無理な恋愛

P:安藤和久
主題歌:堺正章 「忘れもの」

第1話
「胸がはずむ出会い」
脚本:岡田惠和
演出:塚本連平

うーん、今、マチャアキのドラマってーのが微妙な感じなんですが、初回の感想も微妙かなぁ?(^▽^;)

グループサウンズでヒットを飛ばした立木(堺正章)は、レコード会社の役員待遇プロデューサーという立場にいるんだけど、そんな立木が売れない女優のかえで(夏川結衣)に恋をするというお話。
自分ではまだまだ若いつもりなのに、60歳の誕生日に還暦祝いの赤いちゃんちゃんこを贈られてショックを受けたり、目をかけてきた部下の菊原(坂口憲二)に「立木さんみたいになりたくない」と退職願を渡されたりして、その世代の悲哀みたいなものは感じられましたね。

一方でかえでは再現ドラマに出演する女優なんだけど、さすがに女子高生の役はキツイって事で、若手のまどか(スザンヌ)が入ってきたりして、自分の立場の危うさを感じるわけで・・・。
結婚もしてない、仕事も不安定、何だか寂しい・・・という立木とはまた違った悲哀を抱えてるんですね〜。
そんなかえでの一応恋人になるんですかね?龍彦(徳井義実)という小説家志望の男性は・・・。
意外と徳井さんの演技が普通で安心しましたわ。(笑)
相方の福田さんも再現ドラマのディレクター役で出演してますが、こっちはちょっとカタかったですね。(苦笑)

なんせ、初回では立木とかえでが出会い、立木はひと目でかえでに恋してしまったみたいなんですが、そんなかえでを食事に誘って話をしてみれば「お母さんが立木さんのファンだった」なんて、嬉しいようで傷つく一言を浴びせられたりするんだよね。
それでも別の日にかえでにバラの花束を贈ろうと、いそいそ出かけていく立木。
しかし、まどかの出現に落ち込んだかえでが龍彦と呑んでいる現場を見てしまい、立木がいるとも知らずにかえでが「どっちかというと年下好みだし、(立木のような年代の人との恋愛は)そういうの無理!」と言い切ってるのを聞いてしまった立木。
かえでの部屋の前に置いた花束を回収して帰る立木がまた寂しくて・・・。
うーん、でもマチャアキの芝居がどうも浮いてる気がするのは私だけでしょうか?(゚ー゚;Aアセアセ
そして、ドラマの中でマチャアキが歌う「雨上がりの夜空に」を聞くと、ものすごく哀しい気持ちにさせられるのは私だけだろうか?

というわけで、とりあえず様子見とさせていただきます。

第2話
「彼女からの誘い」
脚本:岡田惠和
演出:塚本連平

立木(堺正章)が忘れたパンツを渡すため、かえで(夏川結衣)は食事に誘う。
意中の若い女性から誘われるって、忘れていたドキドキを取り戻すんだろうなぁ。
そんな年じゃないと自分に言い聞かせつつも、ウキウキしちゃうようなところは何となくいいなぁと思った。

今回は、立木が龍彦(徳井義実)と偶然電車の中で出会って、呑みにまで行っちゃうことで、気になっているかえでの彼氏らしい龍彦とも話ができる間柄になっちゃったわけよね。
もちろん、龍彦は立木とかえでが面識があるなんて思ってもみないで話してるんだけど、あの龍彦のいい加減な考え方を聞いて怒ったりしないところが年齢重ねた立木の魅力なのかなぁ?
立木さんって龍彦と話しても、かえでと話しても、結局は相談相手にされちゃってるんだよね。(^^ゞ
で、いつも最後は二人を応援しちゃってるわけで、立木もかえでや龍彦と同世代なら仲を裂いちゃうところなのかもしれないけど、そうは出来ず、だけど「何やってるんだろう?」と悩んじゃってるあたりが立木の可愛さなのかもしれない。

しかし・・・しかしだ・・・。
思ったほど面白みは感じないんだよなぁ。
青木さやかのネタにしか見えない演技を見ているのも辛いし・・・。
立木の「雨上がりの夜空に」は、やっぱり今週も哀しい気持ちにさせられちゃったし・・・。
どうせなら、グループサウンズっぽい歌を歌ってくれればいいのになぁ。

かなりリタイアへ傾いてますが、まだ決断は下せず・・・ってところでしょうか?
とりあえずもう1週見てみようと思います。

第3話
「彼女が部屋にやってきた」
脚本:岡田惠和
演出:小松隆志

かえで(夏川結衣)の部屋のお風呂が壊れた事で、まさか奇妙な同居が始まるとは思ってもみなかったわ。(笑)

龍彦(徳井義実)がシャワーを使ってるうちにお湯が出なくなり、仕事終わりに急いで銭湯を目指したものの、すでに廃業してしまっていて途方にくれるかえで。
そこへ偶然通りかかった立木(堺正章)が声をかけ、龍彦・かえで・立木の3人が顔を合わせ、それぞれ知り合いだった事を知るわけよ。
っつーか、立木は知ってたんだけどね。(^^ゞ
それで立木の家のお風呂を借りる事になるんだけど、それだけでなくお風呂の修理が終わるまでの2〜3日を立木の家で暮らすことになっちゃうのよ。
龍彦付きだとしても、かえでと一緒にいられるって事が嬉しいのかしら?>立木さん
ちょっと可愛いよね〜。

それに翌朝「いってらっしゃい!お仕事頑張ってください!」と送り出してもらって、ただそれだけの事なのにやる気を出してるところも純粋で可愛い♪
今回、立木がもしかして自分に気があるのでは?と少し勘付いてきたかえでと、やっぱり好きだという気持ちを抑えられない立木という雰囲気が出てきたことで、少し面白みが感じられるようになってきた。
小説家のデビューを旧友に先を越された龍彦が落ち込んだ事で、かえでが励ますようなことになれば、立木の中にジェラシーが芽生えるだろうし・・・。

うーん、リタイアしようかと思っていたんだけど、もうちょっと見てみたくなりました。

第4話
「恋の大逆転!?」
脚本:岡田惠和
演出:塚本連平

なんだかさぁ、立木(堺正章)がいい人すぎて気の毒に思えてきちゃったよ。
あれがあのぐらい年齢を重ねた男性の余裕なんだろうか?
でも、余裕というわりには、どこかで一人せつなくなっていたりして、そういうところが立木さんの可愛らしさなのかなぁ?

知り合いが先に小説家デビューしたことを知った龍彦(徳井義実)は落ち込み、やけ酒を飲んで帰宅。
そんな龍彦を叱ろうとしたかえで(夏川結衣)に「そっとしてあげなさい」と言い、自分の部屋なのにかえでと龍彦を二人っきりにさせてあげて、自分は外に居場所を探しに行く立木さん。
どこまでお人よしなんだよ〜。

かえでは龍彦が落ち込んだ原因を知って、「頑張ろう!」と励ましたんだけど、これって龍彦にとっては重荷でしかないんだよね。
応援したいかえでの気持ちはわかるけど、龍彦じゃなくてもあんな風な期待のされ方をすると辛いかも・・・。
そして、やっぱり出て行ってしまう龍彦・・・。

なんだかなぁ・・・あんないい加減な男でも出て行かれると寂しいのかなぁ?
っつーか、こういう事を繰り返しているかえでが、私にはいまひとつよくわからないんだけどね。(^^ゞ

「やっぱりダメでした。」と立木の肩で泣くかえで。
立木さん、こうやってすがって来られると、またぐらっと心揺れちゃうんだろうなぁ。
その頃、龍彦は立木の部屋の前でおっちゃんの帰りを待ってたみたいね。(^▽^;)
結局、行くところないヤツなんだなぁ・・・。
っつーか、こんな二人に頼られて、立木さん可哀想な気がしてきたよ。

第5話
「傷ついた彼女」
脚本:岡田惠和
演出:小松隆志

龍彦(徳井義実)が出て行った話をしていて、かえでが「いなくなった直後が一番好きなのかもしれないな。」と言った一言はせつなかった。
でも、もっとせつなかったのは、かえでの事を好きなのにそれを聞いてなきゃいけない立木(堺正章)の方だったけどね。

かえでと律子(鈴木砂羽)にBSのドラマのオーディションの話が舞い込む。
実は立木が知り合いの広田(光石研)というプロデューサーに「30代の女優を探している」と聞いて、かえでの事を紹介したんだよね。
このオーディションにかえでと律子は二人揃って合格!
かえでも7行の長い台詞があると大喜びで、立木を呼び出して大はしゃぎ。
そんなかえでと律子を見て、立木も喜ぶんだよね。
台本の後ろにある広田の名前を見つけても、「選んでくれたんだね・・・」ってな顔で満足げだったし・・・。

ところが、立木の推薦で仕事が回ってきたと知ったかえでは怒ってしまうわけよ。
「バカにしないで下さい!」と立木の職場に乗り込んで・・・。
確かに自分の知らないところで立木が手を回していたと勘違いしてもおかしくない状況ではあったけど、怒る前に事実を確かめるぐらいの余裕があればよかったよね・・・そこは30代としてのさ。(苦笑)

話を聞いていた立木の秘書・祥子(青木さやか)が立木という人の人となりをかでに語るところは良かった。
ただ、青木さやかの演技がもう少し何とかなれば、もっと良かったのに・・・という気もするんだけど。(^^ゞ
実力で自分の地位を築いた人だけに、コネを使うのは嫌い。
そういう部分は、今回、娘の朝子(小嶋陽菜)が立木の事務所のオーディションを受けるという話でも出ていただけに、説得力があった。
広田にかえでの事を紹介はしたけれど、コネで使ってくれとは言っていない。
そんな話をした上での、「立木さんがあなたに恋をしてたのをわからないんですか?」は、かなりの衝撃だっただろうね・・・。>かえで

かえでに「もう会わない」と言われた立木さんも、あのお年だし(^▽^;)、ショックは大きいと思うなぁ。

第6話
「彼女の母が来た!!」
脚本:岡田惠和
演出:塚本連平

ナイスキャスティングだよ!かえで(夏川結衣)の母・秀子(高畑淳子)!
チャッピーの声を電話で聞いて「チャッピーよね?あーーーーーっ!!」って叫んじゃってるところとか、高畑さんならではで笑っちゃった。

立木(堺正章)が自分に恋をしていたと祥子(青木さやか)に言われたと律子(鈴木砂羽)に話したかえで。
律子は立木の事をいい男だと褒めた上で、だからと言って好きになれるかと言われたら、どうかと思うけど・・・と言うんだよね。
うんうん、なかなか素直な意見だと思う。
いい人だけど、恋愛対象にはならない。
そこにはもちろん年齢の問題もあるわけで・・・。

立木もまた祥子からかえでに話した内容を聞き、いよいよ終わったと思っちゃうわけよ。
そんなところにかえでの母・秀子がやって来て、立木に会わせろと一人盛り上がっちゃって・・・。
立木と会うのはバツが悪いはずなのに、何も知らない秀子のために立木と三人での食事の約束をしてしまうかえで。
それだけでもビックリなのに、秀子と立木の元妻・光代(夏木マリ)が追っかけ仲間で顔見知りだったって事には驚かされたわよ。
しかし、あの二人、なかなか面白かったわ。(笑)
通りすがりにお互い「あれ?」ってな顔して、確かめるようにレインドロップスのヒット曲を歌って「キャー!━━━━ヽ(〃▽〃  )ノ━━━━!!  」って再会を喜んでいるのが、アリな感じで可笑しかった。

そのお食事会に龍彦(徳井義実)も参加しちゃうんだけど、そこで立木は自分のヒット曲を歌って聴かせるわけよ。
秀子は昔に戻ってキャーキャー騒いでぶっ倒れてたけど、そんな中で立木が涙を流しながら歌っている姿を見て、かえでも龍彦も立木のせつない気持ちを察してしまうんだよね。
これは結構ぐっと来たんじゃないかしら?>かえで
龍彦も事情を知って、「おれ、おっちゃんとこ帰るわ」と立木を心配したりして・・・。
そんな龍彦に立木が「龍彦はかえでさんにとって男、俺は男ですらない。決定的に違うんだ。」と言ったところは、何だか胸が苦しかったよ。
そして龍彦を見ているとかえでを思い出すからと、龍彦に出て行ってもらうんだけど・・・。
まぁ、立木の気持ちをわかってるんだったら、最初から龍彦が行くべきではないような気もするんだけど、行ったからこそ立木の本音が聞けたわけで、ドラマ的には意味があったシーンだったのかもしれないな。

朝子(小嶋陽菜)が立木の会社のオーディションを受けに来たんだけど、実の父親である立木の前で歌えなくなってしまい不合格。
「歌手になるなら、どんな時も歌えなきゃいけない。」
立木がそう言った時に、かえでの前で涙しながら歌う姿が頭に浮かんじゃってせつなくなってしまったわ。(´Д⊂グスン

恋が終わって、娘には自分以外の家族がいる事を実感し、寂しくなった立木の前に現れたのがかえで。
「どうしました?立木さん。何か寂しそうでしたよ。」
こんな事言われたら、せっかく気持ちにケリをつけたのに、また好きになっちゃうじゃん!
でも、立木さんがきっとこの瞬間にそうだったであろうように、私もきゅん♪とした場面でしたわ。

第7話
「彼女の誕生日」
脚本:岡田惠和
演出:小松隆志

かえで(夏川結衣)は立木(堺正章)の気持ちを確かめた上で、「無神経でごめんなさい」と謝った。
そして「もう会わない」と言ったことを忘れて欲しいと頼む。
かえでからそう言われただけでも立木は十分嬉しいよね〜♪
でも、ちゃんと自分で自分の気持ちを伝えていなかった事に気付いた立木は、あらためてかえでに気持ちを伝えるんですわ。
これが結構ぐっと来ちゃったのよ。(゚ー゚*)

「初めて会ったときから好きでした。叶わぬ恋かもしれないけど、死ぬまで君に恋している自信がある。死ぬまで君の味方だから。」

へ〜ぇ、ちょっと言われてみたいわ♪
素敵な告白じゃないの〜?
んで、告白してかえでと別れた後に、手が震えてる立木さんが可愛いの!
いくら年を重ねても、恋をすれば誰でもピュアなお年頃と同じ気持ちになっちゃうんだね。

立木からの素敵な告白を受けて、家に帰ったら玄関の前に龍彦(徳井義実)。
そこで「今は会いたくない気がする」って、フェードアウトしてるかえでが面白かった。
そして、もしかしたら自分が今モテ期にいるんじゃないかとハイになっちゃって、律子(鈴木砂羽)を呼び出してカラオケで「けんかをやめて」を熱唱!(爆)
こういう時に付き合ってくれる律子みたいな女友達っていいよね〜。
このカラオケのシーン、何だかいい感じだったなぁ。

立木がかえでに告白したと聞かされた龍彦は、かえでにもう一度好きだと伝えてるし・・・。
これは龍彦の気持ちの中に、少しは焦りが生じたからだよね?

かえでの誕生会に出るために休みをもらおうとして断られ、バイトを辞めて誕生会に出席した龍彦と、誕生会より仕事を優先した立木。
そして、お金がなくて片方しか買えなかったイヤリングをプレゼントする龍彦と、かえでが好きだと言ったバラの花束を店に届ける立木。
この誕生会、二人の男性を比較するにはもってこいのイベントでしたね。(笑)
かえでからバラの花束のお礼メールを受け取って、絵文字のハートが3つ付いてるのに喜んで「ハート、3ついただきました!」って「チューボーですよ!」な堺さん、いやいや立木さんがキュートでした。

立木さん、少しは男として見てもらえる様になったんじゃないかしら?

第8話
「人間ドックで再検査」
脚本:岡田惠和
演出:塚本連平

かえで(夏川結衣)の誕生日に行けなかったお詫びにと、食事に誘った立木(堺正章)。
あっさりOKしてもらえたのに、人間ドックを受けたら大腸にポリープが見つかって検査入院することに・・・。
かえでとの食事の約束もキャンセルしなきゃならないんだけど、そこで立木は入院なんて年寄りくさいと思われそうな気がして、つい「出張が決まった」と嘘をついてしまうんだよね。
でも、この嘘、ちょっと可愛いと思っちゃったわ。(´∀`*)ウフフ

一方で龍彦(徳井義実)は真面目にバイトもして、家事もやって、かえでとの約束を守って「H」もせず、慎ましくかえでの単なる同居人として暮らしていたんだけど、ある日怪我をして入院。
これが立木と同じ病院だったから、龍彦のお見舞いに来たかえでが入院している立木と遭遇してしまったんだけど・・・。

ここで、嘘をついたことを素直に謝る立木さんに、また好感度UPよ〜。
何だろう、あの素直さって・・・。
ちょっと母性本能くすぐられるわ。(´∀`*)ウフフ
「君に嫌われたくなかった」
「好きな女性には若く見られたいし、まだまだこれからだと思われたい」
・・・って、年上の男性に失礼かもしれないけど、ほんと可愛いんだもん!
素直な気持ちを吐き出した立木に、かえでが言ったのは「そんな事で立木さんを嫌いになる女だと思ってたんですか?」の一言。
そして「60歳だから立木さんは素敵なんです」と・・・。
いやぁ、こりゃ嬉しいだろうね。
「でも、嘘は嫌い。このペナルティは大きいですよ。」とかえでがおねだりしたのは、立木が一番良く行く店に連れて行ってというもの。
これも立木にしたらかえでが可愛く見えて仕方がなかったんじゃないかしら?

さぁ、龍彦にも立木にも母性本能をくすぐられているっぽいかえでが、どっちに傾いていくか楽しみですね。
目の前で律子(鈴木砂羽)にプロポーズする一郎(福田充徳)を見た龍彦も、自分がこのままでいいのか考えるだろうし・・・。

大好きな朝子(小嶋陽菜)が立木の娘だと知ってしまった文平(田中圭)が、「お嬢さんをください」とか言ってるところに、今の朝子の父親・小川(尾美としのり)がいたのは可笑しかった。(笑)
まさか、その場にお父さんが二人いるとは思いもしなかっただろうね。(笑)

第9話
「彼女の父は同じ年」
脚本:岡田惠和
演出:植田尚

かえでの父親だとは知らず、偶然出会った幹二(前田吟)と意気投合した立木(堺正章)。
さんざん盛り上がった後で、実はかえでの父親だとわかった時ってバツが悪いよね〜。(^▽^;)
でも、これで何かもめ事が起きるのかと思ったら、そうじゃなかったんでビックリ。
36歳のいい大人とはいえ、娘を60歳の・・・しかも自分と同い年の男が好きになってると知ったら、父親的には「あぁ、そうですか」では済まないんじゃないの?
えらく寛大なお父さんだなぁ・・・。

そんな事より、幹二はかえでが100%女優目指して頑張っているのかが気がかりだったらしく、「見失ってないか?」と娘に聞いてました。
父親にあらためてそう聞かれたこと、そして立木に自分のプロデュースしたCDを渡された事がかえでにもう一度奮起するきっかけを作ったのよ。
立木が仕事を頑張っている姿は、かえでの勇気にもなったようで、がむしゃらにやってみたいと事務所の社長に告げ、オーディションもガンガン受けて「もうダメだ」というところまでやろうと決意したのね。
そんな時に同志の律子(鈴木砂羽)が、いずれは女優を辞めるという話をしたのはショッキングだったけど、水田(福田充徳)を支えたいという想いは理解できたようで、お互いに「りっちゃん、好きだよ」「かえで、好き」と言って泣くところは、またまた羨ましい女友達のあり方だった。
ほんと、この二人の関係っていいよなぁ。

龍彦(徳井義実)は水田が書いた面白くない脚本の手直しを頼まれ、どうやらやる気になったみたい。
それもこれも立木を見て、自分も頑張ろうという気にさせられたからなんだよね。

かえでも龍彦も立木からいい影響を受けた。
しかし、そんな時に立木が仕事上でピンチに立たされるなんて・・・。
プロデュースしたCDの売れ行きが思わしくなく、「もう古い」「もういいでしょう」と否定され、自分でも「潮時が来たのかなぁ」と落ち込む立木。
幹二に若さの秘訣は「恋と仕事」と語っていたのに、その仕事が行き詰ってしまったら、自然と恋のパワーもしぼんでいきそうな気がするよ。(´Д⊂グスン
若い者を奮い立たせた立木さん、今度はかえでや龍彦を見てもう一度・・・って元気を出してくれたらいいんだけど・・・。

第10話
「男の引き際、最後のデート」
脚本:岡田惠和
演出:塚本連平

現場を外されることになった立木さん(堺正章)。
ケン(ムッシュかまやつ)のお店で、「仕事をやめた後の準備をして来なかった」とか「仕事がずっとあると思ってた」と立木が話していたけど、このあたりはちょっと考えさせられる台詞だったなぁ。
みんな案外そういうものなんじゃないだろうか?
目の前にある仕事に必死で、それが無くなった時のことなんて考えてないのかもしれない。
定年退職のようにカウントダウンされていたわけでもなく、ある日突然仕事がなくなったら、その喪失感って想像以上だろうな・・・。

そんな立木の喪失感など知らず、かえで(夏川結衣)も龍彦(徳井義実)も立木に影響を受けて奮起しているわけで、そう言われて「実はね・・・」とも言えない立木さんが、またまたちょっとせつなかった。
いや、祥子(青木さやか)曰く「やせ我慢がカッコいいと思ってる」のが団塊の世代の特徴らしいから、間違ってもかえでたちの前で弱さは見せないんだろうけど・・・。

龍彦は水田(福田充徳)の脚本を手直しし映画化のチャンスを狙ってるし、かえではヒロインの叔母役で映画デビューが決まった。
自分の頑張っている姿を見て、若い人たちが頑張った。
それは嬉しいことかもしれないけど、そうやってこの先を夢見ている人たちを見ると、仕事を失った立木さんのような立場の人は寂しさを感じるのかもしれないなぁ。

そこで立木はかえでをデートに誘った。
最初で最後だと決めて誘ったデートなんてせつな過ぎるわ。(´Д⊂グスン
閉園のアナウンスの後、「もうひとつだけ乗ろう」とかえでの手を取った立木を見て、きゅん♪としたのはたぶん私だけではないでしょう。

さて、立木さん、家も引き払ってどこへ行くんでしょう。
いよいよ、最終回か〜。
ぜんぜんラストが読めませんわ。

最終回
「すばらしき人生」
脚本:岡田惠和
演出:塚本連平

意外だったなぁ・・・。(^▽^;)
まさか立木さん(堺正章)とかえで(夏川結衣)が、最後にくっつくとは思ってなかったよ〜。
個人的な予想では、立木もかえでも龍彦(徳井義実)も、それぞれがいい刺激を受けて一人ずつ自分の進むべき道を進んでいくという最後かと思ってたんだよね。
それが一番無理がないかと思って・・・。(^^ゞ
何となく、龍彦とかえではないかな?とは思ってたんだけど、だからと言って立木さんとかえでもないんじゃないかと思ってたんで、ラストまで見て「うっそー!」ってな感じでした。<(_ _)>

姿を消した立木から手紙をもらったかえで。
「一度ゼロになってみようと思った。ずっとかえでに恋をしているから元気だ。かえでの幸せを願っている。」というような内容の手紙。
自分が姿を消した事がかえでの負担にならないように、これまた大人の男が気遣った感じが出てて、なかなかいい手紙でしたね。

で、何となく海の近くに行ってた立木は、そこで菊原(坂口憲二)と再会。
お互いゼロになってみようと思ったくせに、すでに飽きちゃった二人。(笑)
やっぱり音楽しかない!って事に気付き、二人でレーベルを立ち上げちゃってるんですね。
チャッピーズ・・・うん、ネーミングは悪くないような・・・。(^^♪
そこへZUKANがチャート急上昇しているというニュースを伝えに現れたのが文平(田中圭)と祥子(青木さやか)。
二人に戻って来てと頼まれるが、自分の目が間違ってなかったとわかっただけでいいと満足げな立木。
そんなもんかもしれないね〜。
それが新しいレーベルで頑張る機動力にもなるだろうし・・・。

そして1年後。
立木はアーティストを発掘し売り込みに熱中。
律子(鈴木砂羽)は水田(福田充徳)とおめでた婚。
かえでは武蔵野映画祭で助演女優賞をGET!
「立木さんにお礼が言いたいなぁ。」と、何かと立木の名前を出すかえでを見て龍彦は面白くなさそうでしたね。
映画祭の授賞式の日にプロポーズをしようと考えていた龍彦。
しかし、スピーチでかえでが話す内容は、またしても立木のこと・・・。
それで、龍彦は立木には勝てないと思ったのでした。

鎌倉にいる立木を訪ねて、かえでから「一緒にいてください」と告白。
「無理な恋愛」が実った瞬間ですな。
団塊の世代には勇気を与えたラストかもしれませんね。
でも、無理やりくっつけなくても良かったような気もします。テヘヘッ(*゚ー゚)>

 

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