だいすき!!

原作:愛本みずほ 「だいすき!!
P:山本和夫・川西琢
主題歌:melody. 「遥花~はるか

第1話
「私お母さんになる」
脚本:篠崎絵里子
演出:竹村謙太郎

内容的には泣いちゃう内容だろうけど、主役が香里奈って事が私にとっては不安材料でした。
でも、思ったより頑張っていたのでちょっと安心しましたわ。

知的障害のある柚子(香里奈)は、同じ職業センターで働く草介(中村俊介)と仲良くしていた。
そんな草介がある日事故で死んでしまう。
草介の死を理解できない柚子は倒れてしまうんだけど、そこで診察した医師が母・美代子(岸本加世子)に告げたのは柚子の妊娠。
草介の子を宿していた柚子。
しかし、知的障害のある柚子に子育てなんか出来るはずないと美代子は出産に反対するわけだ。
まぁ、母親としては当然そう考えてしまうだろうな。

でも、柚子の口から「お母さんみたいなお母さんになりたいのに」と言われたら、何も返せないと思うよ。
それにしても岸本加世子の取り乱す演技はさすがだね〜。

家族が応援してくれて柚子も無事に出産、ひまわりと名付けられた赤ちゃんの子育てが始まるんだけど、これが演技とはいえヒヤヒヤもんだったわ!
赤ちゃんの扱いが乱暴だと言っても、ドラマの中でも本物の赤ちゃん抱っこしてるわけでしょ?
それで「ひまわり〜♪ひまわり〜♪」と揺さぶられたら、見ているこっちが「やめてー!」って気分になっちゃうもん。(^▽^;)

保健師の勝川さん(余貴美子)が保健指導に来て、柚子に子育ては難しいと否定的な意見を述べるのも、彼女の保健師としてのキャリアの中で何か悲しい出来事があったからなのかな?
傷ついた電車のおもちゃを見つめる勝川さんの表情には、きっと何かあると思ったけど・・・。

そんな勝川さんまで柚子を応援しようという気持ちにさせちゃうのは、柚子の「私がお母さん」という必死な思いが伝わるからなんだろうね。
それにしても電車の中でひまわりが乗ったベビーカーを残して、自分だけ降りちゃった時はさすがにドキドキしたなぁ。
取り残されたひまわりにずっとついててくれた女子高生・琴音(福田沙紀)が、草介の妹みたいなんだけど「草介の妻です」と言って現れてたよね。
何しに来たんだろ?

第2話
「私が育てるの!」
脚本:渡辺千穂
演出:竹村謙太郎

草介(中村俊介)の妻と言って現れた琴音(福田沙紀)は、普通に妹だったよ。何で妻なんて名乗ったんだ?
施設に置手紙を残して勝手に出てきたらしいけど、草介の妹というだけで柚子(香里奈)は気に入ってしまい、家に招き入れちゃうんだわ。
でも、この琴音ちゃん、最後には結構いい働きしてたよなぁ。

今回はひまわり(松本春姫)の保育園問題。
柚子がひまわりを育てるということは、自然と美代子(岸本加世子)の負担も大きくなるわけで、それを心配した勝川(余貴美子)が保育園にひまわりを預けたらどうかと提案するわけ。
でも柚子は保育園という場所が自分とひまわりを引き離すような気がして、なかなか良い印象を持てずにいるんだよね。
実際に保育園の見学に行っても、母親の柚子に知的障害があるという事で、なかなか園側が受け入れてくれなかったり・・・。
そんな中、なかなか感触の良い保育園とめぐり合ったのよ。
園長(音無美紀子)の穏やかそうな顔を見てたら、ここなら大丈夫って思っちゃったよ。(笑)
でも、今まで柚子とべったりだったひまわりは、なかなか子供たちの輪に入って行けず、そのうち子供とぶつかって倒れたりして「帰る」と言い出す始末。
でも、これって知的障害の母親の子供だから特別なんじゃないんだよね。
ちょっと内気な子だったら、初めての環境にはなかなか馴染めないものだもん!
柚子はひまわりを心配し、美代子はそんな柚子を心配し、みんながマイナスイメージになっている中、一人部外者のような琴音が家族だったら出来ないようなことをやってのけたのが結果的には良かった。
ひまわりを勝手に保育園に連れて行っちゃったのよ。
「放り込んでやれば子供は順応するんだよ!」
うん、確かにそういうところはある。
ただ、母親の柚子が順応できるかはかなり微妙だったはずなんだけど、結果的には柚子も子離れできてよかった。

こうして保育園に通う事は決まったものの、園ママたちの中には柚子に不安を抱く人たちも出ているようで・・・。
まぁ、これも絶対にあることだよね。
どうやって周りが理解していくか・・・って事ですな。

なんだかんだで柚子の家で一緒に住むことになった琴音ちゃん。
高校の先生と不倫してたという噂もあるようで、この子の問題もいずれ出てくるんでしょうね。

第3話
「お友達ほしいです」
脚本:渡辺千穂
演出:堀英樹

何だか毎回泣けちゃうよ〜。
ひまわり(松本春姫)の初めての遠足で一緒にお弁当を食べる仲間がいない柚子(香里奈)親子を見て、笹岡先生(田中幸太朗)が声をかけてくれるのよね。
大阪から引っ越してきたばかりの野村さん(MEGUMI)親子も一緒にお弁当を食べて、何だか仲良くなって嬉しい柚子。
だけど、お節介なママたちが野村さんに柚子の知的障害の事をふき込んでくれちゃうわけよ。
引っ越してきたばかりで仲間がほしい時に、いかにも園の事を良く知ってますって顔したママさんたちにそんな事を言われちゃったら、柚子と仲良くしたらにらまれるのかな?って不安になるじゃん!
だから野村さんの気持ちもわかるんだけどね〜。
柚子は仲良しママが出来たと思って喜んでたわけだから、柚子にはすぐにそれが理解できなくても見ているこっちが辛かったわ。
だから、野村さんにあげようと思ってた栗饅頭を受け取ってもらえず、公園でひまわりと二人で食べているのを見た時の美代子(岸本加世子)の悲しそうな顔が、すごく胸を打ったわ。

遠足の時に先生が撮ってくれた野村さんと写った写真を大事にしてた柚子。
でも、その写真を野村さんに捨てられ自販機の下に写真が入っちゃって・・・。
こうなると、そこから離れられないのが柚子だよね。
蓮(平岡祐太)が通りかかってくれて良かったけど、蓮は音楽関係のプロデューサーにピアノを聞いてもらうために向かってる途中だったんだよ〜。
でも、蓮にも泣かされちゃったわ。
柚子の大事な写真を見つけてくれて、大幅な遅刻して待ち合わせ場所に行って、まだ泣いている柚子のために弾いたのが「犬のおまわりさん」をアレンジした曲。
柚子が子供の頃からこの曲で元気になることを知ってた蓮。
プロデューサーではなく、柚子に聴かせたかった曲を弾いたというのが何とも泣けるじゃないですか。(TωT)ウルウル
ええ弟ですなぁ・・・。

息子がひまわりに怪我をさせた事で、謝りに行った野村さん。
人目を気にして柚子に酷いことをした事も謝るのよ。
そこで柚子がひまわりと一緒に「かまへん!かまへん!」と大阪弁で返すのが、とっても微笑ましかった。
こうして柚子にママ友達ができました。
大阪からやって来た野村さんは、柚子を偏見の目で見る園ママたちにも大阪弁でビシッと言ってくれる頼もしい存在になりそうですね。
MEGUMIさんと旦那さん役の方の大阪弁が、もうちょっとイケてたら・・・と思う部分はあるけど(^▽^;)、そこは残念としか言いようがありませんな。

第4話
「私はたらきたい!」
脚本:渡辺千穂
演出:堀英樹

保育園の連絡網を柚子(香里奈)が回し忘れたことで、他の保護者が怒っちゃうんだけど、これって保育園側の配慮も足りなくないですかね?
連絡網だって、せめて順番を最後にしてあげればいいんじゃないの?と思っちゃったんですけど。

さて、今回は柚子が働きに出たり、ひまわり(松本春姫)のトイレトレーニングが重なったりで大変でしたね。
保育園は働くママが子供を預ける場所だと聞いて、自分も働きたいと思った柚子。
それでコンビニでバイトした経験のある琴音(福田沙紀)と一緒にコンビニで働くことになったんだけど・・・。
柚子の行動もある程度把握してる琴音ちゃんが一緒って事で、何となく頑張れそうな雰囲気だったのに、やっぱり突然起きるアクシデントへの対応は柚子には難しいのよね。
ひまわりが熱を出したと聞いて、冷凍食品の陳列をしていた途中で仕事を放り出して保育園へ駆けつけちゃったのよ。
コンビニの商品をパーにしちゃって、店長はカンカン!
そして、あっさりクビ!
しかし、店長の「やっぱり俺には障害のある人は難しいなぁ」って一言は、あの場で言うべき言葉じゃないよね。
でも、あの言葉があったからこそ、琴音が亡くなった兄・草介(中村俊介)も、そういう辛い思いをしてたんだってことに気付くわけだし、ドラマ的には意味があったんだけど。

柚子はせっかく見つけた働き口を自分の失敗で失くしてしまった事に傷つき、ひまわりはトイレをうまく言えないことで傷ついてたんだよね。
そんな親子の「半分こ」なシーンは、すごく良かったと思う。
落ち込むママにバナナとみかんを半分こしてあげるひまわり。
親が子供を支えているようで、子供が親を支えている部分も多いんだよなぁ・・・ってあらためて気付かされたわ。(涙)

保育園でいつも柚子につめたい態度をとってたママさんたちも、少しずつ柚子を理解し始めているようですね。
少し、そこの展開は早いかな?って気もしたけど、ひまわりが「おしっこ!」と教えただけで、ものすごく愛しいって感じで「いい子!」と抱きしめる柚子を見てたら親子の原点みたいなものを感じさせられちゃうものね〜。
ワークセンターのバザーに来てくれたママさん、いつもより柔和な表情になってて良かったです。
ひまわりがママのケーキを褒められて「お母さん、いい子!」って柚子の頭をなでてあげるのも可愛かった。
愛情はこうやって、ちゃんと伝わっていくものなんだよね。(TωT)ウルウル
苦戦してたトイレトレーニングも、突然バッチリできるようになって(そんなもんだよね)良かった、良かった・・・と思ったら、突然3年後に飛ぶんかい!(爆)
ひまわりちゃんが成長しちゃったよ。(笑)

第5話
「遊んでくれないの」
脚本:荒井修子
演出:塚原あゆ子

ひまわり(佐々木麻緒)が5歳になり、どんどんいろんな事を吸収して成長していく中で、柚子(香里奈)の知能が追いつけなくなっていくような、そんな不安を感じたお話でしたね。(´Д⊂グスン
保育参観で他のお母さんは一緒に紙粘土で動物を作ってくれるのに、柚子は工作が苦手だから形あるものを作ることができない。
それをひまわりは、自分が柚子に嫌われていると勘違いしてしまうのが辛い。

でも、どんなにひまわりが離れていきそうになっても、柚子はひまわりが喜ぶ顔が大好きで、ひまわりが描いた絵を褒めるのよね。
琴音(福田沙紀)は知的障害のある柚子に育てられるひまわりが、他の子より劣るのを心配して、水商売のバイトまでして教材セットを誕生日プレゼントに買ってあげたりするんだけど、そこにはそこで琴音なりの愛情があったような気がするわ。
だけど、ひまわりがほしかったのは一緒に遊んでくれる笑顔の母親だったんだよね。
誕生日にリクエストしたプレゼントを柚子が間違って買ってきて、そこでまた「お母さん、ひまわりのこと嫌いなんだ」と泣き出しちゃうんだけど、琴音が「おかしいよ」と指摘したピンクの魚の絵を「すご〜い!ひまわり上手!ひまわりの好きなピンクのお魚だね〜!」と褒めてくれる世界中でたった一人のお母さんのこと、ひまわりはだ〜いすきなんだよなぁ。(涙)

笹岡先生(田中幸太朗)が勧めてくれた親子サークルで、柚子がちょっと姿を消したらひまわりは必死で追いかけちゃって・・・。
もう、佐々木麻緒ちゃんの涙は反則だよーーー!。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン
そして、本当にひまわりがほしかった着せ替えゲームを雨に濡れない様にコートの中に大事そうに持って、自分は雨に濡れたままひまわりを探す柚子にも涙だよ。
琴音ちゃんなりのひまわりへのアプローチもあっていいんだと思う。
柚子一人ではどうしても無理なことを、みんなが少しずつ手助けしてくれて、ひまわりがすくすく大きくなれば、理想かもしれないけど素敵だよね。
ただ、琴音ちゃんが蓮(平岡祐太)に恋心を抱いてるらしいので、そこらへんはどうなるのかな?
亡くなった兄の姿を、蓮に重ねて見てしまったんだろうか?

「お母さんはひまわりが大好きだよ!」という柚子の言葉が最高の誕生日プレゼントだったね・・・ひまわり。
柚子には出来ないことがたくさんあるのかもしれないけど、ひまわりに自分の愛情をすべて注いでいる点では、他のお母さんに負けないよなぁ。

香里奈ちゃんも頑張ってるし、佐々木麻緒ちゃんは泣かせ上手だし、今後も(TωT)ウルウルしちゃいそうですね。

第6話
「お父さんはどこ?」
脚本:渡辺千穂
演出:竹村謙太郎

「どうしてお父さんがいないの?」「お父さんに会いたい」というひまわり(佐々木麻緒)。
難しいよね、すでにひまわりが生まれた時に草介(中村俊介)はこの世にいなかったわけだし・・・。
「もういない」「天国に行った」と説明したところで、「じゃあ、天国に行きたい。」と言われて美代子(岸本加世子)も困ってたなぁ。
そして、ひまわりはついに登園拒否。
自分の納得できる答えがもらえなくて、ひまわりも辛いんだよね。

そんな中、柚子(香里奈)は草ちゃんの眠ってるところに会いに行こうと言って、ひまわりに元気をださせたんだけど、草介の親戚がお墓の場所を教えてくれず、またひまわりは元気をなくしてしまう。
そこで琴音(福田沙紀)の連絡先を見つけた柚子は、琴音からお墓のある場所を聞き出す事に成功!
喜んでひまわりと一緒に駅に向かうんだけど、柚子はどうやって山梨まで行けばいいのかわからず立ち尽くしてしまうのよ。
そこに心配した琴音がやって来て、二人を山梨のお墓まで連れて行ってくれるんだけど、ひまわりは父親のお墓を目の前にしても、それがどういう事か理解できないんだよね。(´Д⊂グスン
お墓に行けばお父さんがそこにいると思ってたんだもん。
そこへ美代子も駆けつけ、今度は草介が育った場所へ・・・。
ここで園長(石田太郎)に草介の話を聞けた事が、ひまわりにとっては一番良かったんだろうなぁ。
ひまわりが大好きだったお父さん。
ひまわり畑の世話を一生懸命していたお父さん。
ひまわりに囲まれて写るお父さんの写真。
お父さんが大好きだったひまわりが自分の名前なんだと知って、ひまわりはやっとお父さんを感じる事が出来たんだよね。
雪に覆われたひまわり畑で草介を感じているひまわりの顔は、とっても素敵だった。
柚子にとっても、良かったんだろうなぁ。
そして、兄の存在をなかなか受け入れてやれなかった琴音にとっても・・・。

そして、ひまわりが卒園の日を迎えた。
涙をためた笹岡先生(田中幸太朗)に、まるで明日も来るかのように「さようなら」だけでひまわりを連れて行ってしまう柚子。
やっぱり、卒園ってどういう事か理解できてないのかなぁ?と思ってたら、この後で泣かされちゃったよ。
小学校でいじめられた経験を持つ柚子はランドセルの子が恐い。
帰り道、ランドセルの男の子たちがぶつかって来てひまわりが転んだ時、柚子が思い出したのは笹岡先生の言葉。
それはひまわりが小学校でいじめられたらどうしようという柚子の心配に、「いじめっ子は怒っちゃっていいんですよ。お母さんはひまわりちゃんの味方でいてあげて下さい。」と言ってくれた笹岡先生の言葉だったんだよね。
勇気を出して、ランドセル集団に「コラー!ひまわりに謝って!」と叫んだ柚子。
小学生も逃げ出すほどの迫力で美代子たちも笑っちゃってたね。

そこで終わらず、「あ、忘れた!」と柚子が戻ったのは保育園。
卒園式の片付けをしている笹岡先生に「忘れ物ですか?」と聞かれた柚子が、「ありがとうございました」とお礼を言ったところで泣けちゃったよ。
笹岡先生、ぐっと来ただろうなぁ。
それが柚子の忘れ物だったんだよね。
いやぁ、泣けたなぁ。(つд⊂)エーン

それにしても琴音が蓮(平岡祐太)を思う気持ちもせつないぞ〜。
家に戻って来いと言われても、それは琴音にとっては胸が張り裂ける想いだったりするわけで・・・。

第7話
「結婚してください!」
脚本:渡辺千穂
演出:堀英樹

ひまわり(佐々木麻緒)は小学生に。

夏梅(臼田あさ美)が柚子(香里奈)と会って家までやって来たことで、美代子(岸本加世子)は蓮(平岡祐太)が柚子のために音楽を諦めた事を知る。
夏梅もまた、蓮が柚子という障害のある姉を持っていることを知り、柚子の事を知ろうとセンターでボランティアを始める。

夏梅みたいなお嬢さんがボランティア始めたところで、きっと続きはしないと思って見てたんだけど、蓮を好きで、そんな蓮の事を知りたいという気持ちが柚子を理解しようというところまで夏梅を動かしていたんだよなぁ。
バイオリンを休んでまで柚子を理解したかった。
最初は蓮のためだったのかもしれないけど、そのうちそれだけじゃない気持ちになっていく夏梅の姿はなかなか良かった。
ただ、そうなるとどうしても琴音(福田沙紀)が可哀想な立場になってしまうのが残念なんだけど・・・。

誰かが柚子のため・・・と思うだけでなく、柚子もまた家族の事を考えているというのが良かったわ。
蓮が幸せになるためには自分ができるだけ自立しなくてはならない。
そういうことを感じ取って、働き口を探す柚子。
パン屋さんで実習して合格し、「あたし、ちゃんとお仕事できるから、夏梅ちゃんと結婚できんだよ!」と蓮に話す柚子は、ちゃんとお姉ちゃんでしたよね。
弟想いの良いお姉ちゃんだわ。
泣きながら柚子が作ったサンドイッチを食べる蓮を見て、こっちももらい泣きですわ。(´Д⊂グスン
蓮が夏梅を思っているのをあらためて知った琴音の涙もせつなかった。

蓮は夏梅に「俺の側にいてください。」とプロポーズ。
しかし、予告では夏梅の父親が柚子の事を問題にしてしまうみたいだなぁ。
そして心配なのは美代子。
どうも胃のあたりの病気みたいだよね。
どうしても美代子の負担は大きかったと思うし、ここでお母さんが倒れたりしたら大変な事になりそう。

第8話
「ウチにおいでよ!」
脚本:渡辺千穂
演出:塚原あゆ子

夏梅(臼田あさ美)と蓮(平岡祐太)の結婚を一度は許してくれた夏梅の父(小野寺昭)。
しかし、家族の話で蓮に知的障害の姉がいると知った途端、顔色が変わるんだよね。
しかし、いきなり「別れなさい」ってーのはキツイなぁと思っちゃったよ。
娘を心配する親の気持ちもわかるんだけどね。
それを聞いた美代子(岸本加世子)は「手巻き寿司でもして、うちの家族を見てもらおう」と言うんだけど、「別れなさい」とまで言っちゃった父親が手巻き寿司パーティーに参加するとは思えず・・・。(^▽^;)

そんな中、柚子(香里奈)は偶然にも夏梅の父と知り合っちゃうんだよね。
柚子に障害があることにも、蓮の姉である事にも気付かず、柚子の素直なところに惹かれてパン屋にまで通っちゃう夏梅の父。
柚子に「おじさん」と呼ばれてニコニコしている様子は、とても微笑ましかったのに、柚子が蓮の姉だとわかった途端、やっぱり態度を変えちゃって・・・。
柚子が特別にパン屋さんで作らせてもらった自分のパンは、おじさんが一番好きだと言っていたはちみつサンド。
柚子が一番最初に作った自分のパンなのに、それを一番食べて欲しかったおじさんにつき返されて、追いかけてもその手を振り払われて、パンが地面に落ちてしまった時の柚子を見ていると、こっちまで泣けてきちゃったよ。

諦めずに夏梅の父にぶつかっていく蓮も素敵だった。
「僕の家族に会ってください。」
ほんと、それだけなのにね・・・。

あれだけいいおじさんだったんだから、理解してくれないはずはないとは思っていたけど、最終的に結婚についてゆっくり話し合おうという流れになった時はホッとした。
何より、夏梅の父の前で柚子や蓮の事を「自慢の娘、自慢の息子だと言えます。」と、きっぱり言い切った美代子の自信に涙が出たよ。
そんな美代子がガン・・・。
親がいつかはいなくなるという問題は大きい事なんだけど、柚子にそれが理解できるかというと難しいよなぁ。
そのためにも琴音(福田沙紀)は重要な人物になるのかもしれない。
美代子にもまだまだ元気でいてほしいよなぁ。

第9話
「お母さん死ぬの?」
脚本:渡辺千穂
演出:堀英樹

入院手続きに来た病院で勝川(余貴美子)に偶然会った美代子(岸本加世子)は、自分がいなくなった場合を心配し胸のうちを明かす。
「あの子たちに、まだまだしてあげたい事があるのに・・・」という美代子の言葉がせつなかった。
いつかは親がいなくなるのは当たり前、しかし、できるだけ側にいて助けてあげたい。
自分がいなくなって、柚子(香里奈)やひまわり(佐々木麻緒)は生活していけるのだろうか?
心配になって当然だと思う。

予定より早く家で倒れて入院する事になっても、胃潰瘍だと嘘をつき心配をかけないように気遣う美代子。
一方、柚子は初めてのお給料で美代子にパジャマを買う事を楽しみにしていた。
毎日、毎日、パジャマを見に行って、お給料が入ったら目をつけていた黄色のパジャマを買いに走って・・・。
でも、そのパジャマがなくてガッカリしてたところに「これじゃないの?」と声をかけてきたおばさんが、とんでもないヤツだったのよね。
病院まで柚子をつけてきたのか、玄関で付き添いの安西さん(紺野まひる)と別れた柚子を見て接触し、「病気が治る水」と言って4万騙し取ったのが黄色いパジャマのおばさんなんだよ〜。
とんでもないよ!
柚子を迎えに出てきた琴音(福田沙紀)が気付いて、お金を取り戻そうとしたものの「病気が治る水」だと信じてしまった柚子が暴れて、結局おばさんを見失っちゃったし・・・。
そんな柚子に「いい事と悪いことの判断ぐらい自分でつけて!おばさんがいなくなっても生きていける柚子ちゃんを見せてよ!」と、自分の感情をぶつけてしまった事で、柚子は「お母さん・・・いなくなる?」とパニックを起こしてしまう。
いかに柚子の中で美代子という存在が大きいか思い知らされちゃったなぁ。
パジャマを見に行ってたところで、柚子が「お母さんができるって言えばできる。お母さんが大丈夫って言えば大丈夫になる。」と笑顔で言ってたのが、ここへきて効いてきたって感じ。

美代子は自分がガンに侵されていることを柚子に話しました。
「ガン、やだ!」と泣きじゃくる柚子に、「そんなんだったら、もうここに来なくていい!」と厳しい顔を見せた美代子。
ここで柚子の自立を促さなきゃ・・・という想いが美代子の中にはあるんだよね。
みんな、つらいよなぁ。

お母さんの事が気になって、柚子は仕事に集中できなくなっちゃったみたい。
蓮(平岡祐太)や琴音のサポートで、何とか乗り越えてほしいよ。(´Д⊂グスン
美代子さんもまだまだ柚子とひまわりを助けてあげられる存在でいてほしい。
最終回、泣いちゃいそうだ・・・。

最終話
「みんなたすけて!」
脚本:渡辺千穂
演出:竹村謙太郎

柚子(香里奈)を騙して水を売りつけたおばさんを街で見かけた琴音(福田沙紀)は、お金を取り返そうと追いかけておばさんが転倒し怪我。
琴音が怪我をさせたと勘違いされて警察へ連れて行かれてしまう。

美代子(岸本加世子)がガンだと知ってショックを受けたまま立ち直れない柚子は、仕事も手につかず、ひまわり(佐々木麻緒)の世話も全くできない。
そんな柚子の遅い帰宅を待っていたひまわりを、転校生の母親が偶然見かけ世話を焼いてくれるんだけど、家の中のあまりの状況に児童相談所に電話してしまうんだよね。
でも、無理もないかも・・・。
ひまわり一人置いて、夜遅くまで帰らず、家の中は荒れ放題となれば、そこで見て見ぬふりされた方が恐いよね。
早速児童相談所の人が勝川(余貴美子)と一緒にやってくるんだけど、自分の事もままならないような柚子の姿を見て、美代子が退院するまでひまわりを施設に預けてはどうかと提案するわけよ。
ひまわりが可哀想じゃありませんか?と・・・。
でも、そこでひまわりが「私は可哀想じゃありません。」ときっぱり言い切って、泣きながら「私、お母さんと頑張ります。」と言った後、柚子に向かって「お母さん、頑張ろう!二人で頑張ったらおばあちゃんも元気になるよ!ね!」って言ったところで泣いちゃったよ。(´Д⊂グスン
しっかりした、ええ子やなぁ・・・ひまわりちゃん。(つд∩) ウエーン

何に対してもやる気を失ってた柚子が、ひまわりに「体操服、一緒に洗おう」と誘った時も号泣しちゃったよ。
休んでいた仕事にも復帰して、野村さん(MEGUMI)たちの助けも借りながら、できる範囲で精一杯頑張っている姿も良かった。
何より、柚子に笑顔が戻ったのが嬉しかったなぁ。
一人でできない事を認めて、人の助けを借りる。
頑張れ!って応援したくなっちゃったよ。(涙)

美代子の手術前に琴音の疑いも晴れたし、柚子もすっかり元気になってひまわりと一緒に二人が頑張った事を紙芝居にして美代子に見せるところなんか、また泣いちゃったよ。
ご飯がうまく炊けずにおかゆにハヤシライスをかけて食べた事、色物と分けて洗わなかったために真っ赤に染まった体操服、野村さんが教えてくれた漂白剤・・・そして最後は大きな紙に「おかあさん、はやく元気になってね」のメッセージと家族全員の似顔絵には、もちろん琴音ちゃんもいて・・・。(TωT)ウルウル

2ヵ月後、美代子は無事退院。
きっとこれからも柚子は少しずつみんなの力を借りて、頑張っていくのだろう。
柚子がひたむきに注いできたひまわりへの愛情が、ちゃんとひまわりの中で母への信頼に育っているのが嬉しかった。

とにかく香里奈ちゃんが、これだけ頑張るとは思わなかったので、予想していたより相当良い印象のドラマとなって終わっていきました。
女優としてのいい転機になったかもしれませんね。

 

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