歌姫

P:磯山晶

第一話
「記憶を持たない
昭和のスーパーヒーロー登場」
脚本:サタケミキオ
演出:坪井敏雄

もう、鯖子(斉藤由貴)!鯖子!鯖子!面白いーーーー!(爆)
っつーか、かなり時間が経つまで鯖子=斉藤由貴だと気付かなかったわ。
なんざんしょ?あの捨て身っぷりは・・・。(笑)

現代から始まって、昭和三十年代のお話へと遡るんだけど、土佐弁のせいか勢いがあっていい感じだったわ。
旭(長瀬智也)の母で歌姫と呼ばれた清川さくら(ジュディ・オング)が父親の死をきっかけに引退を決めた。
そこへ土佐清水のオリオン座という映画館から閉館のお知らせが届く。
最後の上映が映画「歌姫」、それを見ればあんたの人生が変わるとさくらに言われて旭は高知へ。

そこから、旭のじいちゃん四万十太郎(長瀬智也・二役)の時代の話になるんだけど、記憶喪失の兵隊さんだった太郎を救って居候させたのが鈴(相武紗季)の家。
そこでまるで兄妹のように育ったわけですね〜。
オリオン座の興行をめぐって山之内一家と対立してしまった太郎。
その太郎がオート三輪を欲しがっているのを見て、誕生日にプレゼントしたいとオート三輪が賞品になったのど自慢大会に出場を決めた鈴。
しかし、それは山之内一家がしかけたデキレース。
あがり症の鈴のために太郎が渡したサングラスも山之内一家の手下に盗まれ、仕方なく目をつぶって舞台へ上がった鈴は結局失敗してしまう。
すべて山之内一家の仕業だと知った太郎は、芥川(秋山竜次)と歌で決着をつけようと言い出す。

いったいこれがどんな風に流れていくお話なのか、まだ私にはわからないんだけど、何だかテンポが良くて楽しかったわ。
きっと初回にいろんなキーワードが隠されていたんじゃないかしら?
今後が楽しみなドラマになりそうです。

第二話
「熱い男の魂の唄!
甦る一片の記憶」
脚本:サタケミキオ
演出:坪井敏雄

芥川(秋山竜次)と太郎(長瀬智也)の歌対決は、まず先に芥川から・・・。
これがプロの歌手を目指しているだけあって、うまいって事で観客もシーンとしちゃうわけよ。
で、次が太郎かと思ったら鯖子さん(斉藤由貴)がいい感じに間に入って笑わせてくれたわ。(笑)
「うたいます!」って言うからどんな歌かと期待してたら、いきなり短冊取り出して短歌詠み出したよ。(爆)
いやぁ、やっぱ鯖子さん最高だわ♪
そして、やっと太郎ちゃんの登場!
何をするかと思いきや、バンドのギターを取り上げていきなりロックだよ。
観客もノリノリだったのに、デキレースゆえに太郎が勝つ事はなかったってわけね。
しかし、太郎がギターを弾けたことは鈴(相武紗季)にとって軽いショックだったようで・・・。
自分の知らない太郎ちゃんが垣間見えた事で、記憶が戻ったんじゃないかと不安になっちゃったんだろうね。

一応、のど自慢は芥川の勝利だったけど、それでもクロワッサンの松(佐藤隆太)にしてみれば面白くない。
で、芥川にケジメつけて来いと命令。
つまり太郎を消して来いって言っちゃったわけよ〜。

芥川に「刺せ!」と胸を突き出したまでは太郎ちゃんカッコよかったのに、芥川が本気で向かってきたら「何、襲ってくるんじゃ!」って怒ってるし・・・。(笑)
こういう演技は長瀬君の得意分野ですね。
人を殺す度胸なんかないという芥川に、おとんやおかんを悲しませるような事するなと諭した太郎。
そんな太郎に恩を感じたのか、芥川は「クロワッサンに気ぃつけて下さい。」と忠告をしてくれた。

次はゲルマン(飯島ぽぽぽ)の拉致問題か〜。
太郎ちゃん、助けられるのかなぁ?

第三話
「涙ごしに現れた運命の人」
脚本:サタケミキオ
演出:金子文紀

一気にグーンと面白くなって来た。

やっぱ、クロワッサンの松(佐藤隆太)の本当の姿が現れる事で、佐藤隆太らしくない佐藤隆太から佐藤隆太らしい佐藤隆太になって、見ている側としては「やっぱ、こっち系だったのね。」と妙な安心感もあったりして。(笑)

ゲルマン(飯島ぽぽぽ)が拉致されたって話はメリー(遠山景織子)の勘違いだったんだけど、ゲルマンを助けるために太郎(長瀬智也)が出て行った後のオリオン座にクロワッサンの松が現れ、毎月30万を一家に納めろと言い出すわけよ。

その一方で、松はゲルマンを接待して気持ちよくさせたところで長ドスを渡し、太郎を始末してしまえ!とたき付けるわけだ。
ゲルマンに太郎を殺させれば、太郎は死に、ゲルマンは刑務所行き。
土佐清水から二人ともいなくなるって考えだったのね。
でも、太郎とゲルマンの関係はそんなに簡単に断ち切れるもんじゃなかったよ〜。
しっかりと二人の間には男の友情があって、何だかこっちまで感動しちゃったよね。
友情の証に赤フンを送るのには笑っちゃったけど・・・。

そして、最後のクロワッサンの松がオリオン座へやってくるところ。
狂犬だったはずの松が、あっさり太郎ちゃんの迫力にやられちゃって、「ワシは泣いたら強くなるんじゃい!」って、ボロボロ泣きながらドスを抜くんだけど、自分の指をちろっと切っちゃって「血ぃ・・・」って倒れるところなんか可笑しくて、可笑しくて・・・。
そんな松が鈴(相武紗季)にひと目惚れしたみたい。
いやぁ、面白くなって来た!
次回も楽しみだわ。

第四話
「あんな男に
ワシの女を渡せるか!」
脚本:サタケミキオ
演出:金子文紀

鈴(相武紗季)にひと目惚れしたクロワッサンの松(佐藤隆太)、毎日鈴に会いに通っていたのね〜。
「交換日記しませんか?」って、ノート渡してるのとか可笑しいんだわ。(笑)
そして、デートのOKもらえるまで動かないと駄々こねてるところとか、大爆笑しちゃったよ〜。
やっぱ、佐藤隆太君にはこういうキャラが似合ってるね。
駄々こねた甲斐あって、仕方なくではあるけど鈴にデートの約束をしてもらえた松は大喜び!

しかし、鈴の気持ちを知る浜子(風吹ジュン)は、太郎(長瀬智也)に恋人のふりをしてしつこい松の約束を断れと言うのよ〜。
恋人のふりと言いながら、娘の鈴が本当に心に想う相手が誰だかわかってるあたり、やっぱ母親だよね〜。
なのに、太郎ちゃんったら神宮寺君(大倉忠義)にやってもらおうと、自分への依頼をかわしちゃうわけよ。
過去の記憶を失ったままの太郎にしてみれば、いつか本当の記憶を取り戻した時、今の生活が何だったのかを忘れてしまうかもしれないから、鈴を受け止めてやる気持ちになれないんだろうけど、鈴にしてみれば距離をおかれる事はすごく辛いよね〜。

松とのデートの日に勇気を出して鈴が太郎に「一緒におってほしい」と口にしたのに、それでも太郎は出て行っちゃって・・・。(´Д⊂グスン
・・・と思ったら、太郎ちゃんはオリオン座に向かってくる松を先回りしてつかまえて、ボコボコにしちゃってたのね。(^▽^;)
何だか松も可哀想に思えてきちゃったよ。(゚ー゚;Aアセアセ

そんな事とは知らない鈴、メリーさん(遠山景織子)の店で未成年なのにやけ酒。
家に帰らない鈴を心配して探し回ってくれた太郎ちゃんは、やっぱり優しい。
お互いに相手を想っているのに、微妙にすれ違ってばかりいるのがもどかしいわ。
酔っ払って寝込んでいる鈴を背負って、オリオン座へ帰る太郎ちゃん。
すると、松がいつの間にか鈴の部屋にいるんだよ〜。
で、二人は外へ出てもみ合いになるんだけど、そこで太郎ちゃんが松に言った言葉にぐっと来たぜよ〜。(笑)
「鈴はワシの恋人なんじゃ!ワシの鈴に手ぇ出すなや!」
いやん・・・ぐっと来たぜよ〜!!
それを聞いてしまった鈴の表情にも、ぐっと来たぜよ〜!!

今回の終わり方、すご〜く良かったわ。

第五話
「妹から好きな女に変わる時」
脚本:サタケミキオ
演出:坪井敏雄

クロワッサンの松(佐藤隆太)に、鈴(相武紗季)の事を恋人だと言った太郎(長瀬智也)は、鈴に聞かれたと知って咄嗟のウソだと取り繕う。
そう聞いても「けんど、嬉しかったちゃ」と言う鈴が可愛いの〜ぉ♪
鯖子さん(斉藤由貴)が松のことを「うちの旅館は門限7時」と迎えに来たのも可笑しかった。(笑)
門限7時ってどんな旅館だよ〜。(爆)

今回は太郎が鈴以外の家族に何か頼みごとをしていたり、学生さん改めジェームス(大倉忠義)やゲルマン(飯島ぽぽぽ)に何か話していたのが、最後まで視聴者にもわからず、それが逆に最後のイベントで感動をさそった。

太郎が1人で中村に買い物に行くと聞いて、鈴は偶然を装って会おうと後を追う。
ところが、そこで見たものはいかにも商売女ってなお姉さんに迫られて一緒に喫茶店を出て行く太郎の姿。
てっきり、太郎がお姉さんとムフフな関係になってると思って落ち込んでいた鈴の前に現れたのは、神出鬼没な鯖子さん。(笑)
「人生、山あり谷ありや、じきにええ事あると思うき〜」って、このセリフも今思い返せば先がわかってる鯖子さんにしか言えない一言だったってわけね。

夜、帰宅した鈴を待っていたのは不機嫌な父・勝男(高田純次)。
「今すぐロビーの掃除せ〜」と怒られてシュンとした鈴がロビーに入ると、そこには太郎をはじめ大勢のみんなが鈴の20歳の誕生日を祝うために待っていてくれたってわけよ〜。
ぐっと来たぜよ〜!!
太郎が中村に行ったのは鈴のプレゼントを買うため。
商売女みたいな女は、真珠の首飾りを安く買える店を紹介してくれただけらしい。
鈴に真珠の首飾りをプレゼントしたのは、まだ鈴が幼い頃に太郎とした約束があったから。
「鈴の20歳の誕生日に真珠の首飾りを買ってやる」ってね・・・。
それが現実のものとなって、目の前で真珠の首飾りをして笑っている鈴を見つめる太郎ちゃんの視線が何とも言えずよかったわ〜。
鈴の幸せそうな顔を見て喜んでいるようで、この記憶がいつか消えてなくなるのだろうか?という不安もあるようで、少しせつない目をした太郎ちゃん・・・ぐっと来たぜよ〜!!

後日、中村に新作のフィルムを取りに行く太郎ちゃんは鈴を一緒に行こうとと誘った。
そこで何やら大事な話をするつもりだったみたいなんだけど、太郎を待つ鈴の前に松が親分からお世話を命じられた美和子(小池栄子)が現れ、「旅館を紹介して」と強引に連れ出されてしまうんですわ。
太郎ちゃん、何を鈴に話すつもりだったんだろう?
そして、美和子さんがどうも昔の太郎ちゃんを知っている様子。
うーん、かなりのキーパーソンの登場かしら?

第六話
「失くした記憶の中で
愛した女?」
脚本:サタケミキオ
演出:木村政和

山之内親分(古谷一行)は、中村の喫茶店で会った太郎(長瀬智也)を連れて帰る。
何だか話も盛り上がってるし、親分は太郎を気に入った様子。
親分だけじゃなく、クロワッサンの松(佐藤隆太)の舎弟たちまで太郎に敬意を表し、松なんて舎弟にまでバカにされるようになっちゃって・・・。(笑)

美和子(小池栄子)に旅館を紹介してと頼まれた鈴(相武紗季)は鯖子(斉藤由貴)の旅館「さば塩」に連れて行く。
すごいね〜、「さば塩」って旅館の名前。(爆)
そこから出てきた女主が鯖子さんみたいな人だったら、私なら「ごめんなさい」って引き返しちゃうわ。(^▽^;)

東京から帰ってきたメリーさん(遠山景織子)の彼氏がロシア人ぽいってことで盛り上がるんだけど、そこで太郎ちゃんがさらっと言った「ロシアの軍人はみんなあんなんだった」という一言を気にする鈴。
太郎ちゃんの記憶が戻りつつあるんじゃないか?って心配になっちゃうんだよね。
だって軍人の話なんてされたら・・・ね〜。

さて、今回は小池栄子がいい仕事してましたね。
東北弁がうまいかどうかは判断できませんが、何となくうまいんじゃないかと思わせるぐらいすらすら喋る小池栄子に脱帽。
そして、ひまわりのブローチを美和子にくれた大切な人というのが、記憶を失くす前の太郎らしい。
オリオン座で太郎を見た時に固まってしまう美和子の気持ち、ぐっと来たぜよ〜。
太郎ちゃんは美和子の顔を見ても何も思い出さないみたいだけど、いつか思い出す時が来るんだろうね。
太郎ちゃんの事を「ゆうさんだ」と言ってた美和子。
恋人かと思ったら、女房だったらしい。
うーんと悲しい展開になりそうな予感。
別の意味でぐっと来そうだなぁ。

第七話
「生まれ変わって出会えた
夫婦の奇跡」
脚本:サタケミキオ
演出:サタケミキオ

太郎(長瀬智也)と美和子(小池栄子)が元夫婦だったと言いふらした鯖子さん(斉藤由貴)。
でも、そうした鯖子さんには過去にせつない思い出があったのね。
若かりし頃、鯖子さんには漁師の彼氏がいて、その彼が鯖子さんの旅館のためにシケの中海へ出て、そのまま戻って来なかった。
それでもいつか帰ってくると信じて、鯖子さんは町へやってくる人をチェックしてたってわけだ。
キレイな頃の鯖子さんが見られて良かったよ〜。(笑)
そんな鯖子さんだからこそ、美和子の気持ちもわかるってもんなんだね。

だけど・・・だけど・・・、それでも太郎ちゃんには思い出してほしくないような・・・。
鈴(相武紗季)寄りの気持ちになっちゃうのは何故かしら?
いつか太郎の記憶が戻ったら、自分たちとの暮らしを忘れてしまうかもしれないという寂しそうな鈴の顔を見たら、やっぱ肩入れしちゃうわよね。

そんな中、クロワッサンの松(佐藤隆太)が鈴に太郎と美和子が夫婦だったと話しちゃうのよ。
ショックを受ける鈴。
そして、太郎ちゃんを目の前にして「うちが作ったライスカレーの味、ずっとずっと忘れんでや。」と涙ながらに話す鈴がせつない。。゚(゚´Д`゚)゚。

一旦東京へ戻っていた美和子が、土佐清水で腰を落ち着けて「ゆうさん」と向き合うため戻って来ました。
決して美和子も悪い人じゃないし、むしろ昔太郎ちゃんと夫婦だったとなれば、こっちもせつない二人なんですけどね・・・。
やっぱ、私は鈴を応援したくなっちゃうの。
美和子は何気なく太郎に昔のことを話してみるんだけど、他人事としか思ってくれなくて・・・それでも美和子が「惚れ抜いた男に生まれ変わって出会ったら・・・」と言うと、「そんな二人は必ず幸せになる」と断言する太郎。
そう言ってくれただけで美和子は嬉しいよね。
たとえ、自分のことを覚えてなくても、いつか記憶が戻ればまた愛し合えると思えるじゃない?
そして、美和子は言ってしまいました。
「おめえがあたしが惚れ抜いた男だ!久しぶりだね・・・ゆうさん。」
ドアの外で聞いてる鈴が、またせつないんですわ。(つд⊂)エーン
太郎は美和子の言葉に戸惑ってる感じだったけど、記憶はそう簡単には戻らないだろうし、そうなると美和子が積極的に太郎に近づく光景を鈴は目の当たりにしなくちゃいけなくなるんでしょうね。
いっそのこと、どこかへ行ってくれ!って感じでしょうか?
なんせ、せつない回でしたわ。

第八話
「接吻」
脚本:サタケミキオ
演出:坪井敏雄

天涯孤独な太郎(長瀬智也)にとって、美和子(小池栄子)が唯一昔を知る人物なんだよね。
太郎の父親は政治家で、太郎自身もエリートだったみたい。
何だか今の太郎ちゃんとは結びつかないけど・・・。(゚ー゚;Aアセアセ

鈴(相武紗季)は太郎と美和子の夫だった勇さんが同一人物なのか探ろうと、美和子に勇さんの昔の話を聞くんだけど、聞けば聞くほど太郎=勇さんなわけよ。(´Д⊂グスン
極めつけは、美和子が見せた昔の勇さんの写真。
もう疑いようがないんだよね。

そんな美和子も鈴が太郎に想いを寄せている事に気づくわけで、だからといって美和子も引くに引けない。
それで自分にとっても勇さんは大切な人なんだ・・・と鈴に話すと、鈴は太郎のことを「大切な家族の一員だけど、昔の記憶を太郎も取り戻したいだろうし納得いくまで話して行ってください。」って言うんだよ〜。
はぁ・・・鈴、ええ子やね〜。
美和子さんも自分が妻だったのよ!ってな偉そうなところがぜんぜんなくて、太郎ちゃんにしても勇さんにしても、いい女に惚れられたんだなぁ・・と思っちゃったよ。(TωT)ウルウル

太郎がずっと持ってた懐中時計は美和子が初めてプレゼントしたものだった。
その時計がどんなものかはわからずとも、勇さんが持ち続けてくれていたって事だけで美和子にしてみれば泣けちゃうよなぁ。
でも、勇さんの夢はお父様の後を継いで政治家になることだった・・・なんて聞かされても、太郎ちゃんはピンと来ないみたいだし・・・。

そして、何とも美しくせつなかったのがラストのシーン。
鈴が太郎にもらった真珠のネックレスを失くしたと泣いてるんだけど、実はバッタもんだったネックレスを本物の真珠に買い換えようと太郎がこっそり持ち出していたのね。
でも傷がついてて返せなくて・・・。
そんなネックレスを鈴は「バッタもんでも思い出のつまったコレがいいき!」と大事そうに握り締めるんですわ。
もう・・・いじらしくて涙が出ちゃいます。
そして、ネックレスをつけてと太郎に頼み、つけてもらった後、太郎の唇に鈴からキス。
キスしながら、太郎の表情がせつなさでゆがむんですよ。
これがもう、たまりませんでした。
で、壊れそうな鈴を太郎が抱きしめるんだけど、これがもう涙ものなわけ!
美和子も鈴も太郎も・・・みんなせつないのね。(´Д⊂グスン

そうそう!ものすごくハマリ役って感じで現れたのが、網走で5年臭い飯を食ってきた平松(松村雄基)。
本物の極道みたいで、親分(古谷一行)が足を洗うと聞いて、組のもんを引きつれ自分が一家を構えるみたい。
クロワッサンの松(佐藤隆太)も平松の下についちゃうんでしょ?
懲りないヤツだね〜。(笑)

第九話
「あなたが
二人いればいいのに」
脚本:サタケミキオ
演出:金子文紀

いやぁ、せつない!
今回のサブタイトル「あなたが二人いればいいのに」を見ただけで泣きそうだったのに、本編見たら尚せつないんだもん!

太郎(長瀬智也)とキスした後の鈴(相武紗季)、可愛かったね〜♪
ご飯食べるのももったいないような・・・、でも食べなきゃ怪しまれるし・・・って感じで一人オタオタしてるのがすごく可愛かった。

そんな幸せそうな鈴の部分があったからこそ、美和子(小池栄子)のせつなさが倍増したような気もして・・・。
今回は美和子の必死な気持ちもすごく伝わってきた。
太郎に自分と向き合う義務があると言って、話す時間を作って一晩一緒にいてほしいと言った美和子。
これも勇気がいることだよね。
泉(大河内奈々子)の子供が産まれ、ドタバタで遅くなったものの美和子に会いに行った太郎。
でも、決して泊まりはしないのよ。
「俺が昔の自分を取り戻すのと新しい関係を築くのとは違うと思うき。」って、太郎ちゃんかっこよすぎだし・・・。(゚ー゚*)
でもね、ここでしつこく追わない美和子も好印象なんだよなぁ。

浜子(風吹ジュン)には「太郎はこの10年苦しんできたから幸せになってもらいたい。東京に行って幸せになれるなら、そうしてもらいたい。」と言われ、鯖子さん(斉藤由貴)には「何が何でも連れ戻すという気がないんだったら、自分が傷つくだけやきね。」と言われた美和子。
自分にとっては勇さんだけど、自分の知らない10年で太郎という人としての生活があったこと。
いい人たちに囲まれて太郎が幸せに暮らしてきたこと。
いろいろ考えると、この生活を邪魔できないと思っちゃったのかな?
山之内(古谷一行)に勇一をつれて東京へ帰ろうと言われても、自分だけで東京へ戻ると決めたみたい。
その時山之内の親分が言った「さくらのことはどうする?」って一言。
うわ〜、やっぱり子供がいたのね〜。
しかも、さくらって名前って事は、一話で出てきた清川さくら(ジュディ・オング)って事か?
さくらちゃん、美和子母さんは相当家を空けていたみたいだけど、その間大丈夫だったんでしょうか?(^▽^;)
きっと、お手伝いさんとかいたんだよね?(笑)

勇さんと美和子の間に子供がいること、鈴が聞いてしまったね〜。
太郎の記憶は徐々に戻りつつあるようだし、鈴にとっては不安が募るばかりのような・・・。(´Д⊂グスン

第十話
「一世一代の
感動的なプロポーズ」
脚本:サタケミキオ
演出:金子文紀

みんな、せつないき〜。ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!!

クロワッサンの松(佐藤隆太)に「鈴(相武紗季)と太郎(長瀬智也)の仲を邪魔したらいかんよ」と言って土佐清水を離れた美和子(小池栄子)。
でも鈴は美和子に子供がいることを知ってしまって、複雑な思いを抱えてしまったんだよね。
そんな中、鈴に「極道は嫌いだからもうここへ来ないで」と言われた松が、鈴へのまっすぐな想いだけで組を抜けようとしたのもせつなかった。
血だらけになるほど痛めつけられて、やっと組を抜けてきた松が鈴の前に現れて「カタギになりました」と伝えてぶっ倒れる。
これはこれで泣けるよなぁ。
愛だよ〜。

それでも鈴は太郎が好き。
太郎も鈴への気持ちが高まるばかり。
しかし、鈴は美和子のことを思うと前に進めない。
そんな鈴に「わしらはあの丸顔の勇気ある決断を、快く受け入れればそれでいいんじゃ!」という鯖子さん(斉藤由貴)のアドバイスは最高に良かったと思う。
鯖子さんって、時々いい事言うから心にしみるんだよね〜。

鈴も少し吹っ切れた様子だったし、太郎も鈴に気持ちを伝えるためにシナリオまで考えようとしていた。
いい雰囲気で進んでいるかに見えたのに・・・。

ロシア(丸山麗)との間に子供ができたのに、それを告げた途端ロシアが東京へ行ってしまって落ち込んだメリー(遠山景織子)が身投げしようとした。
その場に居合わせた太郎がメリーを諭し、一件落着かと思いきや、海の中に落としそうになった懐中時計を拾おうとして、そのまま転落。
翌朝、浜に打ち上げられた太郎の記憶は、最初に土佐清水の海で発見された頃に戻ってしまったようで・・・。

あぁ、何で今、記憶が戻ってしまうんだろう?
しかも、太郎として生きてきた間の記憶はなくなってるみたいだし・・・。
最終回はどうなっちゃうのかなぁ?
すごくせつない話になりそうで、今から(TωT)ウルウルしちゃうわ。

最終話
「ワシはお前を幸せにするぜよ」
脚本:サタケミキオ
演出:坪井敏雄

泣けたなぁ・・・。(´Д⊂グスン
太郎(長瀬智也)はなかなか意識を取り戻せずにいたのに、東京から美和子(小池栄子)がやって来た時に目覚めるんだよね。
勇一としての記憶が戻り、本人が東京へ戻ると言ったそうで四万十太郎の記憶は忘れ去られたまま去っていくのか・・・とせつない気持ちになっちゃったよ。
鈴(相武紗季)を見ても「はじめまして」と挨拶するし、太郎とは全くの別人のように礼儀正しくて・・・。
太郎ちゃんって存在がいなくなっちゃったみたいで、すごく寂しかった。
鈴が太郎との思い出を語り「ホンマにありがとうございました」と頭を下げた時も、礼儀正しくお礼を言ったりして・・・あぁ、太郎ちゃんじゃなくなっちゃったのね・・・と、完璧に思い込んでたよ。
だけど、映写室の荷物を取りに行った時、そこにいたジェームス(大倉忠義)には太郎としての記憶が失われていない事を話すんだわ。
やっぱ、土佐弁の太郎ちゃんがいいなぁ・・・。
東京の記憶も戻ったし、土佐清水での記憶も残っている。
しかし、美和子との間にさくらという娘がいる事を知ったからには、ほったらかしに出来ない。
今まで側にいてやれなかったからこそ、娘のために生きると決めた。
歌姫になりたいと言っているさくらの側にいてやると決めた。
くー・・・、ぐっと来たぜよ〜。

土佐清水での家族との別れ、鯖子さん(斉藤由貴)との別れもぐっと来た。
特に鯖子さんは太郎としての記憶が残っていることをお見通しだったと思う。
だって、それが鯖子さんだもん・・・。
クロワッサンの松(斉藤隆太)との別れは言葉こそなかったけど、すれ違う時のニヤッとした一瞬の笑い顔が太郎ちゃんだったし、松にはそれだけで伝わったんだと思う。

鈴が太郎ちゃんの乗ったバスを追いかけるのもせつなかったけど、決して振り返らず涙をこらえている太郎ちゃんにまたまたぐっと来たぜよ〜。
泣かせるね〜。(つд∩) ウエーン

太郎が鈴にプロポーズするために書いていたシナリオを「歌姫」という映画にしたのがジェームス。
あの芥川(秋山竜次)も東京ですごい音楽家になってたみたいだね。(笑)
さくら(ジュディ・オング)の息子・旭(長瀬智也・二役)は「歌姫」を見て映画関係の仕事に就いた。
その旭と鈴の孫・ルリ子(相武紗季・二役)が出会ったのは運命なんでしょうね。
長い時を経て、太郎の血を引く旭と鈴の血を引くルリ子が恋に落ちたら・・・何だか素敵だな・・・と思えるラストでした。
お互い、カレーが好きみたいだし、きっとうまくいくよね!(笑)
最終回で満足できることってなかなかないんだけど、このドラマは良かったなぁ。
満足です!

 

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO