3年B組金八先生
第8シリーズ

原作:小山内美江子
P:柳井満

スタートスペシャル
「ギラリと光る
ダイヤのような日!」
脚本:清水有生
演出:今井夏木

正直見ずにリタイアしようかとも思ったんだけど、リアルに中学生の親でもある事だし一応見てみました。
学校選択制の話なんかは、まさに現代の中学事情なわけでなかなか興味深いところもあって、これなら見続けていけるかも・・・。
いつぞやの覚せい剤の話みたいなのは、さすがにちょっと行き過ぎじゃないかと思ったんだけど、過度な親の期待に押しつぶされそうな子供とか、逆に親に見捨てられた状態の子供とか、何だか胸が締め付けられるような問題でせつなかったわ。

内申点のために美術の成績を上げようと、他人が描いた絵を提出した孝志(坂本優太)。
それを見抜いた美術教師の立花先生(藤澤恵麻)はコンクールに出す作品には選ばなかったんだけど、それで親が学校に乗り込んでくるっちゅーのがビックリだよ!
でも、実際にいるんだよなぁ・・・こういう親。
先生も大変だ!(^▽^;)
受験を控えた子供にガミガミ言っちゃうのはわからなくもないけど、内申点のために美術の成績上げろとか学級委員になれとか、あまりにガチガチに固めた道を歩かせようとするのは子供のためにはならない事だと思うし・・・。
そんな親に反抗できない孝志も辛いだろうな。
でも、こういう子ほど我慢の限界を超えたときが恐ろしいような気がする。

一方では私立中学の受験に失敗して以来、親から口もきいてもらえなくなった清花(水沢奈子)という女子の問題もありました。
弟が有名私立に合格してからは、母親は弟に夢中で清花のことなんて眼中になし!
それどころか、あれは邪魔者扱いだよなぁ。
家に居場所がなくて3日間もネットカフェに泊まってたのに、母親が家出した事にすら気付いてなかったなんて悲しすぎる。
気付いてないというより、清花に対して一切興味がないって感じなのが恐ろしい。
金八先生(武田鉄矢)みたいに話を聞いてくれる人がいなかったら、この子どうなってたんだろうと思うと、何だかぞーっとしてきちゃったよ。

今、何かと話題になっている学校裏サイトの問題なんかも出てきて、今回のシリーズは行き過ぎないでリアルな中学生の問題に迫ってくれるかもしれないね。
何でもネット、ネットな時代に金八先生が開設したホームページはアドレスもない心のホームページ。
生徒にノートを配って、思いを文字で表して渡して欲しいと金八先生。
そういえば、私達が中学生の頃は先生との交換ノートみたいなものがあったなぁ・・・と懐かしく思い出しちゃった。
ノートに書き綴る時に主語を書けっていうのも、何となく納得・・・。

「何故生きていくのかわからないと人間は生きていけない」
なるほど、そうなのかもしれないけど、どちらかというと私は「何故生きていくのかわからなくなった時に人間は生きていけなくなる」って気がしたなぁ。

いろんな芸能人のジュニアが生徒として出ていることにも時代の流れを感じてしまいましたわ。
乙女ちゃん(星野真里)や幸作(坂野泰臣)もそれぞれにお相手がいるみたいだし、いつか金八先生が1人になっちゃいそうな予感もしますね〜。
それも金八先生が親の立場で迎える試練なのでしょうね。

第2回
「赤い私服の転校生」
脚本:清水有生
演出:生野慈朗

3Bに転校生がやって来た。
未香(草刈麻有)という女の子なんだけど、私服で登校。
先生たちにそれを咎められると、「どうして制服を着なくてはいけないのですか?」と質問。
うむ、なかなか手ごわそうな子がやってきたな。
転校の理由も「親から自由になるため」だと自己紹介。
この子がいつ制服を着て来るようになるかが見どころかもしれないけど、すでに他の生徒達に「私服登校しちゃおう!」ってな空気が流れ始めてますね〜。
金八先生がどんな風に諭してくれるのか楽しみです。

孝志(坂本優太)の親は本当に何もわかってませんな。
表面ばかりしか見ないで、その中にどんな真実があるかなんか見ようともしていない。
だから、孝志が表面だけを繕ってもらった大学生の絵なんかを提出しちゃったんだよ〜。
立花先生(藤澤恵麻)はなるべく孝志が傷つかないように配慮してくれてるのに、自分達が問題をどんどん大きくしちゃって・・・全くあの親は何考えてんだか・・・。
教育委員会に訴えたり、他の親に立花先生の悪い噂を流す前に、もっとしっかり我が子を見なくちゃね〜。
って言いながら、私も中学生を持つ親の身なのですが・・・。(^^ゞ

立花先生が美術の時間に自画像を描かせて、それを知った金八先生(武田鉄矢)が「自分で自分の顔を見る事はできない。そんな自分の顔を知っているのは他人。しかも、一番知っているのは家族。」なんて話をしてくれて、二人の先生が連係プレーをしようとしたわけじゃないけど、心が通じ合って結果としてそうなったって感じの授業は良かったと思う。

孝志は自分が描いた絵じゃなかったという事を親に言えたことで、ひとつ吹っ切れたみたいだし、金八先生に提出したノートにも自分の気持ちをしっかり書いて伝えることが出来たし・・・。
こうやって「私」と「先生」と相手をわかった上でのやり取りがどんどん確立していけば、学校裏サイトなんかでの誰と誰の間のやり取りなんだかわからないようなものへの見方が少しは変わるのだろうか?
そんな簡単なものでもないのかもしれないけど、人と人とのつながりを見直すきっかけにはなりそう。
今回の金八先生は身近な問題なところが好感持てていいかも・・・。

第3回
「広がる私服登校」
脚本:清水有生
演出:大岡進

美香(草刈麻有)を見て、どんどん私服登校する生徒が増えてきたね〜。
でも、たぶん美香にしてみれば、こうやって自分の後をついてくるヤツは、ただ鬱陶しい存在でしかないんだろう。
「私は自分で考えて行動しているけど、あんたたちは違うでしょ?」ってなもんじゃないだろうか?
そんな美香に金八先生が渡したのが茨木のり子さんの詩集。
「自分の感受性ぐらい自分で守れバカ者よ」
この詩の内容が美香の心を動かしたのかな?
制服を着てても、自分の感受性ぐらい自分で守ってやると思ったんだろうか?

他の生徒が私服で登校すれば校長室登校もやむなし・・・という情報を得て、制服に戻したのとは少し意味合いが違うけど、彼女の自分の意思を貫く強さと、1.2年生がみんなやめたサッカー部で1人部活を続ける悠司(布川隼汰)の芯の強さは何となく相通じるところもあったりするのかも・・・。

あとはサトケン(廣瀬真平)の問題だよなぁ。
野球が大好きなサトケンなのに、親は進学のためにはその野球が邪魔だと考えているようで・・・。
部屋に貼ってあった野球関係のポスターが、ある日突然剥がされていたり・・・。
そういうのって、きっと逆効果だと思うんだけどなぁ・・・。
サトケンが荒れる気持ちもわかるわ。
悠司にも自分の気持ちをさらけ出さないサトケンみたいなタイプこそ、目を配ってあげなきゃいけないんだろうけどね〜。

第4回
「父親はウザイか?」
脚本:清水有生
演出:加藤新

乙女(星野真里)が付き合っている湯山さん(蟹江一平)って男性が、バツイチで前の奥さんが引き取っているとはいえ子供がいると聞かされたら、そりゃ金八先生(武田鉄矢)はうろたえるわ〜。
乙女ちゃんの言い方も何だかなぁ・・・。
子供がいるって事だって、「前の奥さんが引き取ってるから大丈夫」って感じの言い方じゃなかった?
そういう問題じゃないでしょうに・・・。
その上、一緒に暮らすけど結婚はしないって、ちょっと勝手なんじゃ・・・。(^▽^;)
若いし、恋愛まっしぐらになってしまうのはわかるけど、相手の男ももうちょっと気を使えよ!って思っちゃうわ。
金八先生、眠れないよね・・・。(´Д⊂グスン

そんな中で、生徒達と父親の間にも様々な問題が・・・。
まずは、やっぱりサトケン(廣瀬真平)!
あのお父さん(小宮孝泰)、昔はサトケンと一緒に野球やってたらしいじゃないの?
信用金庫の支店長代理になってから変わったみたいだけど、それって仕事のストレスか何か?
でも、それで子供に優しくできないんだったら、ちょっと問題だよなぁ。
金八先生も家庭訪問までして頑張ってるけど、一気に切り込むんじゃなくて徐々に入っていければ・・・って感じだよね〜。

裕美(山田麗)が家に連れて来た男子・大将(亀井拓)を脅す裕美の父親(石倉三郎)は傍から見てると面白いお父さんなんだけど、ああやって包丁突きつけられたらビビって当然!
ちょっとやりすぎ感はあったよね。(^^ゞ
ただ、大将と裕美のお父さん、案外いい関係になれそうな終わり方になってたのが良かった。
大将自身、自分の親とはうまくいってない感じだし、裕美の親だとしても頼れる大人・話を聞いてくれる大人が側にいてくれると、彼も変わっていくんだろうな。

それにしても、授業で父親の気持ちを説いていて、自分が感情移入しちゃって泣き出しちゃった金八先生・・・相当、乙女ちゃんの事がショックなのね。
生徒達に慰められてる金八先生見てると、昔と比べると年老いた感じがしちゃったわ。

第5回
「親の希望子供の夢」
脚本:清水有生
演出:今井夏木

成績の悪い光也(高橋伯明)が教師になりたいと言い出した。
理由が「人のためになる仕事だから・・・。」
こう言われたら、学校の先生達は協力してあげたくなっちゃうよね〜。
金八先生(武田鉄矢)が他の先生にも頼み込んで光也のために補習をしてやることに・・・。
ただの補習授業だけじゃ何となく説得力もないんだけど、金八先生が光也に話して聞かせた中一でオール1だった人が先生になったという話があって、光也の夢だって頑張れば叶うんじゃないかという夢の入り口が見えてきた気がしちゃったなぁ。

自分の中で問題を見つけたら、後は答えに向かって真っ直ぐ進めばいい!
光也は成績は悪かったのかもしれないけど、純粋に真っ直ぐ進む力はありそうだもんね。
ゆっくりでも夢に向かって着実に歩いていってほしいなぁ・・・。
小学校の時にいじめられて、自殺も考えてとぼとぼ歩いていた時に、小学校の先生が何も言わずに後をついてきた。
それで自分は死なずに今生きているんだ。
自分もそんな先生になりたい。
光也の目標がきっちりしているだけに、何だか応援したくなっちゃいますね。

サトケン(廣瀬真平)のお父さん(小宮孝泰)は、自分が高卒で信用金庫の中で後から入って来た人に抜かれたりするのが辛かった。
子供にそんな思いをさせたくなくて、いい高校からいい大学、そしていい就職先へと願っていたのね。
親の気持ちはわかるけど、それをあまりに押し付けるのはやはり窮屈なんじゃないかなぁ?
サトケンのメルアドが、幼い頃に父親が帽子のツバに書いてくれた「一球入魂」で、いかに彼がお父さんと野球を愛していたかがわかるんだよね〜。
それだけに、サトケンにしてみればお父さんに野球を切り捨てられたのは辛かったでしょう。
サトケン、学校に出てくるようになるといいけど・・・。

第6回
「自己主張は金髪で」
脚本:清水有生
演出:生野慈朗

みなみ(菅沢美月)にべったりのみぃちゃん(藤井真世)。
ある日、友達にもっと自己主張しろと言われ、みぃちゃんが取った行動は金髪での登校。
自己主張、激しすぎだよ・・・。(^▽^;)

でもね、自己主張することと約束を忘れる事って何ら関係ないような気がするんだけど、髪を染めて登校しただけで、何でみぃちゃんはみなみとの約束を忘れちゃったのかしらね?
一緒に勉強しようって約束を忘れて、みなみからのメールに「風邪を引いた」と嘘をついて断ったまでは良かったんだろうけど、他の友達と勉強してるところの写メをみなみが受け取っちゃって怒っちゃうわけよね。
でも、ウソつかれたわけだし、これはみなみも怒って当然でしょう。

怒ったみなみに、それでもみなみが一番大切だと訴えるみぃちゃんだったんだけど、みなみは「じゃあ、うちが死ねって言ったら死んでくれんの?」と言ってみぃちゃんを傷つけてしまうわけだ。
でも帰り際、さっき言った自分の言葉が気になって、みぃちゃんが本当に死んだらどうしようと必死で探すみなみ。
ところが、みぃちゃんは呑気に他の友達ともんじゃとか食べてるわけよ。
これも、怒って当然っつーか、がっくりきちゃうよね。

どうにもこうにも怒りがおさまらず、学校裏サイトに「死ね死ね」の書き込みをしたみなみ。

そんな中、職員室から試験問題を盗み出したチャラ(真田佑馬)とニコラス(岩方時郎)は、偶然A組の男子が自殺しようとしている場面に遭遇。
その自殺を止めたとして、一躍ヒーローに!

この一件から3Bでは自殺する人の役、止める人の役になってのロールプレイングゲームが行われ、この中でみぃちゃんとみなみがゲームを通じてお互いの思いをぶつけ仲直りしていくんですが、これはさすがにドラマかなぁ・・・って感じがして、ちょいと引き気味に見ちゃったかも。

チャラとニコラスの試験問題泥棒もバレたんだけど、自殺を止めたという事で大目にみてもらって追試ということに・・・。
うーん、その程度でいいのか?(^▽^;)

来週は幸作(佐野泰臣)がサクラ中学に教育実習でやってくるらしい。
こういう形で母校に来るのって嬉しいだろうね。

第7回
「金八生徒女形競艶」
脚本:清水有生
演出:大岡進

幸作(佐野泰臣)が桜中学で教育実習なんて、それだけで涙が出ますね〜。(TωT)ウルウル
だけど、今回は幸作のお話ではなく3Bの駿(坂井太陽)のお話。

芝居一座の座長の息子である駿は、父親(渡辺正行)に女形をやれとしつこく言われてうんざりしてるわけね。
彼には音楽の道へ進みたいという夢があって、夜な夜な路上ライブに出かけたりしてるんだけど、中学生が夜に路上ライブなんていいのかな?(^▽^;)
紋土(カミュー・ケイド)もダンスパフォーマンスやってたけど、あれは何時ごろなんだろ?と気になってしまった。

そんな駿と紋土、二人とも父親のことで悩んでいるわけね。
駿は自分を女形にするために、役者を仕込んでまで音楽を諦めさせようとする父を恨み、父親の仕事なんてクソみたいな仕事だと忌み嫌っているわけよ。
役者の仕事だけじゃ足りなくて、公衆トイレの掃除をしてる父親の姿が、駿の年頃だと受け入れられないんだろうね。
そんな駿にどんな仕事だって、誰にも感謝されなくたって、誰かの役に立っている大事な仕事なんだということを教えたかった金八先生(武田鉄矢)。
話の行きがかり上、金八さんが女形を披露することになっちゃったんだけど、これがまぁえげつない。  (;´Д`)ゲロゲロ
駿の父親の女形もかなり酷かったし、あれをみちゃったら駿も自分しかいないと思わざるを得ないでしょう。
っつーか、お金を払って見に来るお客さんのためにも、ぜひ駿で・・・。(笑)
駿の女形はすごくキレイだったわ。
踊りはまだまだだけど、磨けば光るって感じで目線なんかは結構色っぽかったし・・・。
なんだかんだで、駿の方は落ち着いたのかな?

で、来週は紋土のお話。
父親が軍人でイラクへ行く前に紋土に会いたいと行って来たらしい。
でも、会うのを拒む紋土。
会わないで後悔するようなことがないといいけど・・・と、ちょっと不安になってしまいました。

第8回
「子守歌に託した夢」
脚本:清水有生
演出:加藤新

英語の苦手な紋土(カミュー・ケイド)がキング牧師の名演説を覚えていた事で、顔すら知らない父親とのつながりが見えてきて、最後の方は結構ぐっと来ました。
父親からの手紙を英語が得意な亮子(忽那汐里)に訳してもらいたかっただけなのに、紋土がラブレターを渡そうとしてたと勘違いされ、クラス中にそんな目で見られ・・・。
裏サイトでも面白おかしく書き込みされてて、亮子は思いっきり気にしちゃったのよね。
それで、自分もラブレターを渡されると思い込んじゃって、手紙をポケットから出した紋土に「何で私が黒人なんかと付き合うの?」と酷い一言を・・・。
それにしても、ここで黒人を持ち出さなくても・・・って感じでしたわ。
見る限りでは、今まで3Bの中で紋土が差別されている雰囲気は全くなかったですからね〜。
いきなり人種差別かよ!って、ちょっと哀しくなっちゃいました。

今回は幸作先生(佐野泰臣)と金八先生(武田鉄矢)の親子が、ひとつのキング牧師の演説という題材でリレー形式で生徒たちに訴えかけるところが良かったなぁ。
久々に金八先生の授業で泣けた気がしました。(TωT)ウルウル

紋土が覚えていたキング牧師の演説は、紋土の父親が伝えたかった言葉を紋土の母(池津祥子)が子守歌代わりに聞かせていて知らず知らずに覚えていたもの。
父親の顔は知らなくても、父が紋土に伝えたかった事は子供の頃からちゃんと紋土の中で育っていたのよね。
紋土に酷いことを言った亮子にも、金八先生は責めることなく上手に諭していたと思うし、クラスメイトたちがみんな廊下に出て紋土と亮子・・・いや紋土の父親と二人にしてあげようと気を使ったのも良かった。

亮子が訳してくれた父親の手紙には「できればこの腕の中にお前を抱きしめてから死にたい。」という、お父さんの切なる思いが・・・。

亮子はスピーチコンテストの代表を紋土に譲り、紋土に今の想いをみんなの前で話すべきだと言いました。
クラス一丸となって、紋土を応援するところで、何だかジーンとしちゃいました。
お父さんと会えるといいなぁ・・・。
お父さんのためでもあるし、紋土のためでもあると思うんだよね。
紋土が苦しんでいるとき、やっぱ駿(坂井太陽)が一番心配してて、友情も感じられたのが良かったです。

第9回
「父親は大きくて
暖かかった・・・」
脚本:清水有生
演出:今井夏木

紋土(カミュー・ケイド)がアメリカの父親に会いにいけるように、旅費を稼ごうとする3B。
こういう時にネットオークションを思いつくってところが、いかに今の子供たちにネットが普及してるかって事がわかるよね。
詩織(牛山みすず)が家から持ち出した壷が1万円で売れたって大騒ぎしてた時は、絶対もっと高価なものなんだろうなぁと思ったけど、300万は下らない家宝だったなんて冷や汗もんだよね。(^▽^;)
そういうものは親に断って持ち出さないと・・・。(゚ー゚;Aアセアセ
そんな一件があって、詩織の親が金八(武田鉄矢)に相談、みんなの計画がバレちゃったわけだね〜。
でも、バレて良かったよ。
きっとこの計画で旅費が稼げたとしても、紋土が喜んで受け取ったとは思えないし・・・。
第一、紋土のお父さん、日本に来ちゃったしね。(笑)

日本語のわからないお父さんと会うために、会ったら言いたいことを英語で言える様に必死に勉強してたのに、いざあったら言葉なんかいらなくて・・・。
お父さんが紋土をぎゅっと抱きしめた瞬間に、私も泣いてしまいました。(涙)
ずっと会えなかったけど、親子なんだって事が伝わる瞬間でしたね。
それにお父さんの愛情も抱きしめる力の強さで伝わったと思うし・・・。
紋土の中にあった父親へのわだかまりみたいなものも、一瞬でなくなったことでしょう。

さぁ、次に心配なのは千尋(森部万友佳)。
友達にお金を貸しては利子つけて返してもらうという、とても中学生とは思えない事でお金を貯めてるみたいだけど、彼女の両親がお金の事で言い合いをしている状況をみると、彼女は彼女なりに自分が進学するための費用を親に迷惑かけずに貯めようとか思っているのかもしれないなぁ・・・。
それにしても、貸す方も貸す方だけど、借りる方も借りる方だよね。
裏サイトで千尋を批難する書き込みが相次ぐ中、「千尋、可哀想」「励ます会をやろう」という応援してくれる書き込みを見つけた千尋。
待ち合わせの場所に行ってみると、どこぞのおっさんが目の前にやって来たんですが、これって同級生にハメられたって事なんですか?
もし、そうだとしたら酷い!

第10回
「高利貸しの女の子」
脚本:清水有生
演出:大岡進

千尋(森部万友佳)の前に現れたのは教育ジャーナリストを名乗る山田という男性。
3万円でいじめの取材に協力してほしいと千尋に接近。
あのね〜、3万って金額からしてこの男の狙いは明確!
でも、中学生にはそんなのわからないものなのかしら?
特に「友情よりお金」な千尋にとっては3万円は魅力だったかもね。
ついて行ったが最後、監禁され乱暴されそうになり、それをビデオに撮られそうになった千尋。
隙をみて男のPCから3B裏サイトに居場所を書き込んで助かったけど、実際にこんな風に助かることはまずないでしょうね。

この内容がチェーンメールで回ったり、事情を知ってる男子がクラスで面白おかしく話したりしてるのは見ていて不愉快でしたね。
千尋がどんな思いをしたかなんて誰も考えてない感じで・・・。
金八先生(武田鉄矢)も裏サイトで千尋の悪口を書き込んだ生徒の心に何とか響けと黒板に書いた「ウラサイト」の文字に怒りをぶつけてみたり、千尋を家庭訪問してみたり頑張ってました。
お金で買えるもの、買えないものの話は生徒の心に届いただろうと思ってたんだけど、現代っ子にはいまひとつ届かなかったのか、「それはそれ、これはこれ」って感覚なのか、まだまだ理解してくれてないようで残念。
ただ、お金で買いたいものを書かされた生徒の中で、大将(亀井拓)と美香(草刈麻有)が「親」と書いてたのが気になりますね〜。
お金で買えないものなのに、お金を出しても買いたいってわけでしょ?
私も親の立場だから、子供にそんな風に思われたら・・・と思うと辛いなぁ。(´Д⊂グスン

金八先生があれだけ一生懸命話したのに、千尋は金貸しを止めないしやっぱりお金が大事だとノートに書いている。
今時の子って、こんなもんなのかな?
金八先生の話も、昔と比べたら説得力に欠けるような気もしないでもないし・・・。(^^ゞ

第11回
「父に謝れ!金八涙の叱責」
脚本:清水有生
演出:加藤新

幸作(佐野泰臣)の教育実習が終了。
その幸作は付き合ってる彼女が沖縄出身で地元へ帰るため、自分も沖縄での教員試験を受けるつもりらしい。
幸作も巣立っていくんだなぁ・・・と思うと、じーんとしちゃう。
乙女(星野真里)の恋愛関係がモヤモヤしたままで、ついつい金八(武田鉄矢)はそっちばかり気にしてるみたいだけど、もし幸作と乙女が同じ時期に家を離れることになったら、すごく寂しいんだろうなぁ。

さて、年内最後の金八先生はずーっと引っ張ってたサトケン(廣瀬真平)の問題がメイン。
それにしても、サトケンの父親(小宮孝泰)が死んでしまうとは予想してなかったわ〜。
3Bの教室に現れて、生徒たちにどうしたらサトケンが部屋から出てくるのかを相談。
大将(亀井拓)からは「あんたがどっか消えりゃいいよ」と言われてたけど、そのお父さんがくも膜下出血で亡くなってしまうなんて・・・。
大将は自分の親とうまくいってないみたいだし、そんな鬱憤をサトケンの父親にぶつけてしまった部分もあったと思うんだけど、自分がきつい事を言った相手が本当にこの世から消えてしまった事が大将の今後にも大きく影響してくるんじゃないかしら?

さて、父を亡くしたサトケンですが、お通夜になっても部屋から出てきませんでしたね。
金八が優しく呼びかけても応えず・・・。
しかし、サトケンの父の携帯に残されたメールを読んだ金八は、再度サトケンの部屋のドアの前へ。
「いつまで甘えてるんだ!」「お父さんをもう楽にしてやれ」「お父さんにお別れを言え!」「15年間も育てていただいてありがとうございましたと礼を言え」と怒鳴る金八の姿は、半分は教師だけど半分は父親だったように思えました。
サトケンも父親の携帯に残されたメールを読んだら、読まずに削除していた事を悔やんだんじゃないだろうか?
父親にちゃんとお別れとお礼を言ったサトケンは、学校へ来るようになりました。
お父さんが元気なうちにこの姿が見せられれば良かったのにね。(´Д⊂グスン

彩華(高畑充希)が付き合ってた彼氏に合わせて受験する学校のランクを落としたことで、彩華の両親が相手の家に乗り込んで文句を言ったとかで、二人の仲が終わってしまったらしい。
わが子を説得するんじゃなくて、彼氏の家に乗り込むってあたりが凄いですな。(^▽^;)
受験前にこんな事があったら、集中もできないでしょうよ。
こんな感じで新年SPへ続くのね。

第12回
新春スペシャル
「恋と志望校・親の反対から
家出したフタリ・・・
家庭崩壊・同じ境遇から
心寄せ合うフタリ」
脚本:清水有生
演出:生野慈朗

新春スペシャルって事で2時間だったけど、最後の方は眠気が襲って来ちゃったわ。
やっぱ昔ほど引き付ける魅力がないよなぁ・・・。

彩華(高畑充希)の彼・松井君(松川尚瑠輝)が父親と言い争ってるうちに、つい突き飛ばしてしまい父が頭から流血。
すっかり動転してしまった松井君は彩華に「オヤジを殺してしまった」と電話するんですが、そんな事する前に救急車を呼べ!っちゅーの。
それで呼び出された彩華も「逃げよう」って事で、二人で彩華の家の別荘へ・・・。
っつーか、都合よく別荘持ちのお嬢さんだったりするのが話出来すぎ。
大体、親所有の別荘なんて、一番探されそうな場所なのに何故そこを選ぶかなぁ?
安易やなぁ。
中学生じゃお金もないだろうし、手っ取り早い宿泊先としては好都合だったのかもしれないけど・・・。

父親のことが心配になった松井は翌朝家に電話を入れ、父親が無事だったことを知る。
それでなんだかんだしてるうちに二人は意見が合わなくなっちゃって、松井だけが先に帰っちゃうんだよね。
どうなの?これ。
自分が親を殺したかもしれないと不安になって彼女を呼び出したのに、今度はその彼女をおいて帰っちゃうんだよ!
それは男としてどうなのよ?
彩華も金八先生(武田鉄矢)が捜してくれたおかげで家に帰ることが出来たけど、親は転校させる気マンマンだし・・・。
生徒たちの間でも二人が駆け落ちしたと噂になり、思春期の彼らの興味は二人が関係を持ったかどうかって事になり・・・。
男子生徒が松井を問い詰めたところ「うん、まぁ・・・一応・・・」ってな妙な見栄を張ったばかりに、「やっちゃった」という噂が流れ・・・。
本当にもう!この男はダメじゃな!

一方で、オヤジ狩りが見つかって逃げる大将(亀井拓)を「乗って」と車で拾う美香(草刈麻有)にもビックリだよ!
父親が国会議員で、ええとこのお嬢さんみたいだけど両親はダブル不倫、卒業後はアメリカに留学、そして結婚相手まで決まっているという美香。
でも決して逃げないという美香を見て、大将の心にも響くものがあったのかな?

金八先生が彩華のために行った詩の朗読。
その詩から、自分の場所に踏みとどまり闘うことの大切さを感じ取ったのは大将も同じだったね。
酒乱の父親(山本龍二)から逃げようとする母(木村理恵)たちから一人離れ、家に踏みとどまり闘うことを決意した大将。
しかし、それは中学生にとってはあまりにも無謀な闘いではなかろうか?

彩華も転校はせず、受験に立ち向かうことを決めた。
あんな松井君でもまだ好きらしいのが、おばちゃんには許せんのだが、いつか彼女も気付くでしょう。
チャラ(真田佑馬)みたいなヤツの方が、きっと自分を大事にしてくれるって事にね!

そうそう、乙女(星野真里)の彼氏・湯山さん(蟹江一平)が結婚しない理由というのは、別れた娘の唯一の父親である事を誓ったからだと言ってましたね。
そういう理由を告げられたら、同じ父親という立場で金八先生も納得せざるを得なかったかな?

第13回
「年上の女性のワナ」
脚本:清水有生
演出:今井夏木

街頭でティッシュを配ってるお姉さんに心を奪われた智春(菅野隼人)。
ところが、このお姉さんが悪い人で智春が自分に興味があることを知りながらお茶に誘い、中学生から金を借り、最終的にはワナにハメ、悪いお兄さんたちに脅してもらって10万を要求。
このお兄さんたちが大将(亀井拓)がつるんでいるワル仲間だったため、智春をかばった大将が10万を用意しなくてはならなくなるんだよね。
智春と大将が幼い頃からの友達で、二人の間には切っても切れない縁があったというのが、今回のエピでよくわかったよ。

しかし、大将はちょっと可哀想だな。
酒乱の父(山本龍二)から逃げずに家に残ったのに、その父親は一瞬は仕事をする気を見せたものの、勤め先が見つからなかったら、またすぐに酒に逃げるし・・・。
智春のことはほっとけないし・・・。
中学生には、もっと能天気な悩みを抱えててほしいけど、大将の悩みってシリアスすぎるんだもん。

そうやって苦しむ大将を助けたい気持ちから、智春は千尋(森部万友佳)のお金を盗んでしまうんだけど、それも大将が自分がやったと罪を背負ってしまって・・・。
こんな時も、「だから学校にそんな大金持ってくるからだろ?千尋」と彼女を責めたくなっちゃうんだけど、最終的には千尋が「お金を大将に預けていたことを忘れてた。」と嘘をついてくれたことでみんな助かったよね。

智春はノートに「先生、ごめん。大将を助けて」と書いて提出した。
さて、来週は大将の父親を同じ父の立場から説教する金八先生(武田鉄矢)が見られますかな?
それにしても、やっぱり金八先生のパワーが落ちちゃったなぁ。
年のせいなのかなぁ・・・。

第14回
「あの頃の父は大好きだった!」
脚本:清水有生
演出:大岡進

大将(亀井拓)の父親(山本龍二)問題、何とか解決してよかったよ。
受験前なのに、家にあんな問題抱えてたら、それこそ受験どころじゃないよなぁ。
しかし、大将も健気だったよ。(´Д⊂グスン
酒乱の父でも、やっぱり自分にとってはたった一人の父親なんだよね。
裕美(山田麗)の父・政吉(石倉三郎)の寿司屋でバイトを始めて、政吉さんが父親代わりみたいに時には厳しく、時には優しく接してくれて、何だか大将、このまま好青年になっちゃったりして?と思ってた矢先、父ちゃんがやらかしてくれちゃうんだよ〜。
息子が頑張って稼いだバイト代を酒買うのに使っちゃうってどうよ?
ひどくない?
でも、そんな時に理性が働くんだったら酒乱じゃないもんね〜。
可哀想だったな・・・大将。

母親(木村理恵)から「おいで」と電話があって、ふっとそっちに行ってみる気持ちもわかるよ。
だけど、そこで母親が世話になっている男性には、どうしても自分はなじめなくて居場所を失ってしまうんだよね。
そんな時に金八先生(武田鉄矢)のところへ行って欲しいのに、大将はワル仲間に引っ張られて行っちゃって・・・。

でも、今回は久々に熱い金八先生が見られて良かったわ。
ワル仲間のたまり場から大将を救い出し、大将の父親にも涙ながらに説教!
「親という字は木の上に立って、子供の帰りを見ると書くんです!」というのも、久々に聞いた気がしたよ。
「親だったら、黙って働け!」と、あれだけ怒鳴られたら大将の父も心にズシーンと響いたんだろうね。
入院して酒を断つことを決意してくれたよ。
良かった・・・本当に。
入院する前に、大将に焼き飯を作ってあげる父親の姿には目頭熱くなりました。
親子そろって、台所に立つ姿・・・あれが本来の父と息子の姿なんだよね。
いつ戻って来られるかわからないけど、きっちりお酒を断って親らしい顔して戻ってきてほしいなぁ。
大将は受験するんだろうか?
何となく、裕美の店で修行しそうな気もするけど・・・。

第15回
「謝ること・許すことの
むずかしさ」
脚本:清水有生
演出:加藤新

バレエの発表会で主役のシンデレラを踊ることに決まった順子(井本杏子)が、学校の階段から落ちてじん帯損傷で全治1ヶ月。
仲良しのみゆき(梶尾舞)と接触して落ちたため、みゆきは責任を感じるんだけど、この二人の問題だけでおさまらないから厄介なんだよね。
当初、みゆきが謝り順子も気にしないで・・・って感じで何事もなく済みそうだったのに、順子の親が損害賠償請求だの裁判だの言い出して、それに対してみゆきの親も一歩も引かずって感じでややこしいことに。
ほんと、大将(亀井拓)が言ってたけど、親が出てこなければみゆきが謝って順子が「いいよ」・・・それで終わってた事なんだよね。(^▽^;)
まぁ、親だから心配もしたわけだろうけど、心配というより怒りがおさまらないだけって感じだもんなぁ。
そんな親のいがみ合いが子供たちの関係まで歪めようとしていて、たまらず金八先生(武田鉄矢)が両方の生徒と親を呼び出して話し合わせようとしたけど、最終的には親に説教しちゃってましたね。
思えばこのシリーズ、生徒より親に説教してる場面が多いような気がする。
何だか親としては複雑だなぁ・・・。(^^ゞ
まぁ、なんだかんだでこの二人は元通り仲良しに戻ったわけで、良かった、良かった!

大将は母親(木村理恵)が許せず、一人であのアパートで暮らすことに。
そんな大将のところでは、心配してやって来た美香(草刈麻有)と裕美(山田麗)が鉢合わせ。
美香は大将に恋心があるわけじゃないと思うんだけど、裕美にしてみれば美香は恋のライバルだよね。(笑)
こっちもややこしいことになるんだろうか?

第16回
「3B生徒に霊能力者がいた!!」
脚本:清水有生
演出:生野慈朗

徹夜続きで学校で倒れた詩織(牛山みすず)は、保健室で目を覚ました後、金八(武田鉄矢)の後ろにいる女の人が見えるようになる。
つまりは金八の守護霊らしいんだけど、詩織からその話を聞いた母親が「うちの神社の女には、そういう霊能力があるの」って話して聞かせたあたりで一気に冷めちゃったよ。(^▽^;)
私は霊の存在を信じているわけでもないし、全く否定しているわけでもないんだけど、何だかしらけちゃって・・・。

みなみ(菅沢美月)がバレンタインパーティーに行くというのを、守護霊が止めていると必死に伝えた詩織。
金八まで使ってパーティー行きを阻止したおかげで、みなみたちはその会場で起こった火災の被害に遭わずに済んで・・・、その1件で詩織は霊能力者だとクラス中が認めるようになっちゃうわけよ。
時期は受験前って事で、みんなが詩織様状態で高校に受かるか?なんて聞きに来るんだけど、詩織には何も見えなくて仕方なく適当な嘘のお告げをしてしまうのよね。
引くに引けなくなってしまった詩織の気持ちはわからなくもないけど、徹夜するほど勉強に追いまくられていた子が、人の守護霊見てあげてる時間なんかないだろう?とツッコミつつ見ちゃいました。(笑)

みなみの1件でみんなに持ち上げられたかと思えば、千尋(森部万友佳)がお告げ通りにネットビジネスに投資したら詐欺だったと責め立てて来て、詩織への信用が急降下。
まぁ、こんなのに踊らされてる周りの生徒が一番おめでたい気がするんだけどね。
金八先生に本当のことを話して、結局誰かに寄りかかって生きるんじゃなく、自分の足で立たなきゃダメなんだよ・・・ってな感じでまとまったけど、金八の守護霊が亡くなった里美(倍賞美津子)だったってところだけは、ちょっと面白かった。
だから、詩織は金八先生の家で里美の遺影に手を合わせていたのね。
でもなぁ、もうちょっとマシなエピはなかったんだろうか?
ぐっと来る度が低いんだよなぁ。

第17回
「横綱の品格」
脚本:清水有生
演出:今井夏木

玉ちゃん(米光隆翔)、できた子だよ〜。
受験前にイガピー(田辺修斗)の風邪をもらっちゃって、試験当日受験会場で倒れて試験が受けられなくて不合格。
大体、いくら皆勤賞を目指していたイガピーが、無理して学校に来るのが大間違いだよ!
今回、イガピーの親も玉ちゃんの親も出てこなかったけど、私としてはイガピーの親が登校を止めなかったのかとか、相撲の強い高校に行きたくて必死で頑張ってきた玉ちゃんの親が悲しんだんじゃないかとか、そういう親の部分にもとっても興味があったなぁ。
ぜひ、そこまで描いてほしかったよ。

確かにイガピーの風邪を玉ちゃんがもらったという確証はないけど、あの状況で「俺の風邪かどうかわからないだろう?」と堂々と反発するイガピーにも疑問を感じるわけで・・・。
そんなイガピーがクラス中から責められて、一人教室の外に机と椅子を持ち出していたけど、それが反省している態度ではなく反発している態度だったのも何だか好きになれなかった。
自分の受験さえ終われば、人の受験はどうでもいいのか?
自分の皆勤賞も大事だけど、もう少し人を思いやる気持ちを持った人に成長してくれると嬉しいよ。

そこへいくと、玉ちゃんは大人だったね〜。
決してイガピーのせいにはせず、「自分の健康に気をつけられなかった俺のせい。」なんて、なかなか言えないっすよ。
美香(草刈麻有)に「カッコいい」って言われただけで、デレデレになっちゃう玉ちゃんがまた可愛かったりして・・・。
そんな玉ちゃんも実は皆勤賞を狙ってる一人だったのよね。
だけど、今回の風邪で欠席しちゃって、叶わぬ夢となってしまった。
同じ皆勤賞を狙ってた玉ちゃんのことを聞いて、やっとイガピーが謝るんだけど、もっと前に気付いてくれたら・・・とちょっと思っちゃったよ。

そんな中で、乙女(星野真里)がついに家を出ましたね。
最終的には金八先生も納得して乙女を送り出したわけですが、幸作(佐野泰臣)も沖縄にゼミ合宿でいない中、金八が一人ポツンと座ってるのが寂しかったなぁ。
・・・と、同時に私も親だから、いつかあんな想いを感じる時が来るんだろうなぁとしみじみ思ってしまいました。

美香は父が勧めるアメリカの学校には行かず、日本の高校に進学したいと自分の気持ちを伝えたけど、父は許してくれないみたい。
日本の学校へ行きたいという理由が「友達ができそう」というもので、何だかじーんとしちゃったよ。
心からの友達が今までいなかったんだろうね。
お父さんを説得するにあたって、金八先生も出てくるかな?
また、親に説教かしら?(笑)

第18回
「教室一杯の恋の歌」
脚本:清水有生
演出:加藤新

りな(萩谷うてな)が悠司(布川隼太)に好きだという気持ちを伝えたものの、悠司の困惑顔に気付き「冗談、冗談」と冗談にしてしまう。
その時悠司が言った「ありえね〜」という言葉に傷つくりな。

でもさ、いくらなんでも自分の受験の前日に告白するってーのはどうよ?
言ってスッキリしたかったのかもしれないけど、とりあえず最悪の場合も想定するでしょ?
受験前日にこれはキツイってば!

それを知った女子たちが、悠司のせいでりなは試験が満足にできなかったと責め立てるんだけど、それも悠司がかわいそうだったりして・・・。
この年代の子たちにとって「ありえね〜」という言葉って日常ありふれた言葉だと思ってたんだけど、実は言われたら傷つく事もあるのね〜。
金八先生(武田鉄矢)は、そんな3Bに恋をテーマに短歌を作らせるんだけど、この授業が久々に「あぁ、金八先生の授業だなぁ」って感じでなかなか良かった。
中学生が詠む恋の歌は、どこか繊細でたまにきゅんとしちゃう作品もあってよかったなぁ。
個人的には美香(草刈麻有)の「君からの着信音が嬉しくて少しの間居留守をしてる」って作品が好きだったわ。
自分の想いを言葉にして伝える大切さを教えてくれた金八先生の授業。
久々に納得したよ。

美香は都立の二次を受けたいと金八にお願いしてましたね。
両親はこれから説得すると言ってたけど、美香の両親を説得するのは大変そうだなぁ。
何となくクラスで浮いた存在だった美香が、3Bの輪に入れたのは良かったよ。
一緒にもんじゃ食べたり、そういう普通の友達付き合いが本当はしたかったんだよね。

でも、来週は美香が金八の家に泊まったとかで問題になるみたい。
相手が金八さんでも問題になっちゃうのか〜?

第19回
「やっと見つけた私の居場所」
脚本:清水有生
演出:大岡進

都立の二次を受けると言っていた美香(草刈麻有)が父親(宅麻伸)に願書を捨てられた事で金八(武田鉄矢)の自宅へやって来た。
「1週間後にアメリカになんか行きたくない。3Bのみんなと一緒に卒業したい。」という美香の気持ちを聞いて、一緒に天ぷら揚げてご飯を食べて・・・と和ませてあげる金八先生。
美香が天ぷらを揚げてる時の笑顔、無邪気で可愛かったなぁ。
この子、こうやって子供らしく振舞う事がなく育ってきちゃったのね・・・と思うと、ちょっと胸が痛かったぞ〜。
父親も母親も自分の事で精一杯って感じだし、あれじゃ無理もないけどね。
金八先生の昔話を聞いているうちに、眠ってしまった美香。
仕方なく金八先生がそのまま泊めてしまうんだけど、翌朝やって来た遠藤(山崎銀之丞)が美香が泊まっていた事実を知ってしまい、保健室で喋っているのをベッドで寝ていた祐樹(植草裕太)が聞いて裏サイトに書き込み。
金八に詳しく事情を聞くでもなく、誰かに言ってしまう遠藤の浅はかさもダメだと思うけど、何でもかんでも裏サイトに書き込む祐樹もどうなのよ?
文字になっちゃうと、その背景にあるものとか無視で、事実だけが伝えられちゃうじゃない?
そういう恐さを感じちゃったなぁ。
そうなったのには理由があるんだけど、そんな理由はどうでもいいんだもんね。
確かに男一人の家に女子生徒を泊めた金八先生にも落ち度はあるのかもしれないけど、美香にとってはあの時受け入れてくれた金八先生がいた事が何より支えになったはずだし・・・。
せめて、乙女ちゃん(星野真里)を呼び戻せばよかったのかもしれないけど、乙女ちゃんは乙女ちゃんで湯山さん(蟹江一平)の娘さんに泣かれた事で、彼と結婚しないと言っちゃったばかりだし・・・。

金八先生が美香の父親と話し合って、意外と簡単にアメリカ行きを中止してもらえたなぁ・・・と思ったら、どうやら選挙が終わったらアメリカに行かせちゃえ!って作戦らしいよ。>美香父
子供の気持ちは無視なのかい?

さて、来週は金八が美香を泊めたことが週刊誌に載っちゃうらしい。
はぁ、厄介な・・・。(゚ー゚;Aアセアセ

第20回
「裏サイトの暴力
金八を窮地に」
脚本:清水有生
演出:生野慈朗

学校では裏サイトの存在が問題に・・・。
って、やっとかよ!って感じですな。(゚ー゚;Aアセアセ
来年の新入生の親が怒鳴り込んできたりするのも、当然考えられる事だよなぁ。
美香(草刈麻有)の父(宅麻伸)が記事をもみ消したけど、美香には卒業後アメリカに留学するのが条件だと言ってたし、金八先生(武田鉄矢)が担任を降りる事にもなってしまって、卒業前に大変だよ!

金八先生がクラスのみんなに、美香に風邪を引かせたくなかった、玉ちゃん(米光隆翔)みたいに受験前に風邪を引かせるような事はしたくなかったと話していたあたりは、ちょっと(TωT)ウルウルしちゃったなぁ。
先生の素直な気持ちが伝わってきて・・・。

そして、裏サイト問題で管理している祐樹(植草裕太)が責められるわけだけど、自分は悪くないと受け入れない祐樹。
しかし、祐樹を除く3Bの生徒たちが実はもう裏サイトへの書き込みをしていなかったというのは意外だった。
自分が裏サイトで嫌な思いをしたから書き込みをやめたというのが主な理由だったけど、なかなかのいい子ちゃん揃いでおばちゃんビックリ!
そして、そんな3Bのみんなが取った行動は、裏サイトに実名を出して金八を好きだという想いを書き込むというもの。
いやぁ、ドラマだから見ていられるけど、実際問題実名でネット上の掲示板に書き込むっていうのは、相当な勇気がいるけどなぁ。(^^ゞ
実名で書いたことで、またそれを利用する世界中の誰かがいるわけで、そういうのを目の当たりにして、祐樹が裏サイトを閉鎖するに至ったのは、まぁ良かったかな?

裏サイトが閉じられて、3Bのみんなは自分の気持ちを「私」のノートに綴るわけだよなぁ。
そう言えば、自分が中学生の頃にも担任と生徒のノートのやり取りがあったなぁと、しみじみ思い出しちゃった。
先生がどんな一言を書いて返してくれるか、結構楽しみで書いてた記憶があるわ〜。

さてさて、金八先生が担任を外れた事で、卒業式はどうなっちゃうんでしょうか?
それまでに担任に戻るというのは、ちょっと考えにくいかなぁ・・・。

第21回
「卒業式前夜
3B全員体育館に立てこもり」
脚本:清水有生
演出:加藤新

3B最後の国語の授業は、やっぱり茨木のり子さんの詩で、今までに学んだ詩を振り返りつつ、生徒それぞれの思い出がよみがえるあたりは良かった。
ただ、その後の3B全員で体育館に立てこもりって話が、それほどググッと来なかったのが残念。

結局、美香(草刈麻有)は都立の願書を出してなくて、アメリカ行きを決意していた。
そんな美香のところへ金八(武田鉄矢)が話を聞きに行こうとしている時に、校長(浅野和之)が混乱を避けるため卒業式への列席を控えてくれと言うんですわ。
週刊誌もまだかぎ回っているらしく、病欠という事で自宅待機させられるらしい。
教え子たちの卒業式に出ることができないなんて、そんなせつない話がありますかいな・・・。

そんな中で美香は金八先生を担任から降ろしたのが、自分の父親(宅麻伸)の差し金だった事を知りショックを受ける。
何としても金八先生と一緒に卒業式に出たいという3Bの思いは強く、何と卒業式前夜に全員で体育館に立てこもっちゃいましたよ。
「腐ったみかん」時代の金八先生で、生徒が放送室に立てこもった時はものすごく泣いた覚えがあるんだけど、今回の立てこもりは泣けなかったなぁ。
金八先生の「中学校の集大成である卒業式を、何故もっと大事にしない?」という問いかけに、美香が「大事だからこうしている」と答えたのは、多少ぐっと来たんだけどね。

校長に「私と一緒に子供たちと話をしてもらえませんか」とお願いした金八先生だったけど、「今更それはできない」と断られ、「残念です」と一言残し職員室を後にする金八さんは寂しそうだった。
一人で体育館に向かい、生徒を説得し中に入れてもらった金八先生は、一人ずつ生徒の名前を呼び、「3年B組25名・・・元気ですね?」と。
ひっそりした卒業式が始まっちゃったのかと思っちゃったじゃないかーーー!
もう、ビックリさせるんだから・・・。(^▽^;)
で、結局どうなるんですかね?
毎回、卒業式はそれなりに泣けるはずなんですが、もしかしたら今回は期待できなかったりして・・・。(^^ゞ

最終回
「サヨナラ金八先生」
脚本:清水有生
演出:今井夏木

うん・・・やはり泣けない最終回だった。
このシリーズを通して、金八先生(武田鉄矢)が生徒よりも、その親に対して説教してるシーンが印象に残っている。
・・・ということは、やはり今時の親の問題を描きたかったんだろうなぁ・・・って気はするんだけど、全体的には内容が薄い感じのまま終わってしまった。

立てこもった3Bが出した結論は、美香(草刈麻有)に父(宅麻伸)と真正面からぶつかるべきだという事。
それで体育館の扉を開き、やって来た父親に美香は自分の本音をぶつけるんだけど、父は聞く耳持たずで・・・。
そんな父親に「美香さんを山のてっぺんに置き去りにしたのはあなただ。」と言った金八先生。
桜中学に来て、友達が出来たから一人ぼっちじゃなくなった。
寂しくなくなった。
「どうかこの子を褒めてやってください。そして、この子の想いを聞いてやってください。」
そこで美香は3B全員と金八先生と一緒に卒業させてほしいと頼むんだよね。
卒業式が混乱する事を恐れていた校長(浅野和之)も、最終的には金八先生を3Bの担任に戻すと宣言し、3Bの願いは叶ったわけだ。

卒業式に3Bが全員で述べた答辞も、大して感動できず・・・。
それは、各々のエピの印象が薄かった事も原因なんだろうけど・・・。
教室へ戻って、「私」のノートの最後のページにそれぞれ書かれた漢字の意味を説明しながらの金八先生の卒業式におなじみのシーンも、画面の中で泣いている先生や生徒たちほどに泣けるわけでもなく・・・。

もう、金八先生もここらへんが潮時かな?って感じだった。
やっぱ、小山内美江子さんが書いていた頃とは、重みが違うような気がするよ。

 

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