ラスト・フレンズ

P:中野利幸
主題歌:宇多田ヒカル 「Prisoner Of Love」

1
「誰にも言えない悩み
DV、妊娠、禁断愛」
脚本:浅野妙子
演出:加藤裕将

いやぁ、いいっすね〜。
内容は重苦しいものなんですが、見入っちゃいましたよ。

母親・千夏(倍賞美津子)に誕生日も覚えてもらってない美知留(長澤まさみ)が、今まで通り母の分の家賃を入れるという条件で恋人・宗佑(錦戸亮)との同居を許してもらうわけよ。
千夏の男が入り浸ってるような家より、そりゃ恋人と住む方がいいに決まってるわね・・・と思ったけど、この恋人にかなりの難アリなわけで。
職場でもイジメられている美知留が、唯一心の休まる場所にするはずだった宗佑との部屋は、同居を始めた翌日にはもう恐ろしい場所に変わってしまったんだよね。
それは宗佑のDV。
同居を始めた翌日の朝目覚めると、いきなり美知留の携帯をチェックしている宗佑の姿。
私だったら、この時点で同居解消ですわ!
大体、あの堂々とした携帯チェックは何なんですか?ヽ(`Д´)ノプンプン
4年ぶりとやらで再会した瑠可(上野樹里)からのメールを見て、「男だろ?」と疑う宗佑。
ここら辺から錦戸君が恐い、恐い! (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
「女の子だよ」と言っても「証拠は?」って・・・。(((( ;゚д゚)))アワワワワ
電話して声を聞かせようとしたものの留守電で、仕方ないから「卒業アルバム持ってくる。」と言う美知留を引きとめもしないんだよね。
普通なら「そんな事までしなくていいって!」ってとこじゃないかと思うんだけど、「持ってきて証拠見せんかい!ワレ!」ぐらいなノリなんでしょ?
もう、あたくしだったら無理・・・。
「お世話になりました<(_ _)>」と荷物まとめて出て来ちゃいたいわよ!
でも、そうさせない何かがDV男にはあるんでしょうね。
卒業アルバムを必死に探してる最中に宗佑から電話で「すぐ帰って来い」との指令!
で、帰った途端「卒業アルバムは?」で「ないよ」と答えると殴る、蹴る!
そして、暴行した後はぎゅっと抱きしめる。
これが典型的なDVというものみたいなんだけど、やっぱ私は耐えられないわ。

で、とりあえず「卒業アルバム探してくる」と言って部屋を出た美知留ですが、母親がいる家にも帰れず瑠可に電話するんだけど、またもや留守電。
その頃、コンビニにいた瑠可は電話に残された美知留の「また電話します」という弱々しい声を聞き、一目散に駆け出すんだよね。
いやぁ、上野樹里ちゃん・・・あれだけばっさり髪の毛切っただけあって、「のだめ」の雰囲気は微塵も感じさせませんね。
そして、美知留を見つけた瑠可は自分が共同生活を送るシェアハウスに彼女を連れて行くんですなぁ。
そこで会ったのが、瑠可の同居人でCAのエリ(水川あさみ)。
そして、メイクアップアーティストのタケル(瑛太)。
美知留は恋人のDVに直面したばかりだし、瑠可は自分が女性だという事を認められずにいるような雰囲気。
エリは職場で仲間に無視されてるみたいだし、タケルは女性が怖いのかな?
なんせ、みんな心に闇を抱えた若者たちですわ。
DVと聞くと、何となく夫婦間の事を連想しちゃうんだけど、最近じゃ中学生の娘の学校からも「デートDVについて」なんてプリントが配られたりするぐらいだし、決して夫婦間だけの問題じゃないんだよね。
そういう意味では興味深いです。

冒頭の妊婦の美知留一人のシーンでは、「恐ろしい出来事」とか「死」なんて言葉が出てきてましたが、脚本も浅野妙子さんだしこれからドロンドロンになっていくんでしょうか?

初回のラストではシェアハウスのソファで眠ってしまった美知留が涙を流しているのを見た瑠可が、吸い寄せられるように近づいてキスしてましたね〜。
ここで宇多田の主題歌がきっちり流れて、きれいに心を鷲掴みされちゃいましたよ!

期待を裏切らない初回でした!これは間違いなく継続視聴決定だわ!

2
「命がけの秘密」
脚本:浅野妙子
演出:加藤裕将

どんどん宗佑(錦戸亮)の恐さが表に出てきましたね〜。
美知留(長澤まさみ)の携帯に残された着信履歴に宗佑の名前がずら〜っと並んでいるのを見るだけでも、ゾ〜っとしちゃったよ。 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
そして、いつも美知留が働いている美容院を下から見上げて待っている宗佑の姿にもゾゾ〜っと・・・。(゚Д゚;∬アワワ・・・
美知留もそんな宗佑におどおどしながらも、抱きしめられたり、「黙って出て行ったりしないでほしい」なんて甘えた風な言葉を聞いちゃうと、突き放せなくなっちゃうのかね〜。
見ているこっちは「今、別れなさい!悪い事言わないから別れなさい!」って思って見ちゃうんだけど・・・。
諦めたかと思ってた卒業アルバムを手に入れちゃってたのも恐ろしかったわ。
しかも、瑠可(上野樹里)の名前にはバツ印つけてあるし・・・。
美知留の親が留守の間に大家さんに鍵を開けてもらってまで持ってきたってところにビックリよね〜。
ほんと、「もう別れなさい!」なんだけど・・・。(゚ー゚;Aアセアセ

「もう帰る」と連絡した後に仕事が入って帰宅が遅れた美知留には、宗佑の容赦ないビンタ!
そこへ瑠可から電話が来て、宗佑に睨まれながら電話をする美知留は「なるべく電話してこないでくれるかな?」と言っちゃうんだよね。
瑠可から電話があれば宗佑が暴力をふるう理由を与えてしまう。
それが恐いから言ってしまった一言なんだけど、瑠可にしてみればショックなわけで・・・。

瑠可は美知留にモトクロスの試合のチケットを渡したかったんだもんね〜。
そんな瑠可の代わりにタケル(瑛太)が美知留の美容院へ行き、応援に来て欲しいという瑠可の気持ちを伝えるんだけど、ここでまた宗佑がじーっと二人を見上げているのよ。
ほんと、恐いし・・・。
で、「男の髪も切るんだ〜?」なんて嫌味ったらしいし・・・。
美容師なんだから、男の髪だって客なら切るっちゅーねん!
っつーか、あんな風に年がら年中見上げてられたらたまらんっちゅーねん!
仕事、暇なんか?>宗佑
そして男の髪は切らないと美知留に誓わせるためなら、手段は選ばないって感じで、自分の耳を美知留に握らせたハサミで切ろうとするのよ〜。
あの宗佑の無表情が恐いんだってば!!!

モトクロスのレース当日、来ないと思っていた美知留が会場に来たのを見て、俄然張り切る瑠可。
でも、張り切りすぎたのか事故を起こしてしまって入院するはめに・・・。
その病室に宗佑が現れた時は一段と恐ろしかったよ。
美知留は瑠可のレースを見に行くと正直に行って家を出てきたみたいだけど、帰宅するはずだった時間に戻らないもんだから宗佑が瑠可の事故調べ、病院まで迎えに来たってわけね。
もちろん、瑠可がどんな人物なのか偵察に来たってーのもあるんだけど・・・。

そして、廊下で美知留を責めている宗佑の声を聞いた瑠可は、椅子を振り上げた宗佑を見て「私の美知留に触んな!」と怒鳴っちゃったのよね。
これが宗佑をまたイラつかせるんじゃないかと思うと恐ろしいわ。

瑠可とエリ(水川あさみ)が同居するシェアハウスにエリの職場の先輩・友彦(山崎樹範)が同居する事になり、タケルも瑠可に誘われてましたね。
友彦がどのぐらい重要な人物になるのかがよくわからないんだけど、みんなと絡んで来るのかなぁ?
そして、瑠可がネットで病院を調べて、何か手術を考えている風でしたが、やはりこれは性同一性障害とか、そんな感じなんでしょうか?
瑠可がタケルに「お父さん(平田満)を悲しませるような事だけはしたくない」と言ってたのが、この問題に関わってくるのかもしれませんね。

3
「命を削る想い」
脚本:浅野妙子
演出:加藤裕将

割って入ってきた瑠可(上野樹里)に「殴ってないよ」と嘘をつく宗佑(錦戸亮)。
ふざけてただけとか、どう見たって違うだろ?ってな言い訳なのに、目で美知留(長澤まさみ)を黙らせちゃって・・・ほんと、恐いよ・・・宗佑。
そして、美知留に「アイツ(瑠可)とはもう付き合うな」だってよ・・・。
何の権限があって、そんな事言うんだか・・・。
っつーか、本当にこんな男、私だったらこんなに長く我慢していられないんだけど・・・。

やたら「約束・約束」って言うけど、一方的な押し付けじゃん!
時間だって、仕事をしていれば思った通りの時間に帰れないことぐらい普通にあるでしょうよ。
宗佑だって働いてるんだから、そのあたりには寛容であってもいいと思うのに、仕事がよほど暇なのか、いつも美知留の店の下で待ってるんだもんなぁ・・・。
あれじゃあ、ストーカーみたいじゃん!
仕事で遅くなった美知留が家に帰ると「僕を待たせたバツだ。そこで反省してろよ!」と部屋から閉め出し。
っつーか、お前が勝手に待ってただけだろ?と言い返したいぐらいなんだが・・・。ヽ(`Д´)ノプンプン
「反省してろ」と言われて、素直にドアの外に座り込んで開けてもらえるのを待っている美知留にもイラっとしちゃったわ。
私だったら、「なんだと〜(#゚Д゚) プンスコ!」ってなもんで、そのまま呑みに行っちゃうよ!(爆)
やっとドアが開いたと思ったら、宗佑の手首に赤いやけどが3つ。
「今日、君を待ってる間、3本タバコを吸った。」だとさ。
勝手に待って、勝手に吸って、勝手に火傷つくってなんやねん!!!

美知留が瑠可に話してたこともわからなくはないよ。
親にも愛されずに育って、今まで愛されてるって感じた事がなかったけど、宗佑はいつも自分を見ていてくれて、愛されてるって感じがする。
親の愛に恵まれずに育って、初めて人の愛情を感じたのが宗佑だとすれば、その愛を信じたいと思うものかもしれない。
だけど、どう考えてもそれは愛じゃないんだよーーー!
気付けよーーー!>美知留
そして「今まで愛されてるって感じた事がなかった」と美知留に言われた瑠可の気持ちもせつなかったね〜。
きっと、ずっとそういう感情で美知留を見てきたはずなのに、相手には全く伝わっていなかった。

夜中に部屋を抜け出し、瑠可とタケル(瑛太)と一緒に夜のドライブをした美知留。
そのままシェア・ハウスに行っちゃえば良かったのに・・・。
私だったら、宗佑のところなんか帰りたくもないけどなぁ。

でも、遅かれ早かれって感じで結局は瑠可のところへ逃げ込む事になってしまった美知留。
眠れずに一人で卒業アルバムを見ていた美知留は、瑠可の顔がマジックで塗りつぶされているのを見つけてしまう。
そこへ宗佑が現れ、口論に・・・。
「こいつは君に近付いちゃいけないんだ!」「こいつは男の目で君を見てるんだ!」という宗佑の見方はある意味正しい。
瑠可の美知留への想いを感じ取ってるわけだから・・・。
そんな宗佑がキレたのは「私の瑠可の事を悪く言わないで!」という一言。
瑠可が言った「あたしの美知留」、そして美知留が言った「私の瑠可」。
それが宗佑を逆上させちゃったんだね。

殴られて顔を腫らした美知留が「助けて」とシェアハウスに逃げ込んできた。
ここから、どうなっていくんでしょうね。
タケルの過去も気になるなぁ。
子供の頃に負った傷って何だろう?
「愛情の仮面かぶった暴力って一番タチが悪い」とも言ってたけど、それは自分が経験してるから?
伊藤裕子はタケルの何?
うーん、気になります。

4
「引き裂かれた絆」
脚本:浅野妙子
演出:西坂瑞城

シェアハウスに逃げ込んだ美知留(長澤まさみ)。
でも、みんなが宗佑(錦戸亮)の事を悪く言うとかばっちゃうのね。
ひどい事をされても、やっぱまだ好きなんだ・・・。
っつーか、あれだけ殴られても好きって・・・私にはわからないんだけど。(゚ー゚;Aアセアセ
美容室に行ったら宗佑に見つかるって事で、そっちは休んでタケル(瑛太)のアシスタントとして働く美知留。
そんな中、瑠可(上野樹里)の練習場に宗佑が現れ、シェアハウスの場所を知られたくない瑠可は林田(田中哲司)を誘い、練習帰りに飲みに行く。
ところが、そこで瑠可にとっては予期せぬ出来事が・・・。
林田にキスされちゃうのよね。
突き飛ばして帰ってきちゃうんだけど、その後、タケルの店で「男に襲われた。」と泣いてる瑠可を見たら、何だかせつなくなっちゃったよ。(´Д⊂グスン
「そういう事されてる自分にぞっとした。」って台詞が、何ともせつない。
瑠可は自分が女である事を認めたくない。
いつも、一人の人間としてだけ見られたい。
なのに、女として見られただけでなく、女としてそういう対象になった。
自分を女と意識している人間が男に襲われた以上に傷つくものがあったんだろうな。
そして、そんな瑠可の気持ちを察してあげられるタケルが良かった。
「肩、抱くよ。」と声をかけてからそっと瑠可を包み込むタケル。
いやぁ、こんな優しさのある男、めちゃめちゃ好みなんだけど、タケルにとってはそういう視線で見られる事は迷惑なのよね。(^^ゞ
心の中で「瑠可が美知留を守るなら、僕は君を守る」とつぶやいてるタケルが好き♪

宗佑、今週は暴力シーンこそなかったものの、別の恐さがありましたね。((;゚Д゚)ガクガクブルブル
美知留の母・千夏(倍賞美津子)を使ってまで居場所を知ろうとするんだけど、これは瑠可に妨害されて・・・。
それでもシェアハウスの場所をつきとめた宗佑は、瑠可たちに追い返されても雨の中、ずっと美知留を外で待ち続けているんだよね。
その姿が不気味で恐ろしいのよ。
決して他の人の前では暴れないのね・・・それが厄介なんだわ。

一夜明けて、何も知らない美知留がゴミを捨てに外へ出たら、そこには一番中雨に打たれてずぶ濡れの宗佑がいて・・・。
「美知留、ボクはいつも君を待ってる。待つのは辛くないんだ。」と弱々しく言うわけよ。
あ〜、何だかね〜、これでまた宗佑にグラッとしちゃう美知留の気持ちはわからなくもないなぁ・・・と思っちゃった。
「この人には私がいてあげなきゃ・・・」と思わせちゃうんだよね。
でも、戻ったらまた暴力なんだよ・・・きっと。

どんなに美知留のためを思っても、彼女は宗佑から離れられない。
そう分かってしまった瑠可のせつない表情にも、ぐっと来ちゃったよ。

あぁ、それにしてもタケル・・・好きだわ〜♪(笑)
美味しいコーヒーを入れてくれて、泣きたい時には肩を抱いてくれて、眠れない時にはハーブティーを入れてくれて、いつも穏やかに話を聞いてくれるし、危険な時には一晩中起きて守ろうとしてくれる。
完璧だよ!
ただ・・・女は好きじゃないらしい。(^▽^;)
世の中、うまくいかないのねん。 (((´・ω・`)カックン…

5
「衝撃の一夜」
脚本:浅野妙子
演出:西坂瑞城

何だかすご〜くせつない回だったなぁ。
一方通行の恋模様ってよくあるパターンなんだけど、そこにそれぞれのキャラの心の傷みたいなものが絡むから、よりせつなく感じちゃうんだよね〜。

美知留(長澤まさみ)は瑠可(上野樹里)に「美容室に挨拶に行く」と嘘をついて、ずぶ濡れの宗佑(錦戸亮)を彼の部屋へ連れて帰る。
瑠可も嘘をつかれているってわかってるのに、何も言えないのが辛い。
それでも、一度は美知留を見直したよ。
宗佑に「我慢の出来る人になって!」なんて言ってたし、ちゃんとシェアハウスに戻ってきたし・・・。
でも、いざ美容室の下で宗佑が待っていなかったら寂しそうだし、携帯に着信がないのを確かめてホッとするどころかガッカリって感じだし・・・。
結局、宗佑から離れられないんだよなぁ。
そういうものなのかなぁ・・・。
わかるような、わからないような・・・。

いつも優しいタケル(瑛太)の心の傷も今回垣間見えましたね。
美知留が瑠可の実家で一緒にお泊りして、オグリン(山崎範)は奥さんに会いに行ったまま戻って来ず・・・、エリ(水川あさみ)とタケルがシェアハウスで二人きりという状況に・・・。
そこで酔っ払ったエリがタケルにキスしちゃうんだけど、我慢できずにエリを突き飛ばしてしまうタケル。
それでエリに「タケルって、やっぱそうなの?」と、やんわりゲイかどうか聞かれて、タケルは黙って頷くんだよね。
でも、結局のところどうなのかなぁ?
とりあえずゲイって事にしておけば、自分に手は出さないだろう的な感じなのかもしれないな。
なんせタケルのお姉さんとの間に何があって今に至るのか、まだはっきりしてないし・・・。
瑠可の事は本当に好きみたいだし・・・。
でも、瑠可を支えて、ただ瑠可の笑顔が見たい・・・というのが、彼の愛し方なんだよね。
優しいタケルらしい愛し方だけど、そこがまたせつないんだよ。(´Д⊂グスン

せっかく少し見直した美知留だったけど、結局宗佑から何の連絡もないと自分の方から職場に電話してみたりして・・・バカだよなぁ。(^▽^;)
で、1週間欠勤してると聞かされたら、もう行かなきゃなりません!なわけで・・・。
まったく、我慢のできる人にならなきゃならないのはどっちだよ!って話ですわ。┐(゚〜゚)┌
行けば豹変した宗佑に襲われて、また繰り返しなわけで本当にDVってやつは厄介ですなぁ。
瑠可は瑠可で、美知留への想いがどんどん強くなるのを抑えられなくなっているみたいだし、美知留はそんな瑠可への想いには全く気付かないし、タケルは瑠可が美知留の事を想っているのを知ってて、それでも瑠可の事が好きなわけで・・・。
タケル→瑠可→美知留(どうしても宗佑を忘れられない)って構図が、とてもとてもせつないんでございます。(涙)

さて、そんなせつない中、美知留はもう一度勇気を出して「もう宗佑のわがままに振り回されたくない!」と伝えたんだけど、相手が強く出れば弱いところを見せて引っ張るのがDV男のやり方なのか、宗佑は「僕、死ぬ事にした・・・さよなら」だってさ。
卑怯なやり方だと思いません?
これで放っておいて本当に死なれたら・・・と思うと、誰だって駆けつけるでしょ?
まぁ、極悪非道なあたくしはテレビに向かって「勝手にせ〜よ!」とつぶやいてしまいましたけどね。(^^ゞ

駆けつけようとする美知留を呼び止めた瑠可は「強くなれよ」と言うんだけど、そんな瑠可の言葉に対して美知留は「私は弱虫だから宗佑の弱さがわかる。今は彼の側にいてあげたいの。ごめんね。」と言って立ち去ってしまうわけです。
瑠可が傷ついたのがわかるタケルは慰めようと近寄るんだけど、そこで瑠可に「触んな!」と強く言われてタケルも傷ついちゃったよね。
美知留も瑠可がどんな気持ちで自分を止めようとしたのか、本当の部分はわかっていない。
瑠可もタケルの本当の気持ちなんてわかっていない。
わかっていないからこそ、誰かを傷つけてしまっている。
あ〜、せつないよ〜。(つд∩) ウエーン

瑠可がカウンセリングで性同一性障害の悩みを打ち明けてましたね。
今まで自分の中に閉じこめてきたものを、カウンセリングで吐き出す事によって、瑠可がまた変わっていくんだろうか?

6
「命がけの逃避行」
脚本:浅野妙子
演出:遠藤光貴

「死ぬ」って言うから美知留(長澤まさみ)は心配で帰ったのに、宗佑(錦戸亮)ったらいきなり「携帯出して!」と取り上げて「また新しいの買うから」だってさ。(#゚Д゚) プンスコ!
卒業アルバムは燃やしちゃうし・・・。
何度も痛い目に遭ってるくせに帰った美知留がいけないのか、間違った愛し方しか出来ない宗佑が悪いのか・・・。
美知留が宗佑のところへ行ってしまって、瑠可(上野樹里)は荒れちゃってるし・・・。
でもタケル(瑛太)が美知留を心配して美容院を訪ねてくれたんだよね。
そしたら辞めた事がわかり、美知留の住所を聞き出して行ってみるとドアに鍵がかかってなくて・・・入ってみると眼帯した美知留がすでに気力もないって感じで洗濯物干してるのを見ちゃうわけよ。
聞けば、ほぼ家から出ず、二時間おきに家の電話にかかってくる宗佑からの電話に出なければいけないらしい。
そんな生活、よく耐えれるな・・・と思ったけど、もう美知留にとっては正常な判断ができなくなっちゃってるんだろうね。
宗佑の気に入らない事をすれば殴られる、それはイヤ、だから言う通りにしていなきゃならない。
この生活から逃げ出すなんて選択肢は、美知留の頭の中にはなかったってわけか・・・。

そんな美知留に「逃げよう」と言ったのがタケル。
良かったよ〜、あの時、ドアに鍵がかかっていない事に気付いてくれて・・・。
そして、部屋の中に入って美知留を見つけてくれて・・・。
タケルの優しい言葉で美知留も逃げる気になったけど、タクシーに乗り込んだ二人のところへ宗佑がやって来たところは恐ろしかったわ。

しばらくはタケルの店に美知留を泊めて、病院に連れて行って、その間シェアハウスにやって来た宗佑の事は追い払って・・・。
本当にタケルっていいわ〜♪
一家に一台ならぬ、一家に一人、タケルよね!!(笑)

殴られた痕が治った頃、タケルはシェアハウスに美知留を連れて戻るんだけど、瑠可だけがぎこちない態度でね〜。(^▽^;)
そんな瑠可と美知留の仲を取り持つのもタケルの役割なんだよなぁ。
あ〜、いいよなぁ・・・タケル♪(そればっか!)

ぎこちなかった二人の間も、少しはほぐれたかな?って時に今度は宗佑が瑠可を誹謗中傷する手紙を彼女の実家のポストに入れるわけ。
そこには「女の体の中に男の心を持つバケモノ」なんてひどい事が書いてあって、さすがに両親も心配そうなんだよね。
でも、やっぱり親には自分の秘密を言えないんだよなぁ。
書かれた事に思い当たる事があるか?と聞かれて、女なのにモトクロスの試合で優勝したから妬まれてると、もっともらしい嘘をついてごまかす瑠可。

そんな事があったから、シェアハウスに戻った時、美知留を妙に意識しちゃって瑠可はまたそっけない態度を取ってしまうのよ。
寂しさを感じた美知留は、タケルに「時々瑠可がわからない。壁を感じる。」と打ち明けるんだけど、それを瑠可が聞いちゃってるんだよね。
これはせつないなぁ。
好きな相手が自分に壁を感じるって言ってるんだよ!
辛いよ〜。(´Д⊂グスン

瑠可は自分の秘密をタケルにだけは打ち明けようとする。
しかし、タケルはその前に自分の事を話し始めた。
てっきり自分の心の中にどんな深い傷があるのかを話すのかと思ったら、タケルが言ったのは「俺、君が好きだ!」という一言。
(;゚д゚)ァ....
タケル〜ぅ、今、それ言っちゃ瑠可が余計追い詰められちゃうよ。
この「好きだ」って一言は「LOVE」だと受け取っていいんだよね?
そう言われちゃったら、瑠可も自分の秘密を打ち明けられなくなっちゃうよなぁ。

7
「残酷な現実」
脚本:浅野妙子
演出:遠藤光貴

幼い頃、タケル(瑛太)はお姉さん(伊藤裕子)に何をされたんですかーーーー!
モヤモヤするから、いい加減教えてくれーーーー!
でも、鬼ごっこした後「いい事してあげようか?お父さんには内緒だよ。」ってお姉さんに抱っこされてましたよね。
まさか、あんな幼い弟にお姉さんがあんな事やこんな事をしちゃったんだろうかと、頭の中はいけない妄想がぐ〜るぐるですわよ。エッチィー♪…(*ノ∀ノ)イヤン
っつーか、お姉さんは何故タケルにそんな事(って、どんな事かはっきりわかってないけど)をしたんだろうか?

タケルの告白を聞いた後、「タケルの気持ちには応えられない」と言った瑠可(上野樹里)。
そして、美知留(長澤まさみ)に優しくしてやって、好きになってやってと頼むんですわ。
自分じゃダメだから、タケルに美知留の支えになってもらおうと・・・、まぁそれも愛なんですかね〜。
でも、それで納得できるんだったらこんなに苦しまないでしょうよ。

エリ(水川あさみ)が福引で東武動物公園のチケットを6枚当てて来た。
しかし、6枚ってえらく半端な数だよな。(^▽^;)
シェアハウスのみんなで行こうって事になるんだけど、全員でも5人。
で、瑠可は林田(田中哲司)に頼んで恋人のふりをして一緒に来てもらうんだよね。
タケルに諦めさせたいという気持ちがあるんだろうけど、それはあまりに可哀想だよ。(´Д⊂グスン
しかも、酔った勢いとはいえ、林田はキスしてきた男だよ!
こんな頼みごとして、勘違いされちゃったらどうすんのさ!

そんな6人で行ったわけですが、当然タケルは林田と一緒にいる瑠可を目で追ってしまうわけで・・・。
それだけでも辛いのに、なんとお姉さんが偶然家族で遊びに来てるところに遭遇してしまうんですわ。
お姉さんの子供、男の子でしたけど大丈夫なんでしょうか?
「パパには内緒だよ!」なんて、変なことされてなきゃいいんだけど・・・と妙な勘繰りをしてしまった汚れたあたくしをお許し下さい。<(_ _)>気分が悪くなったタケルはその場を逃げ出し、心配した美知留と一緒に先にシェアハウスに戻ったのね。

さて、美知留は自分の力で宗佑(錦戸亮)と別れるために彼のマンションの下まで行き、そこから電話。
そうだね〜、会ってしまうと何をされるかわからないし、それで良かったのかも・・・。
とりあえず、さよならを言う事は出来たけど、宗佑がこれであっさり引き下がるとは思えないしなぁ。

瑠可の練習場では、更衣室の前に瑠可を中傷する張り紙が・・・。
宗佑の仕業なんだけど、さすがに瑠可も耐えかねてきているようで、シェアハウスに戻った瑠可の様子を見て、タケルがドア越しに声をかけるんだけど、タケルが心配すればするほど瑠可の心は閉ざされていくんだよなぁ。

すでに友達としても成り立たなくなってきている雰囲気の中で、美知留はタケルに優しい言葉をかけられ「好きになってもいいのかな・・・。」と言うんですわ。
美知留としては宗佑を忘れるためにタケルを好きになりたかったのかもしれない。
そして、タケルは瑠可に「美知留に優しくしてやって」と言われたから、肩を抱いたのかもしれない。
そこには本当の愛情ではなく、自分を偽ったままの二人がいたのに、その光景を携帯を取りに来た瑠可が見ちゃうんだよね。(゚ー゚;Aアセアセ
タケルに美知留を好きになってやってと言ったのは瑠可自身。
だけど、実際に二人が寄り添う姿を見たら、自分の中にある美知留への想いを抑えられなくなる。
みんなが本当の自分を出せずにもがいている姿が、何とも痛々しい。

そして宗佑は母親に育児放棄されている少年の面倒を見ていましたね。
自分の幼い頃を重ねて見ているんでしょうか?
子供にはとても優しい宗佑。
その少年が母親らしき女性を追いかけようとして踏み切りの中へ。
助けるために飛び込んだ宗佑だけど、まさか死んだりしてないよね。
これで怪我をしたりして、美知留に連絡がいくような事になれば、彼女は宗佑を放っておけないでしょう。

はぁ・・・しかし見終わった後にどっと疲れるドラマですね〜。(^▽^;)

8
「最後の手紙」
脚本:浅野妙子
演出:加藤裕将

踏み切りの中へ入っていった少年(渋谷武尊)を助けた宗佑(錦戸亮)は入院。
その入院先のベッドで美知留(長澤まさみ)に手紙をしたためる毎日とは・・・かなりしつこい性格ですな。(゚ー゚;Aアセアセ
しかも、その手紙を踏み切り少年にシェアハウスまで届けさせてるんですよ。
少年を使うな!って感じなんですけど・・・。
そこまでして届けたかった手紙なのに、瑠可(上野樹里)とエリ(水川あさみ)に阻まれ、美知留には届かず・・・。
しかし、その手紙をわざわざ病院まで返しに行ったエリは、逆に宗佑が書きためていた手紙をごっそり預かってきてしまうんですわ。
私だったら、そんな手紙恐ろしくて預かれないわよ。

さて、そんな幕開けだった今回は、何だか盛りだくさんな内容でしたね。
エリが瑠可の留守中にPC使わせてもらおうとして、開いたままになってた性同一性障害のページを見てしまうし、瑠可は瑠可でエリに見られたらしいことを気付いてしまうし・・・。
そんな瑠可はシェアハウスを出る準備をしていた。
誰にも言わずに出て行こうとしていたのに、不動産屋の封筒をタケル(瑛太)に見られて引越しを知られてしまって・・・。
タケルは瑠可が出て行くことを知ってご飯も喉を通らないほどショックを受けてるし、そんなタケルを心配した美知留も瑠可が出て行くと知って驚いてるし・・・。

瑠可が突然シェアハウスを出ることにした理由がわからず、タケルは林田(田中哲司)を訪ね、練習場に瑠可を中傷するビラが貼られていた事を知るんだよね。
で、またそのビラがゴミ箱の横にくしゃくしゃになって落ちてるわけよ。(笑)
こういうところは、ちょっと都合良すぎだよね。(^^ゞ

一日早く引っ越そうとした瑠可。
机の上にタケル宛の手紙を残して・・・。
その手紙には瑠可が本当の自分について打ち明ける内容が書かれていた。
やっと本当の自分をさらけ出せた相手は、やはりタケルだったんだなぁ。
だけど、タケルにしてみればこんな手紙を残して去っていかれるのは辛いよね。
でも、手紙を読んだタケルは必死で瑠可を追いかけ、「行くな!」と引き止めたんですわ。(゚ー゚*)
「手紙は読んだ!それでも俺は瑠可が好きだ!」って、何だか泣けるんですけど・・・。(TωT)ウルウル
「俺は瑠可を支えたい。瑠可がどんな風に変わっていくとしても、それを側で見続けたい。瑠可を見失いたくないんだよ!」と瑠可をしっかり抱きしめたタケルに、あたくしのハートはきゅんきゅん♪いっておりましたわ。
タケルに抱きしめられて泣く瑠可、ちゃんと両手をタケルの背中に回してたのが印象的でした。
女としてとか人間としてとか、そういうのは関係なく、初めてありのままの自分を受け入れてくれて、それでも好きだといってくれるタケルの前だと、表に出さずにいた感情がどっとあふれてきたんでしょうね。
そんな二人を見ていた美知留。
どんな気持ちだったんだろう・・・。
ちょっと喪失感なのかなぁ・・・。

今週はわりとおとなしい宗佑だったけど、どうやら勝手に退院して来週は大暴れするらしい。(゚ー゚;Aアセアセ
「美知留に手を出すな!」ってタケルに襲い掛かってませんでしたか?
いやいや、タケルは美知留ちゃんに手なんか出してないんですが・・・。(^▽^;)

そうそう、美知留が働いていた美容院の令奈(西原亜希)、本屋さんでDVに関する本を手に取っていたけど、もしかして彼女もDVに悩んでいるとか?

9
「君の命」
脚本:浅野妙子
演出:西坂瑞城

もーーーーー、宗佑(錦戸亮)恐いーーーー! (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
後半は宗佑が暴れてましたね〜。
どうなっちゃうんでしょうか?最終章「愛と死」・・・。(゚ー゚;Aアセアセ

モトクロスのレースで優勝した瑠可(上野樹里)が久々にシェアハウスにやって来た。
みんなで瑠可のお祝いをしようと準備してる中、瑠可と楽しそうに話しているタケル(瑛太)を見て、ふと寂しそうな顔をする美知留(長澤まさみ)。
そりゃね、宗佑みたいなDV男の後にタケルのような包み込んでくれる男性に出会ったら、その優しさに傾いて当然なんですが、何だか美知留がタケルに揺れるとイラッとする自分がいたりして・・・。<(_ _)>

タケルと言えば、今回姉の優子(伊藤裕子)がシェアハウスを訪ねてバナナブレッドを置いて帰るというシーンがございましたわね。
バナナブレッドには何か思い出でもあるんでしょうか?
そして、ここまで来ても何となくはっきりしないタケルの過去。
大体はわかってるものの、もしかしてこのままラストまでもやもやしたまま・・・って事もありなんですかね?(゚ー゚;Aアセアセ
瑠可と寄り添うようにして寝ているタケルを見て、姉さん顔色変えてましたね。
子供の頃に何があったか知りませんが、それから大人になって結婚もしてるのに、弟に対する気持ちを引きずったままなんてどうなのよ?

シェアハウスの契約更新で保証人が必要になった美知留はタケルに付き添ってもらって母・千夏(倍賞美津子)に頼みに行くんだけど、千夏に宗佑の虐待から美知留を守ってやってほしいと頭を下げる姿や、千夏と楽しく酒を酌み交わす姿を見て、美知留のタケルへの想いは固まっちゃったみたいだったよね。

そんな時にきっちり美知留の前に現れる宗佑。
手を取り「一緒に帰ろう」と言う宗佑に、「私を自由にして。好きな人が出来たから。」と去っていく美知留。
そんな美知留がタケルの傘に入って帰っていくのを宗佑は見たんでしょう。
そしてタケルへの怒りが収まらなくなった宗佑は暴れ出します!(^▽^;)
松葉杖を武器にタケルを痛めつける宗佑の恐ろしい事・・・。(゚Д゚;∬アワワ・・・
杖で殴って、殴って・・・最後にはタケルの商売道具の右手を踏んで。(;つД`)
「美知留に手を出すな!」って、その台詞、そっくりそのまま宗佑にお返ししたいんですけどね〜。┐(´д`)┌
せっかく映画の仕事が決まっていたのに、右手を潰されたんじゃ仕事できないじゃないですか?
っつーか、ここまでやられたんだからタケルも警察に通報しなよ!って感じなんですが・・・。

知らせを受けた瑠可は美知留を守るため、シェアハウスへ戻って来る。
その瑠可を電話で呼び出した宗佑。
場所は宗佑のマンション。
めちゃめちゃ相手のテリトリーですやん!
そんな場所に瑠可一人で乗り込むなんて、危険すぎるし・・・。

宗佑は瑠可の家族に性同一性障害の事を手紙に書いて送ると脅すんだけど、瑠可はそんな事には動じず「勝手にしろ」と跳ね除ける。
そして「美知留はこれからどれだけでも幸せになれる。その邪魔はさせない。」と宗佑に言い放つんだよね。
「美知留を本当に愛してるのは私だから」とも・・・。
これにキレた宗佑が瑠可を殴る、殴る・・・。
瑠可だって力は女ですもの、男相手に戦うのは無謀というもので・・・。
しかし、宗佑もお構いなしに殴ってましたよね。(゚ー゚;Aアセアセ
女性の腹を殴るって、許せませんわ!
お前も母親の腹で育って生まれて来たんだろうが!!!と言いたくなっちゃうわ。(#゚Д゚) プンスコ!

そして、最後には瑠可のシャツを破ってましたよ。
これはキツイ・・・。
自分を女だと認めたくない瑠可にとって一番辛いことで彼女を痛めつけようというのでしょうか?
とにかく、誰か警察を呼んでください!<(_ _)>

さりげなく病院で眼帯をした令奈(西原亜希)の横で謝る男性というシーンがありましたね。
やはり令奈さんもDV被害者のようですが、そんな令奈のストレスの捌け口が美知留だったんでしょうか?

いよいよ最終章へ突入です。
「愛と死」って、誰が死ぬんでしょう・・・。
盛り上げるだけ盛り上げて、最後が「あ〜ぁ!」ってなことにならないように祈りますわ。

10
「最終章・愛と死」
脚本:浅野妙子
演出:西坂瑞城

瑠可(上野樹里)が宗佑(錦戸亮)に犯されたんじゃないかと心配だったんだけど、瑠可が反撃し未遂で終わったようで良かった。
いや、決して良かったとは言えないんだけど・・・。
だって、瑠可の心はいろんな意味で傷ついたんだもん。
男である宗佑に力でかなわなかったこと、生まれながらに女であることを思い知らされたこと、そして男の性の対象にされようとしたこと・・・。
それでもシェアハウスに戻る時には普段通りの顔をして・・・、そんな瑠可が健気で辛かったよ。(´Д⊂グスン

タケル(瑛太)も映画の仕事を失い、週刊誌には瑠可が性同一性障害であるという記事が載り・・・。
瑠可が「美知留(長澤まさみ)は自分の事を友達としか思っていない。でも自分は最初から友情だけじゃなかった。」とタケルに話しているのを聞いてしまい、どうしていいかわからず飛び出してしまう美知留。
そして母親のところに泊まるとシェアハウスを出て行ってしまうのよ。
そんな、あからさまな・・・。(゚ー゚;Aアセアセ
確かに気まずいかもしれないけど、出て行ったところでどうせ一人じゃ何もできないくせに・・・と、美知留に苛立ってしまったことをお詫びします。<(_ _)>
だって、何かイライラさせる女なんですもの・・・。(^^ゞ

瑠可が父親(平田満)にカミングアウトする場面は辛かったなぁ。
瑠可も辛いし、父親も辛い。
しかも、「私は男の人を好きにならない・・・なれないんだ。」と言うのを聞いているタケルも辛い。
父親が「応援する」と言ってくれたのは救いだよなぁ。
でも、それも精一杯の強がり。
タケルと二人の時に、瑠可の事を「可愛い私の娘なんだ」と泣いている父の姿は、またせつなかったりするわけで・・・。

シェアハウスの近くをうろついていた宗佑にエリ(水川あさみ)は「男なら引く!引いて美知留ちゃんを楽にしてあげるの!何でそんな事もわからないのよ!」と怒鳴った。
そのおかげか、美知留に「もう終わりにするから」と電話をして呼び出した宗佑。
洋服をまとめたから・・・とか、合鍵を返して欲しいからとか言われても、会う必要ないのにね〜。
私物は宅配便で送ってもらえばいいし、合鍵は郵送で返せばいいじゃん!
それなのに、またまたアホみたいに敵陣に踏み込む美知留。(イライラ)

宗佑の部屋で自分が瑠可に渡したお守りを見つけた美知留は、瑠可がここへ来て本当に命がけで自分を守ろうとした事を知る。
「瑠可に何かしたの?」
「何もしてないよ。ただ、アイツのプライドをへし折っただけだ。」
これにはさすがに美知留も怒ったようで、宗佑にビンタかましてましたね。(^▽^;)
ところが、すぐに反撃されちゃうわけですよ。
「君を誰にも渡さない」と言って、美知留に乱暴を・・・。
暴れようもんなら、すぐに腹を殴って痛めつけ、おとなしくなったら犯すんですか?
どんな最低なやり方やねん!
大体、女性の腹を殴るとは何事じゃ!
そこは女性にとって大切な臓器が入っとるんじゃい!
・・・と、テレビ見ながら怒りがおさまらず・・・。(^^ゞ

ふぅ・・・、これで美知留が妊娠しちゃったってわけですか?
腹の子の親は、やはり宗佑なのね。

宗佑に犯された後、美知留は二度と瑠可やタケルを傷つけないと誓うなら、宗佑と一緒にいてあげる、何度でもこうしてあげると無表情で目から涙を流しながら言うわけです。
この「〜してあげる」という美知留の言い方で、美知留が宗佑の支配下にいない事がわかりますよね。
一緒にいても、体の関係を持っても、美知留は宗佑のものにはならない。
彼女は他の誰かを守るために、ただそこにいてあげるだけ・・・。
それは美知留を手に入れたことにはならないわけで・・・。
シェアハウスのみんなと楽しそうに笑う美知留の写真を見ながら、宗佑は自分の前で美知留が同じように笑う事はないと気付いてしまったんでしょう。
力ずくで彼女を縛り付けても、ただ虚しいだけ・・・。
そう気付いてしまったことで、宗佑の心は行き場を失ってしまったのかも。

美知留が目を覚ましてベッドルームから出て行くと、そこにはウェディングドレスを抱きしめて、血を流して横たわる宗佑の姿が・・・。
そうですか・・・、やはり死ぬのは宗佑なんですか・・・。
っつーか、さんざん美知留を苦しめて、もしこのまま死んでしまうとしたら美知留の中に消せない思い出を残す事になるわけで・・・。
そう思うと、本当に面倒くさい男でしかなかったなぁ・・・と。(鬼)

さて、最後に納得できる終わり方をするんでしょうか?
正直、不安な気もするんですが・・・。(^▽^;)
っつーか、美知留のお腹の子がこの一件で出来た子だとしたら、産むのを決意するのだって簡単ではないような・・・。

最終話
「未来へ」
脚本:浅野妙子
演出:加藤裕将

宗佑(錦戸亮)は自殺し、美知留(長澤まさみ)は彼の遺書を見つける。
そこには美知留を自由にしてあげると書かれていたんだけど、こんな状況で死なれて自由になれるか!ってなもんだわさ。
「さよなら、美知留。幸せにね。」って、幸せになれるかーーーー!だよね。
・・・ったく、最後の最後まで何考えてんだか・・・。(ぶつぶつ)

オグリン(山崎樹範)はミラノに転勤が決まり、シェアハウスを出て行く。
何だろう・・・オグリンとミラノが全く結びつかず(失礼)、勝手にミラノを富良野と聞き間違えて納得していた自分がいたよ。(^^ゞ
だって、どう考えても富良野の方が合ってると思われ・・・。(゚ー゚;Aアセアセ
そんな、オグリン・・・奥さんと一緒にミラノに転勤するって話だったんだけど、最終的にはエリ(水川あさみ)が忘れられなかったらしく、二人は結婚しちゃいましたよ。
奥さんの気持ちがわからないので何とも言えませんが、そんなにフラフラされるとどうも信用できないのですが・・・。(^▽^;)
エリは本当にオグリンで良かったんでしょうか?

千夏(倍賞美津子)からの電話で宗佑の自殺を知ったシェアハウスのメンバー。
美知留の行方はわからなくなってたんだけど、彼女はかつて母親と暮らした銚子で死を考えていたみたい。
ところが、千夏の知り合い・シズエ(大森暁美)に声をかけられ、旅館に住み込みで働く事に・・・。
そこで妊娠発覚!高血圧もあって出産は大変になるかも・・・と、まだ何かあるのか?的な前フリ。(苦笑)
シズエから連絡を受けた千夏が銚子にやって来るんだけど、美知留が妊娠した事を知って「やめときな」という、その理由には耳をふさぎたくなったよ。
「子供なんて厄介」「お金がかかる」「足手まとい」
それを我が子の前で言うか?>千夏
これはさすがに美知留が可哀想だと思ってしまった。
そんな事を言ったわりには、娘が「赤ちゃんと二人なら頑張れる」という言葉に「私もそう思った」と理解を示してるし・・・。
そう思った時もあったんだろうけど、結局あなたの母親ぶりはどうだったのよ?と聞いてみたくなっちゃったわ。
何だかよくわからない親子だこと・・・。

オグリンとエリが結婚して、シェアハウスにはタケル(瑛太)と瑠可(上野樹里)の二人だけが残った。
寂しそうな瑠可を見ていたタケルは、林田(田中哲司)からバイクを借りて来て、美知留を迎えに行こうと瑠可を誘う。
・・・が、そう簡単には見つからず海辺にテントを張って一泊することに・・・。
まぁ、これはタケルが自分の過去を瑠可に話すための時間とも言えたな。
10歳年の離れた姉・優子(伊藤裕子)とは、親が再婚同士という事で血が繋がってなかったらしい。
タケルの父親が怒りっぽい人で、いつも押さえつけられていた優子はタケルを小さな味方にしようとした。
それが「いいことしてあげる」なわけですね。
10歳離れていたとしても、優子だって10代かせいぜい20代の入り口じゃないの?
それで幼い弟に「いいことしてあげる」って、どんな育ち方したんじゃい?って感じだよね〜。(^▽^;)
優しいタケルは姉を裏切る事も、父や母を悲しませる事もしたくなくてされるがまま・・・そして、いつしか女の体が恐くなったんだとさ。
そりゃ、恐くもなりますって・・・。
優子だって今は結婚して子供もいるんだし、普通なら忘れたい過去なんじゃないのかなぁ?
それなのに、いつまでも弟に執着してたところが解せん。

翌日、美知留が旅館で働いているという情報をつかんだ二人は急いでその旅館へ向かおうとするんだけど、その途中であろうことかトラックと衝突!
あのね〜、どこまでやるんだよ!┐(´д`)┌ ヤレヤレ
っつーか、正面衝突にも見える雰囲気だったのに、かすり傷だけとは・・・。
結局、これもその手当てで利用した病院に美知留がやって来て三人が出会うためなんだよね。
別に居場所がわかったんだから、普通に旅館で会ってもよかったんじゃないかと思うんだけど・・・。
とにかく、劇的に劇的に・・・って感じで、正直うんざりしちゃったわ。テヘヘッ(*゚ー゚)>

瑠可はお腹の赤ちゃんのパパになれなくても、頼れる先輩になりたいと言い、美知留に戻ってくるように話す。
タケルも一緒に育てると言うんだけど、それじゃ結局美知留は一人で何もできないままじゃないのか?
みんな、美知留に甘すぎやしないか?と、どうも彼女を好きになれない私はひとりで悶々としておりました。<(_ _)>
そこで産気づく美知留。
高血圧がどうのこうのと言ってたし、産んだ後に出血が多いという医者の声が聞こえたりだったけど、美知留は無事でしたわ。
生まれたのは女の子、瑠可の「瑠」と美知留の「美」で、瑠美ちゃんらしいよ。
女の子で良かったと安心したのは私だけでしょうか?
もし、これが宗佑のDNAを持った男の子だったら・・・と思うとね〜。(((( ;゚д゚)))アワワワワ
っつーか、それ以前に私が美知留の立場だったら、あの状況でできた子を生む気にはなれないかもしれないなぁ。
いくらお腹の子供に罪はないとはいえ、生む勇気はないと思う。

結局、シェアハウスで彼らは楽しく暮らしましたとさ・・・的な結末でした。
最終話は常に冷ややかな視線でしか見てなかったかもしれませんわ。(^^ゞ

スペシャルアンコール特別編
〜総集編に新撮シーンも加え
再編集!
脚本:浅野妙子
演出:遠藤光貴

はい、予想通りほぼ総集編でしたね。

「新撮シーンも加え再編集」って事でしたが、最終回の延長を考えると今回の新撮シーンだって入れ込む事が可能だったんじゃないの?ってぐらいの内容で・・・。(;´Д`)
新撮シーンって、ほとんど辻褄合わせというか、「で、結局あれってどうなったの?」的なところの簡単な補充みたいな感じにしか思えなかったよ。
たとえば、美知留(長澤まさみ)が働いてる美容院の令奈(西原亜希)がDV受けている被害者だという事も、病院で眼帯した彼女が男と一緒にいるシーンを見せただけで終わってたでしょ?
そこで今回ミラノから帰国したオグリン(山崎樹範)がその美容院に髪を切りに行って、令奈がまだDVを受けていることを知るわけで・・・。
令奈の口から美知留が幸せそうに見えて冷たく当たってたなんて言葉を言わせるあたりも、何だかなぁ・・・だし・・・。

そしてタケル(瑛太)と姉・優子(伊藤裕子)の関係も曖昧なまま終わってたけど、今回優子からの電話にタケルが「家族が出来た」と幸せそうに答えることで一件落着させようとしてるんだよね。
すご〜く強引!(笑)
「姉さんの知らない世界で幸せに生きてる。自由になれたんだ。だから今なら許せると思う。姉さんも幸せにね。」って一方的に電話切ってましたけど、それで姉さんは納得できたんですかね〜?

瑠美ちゃんがシェアハウスでみんなに囲まれて育っていくのは、そういう形もありかな?とは思うけど、最後にみんなで集まって「僕らの未来に乾杯!」なんて言われても、しっくりこないのは私だけ?(゚ー゚;Aアセアセ

まぁ、こうやって総集編で見ても、瑠可(上野樹里)の演技は素晴らしかったなぁと、それだけは実感したわけで・・・。
タケルの胸の中で号泣する瑠可を見て、今回も(TωT)ウルウルしてしまいました。(^^ゞ

 

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