帰ってきた時効警察

P:横地郁英
TVサントラ:帰ってきた時効警察 オリジナル・サウンドトラック+三木聡×坂口修作品集
オフィシャル本:帰ってきた時効警察オフィシャル本

第一話
「嘘は真実を食べる怪物と
言っても過言では無いのだ!」
脚本:三木聡
演出:三木聡

なんとな〜く可笑しい、なんとな〜く面白い!
もう、それだけでいいじゃないか!と言いたくなってしまう。(笑)

あれから1年・・・な〜んにも変わってないのがいいですね。
最初は警察を辞めた三日月さん(麻生久美子)が小料理屋をやってて、そこに銃弾をうけたきり山(オダギリジョー)が「かくまってくれ!」とやって来て・・・で、「ほほぉ、そんな事になってるのか」と思ったら、単なる三日月さんの妄想だし・・・。(笑)
霧山は捜査するお金がなくて、時効の事件を捜査するという趣味を封印していたようですが、競馬でちょっとした間違いから家賃5万円をつっこんだのが幸いして大当たり!
捜査費用を手に入れた霧山の趣味が復活したって始まり方。

で、「祝 復活」の最初の時効事件は代議士殺人事件。
代議士・福原健一(あべかつのり)の撲殺事件なんだけど、「鈍器で殴られ・・・」ってところで「ドンキホーテ」の置物が映るわけよ!
あーた、ドンキな鈍器なんてくだらなすぎ!(爆)
そのくだらなさが好き、好き、大好き♪

容疑者として浮かび上がったのは福原と対立する政党議員の秘書だった剣道(温水洋一)。
ところが、福原の時計が10分進んでいたことを突き止めたキャスター・榎田(麻木久仁子)が剣道にかけられた冤罪(三日月さんに書かせれば「猿罪」)を晴らし、剣道はアリバイが証明され榎田は出世した。
霧山が剣道に会いに行っても話が聞けなくて困ってたら、又来(ふせえり)が剣道の同級生だって言うじゃないのさ!
どんなところで繋がってんだよ!(爆)
で、又来同行で剣道に話を聞く事に成功したんだけど、だらしなくのびきったランニングの脇から出た乳首を「睨んでる」だの何だのって可笑しすぎ!

あーだこーだあって(こういう説明しかできない)、結局犯人は榎田さん。
当時、福原と不倫関係にあった榎田が彼を殺したところに、本当は福原のスパイだった剣道がやって来て死体を目撃。
パニックに陥った剣道がご飯を食べたり、ピアノを弾いたりしてるのにも大笑い!
ありえないけど、もうそれでいいよ!って思っちゃう。(笑)
福原の時計が進んでいたのは、時間にうるさい榎田に会うときだけだった。
時計が進んでいるのを知っていたのは、榎田だけ。
だからこそ、剣道の冤罪を晴らす事ができたってわけか。
犯人だからこそ知っている事実・・・そこに目をつけた霧山は、事件の日の現場の写真に榎田が写っていると合成写真を見せてカマをかけた。
そこに写った自分の洋服が仕事用の服だから違うと言い切ったのが榎田のミス!
不倫相手と会う時には仕事用の服は着なかったなんて、本人しかわからないものね。

相変わらず書きにくい作品だけど、ゆるい面白さは変わらず・・・で嬉しかった。
十文字さん(豊原功補)もパワーアップしてて楽しいわ♪

個人的には鑑識課の諸沢(光石研)に霧山が合成写真代2500円を払おうとして10500円出した事を「堂々としてない」と言われたのが気になっちゃったよ〜。
あれって、堂々としてない行為なの〜?
おつりに8000円もらおうとしたらダメなのかぁ?
7500円なら堂々としてるのかぁ?
誰か「堂々としたおつりのもらい方」の基準を教えてくれ〜。(爆)

第二話
「好きな理由よりも嫌いな理由の方がハッキリしてると言っても過言では無いのだ!」
脚本:三木聡
演出:三木聡

もう、どんな事件だったかなんてどうでもよくなるなぁ。(笑)

元刑事の鬼(志賀勝)のところへ向かった霧山(オダギリジョー)と三日月(麻生久美子)に、怖い顔で「カモミールでええか?」と訊ねる鬼さん。(笑)
「どや?意外とうまくないやろ?」ってーのもウケちゃったわ。(爆)

触れられたくない事を聞かれると酸性の汗をかくという霧山の説明に「ふ〜ん」と感心し、「あんまりとぼけてると死んでからカバになるぞ!」という十文字さん(豊原功補)のわけのわからん説明に「そりゃ、ないやろ?」とつっこんでみたり・・・。

一番ウケたのは霧山の高校時代の同級生でナターシャと名乗るオカマのノブユキ(堀部圭亮)かも。
ナターシャという名前の由来が「納豆足」から来てるってイヤじゃない?(笑)
「納豆足」→「なったーあし」→「ナターシャ」みたいな・・・。
しかも、高校時代から霧山に惚れてたなんて笑える。

本筋の時効の事件の方は、どうでもいいっす!(^▽^;)
銀粉蝶さんのおっさんメイクが面白かった!
もう、それでいいっす!(爆)

第三話
「えっ!?真犯人は霧山くん!?」
脚本:園子温
演出:園子温

「沈みがち人形殺人事件」という時効事件を調べる霧山(オダギリジョー)。
尾沢ミツコ(杉本彩)と清原みつよ(満島ひかり)という二人の売れない漫画家が作り出した「沈みがち人形」が大ヒット!
一気に金持ちになった二人が著作権問題でもめる中、みつよが階段から落ちて死んだ。
階段に置かれたタコ、表裏逆さまの服、うっすら開かれたドアにあった「明日の午前中には」というメモが刺さったバラの鉢植え、みつよが握っていた卵の殻には「私の」という文字。
それぞれに意味があると思って捜査したものの、結局犯人に繋がる物証が得られず時効に・・・。
それもそのはず、この件は単に事故だったんだもんね。
意味がありそうだけど、実は何の意味も無い。

それにヒントを得たミツコが起こしたのが二年前の「バタンキューすべて逆さま殺人事件」。
バタンキュー人形を生み出したアシスタント・小百合(早川実緒)を、ミツコが殺し「沈みがち人形殺人事件」のように意味不明な物証を残し、あえて時効を狙ったってわけね。

しかし、「ちんちんだもんで」のダイイングメッセージには笑った。
名古屋の方だと、すぐにピンと来たのかしら?
「ちんちん」が「熱い」で、「だもんで」が「だから」・・・、つまり「熱いから」ってことで意味なく置いたヤカンに意味を持たせようとしたんだろうけど、やっぱいきなり「ちんちんだもんで」って文字を見ちゃったら驚くやら、恥ずかしいやらでどうしていいかわからないわ。(笑)

今回は時効事件を捜査する霧山を、トップシークレットの内偵員が調査対象にしているのがいつもの雰囲気とは違ってたけど、時効の事件に関しては「誰にも言いません」カードで流せる霧山でも、時効前の「バタンキュー」事件に関してはトップシークレットに連絡して逮捕させるわけで・・・。
一応、警察らしいところも見せたって事かな?(^▽^;)

杉本彩はどんな役をやっても、あの喋り方になっちゃうのね〜。
彼女がノレばノルほど、あの喋り方が強調されてしまうみたいで、それが何とかならんかなぁ・・・って思っちゃったわ。

第四話
「催眠術は推理小説には
タブーだと言っても
過言ではないのに・・・」
脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

真加出くん(小出早織)の母親が上京するという事で、恋人のふりを頼まれた霧山(オダギリジョー)が、その謝礼で時効事件を捜査する。

小説家・卯月(矢崎滋)と不倫関係にあった女流推理小説家・七海(村岡希美)が自宅で完全密室状態で殺害された事件。
その事件の半年前にサウナで殺害された七海の夫・象次郎(市川しんぺー)の凶器無き殺人事件。
これを霧山が調べていくんだけど、卯月の娘で催眠療法師の玲子(ともさかりえ)が三日月(麻生久美子)の中学時代の同級生だったりと、不思議な繋がりがあって面白かった。

どんどん髪形の変わる編集者・中村(浅野和之)とか、いきなり玲子に誰にも言いませんよカードを出しちゃう霧山とか、中学時代は関取と呼ばれていたほどおデブだった三日月とか、逆に中学時代憧れてたトオル君(島田曜蔵)が見る影も無くおデブになってたりとか・・・。
いろいろ笑えたなぁ。
そのトオル君が玲子と付き合ってた中学・高校時代を振り返って「あの頃は若かったからセックスもがむしゃらでさ〜」と懐かしんで話すのも笑っちゃったよ。
どんな付き合い方やねん!(爆)

第1シリーズでも出てきた「多め亭」が「早め亭」に変わってたり、店のおばちゃん(犬山イヌ子)が実は真加出君のお母さんだったり・・・。(しかも、何故かそこで店をやってることは娘には秘密にしてるみたいだし)
相変わらずくすくすと笑える感じが好きだなぁ。

で、事件の方は・・・。(^▽^;)
七海の夫がサウナで殺された事件は、妻と卯月の不倫を知った象次郎が卯月に殺人の容疑をかけるため、自分で氷柱状の氷で胸を刺したというものだった。
そして、催眠術を学んだ玲子が父親の卯月をコントロールし、何とか七海から引き離そうとしたものの、強引に乗り込んできた七海を玲子が殺そうとした。
しかし致命傷になった傷は、七海が自分で転んでできたもの・・・。
傷を負った七海に催眠術をかけた玲子は、彼女の自宅まで連れ帰るんだけど、途中で催眠が醒めていた七海は玲子の犯罪を知れば卯月が生きていけないと思い、完全密室殺人を成功させるために玲子にアドバイスしたってわけよ。
七海もまんざら悪い人でもなかったのかな・・・と思っちゃったけど、それに気付くのは彼女が死んだ後ってところがちょっとほろ苦い感じでしたね。

玲子の助手の催眠で、自分は歌手だと思い込んでいた三日月君のお歌が今回は良かったです!
あのワケわかんない歌、なかなかクセになりますわ。(笑)

第五話
「幽霊を見ても決して
目をそらしてはいけないのだ」
脚本:吉田玲子
   麻生学
演出:麻生学

平成のホラークイーン・黒井桃子(鶴田真由)の双子の姉・桜子(鶴田真由・二役)が殺された事件が時効を迎えた。
で、霧山(オダギリジョー)が調べるわけよね〜。

桃子の家を霧山と三日月(麻生久美子)が訪れた際に、階下で聞こえた人間のくしゃみや、家の中の桃子と別れてきたばかりなのに、門の外にまた桃子がいたりとか・・・。
ここらへんで、桜子・桃子以外にも誰かいるな・・・ってーのは読めたんだけど、案の定、松子(鶴田真由・三役)なる人物が出てきて「ホラ・・・ね!」と思ったら、さらに竹子(鶴田真由・四役)と梅子(鶴田真由・五役)までいたのにはビックリ!
何だよ・・・五つ子って!(^▽^;)

撮影現場にいた左利きの桃子と、霧山のトランプマジックに付き合った右利きの桃子で、二人が別人だとわかったんだけど、これも実にわかりやすかったんだよなぁ。

桜子と桃子は施設で育ち、芸能界デビュー。
テレビに映った二人を見た残りの三人が姉妹だと名乗り出て、桃子は一緒に暮らそうとしたものの桜子が嫌がり・・・。
二人で稼いだお金をホストクラブなどのくだらないものに使った。
・・・で、桃子が桜子を殺害。
困った桃子が他の姉妹に連絡し、それぞれがアリバイ作りに協力したってわけ。

っちゅーことで、五つ子なんて設定にげんなりして、ちょーっと物足りなかったかも。
鶴田真由の「エコエコアザラ〜シ」には笑ったけどね。

一番面白かったのは三日月君。
霧山に抱きつこうとして拒否された時、「一回ぐらいいいじゃない!」ってーのは笑えたなぁ。(爆)
あと、オレオレ詐欺に引っかかる刑事・十文字さん(豊原功補)。(笑)
持ち合わせのお金がなくて、本当に良かったよ。(爆)

第六話
「青春に時効があるか否かは
熊本さん次第!」
脚本:園子温
演出:園子温

忙しい最中、3回も見た。
しかし、毎回見ている途中で疲れのせいか睡魔に襲われ、なかなかエンディングまで到達できず・・・。(゚ー゚;Aアセアセ
やっと最後まで見終わったものの、「あれ?時効警察ってもっと面白かったはずなんだけどなぁ」ってな感想でございました。<(_ _)>

人気の化粧水・ドリアングレイの元が青春温泉の源泉水。
そこの女将・マユミ(西田尚美)が54歳なのに、まるで30代の若さを保っているのもドリアングレイのおかげだとか・・・。
その青春温泉にまつわる時効事件の調査もかねて、総武警察が慰安旅行にやってくるという話なんだけど、うーん、これといって面白いところがなかったような。(^^ゞ

すべすべのお肌になるお料理で「に〜るやんぐ」ってーのが、こんにゃくを青春温泉のお湯でとけるまで煮たものらしいんだけど、その「に〜るやんぐ」をこぼした上で、又来(ふせえり)が転びまくるのも何だかしつこかったし・・・。
「これから転びます」って感じで、浴衣の下にスパッツはいてるのも何だかしらけちゃったし・・・。(^▽^;)

54歳には見えないマユミは、事件当時18歳だった裕子が母に成りすましたものだったというのも、登場人物見てればわかることだし・・・。

あ〜、これって私が疲れてるからこんなにつまらなかったのかしら?
ドラマ見るにも体力が必要なのかもね。テヘヘッ(*゚ー゚)>

第七話
「ごく普通の主婦がイノシシと
間違われるには、それなりの
理由があったのだ!」
脚本:山田あかね
演出:安見悟朗

大間下村(おおまかむら)ってネーミングにまず笑っちゃったよ。
最初「おおましもむら」って読んじゃったし・・・。(^^ゞ

今回の時効事件は、大間下村で15年前に起こったイノシシと間違われて撃たれて亡くなった主婦・理恵子(宮地真緒)の事件。
その後、理恵子の夫・一路(山中崇)が自宅で猟銃自殺していたのが発見され、事故なのか殺人事件なのかわからぬまま時効を迎えた。

霧山(オダギリジョー)と三日月(麻生久美子)は大間下村を訪れ、一路の姉・まさへ(国生さゆり)に会うんだけど、まさへはママさんバレーに命をかける一本槍な性格の女性で・・・。
そのまさへの必殺技・X攻撃を偶然とはいえ返しちゃった三日月君と霧山には笑っちゃった。(笑)

大間下村の駐在さん(高泉淳子)曰く、理恵子にはバレーのコーチ・関口ミッシェル(加勢大周)という浮気相手がいたらしい。
どこに行っても女に囲まれてしまうから、鼻を黒く塗ってる関口ミッシェル!

うーん、何だか今回はゲストが微妙に豪華だ!(笑)
関口ミッシェルに加勢大周、イノシシが出たと15年前猟友会に電話した覗きが趣味の男に池田鉄洋、スナック鳩時計のママ・鳩子に由紀さおり。
しかも鳩子さんからは「過言では無いのだ!」と「よろしくお願いします」という台詞が聞けて満足!

事件は理恵子の浮気を知った一路が猟銃自殺、弟の死を知ったまさへは理恵子を捜した。
川岸で理恵子を見つけたまさへは、コーチと心中しろと理恵子に言ったんだけど、理恵子は逃げ出した。
怒ったまさへは脅すつもりで猟銃を構え「撃つわよ!」と威嚇。
ハズして撃つつもりが、まさへにとって銃は趣味でヘタだったため理恵子に命中しちゃったってわけ。
「だから趣味は危ないんだよ」
なるほどね〜。

それにしても、今回はフランス帰りの溺れる人に「ブラジャー!」と叫ばれて、たまたま持っていたブラジャーを投げた十文字さん(豊原功補)が可笑しかった。
大体、ブラジャーに入ってるパットぐらいで溺れる人が助からないし・・・。(^▽^;)
十文字さんの相変わらずちょっとズレてるところは、面白いわ〜。

第八話
「今回、三日月が大活躍する
理由は深く探らない方が
いいのだ!」
脚本:オダギリジョー
演出:オダギリジョー

今回はオダギリジョー脚本・演出。
どんな話になるんだろう?と思ったら、案外よかったみたい・・・。

私のお気に入りは、冒頭でテーマ曲をバックにミュージカルのように踊る総武警察の面々。
こういうの楽しくて好きだなぁ。
このシーンの又来さん(ふせえり)、何気にキレイだったし・・・。

で、今回の時効事件は甲府町の豪邸強盗殺人事件。
15年前の不動産会社の東吉田真一(二階堂智)が殺された事件は、当初強盗殺人とも思われたが、そのうち第一発見者の多美子(松田美由紀)が犯人と疑われ・・・。
しかし無理に自白を強要したりと、行き過ぎた捜査が問題になり、その上多美子にはアリバイがあった事がわかり、そのまま時効を迎えたってわけ。

この東吉田家を訪ねた霧山(オダギリジョー)と三日月(麻生久美子)なんだけど、いきなりカラスに突撃されて玄関先でバッタリ倒れちゃってる三日月君に大笑い!
で、出迎えてくれたのは被害者の妻・美幸(麻生久美子・二役)の母・八重さん(加藤治子)。
この加藤さんの演技が、さすが!って感じなんだよね〜。
本当にボケてんの?それともわざと?っつーか天然?って感じの、ちょっととぼけたおばあさんがたまらなく良かった!
目を覚ました三日月君は、自分を覗き込んでいる八重さんの顔を見て驚き大声をあげてしまう。
その声に驚いた霧山が階段を踏み外し怪我・・・こんな事で今回は三日月君が時効事件を捜査するってわけね。
オダギリジョーが監督やってるから、三日月君が活躍するしかないのだ!とか何とか探ってはいけないのだ!(爆)

そして、今回もワケわからん行動の十文字さん(豊原功補)。
ビニールで作ったトレンチコートに身を包んだ刑事なんて、怪しすぎますから・・・。(^▽^;)
三日月が撮影したビデオの中で、八重さんが話していると突然室内なのに雨が降り出すというシーンで、全く驚きもしない霧山。
なんと、嘘をつくと体が熱くなるため、気温が上昇し、それが上空との関係で積乱雲を発生させ雨を降らせるんだとか・・・。
そこでいい感じにビニールトレンチの十文字さんのカットですわよ。(笑)
蜂須賀さん(緋田康人)に10歳までペルーにいたと十文字さんが嘘をついた瞬間、大雨ですわ!(爆)
皆さんも嘘をつくと雨が降るかもしれませんぞ!ご注意下さい!<(_ _)>

犯人は八重さんでした!(いきなり、そこかよ!)
何でも左右対称を好む八重さんだからこそ、被害者の死体まで不自然な左右対称にしてしまったのね。
そしてギネスを目指して長年伸ばしてきた爪も、犯行時にどちらか折れてしまったため、左右対称にこだわってすべて切ってしまった。
でも、みんなが八重さんを守ろうとして捜査をかく乱させたりしたんだと知って、犯人なんだけど愛されていた八重さんの人柄にあらためて気付かされたわけで、最後はいい感じにしっとりとした今回の時効警察でした。

そうそう、大森南朗さんが象の飼育員で一瞬・・・ほんの一瞬だけのご出演。
こういうのって豪華ととらえればいいんですかね?(^▽^;)

えー!もう次回が最終回なんですか?
最終回のゲストは富山(滑川)が生んだ女優・室井滋さんではありませんか!
それは心して見なければ・・・。

最終回
「振り返らずに別れるか?
最後にもう一度
振り返って別れるか?
それが問題だと言っても
過言では無いのだ!」
脚本:三木聡
演出:三木聡

あっという間の最終回だった。
まず冒頭で「この先ダンサーがございますので足元にご注意下さい」という貼り紙に笑ってしまった私。

今シリーズ最後の時効事件はコスプレ泥棒の鳥山(岡元次郎)が、突き落とされてマンホールの穴にハマって死んだ「スペインの情熱 空飛ぶ楽屋泥棒殺人事件」。
殺された鳥山の手にはスパニッシュギターの名手・熱賀しおり(室井滋)の財布が握られていたが、当日しおりはコンサートの真っ最中で財布が盗まれた事も知らなかった。

今回は三日月君(麻生久美子)が5年前に付き合っていた元カレ・九門竜(神保悟志)が一時帰国したという事だったんだけど、この九門竜としおりの夫でダンサーの雪谷松男(升毅)の共通点が「話がつまらない男」って事なんだよね。
話がつまらない男と一緒にいるのは耐えられないって事が、後々この時効事件を解決する大きなポイントだったりもするわけで、今回は事件部分も含めてなかなか面白かった。

そして、今回一番大笑いしたのは蜂須賀さん(緋田康人)のバミューダトライアングル!(爆)
バミューダパンツ3枚で作った三角形に大爆笑!
いやぁ、くっだらなくていいなぁ♪
真加出君(小出早織)が作ったひよこの形の蚊取り線香を、抹茶味のひよこ饅頭だと思って食べちゃう十文字さん(豊原功補)にも笑っちゃった!
っつーか、匂いでわかるだろうがーーーー!(笑)
あんた、それでも「刑事課のエース」か!!
まったく最後まで笑わせてくれるよ・・・十文字さん。

事件の真相は、単なる人違い。
話がつまらない松男に我慢できなくなったしおりは、わざとギターを下手に演奏し、松男のダメ出しを誘った。
なぜなら、いつも松男はダメ出しに屋上を選ぶから・・・。
その屋上から松男を突き落としたつもりが、それはコスプレ泥棒で松男そっくりのコスプレをした鳥山だったってわけよ。
これを解説しながら霧山(オダギリジョー)がギターで時効警察のテーマ曲を演奏するのがよかったわ〜♪

しおりに誰にも言いませんよカードを渡そうとして、三日月君がいない事に気付いた霧山。
その頃、三日月君は九門竜と会ってたんだけど、ポケットの中の誰にも言いませんよカードに気付き、霧山のところへ行かなきゃ!と思うわけで・・・。
で、何で馬で現れるのよ!>三日月君(笑)

何となく、やっぱ二人じゃなきゃね・・・的な空気が流れ、夜、二人っきりでしっぽりとお茶を飲みながら話す霧山と三日月君の雰囲気はなかなかええ感じで〜♪
「私の事、どう思ってる?」なんて三日月が言い出したのには(〃▽〃)キャー♪だったけど、それ以上に地震が起こってキャ━━━━(゚∀゚)━━━━!!なわけで、熊本さんやら又来さん(ふせえり)やらが飛び出てきて「ドキドキした」だの「揺れたね〜」だの「三日月君、大げさなんだから」だの言ってるところは、こいつら二人の話を聞いてたな?ってな感じでございました。(笑)

お!進展あるか?と思わせておいて、何となくそのまま・・・ってところが、このドラマらしいといえばらしいわけで・・・。
「帰ってきた」はパート1ほど楽しめなかった部分もあったんだけど、最終回には満足できました。
なんせバミューダトライアングルだけで大爆笑だったしね。(笑)

 

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