七瀬ふたたび

原作:筒井康隆 「七瀬ふたたび (新潮文庫)
主題歌:GReeeeN 「君想い」

第1回
「そして扉がひらく」
脚本:伴一彦
演出:笠浦友愛

老人ホームに勤める七瀬(蓮仏美沙子)の母・静子(中村久美)が交通事故に遭う。
臨終間近の母の声が聞こえる事に驚く七瀬は、母の夢の中で父・精一郎(小日向文世)が七瀬の秘密に気付き、安全のため身を隠し七瀬たちとは離れて暮らすことを命じている様子を知ってしまう。
死んだはずの父が、どこかで生きているらしいことも・・・。
テレパスという他人の心の声が聞こえる能力に目覚めた七瀬は苦しそうだったね。
アメリカドラマの「HEROES」でも、心の声が聞こえる人が出てくるけど、この能力は良し悪しだよなぁ。(^▽^;)
聞こえなくていいよ!ってことも聞こえちゃうわけだし・・・。

精一郎を知っているらしい女性(水野美紀)も、今後七瀬に関わってくるんだろうね。
彼女は結構重要な人物っぽいのですが・・・。

母の葬儀の後、「ななせ」と書かれた箱の中で見つけたどこかの鍵と新聞記事の切り抜き。
そこには精一郎が飛び降り自殺か?という内容が書かれていて、七瀬は父の足取りをたどるために、かつて父が勤めていた電機メーカーを訪ねる。
しかし、そこには父に繋がる記録が残っていなかった。

その帰りの電車で同じテレパスの能力を持つ少年・朗(宮坂健太)と出会った七瀬。
さらに予知能力をもった青年・恒介(塩谷瞬)も電車が土砂崩れに遭う事を察知して同じ電車に乗り込んでくる。
すんごい能力を持った人が、こうも簡単に終結するなんて・・・。
どんだけ能力者が潜んでいるんですか!!(笑)

七瀬は電車の乗客を救おうと、「ここで電車を降りましょう」と呼びかけるんだけど、誰も信じず・・・結局直前の駅で降りたのは能力者の三人だけ。
しかし、発車した電車が後に土砂崩れに遭う様子をテレパシーで感じた七瀬はホームにうずくまってしまう・・・というわけですね。

「HEROES」を見ていたせいか、能力者がわさわさ集まってくる様子に違和感もなく、基本的には苦手なはずのこの手のお話を、意外と楽しんでみる事ができましたわ。
水野美紀が能力者とどう関わってくるのかって事に興味津々です。
そしてきっとどこかで生きている精一郎が、何をしているのかも気になりますね。

第2回
「危険な力」
脚本:伴一彦
演出:笠浦友愛

土砂崩れは本当に起きた。
しかも、それを予知したことで七瀬(蓮仏美沙子)と恒介(塩谷瞬)のところには刑事の高村(市川亀治郎)がやって来るし・・・。
悪い噂はあっという間に広がり、老人ホームに出勤しても従業員や利用者のお年寄りの心の声が聞こえてきて、七瀬は我慢できず仕事を辞めてしまう。
自分が何か悪い事をして、それを批難されているような声が聞こえるのなら自業自得だけど、人の命を救おうとして土砂崩れの事を伝えたのに、それが気味悪がられて白い目で見られるというのは辛いだろうな・・・。

そんな七瀬が会いに行ったのが母の葬儀で見かけた藤子(水野美紀)のところ。
彼女は七瀬の父・精一郎(小日向文世)がテレパスの研究をしていたと七瀬に告げる。
なんと恒介もその研究に協力していた子供の一人だったんだとさ・・・。
おぉ!早くも繋がったじゃないか!
科学者の藤子は精一郎の研究を信用していなかったんだけど、実際に七瀬が自分の心の声を聞いているのを実感し、彼女たちのような能力者の存在に興味を示し始めたみたいだね。

仕事を辞めた七瀬は東京の瑠璃(柳原可奈子)の部屋での同居を決め上京、そこに朗(宮坂健太)まで現れてどうやら一緒に住むらしい。
瑠璃・・・なんて太っ腹なんだ!(笑)

七瀬の母の預金口座を解約する際、貸金庫の存在を知らされた七瀬。
「これですか?」って、ちゃんと鍵を持参してるあたりは貸金庫の存在も知らなかったわりには準備万端。(苦笑)
その貸金庫の中には精一郎が研究していた超能力について記述されているみたいだけど、パッと見た感じそんなにすごい研究の内容とは思えないところがすごい!(笑)
このノートの存在が藤子の心をさらに揺さぶったようですね。
しかし、本当に藤子という人、信用してもいいのだろうか?
恒介は能力者である事を簡単に人に話すなと言ってたけど、七瀬が藤子の事を無条件に信用しているのが、ちょっと不安だったりして・・・。(゚ー゚;Aアセアセ

そして、また起こった通り魔事件・・・予知能力で事件現場に向かった恒介は、被害者の側にいるところを高村たちに連行されてしまう。
しかし、今度は七瀬が襲われると予知した恒介が刑事たちと一緒に助けに向かうと、そこには確かに襲われている七瀬がいたわけで・・・。
これで刑事たちも恒介や七瀬という能力者の存在を認めるしかなくなったのかな・・・。

七瀬は名字を火田に戻し、恒介が勤めるマジック・バーでアルバイトを始めた。
そこに現われた客が、これまた能力者っぽいんだけど・・・。(^▽^;)
何だよ!街中、能力者だらけじゃん!(笑)
それにしてもこの能力者は、ちょっとクセモノっぽいぞ!

第3回
「悪魔のまなざし」
脚本:伴一彦
演出:笠浦友愛

透視能力のある西尾(今井朋彦)という、能力を悪用している人物の登場でストーリーに面白みが出てきましたね。
マジック・バーの店長・増田(北村総一朗)に近付き、妻・尚子(伊藤榮子)のガンが再発しているという嘘を信じ込ませ、治療費捻出のために大事な店を手放させようとしている西尾。
何故、彼がそんな事をするかというと、25年前に超能力少年としてもてはやされた西尾は一度インチキをしたのがバレてバッシングされ、そんな世間の人々を恨んでいるかららしいよ。
幸せそうな人を不幸のどん底に突き落とすのが楽しいらしい。
うーん、確かに辛い目に遭ったことはわかるけど、その恨みを幸せそうってだけで見ず知らずの人にぶつけるのはどうなのよ?

でも、恒介(塩谷瞬)が過去に精一郎(小日向文世)の元でテストを受けていた仲間にも、予知能力を金儲けに使っている人物がいるみたいだし、能力の使い道はその人次第ってとこですかね〜。
それに能力が消えちゃった人もいるみたい・・・。
永遠でもないってわけか?

騙されて店を売ろうとしている店長を止めたくて、七瀬
(蓮仏美沙子)は恒介に止められていたにも関わらず西尾に接触。
恒介が予知能力で見ていたのは、七瀬に迫る西尾の姿。
西尾は七瀬がテレパスだと知り、手を組もうと言い出すんだけど七瀬はきっぱり断りました。
「あなたの仲間にだけはならない!」と・・・。

逃げ出してきた七瀬と会った恒介の一言が結構ツボだったわ。
「キスされたのか?」
あら・・・、もうこの二人の間にLOVEが芽生えちゃってるのかしら?(゚ー゚*)

店長も尚子に「店を売るなら離婚する」と言われて思いとどまったらしい。
良かった、良かった・・・。
その上、店長夫婦が朗(宮坂健太)を引き取る事になったんだとさ。
そりゃ、安心だ〜。

でも、簡単に諦める西尾じゃなかったようで、マジック・バーに七瀬の友達・瑠璃(柳原可奈子)を連れて現われたよ。
今度は瑠璃が危ないのか?

そういえば、恒介の後輩マジシャンのヘンリー(郭智博)も能力者みたいですね。
彼には間違った方向で能力を使ったりしないでほしいわ。

第4回
「対決」
脚本:伴一彦
演出:松浦善之助

ヘンリー(郭智博)の念動力は、他の能力者が側にいることで刺激され目覚めたものらしい。
なるほど、そうやって能力者が近くに集まる事で、お互いの能力がより研ぎ澄まされていくということか・・・。

藤子(水野美紀)は超能力の研究に目覚めちゃったみたいだね〜。
七瀬(蓮仏美沙子)をガンツフェルト実験室とやらに入れて、イメージを送ったものを読み取れるか?みたいな実験をして、その結果に興奮しちゃってたけど・・・。
そんな藤子に研究は超能力をなくすためにやってほしいと頼む七瀬。
うーん、能力者とそれを調べる科学者の意見がすれ違ってしまってるな。
そして、どうやら藤子さんにも能力があるみたい。
予知能力なのかな?
七瀬たちと知り合って、実験をするうちに彼女の眠っていた能力が開花したのかもしれないね。
っつーか、本当に能力者だらけでビビるんですけど・・・。(^▽^;)

西尾(今井朋彦)は、やっぱ恐ろしいですね。
ヘンリーに七瀬が能力者である事をふきこんでみたり、瑠璃(柳原可奈子)に近付いたかと思えば、七瀬をおびき出すためだけに彼女を使ったり・・・。
そこまでして七瀬と組んで能力を使いたいのか?
悪いことに使うに決まってるのに、七瀬が首を縦に振るわけないのにね〜。
しかし、七瀬の身に危険が迫っている時に、ヘンリーの念動力が役に立ったじゃないですか?
ちと、やりすぎだったけど・・・(^▽^;)、西尾の体を吹き飛ばして七瀬を助ける事に成功!
しかし、ここで西尾が助かっちゃったのは後々恐ろしい事になりそうで恐いわ。 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

恒介(塩谷瞬)は昔の仲間と会うために東京を離れてしまった。
何となくヘンリーも七瀬のことが好きってオーラを出してるよね〜。
何となくヘンリーも行き過ぎた行動を取りそうな予感がするなぁ。

第5回
「時をのぼる」
脚本:真柴あずき
演出:吉川邦夫

藤子(水野美紀)は自分に時を遡る能力があることに気付く。
それで七瀬(蓮仏美沙子)に立ち会ってもらって、時を遡る実験をするんだけど、藤子だけでなく七瀬も一緒に時を遡ってしまって・・・。

昔の仲間を探すと言って東京を離れていた恒介(塩谷瞬)は、どこぞの島で何かを見つけたらしい。
それで七瀬には内緒で来て欲しいと藤子に連絡したんだけど、その場に七瀬もいたものだから、二人が島へ・・・。
と、思ったら、朗(宮坂健太)もヘンリー(郭智博)も、さらには高村刑事(市川亀治郎)まで一緒のフェリーに乗り込んじゃって・・・。(;´Д`)

このフェリーの中で朗が出会った少女が海に転落するという事故・・・、いや、あれは本人が飛び込んだんだろうか?・・・が起こり、朗はヘンリーの念動力で助けて欲しいと頼むわけよ。
七瀬に能力を使わないでと言われていたヘンリーだけど、人命がかかっているって事で七瀬も承諾し、海の中の少女をヘンリーの念動力で救い出すんだけど・・・。
海から少女が浮かんでフェリーの上に上がってくる光景を、高村刑事が目撃しちゃうんだよね。
しかも、刑事だけでなく一般の乗船客の何人かも気付いてしまったらしく・・・。

このままではマズイと思った藤子は、時間を遡ってやり直そうと七瀬の手を取って走り出しました。

能力者だらけなので、何でもスムーズに運びそうですね。(笑)
来週は七瀬の父親・精一郎(小日向文世)も出てくるみたいだし、研究が何のために行われていたのかが、少しずつわかってくるのでしょうか?

第6回
「父への鍵」
脚本:真柴あずき
演出:松浦善之助

時間を遡った後、動けなくなった藤子(水野美紀)の代わりに七瀬(蓮仏美沙子)が海に飛び込もうとしているミサト(宮本侑芽)を救う。
母親(長谷川まゆみ)のイライラは自分のせいだと思ったミサトが飛び込もうとしたのを知って、七瀬は愛しているならしっかり抱きしめてあげてと母親に訴えるのよ。
母親も最初は「なんやねん!」ってな態度だったけど、フェリーが島に着く頃にはちゃんと反省してたみたいで良かった、良かった・・・。

で、島に着いた七瀬たちは恒介(塩谷瞬)と合流し、研究所らしき場所を訪れたんだけど、そこには精一郎(小日向文世)が実験していたものと同じ装置があって・・・。
自殺したことになっている精一郎が、もしかしたらここで研究を続けていたのかも・・・と思うと、七瀬は混乱しちゃうんだろうなぁ。

東京に戻った恒介は昔の仲間・武田(長谷川博己)に会い、同じく研究に協力していた正明や百合子と同じNPOに参加していると聞かされる。
七瀬の前には佐倉(光石研)という男性が現われ、精一郎の遺書を見せてくれるんだけど、そうなるとやはり自殺なのか?という考えが浮かんでくるわけで・・・。
でも、光石研だけに何となく佐倉という男はウラがあるような気がしてならないのだが・・・。

そう言えば、入院中の西尾(今井朋彦)も誰かがお見舞いに来た後、姿を消してしまったよね?
西尾がその人物に「誰だ?」と言ってたって事は、今まで直接会ったりした事がない人だったんだろうか?
誰がやって来て、西尾がどこに消えたのかが気になるわ。

そして、いよいよ七瀬と精一郎の再会か?と思ったら、テレパスの七瀬に精一郎が心の声で呼びかけるというアプローチからでした。
娘の能力を知り尽くした父親だからこそ、こうやって近付くことを思いついたんだろうけど、今になって七瀬と接触を試みて来たというのには、どんな意味があるんだろう?
3日後に山小屋に一人で来てくれ・・・と七瀬を呼び出していたけど、恒介が見ている七瀬の身に危険が迫りそうな未来は、精一郎と会う時に起きる事なんだろうか?

第7回
「再会、そして・・・」
脚本:真柴あずき
演出:吉川邦夫

七瀬(蓮仏美沙子)は藤子(水野美紀)と恒介(塩谷瞬)に、父・精一郎(小日向文世)に会うことを話すが、七瀬が悲しむ未来を予知している恒介は、会うことに反対をする。
それでも精一郎に会いに行く七瀬を先回りして待っていた藤子と恒介。
能力者の友情みたいなものが感じられますね〜。
秋沢渓谷へ三人で向かい、山小屋の近くに藤子と恒介を残し、七瀬が一人で精一郎が指定した山小屋へ入ると、そこには間違いなく父の姿がありました。
恒介と藤子も呼び入れて、姿を消した理由を話す精一郎。
電機メーカーに勤めていた頃、精一郎が研究していた未知能力を二次利用して、会社の利益に結び付けようという計画があった。
精一郎は自分の研究が悪用されるのを恐れて、自殺を装って姿を消した。
そう話す精一郎は、まだやるべき事が残っているらしい。
それが終われば一緒に暮らそうと七瀬に約束していたけど、そういう約束がすんなり守られるとは思えないわけで・・・。

案の定、七瀬たちと別れた精一郎のところに佐倉(光石研)がやって来て、精一郎に協力を求めていましたよ。
大きな怪我をさせてでも言う事を聞いてもらうという佐倉は、精一郎に銃口を向けるんだけど、その佐倉の手をつかみ自分の左胸に銃口を押し当て自分で引き金を引いた精一郎。
そうする事で、七瀬たち能力者を守ろうとしたのね。

そんな精一郎の心の声がバスに乗り込んだ七瀬に届く。
藤子に時間を遡ってもらい、何とか精一郎を救おうとした七瀬。
しかし、藤子が時間を遡れたのはほんのわずかで、精一郎を助けられるほどの過去には戻る事が出来なかった。
結局、未来は変わらなかった。
精一郎は引き金を引き、七瀬に最期の心の声を伝える。
「能力を隠せ!能力者に近付くな!目立たないように暮らせ!」

やっと会えた父親が、その直後に命を落とすなんて・・・。
そして、能力者の力をもってしても変えられなかった悲しい未来。
七瀬の叫ぶ声が悲しかったわ・・・。(´Д⊂グスン

刑事の高村(市川亀治郎)は、ヘンリー(郭智博)の念動力を目の当たりにして、未知能力や能力者に理解を示してきましたね。
この刑事さん、味方になってくれれば頼もしいかも・・・。

そして、マジックバーに恒介を訪ねてきた「昔の仲間」という女性が、どうやら百合子(桜田聖子)らしい。
例のNPOに恒介を誘いに来たのかしら?

第8回
「能力の真実」
脚本:伴一彦
演出:松浦善之助

七瀬(蓮仏美沙子)が精一郎(小日向文世)の死後、「探さないで」という書置きを残し荷物ごと消えて1週間が経った。
誰にも言わず、一人故郷に帰っていた七瀬。
電話でマスター(北村聡一朗)に店をやめると連絡し、すべて忘れようと思っていた七瀬の前に現れたのは親友の瑠璃(柳原可奈子)。
この瑠璃って子は、本当に七瀬の事を大切に思ってくれているのがよくわかるよ〜。
女同士で、これだけ裏表のない付き合いができる間柄って、ある意味羨ましく思えるほどだわ。
何があっても変わらぬ態度で接してくれて、いつも優しくて、笑わせてくれて・・・。
七瀬が癒されてるなぁ・・・って気がするわ。

七瀬の二十歳の誕生日を二人で祝ってるところへ、突然参加してきた二人の男は・・・まぁ、そんな事かと思ってたけどやっぱり・・・って展開でしたね。
初めてのお酒に酔った七瀬を一人の男がホテルに連れ込み、乱暴しようとするんですよ。
しかし、七瀬が心の底から「やめて!」と叫んだら、何故かその男は動きを止め、瑠璃が助けに来た時には呆然と座っていたそうな・・・。

で、今回分かった事は七瀬が能動的に働きかけるテレパス(アクティブテレパス)であること。
人の心が読めるだけではなく、人の心に働きかけて心を動かす事ができるから、意のままに人を操る事が可能ってわけね。
連れ込み男も七瀬のこの力で、心が変わったってわけか〜。
七瀬のこの特殊な力を欲しがっているのが佐倉(光石研)。
佐倉は恒介(塩谷瞬)の昔の仲間である百合子(桜田聖子)たちが参加するNPO法人の一員だったのよ。

自分に恐ろしい力がある事を知った七瀬は傷つくんだけど、こんな時も癒してくれるのは瑠璃の存在。
でも、その瑠璃が撃たれちゃったよ〜。
七瀬を狙ったNPOの仕業なのかしら?
これで瑠璃が死んじゃったりしたら、七瀬の心のよりどころがなくなっちゃうじゃないのさ!

それにしても、七瀬と瑠璃がツーショットで並ぶとお顔の大きさが違いすぎてビックリしちゃうわ。(^▽^;)
時々、柳原可奈子がネタやってるみたいに見えちゃうのが、若干惜しい気がする。

第9回
「それぞれの戦い」
脚本:伴一彦
演出:陸田元一

瑠璃(柳原可奈子)が撃たれた事で、七瀬(蓮仏美沙子)は恒介(塩谷瞬)が「瑠璃と一緒にいろ」と言った意味を考える。
瑠璃が撃たれて七瀬が助かるという未来を恒介が見ていたと思い、恒介への怒りがこみ上げる七瀬。

その恒介は自らNPO法人・パクス・シエンティアに入りこみ、佐倉(光石研)たちの動向を探ろうとし始めました。
同じ頃、瑠璃が助かって安心した七瀬は、精一郎(小日向文世)からもらったペンダントヘッドに何かのデータが隠されていた事を藤子(水野美紀)から聞くんですわ。
それは精一郎がパクス・シエンティアについて調査してきた内容が収められていて、そこからこのNPO法人が目指すところが見えてくるのよね。
未知能力を使った画期的な地雷探知機を使い、信用を植え付け、いろいろな国の情報を未知能力で操作しようというのがパクス・シエンティアの本当の目的。
それにはアクティブ・テレパスである七瀬の力が必要ってわけなのね。
佐倉は恒介に七瀬を連れてきてほしいと頼まれた。
その上、西尾(今井朋彦)にも「お前が連れてこないなら、俺がやる」と脅され、恒介は藤子のところに向かうわけよ。

自分という存在がなければ利用される事もないと考えた七瀬は、自殺しようとするが、そこで藤子が精一郎の残した動画ファイルを七瀬に見せ父のメッセージを聞かせるのよね。
「苦しい状況だと思うが切り抜けてくれ。」そして最後のメッセージは「七瀬、愛してる」。
父からのメッセージを聞いた七瀬は、父の意志を継ぎ戦うことを決意。

「パクス・シエンティアの未知能力研究に参加しろ」と藤子を脅した恒介。
でも、それは「七瀬を逃がせ」という恒介のメッセージだった。
ところが西尾が警察に出頭し、ヘンリー(郭智博)と七瀬に突き落とされたと言ったもんだから、二人は指名手配になる可能性も出てきたそうで・・・。

七瀬が瑠璃に自分が能力者である事を告げた後の、瑠璃のリアクションは辛かったなぁ。
「バケモノ」って、ひどいよ・・・。(´Д⊂グスン
いつも七瀬の味方だったから、「よく打ち明けてくれたね」って受け入れてくれると思っていたのに、やはりそう簡単にはいかなかったか・・・。
しかしバケモノ扱いはないような・・・。

恒介も離れたところにいる七瀬の声が聞こえるようになったみたい。
これは七瀬が恒介の能力を高めたのか、お互いに相手の声が聞きたいという単純な想いが通じたのか・・・。

いよいよ最終回です。
すっきり終わるといいんだけどなぁ。

最終回
「祈り」
脚本:伴一彦
演出:吉川邦夫

何だか私の中ではすっきりしないまま終わってしまったんだけど・・・。(^▽^;)

七瀬(蓮仏美沙子)・ヘンリー(郭智博)・朗(宮坂健太)は藤子(水野美紀)の亡くなった祖母が暮らしていた家に身を隠したが、七瀬とヘンリーは警察に指名手配されているし、しかも能力者であることもバレていて・・・。
どうやら警察とパクス・スエンティアも繋がっているらしいよ。
逃げ道ないじゃん!

藤子はジャーナリストの大野(堀内正美)とパクス・シエンティアの告発を考えるんだけど、それには七瀬のインタビューが必要だと大野に言われるのよ。
その頃、恒介(塩谷瞬)がパクス・シエンティアに潜入し調査をしていることを知った七瀬は、たった一人でパクス・シエンティアに乗り込んで「解散しろ」と佐倉(光石研)に迫るわけ。
銃口を突きつけられてもひるまず、「撃ちたくないんですね」とアクティブ・テレパスを使ったのか、佐倉の気持ちを変えてしまう七瀬。
何だかこの能力さえあれば、絶対に七瀬は助かると思ったんだけど、案外そうでもなかったのよね。(゚ー゚;Aアセアセ

大野のインタビューを撮り終えた七瀬の前に、未来から戻った藤子が西尾(今井朋彦)に撃たれて現われる。
藤子は時間を遡って、危険である事を七瀬たちに伝えに来たのね。
こうやって、能力者がみんなで七瀬を守ろうとしているんですよ。
恒介も七瀬を守ろうとして西尾に撃たれて、それでも何とか車から脱出して・・・。
警察に取り囲まれたヘンリーと朗も悲惨だったよ。(´Д⊂グスン
何にもしてないのに「射殺命令」が出てるからって、話をしようと出てきた無抵抗のヘンリーを撃っちゃうなんて・・・。
こうして、能力者が次々と殺されていく中、朗にも危険が・・というところで七瀬の「殺さないで」という声が警察にも聞こえて来るんだよね。
七瀬は自分も撃たれていたのに・・・。
ってゆーか、誰にどうやって撃たれたのか、いまひとつ分かりにくかったけど・・・。(^^ゞ

七瀬は朗にテレパシーで「みんなの心が繋がるまで見届けて」というメッセージを送り、朗が希望だと告げた。
これが朗の心を動かしたってわけか・・・。
しかし、たった一人生き残った能力者の少年というのも、その先の人生を考えると複雑だよなぁ。
そう言えば、パクス・シエンティアの能力者たちはどうなったんだろう?

朗がヘンリーの頬に自分の頬を当てて「ありがとう」と言ったところは、さすがに泣けた。(´Д⊂グスン
すでに絶命している恒介に七瀬がキスをしたのもせつなかったよ。

だけど、全体的には「んで?結局どういうこと?」ってな雰囲気で終わっちゃったんだよなぁ。(^▽^;)
個人的には真柴あずきさんが脚本書いてた回の方が好きでした。

 

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