拝啓、父上様

制作総指揮:中村敏夫
P:若松央樹・浅野澄美
主題歌:森山良子 ♪パピエ
オリジナルサウンドトラック:「拝啓、父上様」オリジナルサウンドトラック

第一話
脚本:倉本聰
演出:宮本理江子

うーん、このテンポに慣れればいいのかなぁ?
話が動き出せば面白いんだろうけど、初回はこのまったりしたテンポにちょっとついていけなかった。
「優しい時間」を思い出せ!>自分(^▽^;)

板前として神楽坂にある料亭「坂下」で働く一平(二宮和也)。
大女将の夢子(八千草薫)は政界の熊沢(小林桂樹)の「いい人」だったらしい。
こういうのが神楽坂っぽい。(笑)
一平の母・雪乃(高島礼子)だって、元芸者で富山でひっそり一平を産み、一平はいまだに自分の父親が誰なのか知らずにいるし・・・。
父親かな?と思ってる人が3〜4人いるみたいだけど、そうだったら嬉しい人とそうじゃない人がいるなんて、知りたいような知りたくないような・・・だよね。(^▽^;)

神楽坂のマンション建設問題では組合が反対してるんだけど、坂下の実権を握る律子(岸本加世子)は水面下で「新・坂下」を作ろうと動いている模様。
お店にとっても熊沢の存在は大きいわけで、こういう人物の死がお店ひとつ動かしちゃうかも・・・と思うと、私ら一般人にはなかなか覗けない世界なだけに、ちょっと興味はわいてきちゃうかも・・・。

それにしても品の良いドラマですなぁ。(^▽^;)
あまりに品が良すぎて、あたくしなんぞはちょっとむず痒かったりするのですが、次回から話が動き出すようなので期待して見ていきたいと思います。

第二話
脚本:倉本聰
演出:宮本理江子

神楽坂で生きるというのは、本当にこういう事なんですかね?
「日陰の身」なんて言葉があるけど、とにかくこれっぽっちも陽のあたる場所に出ちゃいけないのね。
夢子(八千草薫)はそれでも病院で危険な状態の熊沢(小林桂樹)にお守りを握らせたくて、一平(二宮和也)をおつかいに出す。
今時の子って、言われたら言われただけのことしか出来ない子が多いじゃない?
そんな中で一平が、迷惑そうにしていた看護師の言葉をそのまま夢子に伝えなかったのはちょっと良かったなぁ。
このお守りの話を聞いた雪乃(高島礼子)が静かに涙を流すんだよね〜。
神楽坂で生きる女の人生を実感したのでしょうか?
「哀れね、何の見返りもないのにダンナに尽くそうとして・・・。」
これは雪乃自身にも当てはまる事なんだろうか?

熊沢先生が亡くなった。
喪服に着替えた夢子・律子(岸本加世子)・保(高橋克実)・エリ(福田沙紀)をワゴン車で熊沢邸の側まで連れて行く一平。
報道陣が囲む熊沢邸がやっと見られるほどの位置に車を停めて、車外に降りることもなく車の中から手を合わせてのお別れ。
愛した人をこうやって見送るしかないなんて、神楽坂の女は辛いっすね。

次々と一平の父親かも?な人々も登場してますね。
今回は議員の真田(小野武彦)・・・だけど、一平はあまり好きではなさそう。
最終的にお父さんが誰だかわかるんだろうか?
雪乃ちゃんは教えないって言ってたけどね。

しかし、テンポが眠気を誘うドラマやなぁ・・・。( ゚Д゚)ネムヒー
森山良子さんの主題歌も、その美しい歌声に癒されてさらに眠気を・・・。( ・д⊂ヽ゛

第三話
脚本:倉本聰
演出:西浦正記

このドラマ見てると必ず睡魔に襲われるぅ。(゚ー゚;Aアセアセ
絶対に、翌日もう一度見直さなきゃならない事になっちゃうんだよなぁ。
やっぱ、スローなテンポのせいだと思う。(^^ゞ

今回は亡くなった熊沢(小林桂樹)の奥さん(森光子)が坂下を訪ねて来たのが見せ場でしたね。
正妻さんが来るという連絡を受けて、バタバタ慌ててる夢子(八千草薫)がとっても可愛らしい。
そして、正妻さんは凛とした上に嫌味がなく、夫を愛してくれた人として夢子をちゃんと受け入れてくれてたようでカッコいい女性だったなぁ。
あのさばけた正妻さんを持った熊沢先生が、夢子に惹かれたのもわかる気がする。
夢子は何をされるかと思って、一平(二宮和也)や時夫(横山裕)に「闘える物を持って隠れてて」なんて頼んでたけど、全く必要なかったね。(笑)
一平に頼んで病院の熊沢先生に届けたお守りがちゃんと本人の胸に抱かれていた事、密葬は終わったけど党主催の告別式があること。
正妻さん自ら、こんな事を伝えに来てくれるなんて・・・。
納骨の頃には落ち着いているだろうから、「参ってやって下さいましね。」なんて言われたら・・・私が夢子ポジションだったら泣いちゃうなぁ。(´Д⊂グスン
しかし、ほんと品のよいお二人ですなぁ。

一平の父親候補者が増えましたね。
今回坂下を訪れた作家の津山(奥田瑛二)。
うーん、細くて長い指の持ち主っぽい!(笑)
彼の作品「石畳の町」には、雪乃(高島礼子)がモデルになったという女性が登場するらしいし・・・。
雪乃ちゃんとお似合いといえばお似合いだし・・・。

伝統を守りたい夢子と、伝統だけじゃ食べていけないと主張する律子(岸本加世子)。
さんざん言い合って、「じゃあ、私消えます」と夢子が言えば「消えててください」と律子。
おー、気の強い事!(゚ー゚;Aアセアセ
本当にタクシーに乗って消えちゃってましたが、夢子さんが行くところなんてあるんでしょうか?
これで、熊沢先生んちに行ってたら面白いんだけどなぁ。(笑)

そうそう!
謎の少女(黒木メイサ)が落としていったりんご・・・時夫に食べられちゃいましたね。
しかも、食べた後のりんごの芯が何とも情けなくて・・・一平が可哀想だったわ。
彼女が「オ コンビニ・・・」と言ったから、コンビニを時折眺めている一平だけど、絶対に所謂コンビニじゃないよね〜。(笑)

第四話
脚本:倉本聰
演出:西浦正記

家出した夢子(八千草薫)の事で律子(岸本加世子)に食ってかかるエリ(福田沙紀)。
そこへ律子のビンタ!☆Σ (;゜ο`;≡;´ο`;);:☆ バキッ!
ドラマの中の岸本加世子のビンタって、どうしていつもあんなに痛そうなんだろうか?(゚ー゚;Aアセアセ
うまいのか?本気で叩いてるのか?
なんせ力の入ったビンタでございました。<(_ _)>

夢子を探しにエリと巣鴨へ向かった一平(二宮和也)。
いろんな巣鴨ワードがあるんですね〜。
「ガモーナ」とか「ガモカジ」とか、あたしゃ全く知りませんでしたわ。(^^ゞ
もんぺとスラックスが合わさって「モンスラ」なんて・・・。(笑)

さんざん探し回ったのに、夢子さんは雪乃ちゃん(高島礼子)のところにいましたね。
エリと二人で巣鴨へ探しに行ったと言うと、「あら、二人で?(゚ー゚*)、あの子いい子でしょ?」とか夢子さんったら一人で照れてるし・・・。(^▽^;)
で、一平に「頼みたい事があるの。」と甘える夢子さん。
坂下の二階の自分の部屋から、カードとか現金を持って来いっちゅーだよ!(゚ー゚;Aアセアセ
いくら頼まれたからって、そんな泥棒みたいなこと・・・。
必死に断る一平に「巣鴨に比べたら二階はすぐよ!」だってさ。
何の言葉もでませんわ。┐(´д`)┌

そして、一平は夢子の部屋へ・・・。
ところがお金を持ち出すところをエリに見られ、黙らせようと羽交い絞めにしてるところへ竜さん(梅宮辰夫)が・・・。(;´Д`)
さらさらそんな気はなくても、竜さんから見ればエリを襲っているようにも、夢子の部屋から現金を盗むようにも見えるわけで・・・。
可哀想な一平。
夢子に頼まれた事を黙っているしかない一平は本当のことなんか言えるはずないしなぁ。

来週は「りんごの君」が登場!
やっと会えますね・・・一平君♪

第五話
脚本:倉本聰
演出:宮本理江子

一平(二宮和也)、夢子(八千草薫)の居場所を聞かれても口を割らなかったのはえらいわ〜。
シャク半さん(松重豊)に殴られても我慢して・・・。(涙)
でも、竜さん(梅宮辰夫)はすべてお見通しだったのね。
雪乃ちゃん(高島礼子)が夢子をかくまってる事も、それを一平が隠していることも・・・。
責めないでやって下さいと、弱々しくも雪乃ちゃんをかばう一平・・・いいじゃないですかー!
夢子も律子(岸本加世子)も別々に苦しんでるという竜さん。
何から何までお見通しですなぁ。
竜さんがうま〜く夢子を連れ戻してくれて、とりあえず大騒ぎはおさまった感じ。

律子に「明日から店に来なくていい」と言われた一平は、辞表を時夫(横山裕)に託し、普段なら店に行っていて味わえない時間を過ごす。
津山冬彦(奥田瑛二)の小説を買ってカフェで読んでいたら、まずはシャク半さんと遭遇。(゚ー゚;Aアセアセ
殴られた人だけに、恐ろしいよなぁ。
で、シャク半さんは夢子をかくまった一平を見て、自分が悔しくなったから殴った・・・あの時お前を殴ったんじゃねー!俺を殴ったんだ!とわけのわからない説明を・・・。
「わかるか?」と言われたら、「はい」と答えるしかないわけで・・・。(笑)
そして、ついにリンゴの君と遭遇!
ナオミ(黒木メイサ)って日本人なんじゃん!
フランス語の練習のため、日本語を話さない日を作ってるらしいよ。
しかし、相手に何かを伝えるためには日本語話せるなら話しなさいよ!って感じだわ。(笑)
別れた後もパリのガイドブックを見ながら、ナオミとフランスでデートしてるところを想像してにへらにへらしている一平。
ものすごい合成のパリの風景の前で、はしゃいでる一平とナオミには笑わせていただきました。<(_ _)>

で、今度はエリ(福田沙紀)登場!
「お兄ちゃん、あの時胸揉んだでしょ?」と、この子は何を言い出すのやら・・・。(^▽^;)
予告では夢子さんが「揉んだ?」とか言ってたし、この「揉んだのか?揉まなかったのか?事件」については、まだまだ長引きそうですね。(爆)
私も注目しております!(笑)

エリに連れられて坂下に戻った一平を、普段通りに使う竜さん。
「手紙(辞表)は破った。昨日の事は忘れろ。」と言ってくれるカッコいい竜さんだけど、その竜さんが店を辞めるという話が・・・。
今、竜さんに辞められたらキツイよなぁ。(^^ゞ

第六話
脚本:倉本聰
演出:西浦正記

「竜さん(梅宮辰夫)が店を辞めることは私の聞き違い、誰にも言わないで!」と午前3時に一平(二宮和也)に口止めしに来た松子(高橋史子)。
そんなとんでもない時間に来てる時点で、これが大問題だってーのがバレバレですから・・・。

見れば見るほど夢子さん(八千草薫)が可愛いですね〜♪
その分、律子(岸本加世子)が憎たらしくも思えるわけで・・・。(^▽^;)

夢子に呼び出された一平、ほんのお礼と渡されたのは巣鴨名物「赤いパンツ」!
雪乃ちゃん(高島礼子)の分もあるらしい。(笑)
そして、もうひとつ渡されたのがクリスマスの第九のチケット。
「第九」を「大工」と間違えるぐらい興味がない一平が、そのチケットをもらおうと思ったのはナオミ(黒木メイサ)を誘いたかったから。
なのに夢子さんったら「誘ってやって・・・エリ(福田沙紀)を」なんて言うんだもんね〜。
Σ(゚Д゚;エーッ! だよね。(笑)
そして、「揉んだな?」発言!(爆)
うろたえる一平も、いじめて楽しむ夢子さんも可愛すぎる♪

今回は魯山人のお皿のふちが欠けていたことをお客様に注意されたと、律子が仲居頭の澄子(森上千絵)にご立腹!
「あとで帳場まで来てちょうだい!」
うわ〜、坂下の帳場ってお仕置き部屋みたいで恐ろしいわ。(((( ;゚д゚)))アワワワワ
そこへ登場した夢子さんが、あのふんわりした独特の空気で「これなら直せるわ」と言ってくれて和んだけど・・・。
夢子さんについていきたい澄子さんたちの気持ちもわかるよなぁ。
律子みたいにガミガミ言われたら、働くのがイヤになっちゃうもん!
そんな律子が一平に新しい部屋を見ておいでと優しい言葉をかけてくれて、「この前はごめんなさい」と謝ってくれて・・・。
何だ・・・いいところもあるのかな?と思ったら、雪乃ちゃん曰く、これは一平を取り込む戦略らしい。
夢子さんお抱えの一平なのに、律子さんの新・坂下側に確保されちゃうってーのはどうなんでしょ?(^▽^;)

雪乃ちゃんの誕生日をフレンチでお祝いしてあげてた時に、竜さんが亡き熊沢先生(小林桂樹)に「身を引いてくれないか」と頼まれていたと聞かされた一平。
やはり竜さんが店を辞めるという話は嘘じゃなかったのか・・・というショックと、その話の出所が雪乃ちゃんに「信頼すべき筋」と表現された真田(小野武彦)だという二つのショックを受けた一平。

さっきまでナオミとフランス料理食べに行く約束して舞い上がってたのにね〜。
ナオミとのフランス料理と、エリとの第九・・・かぶっちゃうんだろうなぁ。(^▽^;)

今回、「魯山人」と「ロシア人」を聞き間違った時夫(横山裕)が好きだったわ。(笑)
でも、来週は暴れちゃうみたいね。(^▽^;)

第七話
脚本:倉本聰
演出:宮本理江子

坂下の土地の売却を決めたと従業員に話す律子(岸本加世子)。
話の途中で夢子さん(八千草薫)が席を立ったのが、すごくぐっと来たというか・・・。
とりあえず、今まで通りに働いて欲しいという律子・・・だけど従業員の間では当然いろんな話が出てくるわけで・・・。
お昼休みにどこそこの2階に集合なんて集ってたけど、地元の皆様が見れば坂下の仲居や板前が勢揃いしてる姿って異様だったりするんじゃないの?(゚ー゚;Aアセアセ

今までもずっとそうしてきたように、野良猫にエサをあげていた夢子がずっと年下の女性二人に咎められるところも考えさせられちゃった。
二人の女性がこの世に存在するよりも前から、夢子はずっと野良猫にエサをやってきたわけで、それが神楽坂で生きていた夢子の人生の一部だったんだよね。
坂下の大女将なのに、「ちょっと、おばあちゃん」ってな扱いで注意されちゃって・・・。
何となくせつなくなっちゃったなぁ。

いつもはほんわかしたイメージで、何でも律子に任せている感じの夢子が、マンション反対運動の人たちの応対に自ら出て行くところは、女将の威厳を感じたし・・・。
この人が坂下で歩んできた人生の中で、何度もこういう場面に出くわしてきたんだろうと感じさせるひとコマ。
ここぞ!というところでは、きっちり出て行く潔さ!
そして、一平(二宮和也)にちゃっかりエリ(福田沙紀)を売り込んでるチャッカリ加減も素敵だわ。>夢子さん
一平はナオミ(黒木メイサ)しか見てないっちゅーのに・・・。(^▽^;)

一平、ナオミの店の前で閉店後出てくる彼女を待ってたり、意外と積極的ですな。(笑)
顔を合わせた途端フランス語で話すナオミに「今日は月曜日か・・・。」と心の中で嘆いているところが可笑しかった。
ナオミの家まで送り届けたところで、急に日本語を話し出したと思ったら、何と日付が変わって日本語を話す火曜日になってたらしい。(^^ゞ
っつーか「0:03」だから日本語はなしてもいいって・・・、そんな厳密にやってるわけ?(^▽^;)

坂下で大盛り上がりしてたベンチャー企業の連中は、迷惑以外の何ものでもありませんでしたね。
会社が好調でお金も儲かって・・・となると、敷居の高そうな店で飲むのが一種のステイタスにもなるのでしょうが、やっぱ作法を知らんとなぁ。
お手洗い帰りの平山さん(山谷初男)にぶつかったベンチャー企業の酔っ払い。
いくら酔っているとはいえ、あの態度は人として恥ずかしい。
ずっと我慢していた夢子さんが、帰り際に「詫びの一言もなくお帰りですか?」と言ったところはカッコよかった。
「お名刺、頂戴できますか?」と丁寧な言葉で言ってるのに、名刺を投げて渡す無作法モノの男。
「客に対して何?」とキレる女性社員も見苦しいだけ。
何て態度だ・・・って、それはあんたらに言いたい台詞だよ!

我慢してたけど堪えきれず、客につかみかかってしまった時夫(横山裕)。
だけど、先に手を出したのは客の方だったじゃん!
そこからは本気モードでの殴り合い!
結局、この場をおさめたのは竜さん(梅宮辰夫)。
「無作法な客は客と思いません!」(^-^)//""ぱちぱち
塩まいとけ〜!って感じですね。

一平も辛い立場ですなぁ。
律子に新坂下に来て欲しいと言われつつ、他の従業員の前では新坂下に引っ張られてる事、気付かれないようにしてなきゃならないし・・・。
でも、ナオミに会えたらスキップして帰るぐらいだから、きっと大丈夫だ・・・ね。

第八話
脚本:倉本聰
演出:西浦正記

今回はやはりクリスマス事件ですよ!
エリ(福田沙紀)は時夫(横山裕)をキャンセルして、一平(二宮和也)と二人きりの音楽会を楽しみたかったのに、一平ったらナオミ(黒木メイサ)からも同じ日に誘われて・・・。
時夫に音楽会のチケットを渡し、一平はナオミとカナルカフェへ。
好きな人と働いてる店のお嬢さん、天秤にかけるのも難しいところだけど、一平だって若いんだもの・・・自分の好きな子を選んじゃうよね〜。

カナルカフェでのデートはナオミが日本語を話せる日だったし、正月4日に鎌倉のフランス料理の店に行く約束もしたしで、一人盛り上がって帰って来た一平を待っていたのはシャク半さん(松重豊)。
エリが戻ってないそうな・・・。(^▽^;)
で、時夫も部屋に帰ってない。ヽ(;´Д`)ノ 
こりゃ、冷や汗もんですなぁ。
エリが心配な夢子(八千草薫)は、シャク半に音楽会の後、一平とエリが過ちを犯さないように見張らせてたんだとさ。
そんなやり取りの中、昔、シャク半が保(高橋克実)をやんわり脅して律子(岸本加世子)と結婚させた事がわかる。
「保さん二世」かもしれない自分を重ね合わせると恐ろしいよね?>一平

一平は坂下に言って事情を説明するんだけど、そこでも夢子のリアクションが面白くてね〜。
この人、孫を心配してんだか、面白がってんだかわからないわ!(笑)
「何かあったわね〜、やられちゃったか・・・。」って、普通おばあちゃんにあたる人が言わんだろ?(笑)
でも、一番の問題は女心を踏みにじった事ってーのには頷くしかないよなぁ。
一平も立場上、断りにくかったんだろうとは思うけど。

時夫とエリが雪乃(高島礼子)の店にいると聞いて、駆けつけたシャク半と一平。
シャク半ったら、エリが泣いてるのは時夫のせいだと勘違いして、顔見るなり殴っちゃって・・・。
それもこれも一平が悪いと言って、エリに謝らせ、時夫にも謝らせている雪乃ちゃんはちゃんとしたお母さんだった。
あのシーンがあったからこそ、余計にこの後の律子の暴言が活きるわけですが・・・。
「私に何か恨みでもあるんですか?あなたの育て方がなってないから、こういう息子ができるんです。大体、この子に人間の道を教えてきたことがあるんですか?生みっぱなしは親とはいえませんよ!あなた完全に母親失格ね!」
ひ、ひどい・・・ひどすぎる・・・。
夢子が心配したように、一平がエリと過ちを犯したってーんなら、こう言われるのもわかるけど・・・。
まぁ、確かにエリを裏切った一平もいけないとは思うよ。
でも、雪乃ちゃんの事をあそこまで言うなんて・・・。

この事で一平は律子を許せないと思ったらしい。
新・坂下の話は断ろう・・・うんうん、それでいいと思う。
涙をぐっと堪えていた雪乃ちゃんに(TωT)ウルウルした。
しかし、昔から岸本加世子が怒るシーンは迫力あるなぁ。(^▽^;)

第九話
脚本:倉本聰
演出:宮本理江子

前半は澄子(森上千絵)に襲われる一平(二宮和也)で驚き、後半は壊れた夢子(八千草薫)に驚き・・・。

クリスマス事件でエリ(福田沙紀)や律子(岸本加世子)を怒らせた一平は、朝の4時から時夫(横山裕)をたたき起こし対策を立てる。
とりあえず無視されるだろうけど、もうすぐ正月休みだからそこまで耐えれば何とかなるさ作戦!(爆)
時夫に言い聞かせているというよりは、自分自身に言い聞かせているわけで・・・。(^▽^;)

坂下では測量が始まり、いよいよ取り壊しが近付いているのを感じる従業員たち。
そんな中、年内の営業が終了し、行われた従業員の納会。
律子への腹立たしさから酒を呑みすぎてしまった澄子さんを、部屋まで送っていく一平。
途中、酔っ払いついでに路上で澄子さんお得意のストレッチを始めたのは笑っちゃったよ。
ところが、その後は一平にとっては笑えないわけで・・・。
「送り狼」って言葉は聞いたことがあるけど、これは何?「送られレイプ?」(^▽^;)
部屋に送ってもらったら、途端に一平に激しいキスをする澄子さん。
いやぁ、もうこっちがハラハラするほど、ブチューってキスしてましたね。
んで、澄子さんったら太ももあらわにして一平を襲ってるし・・・。(〃▽〃)
ベルトもあっという間に抜き去り、なかなか手馴れた手つきで男を裸にしようとする澄子。
澄子さんの新たな一面を垣間見てしまいましたね。

一平に好きな人がいると知った雪乃ちゃん(高島礼子)は、お正月の七福神めぐりに彼女を誘えと一平に言う。
そこで自分も夢子と一緒に、一平の彼女を見定めるつもりらしい。
七福神めぐりをしながら、ノリノリで一平とナオミ(黒木メイサ)をつけ回す夢子さんが可愛かった。
しかも、デートの最中に一平に「いい女じゃん!ユメ」ってメール入れてるし・・・。
「いい女じゃん!」って言い方が、また可笑しい。(笑)

今思えば、一平をつけ回す夢子さんは、まるで子猫を追い掛け回しているみたいだったなぁ。
ネコの三四郎がいなくなったと探したり、三四郎がネコ車を引っ張るんだとか、理解しがたい事をさらっと話す夢子。
死んだはずの熊沢(小林桂樹)が坂下に来ると言い出してみたり、本当は生きてて北朝鮮に潜入してたんだとか、夢子の頭の中ではそれが現実として起こってるんだろうなぁ。
元旦の夜なのに、救急車で運ばれていく夢子。

律子が夢子を追い詰めたのは自分、みんな自分のせいだと・・・。
坂下が壊れる事が、夢子には相当ショックだったんだろうね〜。
熊沢パパとの思い出もいっぱいあるんだろうし・・・。

それでも新・坂下の計画は進んでいくんだろうか?

ナオミの父は作家の津山冬彦(奥田瑛二)なの?
予告を見てるとそんな感じで、津山がナオミの父親だったら、ナオミと一平に血の繋がりが・・・って事になるんでしょうか?
そう思わせておいて、違ったってパターンを見たいかも・・・。

第10話
脚本:倉本聰
演出:西浦正記

1月4日のデート、ナオミ(黒木メイサ)といる一平(二宮和也)の前に現れたのは、ナオミの父親。
しかも、それが作家の津山冬彦(奥田瑛二)なんだもん!焦るわなぁ・・・。(^▽^;)
ナオミのおでこを指で小突く冬彦の指を見てしまうところが、せつないね〜。
どんな時も、それなりの年齢の男を見れば指を確認しちゃうのね。
冬彦の指は想像していた通り、長く美しく・・・。
どんどん、冬彦が自分の父親ではないかと思い始める一平。
そうなると、ナオミとは血の繋がりが出てくるわけで、やっぱそれはマズイわけで・・・。
ナオミとの会話もままならなくなる一平の気持ち、わかるわ〜。

入院している夢子(八千草薫)から父親の事を聞きだそうとする一平だったけど、壊れちゃった夢子さんが相手じゃ話になりませんでしたね。
「キムタクが入院してる」とか、「お見舞いに来たのがチェ・ジウ」だとか、壊れちゃっても言う事が可愛すぎる夢子さん♪
「婦長さんに聞いたら、そんな人(キムタク)いないって言うの〜。ジャニーズの方針だと思う。」って、台詞とはいえ二宮君を前にして言ってるのが可笑しい!
それでもめげずに冬彦と雪乃ちゃん(高島礼子)の関係を聞き出そうとしたのに、「二人の間の子供には私が名前をつけたの。・・・ツヨシ。草なぎ剛!」と、またもや妄想の世界の住人になってしまわれたのね。(^▽^;)
で、ツヨシがチェ・ジウをキムタクに紹介したらしいっす!(爆)
なるほど、韓国語堪能な剛君がチェ・ジウと知り合ってキムタクに紹介した・・・ありえそうな話だわ。(ナイ!ナイ!)

結局、夢子さんじゃ話にならず、雪乃ちゃんに直接聞こうとする一平。
だけど、雪乃ちゃんは「おしえなーい!」と相変わらず。
うーん、本当に一平の父親って誰なんでしょうね?
雪乃ちゃんが涙声で竜さん(梅宮辰夫)に電話をしてきたなんて聞くと、「やっぱ、竜さんが父親?」なんて思っちゃうわ。
そんな竜さんと一平が話をしていた料亭が、律子(岸本加世子)と幼なじみの小夜子(加賀まり子)の店・中条。
ある事でケンカして以来、犬猿の仲の律子と小夜子。
そんな相手に坂下の数名を引き取ってくれないかと持ちかけるのは、律子も苦しかったんでしょう。
あの律子がそこまでしていたんだと思うと、これまたせつなくなるわけで・・・。

雪乃ちゃんは、どうしてあそこまで頑なに一平の父親の事を教えないんでしょうか?
そして、一平が父親の事を知りたがったと雪乃ちゃんが相談したのが竜さんだという事。
父親の事を教えるのは「義務です!」と強く言い切った一平にたじたじになり、酒をあおる竜さん。
このあたりから想像すると、父親は竜さん?って気もするんだけど・・・。

最終回で、一平の父親が誰なのかはっきりするんでしょうか?
誰だかわからないまま終わられたら、ずーっと悶々としそうだよ!(^▽^;)

最終話
脚本:倉本聰
演出:宮本理江子

やっぱり、一平(二宮和也)の父親が誰かって事はわからないまま終わってしまった。
ナオミ(黒木メイサ)の父・津山冬彦(奥田瑛二)が自分の父親では?と思っていた一平だけど、これは雪乃ちゃん(高島礼子)にも否定され、冬彦本人にも否定されちゃいましたね。

冬彦が雪乃ちゃんの店を訪ねてからの、大人二人のしっぽりした会話は良かったなぁ。
一平の父親について聞く冬彦に「あなたですよ!」と雪乃ちゃんが言った時は、「え?そうなの?」と一瞬慌てたけど、冬彦の子供のつもりで産み育てたって事らしい。(^▽^;)
冬彦とはそんな関係はないまま別れて、どこのどなたと関係したのかは知らないけど、雪乃ちゃんは身ごもった。
その子を一人で産む決心の裏で、冬彦への想いがあったのかと思うと何だかじんわりしみてくる感じがしちゃったよ。
氷見の産院で難産で苦しみながら、冬彦の本名の「としおさん」と呼びながら一平を産んだ。
その後、冬彦が「甃の町」で直木賞を受賞したと新聞で知り、赤ちゃんにも見せてあげた・・・だから、冬彦が父親だという雪乃ちゃん。
自分で封印した事を決してもらさないのは、芸者だった雪乃ちゃんの立派な生き方でもあるように思えてきたわ。

夢子さん(八千草薫)が急に養護施設に入れられたのは、坂下の前の家の解体の様子を知らせたくないという配慮からだったのね。
相変わらず律子(岸本加世子)の口調はキツイけど、心の奥底では坂下のこと、夢子のことを考えてるんだなぁと思えるようになったのが良かったよ。
夢子がいなくなったからと、竜さん(梅宮辰夫)も辞めると言う。
そんな竜さんから一平への贈り物は、左利き用の包丁。
修行のために右利きに直した一平に、「楽な方を選べ」と竜さん。
これからの生き方も楽な方を選んでいいんだよ・・・という意味にも受け取れたわけで、一平の父親は竜さんだったら私的には文句なしなんですがね〜。

30日と22時間(だったかな?)ぶりに会ったナオミと一平。
ルール変更で日曜日もフランス語とは・・・。(^▽^;)
久々に会えたんだから一時的にルール変更でもええやん!と思っちゃうけどなぁ。(^^ゞ
筆談で「津山冬彦が父親かもと思ってどうだった?」とナオミに聞かれ、「困る!と思った」というやり取りがきゅんと来る感じでよかった。
一平にとっては、津山冬彦が自分の父親ではないとわかっただけでも良かったのかもね。
ナオミとのつながりは以前よりしっかりしたものになったみたい。
でも、「その後の二人の事は人に言いたくない」ってあたりが、雪乃ちゃんの子だなぁと感じさせる感じでこれまた良い!

いろんな事がすっきりしたわけではないんだけど、人生っていつまでもすっきりせずに流れていくものかもなぁ・・・と思わせるようなラストでした。

 

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