斉藤さん

原作:小田ゆうあ 「斉藤さん
P:西憲彦
主題歌:観月ありさ 「ENGAGED(DVD付)

第1話
「正義のため戦う
迷惑ヒロイン登場!」
脚本:土田英生
演出:久保田充

とっても失礼な言い方になるけど、観月ありさの主演ドラマってだけで期待できないなぁと思ってました。
でも見てみたら意外と面白かったよ!

悪いことは悪いとハッキリものを言うため、周りから敬遠されている斉藤さん(観月ありさ)。
その近所に引っ越してきたのが若葉(ミムラ)なんだけど、彼女は息子の尊(平野心暖)が前の幼稚園で乱暴だったため陰口を叩かれるようになり、それが嫌で引越しまでしてやり直そうとした主婦。
新しい土地ではご近所ともうまくやりたいし、幼稚園のママとも仲良くしたい。
そんな気持ちから町内中に引越しのご挨拶の手紙と手作りクッキーを配ったりして、気を使いまくり。
幼稚園初登園では、すぐにママ仲間ができて大喜び。
だけど、肝心の息子が輪に入ってない事を全く気付いてないんだよね。
でも、こういうのを客観的に見てて幼稚園ってどうしてこんな風だったんだろうなぁ・・・って今更ながらに考えちゃったよ。
ドラマほど大げさじゃないにしても、幼稚園って何かとママ同士の付き合いが大事にされてて、輪に入れないと辛いみたいなところがあるもんね〜。
だから子供のことより自分の仲間作りで必死になっちゃう若葉の気持ちはわからないでもなかったわ。
前の幼稚園で辛いことがあったんだから、なおさらだろうし・・・。
仲良くなったママたちからメールが来るのを喜んで、クッキーが美味しかったと言われれば、またすぐに配って、毎日お茶も付き合って・・・。
いやぁ、疲れる付き合い方だわ。(^▽^;)

運動会前に転入してきた尊は、踊りの振り付けを覚える事や友達の輪に入れないことにストレスを感じているのに、若葉は自分の事で精一杯で子供の気持ちに気付いてやれない。
そんな尊の気持ちを理解して若葉に忠告したのが斉藤さん。
確かに他人に子育てに関することでいろいろ言われたら面白くないかもしれないけど、斉藤さんが言ってることって的確なんだよね。

そんな中、仲良くしてくれていると思っていたママたちが自分の陰口を言っているのを知った若葉は激しく落ち込む。
斉藤さんの悪口を言うママ集団、しかし落ち着いて考えてみると斉藤さんの言う事は確かに正しい。
せっかく出来たママ友達、だけど結局は陰で何を言ってるかわからないような集団。
斉藤さんの言う事は認めるけど、彼女と仲良くすればきっと自分はこの幼稚園ではやっていけない。
若葉も悩むところでしょうね。

幼稚園の運動会の踊りは、斉藤さんが尊の練習を見てくれたおかげで何とか成功。
しかし阿久津高の生徒たちがビンを投げ込んだ事に斉藤さんが抗議し、またまた大変なことに・・・。
悪いことは悪いと言わなきゃ気がすまない斉藤さんに、「逆恨みされたらどうするの?」と反発する三上さん(高島礼子)。
実際にこういう状況に立たされたら、やっぱり三上さんみたいな考え方をしてしまうかもしれない。
でも、ドラマの中ぐらい斉藤さんでスッキリしたいかな?とも思うよね。

久々に見たミムラもいい感じだったし、観月ありさもいつものドタバタコメディーじゃないから少し雰囲気違っていい感じ。
こんな感じだったら見続けられそうだわ。

第2話
「友達はいらない!
踏みだす勇気・・・
壮絶バトル開始」
脚本:土田英生
演出:岩本仁志

大体さ〜、高校生が幼稚園で暴れるなんてレベル低すぎでしょ!
そんな事してたら、いい笑いものだと思うんだけど・・・。
柳川(山田親太朗)は何にイラついてるんですかね?

運動会の次はバザー。
阿久津高の生徒ともめないように、バザーの世話係代表の三上(高島礼子)が注意を促すんだけど、そこには斉藤さん(観月ありさ)の姿はなく・・・。
説明会に行く途中で、阿久津の生徒・綾子(石橋杏奈)の財布を拾って学校まで届けに行ってたんだよね。
こうやって、ただ口うるさいだけの斉藤さんじゃないって事が、徐々に周りに伝わっていくんだろうけど・・・。

さて、問題のバザーですが、低レベルな男子生徒たちが集団で現れて園児や保護者をビビらせてましたね。
何もせず、ただ見てるだけだから文句ないだろう?って、十分威圧してるじゃないですか!
こういう時はやっぱり斉藤さん!
「帰れ!」ときっぱり言ってくれて良かったけど、そんな斉藤さんに拍手を贈る保護者の中をつかつかつかと歩み寄った三上さんは「ヒーロー気取りで気持ちいい?仕返しされたらどうするの?」と厳しいお言葉。
「何かあったら小鳩幼稚園を出て行ってもらうから」とまで言ってたけど、どんだけ権限持ってんだよ!(^▽^;)

ところが、本当に仕返しがあったらしく、翌朝登園すると園庭にはゴミが大量に投げ込まれていて、さすがの斉藤さんも呆然としてましたね。
ゴミの片付けをしようとしても、三上さんが「斉藤さんは何もしないで!」とピシャリ。
いやぁ、これってキツイよなぁ。
そして、みんなの意見だからと幼稚園を出て行って欲しいと言われるんだけど、そこで勇気を出したのが若葉(ミムラ)。
「斉藤さんに責任を全部押し付けるのはおかしいと思うんです。私は斉藤さんを責める気にはなれません。」
周りと同調して、仲間作りをすることに必死だった若葉が、初めて自分の意見を言った瞬間でしたね〜。

これで「友達なんかいらない」と言ってた斉藤さんと若葉が友達の一歩を踏出したようです。
「友達なんかいらない」の意味も、「自分の言いたいこともいえないぐらいなら、いらない」って意味だったと知って、若葉もホッとしたかしら?(笑)
でも、そのぐらいの真意は汲み取ってあげてほしかったなぁ。
しかしサバサバした斉藤さんの友達付き合いに若葉は満足できるのかしら?
言いたいこと言われて、ヘコんじゃったりして・・・。(^▽^;)

第3話
「空気なんか読むな!
真の友情がくれた小さな勝利」
脚本:土田英生
演出:岩本仁志

若葉(ミムラ)ったら、斉藤さん(観月ありさ)に普通の友達付き合いを求めちゃダメだよね〜。(笑)
メールの返事だとか、斉藤さんって返す必要がなければ返しそうにないじゃん!(爆)

今回はスプレーのいたずら問題。
前回の幼稚園にゴミが捨てられていた問題で、斉藤さんは阿久津高校に話をしに行っちゃって、そのせいか園児の服にスプレーを吹きかけられるという事態が発生!
三上さん(高島礼子)に「何もしないで」と言われていたのに、それでも阿久津へ行っちゃったことが問題となり、もう一度「もう何もしないで」と念を押される斉藤さん。
そんな斉藤さんを助けたいと思った若葉は、斉藤さんが財布を届けた女子高生たちに話を聞いてみると、どうやらスプレー事件の犯人は柳川(山田親太朗)たちらしい。
それをメールで伝えると、斉藤さんの事だから黙って見ていられなくなっちゃうのよね。
夜中に幼稚園へ行ってみると、案の定、柳川たちのグループがスプレーでめちゃくちゃに落書きしてて・・・。
いやぁ、あれは酷かった!
やりたいなら、お前らが通ってる学校でやって来い!って思っちゃったわ。
逃げる柳川たちを追いかけていた斉藤さんまでスプレーまみれにされちゃって・・・。
それでも「社会の大人の責任よね」と言ってしまう斉藤さんの真似は、とても出来ないかなぁ。(^^ゞ

もっと自分を頼って欲しいのに、「迷惑はかけられない」とあくまでも一人で立ち向かおうとしている斉藤さんを見て、若葉は阿久津の女子高生たちに相談してたのね。
翌朝、幼稚園の落書きを消している斉藤さんたちのところに、体操服来た女子高生がぞろぞろ現れたのは、さすがに出来すぎな気もしたけど、でもドラマとしては救われた感じがして良かったわ。
筋の通ってる大人とそうでない大人ぐらいわかると言ってた女子高生。
じゃあ、これから自転車は一列でね!(笑)

柳川に悩みを聞いてあげると斉藤さんが言ってたけど、まだ彼の心は開かないだろうなぁ。

第4話
「子供にこびるな!
聖夜に舞い降りた
奇跡の贈り物」
脚本:相生美生
演出:久保田充

子供に人気のゲーム機を買ってやるか否か・・・。
うーん、私は買ってやっちゃう方だなぁ。
大半の親は買っちゃう派だよね。
周りの子がみんな持ってると、それを持ってなきゃ一緒に遊べない的な空気が流れてて、「うちの子だけ輪に入れないのは可哀想」とか何とか都合の良い理由をつけて買ってあげる自分を許しちゃってるのかも。(^^ゞ
斉藤さん(観月ありさ)が言ってたように、「子供の機嫌を取るのは簡単」なのかもしれないけど、それ以上にわが子が辛い思いをしないように買い与えてしまうのかもしれないわ。

幼稚園でもほとんどの子が人気ゲーム機を持っている中、持っていないのは尊(平野心暖)・潤一(谷端奏人)・真(加藤清史郎)ぐらいで、ゲーム機で遊ぶ友達がうらやましくて仕方ないのね。
で、ある日、聖南(秋元晏斗玲)のゲーム機が幼稚園でなくなってしまう。
っつーか、幼稚園に持ってくるな!って話だよなぁ。ヽ(`Д´)ノプンプン
トラブルの元なんだし、親ももっと気をつけなくっちゃ・・・だよ。
その後、ゲーム機は出てきたんだけど、斉藤さんは誰が取ったのかうやむやにしない方がいいと提案し、また三上さん(高島礼子)たちの反感を買ってしまうわけだ。
ゲーム機を取ったのは真君、それを潤一が見ていて返した方がいいと預かっていたんだけど、返す前に大騒ぎになっちゃって返しそびれちゃった。
尊はそのことを黙っていると潤一と約束していたから、口を割らなかったってわけか。
嘘をついて心苦しい気持ち、謝ってきちんと許してもらいたいという気持ち、子供のそんな気持ちを大事にしたかった斉藤さんと、黙ってやり過ごそうとした真君のママ(矢沢心)。
結局は斉藤さんが考えた通り、子供たちの謝りたいという気持ちが一番大切だったんだよね。
泣きながら謝ってる子供たちを見て、ちょっと(TωT)ウルウルしちゃいました。
真君がゲーム機を取った理由も、ゲームがしたかったからではなく、ゲーム機があるばかりに遊んでくれない聖南君と遊びたかったから・・・というのが可愛かったなぁ。

なんだかんだ言いつつ、ゲーム機を買い与えちゃう真野家。
これはこれでいいんじゃないかな・・・。

徹底してゲームは買わない派の斉藤さんのクリスマスプレゼントは潤一をパパに会わせてあげること。
それにしても、斉藤さんちのパパって顔出さないのかしら?
何か意味があるの?

第5話
「友達だって本気で叱る!
君に届け愛のどつき漫才」
脚本:福間正浩
演出:本間美由紀

若葉(ミムラ)は感化されやすい人だよなぁ。
三上さん(高島礼子)に塾を勧められると、すっかりその気になっちゃって・・・。
塾に通い始めた尊(平野心暖)が礼儀正しくなったと言われるのが嬉しくて、完璧に舞い上がってましたね。
尊のストレスにも気付かずに・・・。
私だったら幼稚園の子供に「お父様、お母様、おやすみなさい。」なんて言われたら、こっちが気持ち悪くて仕方ないんだけど・・・。(^^ゞ

そんな尊のストレスのはけ口にされちゃったのが、気の弱い佳也君(坂井和久)。
漫才ごっこという遊びの中で、尊がツッコミ役で佳也君をどつくんだけど、これがアザになるほどで・・・。
っつーか、あれだけ痛そうにしてるのに、誰も佳也の痛みに気付かず笑ってるのも恐ろしかったよ。
佳也のアザに気付いた斉藤さん(観月ありさ)が若葉に注意してたけど、若葉は「叩かれる方に問題がある」と言ってしまうんだよね。
それは、小倉さん(北川弘美)と仲良くなった斉藤さんを見て、自分の友達を取られてしまった的な感情の裏返しでもあったんだろうけど、やっぱり「叩かれる方に問題がある」なんて言ってほしくなかったなぁ。
斉藤さんが若葉を平手打ちして「あんたは人の痛みに鈍感だ!」と言ってたけど、そこで平手打ちする斉藤さんもどうなのよ?と、ちょっと思ってしまったけどね。(^^ゞ

そんな中、塾で問題が解けないことを他の友達にバカにされた尊がついに爆発!
友達に暴力をふるってしまった。
尊のストレスに気付かなかった事を反省した若葉は、「力を貸して」と斉藤さんにメール。
幼稚園のお楽しみ会で子供たちの前でどつき漫才を披露し、斉藤さんがツッコミ役でどんどん若葉をどついて見せたのよ。
ママの痛そうな顔を見て、「やめろ!」と若葉をかばった尊。
うーん、ママが痛そうな顔をしなきゃ佳也君の痛みに気付かなかったというのは、何だか寂しい気もするなぁ。
若葉が毅然とした態度で尊に「佳也君に謝りなさい」と言ったのは良かったと思うけど・・・。
佳也君も「もう、いいよ」とあっさり許してくれて、一件落着。
これをきっかけに、小倉さんも斉藤さんと若葉の仲間になったようですね。

しかし、小倉さん・・・。
佳也君にアザが出来るほどどつかれてるのに、「卒園まで2ヶ月、自分たちが我慢すればいい」ってーのは聞き捨てならなかったぞ!
あなたより佳也君の2ヶ月の方が耐え難いものだったでしょうに、2ヶ月も我慢させようと思っていたのだとしたら、それはひどいよ。
まぁ、斉藤さんから良い影響を受けて、これからは自分の言いたい事を言えるようになってくれるんだろうけどさ。

第6話
「汚い権力者は絶対許さない!
反乱の緊急連絡網!!」
脚本:相生美生
演出:久保田充

子供の連れ回し事件が頻発する中、若葉(ミムラ)は10日間だけ頼まれてバイトをすることに・・・。
その上、幼稚園のキルト講習会の役員まで引き受けてしまっててんてこ舞い。
こういう断れない人っているんだよね〜。(^▽^;)
バイトだって時間通りにはなかなか終わらないし、キルトの方だって子供を家においてきている若葉を気遣いもしない柳川夫人(高橋ひとみ)との打ち合わせが長引けば、どうしても尊(平野心暖)にしわ寄せがいっちゃって・・・。
まだ幼稚園の子供に長い時間一人でお留守番って、本人もおいてきちゃった親も恐いよなぁ。
その留守中に教材のセールスの男が玄関先に上がりこんでいたのを斉藤さん(観月ありさ)が発見し事なきを得たけど、それを理由に若葉はキルトの役員を降りると柳川夫人に告げたのよ。
そう聞かされた柳川夫人の一言が「大げさだ」ですって・・・。
ほんと、神経疑っちゃうよね〜。
この人、あの柳川(山田親太朗)の母親なんだけど、結局自分の手で子育てしてこなかったのかしらね?
何だかそんな気がしちゃったわ。
柳川夫人に「大げさ」と言われてキレちゃった若葉は、つい「興味もないのにキルト講習会だなんて・・・。」と正直な気持ちを言葉にしてしまって柳川夫人を怒らせてしまったんだけど、見ている側はちょっとスッキリだったよ!(笑)
ほとんど強制的にやらされてるにも関わらず、「希望者」って感じで扱われる講習会なんて御免だよ〜。(^▽^;)

ところが恐ろしいのはこれからで、柳川夫人ったら夫の権力を使って尊の小学校の通学区域を変更しちゃったのよ。
ありえないんですけど〜。(怒)
さすがに、そんな私的なことでこんな事されたら誰だって黙っていられないでしょ?
相手が市議会の議員の家族だろうと、関係ないでしょう?

で、斉藤さんと若葉が直談判しに行くんだけど、柳川夫人は知らん振り。
斉藤さんも「キルト講習会ぐらいで子供を巻き込むのはやめて下さい。」と言い捨てて去るのが精一杯って感じだったけど、そこへ入ってきたのが三上さん(高島礼子)でビックリだよ〜。
なんと、三上さんがキルト講習会ボイコット隊長だったとはね〜。(笑)
斉藤さんのように「正しいこと」を真正面からぶつけるのではなく、相手の懐に入っていって、やわやわと攻撃するタイプでしたね・・・三上さん。
「すみません、講習会・・・私しか集まりませんでした。力不足で申し訳ありません。」って、そう言われたらたった一人のために講習会なんて開けないもんね〜。
裏を返せば、それって「誰も参加したくないってさ!」って事だったりするわけだし・・・。
その上で、「変な噂を聞きました。」と柳川夫人が尊の通学区域を変えちゃったという噂が流れていると告げ、「一応、お耳に入れておこうかと・・・。」だってさ。
三上さん、やる〜ぅ♪
尊の通学区域変更の話もナシになったし、こういうアプローチもアリだよね。
三上さんも、全く違う性格だけどどこかで斉藤さんの事を認め始めているんでしょう。
子供たちのために防犯パトロールを続けるのだって、なかなか出来ることじゃないしね〜。
斉藤さんの周りに輪が出来てきそうな雰囲気なのに、三上さん曰く柳川夫人を怒らせておいてこのままじゃ終わらないそうな・・・。
うーん、それは大変!

第7話
「斉藤さんになりたい!
真野さん社会に物申すっ!?」
脚本:福間正浩
演出:岩本仁志

斉藤さん(観月ありさ)が骨折し入院。
若葉(ミムラ)が潤一(谷端奏人)を預かることになり、斉藤さんの役に立ちたい若葉が張り切るわけよ。
でもね〜、そうやって張り切ると失敗するタイプじゃない?若葉って・・・。(笑)
斉藤さんの真似をしようとするなんて、彼女には無理だって!
ゴミ出しの曜日が間違ってると注意したら、実は自分の方が間違ってたなんて、友達同士なら笑って済ませることができるけど、そうじゃない場合はしこりが残っちゃいそうよね〜。(^▽^;)

さて、入院中だろうが斉藤さんはいつもの斉藤さん!
同室になったおばあさんを邪険にする女性にもピシャリ!
そして、個室を希望していたおばあさんが、やっと移れるという時に市議会議員の柳川(加藤雅也)が割り込んだと知ったら、車椅子のまま乗り込んでいく!
相変わらずパワフルな斉藤さんだったけど、実はこのおばあさんの家は小さな洋服屋さんで、市指定の制服の注文をもらうことで細々と続けてこられたという経緯があったそうな・・・。
そんな人にとっては、市議会議員にクレームをつけるなんてことがあってはいけないわけで、おばあさんの家族からも「何て余計なことしてくれたのよ!」と言われる始末。
そうだよね〜、正しいから、ルールだからだけでは済まないことって世の中にはいっぱいあるんだよね〜。
斉藤さんも、そんなしがらみまでは考えられなかったか〜。

今回、幼稚園では市の展覧会に出す絵を、野村さん(鈴木美恵)の娘の作品か三上さん(高島礼子)の娘の作品かでややこしいことになってたけど、最終的には二つの絵におっちょこちょいな若葉が飲み物をこぼして台無しにしたために、二人の子供が協力して新しい絵を仕上げるという展開に・・・。
何だかこれで納得するのはどうかな?と思うんだけど・・・。
だって、親にしてみれば大事な娘が描いた大事な作品だよ。
そこに飲み物こぼすって・・・(゚ー゚;Aアセアセ
若葉、ひどいよ。(つд∩) ウエーン

せっかくいい絵が描けたのに、今度は展覧会中止?
またまた柳川の策略なの?
どんな一家なんだよ〜。(^▽^;)

第8話
「先生イジメは最低だ!
モンスターペアレンツに喝」
脚本:相生美生
演出:久保田充

潤一(谷端奏人)と真(加藤清史郎)がジャングルジムから落下した事で、こばと幼稚園ではジャングルジムの撤去が検討される。
子供のために危険な遊具を撤去するのか、大人の都合で子供の遊びを奪っていいのか・・・。
これって本当に難しい問題だよね。
昔から公園にあった遊具が、どんどん減っていってるのは寂しいことだし、正しく遊べば危険な遊具でもないものが、安全に遊ぶ方法も検討されないままに撤去、撤去でいいのかとも思うし・・・。
でも、ジャングルジムが撤去されると決まった後に佐原先生(須藤理彩)が作ってた冒険ごっこの舞台は楽しそうだったなぁ。

今回はそんな佐原先生が辞職にまで追い込まれ大変な事に・・・。
たまたま佐原先生が他の先生に「何でもかんでも親に報告しなくていい。」と話していたのを、山本さん(濱田マリ)が聞いてしまい激怒!
スピーカーな山本さんの事だから、みんなでお茶しながら先生の悪口三昧!
子供たちがいる前で佐原先生の事を「問題教師」呼ばわりしたりして・・・。(゚ー゚;Aアセアセ
あぁ、ほんと、こういう人いるなぁ・・・って思っちゃったわ。
案の定、子供たちは言葉の持つ意味など大して理解もせぬまま、佐原先生に向かって「問題教師は出てけー!」なんて言っちゃうのよ。
幼稚園生がこんな事を言っちゃう事の方が問題だってば!
先生だって、子供に言われることが一番ヘコむと思うよ。

そんな事もあって傷ついた佐原先生は、大事な卒園アルバムのデータをバス停に置き忘れ紛失してしまう。
これがまた山本さんたち保護者を怒らせてしまうわけだ。
責任を取って辞めるという佐原先生を何とか引き止めたい斉藤さん(観月ありさ)。
それでも辞めるという佐原先生の意思は固かったね。
いつの間にか親にいい顔をして、ちゃんと向き合う事から逃げてきた。
そんな自分に嫌気がさしたという佐原先生。
でも、先生が去り際に山本さんに子供の良くないところを言った後で、「でも、こんないいところがある」と褒めるところは、聞いててジーンとしちゃったよ。(TωT)ウルウル
そんないい先生が、親の顔色ばかり見るようになってしまったというのは、やはり自分も含めて「親」というものの責任でもあるなぁ・・・と反省したりして。

最後に佐原先生の教え子が幼稚園に駆けつけて、先生が幼稚園を辞めるのを引き止めるところは、正直ちょっとやり過ぎ感があったけど(^▽^;)、まぁ先生にとって一番の元気の源は教え子の笑顔だったりするわけだから、話としてはまとまっていたと思います。

せっかく出てきた卒園アルバムのデータだったけど、拾ったのがたかり専門の人だったなんて話はちょっと不自然な感じだった。
どうもこばと幼稚園は廃園の予定になっているようで、そこらへんにも柳川夫妻が絡んできそうだよね。
しかし、本当に厄介だわ・・・柳川夫妻。
柳川夫人(高橋ひとみ)も、全く懲りてないみたいだし・・・。(゚ー゚;Aアセアセ

リーダーだった三上さん(高島礼子)から山本さんたちが離れていってたのが気になりますね〜。
そして、次は斉藤さんを慕ってくるの?
うへ〜、何だか気持ち悪〜ぅ。

第9話
「真野には言えない・・・
斉藤さんがいなくなる!?」
脚本:土田英生
演出:本間美由紀

柳川議員(加藤雅也)と三上さん(高島礼子)の夫が贈収賄容疑で逮捕されるというニュースが流れ、こばと幼稚園の保護者の間でもその噂でもちきりになる。
しかし、「三上さんに幻滅した」と斉藤組に入りたいと言い出す山本さん(濱田マリ)たちって、どうも好きになれないよね。
あれだけベッタリ仲良くしていたなら、普通は励ます立場のはずなのに、いきなり幻滅したとか斉藤組に入りたいとか、ワケわからん!
橋渡しを頼まれた若葉(ミムラ)だって、困るよね〜。
斉藤さん(観月ありさ)が山本さんに「三上さんの友達じゃないの?」と言ってたけど、ほんとそう言いたくなるわ〜。
「あなたたち何がしたいの?」って台詞にも頷いちゃったよ。

でも、今回はいろんな人が頼りたい時に頼れる人がいなくて・・・という状況の中で「友達」というものを考えるいい話でしたね。
正義(山田親太朗)も親が逮捕されたりで、急に仲間が離れて行っちゃって、携帯のメモリーにはたくさん名前があるのに誰にも電話できなかったり・・・。
そんな正義を探す柳川夫人(高橋ひとみ)も、いざとなると頼れる人がいなくて三上さんに電話したり・・・。
三上さんの中では山本さんだけは・・・という気持ちがあったのに、離れていってしまったり・・・。
そんな中で、斉藤さんが若葉の事を「友達」と呼んだのが効果的でしたね。
たとえ若葉のダンナが捕まっても、まず若葉の心配をする。
それは友達だから・・・。
そして、正義がいなくなっても平気な顔している友達の楢原にキレた綾子(石橋杏奈)も良かった。

綾子にキレられた楢原は正義をちゃんと探し出したし、柳川夫人に頼られた三上さんも力になった。
一度は離れていこうとした山本さんも三上さんと一緒に正義探しを手伝ったし・・・。
友達って大人になってからも大切なんだ・・・と思わされたエピでした。

ただ、そんな友達だから簡単にいえない事もあるようで、斉藤さんはどうもダンナさんの仕事の関係で海外へ行く話があるみたい。
南アフリカとか言ってませんでした?
若葉は斉藤さんとずっと一緒にいられると思ってるし、来週の予告を見るとケンカしちゃうみたいだし・・・。
しかし、南アフリカでも今まで通り注意しまくってる斉藤さんもちょっと見てみたかったりしてね。(笑)

第10話
「悪いことは悪い!
斉藤さんから最後のメッセージ」
脚本:土田英生
演出:久保田充

斉藤さん(観月ありさ)は引越しの事を若葉(ミムラ)に言い出せないでいるんだけど、そんな事とは知らない若葉は春休みに斉藤さんも誘って京都旅行へ行こうと計画を立て、ウキウキ♪
斉藤さんも引越しはおろか、卒園式にさえ出られないかも・・・なんて言えないよなぁ。

例の贈収賄問題は市長がどうやらワルみたいで、斉藤さんが市議会にまで乗り込んで行って意見するという話になったんだけど、そこまでいくと事が大きすぎてちょっと引いた目で見ちゃったかも・・・。
誰が相手だろうと態度を変えない斉藤さんのキャラはよく出てたと思うけどね。

そんなゴタゴタに誰も巻き込みたくない、自分ひとりで・・・と思うのが斉藤さん!
ましてや自分がこの土地を離れるとわかってるわけだし、最後の大仕事とばかりに市議会に乗り込む決意をしたんだけど、そこで「何でも手伝うから」とやって来た若葉を巻き込まないために「うっとうしい」と言ったのは、見ていてつらかったなぁ。
斉藤さんもこうするしかなかったのかもしれないけど、若葉の気持ちを考えるとガンガラガッシャンと崩れていく音が聞こえるようだったわ。(´Д⊂グスン
「うっとうしい」「腰ぎんちゃくみたいにべたべたと」と突き放されたのに、「うっとうしくてごめんね」「ベタベタしてごめん」と謝る若葉に(TωT)ウルウルだったよ〜。
本当は斉藤さん、そんな風に若葉のこと思ってないのにね。(´Д⊂グスン
小倉さん(北川弘美)が斉藤さんの引越しの事を若葉に伝えにきても、「うっとうしい」と言われた後じゃ「うっとうしいから、私には言ってくれなかった」と思って当然だし・・・。

贈収賄問題は坂本(高杉亘)が記事にすれば市長の首が飛ぶとか言ってたし、これで一気に解決しちゃうのかな?
最終回で斉藤さんと若葉がもう一度心を通わせて、その上でお別れしてくれることを願うわ。

最終回15分拡大SP
「さよなら斉藤さん」
脚本:土田英生
演出:久保田充

ぎくしゃくしてた斉藤さん(観月ありさ)と若葉(ミムラ)が卒園式前に仲直りできて良かった。
普通にジムでトレーニングしたり、ショッピングしたり、ランチしたり・・・そういう時間を持てた事で、お互いスッキリして旅立てたり見送れたりするのかな・・・と思ったんだけど、やっぱり二人にとって今回の別れがそんな簡単に割り切れるものではなかったようで・・・。

卒園式の途中で、若葉には何も告げずにこっそりと席を立つ斉藤さんと潤一(谷端奏人)。
若葉が気付いた時には、斉藤さん親子は空港へ向かってしまってて、三上さん(高島礼子)が斉藤さんから預かったカードを渡すと、そこには「真野、またね!スピーチ頑張れよ!」と書いてあるだけ。
実に斉藤さんらしいんだけど、若葉が胸の中に何か引っかかったままの自分を感じて、謝恩会の準備にも身が入らないわけよ。
そこで、みんなが若葉を送り出してくれて、空港へ斉藤さんを追いかけていくわけだ。
空港で彼女の姿を見つけた時の「斉藤さん!!」という声に、若葉の必死な気持ちがすごく出てたなぁ。

斉藤さんみたいにテキパキしてない若葉だからこその、何を言いたいのかわからないダラダラした話は良かった。
そんなダラダラした話の末にやっとわかったのは「斉藤さんとずっと一緒にいたかった。それが出来ないから、すごく辛い。」という彼女の本音。
本当に言いたかった事をやっと伝える事ができたのに、斉藤さんは「じゃあね・・・」とあっさり背を向けて去って行こうとして・・・。
そんな斉藤さんの背中に「紙コップはちゃんと捨ててください」と注意した若葉。
振り向いた斉藤さんが泣いていたというのは、わかりきってたけどなかなか良かったと思う。
お互いに別れは辛いんだという事が吐き出せて、寂しいけれどいい別れになったんじゃないかな?

ケープタウンに行っても、斉藤さんは斉藤さんらしく注意しまくってたし、そのあたりは「こうあるべき」って形に、きっちり持っていった感じ。
久々に観月ありさのドラマを最後まで見られたよ〜。(笑)
これをいいきっかけにして、どんどん役の幅を広げてほしいわ。

 

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