ライフ

原作:すえのぶけいこ 「ライフ
P:中野利幸
主題歌:中島美嘉 「LIFE

#01
脚本:根津理香
演出:谷村政樹

親友の夕子(大沢あかね)と離れるのがイヤで、同じ西館高校へ進むため夕子に勉強を教わりながら受験に挑んだ歩(北乃きい)。
合格発表へ向かう道すがら、自己採点の結果が悪かったという夕子を励ますつもりで、自分の方が自己採点の点数が悪いと嘘をついた。
しかし、結果は歩が合格、夕子は不合格。
そして、その夕子が自殺・・・。

西館高校に入学した歩は、もう誰も傷つけたくないと一人でいる事を決め、誰とも関わりを持たずにいた。
そこに声をかけてきたのが愛海(福田沙紀)で、あれほど1人でいようと思っていたのに心を許してしまう歩。
気持ちはわかる。
学校で一人ぼっちってーのは、辛いと思うし・・・。
そうやって優しく声をかけてきてくれたら、やっぱ嬉しいし・・・。
でも、女同士ってそう甘くはないのよね。(^▽^;)

ある日、ヒロ(星井七瀬)が雑誌に載ったとクラス中が騒いでいた。
こういう誰かが目立っちゃうのって、嫉妬ややっかみを生むんですわ。(((( ;゚д゚)))アワワワワ
恐いのは、今まで仲間だったとしても、ちょっとした事をきっかけに無視され始めたりするって事だよね。
しかも、理由は「それだけ?」ってなことで・・・。(´ヘ`;)
ヒロがチヤホヤされてるのが愛海には「ウザい」としか思えず、「無視」の指令を出すんですわ。
いやぁ、こういうのも携帯なのね。
私が学生の頃だって、もちろんイジメはあったけど、携帯なんてものはなかったからなぁ。
愛海が一括送信で仲間に「無視」の指令を出すと、一気にみんながメールを見て指令通り無視を始める様子が恐かったわ。

そして、このグループの中での歩のポジションが、見ていて一番危うい位置なんだよね。
ヒロにもすがられ、でも愛海たちの手前仲良くはできない・・・みたいな感じで。
ヒロの事は可哀想だと思うし助けてあげたい、でも愛海には歯向かえない。
今、思えば・・・何でこのグループに入っちゃったかな?って感じでしょうか?
でも、どのグループでも起こり得る事だから、また恐ろしいんだけどね。

愛海が付き合ってるという克己君(細田よしひこ)って男の子も何なんでしょう?
戸田先生(瀬戸朝香)と克己君の関係も何だか妙な雰囲気だし、克己君に表と裏の顔がありそうなのも気になります。
その克己君にふられたと傷つく愛海を励ましていた歩。
しかし、励まして別れた直後、愛海は踏み切りの中へ入って行ってしまったようで・・・。
まぁ、ここで愛海が死ぬわけないのはわかってるけど・・・。(苦笑)

個人的には羽鳥さん(関めぐみ)がカッコよくて好きでした。
まだ、どんな人物かぜんぜんわからないけど、歩がぼーっと見とれてしまう気持ちはわかるなぁ。

初回は、まだ見ていられたけど、この先イジメの場面がどんどん凄いものになるみたいで、ちょっと不安。
でも、イジメの始まり方や連鎖の仕方みたいなものは、ちょっとリアルな感じがしました。
それだけに恐いとも言えるんだけど・・・。

#2
脚本:根津理香
演出:谷村政樹

踏み切りに飛び込んだ愛海(福田沙紀)を、間一髪救い出した歩(北乃きい)。

で、夕子(大沢あかね)って死んだわけじゃなかったのね。
自殺をしようとしたけど、怪我だけで助かってしまったみたい。
お見舞いに訪れれる歩を拒否し続ける夕子。
歩としては夕子に許してもらいたいだろうし、死ぬつもりにまでなった夕子にしてみれば絶対に許せない相手かもしれないし・・・。

驚いたのは、愛海の父で県会議員の大治郎(小野武彦)が、娘の恋愛問題で克己(細田よしひこ)の父・敏克(勝村政信)にチクリと文句を言いに来るところよ〜。
どんな親やねん!
仕事上、どんな利害関係があるのか知らないけど、どっちの親もおかしいぞー!
敏克なんて家に帰って克己をボコボコにしてんじゃん!
「うちの会社つぶす気か!」って、子供同士の・・・しかも高校生の恋愛ごときで潰れる会社なんか元々大したことないんじゃないの?って思っちゃうわよ。

そんな風に妙な虐げられ方してるから、克己君がド変態に育っちゃったんですかね?(^▽^;)
なんですか?あの大切そうなアルバムは?
あたしゃ、戸田先生(瀬戸朝香)の写真でもあるのかと思ってたんですが、縛られた女子高生のエロ写真でしたわ!
え?克己君、お若いのに緊縛系がお好き?(〃▽〃)

そんなド変態だとは知らず、愛海に頼まれ別れの理由を聞きだすために克己と接触した歩。
こうなったら、克己君もロック・オン状態ですわ!
また、雨に濡れてブラウスがスケスケ加減ざましょ〜?
ブラも思いっきりスケスケざましょ〜?
克己君にしてみれば、ジュルジュルですわよ〜。
(なんで、こんなところで盛り上がってんだ?σ(゚∀゚ オレ!! )
「傘貸してあげる」などと自宅へ誘い込み、歩を連れ込むことに成功!!
そして、愛海たちにイジメられていたヒロ(星井七瀬)は、歩が克己の家に入る瞬間を動画で撮影する事に成功!!
どちらさんも、おめでとうございます。(違)

案の定、克己君に襲い掛かられた歩。
下着姿で口にはガムテープ、両手も拘束され、まずはソフトSMから・・・。(違)
ド変態な克己君もよかったですが(いいのか?)、笑顔を強要されて写真を撮られる時の歩のぎこちない笑いがよかったです。
北乃きいちゃん、うまいじゃないですかーーー!
これからってところで克己の母親が帰宅し、とりあえず帰る事が許された歩。
傷ついた歩の心の拠り所になるのが、羽鳥さん(関めぐみ)なんでしょうか?
いいっすね、羽鳥さん!
一匹狼系で姐さん系で、あんな風に殿方に辱めを受けた後で羽鳥さんみたいな人に優しくされたら・・・間違いなくレズの花道へ・・・。(〃 ̄ー ̄〃) (大間違い!)

ヒロが愛海に例の動画を見せたことで、いよいよ愛海の歩へのイジメが始まりそうですね。
あたくし的には、そんなイジメよりド変態克己君を見せろーーーー!って感じですわ♪
そんな、あたくしもド変態?(^^ゞ

#3
脚本:根津理香
演出:谷村政樹

ヒロ(星井七瀬)が愛海(福田沙紀)に見せようとした動画は、みどり(末永遥)たちが止めて見せずに済んだけど、何とか歩(北乃きい)を陥れたいヒロは交流合宿のキャンプで「羽鳥(関めぐみ)ってブスだよね?愛海の方が可愛いよね?」と話をふる。
当然、同意も反論もできず黙っている歩。

ヒロみたいに一度無視された子にこそ、その辛さや悲しみをわかってほしいんだけど、どうしてこうやって別の人を陥れようとするかなぁ?
そうやって愛海グループに戻ったとしても、居心地だって悪いだろうに・・・。

どんどんイジメのターゲットは歩に移行していく。
食事の後の大量の皿洗いを押し付けられたり・・・。
しかし、ここでも羽鳥さんはカッコいい!
人に皿洗いを押し付け花火で盛り上がる愛海たちに水をかけ、「やることやってから遊べば?」って超クール!
惚れるわ〜、羽鳥さん。
こういう人がいてくれるだけで、歩にとっては心の支えになるんじゃないのかな?

でも現実はさらに残酷。
愛海たちは羽鳥無視を決め、歩にもそれを伝える。
「何で羽鳥さんなの?」と歩が聞けば、「ムカつくから」と一言。
ここなんだよなぁ・・・、ただ「ムカつく」って事だけで無視していいと思っている。
しかも集団で誰か1人をターゲットにする恐ろしさ。

羽鳥さんの上履きを歩に持たせて隠すというのだって、ある意味「踏み絵」みたいなもんだよね。
言われた通り、上履きを隠しておくことができれば仲間、従わなければ裏切り行為とみなすわけでしょ?
っつーか、あっという間に過ぎて行く青春時代をこんなアホなことに費やしてると思うと情けない。
結局、歩は上履きを羽鳥さんに返した。
これで裏切り決定!ですな。(^▽^;)

弁解の余地とか一切ないわけですよ。
ただムカついたわけじゃなく、これは愛海に対する裏切り行為なんですから。
もちろん、愛海側の一方的な言い分ですが、あいつらの中ではあいつらが法律ですからね〜。
朝っぱらから視聴覚室に呼び出され、克己(細田よしひこ)の家に入る自分の様子を映した動画を大画面で見せられ、「う〜そついたら、は〜りせんぼんの〜ます」と歌われ針のシャワー!
克己に変な写真を撮られ脅されてたと言っても、誰も信じてはくれない。
愛海は本気で針を飲まそうと歩の口に近づけてくるし・・・。
いやぁ、こりゃひどい。
裏切ったり裏切られたりしながら人は人生を歩んでいくわけで、いちいち針なんか飲まされてたんじゃ人類滅亡の危機ですわよ。
こういうことをやって自分たちの力が強いと感じているとしたら、本当にバカバカしいやつらなわけで・・・。

予告で羽鳥さんが歩をがしっと抱きしめてましたね〜。
あたしゃ、そのカットだけでまたしても羽鳥さんLOVEになってしまいましたわ♪
イジメはどんどんエスカレートするんだろうけど、羽鳥さん見たさで来週も見ちゃいそうです。

#4

あーーーーーー!見逃した!
最近、毎日慌しくて、土曜日に何か忘れた気がしたんだけど、これだったーーー!

ってなわけで、見逃したので書けません。<(_ _)>

一応、次回は見るつもり・・・。(忘れなければ)(^^ゞ

#5
脚本:根津理香
演出:加藤裕将

前回見逃したので、そのままリタイアという手もあったんだけど羽鳥さん(関めぐみ)ファンなので見てみました。(笑)

愛海(福田沙紀)に机を捨てられたから突き飛ばしたと歩(北乃きい)がいうと、戸田先生(瀬戸朝香)は「嘘はダメよ」と一言。
勇気を出して打ち明けたのに、こんな言われ方されたらショックだよね〜。

何を思ったか歩の母親・文子(真矢みき)が克己君(細田よしひこ)に歩の家庭教師を頼んでいたり・・・。
もう、母ちゃんったら何やってんだよ!ですわ。
娘の部屋に狼招きいれてどうすんの?だわさ。
適当な事を言って文子に外出させ、歩を襲い始める克己君。
ぎりぎりのところで歩の弟が帰ってきてセーフだったけど、歩の家に克己が通っているのは愛海にバレちゃって・・・。

そこからは悲惨ですなぁ。
トイレに連れ込まれるって一番恐ろしい事だと思うんだけど、まさにソレですわ。
集団でたった一人をトイレという限られた空間の中で取り囲んでは、歩に勝ち目はないでしょう。
水をかけられ、モップで頭を拭かれ、ぐるぐる巻きにされて蹴られて転がされて・・・。
辛い目に遭っても心配してくれる友だちがいるって事が歩の支えになるんだよね。
ほんと、羽鳥さんがいてくれて良かったよ〜。
「私はあんたのこと信用してるから。」って、その言葉がどれだけ有難いか・・・。(´Д⊂グスン

一匹狼の羽鳥さんだけでなく、薗田君(北条隆博)も立ち上がってくれたのが良かった。
再びトイレに連れて行かれそうになってる歩の手を引いて愛海たちから引き離し、「調子に乗るな!」ときっぱり言い切ったところは薗田君カッコよかったです。
薗田君が立ち上がったことで歩をかばう感じの生徒達が増えたのは良かったけど、様子を伺って立ち位置を決めてるような感じもして、「それでいいのかな?」って気もしちゃったわ。

少なくとも、羽鳥さん以外に薗田君も歩の味方についてくれたわけだし、クラスメイトたちも今までのようにクラス中が歩の敵ってことにはならないだろうけど・・・。
愛海のいじめは、よりエスカレートしそうよね。
危険な感じの兄ちゃんと関係を持って、自分を裏切った人たちを傷つけようとしてるみたいだし・・・。
克己君も血祭りに・・・って感じの予告でしたね。
歩も監禁されちゃうみたいだし、どんどん「犯罪」の域に達してきたような・・・。(^▽^;)

#6
脚本:根津理香
演出:加藤裕将

恐ろしい・・・。
愛海(福田沙紀)がやってる事が恐ろしい・・・。

自分を裏切った人間は許さないって、アキラ(山根和馬)を使ってやりたい放題。
克己君(細田よしひこ)、ボコボコにされてるし・・・。
それなのに、病院に運ばれた克己君を心配して駆けつけたふりしてるし・・・。
どこまでやれば気がすむんだろうか?

克己君は一度ボコボコにされただけでは終わらず、その時のダウンした様子を撮られて、それをネタにゆすられる。
写真一枚、100万だとさ!!
克己君、奪われたカメラにヤバイ写真は入ってなかったのね。
それがあったら、もっとひどい目に遭ってたんじゃなかろうか?

文子(真矢みき)を見てると、子供の成績しか見てないような親になっちゃいけないなぁと思わされますね。
母親の誕生日にケーキを焼こうとしてくれる優しさがあるだけで十分じゃないですか。
そのケーキ作りに失敗し、羽鳥さん(関めぐみ)からケーキをもらいに行く途中、っつーか、羽鳥さんの店の目の前で拉致されちゃった歩(北乃きい)。
もちろん、これも愛海の差し金なんだけど、アキラと愛海が繋がってるのを知ったヒロ(星井七瀬)が危なそう。((;゚Д゚)ガクガクブルブル

アキラたちは歩だけでなく羽鳥さんも拉致しようと計画してるみたいだし、歩がアキラによって拉致されたと知った薗田君(北条隆博)がどれだけ頑張ってくれるか・・・。
薗田君の腕にあるやけどの痕は、アキラにつけられたものらしいし、そうなると薗田君がアキラに怯えるのも無理はないし・・・。

しかし、こんなのが高校生の日常であっては困りますな。(^▽^;)
恐ろしくて学校にも行かせられないわ。(^^ゞ

#7
脚本:根津理香
演出:遠藤光貴

アキラ(山根和馬)たちに監禁された歩(北乃きい)を助けに来た羽鳥さん(関めぐみ)まで捕らえられて、さらにやって来た薗田君(北条隆博)までボコボコに・・・。
「1人じゃ何も出来ないくせに!」と、こんな不利な状況でもひるまない羽鳥さんがカッコよかったわ〜。
その言葉にカチンと来たアキラは火をつけて出て行っちゃったよ。

歩の両手がフリーになってて良かったわ。
火事場のナントカヂカラっていうのかしら?・・・何とか羽鳥さんも救い出して逃げるところで、アキラに馬乗りになって首を絞めてる薗田君を発見!
彼がやってる事を肯定するつもりはないけど、そうなってしまった気持ちはわからないでもない。
歩が制止したから、アキラも生き延びたようなもんだわね。

しかし、これだけの事が起きるまで母親の文子(真矢みき)が歩の変化に気付かなかったというのが何とも寂しい。
歩のことをいかに見ていなかったかを反省し、我が子にそれを詫びるというある意味感動的なシーンだったのかもしれないけど、素直に感動はできなかったわ。

監禁されていた時、アキラへの電話の着信表示に「マナミ」の文字を見た歩は、真正面から愛海(福田沙紀)を問い詰める。
当然しらばっくれる愛海。
それどころか、自分で窓ガラスに腕をつっこんで怪我したくせに、歩に突き飛ばされたと嘘をつき、アキラとの関係を疑い始めたヒロ(星井七瀬)を脅し、権力者の父親には歩と羽鳥さんにいじめられているとふき込んで・・・。
見ているだけでうんざりですわ。
何が楽しくてやってるんですかね?
克己君(細田よしひこ)も克己君だよ!
戸田先生(瀬戸朝香)に「歩に付きまとわれて困ってる」なんて言うんだもんなぁ。
「お前だろ?」って言ってやりたいわ!

過酷な状況だけど、少しずつ歩の味方が増えていくのはいいですね。
羽鳥さんに薗田君、そしてお母さんも歩の方を見てくれるようになったし・・・。
ドラマの内容はドロドロだけど、北乃きいちゃんの芯の強い感じと羽鳥さんのクールな美しさは好きだわ。

#8
脚本:根津理香
演出:谷村政樹

「私は何もやってない」と愛海(福田沙紀)の父・大治郎(小野武彦)の前ではっきり言い切った歩(北乃きい)。
そんな歩と羽鳥さん(関めぐみ)の頭を無理矢理下げさせる教師もどうなんだか・・・。
それでも負けずに「いじめられてんのは愛海じゃない!私なんだよ!」と反論する歩。
こういう勇気が必要なんだけど、一番難しいことなんだよね・・・自分がいじめられているのをカミングアウトすることって。
警察を呼べと怒鳴り散らす大治郎。
呼べ!呼べ!呼んだら、自分の娘がどんなに悪いヤツかはっきりするっちゅーの!
でも、ここで決着ついちゃったら話終わっちゃうもんね。

今回のヒロ(星井七瀬)は可哀想だった。
愛海にしてみれば歩が黙っていなくなったと思ったら、今度はヒロの口封じをきっちりやらなきゃってとこですかね?
トイレに閉じこもったヒロにドアの外から歩が必死に話しかけて・・・、歩も出て行くときに「じゃあ、行くね」とか声をかければよかったんだよね。
閉じこもってるヒロは歩が出て行ったとは知らず、外に向かって「マナが信じられない。知ってることを話す。」とドアを開けるんですよ。
すると、そこに立っているのは愛海! (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
恐いよね〜、ロックオン状態だもんなぁ。(゚ー゚;Aアセアセ

職員室は職員室でいじめと向き合おうとしている平岡先生(酒井美紀)が他の先生に無視されちゃってるし・・・。
自分たちがいじめをやってる教師が、生徒のいじめを止められるわけないじゃんね〜。

愛海から逃げられないと知ったヒロは、屋上から飛び降りた。
芝生の上だったため骨折のみで命はとりとめたけど、予告を見る限りではこれでも愛海のいじめは止まらないみたい。
でも、クラスの生徒たちや愛海の仲間の中でも、愛海に対する見方が変わってきているようだし、最終的には愛海が1人になっちゃうんじゃないかな?

歩はお母さん(真矢みき)にも学校でいじめられていると告げました。
実はここが一番難しいんじゃないかと思う。
自分の親に自分がいじめられているって事は一番言えないと思うんだよね。
「今、学校で闘ってるの」・・・そう娘に告げられた後の母親の対応も気になりますわ。

#9
脚本:根津理香
演出:加藤裕将

歩(北乃きい)、羽鳥さん(関めぐみ)、薗田君(北条隆博)の3人での夏休みの旅行。
一面のひまわり畑がきれいだったね〜。
「学校だけがすべてじゃない、一歩踏み出す勇気があれば、ステキな世界がある。」
ほんとだよ〜、学校だけがすべてじゃないのはわかってるんだけど、何故かその学校という場所に縛られてしまうんだよね・・・子供も親も・・・。
外にステキな世界があるというのを知るだけでも、きっとプラスになるよね。
学校という小さな世界だけがすべてじゃないってことを知ることができただけでも、歩にとってはいい旅だったんじゃないかしら?

それに比べて、めちゃめちゃ楽しくなさそうな旅を送ったのが愛海(福田沙紀)たち。(笑)
まず、出発時点で美紗(中村静香)が参加しなかったことで不機嫌になっちゃった愛海お嬢様。
みどり(末永遥)は必死にご機嫌取りしてるんだけど、そんな中で里絵(夏目鈴)は完璧にターゲットにされちゃったよね。
っつーか、必ず誰かをいじめてないと気がすまないのか?>愛海
里絵ったら荷物持ちにさせられて、ジュースとかアイスとか買いに走らされてるし・・・。
あんな別荘地、どこまで行ったら買い物できるんでしょう?(^▽^;)
こうやって愛海グループの中に亀裂が走り始めるってわけだ。
美紗は転校まで決めちゃうし、里絵も愛海を信じられなくなってるし、もうみどりしかいない感じだけどそれもいつまで続く事やら・・・。

そんな愛海、まだヒロ(星井七瀬)のことを諦めてなかったのね。
平岡先生(酒井美紀)が独自にいじめの調査を行う中で、このままではマズイと思ったのかどうかは知らないけど、やっと歩に心を開きかけたヒロに再度接触。
自殺まで図ったんだよ!普通に考えて原因は自分にあると愛海だってわかってるはずでしょ?
なのに何も罪悪感とか感じないのかね〜?
それだけ傷つけた相手なのに、さらに追い打ちかけにいっちゃってるよ。(´ヘ`;)

新学期で始まり、車椅子で現れたヒロ。
集会でみんなの前に立ち、何を言うのかと思ったら「私は椎葉さんをいじめてました。」だとさ。
言わされてるよ〜、愛海に・・・。
ひどい話だわ〜。
っつーか、集会をする時に先生たちが体育館を完全にシャットアウト状態にするじゃない?
まず、あれがこの学校の体制を物語ってるよね。
ダメだ、こりゃ・・・。

#10
脚本:根津理香
演出:加藤裕将

すべてがとんでもない!
ヒロ(星井七瀬)に「愛海(福田沙紀)たちを脅して歩(北乃きい)をいじめさせた」とみんなの前で発表させて・・・。
愛海ったら人を自殺するほどまで追い込んだくせに、何も反省してないどころか、まだ脅すところが恐ろしい。
そんなヒロは謹慎処分、そしてたった一人でいじめについて聞き取り調査を行っていた平岡先生(酒井美紀)も学校を追われるハメに・・・。
何だか根本的に間違ってますよね。

文子(真矢みき)は思い切って佐古(勝村政信)に会いに行き、すべてを話し娘の写真とデータを返してとつめ寄るんだけど、あの佐古だもん・・・簡単に認めるわけないし・・・。
克己君(細田よしひこ)の部屋を家探しして変な写真を見つけ出し、息子をボコボコにしめあげたとしても、文子の前では知らん振り。
お金の包みを渡して、「どうせ、これが目当てだったんだろう?」ってな言い草。
悪いところを全く認めず、そんなやり方で解決できると思ってるのがいかんよね?

一方で、ボコボコにされた克己君は戸田先生(瀬戸朝香)に会って抱きしめられてたんですが、それを愛海が写真に撮って、今度は戸田先生まで脅すんですわ。
恐ろしい。
その前には平岡先生に殴られて殴り返してたし、今度は戸田先生脅して歩にカンニングの疑惑を持たせてるし、パパが権力者ってだけでそこまで出来る自信って何なんですかね?

ところが、次第にクラスのみんなも誰がいじめの首謀者なのかわかってきた様子で、男子生徒が「椎葉がカンニングなんてするか?」と言ったのを皮切りに、どんどん生徒達が歩をかばい愛海を責め出して・・・。
教室から逃げ出した愛海をクラス中の生徒達が追い掛け回すのは、それはそれで恐ろしかった。
で、愛海を取り囲んでの「土下座コール」。
対象が変わっただけで、いじめは続いてるという構図ですなぁ。
ここで歩がどういう態度を取るかですよね?

しかし、こんな面倒くさい学校、私だったら行ってられませんわ。(^▽^;)

最終回
脚本:根津理香
演出:谷村政樹

あれだけの生徒に囲まれて土下座コールを受けてもひるまない愛海(福田沙紀)って、ある意味すごいと思う。(^▽^;)
父親が権力者だという強みだけで、あれだけ強くなれるもんだろうか?

そうやって強い態度を崩さない愛海だったけど、クラスのいじめの鉾先は完璧に愛海に絞られてしまったね。
たった一人、愛海をかばってくれていたみどり(末永遥)の事を馬鹿扱いしたのを本人に聞かれちゃってからは、完璧に孤立。
裏切られたという想いから、愛海をいじめる側に回ったみどりのすさまじさも恐ろしかった。
一瞬にしていじめる側といじめられる側の立場が入れ替わる・・・だけど、いじめそのものは決してなくならない・・・そんな印象だったなぁ。

愛海に脅されていた戸田先生(瀬戸朝香)もカンニングは自分が仕組んだ事だと認め、歩(北乃きい)に頭を下げた。
まぁ、生徒に脅される先生ってーのが何とも情けないわけですが、先生だろうがおもちゃだと言い切ってしまえる愛海にも相当問題はありますね。

最終回の克己君(細田よしひこ)は相当イッちゃってましたなぁ。(^▽^;)
佐古パパ(勝村政信)を刺した後に逃げ回ったかと思えば、戸田先生に「本気で好きだと思った?」と本性を見せ、学校にゾンビのように現れては愛海を刺そうとして薗田君(北条隆博)に止められたり・・・。
うーん、彼の場合は親が相当追い詰めちゃったわけだから、ちゃんとこの先の人生を1人で歩んでいけるようにサポートしてあげてほしいけど、あの親が変わらないのであれば他人に託した方が懸命かもしれないし・・・。

結局は愛海に対するいじめは続いたまま・・・。
まるで、いつかの歩のように机や教科書を捨てられる愛海。
そこへやって来た歩や羽鳥さん(関めぐみ)、薗田君が机を起こし、教科書を拾ってくれる。
愛海のことを許したわけじゃないけど、それよりもいじめ自体が許せないという歩。
愛海もいつかそんな気持ちを持ってくれればいいんだけどね〜。
自分は関係ないよって感じで、その時の雰囲気であっちについたりこっちについたりしている輩が実は一番厄介なのかもしれない。
まぁ、見ていてあまり気分のいいドラマではありませんでしたが、北乃きいちゃんの魅力で見続けておりました。
最後もスカッとしたわけじゃないけど、歩がいじめに負けなかった事と、そこには友達がいたって事は救いなのかもしれませんね。

 

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