喰いタン2

原作:寺沢大介 「喰いタン
P:次屋尚・山本由緒
主題歌:トリオ・ザ・シャキーン 「愛しのナポリタン (初回限定盤)(DVD付)
TVサントラ:「喰いタン2」オリジナル・サウンドトラック

第1シリーズのレビューはこちら

Menu.1
「秘伝のラーメンを
食いつくす!」
脚本:伴一彦
演出:中島悟

世界を周っていた喰いタンこと高野(東山紀之)が日本に帰ってきた。
ホームズエージェンシーを訪ねてみると、事務所が閉鎖されていて・・・ってなところから始まった「喰いタン2」。
初回は「ラーメンあかつき」の店長が殺され、秘伝のタレの容器が消えていたという事件を喰いタンが調べていくわけだ。

私、こうやってドラマを見ては文章を書くという事をやってるわけで、毎回メモ片手にドラマを見てるんですが・・・今回、見終わっても何も書いてないことに気付いてしまいました。
面白くなかったわけじゃないんですが、このドラマってあーだこーだと感想が出てくるような作品じゃなくて、「あ〜、今週も面白かった!」でOKな気がするんだよね。(^^ゞ

一君(須賀健太)が成長したなぁ・・・ってーのと、桃ちゃん(京野ことみ)の「い〜が〜ら〜し~っ!」がパワーアップしてるのと、変わらないヒガシと・・・。(笑)
一番印象に残ったのは、エンディングで主題歌「愛しのナポリタン」を歌うトリオ・ザ・シャキーンですかね。(笑)
須賀健太君のダンスが可愛かったわ♪

ラーメンあかつきの店長殺害事件に関しては、賞味期限の切れたとんこつを納入されていた事に気付いた店長が殺されたらしいっす。
で、ホームズエージェンシーが閉鎖されていた原因は涼介(森田剛)と京子(市川実日子)のケンカだったらしい。
しかも、それって京子ちゃんが「これは特別だから飲まないで」って言ってたお茶を、涼介がお客さんに出しちゃったからケンカになったみたいだし・・・。

コンクリートに糖分が入ると固まらないって事だけ勉強になりました。
コンクリートを扱う方々は、近くでジュースなんか飲めませんね。
そんなこと、どうでもいいっすか?(^▽^;)

とりあえずホームズエージェンシー復活って事で、来週からの事件解決に期待します。

Menu.2
「人質なのにスパゲティを
食べまくる!」
脚本:伴一彦
演出:中島悟

ホームズエージェンシーに包丁を持った男(近藤公園)が現れ、高野(東山紀之)、京子(市川実日子)、涼介(森田剛)を人質に立てこもった。
イタリアンレストランのシェフが殺された事件の犯人かと思ったら、男は否定。
そのレストランでボロネーゼを食べた後、厨房の中のシェフに挨拶しようとして倒れているシェフを発見!
シェフの背中に突き刺さった包丁を抜いたところで、裏口からやってきた業者に顔を見られ逃げてしまったらしい。
刑務所を出所したばかりで、服役中に生まれた子供に会いたくて3時にある場所へ行きたいと焦る男。
事件解決の鍵がボロネーゼの味にあると考えた高野は、そんな状況下でも呑気にボロネーゼを作って食べようと言い出す。

鍵はパスタを茹でる水にありましたね。
硬水で茹でると含まれたミネラル分のおかげで、なんとかかんとかで(記憶があやふや)、歯ざわりがよくなるんだとか・・・。
真犯人はお客として入ってきた男に怪しまれないために、シェフのふりをしてボロネーゼを作って出したけど、茹でる水を間違ったから味がいつもとは違ったってわけか。

ま、時効警察よりは事件の方の話もある程度ちゃんと繋がってますわね。(笑)

男・通称パスタさんは、奥さんとやり直せるなら黄色いハンカチを・・・という映画で見たような約束の確認に行ったわけだ!
家では奥さんが当たり前のように「あ〜ら、おかえり!」と子供を抱っこして出迎えてくれて拍子抜け。(^▽^;)
黄色いハンカチならぬ青いハンカチがつるされていたのは、「去年買い過ぎたから」だって!(笑)
ハンカチ王子、ドラマのネタにも登場ですね。

その後、真犯人も見つかって一件落着!
それにしてもパスタさんが警察に囲まれたホームズエージェンシーを脱出する際に使った、涼介マスクは微妙に似てて恐ろしかったわ。(´ヘ`;)

Menu.3
「プヨプヨちょっとカタ〜いを
食い荒らす!」
脚本:伴一彦
演出:中島悟

高野(東山紀之)が連れて来たシケタという外国人は、「プヨプヨでちょっとカタ〜い料理」を探しているらしい。
で、どうやら豚の角煮じゃないかって事になるんだけど、試食をしてもらうとどうもいまひとつな反応。

そんな中、シケタさんを探してやって来たのがエルミナ王国の領事館員レイモンド。
なんと、シケタさんは王国の王子で、命を狙われているとか・・・。
そんなこんなで、王子と高野たちが襲われたり、湯葉で出来た「もどき料理」の角煮に行き着いたりするわけですが・・・。
あ!結局、王子を襲っていた黒幕はレイモンドだったわね。
でも、まぁ、それはそれでいいのよ。(笑)

王子は角煮そのものより、それを作ってくれた日本人の母親を捜すために日本に来ていたってことがわかる。
何だかね〜、そこからの母と息子のお話が泣けちゃったなぁ。
やっとたどり着いたお母さん(あめくみちこ)に「エルミナ王国へ帰りなさい」と言われてしまう王子。
「あなたを生んだけど、母じゃない!」ときっぱり言い切ってしまうのも、これから王国を背負っていかなくてはならない息子を考えての事なんでしょう。
このシケタさんの演技がなかなか良かったわ〜。
何だかせつなくなっちゃったもん!

「シケタ」というのは、日本名「健(たけし)」を逆さまに読んだものだったのね。
ホームズエージェンシーで食べた母の味「湯葉の角煮」。
ただ「ごちそうさま」を言うためだけに、お母さんのお店を訪ねた王子の表情には、もう何の迷いも寂しさもなかったですね。
あの「ごちそうさま」にはぐっときちゃった。
王子の車を追いかけていくお母さんの背中にもね・・・。

なかなか感動的なお話で良かったです。

Menu.4
「お弁当に込もった愛まで
食いつくす!」
脚本;伴一彦
演出:長沼誠

殺人現場に残されたお弁当、美味しかったけどマズかったひじき。
そんな事に注目した高野(東山紀之)が、この事件の謎を紐解いていく。

容疑者・辻谷(尾美としのり)を追い詰めたのに威嚇射撃が出来ず、捜査を外された五十嵐(佐野史郎)。
黎ちゃん(小池里奈)に月一回のデートをすっぽかされた五十嵐が、子供想いの辻谷に発砲できなかったあたりなんかは良かったなぁ。

今回のメニューはお弁当・・・というより、お弁当の中のひじきだったんだけど、凍らせていたひじきが解凍し立てで水っぽかったからマズかったとか、そのあたりは特に「へ〜」と思うこともなかったけど・・・。(^^ゞ

子供を思う親の気持ちみたいなのがよかったかな。
辻谷だって、友人の連帯保証人になっちゃってその借金をチャラにしてやるから、社長を殺せと命令され、断ったら現場に行けと言われ、その通りにすると死体があった・・・ってなわけで。
真犯人に死ねば家族の面倒は見てやると言われて、つい言う通りにしようとしたんだよね。
家族を守るために・・・。
喰いタンの言う通り、そんなヤツが言った事を守るわけないんだけどさ・・・。(´ヘ`;)

取調室で辻谷さんが奥さんのお弁当を、そして五十嵐には高野が届けてくれた黎ちゃん特性弁当が・・・。
愛情のこもったお弁当を涙して食べる五十嵐に、ちょっと(TωT)ウルウルしてしまった。
そして、空っぽで帰ってくるお弁当箱に喜ぶ黎ちゃんも・・・。
こうやって見ると、お弁当って作る側と食べる側の愛情のやり取りみたいだね〜。
このドラマ、最後は何となくいいんだよな。(笑)

Menu.5
「隣の晩ごはん!
カレーライスを食べまくる!」
脚本:伴一彦
演出:位部将人

署長(伊東四朗)の頼みで、まともに食事も取らず点滴をうちながら働いている桃ちゃん(京野ことみ)に有休を取らせるため、ホームズエージェンシーに預かる事になった高野(東山紀之)。

でも、仕事人間の桃ちゃんは捜査中の連続放火事件が気になって仕方ない。
警察手帳を署長に預かられた身なのに、捜査を続ける桃ちゃんに協力するホームズエージェンシー。

放火されたのは、一軒を除いて晩ごはんがカレーだった家ばかり。
カレーじゃなかった小川さんの家には、カレーの香りのするカレープラントという植物が・・・。
現場近くに住む金田一(須賀健太)の同級生・えんどう豆こと遠藤紗弥(小池彩夢)の存在。
まぁ、このえんどう豆ちゃんがとっても怪しく見えるわけで、私も桃ちゃん同様疑ってたよ。(^▽^;)
単身赴任の父親、母親も仕事が忙しく留守がち、ひねくれた態度のえんどう豆ちゃん。
そして、周辺で起きる連続放火事件でしょ?
あらら〜、えんどう豆ちゃんったら、いくらむしゃくしゃするからってダメでしょ!なーんて思ってたら、犯人は突然どこからともなくやって来たセールスマンだったわよ。(笑)

犯人をおびき出すために、家族のふりをして一軒家でカレーを作る高野たち。
桃ちゃんがお母さん役って事で、買い物から始まるんだけど・・・桃ちゃん、お料理経験ないらしくカレーを作るための買い物なのに、かごに入れる材料が大根とかネギとか微妙。(゚ー゚;Aアセアセ
で、金田一君が「どんなカレー作るんですか?」と質問すると、「わからん!出たとこ勝負だ!」と桃ちゃん。(爆)
笑っちゃったよ〜、出たとこ勝負のカレーってどんなんだよ!
危なっかしい手つきで桃ちゃんが初めて作ったカレー。
高野に「一言どうぞ」と言われ、「食え!」ってーのも桃ちゃんらしくて可笑しかったわ。

犯人は幸せな一家団欒を憎むひねくれた男だったね。
一家団欒の象徴がカレーって事で、カレーが晩ごはんの家をターゲットにしてたらしい。
えんどう豆に「疑って悪かったな」」と桃ちゃんが言った時は、私も心の中で謝ったよ〜。<(_ _)>
みんなでワイワイご飯を食べると楽しいし美味しい・・・。
桃ちゃんもこれでちゃんとご飯を食べるようになるでしょう。
点滴よりご飯だよ・・・桃ちゃん。

Menu.6
「来たで〜大阪!
たこ焼きで食いだおれ!」
脚本:伴一彦
演出:長沼誠

関西と関東の食の違い・・・ほとんど知ってることではありましたが、なかなか興味深かったです。
そして関東人を嫌う関西人という構図も・・・。(笑)
逆のパターンもアリなんだけどね。(^▽^;)

大阪からやって来た園田くらら(山田スミ子)というおばちゃんの依頼は、亀山(松岡龍平)というサラリーマンの素行調査。
くららの娘・愛佳(馬渕英俚可)の恋人である亀山・・・この二人を別れさせたいらしいんだけど、その理由が「亀山が関東人」だからって、そりゃヒドイ!
自分の夫も関東人で、その上早くに亡くなって幼い愛佳を抱えて苦労してきたくららは、娘には同じ人生を歩ませたくなくて、相手が関東人だというだけで反対してるんだとか。

食事の面で、関東と関西がどれだけ違うかって事を高野(東山紀之)がくららに説明する形で見せてくれたけど、ぜんざいとお汁粉はいまだにどっちがどっちがわからなくなるんだわ。(^^ゞ

亀山が社長殺害の容疑で逮捕されそうになるんだけど、それは社長のダイイングメッセージが「カメヤマ」だったから。
んで、その頃大阪に出張していた亀山に美味しいたこ焼きを食べたと聞いたという愛佳の話から、高野は大阪に飛びたこ焼きを食べまくるわけよ。
いやぁ、私もたこ焼きは大好きだけど、さすがにあんなにたこ焼きばっかは食べれないわ。(笑)
でも、ちょっと羨ましかったなぁ。
ソースの香りを想像するだけで、何だかお腹がすいちゃったよ。テヘヘッ(*゚ー゚)>

んで、亀山さんのいう「懐かしい感じのするたこ焼き」というのは、そばつゆ入りのたこ焼きだったんだとさ。
へ〜、うまいんやろか?

相変わらず事件の捜査に関しては、結構強引な幕引き。
「カメヤマ」というダイイングメッセージは、甘味カフェの従業員が犯人であることを示していた。
殺された社長が関西出身だったから、ぜんざいの事を「亀山」と呼んだって事らしい。
そういえば、関西に住んでた頃「亀山」って聞いたような気がするなぁ。(遠い記憶)

なんだかんだで、最後はホロリとさせるのがこのドラマ。
夫婦善哉をカップルで食べると幸せになれるとか何とか言いつつ、くららさんが「お父ちゃんといっぺん来とけば良かったなぁ」と言うところでは、ちょっとしんみりしたりして・・・。
ま、いつも通りな感じなんだけど、楽しかったです。
京子ちゃん(市川実日子)もフランスから戻ってきたし、高野の胃も安泰ですな。(笑)

Menu.7
「謎が解けない!?
オムライスは涙の味・・・」
脚本;伴一彦
演出:中島悟

宝石強盗の犯人たちに監禁されていたタクシードライバーの上原さん(瀬戸陽一朗)が解放された。
監禁されている間に犯人に与えられた食事がつみれ鍋。
そのつみれ鍋から犯人のアジトを探し出そうとする高野(東山紀之)。
しかし、探し当てたと思ったつみれ鍋を上原さんに食べてもらうと、「これではない」と・・・。
喰いタンが間違った?

しかし京子ちゃんが作ったオムライスを食べた上原さんの息子・進君(松田昴大)の「苦い」という反応で、高野は進が味覚障害である事に気付き、上原さんもそうではないかと考えるわけよ。

なるほど、味覚障害があったから、2年前に料理人だった上原さんは店を閉めたのね。
しかし、親子揃って味覚障害だったなんて、相当栄養偏ってたんだろうか?

宝石強盗の片棒を担がされていた上原さんは、高野に連れて行かれて陸上の記録会で足が遅くても必死に頑張る進君を見る。
努力する息子の姿を見て、このままでいいわけがないと思い直し、宝石強盗の情報を警察に伝え犯人逮捕に協力したってわけね。

うーん、今回はいつものようにラストでぐっと来る感じはなかったかなぁ?
高野もいつものスーツ姿の方が好きだったし・・・。
あの筋肉ヒクヒク!がどうも苦手なんですわ。(^^ゞ

Menu.8
「恋の味!?女子大ランチを
食いつくす!!」
脚本:伴一彦
演出:位部将人

女子大の学生が醤油を浴びせかけられるという奇妙な事件を捜査する高野(東山紀之)。
女子大の学食で被害者の一人・和美(前田亜季)に会った高野は、被害者が月曜の夜に狙われた事を知る。
そして学食で1日限定20食という限定のローカロリーランチ(裏ランチ)。
この裏ランチを任されているのが和美の通う料理学校のスタッフ・湯浅(石川伸一郎)。
いやぁ、あたくし湯浅さんを疑ってましたわよ・・・途中まで。(^▽^;)
だって、あまりにも怪しい雰囲気じゃありませんでした?
ごめんなさい・・・湯浅さん。<(_ _)>

裏ランチのカロリーに「311」を足した数が被害者の学籍番号になっている事をつき止めた高野。
・・・って、これつきとめるのって凄くない?
しかも、その「311」は何の数字やねん!ってところで、学食で売ってるオレンジデニッシュのカロリーだったりするんだもんなぁ。
で、オレンジデニッシュと犯人にどんな関係が?と思ったら、単に犯人のお気に入りのデニッシュだったってだけでしょ?
最初にフラれた女性の誕生日でもあったらしいけど、だからってカロリーに「311」足して学籍番号になるのも、かなりの偶然だと思うんだけどね。(^^ゞ

犯人は事務局の男でした。
しかし、和美の親友・奈緒子(平愛梨)が襲われたのは、事務局の男の犯行ではない!
なんと襲ったのは和美。
好意を持っている湯浅が奈緒子と一緒にいたと知って、一連の事件に便乗して奈緒子を襲ったってわけね。
ところが奈緒子が湯浅と会っていたのは、和美の事が気になっている湯浅の相談に乗るためだった。
なーんだ、相思相愛だったんじゃん!
そんなんで和美に醤油をかけられたわけでしょ?
洋服だってダメになっちゃったかもしれないし、これで親友が仲直り・・・なんて事にはならなさそうなんだけどね。

来週は時代劇風・・・。
悪代官とか出てくるみたいだし、ちょっと楽しそう♪

Menu.9
「特別篇!!
江戸時代で食べまくる」
脚本:伴一彦
演出:長沼誠

イジメを見て見ぬふりをして、黎(小池里奈)に「意気地なし」と言われてしまった金田一(須賀健太)。
みんなが金田一に優しくしてくれても、それを受け入れられない。
高野(東山紀之)のアドバイスも、涼介(森田剛)のミサンガも、京子ちゃん(市川実日子)のお茶漬けも・・・。

そんな金田一が江戸時代にハレルヤ・チャンス!(ドラマが違うし・・・(^▽^;))
タイムスリップした金田一が、高野にそっくりなねずみ小僧の次郎吉や涼介そっくりな涼ノ介さん、京子ちゃんそっくりなお京さんと交流し、米の大切さを学び、ひとつのおにぎりを感謝して食べられるようになるまで・・・。

その当時の人々は、せっかく育てたお米を年貢でとり上げられ、自分たちの口には入らず、食べるものといえば稗や粟。
現代っ子の金田一には稗と粟の食事は喉も通らず、そんな自分のためにお京さんたちが用意してくれたおにぎりを前に、金田一は心からありがたいと思うことが出来たんだろうな。

飽食の時代、日本人には欠かせないお米にポイントを置いたいい話でした。

正しいと思ったことをやることを次郎吉から学んだ金田一。
現代に戻ってきたら、金田一も勇気を出していじめられっ子を助けてましたね。
そして、京子ちゃんのお茶漬けも感謝して食べることが出来た。
基本といえば基本なんだけど、大人でもなかなか守れてなかったりするのかもね。

江戸時代の次郎吉さんは、涼やかな目元が素敵でよかったです。
涼ノ介さんは、とりあえず自分の姿に慣れないって感じで時折へんな照れ笑いが出ちゃってたような・・・。(笑)
最初は何で時代劇?と思ったけど、金田一は過去に行って学ぶ事があったわけで、なかなか意味のあるタイムスリップができてよかったですね。

Menu.10
「危機一髪!
最後のシャキーン!!前編」
脚本:伴一彦
演出:中島悟

オーナー(伊東四朗)からの依頼で玉田組の豪邸からダビンチが妻に贈った指輪を持ち出す高野(東山紀之)と涼介(森田剛)。
なかなかの防犯システムを潜り抜け、やっと持ち出した指輪はレプリカ。
しかも、玉田家に侵入したその晩に玉田組会長・繁雄(久保晶)が殺されたとの事で、捜査が始まるわけよ。
防犯カメラにうっかり後姿で映っちゃった高野、そしてこれまたうっかり展示してあった花瓶に指紋を残しちゃうという失態。
うーん、高野らしくないですなぁ。

こんな失態もあり〜の・・・で、当然高野は疑われてしまうわけです。
「強盗殺害容疑で逮捕する!」と現れた桃ちゃん(京野ことみ)に手錠をかけられ・・・ってところで、後編へ続く。

一方で、本物の指輪は玉田組組長の息子と川口組組長の娘の結婚式で使われるって事で、その指輪を手に入れるため京子ちゃんが新婦と入れ替わるという重大なミッションを与えられちゃったり、ラストだけにみんな働く働く・・・。(笑)
京子ちゃんは秘密でこのミッションを遂行しようとするんだけど、金田一(須賀健太)からチラッと話を聞いた涼介が「こりゃ大変!」って事で結婚式に乱入しちゃって・・・。
指輪の交換直前で、花嫁・京子ちゃんを連れ出しちゃったわけですね。
あ〜ぁ、台無し・・・。
でも、連れ出された京子ちゃんも何だかちょっと嬉しそうだったし、涼介君も「やった!」って感じでちょっと可愛かったな。

これが後編でどうなるかですね〜。
金田一が泣いてたし、高野はまたどこかへ行ってしまうみたいなんですが、このパターンなら何度でも続きが作れそう。(笑)

最後の晩餐
「愛しのナポリタンよ永遠に・・・」
脚本:伴一彦
演出:中島悟

玉田組会長(久保晶)殺しの容疑者として捕まった高野(東山紀之)。
殺人については、みんなで協力して容疑を晴らしてほしいとオーナー(伊東四朗)。
で、玉田組と川口組の手打ちを進めたかった人物が会長を殺したというところに行き着き、玉田組組長にターゲットが絞られる。
逮捕されていた高野は桃ちゃん(京野ことみ)に玉田家のメイドの料理を味見したいと頼み、その料理を食べられることに・・・。
高血圧の会長に塩分の高い食事・・・で、こちらも組長だなって事で、ここからはみんなで銃やら刀やらで戦うわけですわ。
この件は意外とあっさり解決しちゃって、残りの時間は何?と思ったら、ここからは喰いタンと金田一(須賀健太)のお話でしたね。

玉田組の一件では、完璧に仲間に入れてもらえなかった金田一。
オーナーから高野宛の手紙を、実はこっそり読んじゃってたのね。
で、高野が次のミッションで呼ばれたことを知り、別れたくないという気持ちからダビンチに指輪を持ち出し、「怪盗X」の名前で挑戦状をたたき付けた。
「ひとつの料理で五味五色なものを持って来い」というもの。

何だかね〜、喰いタンはすべてお見通しなんですよ。
金田一が手紙を読んじゃったことも、怪盗Xが誰なのかも・・・そして何のためにそんな事をしたのかも・・・。
それでも金田一の気持ちを思って、一緒に五味五色の料理を調べたりして・・・。
いやぁ、ちょっと泣けました。
できるだけ金田一との時間を作って、無理なくわかってもらおうとする高野の姿勢。
こういうのって親にも大切なんですよね。
何だか勉強になっちゃったなぁ・・・。

金田一君が返した指輪は偽物で、そういう偽物を世の中から消してほしいというのがオーナーの依頼だったって事で、指輪は海の中へ投げられてしまいました。
「いただきます」「ごちそうさま」「ありがとう」そしてもうひとつ言えなきゃいけない言葉は「さようなら」。
別れをきちんと受け止めて、成長しなきゃいけないんですな。(涙)

最後の晩餐は高野が作るナポリタン。
ナポリタンが横浜で生まれたメニューだとは知らなかったよ。
五味五色がほとんど盛り込まれたナポリタンにひとつ足りない「しょっぱい味」は、金田一が流した涙ですべて揃っちゃいました。
シャキーンのお箸は金田一に、喰いタンジャージは涼介(森田剛)に渡されて、高野はホームズエージェンシーを去って行った。
また帰って来れば、いくらでも続きはできそうなこのドラマ。
気楽に見られるわりに、なるほどと頷く場面も多いので、気が向いたらまたやってほしいな。

 

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