生の宝。だから手伝わせて!」と泣きながら訴えたところは良かった。
「はい、お願いします。」と素直に頭を下げた聡子を見て、律子も家族の大切さをあらためて感じたんだろうなぁ。
律子が仕事に没頭するあまり、散らかったままの部屋とか見てたら、ちょっと律子とかぶる部分あるような気がするもんね。(笑)

こうやって律子は、自分の家族である法倫をもう一度見つめなおそうとするんだけど、そんな矢先、法倫と紗枝のキスシーンを見ちゃったよ!
もう、これって最悪のタイミングだよね。
しかも、紗枝は相続問題にケリをつけるため法倫に弁護を頼んだし、諦めていたことも取り戻すつもりらしいよ。
仕事として紗枝と会う機会も増えるだろうし、律子は決定的な現場みちゃってるし、今回は本当に離婚問題に発展しそう・・・かな?

6
「禁断のキスが招く悲劇
・・・涙の結末」
脚本:森下佳子
演出:平川雄一朗

律子(小雪)が涙を流していたのはコンタクトのせいだったのか〜。
まさか、そういう涙だとは思わなかったなぁ。
ってことは、律子にはあの光景は見えてなかったわけね。

紗枝(桜井幸子)の相続問題を法倫(稲垣吾郎)と一緒に手伝う事になった律子。
梅子おばさん(根岸季衣)がこれだけ遺産相続に固執するのは、亡くなった松子(田中好子)と竹子という二人のおばさんと梅子の間に何かがあったからではないか・・・という事で、解決の糸口を探そうとする法倫。

父と紗枝に残された遺書が、ちゃんとした遺書ではなく手紙だった事から、梅子宛の手紙もあるのではないかと捜索が始まるのよ。
父と紗枝が手紙を受け取ったのが、病床の松子が本の間から手渡した状況だった事もあり、片っ端から本の中の手紙を探すのよね。
そんな中で、律子は何となく雰囲気の良い法倫と紗枝を見て心穏やかではなくなっていくんだけど、決定的だったのが法倫とおそろいの懐中時計を紗枝も持っていたこと。
しかも、法倫と一緒に出したレポートが気に入られて教授からもらったと説明した後に紗枝が言った「聞いてませんでした?」という一言が、律子にとってはグサッときたはずだよ!
引きつりながら「教授からもらったというのは聞いてましたけど・・・。」と笑顔を作る律子の女心・・・あぁ、同じ女として、妻という立場としてすごく共感しちゃったわ。

そんな事があったもんだから、律子は梅子宛の手紙を見つけたものの、隠してしまうのよね。
弁護士としてどうよ?とは思うけど、妻としてはそういう気持ちになったとしても当然かな?

手紙の存在を知らぬままの法倫は調停ですべての財産を紗枝と父が受け取るべきだという主張をする。
そこへ手紙を持って駆けつけた律子。
その手紙には梅子が何故家を出たのか、そしてこれほど相続でもめてきたかがわかる内容が書き記されていたのよ。
花屋から50万がなくなり、疑いをかけられた梅子が家を出た。
その後、犯人が別にいた事がわかったものの、帰ってきたら打ち明けようと言っただけで、松子と竹子は梅子を捜さなかった。
手紙の中で梅子に詫びた松子は、ビルを紗枝と父に譲る事を知らせ、梅子には「私の持ってるもので、あなたの欲しい物を教えて」という文面で手紙を結んでいた。
「あなたの欲しいものはなんですか?」という法倫の問いかけに、「その手紙くれる?」と涙する梅子。
松子が生きている間に、この手紙を梅子が受け取る事が出来たらよかったのに・・・と思ってしまったよ。
相続問題はこれで解決しそうだけど、律子の気持ちは治まりませんなぁ。
手紙を隠していた事を咎められそうになっても、「あんたこそ、どんだけ隠し事してんのよ!バカにすんじゃないわよ!」と回し蹴りだもんなぁ。
いやぁ、気持ちはわかるけど・・・。

でも、この時点で律子はまだ法倫と紗枝のキスを知らなかったわけよね。
それを知ってしまったのは、妙な関係になりつつあると思われる猪木(古田新太)と小川(山本耕史)の会話を聞いちゃったから・・・。
今度こそ、大きな離婚問題になりそうですね。(゚ー゚;Aアセアセ

7
「まさかの妊娠
慰謝料何と一億円!?」
脚本:森下佳子
演出:中前勇児

法倫(稲垣吾郎)は正直に紗枝(桜井幸子)とおそろいの時計の事を話せば律子(小雪)に許してもらえると思ったが、キスの目撃証言があると突っ込まれると途端にオロオロ。
そして律子は、平穏な夫婦関係を壊したとして紗枝に損害賠償請求をするか、自分と離婚するかと迫る。
結局、離婚調停に持ち込まれ、法倫の荷物が勝手に実家に送り届けられてしまったり、調停に律子がいかにも被害者ですって格好で現れたり、慰謝料1億円要求してるのを見ていたら、ちょっとやり過ぎだよ〜って思っちゃったな。
同じ女として、妻として、律子が面白くないという気持ちはわかるんだけどね〜。
と、同時に腹の虫が収まらなくて、次々と行動しちゃうのもわからなくもないんだけどね〜。(^^ゞ

そんな中での律子の妊娠。
これをきっかけに一件落着か?と思ったら、法倫に話そうとした時に、また彼女と会う現場を見ちゃったりで何ともタイミングの悪い事・・・。(^▽^;)
気になって二人を尾けた時に、夫の口から「ヒステリーを愛情だと言われてもなぁ・・・疲れてきちゃったよ。」という言葉を律子が聞いちゃったのは、結構ショックだったと思う。
きっと、自分がやり過ぎてる事もわかってただろうし・・・。
しかし、それでも止まらない律子。
中絶をみんなが止めようとした時に、法倫に対して言った「あなたの子供だと思うと気持ち悪いのよ。」って一言はいけませんわ!
「人権が生じるのは出生後よ!だから今はこの子は人間じゃない!」って、それは法律的解釈ではそうなのかもしれないけど、人としてそんな言い方はどうなのよ?
法倫が「殴る価値もない」と怒った気持ちもよくわかるわ。
調子に乗りすぎというか、限度を超えちゃったよね・・・律子。

その後の調停で相変わらず被害者のふりをして離婚へ持ち込もうとした律子に対して、法倫はボイスレコーダーに残していた日記から抜粋したものを聞かせるのよね。
いい思い出も悪い思い出もあるけれど、結局は律子の事ばかり。
それだけ律子にぞっこんだから、「もう一度チャンスをくれないか?」で離婚問題は解決か・・・と思われましたが、やっぱりそう甘くはない!(爆)

律子が「これからもよろしく!」と差し出した手を、「謹んで御免被る」と拒否した法倫。
おぉ!次は法倫の反撃か?

それにしても猪木(古田新太)と小川(山本耕史)、お互い気持ちが通じ合っていたとはね〜。
だけど、二人がそういう仲になっちゃうと律子の逃げ場がなくなると友情を選んだ猪木にはホロリと来ちゃったわ。

8
「出産せまる!!
明日という新しい命」
脚本:森下佳子
演出:那須田淳

前回の法倫(稲垣吾郎)の「謹んで御免被る」は冗談だったのか〜・・・なぁんだ!仲直りするのね・・・と思ったら、ウラがあったよ〜。(((( ;゚д゚)))アワワワワ
子供を産んでもらって引き取るために、とりあえず結婚を続けているらしいよ。
それも恐ろしいわ。
まぁ、子供の命を守るというところに法倫の正義はあるんだろうけど、それじゃあ律子(小雪)が可哀想過ぎないかい?と女の私は思ってしまったなぁ。

臨月に入ったところで、ひょんなことから法倫の策略を知ってしまった律子は離婚届に判を押し猪木(古田新太)の家へ。
事務所で法倫の策略を話しても、誰も信じてくれない、味方は猪木だけって状況も可哀想。
もうすぐ出産だって時に、こんな事で悩みたくないわ!
話し合おうと毎日通い詰めてくる法倫をビデオで撮影し、警察にストーカーの被害を出した律子。
いやぁ、こうなるともうどうにでもしてくれ!って感じですね。(^▽^;)
お互いに弁護士だから法的手段に持ち込んでしまうのはわかるけど、限度があるでしょ・・・って感じで。

それでも出産の時が来て、「信じなくていいから俺の事利用しろよ」という法倫の言葉で律子が法倫の手を借りたあたりから、何だか二人の関係が普通の夫婦のように見えてきて、「あぁ、これは出産をきっかけに本当の仲直りができるのかな?」と思ったら甘かったよ。(^^ゞ
生まれたのは男の子で「明日」と書いて「あきら」なんて名前までつけて我が子の誕生を喜んでいたのに、ここへ来て法倫がストーカーの現行犯で逮捕!
律子が警察に何か言ってくれるかと思ったら、「連れて行ってください」だよ!
やっぱり、まだ法倫を信じられないのかなぁ?

しかし、こんな夫婦生活は疲れるね〜。
猪木と律子で子供を育てる生活の方が、何となく子供が幸せになりそうな気がするよ。(笑)
あ!でも、小川(山本耕史)が・・・。(^▽^;)

9
「最後の審判!!
子供はボクが守る!!」
脚本:森下佳子
演出:那須田淳

赤ちゃんが生まれたばかりなのに、法廷で白黒つけようって話をしてる夫婦・・・イヤだわぁ。(^▽^;)
法倫(稲垣吾郎)が拘束されている間に、律子(小雪)は産後1週間も経たずに仕事に復帰し、授乳弁護士として有名になっちゃうのよね。
そして世間を味方につけたところで法倫への告訴を取り下げ。
だけど、法倫が外に出てきても、律子や明日には近づけないし自分の仕事も律子に取られちゃったので仕事もなし!
離婚調停は不調に終わり、8ヵ月後裁判に持ち込まれる。
世間を味方につけた律子は圧倒的に有利。
律子と法倫の両方から証人になってほしいと頼まれる桜庭(小出恵介)の揺れる気持ちもわかる気がしたなぁ。
どちらにも良い面と悪い面があるわけで、どちらか片方の味方になるというのは難しいものね〜。

ただ、今回は見ていると何だか律子の方がひどい気がして、どちらかというと法倫に同情しちゃったわ。
同じ女性なんだし律子の味方をしたくなるもんかと思ったら、どうでもない自分の気持ちに驚いちゃったけど・・・。(^^ゞ
明日の誤飲騒動で落ち込む律子に、猪木(古田新太)が「大丈夫よ、律っちゃん!この子はこれからできるようになる事ばかりよ。」と励ますのを見てたら、こういう考え方をして言葉で伝えてくれる友達がいるって、初めての子育てする上で頼もしい事だよなぁ・・・と思って見ちゃったもん。
その前に、律子が「こんな子いないほうがいい」と言ってゴミ箱を蹴飛ばした事も、猪木の台詞があったからチャラに出来たのに・・・。

法廷で法倫が一番訴えたかった事として挙げたのは、律子が「お腹の中の子に人権はない」と言ったことで、それについて法倫と律子がやり合うのを聞いていた傍聴席の猪木が証人になって法倫に有利な証言をしたのにはビックリした。
明日に怪我をさせたこと、「こんな子、いない方がいい」発言、ゴミ箱を蹴った事・・・。
次々と現れる律子が不利になる証言、そして極めつけは「実際に手をあげるかあげないかには、大きな差がある」って発言。
それに対して律子が「証人は女じゃないからわからないと思います。」とキレちゃうのも見ていて辛かった。
あんたたち友達なんじゃないの?
一番傷つくのがどういう事かってわかってるはずなのに・・・と思うと、ちょっと律子に腹立たしかったりもして・・・。

さぁ、これで一気に法倫有利になりましたね〜。
最終的に納得できる結末になるのか、ちょっと心配だわ。(^▽^;)


「涙の法廷!!
夫婦の愛よ永遠に・・・」
脚本:森下佳子
演出:平川雄一朗

何だか法廷でここまで戦ってきて、最後が「はい、丸く治まりました」だと「あ〜、そうかい!そうかい!良かったね!」って感じで、ちょっと突き放した目で見ちゃったなぁ。
息子・明日(あきら)を手放したくなくて、知り合いの所(天野浩成)との子かもしれないと所に偽証までさせたのに、法倫(稲垣吾郎)の「私の知ってる佐々木律子は絶対にそんな事はしない。」という一言で、律子の計画はあっさり吹き飛んでしまいました。
DNA鑑定の必要もないと言い切られてしまったら、もう言い返す言葉もありませんからね〜。

そんな二人の間には、ちゃんと今でも愛情があるのに、それを見過ごしている本人たちを見ているのがもどかしかったのか、事務所の面々が動いてそれぞれの本心を気付かせようとしてるあたりは「愛」を感じたんだけど、いくら弁護士の夫婦だからって、傍からみればちょっとした夫婦喧嘩が発端みたいな事を法廷で真っ向勝負してるのがどうなんだかね〜。(^^ゞ

すごく遠回りして、やっと自分の気持ちに向き合う事が出来た感じでしたが、さすがにここまで続く離婚戦争を見た上で、「原告は被告を今でも愛しているのではないですか?」とか聞かれても、「何を言い出すんだか・・・」って呆れちゃったし・・・。
お互い最終的には「大好き」だったわけで、はい、めでたし、めでたしですよ。(投げやり)
「これからもよろしく」という握手に、微塵の迷いもないんだな?と確かめたいぐらいだったわよ。

まぁ、面白くないわけじゃなかったんだけど、ちょっと見るのに疲れてしまったかな?
あの夫婦の子供として明日がどう育つのかは、ちょっと興味があるけど。(笑)
もし、明日が成長して弁護士になるとしたら、意外と和解専門の弁護士とかになりそうな気もする。

 

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