パパとムスメの7日間

原作:五十嵐貴久 「パパとムスメの7日間
P:那須田淳・津留正明
主題歌:YUKI 「星屑サンセット

第一回
「マジ!?パパがあたしで、
あたしがパパでー」
脚本:荒井修子
   徳永友一
演出:高成麻畝子

父親と娘の人格が入れ替わってしまうというこのドラマ。
年頃の娘と煙たがられている父親って、家族の中で一番距離があるんじゃないかと思うんだけど、そんな二人だからこそ入れ替わってみてお互いの気持ちを理解する事もできるし、なかなか楽しそうな雰囲気を漂わせている初回でした。

大手化粧品メーカーに勤める恭一郎(舘ひろし)と娘の小梅(新垣結衣)は、ほとんど会話もない親子。
それは、小梅が恭一郎を避けているからなんだけど、恭一郎の方は素直だった頃の小梅のビデオを引っ張り出して見たりして、そんなところが結構可愛い。

ある日、恭一郎と小梅が乗っていた電車が事故に遭い、その時に父と娘の人格が入れ替わってしまう。
病院で目覚めた二人は、その事に気付き、「転校生」みたいに石段から転げ落ちてみたりするんだけど、結局元には戻らず入れ替わったままの姿で過ごす事に・・・。

つまり小梅の姿をしたパパが学校へ行き、恭一郎の姿をした小梅が会社へ行くってわけよ。
うーん、これはお互いにあまりにも知らない世界だよなぁ。
小梅はパパの得意先の人のセクハラを注意したり、恭一郎は小梅の友だちの妊娠騒動を聞いて、命の尊さを伝えたり・・・。
入れ替わった中で、年齢も感覚も違う二人だからこそ、それぞれの生活に新しい道を見いだせそうで・・・。
そういう意味では、恭一郎の会社が化粧品会社って事で、若い女の子の小梅だからこそ活きた意見が出せるかもしれないし、何となく楽しみ。
しかし、トイレやお風呂は大変そう。(^▽^;)
私が誰かと入れ替わったとしたら、相手の体に興味津々だけどね〜。(^^ゞ

週末の健太先輩(加藤成亮)とのデートの約束に、自分の姿をしたパパに行ってもらう小梅。
いやぁ、さすがにそれはどうじゃろか?(^▽^;)
もし、健太先輩にチューなんぞされそうになろうものなら、パパはグーで殴っちゃうだろうな。(゚ー゚;Aアセアセ
また、逆に理恵子に迫られる小梅というのも複雑だよなぁ。
私のママってこんな風にパパに迫るんだぁ・・・とか思われたらと思うと、何も知らない理恵子に本当のことを教えたくなっちゃうわ!(笑)

なかなか楽しめそうで良かった。
次回のデートがどうなるのか、早く続きが見たいなぁ。

第二回
「パパのせいで失恋!?
ムスメのせいでリストラ!?」
脚本:荒井修子
演出:高成麻畝子

やっぱ、このドラマ楽しい♪
健太先輩(加藤成亮)との初デートなんだけど、姿は小梅(新垣結衣)でも中身はパパ(舘ひろし)なわけで・・・。(笑)
健太先輩チョイスの映画がヴィスコンティだったのが幸いして、小梅になったパパは映画を堪能。
映画のみならず、何気に先輩とパパの話があってるのが可笑しい。
うまくいってるのかな?と思ったら、そこはやっぱパパ!
小梅を想うあまり、何とか健太先輩と引き離そうとして、わざと大食いなところを見せ付けてみたり、健太先輩の話を聞かなかったり・・・。
気になって見ているパパの姿をした小梅は、そりゃもうヒヤヒヤもんだわね。(^▽^;)

そんなデートの帰り道、なんと健太先輩が小梅に告白モード♪
もちろんパパの姿の小梅は嬉しくてたまらないんだけど、できることなら本当の自分に告白してもらいたいと思うわけよね。
だって、今、健太先輩が告白しようとしているのは、小梅の姿をしてても中身はパパ!
嬉しいようで嬉しくない!(笑)
で、パパの姿のまま先輩の前に現れた小梅は、「ふつつかなムスメですが幸せにしてやって下さい。」と先輩の手を取って握手三昧。

とりあえず、このデートは何とかなった・・・と思ったら、次はパパの日曜出勤という難関が・・・。

パパの姿で出勤してるのは小梅なんだからトラブルなんてあっては困るのに、部下の加奈子(今井りか)が女子高生1000人分のアンケート結果を消してしまうという大失態を犯すわけよ。
このアンケート結果がなかったら、パパは責任とってリストラ?
そうなったら、自分も学校へ行けない、友だちと楽しく過ごす毎日がなくなってしまう・・・。
そう思った小梅のひらめきは、さすがだわ!
友だちに一括送信でアンケート依頼のメールを出し、さらにその友だちにも参加してもらうという方法がビンゴで、あっという間に1000人分のアンケートが集るんですわ。
小梅の女子高生ならではの発想が、いずれパパの仕事も大きく変えちゃうんだろうな。

リストラの危機からも救われて、やっと帰宅か・・・と思ったら、部下の和香子(佐田真由美)が「相談がある」と誘ってきて・・・。
あらら?これは男を見る目じゃないですか?
パパ、ピーーーンチ!というか、小梅ピーーーンチ!(爆)

第三回
「パパのせいで留年!?
ムスメのせいで夫婦の危機!?」
脚本:渡辺千穂
演出:吉田健

やっぱ、このドラマ楽しい♪
でも意外だったのは西野さん(佐田真由美)が嫌なヤツだったってこと。
西野さんの相談というのは結構何でもないことで、お見合いしたけど断っただの、中嶋(八嶋智人)に誘われるのが迷惑だから一言言ってもらえないかとか、そんなのわざわざ食事しながら話さなきゃいけないことか?みたいな内容だったね〜。
まぁ、パパ(舘ひろし)に好意を持っているのは見てればわかるけど、中身は小梅(新垣結衣)ですから・・・。(^▽^;)

小梅も大人の大変さを知っただろうなぁ。
西野さんの相談につき合わされたかと思ったら、次は中嶋から呼び出されて、なかなか家に帰れないし・・・。

中嶋のお父さんがガンで入院してるんだけど、御前会議を前にした中嶋は仕事を優先させるわけ。
っつーか、御前会議を明日に控えた状態で試供品も作ってないなんて、やる気あんのか?って思っちゃうけど・・・。(゚ー゚;Aアセアセ
そんな中、中嶋のお父さんの具合が悪くなり、それでも仕事を優先しようとする彼にパパの姿の小梅が声をかけるのが良かったわ。
「行かなきゃ後悔する。家族より大切なものなんてないって!」
大人だったら、こういう時でも「これが大人の事情」という事で片付けてしまうんだろうけど、小梅の視点で見るとそうじゃない。
パパと小梅が入れ替わった事で、小梅の目線で見たものがパパの仕事に良い影響を与えているような気がしますね。

残業して試供品を作り上げるぞって時に、会社の電気工事のため残業が出来ず・・・。
一軒家な事に目をつけられ、パパの自宅で残りの仕事をやるために部下が揃ってやって来た。
もちろん、西野さんも・・・。
西野さんの理恵子(麻生祐未)を見る目、最初から「ライバル」って感じだったよね〜。
で、パパのスーツのポケットにピアスを忍ばせたり、理恵子に「昨日はオシャレなレストランでご馳走になって・・・」とわざと話したり、やる事がなかなか恐ろしい。
意外とクセモノだった西野さんにビックリだわ。
どんなに鈍感な奥さんだったとしても、あれじゃ〜何かおかしいって思うよなぁ。
何だかママが可哀想。
西野さんとお食事したのは小梅なんだよ〜って教えてあげたくなっちゃうよ。(^^ゞ

一方でテストの出来が思わしくない小梅姿のパパ。
父親が受けたテストの出来が悪くて留年なんて、絶対に避けなくてはなりませんわよね!
だからって、去年のテスト問題を届けてくれた健太先輩(加藤成亮)に抱きつくってどうよ?(笑)
健太先輩にしてみれば、小梅っていい感じにツンデレ?(爆)
その光景を見ていたパパ姿の小梅が飛び出してきて、健太先輩に「送ってこーか?」って聞いてるのが可笑しかったわ。
普通、遠慮するって・・・。(笑)
っつーか、不気味だって。(爆)

舘さんの女子高生演技もどんどんそれらしくなっていくわね。
今以上エスカレートすると本気で気持ち悪くなっちゃいそうだから(笑)、この程度がいいんだろうなぁ。

第四回
「決戦!ムスメの御前会議!!」
脚本:渡辺千穂
演出:吉田健

問題の御前会議、パパ(舘ひろし)姿の小梅(新垣結衣)がどう頑張るかが見ものだったけど、やっぱ言われた通り黙って飲み込んでいる事なんてできなかったのね。
でも、それで良かったんじゃないのかなぁ?
パパの姿をしていても、中身は現役女子高生だから言ってる事が的を射てるよね〜。
会議も終了か?って時に「最後に一言」とふられて、我慢できず本音を言っちゃったパパ姿の小梅。
「たぶん・・・きっと・・・いえ、絶対に売れないと思います!」⊂(_ _⊂⌒⊃ ドテッ
「売れるわけ、ありませんから!」・・・_| ̄|○・・・はうぅ・・・
電話で内容を聞いてる小梅姿のパパはガックリだろうけど、言ってる事にはいちいち納得!
女子高生に3000円は高すぎる。
女子高生が行かないデパートに商品を置いても売れない。
量が多すぎる。
うんうん、頷いちゃうよ〜。
ほんと、5mlぐらいの小さなボトルでコンビニにでも置いた方が売れるよね!
ぜーーーったい良いアイデアだと思うんだけど、問題は納期に間に合うか・・・だよなぁ。
社長(江守徹)は賛同した風だったけど、何かあったら責任はすべて取らせるつもりなんだろうし・・・。
「やれるのか?」と聞かれた時の「やれると思います。彼らなら・・・。」と言う言葉で、プロジェクトチームの面々はやる気になったかもしれない。
チームがまとまっていくのはいいけど、ますます西野さん(佐田真由美)はパパに惚れてるみたいで、行く末が恐ろしい。(^▽^;)

恐ろしいといえば・・・、ママ(麻生祐未)がパパのスーツのポケットに入ってた西野さんのピアスを見つけちゃったね〜。
これは、ちょっとヤバイよね〜。(゚ー゚;Aアセアセ

西野さんに抱きつかれているパパを中嶋(八嶋智人)が見ちゃったのも会社の噂になりそうで恐ろしい。

小梅姿でテストを受けたパパの成績はさんざんだったようで、そうなるとマジで留年問題が浮上するんだろうか?
それよりも、健太先輩(加藤成亮)との旅行はどうなるんだ?
問題山積みで、楽しそう〜〜♪(笑)

第五回
「『だって、あたし、
小梅なんだもん!』
もう戻りたい7日目!
嵐の告白!3者面談」
脚本:荒井修子
演出:那須田淳

西野さん(佐田真由美)のピアス問題でママ(麻生祐未)はお怒りモード!
小梅(新垣結衣)姿のパパ(舘ひろし)は、テストの最終日に3者面談を言い渡される。
結果、すべて赤点・・・しかも学年最下位。 Σ(゚Д゚)ガーン
パパ、面目丸つぶれ。ヽ(´Д`ヽ)(/´Д`)/イヤァ〜ン
このままじゃ留年なんて話が出たところでパパ姿の小梅が駆けつけ、事故のショックで勉強が手につかなかったと泣き落とし。(つд⊂)エーン
アルパチこと両角先生(田口浩正)も可哀想に思っちゃって、課題を提出すれば留年を免れる事に・・・。

健太先輩(加藤成亮)のためにミサンガを編んでいたパパ姿の小梅は、それをママに見られてまた浮気を疑われちゃうのよね。
でもさぁ、中身は小梅でも姿はパパなわけで、そんないい年した男性が浮気相手にミサンガ贈るとは考えにくいんだけどなぁ・・・。(^▽^;)
やっぱ疑ってたら何でも怪しく見えちゃうのかな?
で、つい「だって、あたし、小梅なんだもん!こんな生活うんざりだよ!」と言ってしまった小梅。
ママが一瞬「えっ?」って顔したから、これで二人が入れ替わってる事がバレてまた違った方向に話が流れるのかと思ったら、ママは「うんざりだよ!」の方がグサッときたようで・・・。
自分との結婚生活にパパがうんざりしてると言ったんだと勘違いしちゃったのよね。
可哀想・・・ママ。
おまけにこの日は夫婦にとって特別な日、それをパパが忘れていると思ってママはどんどんブルーになっちゃうんだよね。

でも、ちゃんとパパは覚えてましたよ。
小梅に頼んでママに毎年プロポーズした日にストロベリーフィールドの鉢植えを贈るという約束を守ったし、今年が20年目だってこともちゃんと伝えたし・・・。
パパ姿の小梅がママをぎゅっと抱きしめた事で、夫婦は仲直り。
その様子を二階の窓から見ている小梅姿のパパ・・・何だかいい光景だったなぁ。

こうやって夫婦喧嘩の修復に貢献した小梅。
今度はパパが小梅の役に立つ番ってことで、ミサンガを小梅からもらいたいと現れた健太先輩に風邪気味だと嘘をつき、窓から小梅姿のパパが手を振ってパパ姿の小梅がメールで気持ちを伝える。
何だろう?こんな状況にならなければ、娘の恋愛にパパが手助けするなんて事はありえないわけで、そういう光景が何故か微笑ましく感じるんだよね。
問題の伊豆旅行も小梅を大切にしたいという理由で今回はやめておこうとメールしてきた健太先輩。
ええヤツやんか〜。
せっかく健太先輩が自分の方を見てくれているのに、姿がパパなばかりに実際話せないもどかしさに悲しむ小梅。
そんな娘のために帰っていく健太先輩の名前を呼んで振り向かせ、電気を消した部屋の中から携帯の画面の明かりを使って小梅が手を振る。
結構感動しちゃったよ。

さて、どうやら入れ替わりの鍵を握るおばあちゃんの桃。
これがやって来たって事は、元に戻る事ができるかもしれませんね。
ママに話があるとやって来た西野さん、せっかくママの気持ちが落ち着きかけていたのに、もうかき回してほしくないわ。(^▽^;)

第六回
「これで、元に戻れる!!
・・・かも!?」伝説の桃の秘密
脚本:渡辺千穂
演出:吉田健

西野さん(佐田真由美)が突然自宅にやって来て焦る小梅(新垣結衣)姿のパパ(舘ひろし)。
しかも、ママ(麻生祐未)に話があるみたいだし・・・。
一刻も早く自宅へ戻りたいのに、レインボードリームの予算の承認を取らなきゃ・・・とかで、上司にハンコをもらわなきゃならないパパ姿の小梅。
それにしても西野さん。
本気でパパに好かれていると思ったんだろうか?
ものすごい前向きだよね。(^▽^;)
パパに好かれて、自分もパパの事が好きで・・・と思って、日々仕事してたんだろうか?
ある意味、幸せ者だよなぁ。

さて、ここへきて伝説の桃のことがわかりましたね。
昔、伝説の桃を食べて人と人が入れ替わったそうな・・・。
なるほど、それで納得!
小梅とパパが入れ替わったのも、桃を食べたからなんだわ〜!
でも、この桃の話を聞いた西野さんったら、ママと入れ替わりたいと思ったようで・・・。
中嶋(八嶋智人)連れて、伝説の桃が取れる山まで行っちゃったし・・・。

そんな事とは知らないパパと小梅。
あの桃が10年に1度しか実らない貴重な桃だと知るわけよ。
で、当然この二人も桃を探して食べるんだけど、何ら異変はないようで。(^^ゞ

もう次が最終話。
あっという間だったなぁ。(しみじみ)
二人は元に戻るのだろうか?

最終回
「パパ、ありがとう・・・」
ー7日間の秘密!
脚本:荒井修子
演出:高成麻畝子

「桃を手に入れれば人の心も手に入れられるなんて考え方はわがままだ」と西野さん(佐田真由美)を諭したパパ(舘ひろし)姿の小梅(新垣結衣)。
何とか説き伏せ、伝説の桃を西野さんから受け取ろうとしてバランスを崩し、斜面からゴロゴロゴロと落ちていくパパと小梅。

で、病院で小梅が目覚めると、ちゃんと入れ替わって元通りになってるぅ♪
だけど、パパは意識不明の状態で、それを知った小梅が泣きながら「パパーーーー!」と叫んだら、パッキリ目が覚めるパパ。(笑)
あはは・・・このあたりのあっさりした感じがいいですね〜。

安静にしてなきゃいけないのに、小梅は健太先輩(加藤成亮)の試合、パパは御前会議が気になって病院を抜け出すんだけど、これにママ(麻生祐未)が協力してるのが家族の円満さをかもし出してて良かった。

健太先輩の試合は負けちゃったけど、小梅は自分の姿で健太先輩に想いを伝えられたわけで(最終的には健太先輩の方が「好きだ」の言葉は言ってたけど)、これまた良かった。
パパは御前会議に間に合わなかったものの、社長に「この会社のこの仲間と新しい美生化粧品を作っていきたい」と食い下がってプロジェクトにGOサインをもらう事が出来た。
おまけにプロジェクトは部に昇格、パパはレインボードリームからは離れるものの「改革推進部」の部長に大抜擢!
どこもかしこも、ま〜るく収まって日曜の夜のドラマとしては満足できる締めくくりでした。

なかなか分かり合えない父と娘が入れ替わった事でお互いを少しでも理解する事ができた。
たった7日間の出来事が父と娘をぐっと強い絆で結んだわけですね〜。
おばあちゃん(佐々木すみ江)が二人の入れ替わりに気付いていたというのが驚きでした。

最初は舘さんで大丈夫?と心配したものの、ものすごく女子高生な舘さんが可愛くて大満足!
新垣結衣ちゃんのオヤジぶりもムリのない程度でよかったし、そっと脇でバランスを保ってるママの存在も良かった。
この枠にあまり満足できた事はなかったんだけど、このドラマは好きでした。

 

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