喰いタン

原作:寺沢大介 「喰いタン 1 (1)
P:次屋尚・山本由緒
主題歌:B'z 「結晶」
     「喰いタン remix:soundtrack

File.1
「食いしん坊探偵!
事件現場の証拠を食う!?」
脚本:伴一彦
演出:中島悟

想像していたより面白かった。
探偵事務所・ホームズエージェンシーにやって来た高野聖也(東山紀之)。
とっても食いしん坊な高野が、「食べること」で事件の真相を暴いていくという風変わりなお話。
見る前は、あまり興味をそそられる部分がなかったんだけど、見始めてみたらクスッと笑える部分があって、意外と楽しく見ることが出来ました。

本当に高野は一日何食食べるのでしょう?(^▽^;)
見てるだけでお腹がいっぱいになりそうなんだけど・・・。

初回は絞殺されて殺された男性の事件。
現場にあったお寿司が美味しそうで、つい食べてしまうほどの食いしん坊高野には笑っちゃったわ。
っつーか、殺人現場にあったお寿司なんて、普通は気持ち悪くて食べられないけどね〜。(;´Д`)
でも、この時に現場に残されたお寿司を口にしたことが、事件の真相を見破るきっかけになるとは、高野はただ者ではありませんな。
お寿司屋さんで修行中の男性がホームズエージェンシーに出前を届けに来た時、明らかに何かを知ってる態度だったから、彼が犯人なのかな?なんて思ったりもしたんだけど、犯人はお寿司屋さんのご主人(光石研)でしたね。
お店で出す寿司と出前の寿司では握り方が違う・・・、そんなところに気付くのがただの食いしん坊ではないわ〜。
事件現場にあったお寿司は出前のはずなのに、握り方が店で出す場合の握り方だった。
うーん、そんな事から解決できるとは・・・。

警察に突き出すのではなく、自首すると信じて待った高野。
「腕の良い職人は後片付けがちゃんとできる」
それは殺された男がすし屋のカウンターでもみ消した煙草の痕が残ってなかった事と、自分がした事に対して自分で償うことの両方の意味があったのね。
だけど、その「後片付け」って激しく方向性の違うものに思えてならないんだけどなぁ。(^▽^;)

どんどん食べ続ける東山君、体重管理に気をつけて頑張ってほしいものです。

File.2
「中華街を食い尽くす!」
脚本:伴一彦
演出:中島悟

土曜日の夜に見るには、いい感じだよね〜。
何気に「食べ物を粗末にするな」ってなメッセージも入ってたりして、子供たちにも伝わると思うし・・・。
高級なお弁当を親が頼んでくれても、ぜんぜん嬉しくない金田一君(須賀健太)の寂しさも、そんな金田一に一緒にご飯を食べようと誘った高野(東山紀之)も、金田一みたいな小さな子供を同等に「友だち」として扱う大人たちも、見ていてじ〜んとしちゃったよ。

今回はマーボー豆腐がメイン料理でしたね。
最初は殺された被害者の子供・ヤン君(長澤秀平)が持っていた中国の何とかって山椒が、事件の鍵なのかと思って見てたけど、ヤン君が持っているゲームの機械の中に隠されたチップが問題だったのか・・・。
探偵事務所で預かっていたヤン君とたまたまいた金田一が間違われて、犯人たちに連れ去られて、涼介(森田剛)まで巻き添えくっちゃって・・・。

誘拐されて監禁されているのに、涼介は大声で叫びすぎじゃないか・・・とか、ちょっと気になる部分はあったけど、涼介が金田一を友だちとして扱うのは良かった。
後ろ手に縛られた縄を解こうと、金田一の背後に回り口で縄を解こうとしているのに、そこでオナラしちゃう金田一とか、笑っちゃったなぁ。

目の前でお弁当を捨てた金田一にげんこつを食らわせて怒った高野が、「一緒にご飯を食べたらもう友達です。」と優しく言うところも良かったなぁ。
きっと金田一は寂しかったんだろうね。
猫のミユキぐらいしか友だちがいなかったんじゃ・・・。
探偵社に出入りするようになって、友だちができて、ヤン君とも知り合って、金田一君にたくさん笑顔が出るようになればいいな。
桃ちゃん(京野ことみ)は、喉をお大事に・・・って感じだわ。(゚ー゚;Aアセアセ

高野が引換券を大事にしていた「幻の豚まん」、やっと引き換えられると思ったら「今日は終わり」で、本当に「幻の豚まん」になってしまったのも、「そこでオチがついたのか」とクスッと笑えるような終り方がなかなか良かった。

File.3
「クイズ番組を食い荒らす!」
脚本:伴一彦
演出:渡部智明

500万をかけてクイズ番組に出る高野(東山紀之)と涼介(森田剛)。
その現場に涼介の後輩・瞳(須藤温子)がフードコーディネーターとして働いていた。
番組の収録中、そばアレルギーのある司会の川上(平泉成)が倒れる。
番組内で使われた料理を準備していた瞳が疑われ、可愛い後輩を助けるため涼介は高野に頼み、川上が食べた食材の中にそばがないか調べてもらう。

胡椒の中にそば粉が入ってるものがあるなんて事、知らなかったなぁ。
瞳はそういうことまで気を使って準備してたのに、ステーキソースに使われた蜂蜜がそばの花から蜂が運んだ蜜だったなんてね〜。
でも、それをソースに混ぜたのはゲストで来ていたマダム・ラン(銀粉蝶)。
自分のダイヤがなくなったと騒いで、宝石にかけた保険金を受け取るつもりだったのね。
自分の店がうまくいってないからって・・・。

うーん、今回はあまり面白味を感じなかったなぁ。
桃ちゃん(京野ことみ)の「いーがーらーしー!」も、聞き慣れてしまったし・・・。
今回、料理が絞られてなかったのがいけなかったんだろうか?
そばアレルギーとか、そばの花の蜂蜜とか、何となくそば絡みではあるんだけど、決してそばがメイン食材ではないし、かといってステーキでもなくステーキソースなわけで・・・。
1話「寿司」、2話「マーボー豆腐」みたいな感じで、今回はこれっていうのがなかったのが、私の胃を刺激しなかったのかしら?(゚ー゚;Aアセアセ

File.4
「毒入り鍋を食い倒す!?」
脚本:伴一彦
演出:位部将人

あら・・・桃ちゃん(京野ことみ)が出ないと思ったら、裏番組に出演中。(^▽^;)
こういうのって、どうなのよ?
もうちょっと考えてやったらいいのに・・・と思っちゃうわ。

今回は鍋!雪見鍋!
孫を捜してほしいと探偵社にやってきた房枝(草村礼子)。
ヤミ金で借金し苦しんでいる孫を救おうと、房枝がヤミ金の社長・松本静夫(浜田晃)をトリカブト入りの鍋で殺そうとする話。
この松本という男を京子(市川実日子)が房枝の初恋の人と思い込んで、2人っきりにしてあげたことが悔やまれる〜って展開だったけど、房枝に思い止まってほしくて涼介(森田剛)が金田一(須賀健太)にまで電話するあたりは、ちょっと良かったなぁ。

房枝が用意した高尾山のトリカブトには毒がないって事で、鍋を食べた高野(東山紀之)はわざと鍋を口にしてみせたんだけど、後で金田一が言うには毒のあるものもあったんだとか・・・。(゚Д゚;∬アワワ・・・ 

草村礼子さんって可愛い役が多いんだけど、鍋を材料を切っているところなんか表情が怖かったわ。

それにしても、いつも怒鳴りまくってる桃ちゃんがいないと、何だか物足りない。
来週はあの「い〜が〜ら〜し〜!」が新鮮に聞こえるかもね。(笑)

File.5
「バレンタインチョコを
食いまくる!?」
脚本:伴一彦
演出:中島悟

連続女性パティシエ殺人事件発生。
同じ製菓学校の卒業生が連続して殺され、現場に残されたチョコレートケーキを作ったパティシエが次の被害者になると考えた桃ちゃん(京野ことみ)。
残されたケーキを試食した高野(東山紀之)は、ケーキの側面に残された数字と目盛が気になっていた。
うんうん、私も気になったよ〜。
で、炊飯器でケーキが焼けることも知ってたけど、実際には炊飯器を使って焼いたことがなかったんで、ピンと来なかったんだよ〜。
なるほどね〜、炊飯器のお釜の内側にある目盛が、焼いたケーキに残っちゃうのね〜。
このことから、ケーキを焼いたのはパティシエではなく主婦だと気付くわけだ。
で、卒業生の中から主婦の女性を捜すのか・・・。

犯人は同じ学校を卒業した男。
卒業して3年しか経ってないのに、自分のことを覚えてなかったと、たったそれだけの理由での人殺し。
犯人はとんでもなかったけど、ドラマは面白かった!(爆)
桃ちゃんが犯人に銃を奪われるところは、「桃ちゃん、何やってんねん!」だったけど、本番では銃を撃ったことがない五十嵐(佐野史郎)とのやり取りなんか笑えちゃった。
「私を撃ってどうする?」なんて大笑い!
後でやって来た高野が犯人に大事なチョコレートを撃たれて怒り、何故かそこで無意味なバク転が入るのや、ピストルの弾をマトリックス風によけて黄金の箸で掴もうとするところ。
で、掴みそこねた弾が五十嵐の脚をかすめてるし・・・。(^▽^;)
離婚したために離れて暮らしている五十嵐の娘・黎からチョコをもらうあたりは、ちょっとホロッとしたし・・・。

なんだかんだでクスッと笑いながら楽しく見ているのかもしれないなぁ。

File.6
「思いでコロッケを
食い尽くす!」
脚本:伴一彦
演出:渡部智明

20年前に食べたコロッケを探したいという野々村さん(金田龍之介)の依頼。
そのコロッケを作っていた亀屋さんは、20年前に同じ商店街のパン屋・斉藤さんが亡くなってから姿を消していた。
再開発に絡んだ事件、亀屋さんが斉藤さん殺しの鍵を握っているのか?

20年前の事件に関しては、はっきり言ってどうでも良かったんだけど、ホームズ探偵社に盗聴器が仕掛けられたあたりから、なかなか面白かった。
盗聴器があるがために筆談・・・しかも桃ちゃん(京野ことみ)ったら筆談でも「いがらしー」なんだもん!(爆)
五十嵐(佐野史郎)に電話をすれば、その内容を口にしてしまうことを見越した上でのおとり捜査。
「確保!」の場面は、まるで「踊る大捜査線」だったなぁ。
そして山内(伊東四朗)が「しっくり話を聞きますよ」と須藤(梨本謙次郎)に言うあたりも、踊るでの和久さんみたいだったし・・・。

特別に何か残るわけじゃないんだけど、それなりに楽しいかも・・・。

File.7
「学校給食を食いまくる!」
脚本:伴一彦
演出:位部将人

子供の好き嫌いをなくそうという話と、宝石強奪事件に絡む殺人事件。
この二つにどんな関係があるのかと思ったら、盗んだ宝石が小学校の菜園に埋められていたってわけか・・・。
そのせいで土壌に変化が起こって、植えていた野菜の中でほうれん草だけが色が変わった。
ふ〜ん・・・。

このドラマの場合、本筋がどういう話だろうと関係ないのかもしれない。(笑)
高野(東山紀之)の食べっぷりと、桃ちゃん(京野ことみ)の「いがらし〜!」と、その他登場人物がちょろちょろしてるだけで成り立ってるような・・・。(^▽^;)

高野と金田一(須賀健太)が体育館にいて、そこへ犯人の二人組が現れる。
卓球台はまだしも、跳び箱が片付けてない体育館って不自然だよね。(笑)
いろんな道具が出しっぱなしの体育館で高野がカッコよく動き回るんだろうなぁ・・・って事は読めるんだけど、それでも東山君の動きにはキレがあって美しい。
「ほ〜っ」っと眺めちゃうんだよね。テヘヘッ(*゚ー゚)>

「もったいないおばけ」も大人が子供によく使う手だし、幅広い年齢層が見ているドラマらしい話にはなっていたと思う。
須賀健太君ご本人はピーマン大丈夫だったのかなぁ?(^▽^;)
もし、嫌いだったら最後の大きなピーマンを一口で・・・ってーのは辛かったんじゃないかと、つい母親の気持ちで見てしまいましたわ。

File.8
「お好み焼きを
食い荒らす!?」
脚本:伴一彦
演出:中島悟

麻薬絡みの殺人事件。
被害者の服についていたのが、お好み焼きの粉って事で高野(東山紀之)は近くのお好み焼き屋を食べ歩く。
しかし、2軒目で犯人を発見!
犯人を見つけてたのに、「まだ2軒目なのに・・・」とお好み焼きをこれ以上食べられない事を悔やんでいる高野がおかしい。

高野が見つけた犯人以外に犯人が出てきたり、高野が目を付けていた犯人が殺されたり、警察の捜査が犯人側に漏れているかのような現状。
ははは・・・こうなれば怪しいのは麻薬取締官の結城(佐々木蔵之介)!(爆)

広島出身の桃ちゃん(京野ことみ)がお好み焼き(広島焼き)の焼き方にうるさいのや、広島焼きを焼き出すと広島弁に変わるところがおかしい。
「いがらし〜!」もいいけど、「じゃけん」系な桃ちゃんも素敵♪

結城にメールで高野が麻薬組織と繋がっているとふきこまれた涼介(森田剛)は、倉庫に高野を連れて来た京子(市川実日子)。
3人で倉庫に閉じ込められて時限爆弾と格闘するあたりは特に面白かった。
赤い線を切るか青い線を切るかでもめたり、線を切る前に涼介が京子に「好きです」と告白したり・・・。
倉庫にあった小麦粉での粉塵爆発で脱出を試みたら、小麦粉の中から麻薬が・・・。
あの小麦粉の中は怪しそうと思ったら、本当に麻薬が隠されていたのね。
一番笑ったのは涼介の「あなたにもチェルシーあげたい」だったなぁ。(笑)

何とか脱出できたものの、高野は爆弾とともに海に落ちちゃって、さぁどうなる?ってところで次回が最終回・・・。
そっか、ラス前だったんだ?
なかなか面白かったです。
土曜日のこの時間、家族で楽しめるドラマだしこれでいいと思う。
ただ、惜しまれたのは、9時50分現在高野が行方不明・・・みたいなテロップ。
本当なら9時50分だったはずなのに、野球の延長で時間が変わってたのが可哀想。

最終回拡大スペシャル
「ごちそうさま!!
最後に残した四つの誓い」
脚本:伴一彦
演出:中島悟

最後まで何も考えずに楽しめるドラマだった。

時限爆弾の爆発とともに、海に消えた高野(東山紀之)は「パリー」というキャバレーでダンサーとして働いていた。
あっさり見つかったなぁ・・・と思ったら、記憶喪失?
そして、京子(市川実日子)の作ったおにぎりを食べて、記憶が戻った?
ここらへんは、ちょっとあっさりすぎだったかな?とも思うけど、後半のバカバカしさは面白かった。

結城(佐々木蔵之介)とパリーの女(インリン・オブ・ジョイトイ)は、やはり麻薬取引で繋がっていた。
記憶喪失のままのふりをして、パリーで取引の情報を掴もううとする高野。
記憶が戻ったら、食いしん坊に戻ってるのに、結城の目をくらますために「食べたくないよ」ってふりをしてるのが、何だか可愛いし・・・。
最終回のテーマは、おにぎりというより「塩」でしたね。
塩は基本であり、その塩梅を間違うと美味しいものも美味しくなくなる。

パリーの女に毒を盛られた結城に、食塩水を使って毒を吐かせるというのもなかなか良かった。
ロイヤルウィング号の中での、高野と涼介(森田剛)のダンスも、カッコよくないところが面白かった〜。

ただ、オーナーって結局誰なの?
山内(伊東四朗)ってわけじゃないの?
麻薬組織を追って、高野は香港へ行ったらしい。

これといって特別な感想はないんだけど、「食べ物は粗末にするな」とか「いただきます、ごちそうさま」とか「感謝して食べる事」とか、当たり前のことを幅広い年代に押し付けがましくなく伝えてくれたドラマだったのではないでしょうか?
しかし、香港というと、また美味しい食べ物がたくさんありそうですなぁ。(笑)
次は香港SPあたりを狙ってるんでしょうか?

 

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