わるいやつら

原作:松本清張 「わるいやつら〈上〉」「わるいやつら 下  新潮文庫 ま 1-9
チーフP:五十嵐文郎
P:内山聖子・奈良井正巳・中川慎子
主題歌:安良城紅 ♪LUNA

第一章
「医師と看護師の危険な情事」
脚本:神山由美子
演出:松田秀知 

病院通いで疲れて微熱まである中でも、上川隆也様&北村一輝様のためにこれは見なければと頑張って見ましたわ。(笑)
正直、私の中で上川さんの役柄的に「女たらし」というのはピンとこなかったんですが、見てみるとアリだわね。
患者としてやってきた横武社長の妻・龍子(小島聖)と愛人関係になった戸谷医師(上川隆也)。
ちょっと前まで大河ドラマで「千代、千代」言ってた人が、龍子とベッドでチューチューしまくってる。(^▽^;)
で、愛人が一人じゃない!
名古屋の料亭の女将・チセ(余貴美子)とも愛人関係。
その上、看護師の豊美(米倉涼子)にも手を出し、またまた患者としてやってきたデザイナーの隆子(笛木優子)とも・・・。
戸谷にしてみれば、どれも本気じゃなさそうなのがまた怖い。

横武社長が亡くなったと龍子が慌てて病院へやって来る。
それもそのはず、戸谷から毎日飲ませれば少しずつ心臓を弱らせる薬というのをもらって、せっせと夫に飲ませてたんだもんね〜。
警察に呼ばれ、解剖することになったと慌てる龍子。
ところが、戸谷は単なる整腸剤だったと告白。
龍子が興奮する顔を見たかった・・・なんて、どんな医者やねん!
こんな時に「結婚しましょ」と迫る龍子にイラっと来た豊美は、二人の仲に割って入り龍子ともみ合いになる。
このあたりの女同士のバトルは、米倉嬢の松本清張シリーズにはつきものだよね?(笑)
で、頭を打って龍子が意識を失ったかに見えたもんだから、豊美が慌てて近寄ると龍子が首を絞めにかかるわけだ!(笑)
怖いし〜。 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ようやく鎮静剤で眠らせたんだけど、5時間もすればまた覚醒してしまう。
起きたらまた騒ぐ・・・なら、もう一度打って眠らせちゃえば?永遠に・・・ってなもんで、簡単に一人の人を殺しちゃう医者と看護師。
死亡診断書を書くのは戸谷、そしてその診断書はノーチェックで受理される。
だから問題なしってわけね。
・・・って、問題大ありじゃーーー!

話のとっかかりが見えたところで、初回は終了!
戸谷の友人で弁護士の下見沢(北村一輝)も、怪しさムンムンで楽しみです。
こんな胡散臭そうな弁護士に誰が依頼すんねん!と思うぐらい、胡散臭い顔してるんだけど(失礼)それがまた興味をそそりますなぁ。(笑)

第二章
「悪党VS白衣を脱いだ悪女」
脚本:神山由美子
演出:松田秀知

本当に龍子(小島聖)を殺しちゃったよ。(゚ー゚;Aアセアセ
でも、龍子が火葬されるまで見届けなきゃ・・・ってんで、豊美(米倉涼子)が葬儀に出席。
時間が経つのが遅く感じるんだろうなぁ。
誰にも会いたくないのに、よりによってチセ(余貴美子)に会い、火葬されたのを見届けて変える途中に葉山(平山広之)に会い・・・。
豊美の心臓の方が止まりそうだったんじゃないの?

父の代に購入した山林が抵当流れになるかもしれないという事で、戸谷(上川隆也)はチセを訪ね金の無心をしようとするが失敗。
チセが出かけた後に、高価そうな茶碗を持ち出したんだけど、どうやらこれを金に替えるのは惜しくなったらしい。
とりあえず気に入ったものは手元に置く・・・これが戸谷の生き方なんですかね?
今、そんなコレクションしてる場合じゃないと思うけど。(笑)
デザイナーの隆子(笛木優子)の実家が資産家だと聞いた戸谷は、ターゲットを隆子に変更。
女が多ければ多いほど、財布の数が増えるって計算なんですかね?
そんな中でもでっかい財布を持ってる女は魅力的なんでしょうか?
もう、とことんわるいやつですなぁ。>戸谷

豊美は龍子を殺してしまった事に、今更ながら悩まされてますね。
不安がる豊美を「仕方なかったじゃないか」と慰める戸谷。
「持ちこたえてくれよ、俺のためなんだよ。」
戸谷にそう言われたら、頷くしかないのね〜。

豊美は暗い部屋で眠れなくなったり、赤ちゃんが抱けなくなったりしてるのに、戸谷はこれっぽっちもそんなところは見せず、患者さんの赤ちゃんを抱いて微笑んでいる。
でも、最後に戸谷が豊美に対して見せたあのニヤリ( ̄ー ̄;)とした表情に撃沈!
ダーク上川万歳ですわ!(爆)

第三章
「悪女が牙をむく!」
脚本:神山由美子
演出:藤田明二

豊美(米倉涼子)は戸谷(上川隆也)と距離をおき、下見沢(北村一輝)と付き合うことを決めた。
下見沢とデートしている時に、戸谷と隆子(笛木優子)が現れ、豊美は隆子に「戸谷と結婚する」と宣言されてしまう。
タクシーの中、豊美を抱きしめる下見沢見た?
甘いよね〜♪相変わらず。(゚ー゚*)
あんな風に抱きしめられて、耳元で囁かれたら・・・「お任せ」状態になっちゃうよ。(笑)
もう、どうにでもして下さい・・・キタムラ様。

離婚届と女と写った戸谷の写真を持って現れた妻・慶子(森口瑤子)。
離婚の慰謝料問題、製薬会社への支払い・・・何かとお金がいるってわけね。
で、チセ(余貴美子)が夫を殺して欲しいなんて言ってたのを思い出して、戸谷はその話をむしかえす。
旦那殺してチセの財産から分け前をもらおうってか?恐ろしい。
チセが本気なのを確かめた上で、豊美に「もう一度アレを打ってくれって言ったらどうする?嫌だよね?」と協力を求めるんだけど、豊美は二度とやらないときっぱり断る。
っつーか、戸谷も死亡診断書を自分が書く限りバレないと思って、やりたい放題ですな。
お金のためなら人殺しもやっちゃうよ・・・、だって僕死亡診断書書けるもん!ってなもんでしょか?(^▽^;)

チセに呼び出された豊美は、戸谷が諦めたと思っていた計画がチセとの間で着々と計画されていた事を知るわけよ。
で、チセとの会話の中で、自分が医療ミスをし戸谷が死亡診断書に「病死」と書いてかばったという事になっている事も・・・。
そりゃ、腹立つわ!
共犯どころか、自分にすべての罪をなすりつけられてる感じじゃん!
戸谷との間に埋められない溝を感じる豊美はチセに協力すると言ってしまう。

チセの夫・晴彦(笹野高史)を呼び出し、強壮剤だといって薬を飲ませ、マージャンの最中に仲間の前で倒れさせる。
そこへ戸谷が駆けつけ注射で殺しちゃおうという作戦だったんだけど、それをつぶしたのは豊美なんだよね。
点滴で殺すと見せかけて、正しい薬を点滴し春彦が目覚めるようにしていたとは・・・。
春彦が動いた時のチセの心底驚いたって感じの声は、余さん、さすがです。
「確かなのは私たちがもう共犯者じゃないってこと。敵同士よ!」と豊美。

下見沢は本当に豊美の事が好きなのかなぁ?
慶子が持ってきた写真の中で、戸谷の横で笑っている豊美の顔を見て、「こんな顔見たことない」って言ってる下見沢が少しせつなく感じました。

第四章
「誘惑と愛憎の果て」
脚本:神山由美子
演出:藤田明二

戸谷先生(上川隆也)、自分の体も思い通りに操れるんじゃないか?ってぐらい、調子よく体調崩してましたね。(^▽^;)
そこへ看護師長(朝加真由美)に頼まれた豊美(米倉涼子)が様子を見に行くんだけど、ここでの戸谷先生の甘え方が絶妙。
「豊美が邪魔してくれて正直ホッとしてるんだ。豊美がいなきゃ何も出来ない。」
いやぁ、病気で弱った男なんてメロるポイント高いのに、そこでさらに弱気発言っすよ!
あたくしなら、間違いなく襲い掛かりますわ。(がるるるる)
「隆子(笛木優子)の事は好きだけど、一緒に死ねる気はしない。豊美とならいつだって死ねるのになぁ・・・。」
この「死ねるのになぁ・・・。」の「・・・」部分に弱いのよ、私。(〃▽〃)
その間?余韻?・・・もーーー我慢できません。あぁ、襲いたい。
戸谷とは敵になったつもりの豊美も、やっぱ心が揺らいじゃったのね。
またもや関係を持ってしまったようで・・・。
しかも、豊美は気付いてないけど、朝帰るところを葉山(平山広行)に見られてるし・・・。
葉山、見張ってたんですかね?(^▽^;)

風邪引いてゲホゲホしている戸谷先生に下見沢(北村一輝)が連絡してくる。
隆子の父親が出した結婚の条件が3億の財産を見せること。
借金まみれの戸谷に、そんな財産があるはずもなく、下見沢に紹介してもらったヤミ金から借りて見せ金を作る事にするんだけど、下見沢が親友だからって簡単に実印やら土地の権利書やら渡すんだけど、何だかこれが危険な香りなのよね。(^▽^;)

そして、チセ(余貴美子)だがね〜。(笑)
豊美に平手打ちして「このままじゃ済まさんでね〜」と凄み、戸谷には「いつにする?次」と言っていた恐いチセ。
なんと戸谷病院に夫・春彦(笹野高史)を入院させて来たよ。
急患で運ばれてきた捜査一課の刑事・嘉治(金子昇)と同室だし、刑事がいる前でめったな事はないだろうとは思うけど、やっぱドキドキしちゃうわけで・・・。
それにしても、春彦が戸谷先生に言った「家内、ええ女でしょう。」って言葉が引っかかったなぁ。
あれって、ただ言葉通りに受け止めていいんだろうか?
もしかして、春彦はチセと戸谷の関係なんかお見通しだったりするの?

風邪引き戸谷先生も良かったけど、豊美の部屋を訪ねて来た下見沢もメロちゃったわ。
追いかけてきた豊美の足元を見て「寒くない?」と声をかけ、自分のマフラーを外して豊美の首にかけるのよ。
あーた、足元見て寒くない?なのに、どうして着込んでそうなコートの上からマフラーなのさ!
下見沢のそんなお茶目なところが好き♪
でも、コイツも絶対「わるいやつ」だよなぁ。(`∀´ハ|

豊美が春彦殺しはないかな?と安心した頃に、事件は起こりましたね。
春彦、あっという間にご臨終。
チセと戸谷、このチャンスをずっと待ってたんでしょうか?
ほんと、恐ろしいわ。 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
このドラマ見てたら、恐ろしくて病院行けなくなっちゃうよ。(゚ー゚;Aアセアセ

第五章
「決別・・・悪女の最期」
脚本:神山由美子
演出:松田秀知

春彦(笹野高史)の死因は、糖尿病による心筋梗塞だと戸谷(上川隆也)。
もちろん豊美(米倉涼子)は信じないわけで、通院のためやって来た嘉治(金子昇)に暴露しようとするんだけど、戸谷に妨害されちゃって・・・。

チセ(余貴美子)は今週も怖かった〜。
豊美を黙らせるのに金ではダメだという戸谷に、「じゃあ、殺してまったら〜?」とあっさり。
冗談ではなさそうなところが、何とも恐ろしいのですが・・・。 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

春彦の葬儀に現れた豊美は、一過性の低血圧でぶっ倒れたらしい。
気がついたら病院のベッドの上・・・点滴、注射、食事・・・どれもこれも恐ろしいって気持ち、わかるわ〜。
この病院では安心して眠る事もできないわよね。(^▽^;)
師長(朝加真由美)に戸谷が患者を二人も殺していると訴えても、とり合ってくれない。
それどころか被害妄想だなんて思われて・・・。
本当のことを話しているのに、誰も自分を信じてくれない・・・これが、また恐ろしい。

退院した豊美は下見沢(北村一輝)に会いに行き、知り合いの看護師の話として自分と戸谷のことを話すんだけど、そんなの誰のことだか下見沢が気付かないわけないし・・・。
「手を下さないでも彼が破滅するなら、黙って見てればいい」という下見沢。
うーん、北村一輝、すべてがセクシーだわ♪
帰ろうとする豊美に「彼女に伝えてくれないかな?来週の土曜日、エメラルドホテルに行けばいいって・・・。」と耳元で囁くところなんて、自分の耳元がくすぐったかったもんなぁ・・・σ(゚∀゚ オレ!! 
しかーし、この男、やっぱり「わるいやつ」っぽい。
豊美が出て行った後、「さてと・・・」って感じで書類をトントンと片付けるところが、今まで豊美の話を聞いてた顔とはあまりにも違ってて・・・。
戸谷病院の理事長が下見沢に代わってるのも、何か狙いがありそうだし・・・。
どこで下見沢が本性を見せるかも、かなり楽しみだわ♪

下見沢に言われた通り、ホテルに行った豊美は戸谷が隆子(笛木優子)とその両親と会う場に乱入し、見事ぶち壊した。
そのまま戸谷と車に乗った豊美は、どうやら車内で彼の口から殺人の証拠が語られるのを録音するつもりだったらしい。
「あなたがやったんでしょ?」「そうだよ。」
証拠になる言葉は録音できたんだけど、その後、まさか首絞められるとはね〜。
真っ暗闇の中、等間隔に並ぶ樹・・・あたしゃあ、戸谷先生がお車に戻る事ができるのかを心配しておりましたわ。(^▽^;)
で、お戻りになられたら、車のライトがつきっぱなし!
バッテリーが上がりそうになってないか、心配でしたわ。
車内のボイスレコーダーを見つけた戸谷先生、怒りのあまり怪力出して折ろうとしてましたね。
そんな力で豊美は首を絞められたわけで、あれで生きてたらそれはそれで驚きなんですが・・・ここで死んでちゃお話になりませんものね・・・。
埋められた場所から脱出するんでしょうか?

あたくし「青の時代」で上川隆也にハマった口なので、こういう上川さんは大好物なんですの♪
ついでに北村一輝にも豹変してもらいたいものですわ〜♪

第六章
「大逆転 悪女のワナ」
脚本:神山由美子
演出:藤田明二

豊美(米倉涼子)を埋めた戸谷(上川隆也)、彼女に渡した指輪はちゃんと持ち帰ったのね。
で、その指輪をチセ(余貴美子)に渡し、チセと結婚するためにやったと豊美殺害を告白し、アリバイ作りに協力してくれるように頼む。
そうやって冷静に動いているようで、豊美の影に怯える戸谷。
欠勤しているはずの豊美のコーヒーカップが出ていたり、病院の患者さんが豊美を見たと言ったのは何だったんでしょうか?
豊美を見たというのは気のせいって事もあるかもしれないけど、コーヒーカップはね〜。
誰か豊美を手を組んでる人間が病院内にいるのかな?

心配になった戸谷は豊美を埋めた場所を見に行く。
何故か移動している死体。(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
土の中の足を確認し、ホッとする戸谷先生。
あのね・・・そこでホッとしちゃいかんでしょ?(^▽^;)
誰かが掘り起こして、違う場所に埋めてるんだよ?
何のためにそんな事しなきゃいけないのさ!
足見えたぐらいで安心しちゃ〜ダメよね。(苦笑)

そして、全く違う場所で発見された豊美らしい女性の自殺した死体。
そりゃ、それが豊美で自殺として片付けられるのなら、戸谷先生にとっては好都合だけどさぁ・・・。
結局、その人って誰?誰の死体なわけ?(^▽^;)
そうなると、またまた死体遺棄現場を確認しなきゃならなくなる戸谷。
犯人は現場に戻ってくるって、こういう場合も当てはまるのかしら?
ここでやっと埋まっていたのがマネキンの足だという事に気付く戸谷。

見せ金に用意したお金の返済期限が迫る中、当てにしていたチセが温泉旅行から戻らず戸谷は苛立つ。
貝掛温泉へ行ったチセを追いかけると、次は水上へ行ったと言われ、そこへ行けば今度は草津へ向かったと・・・。
戸谷先生を振り回してるのは誰だ?と思ったら、戸谷が乗った電車が走り出した後、ホームにチセがいてその傍らには男装の豊美が!
あら〜、息をふき返した後、いつの間にチセをたらしこんだ・・・いやいや丸め込んだのでしょう?
どんな手を使ったのか、早く知りたいわ。
次回から、このシリーズの米倉涼子らしく悪女っぷりが拝めるようで楽しみ。
戸谷はもう這い上がれないだろうなぁ。(´ヘ`;)

第七章
「三億円を奪う!!」
脚本:神山由美子
演出:藤田明二

死んだと思ってた豊美(米倉涼子)が訪ねて来たなんて、そりゃチセ(余貴美子)も驚いたでしょうよ!
時折しゃがれる豊美の声と首元の絞められた痕は、ちょっと怖かったなぁ。
戸谷(上川隆也)と1年後に結婚できると思っているチセに、実は戸谷が隆子(笛木優子)と結婚しようとしていると告げ、「手を組もう」と誘う。
戸谷に裏切られた気持ちと、豊美の不気味な恐ろしさ・・・断れるわけないわなぁ。

で、二人が手を組んで計画したのが、先週見た光景ってわけよ。
なぜ地方の温泉に戸谷を引き付けたかというと、金策ができないようにするため。
そして、3億の返済期限が切れるのを待ったってわけね。
その上で、下見沢(北村一輝)と一緒に名古屋と東京の料亭を担保し現金で6000万あれば戸谷病院を買えるとチセをそそのかすのよ。
戸谷の大事な病院を奪い、院長の座から引き摺り下ろす・・・それが豊美の狙い。

戸谷先生の落ちっぷりは悲惨でしたね。
まず銀行にあるはずの2億9千万が消えててビックリ!
あの下見沢に騙されてたなんて、今まで思いもしなかったんだろうね。
骨董品を売りさばいて金にしようとしても、どれもこれも偽物で値段がつけられない。
唯一、チセからパクった茶碗は値がついたけど、それでもたった30万・・・。
3億返さなきゃならない人にとって、30万なんて・・・意味ないよなぁ。(^▽^;)

ホテルのエステサロンで隆子と出会った豊美。
隆子は豊美が死んだ事(になってること)を知らなかったのね。
あれだけ堂々と隆子の前に出て行くからには、豊美にも知られてない自信があったのかな?
隆子のブティックで洋服を選び、請求書は「下見沢」の名前でホテルに回すよう指示。
「下見沢」の名前を聞いた時の隆子の表情・・・強張りましたな。

チセが理事長として戸谷の前に現れ「3日の間に出て行け」と言ったり、隆子の実家に頼ろうとしたら出てきた槙村家のご主人はいつかホテルで会った人とは別人だし、隆子なんて娘はいないと言われるし・・・。
もう戸谷先生にとっては、今までの人生は何だったの?って感じでしょうね。

刑事の嘉治(金子昇)に届いた春彦(笹野高史)の死は殺人だという密告の手紙。
もう少しでホテルにいる豊美に戸谷が近づけるところだったのに、嘉治たち刑事が戸谷の前に立ちはだかって・・・。
チセがあの骨董茶碗の盗難届けを出していたそうで、そっち方面から足がついたようですわ。
もう、八方塞ですね。

こうやって見てみると、実は下見沢も結構なワルだったんだなぁと思っちゃうわ。
戸谷を陥れようと隆子と組んでみたり、その後は豊美と組んでみたり・・・。
戸谷のことを内心バカにしてたのかも・・・。

お!早くも来週最終回なんですか?
チセが差し押さえにあっていたような・・・、豊美が法廷にいたような・・・。
うーん、いろんな謎の部分は最終回ですっきりするのでしょうか?

最終章
「最後に笑う女」
脚本:神山由美子
演出:松田秀知

死んだと思われていた豊美(米倉涼子)が、戸谷(上川隆也)に殺されかけたと警察に告発しに現れた。
まぁ、豊美が喋れば龍子(小島聖)や春彦(笹野高史)殺害についても、警察が動いてしまうわけで、チセ(余貴美子)の茶碗を盗んだどころの話ではなくなってしまいましたね。>戸谷先生
井上(大杉漣)の追及を何とかかわしていたのに、やっぱ追い詰められると冷静さを欠いてしまうんですかね〜。
自分を守る事に集中するあまり、事件の日時を言われてもいないのに「その日はアリバイがある」と言って墓穴を掘ってしまった戸谷先生。
「先生、私まだその日付言ってませんよ」と言った井上のしてやったりな顔と、覆った手の下で小刻みに動く戸谷先生の眼球に釘付けでした。

チセは豊美と下見沢(北村一輝)にまんまとハメられ、「戸谷の単独犯」という豊美の証言で逮捕は免れたものの、借金が返せず料亭は差し押さえに・・・。
確かに殺人罪で逮捕される事を思えば、料亭取られたぐらいで済んで良かったのかもしれないけど、夫を亡くし、戸谷を失い、料亭まで・・・。
チセには何も残りませんでしたね。

裁判のシーンは、戸谷先生の「・・・が、・・・」という鼻濁音に聞き惚れ、傍聴席で戸谷の証言を「言っちゃってるよ」とばかりに小バカにした表情で聞く下見沢に見とれておりました。(〃▽〃)
で、豊美の証言は林の中に連れて行かれた時、「私は先生に殺されると思いました。」と予想もしなかった内容。
自分が殺して欲しいと頼んだと・・・。
豊美の証言で戸谷は嘱託殺人ということになり、服役はするものの刑期は大幅に短縮。

3年後、仮釈放で出てきた戸谷を待っていたのは、豊美。
「ついに私だけのものになりました」って、それだけのためにここまでやったってこと?
「そして・・・」で、その「そして・・・」の後はなんやねん!と思ったら、豊美が殺されかけた林の中を彼女が一人で歩いているシーンが。
え?それって、戸谷を殺しちゃったって事なんでしょうか?
戸谷を刑務所行きにしたかと思えば、自分の証言で刑期を短くしてやって、出て来るのを待って殺したってわけ?
っつーか、米倉嬢のドラマって最後はいつも「どういうこと?」って感じの終わり方なんだよなぁ。
予想はしていたけど、すっきりとした終わり方ではなかったようで・・・。

隆子(笛木優子)と下見沢が一番いい想いをしたのかなぁ?
理事長・下見沢で隆子のデザイナー学園作っちゃってるし・・・。

最終回は駆け足で、「え?え?え?」と思ってる間に終わっちゃった感じ。
殺されかけた後の豊美は、ちょっと着飾り過ぎだったかも・・・。
見た目が普通の女が復讐していく方が怖かったと思うけどなぁ。

 

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