功名が辻

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原作:司馬遼太郎 「功名が辻〈1〉」「功名が辻〈2〉」「功名が辻〈3〉」「功名が辻〈4〉
チーフP:大加章雅
TVサントラ:NHK大河ドラマ「功名が辻」オリジナル・サウンドトラック

第一回
「桶狭間」
脚本:大石静
演出:尾崎充信

ドラマレビューサイトなるものを始めて、5年以上ですが今回初めて「大河ドラマ」に挑戦いたします!
なぜなら、上川隆也様だから・・・。(爆)
安易な理由でごめんなさい。<(_ _)>
ちなみに私、歴史にはめちゃめちゃ弱いんです。テヘヘッ(*゚ー゚)>
だから歴史的なことに関するコメントはできませんが、普通にドラマを見る感覚で臨ませていただきます。(と、最初に断っておく)

原作は司馬遼太郎の「功名が辻」、山内一豊とその妻・千代の物語だそうな・・・。
織田信長(舘ひろし)の家老だった父・山内盛豊、しかしその信長に父を殺され城を滅ぼされた一豊(上川隆也)は吉兵衛(武田鉄矢)・新右衛門(前田吟)を従え、旅していた。
一方、千代(幼少期:永井杏)は戦で父と母を失い、一人で美濃の土地を目指していた。
そんな二人が運命的に出会うわけですなぁ。
まだ少女の千代が足を怪我して歩いているのを見て、薬を塗ってやり自分の母・法秀尼(佐久間良子)を頼れと言って別れる一豊。
言われた通り法秀尼のところを訪ね、しばし身をおく千代。

信長を討たんとする一豊は、桶狭間の合戦を見て槍を持って信長目掛けて乗り込むんだけど、その気迫に負けてつい信長の味方をしてしまう。
そういうものなんですかね〜、父の敵なのにね〜。
信長に槍を渡されたということは、この一件に関するお咎めはなしって事なんでしょうか。
しかし、今川義元が足が短くて馬にも乗れないとか言ってて、江守徹さんが出てきたのには笑っちゃったわ。
秀吉(柄本明)のちょこまかしたところも見ていて楽しいし、歴史に弱い私でも楽しめそうな雰囲気でした。
千代が六平太(香川照之)に渡された父(宅麻伸)が撃たれた鉄砲の玉。
母(木村多江)が最後に言った「おなごは土地とともに生きるのじゃ」という言葉。
今後の千代の成長に関係あるのでしょうか?

第二回
「決別の河」
脚本:大石静
演出:尾崎充信

法秀尼(佐久間良子)を訪ね、父の敵である信長(舘ひろし)に仕官したいと伝えに行った一豊(上川隆也)。
「父の敵が神の化身に見えた」とか、「明日をも知れぬこの身なら惚れた男に仕えたい」とか言われても、所詮敵は敵じゃろ〜?と思ってしまったけど、法秀様はできたお方ですなぁ。
「好きに生きたらよい。命だけは粗末にするな。」ですよ。

ここで千代(幼少期:永井杏)と一豊が再会。
「まだおったのか?」はないでしょう。(^▽^;)
そう言われたら、千代だって「明日、美濃へ発ちます。」と言うしかないってば!
しかし、つい口から出た「まだ、おったのか?」を母・法秀に注意された一豊。(゚ー゚;Aアセアセ
いくつになっても母上さまには頭が上がりませんなぁ。
一豊と千代は意地っぱり同士らしく、片方が折れようとしても片方が突っぱねてしまうような会話の内容が面白かった。
法秀様も千代が大きくなったら一豊の嫁に・・・と考えていらっしゃったそうだけど、筆をとって字の練習をするのに「山内一豊」と書いた横に「千代」と書き足したあたりで、千代にもそういう気持ちがあるんじゃないかって事は垣間見えましたね〜。

そして、こっそり法秀の屋敷を出て行く千代。
一豊は藤吉郎(柄本明)から信長が次に攻めるのは三河ではなく美濃だと聞き、慌てて千代を連れ戻しに行く。
ここでも藤吉郎が一豊にくれた馬がノロくて笑えた。
「遅い馬じゃの〜。」「やればできるではないか!」(爆)
やっと千代に追いついたんだけど、国境の川を渡ろうとしているところで・・・。
「その川を越えれば今生の別れになる」と止める一豊の言う事も聞かず、渡ってしまう千代。
川一本越えることで、一豊と千代は敵になってしまう。

不破市之丞(津川雅彦)の家に着いた千代は、そこで信長が次に攻めるのはこの美濃であることを告げ、攻め込まれるのを防ぐのに貢献した。
本人が考えに考えてしていることではなさそうなのに、必ず運命を味方につけているかのような強いものを感じます。

さぁ、大きくなった千代(仲間由紀恵)の登場!
あの日、一豊と別れた川を挟んで二人が再会したわけですが、お互いに気付いているのでしょうか?
永井杏ちゃんと上川さんのテンポの良い会話を、仲間さんと上川さんになっても聞けるといいんだけどなぁ。

第三回
「運命の再会」
脚本:大石静
演出:加藤拓

千代(仲間由紀恵)は行儀見習いのため半兵衛(筒井道隆)の城へ・・・。
その千代の前に現れたのが、六平太(香川照之)。
あの時、崖から落ちた六平太・・・それを甲賀の忍びが助けてくれて、六平太も忍びとして生き延びたらしい。
それを聞いた千代は、一豊(上川隆也)が無事かどうか調べて欲しいと頼む。
いいよなぁ・・・この時点で幼なじみが忍びの者。(笑)

藤吉郎(柄本明)は墨俣に3日で砦を築き、信長(舘ひろし)に「秀吉」という名前をもらう。
一豊は秀吉のサポート役として精一杯尽くすんだけど、そんな一豊を見ている吉兵衛(武田鉄矢)と新衛門(前田吟)が面白くなさそうにしてるのがおかしい。(笑)
半兵衛のところで、千代と再会した一豊は、大きくなった千代に驚きつつも、彼女への想いが自分の中で大きくなっているのに気付いてしまったようで・・・。
夜の川で槍を振り回しながら一豊が「千代ーーーー!」と叫ぶのを聞いた時の吉兵衛&新衛門のリアクションも最高!(爆)
「よーーーー!」って言った?「ちょーーーー!だろ?」ってやり取り。
この二人、名コンビだわ〜。画面に映るだけで、何か笑わせてくれるんじゃないかと期待してしまう。
「ちよーーーー!」で女性の名前だと気付いた二人、「好きなおなごがおられるのじゃ」って、そこでは千代の事は思い出さないわけだ。
子供だったんだもんね〜、二人が知ってる時は・・・。

若いのに(19歳だっけ?)、冷静に戦を見ている半兵衛も凄いわ。
その半兵衛を口説き落とさなきゃと思ってる秀吉も凄い。
何度も何度も半兵衛のところへ通って、やっと向こうから会いたいという手紙をもらった秀吉。
行ってみると、どうも半兵衛は一豊に千代を会わせようとしていたようで・・・。
今のところ、仲間ちゃんの演技もそう気にならずに見ていられるわ。
ただ、薪を取ろうとしてしりもちをつくシーンは、「にゃ〜っ」って言ってなかったかい?(笑)
現代劇の仲間ちゃんを見てるみたいだったわよ。

第四回
「炎の中の抱擁」
脚本:大石静
演出:尾崎充信

一豊(上川隆也)と千代(仲間由紀恵)が結ばれるという、ちょっとしたクライマックスでしたね。
終始(TωT)ウルウルしちゃいましたよ〜。

半兵衛(筒井道隆)の計らいで一豊に会うことができた千代。
「国境を越えるのではなかった」と千代が言えば、「美濃にやるのではなかった」と一豊。
お互いに好きなのはわかっているのに、それぞれに捨てられないものがある。
千代は世話になった不破市之丞(津川雅彦)を裏切ることはできず、一豊も武士であることを捨てられない。
それを理由に自分の気持ちを押し殺さなくてはならない2人が、せつなかったですわ。
「千代、死ぬな」、それが一豊の精一杯の愛の言葉だったんでしょうね。
半兵衛の「尾張じゃ美濃じゃと同じ日の本、恋路も妨げる世は嘆かわしい」という言葉が、またじ〜んとしちゃったよ。

半兵衛が信長方につくことになり、秀吉(柄本明)の配下として認められる。
そして、稲葉山城を半兵衛の策で攻め落とそうとする信長。
半年経っても攻め落とせない稲葉山城、苛立つ信長。
そこで半兵衛は一豊に稲葉山城に忍び入り、命をかけて千代を救い出せと命じる。
一豊と千代が結ばれるように秀吉に言って・・・。
それでサブタイトル通り、「炎の中の抱擁」ですわ。
少人数で稲葉山城に忍び入って、半兵衛の命令通り女子供は殺さず、一豊は千代を捜す。
で、自害しようとしていた不破の夫妻を力ずくで止めて、秀吉が2人を認めてやってくれーと炎の中で説得。
火がそこまで来てるのに「生涯(千代を)大事にいたします」と一豊が言えば、「千代は生きて一豊様の妻になりとうございます。」と答える千代。
こんな危険な状況で何やってんだ?状態なんですが、2人が結ばれたのは本当に良かったですわ。
公式サイトによると、このドラマの中で半兵衛も千代を好きだったという設定だそうですね。
三角関係なんだけどドロドロしてなくて、そうやって千代を救った半兵衛が血を吐いたりしているのを見ると、これまたちょっとせつなくて・・・。
炎の中から一豊に連れ出される千代を六平太(香川照之)がじっと見つめていたのも、ちょっと気になりました。
六平太も千代の事が好きなんでしょうね。

焼け跡から出てきた金10両を千代に持たせる不破のおじ様。
千代のために結婚資金を貯めていたというのが、また泣かせる話じゃないですか。
きぬ(多岐川裕美)が「貧しくても暮らしむきのために使ってはなりませんよ。」と言い、そのお金は一豊のために使うのだと一言。
これが内助の功に繋がっていくわけですね〜。
焼け跡での市之丞さんのもじゃもじゃ頭が笑えました。(笑)

そして、今週の吉兵衛(武田鉄矢)&新右衛門(前田吟)!
祝言を挙げる一豊にどちらが初夜のご指南をするかで話し合ってるところに笑っちゃったよ。
毎週毎週、この2人が楽しみだわ〜♪
そうやって笑わせてくれる2人なんだけど、一豊の祝言ではやはり胸にこみ上げるものがある様子で・・・そういう一面で(TωT)ウルウルさせて頂きました。
NHK「氷壁」でいい感じの玉木宏君が、ここでは一豊の弟・康豊として登場。
こちらでも活躍してくれるのかしら?

第五回
「新妻の誓い」
脚本:大石静
演出:尾崎充信

一豊様(上川隆也)目当てで見ていた私ですが、ようやく気付きましたわ。
このドラマ、千代(仲間由紀恵)が主役なのね。(笑)
でも、千代が何だか可愛いから許す!(爆)

一豊の夢は一国一条の主になること!
千代も同じ夢を追いたいが、何よりも2人で長生きするのが千代の夢。
やっと添い遂げられたのだから、長く一緒にいたいって可愛らしいじゃないですかー!
吉兵衛(武田鉄矢)や新右衛門(前田吟)が心配していた初夜はどうだったのでしょう?(笑)
寧々(浅野ゆう子)が言うように、熱いものだったんですかね?(゚ー゚*)
だから朝寝坊だったんですか?>千代
今でこそ朝寝坊の奥さんも珍しくないかもしれませんが、この当時はやはりご主人より遅く目覚めてるようではいけなかったでしょうね。
思ったことを素直に口にする千代が憎めませんわ。
新右衛門の家族を屋敷に呼んでやれば?と言う千代に、煙たそうな顔をしている吉兵衛。
新右衛門に子供が7人もいたなんて驚いたけど、それを聞いても笑ってる千代がおおらかで素敵だわ。

お市(大地真央)は兄・信長(舘ひろし)のために、自ら浅井家との縁組を申し出ました。
浅井家のある近江出身の千代に、市が「話を聞かせてくれ」とやって来るんだけど、それもこれも自分で言い出したこととはいえ、市の中に顔も知らない男に嫁ぐという不安があったからなんでしょうね。

それにしても、焼け残った着物で作った千代の小袖は評判になってるんじゃないの?
確かに可愛いし・・・♪
でも、寧々がわざわざ千代に頼んだ小袖を見た市が、「もらっていこう」って勝手に決めてるのは笑っちゃったなぁ。
あとまな板がないから升を裏返しにして切っていると説明する千代の言葉を聞いて、市が帰り際に「城に帰ったら届けさせる、ナマ板であったな!」って言うのも可笑しかった。(爆)
そして今週も吉兵衛&新右衛門は笑わせてくれたわ〜。
市の姿を見た吉兵衛が「美しいの〜ぉ」と言った後、横にいる顔面泥だらけの新右衛門を見て「汚いの〜ぉ」だもんね〜。(笑)
毎週、ありがとうございます。<(_ _)>

第六回
「山内家旗上げ」
脚本:大石静
演出:加藤拓

千代(仲間由紀恵)、キャラ的に可愛い♪
新右衛門(前田吟)が妻と子供を連れてやって来た。
子供は7人と聞いていたのに、お腹の中に8人目が・・・なんて新右衛門やるなぁ。(笑)
一緒に暮らす人数が一気に増えて、何とかみんなにひもじい思いをさせないようにと、千代は一日おきに食事をとって耐えようとするんだけど、当然ひもじくなって・・・。
一豊(上川隆也)が帰ってくると、座り込んで動かない千代。
驚いた一豊が「千代!千代!」と揺り起こすと、「お腹が・・・減りました。」と小声で言う千代。
「なんじゃと?」
「お腹が・・・すいたのでございます!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(爆)
しっかり者の良い妻なんだけど、時々手のかかるところが可愛いんだなぁ。
「待っておれ!今、粥を作ってやる!」と一豊が米を探すものの、「何もない」と呆然とするあたりが、これまた上川さんらしくて良かったわ〜。
そんな一豊が千代のために山に入ってイノシシをしとめてくるのも、愛を感じるじゃないですか〜。

違った意味で愛を感じたのは、丸三つ葉柏紋の由来をもう一度吉兵衛(武田鉄矢)に千代が教わるところ。
吉兵衛の語り口調に合わせて、身振り手振りまでつけて覚えている千代が可愛くて仕方なかったし、そんな千代が去った後に「賢くはない・・・が、素直なところが良い!しつけねば!」と一人呟く吉兵衛。
千代が一豊だけでなく、周りの人々にも愛されてるなぁと感じる瞬間でした。

食べ物に困った時、あの金子に手をつけようとするんだけど、「どんなに貧しくても暮らし向きのために使ってはならない」と言われたのを思い出し、我慢する千代。
こうやって人の教えを素直に守るところが、千代のいいところなんでしょうね〜。

秀吉(柄本明)の前で、一豊が世の中の動きを理解しているかのように語らせるあたりは、内助の功でしたなぁ。
それをちゃんと見ていた寧々(浅野ゆう子)もさすがだなぁ・・・と思いましたわ。

それにしても足利義昭(三谷幸喜)には笑っちゃいました!
三谷さんかよ!・・・と。(笑)

第七回
「妻の覚悟」
脚本:大石静
演出:加藤拓

今回は新右衛門(前田吟)の妻・ふね(熊谷真実)の死が悲しかった〜。
一豊(上川隆也)たちは信長(舘ひろし)について長い間家を空けているって時に、ふねが流産・・・そして、その出血の多さから死に至ってしまう。
「戦に出ている夫に、私の死をお知らせ下さいますな。」というのが、ふねの最期の言葉。
その頃、何も知らない新右衛門がふねへのお土産を選んでいるのが、またせつなかった。
残された子供たちを守って、夫たちの無事を祈って暮らしていた千代(仲間由紀恵)も、よく頑張ってましたよね〜。

徳次郎←字はこれでいいのだろうか?(ささの堅太)って、俳優の笹野高史さんの息子さんだよね?
「刑事★イチロー」でささの四兄弟が出てきたのを覚えてるんだけど、すごくしっかり演技できるようになってて驚いちゃったわ。
母が死んだ悲しみもあって、「岐阜なんかに来なければ、母上は死なずに済んだのじゃ!」と荒れる気持ちもわかるなぁ・・・って感じだった。
でも、それを言われると、家族を呼んであげなさいと言った千代は辛いよなぁ・・・。

一豊たちが無事に戻っても、荒れる徳次郎を前にそれどころではないって感じの千代。
ただ、新右衛門にふねが死んだ事を告げるのは、またせつなかった。
取り乱さない新右衛門がまた悲しいんだけど・・・。
荒れる徳次郎を諭そうとする吉兵衛(武田鉄矢)は、まるで金八先生でしたね。(笑)
「お前たちの父は、お前たちのことをいつも思っておるのじゃ〜。」って、金八口調で言われたら思わず笑ってしまうよ〜。

家出した徳次郎をみんなが探し回るんだけど、ここで千代が見つけてくれたのは良かった。
血の繋がらない者だろうと、一つ屋根の下に暮らす仲間がみんな徳次郎を心から案じて捜す姿に、胸がじ〜んとしましたわ。
徳次郎が見つかったのも知らず、吉兵衛が夜明けまで一人で捜し回っていたのは私も彼が帰ってくるまで気付かなかったので可笑しかったわ。
それが「お前は幸せ者じゃ。吉兵衛など誰も捜してくれぬわ。」の台詞にうまく繋がっていたので、ホッとしたり笑ったりで・・・。

帰ってきたと思ったら、また出陣。
この時代は心休まる時がありませんわね・・・。

第八回
「命懸けの功名」
脚本:大石静
演出:尾崎充信

今回は一豊様(上川隆也)が、た〜っぷりって感じで嬉しかったわ♪

義昭(三谷幸喜)が信長(舘ひろし)の敵対勢力と手を結ぼうとしていることが発覚し、信長は朝倉攻めを決意。
市(大地真央)と浅井長政(榎木孝明)の結婚に際し朝倉を攻めないと約束していたのに、それに反するという事は市が危険だということ。

長政は義理の兄である自分を裏切らないと信じている信長は家康(西田敏行)の援軍と合流し、朝倉を攻める。
降参して城を明け渡す朝倉側、しかしここで戦いが・・・。
功名をあげたい一豊は、三段崎勘右衛門(岡田正典)を討ちたい。
弓の名手である三段崎と槍の名手である一豊の真っ向勝負は、なかなかドキドキさせられました〜。
千代(仲間由紀恵)が「戦場で危うくなったら私を思い出し、暑い時は汗をふき、怪我をしたら血を止めて」と一豊の腕に巻いた手ぬぐいが、ここで活きましたね。
史実にはないもので、脚本家の大石さんのアイデアだったそうですが、三段崎に弓矢で正面から狙われた時、ふと千代を思い出し、思わず顔を背けると矢が頬に・・・。
でも、あれで顔を背けてなかったらどこに当たったんだろう?と思うと、やはり千代の愛が一豊を守ったように思えてきて・・・。
顔に矢が突き刺さったまま、三段崎に切りかかっていく一豊の気迫はすごかったわ。
最終的には坂を転げ落ちて、三段崎が頭を打ち一豊が首を・・・って感じだったけど、こうやって功名をあげて自分の地位を上げることが家族や家臣に裕福な暮らしをさせるための手段だったとは、何とも厳しい世の中だったんですね。

長政が信長を裏切ることを小豆を入れ両端を縛った袋で伝える市。
さすが、兄と妹・・・これで察するところが凄いわ〜。
引き返すことを即座に決意した信長。
信長が戻るために、しんがりを努めるのはその役を志願した秀吉(柄本明)。
顔に矢が刺さって大怪我をしている一豊も、秀吉と一緒にしんがりで敵を食い止める役割を願い出るのか〜。
一豊の無事を願って、お参りしている千代が健気で・・・。(TωT)ウルウル

そんな中、来週は一豊様が浮気なさるとな・・・。
いかん!いかん!
一豊様が浮気なんて・・・、そんな似合わないことをなさっては・・・いかん!

今回一番感じたことは、足軽さんたちの大変さ。
信長が朝倉を攻めに行くとき、足軽さんたちはどこを攻めるのかも聞かされずについていったんだとか・・・。
「っつーか、俺らどこ行くんやろ?」「さぁ?」ってな感じだったんでしょうか?(^▽^;)
命懸けてるのに、どこを攻めるのかも知らないなんて・・・恐ろしい。

第九回
「初めての浮気」
脚本:大石静
演出:尾崎充信

冒頭のお茶目な説明部分が結構好きなんだけど(笑)、今回は「忍びが人材派遣システムみたいだった」という話。
なるほど〜。

しんがりを務める秀吉(柄本明)に「軍神」と言われた一豊(上川隆也)。
顔に怪我をして、言ってみれば足手まといな状態なのに軍神である一豊を守れ!という秀吉の言葉、そこだけで泣きそうになった。
六平太(香川照之)が千代(仲間由紀恵)に秀吉の一行がしんがりを務めると知らせに来た時の言葉も良かったなぁ。
「運を信じろ!そして祈れ!お前の亭主に首をとられた者の妻も祈ってるんだ!それが戦だ!」
厳しい言葉ながら、すごく伝わるものがありましたわ。

しかし、ただでさえしんがりを務めるというのは大変な事なのに、負傷した一豊を戸板に乗せて運びながら逃げるというのは、見ているだけでも疲れました。
もちろん運んでいる人たちも大変だろうけど、仲間に迷惑をかけている事が一豊にとって、どれほど胸が痛んだかと思うとね〜。
何度も命を投げ出そうとしたのも無理もない。
最終的には徳川軍に助けられ、無事だった一豊。
軍功を認められ200石に加増。

あとは千代に無事な姿を早く見せてあげられたら・・・と思っていた矢先、「初めての浮気」とはガッカリだよ!>一豊様
傷が癒えるのを待つ間滞在していた寺に、突然小りん(長澤まさみ)という娘がおじを探していると訪ねてきて、そのまま泊まる事に・・・。
慌てて新右衛門(前田吟)や吉兵衛(武田鉄矢)に助けを求める一豊も可愛いけど、「いっときなはれ!やっときなはれ!」な感じでけしかける新右衛門&吉兵衛が面白い。
大いびきで寝たふりしつつも、ついたて一枚だけで仕切られた一豊と小りんの寝床が気になる様子だし・・・。(笑)
やっぱね〜、戦で長い事女に触れてなかったし、そこへ若い娘が添い寝してきたら殿方は我慢できないもんなんですかね〜。
長澤まさみちゃん、さすがに色気を出すには若すぎたようで、一豊の胸元をまさぐる手つきなんかが、ものすごくぎこちない!(^▽^;)
そこらへんはちょっと残念・・・。

小りんは忍びで六平太とも通じている人物だったんだけど、そうとは知らない一豊は小りんに織田軍が峠越えで岐阜へ向かう事を話してしまう。
小りんは六平太にそれを報告。
ここで二人で握り飯を食べるシーンがあるんだけど、香川さんが口いっぱいに頬張りながらも何故か美しい食べ方なのに対して、長澤まさみちゃんは指がご飯粒だらけに・・・。(^▽^;)
その指についたご飯を食べるあたりにも可愛かったんだけど、食べ物を食べるシーンって難しいんだなと思っちゃったわ。

千代のもとに無事帰り着いた一豊。
「わしは京で女子を抱いた。すまん。」と謝るのは一豊らしかったね。
黙って千代を抱けるような一豊じゃないもの・・・。
でも、これに怒って千代は出て行ってしまうのかしら?
予告部分で「小りんなんて変な名前」と千代が言ってたのが可笑しくて笑っちゃいました。

第十回
「戦場に消えた夫」
脚本:大石静
演出:加藤拓

「四人で並んで寝たのに、何で小りん(長澤まさみ)と旦那様が・・・」と悲しむ千代(仲間由紀恵)の気持ち、すごくわかる〜ぅ。
新右衛門(前田吟)や吉兵衛(武田鉄矢)に対して、「お前ら一緒にいたくせに、何やってたんじゃい!」的な感情がわくのもわかるわ〜。
子供みたいに泣いている千代が可愛くて、可愛くて・・・。

寧々(浅野ゆう子)に相談しても「捨て置きなさい。」と軽くあしらわれるし・・・。
確かに心の中ではいつも市(大地真央)を想っている秀吉(柄本明)の気持ちを知りながら、側にいる寧々からすれば千代の悲しみなど「まだまだ」ってものかもしれないけど、千代としては一豊(上川隆也)が浮気するなんて許せないんだよね。
で、結局(#゚Д゚) プンスコ!と不破家に帰ってしまった千代。(苦笑)

出て行かれた事に気付いた一豊が、呆然としながら「千代が出て行きよった・・・」と言う場面は、ちょっと笑っちゃったよ。
この夫婦、好きだわ〜。(笑)

不破のおばさま(多岐川裕美)の「まことに一豊様を憎いと思うのなら戻って来なさい。」という言葉は良かった。
きっと、おばさまも千代が一豊を憎んで家を出たわけじゃないとわかっていたんだろうね。
そこで聞こえてきた陣ぶれのほら貝の音。
「夫の出陣の折に、後に憂いを残させてはなりません。」
そうおばさまに言われて、馬で戻る千代。
しかし、一豊様の出陣には間に合わず・・・。

まさに憂いを残したまま、出陣することになった一豊は姉川で馬から落ちてしまい姿が見えなくなる。
新右衛門が唯一持ち帰ったのが、一豊が腕に巻いていたお守りの布。
いやぁ、こういうのは悔やまれますなぁ。
出て行ったりしなけりゃよかった・・・。
いつものように、自分がお守りの布を巻いてあげたらよかった・・・。
そしたら、一豊様は新右衛門や吉兵衛と一緒に戻ってきただろうに・・・。
お守りの布を持って一人泣いている千代に、もらい泣き・・・。
だって、冒頭部分の夫の浮気を悲しんで泣いているのとは、全く悲しみが違うんだもん。

まぁ、ここで一豊様に死なれては話が続かないわけで・・・。(^▽^;)
戻ってくる事はわかっていたんだけど、その戻り方がまた笑える。
大雨の中、「千代ーーーーー!千代ーーーーー!」と叫びながら帰ってくる一豊様。
もう本当に一豊の頭の中には千代しかないのね。(爆)
その声を聞いて、外へ一豊を探しに出た千代。
ちよちよちよちよ言ってる一豊に、さっきまで笑っていた私も、「命、拾うたぞ!」と一豊が言って千代と抱き合っているところでは、一気に涙が出ちゃったよ。(TωT)ウルウル
いやぁ、良かった、良かった・・・。

しかし、一豊を助けたのが小りんなんですか?
あら、またもめなきゃいいけど・・・。(^▽^;)

第十一回
「仏法の敵」
脚本:大石静
演出:加藤拓

またしても小りん(長澤まさみ)・・・。(^▽^;)
姉川の戦いで川に落ちた一豊(上川隆也)を救ったのが小りんだったとは・・・。
「命の恩人」だけど、決してやましいことはしてないと千代(仲間由紀恵)に必死で伝えようとする一豊様が可愛い。
千代も信じると言いつつ、「側女にしたい女子がいたらお連れ下さいませ。」なんて・・・。
この時点での千代の精一杯の頑張りよね。
「側女などいらん!」とすっ転んでまで慌てている一豊が、また可愛いの♪
「わしは千代だけおればそれでいい!」
あなたたちは一生それでよいのです!(笑)
ほんと、可愛らしい夫婦だわ〜♪
ベタベタしたいやらしさは全くないけど、ほんわかふんわか温かい感じがして、眺めているだけで幸せです。

信長(舘ひろし)が比叡山攻めを決意。
僧俗男女問わず、生きるものは皆殺せ!
これに反対したのが光秀(坂東三津五郎)。
あの信長相手に一生懸命反論している様子は勇気あるなぁ・・・って感じだったけど、最終的には従うしかなかったのね。
武装した坊さんはまだしも、目の前で数珠を手にして拝んでいるお坊さんを殺すのは、心が痛む事だっただろうなぁ。
ましてや、女・子供なんて・・・。
秀吉(柄本明)も信長の命令に従っているようで、女・子供は逃がしてやったり・・・。
「逃げろー!逃げろー!」と追い払う様子は、すさまじい戦場にありながら少しだけホッとさせてくれるシーンでした。

人質として使われる運命の秀吉の姉の子・治兵衛(柴井怜太)も可愛かった。
子供のいない寧々(浅野ゆう子)や千代が読み書きを教える事になったんだけど、こうやって接しているうちに情もわくんじゃないかなぁと思ったりして・・・。
「立派な人質になって、おじ上のお役に立ちたいと思いまする。」という治兵衛がせつなかったわ。
あんな幼い子に背負わせるには、あまりにも重いものですね。

第十二回
「信玄の影」
脚本:大石静
演出:梛川善郎

治兵衛(柴井怜太)にお役目の時が・・・。
一豊(上川隆也)が無言で近付き、ちらっと千代(仲間由紀恵)を見ただけで、自分が人質として行かねばならない日が来たって事を察するところが辛かったわ。
あんな小さな子供が、そういう自分の運命を理解してるってーのがね〜。(泣)

んで、今週も小りん(長澤まさみ)。(^▽^;)
小りんったら本気で一豊を好きになってたのね〜。
何だかイヤだわ。(笑)
だって、あの一豊様と千代の間に割り込もうなんてさ〜。(#゚Д゚) プンスコ!
一豊の「もう千代を裏切らない」という強い想いはいいんだけど、小りんが「絶対に一豊を落とす」と誓ってるのが怖いわ〜。
だって、吉兵衛(武田鉄矢)だって、小りんの「一豊様に会いたいの♪お願い♪」攻撃に見事にやられちゃってるもん!(笑)

小りんを探していた一豊が六平太(香川照之)に会って、「魂を売れ」と言われるあたりは見応えあったね。
いきなりバック転連発の六平太もすごかったけど、六平太の攻撃をかわす一豊もカッコよかったわ〜♪
しかし、何かにつけて「千代がそう言うた!」「千代が・・・。」「千代が・・・。」って、こんな時も「ちよちよ」言いすぎな一豊様。(笑)
そういうところが可愛いんだけど、一豊を本気で好きになってしまった小りんにとっては鬱陶しかっただろうよ。(^▽^;)
「千代・・・今度言ったら、その女を殺してやる」
小りんがそう言ってしまうのも、ちょっとわかる気がするなぁ。テヘヘッ(*゚ー゚)>

信玄がいてくれれば信長(舘ひろし)を倒せると思い挙兵した義昭(三谷幸喜)。
その信玄が病ですでに死去したと聞かされ、おまけに信長がやって来ちゃったと聞いたら、そりゃ〜腰が抜けるわなぁ。(笑)
三谷さんのコミカルな芝居に笑わされましたわ。

第十三回
「小谷落城」
脚本:大石静
演出:尾崎充信

いろいろと泣けましたわ。

長政(榎木孝明)とともに果てる覚悟でいた市(大地真央)なのに、秀吉(柄本明)の言葉を信じて万福丸や姫たちを連れ、小谷城を出る。
長政と市たちの別れのシーンは(TωT)ウルウルしちゃったよ。
子供たちも父親が死ぬことをわかってるんだもんなぁ。
それなのに「ご武運を・・・」なんて。(泣)
浅井の血を引く万福丸を守るという言葉を信じていたのに、信長(舘ひろし)は市が無事に戻ってきたのを確認すると秀吉に「万福丸を殺せ!」と命令。
さらに秀吉は万福丸殺害を一豊(上川隆也)に命じるんですなぁ。
イヤだっただろうなぁ・・・いくら浅井の嫡男だからって、小さな子供を殺すのは・・・。
秀吉に必死に逆らっている一豊の気持ちが痛いほどわかるわ〜。
子供が人質に出されたり、誰かの血を引いているというだけで殺されたり・・・辛い時代ですな。

それでも上からの命令には逆らえず、一豊は万福丸を殺すことに・・・。
確かに秀吉の言ってた事はわかるよ。
功名を立てるために、大人の首は切って捨てるくせに、相手が子供だと・・・というのも言われてみれば反論できないんだけど、やっぱ心が痛まないわけはないわけで。
千代(仲間由紀恵)に万福丸を殺した事を打ち明ける一豊が、またせつなかったわ。
「自分の生き方がわからなくなった」
いやぁ、まさにそうでしょうよ。

しかし、長政たちのシャレコウベで椀を作り酒を振舞う信長は、やっぱ恐いわ。
市を前にして、夫だった長政のシャレコウベを出すというのも、あまりにも冷酷すぎる。
信長には逆らえず、その椀で酒を呑む秀吉に怒りをあらわにした市。
大好きな市に怒られて・・・秀吉もショックだっただろうなぁ。(苦笑)
でも、市の気持ちを思うと、これまた胸が痛い。
夫が死ぬとわかっていて城を出て、万福丸だけは助けられたと思ったら兄の命令で殺されて、それだけでは終わらず夫のシャレコウベまで・・・。(泣)
兄にこんな事をされたら、私なら何を信じていいのかわからなくなりますわ。

第十四回
「一番出世」
脚本:大石静
演出:加藤拓

昔も今も人を妬む気持ちというのは一緒だったのね〜・・・なんて思いながら見ちゃったわ。

仲間うちで一番出世をした一豊(上川隆也)を妬む中村一氏(田村淳)。
お祝いに駆けつけながらも嫌味を言う、一氏の妻・とし(乙葉)。
仲間ではあるけれど、先に行かれれば羨みもするし、それが妬みにも通じるというわけで、一豊や千代(仲間由紀恵)の気持ちも、一氏たちの気持ちもわかるなぁって感じだった。

秀吉(柄本明)の家族は、みんな田舎くさくていい味出してたなぁ。
母・なか(菅井きん)も、秀吉が出世しても自分は百姓を続けてるし、妹の旭(松本明子)も日焼けして百姓してるのが一番って感じの女性。
柄本明・菅井きん・松本明子・・・って、いい感じにハマってたよね。(笑)
秀吉の女狂いを、寧々(浅野ゆう子)の前でなかが怒ってくれるのも良かったなぁ。
姑さんが息子をかばわず、嫁に味方してくれるのって嬉しいんだよね。
それにしても、秀吉の女狂いについて千代となかが話すシーンは可笑しかった。
「とんでもにゃ〜ことだ」となかが言えば、「はい、とんでもにゃ〜ことです。」と千代。(爆)
どうしても仲間ちゃんの口から「にゃ〜」が出ると笑ってしまう。
たとえ、それが「とんでもにゃ〜」の「にゃ〜」でも・・・。(笑)

城に来るのを嫌がっていた旭を説得し、夫・源助(小林正寛)に刀を持たせないという条件で何とか連れて来た一豊と千代。
この一件が、また秀吉を喜ばせたわけで、そうすると一氏の妬みもひどくなるんだよなぁ。

ただ、一氏より温和な感じの茂助(生瀬勝久)は、妻・いと(三原じゅん子)とともに湯殿を借りに来たり、少し溝が埋まる感じがしてホッとした。
これも千代の内助の功なのね。

来週はまた小りん(長澤まさみ)が登場するらしい。(^▽^;)
小りんが出るだけで、そわそわしちゃうんだよなぁ。テヘヘッ(*゚ー゚)>

第十五回
「妻対女」
脚本:大石静
演出:梛川善郎

六平太(香川照之)が鉄砲の名手として、山内家にやって来る。

一方でいと(三原じゅん子)ととし(乙葉)が揃って妊娠。
一豊(上川隆也)と結婚して8年になろうかという千代(仲間由紀恵)は、子供が出来ない事を密かに悩む。
「山芋が効く」と聞いて、一生懸命すりおろし、とろろ汁を三杯食べて口が痒くなるなんてところが、千代らしくて可愛いわ♪
この夫婦だと「仲がよすぎると子供が出来ない」って説も納得しちゃうよなぁ。

不破のおじ様(津川雅彦)を見舞った時、おじ様に「子が出来ぬなら側室を」と言われた千代。
後で駆けつけた一豊が、「千代が産んだ子でなければ子はいりませぬ。」とはっきり言ってくれたのが良かったわ〜。

なのに長浜に戻ってきたら、六平太の女房さととして小りん(長澤まさみ)がいるのよ。(^▽^;)
困るっちゅーねん!
一豊が慌てて新右衛門(前田吟)と吉兵衛(武田鉄矢)に相談する気持ちわかるわ。
だってさ〜、浮気相手が家に上がりこんできたようなもんだもんね〜。
そりゃ、焦るわ!(´ヘ`;)

さと=小りんだと千代に気付かれないようにしてたのに、やっぱ妻には夫の浮気相手の匂いが伝わっちゃうんだろうね。
誰も教えていないのに、ピンと来ちゃうあたりが恐るべし・・・だわ。
小りんも小りんだよなぁ・・・。
ぜんぜん悪びれずに「私が殿の子を産みまする。」って・・・。
しかし、小りんが言ってた「流れた子」って本当は誰の子だったんだろう?

世継ぎを残すために、小りんだと知りながらさとを一豊の側室に・・・と覚悟を決める千代。
不破のおじ様に言った事を、もう一度繰り返す事で一豊様の決心が固いことが伝わりましたわよ。(涙)
「わしは側妾はいらん!千代が産んだ子でなければ、子もいらん!わしにとって、おなごは千代だけじゃ!」
よ〜、言うた!一豊様!
千代千代言ってる一豊様に側妾など似合いませんわ!
そのまま子作りしちゃえ!って雰囲気だったのに、ここでまた戦を告げる陣ぶれが・・・。

早く二人の子供が出来るといいですなぁ。
心底、そう思ってしまいましたわ。

第十六回
「長篠の悲劇」
脚本:大石静
演出:

あぁ、源助(小林正寛)が死んじゃったよ〜。(´Д⊂グスン
戦場には出さないという条件でやって来た現助だったけど、その戦場で柵を作るのに手を貸して欲しいと頼まれて行っちゃうんだよなぁ。
立派に柵は出来上がり、秀吉(柄本明)も一豊(上川隆也)に現助を早く戦場から遠ざけろと命令し、良かった良かったと安心していたら・・・源助自ら戦場に舞い戻ってしまったとは・・・。
自分が作り上げた柵が、戦場でどのように使われるのか自分の目で見てみたいという気持ちはわかるなぁ。
ほんと、ただそれだけのために戻ったところで、矢弾に当たって死んでしまうとは・・・。

旭(松本明子)の前で現助を死なせた責任を取って、命を絶とうとする一豊と千代(仲間由紀恵)。
千代のお腹には念願の一豊の子がいるというのに・・・。
旭に止められて二人は死なずに済んだけど、秀吉に抱かれて泣く旭の姿にはちょっともらい泣きしちゃったよ。

亡くなったといえば、不破のおじさま(津川雅彦)も・・・。
駆けつけた千代からお腹に子供がいる事を聞き、嬉しそうにしていた不破のおじさま。
「枕を並べて朝を迎える幸せを大事にせよ。」という言葉は、この時代を考えると重い一言ですなぁ。
千代の子供の顔をひと目見たかっただろうに・・・。

千代が妊娠した事で、小りん(長澤まさみ)は一豊の子を産む事を諦めて屋敷を出て行ってしまったみたい。
ちょっと安心したんだけど、また現れるってこともアリなのかしら?(゚ー゚;Aアセアセ

源助の事がなかったら、一豊だって千代の妊娠を知って小躍りするぐらい喜んだだろうに・・・。
新しい命が宿ったことを思い切り喜べなかったところが可哀想だった。

第十七回
「新しきいのち」
脚本:大石静
演出:加藤拓

千代(仲間由紀恵)が女の子を産みましたーーーーー!
一豊(上川隆也)は男子が欲しかったんでしょうね。
でも、これで男の子が産まれていたら、我が子を戦場に送り出さなくてはならないかもしれないと、千代も気が気でなかったのでは・・・?
陣痛が起きた時、側にいたのが六平太(香川照之)だというのも何だかせつない運命を感じました。
「よね」と名づけられた女の子と、一豊が対面するまでに1年もの月日があったというのもビックリだよね〜。
転戦、転戦で1年も帰れなかったとは、せっかく初めての子供が生まれたというのに一豊も寂しかっただろうなぁ。
案の定、我が子を初めて抱いたのに、一豊ったら泣かれちゃってましたね。(^▽^;)
でも、そういう光景も微笑ましく見えてしまうわ。

旭(松本明子)は秀吉(柄本明)の命じるままに、副田(野口五郎)と結婚。
心を閉ざしたままの旭の事を副田が千代に相談。
「赤子のような気持ちにお戻り下さい。」
自分の思いのままを副田にぶつけろ!ってことなんでしょうね。
なかなかじ〜んとする良いシーンだったのに、話が「鼻のかみ方」になっちゃって・・・。(´ヘ`;)
ここへ来るまでは手で鼻をかんでたという旭が実際に手鼻をかんで、五郎が懐紙を持って慌てるあたりは泣き笑いでしたわ。

のちの細川ガラシャ、玉(長谷川京子)も登場!
濃(和久井映見)の「人の心をお忘れになってはなりません。」という忠告にも耳を貸さない信長(舘ひろし)。
うーん、ドキドキするわ〜。

第十八回
「秀吉謀反」
脚本:大石静
演出:久保田充

北国から無断で引き揚げた秀吉(柄本明)。
信長(舘ひろし)に申し開きをする場も与えられず、寧々(浅野ゆう子)なんかは白装束で覚悟を決めてるし・・・。(゚ー゚;Aアセアセ
そこで秀吉がとった策は、猿楽を呼んで宴の席をもうける事。
半兵衛(筒井道隆)が秀吉にアドバイスしたわけですが、こうやって派手に遊ぶ事で謀反などするはずがないと信長にアピールしたかったのね。
うーん、凡人にはわからんわい。(^▽^;)

しかし、千代(仲間由紀恵)はこういう席でも盛り上げ上手だなぁ。
おかしな舞を披露して、いつの間にか秀吉たちも舞の輪の中に入ってるし・・・。
ほんと、千代が男だったら半兵衛といい勝負だったかも・・・。
一豊(上川隆也)に「千代が男だったら・・・」と言われた時の、千代の返答も気が利いてたわ。
男だったら一豊様の妻になれないからヤダ!ってさ・・・。
女の可愛さも忘れないところが、これまたさすがですわ!

一豊は徐々に信長や秀吉に従う事に疑問を抱いてるみたいね。
信長に反旗を翻した松永弾正(品川徹)の一件で、自分が何とか説得しようとしたのに結局は「焼き討ち」という荒っぽい策に出る事を決められちゃって・・・。
また、女だろうと子供だろうと殺さなくてはならない事が、一豊には辛かったと思う。
弾正が最期は信長が気に入っていた釜と一緒に爆死しちゃうのも意地だよなぁ。
死んでも釜は渡さん!ってことなんだろうか。

中国を任された秀吉について戦場に出た一豊。
六平太(香川照之)の「信長を見限りませぬか?」という一言に、一豊はどう反応するんだろう?

第十九回
「天魔信長」
脚本:大石静
演出:梛川善郎

半兵衛(筒井道隆)がお亡くなりに・・・。。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン 
もう、それだけで今回は胸がいっぱい。

「私が生涯愛した女子は千代殿(仲間由紀恵)であった。」が最期の言葉なんて、せつなすぎます。
また、それを聞いて見送るしかなかった一豊(上川隆也)の気持ちを思うと、これまた苦しくなりますわ。
千代が書いた手紙をそっと半兵衛の手に握らせた一豊様。
同じ女子を愛した男ですものね〜。
半兵衛の分も、千代を大切にしなくちゃいけませんわよ。

それにしても、千代はモテモテですなぁ♪
一豊様に半兵衛様、そして六平太(香川照之)・・・。

六平太と言えば、一豊に信長(舘ひろし)を裏切れと言ってきましたが、一豊はそれを拒みました。
でも、六平太が言ったように摂津の荒木村重(ベンガル)が毛利に寝返り、秀吉(柄本明)軍は窮地に立たされていくわけですよ。
どうする?>一豊

光秀(坂東三津五郎)の娘・玉(長谷川京子)と細川忠興(猪野学)との婚儀とか、安土城天守閣の真っ赤な部屋に満足そうな信長とか、光秀への想いが募る濃姫(和久井映見)とか、濃姫の気持ちに気付く市(大地真央)とか、パーツとしてはたくさん盛り込まれていたんだけど・・・。
やっぱ、半兵衛さんの死が一番胸に迫ってくるものを感じました。
あの朴訥とした喋りの半兵衛さんが見られなくなるなんて・・・寂しいですわ。

第二十回
「迷うが人」
脚本:大石静
演出:加藤拓

荒木村重(ベンガル)の説得に向かった黒田官兵衛(斉藤洋介)が連絡を絶ったまま戻ってこない。
信長(舘ひろし)は官兵衛の息子・松寿丸(高木優希)を殺すよう命令する。
・・・で、秀吉(柄本明)経由で手を下すのは一豊(上川隆也)なんだよね〜。
いつもいつも嫌な役目を押し付けられて、可哀想だわ。

六平太(香川照之)から一足早く連絡を受けていた千代(仲間由紀恵)は、松寿丸を殺しに来た一豊に「流行り病で亡くなった」と言いかくまう。
六平太もいい働きするよなぁ。
千代がかくまってくれたおかげで、一豊も松寿丸を殺さずに済んだし・・・。
しかし、秀吉も「わしは消せ!と言うたんじゃ!」って、はっきり言ってよ・・・って感じだわ。(^▽^;)

松寿丸を殺したと見せかけるために、ひと芝居打つ一豊様。
演技のうまい上川隆也が芝居の下手な一豊の大芝居を演じるわけで(ややこしい)、大げさな芝居と周りのリアクションに笑っちゃいましたわ。

後で幽閉されていた官兵衛が助け出されるわけで、ほんと松寿丸を殺さなくて良かったよね〜。
事実を知った信長の「生きておったか・・・。」という涙目にも、ちょっとぐぐっときちゃったなぁ。
舘さんの信長も、なかなかハマってきたんじゃない?

兵糧攻めで攻め落とした三木城から小りん(長澤まさみ)が出てきたのにはビックリ!
しかも栄養状態が悪かったせいで失明してるし・・・。
一豊に三木城の様子を知らせたくて探ってるうちに外へ出られなくなり、兵糧攻めにあってしまった小りん。
実際に体験したからこそ、「食べ物を取り上げて干上がるのを待つのが男のすることか?」という言葉が出たんだろうなぁ。
あんなに好きだった一豊に、みすぼらしい自分の姿を見られたくないと思う女心もせつなかった。
「目が見えなくなってて良かった。鬼になったあんたなんか見たくないもの。」という小りんの言葉は一豊の心にどう響いたんだろうか?

信長のやり方にも疑問を抱き、秀吉の兵糧攻めにもついていけない一豊。
光秀(坂東三津五郎)と話して、迷っているのは自分だけではないという事を知った事で、ちょっと安心できたかな?

信長がどんどん怖くなっていきますね〜。
一豊はどこまでついていけるかな?

第二十一回
「開運の馬」
脚本:大石静
演出:梛川善郎

 

いやん♪千代(仲間由紀恵)と一豊(上川隆也)の夫婦が可愛すぎる〜♪
馬市で黄金10両の竜のごとき馬を見た一豊。
10両と聞いて千代はピンと来ちゃうのよね。
不破のおじさま(津川雅彦)が嫁ぐ時に持たせてくれた10両のことを・・・。
「今が夫の大事と思う時にこの箱を開けよ!」とくれた金子。
まさにその「今」がやって来たんだわ!

長浜まで馬をとばして10両を持ち帰り、一豊の喜ぶ顔を楽しみに千代は奥の座敷で一豊にお金を見せたのに、喜ぶどころか怒り出す一豊。
千代が自分に隠し事をしていたのが気に入らないとは、一豊もまだまだお子ちゃまですな。(笑)
「そちはこざかしすぎる!」「見下しているのではないか?」
もーーー、言いすぎですから・・・一豊様。
妻という役目で乱世をともに戦って行きたいという涙ながらの千代の訴えは、一豊だけでなく立ち聞きしていた濃(和久井映見)の心まで動かしちゃったのね。

千代の気持ちを知った後の一豊の慌てっぷりが、これまた可愛いの。
「千代、なくなく泣くなー!」アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ 
「今すぐ買いに参ろう!」スタタタタタッ(((((((((((_´Д`) アイーン 
真っ直ぐな一豊様ったら、千代の気持ちも知らずに怒って泣かしてしまった事を一瞬にして反省されたんですね。(笑)

千代が買ったのは馬だけではなく、石高以上の家来を抱えていても財を蓄え立派な馬まで揃えたという一豊の評判。
信長(舘ひろし)も誉めていたけど、千代の内助の功って純粋に一豊を愛する気持ちから来てたんじゃないかな?と思わせられました。

濃からは砂金のプレゼント。
大事にしまいこんでいるばかりじゃなくて、どこかに流せば違った形で自分の元へ流れてくる。
そんな気さえしましたわ。

第二十二回
「光秀転落」
脚本:大石静
演出:尾崎充信

信長(舘ひろし)、怖いよ〜。
あの目で睨みつけられたら、体が動かんわい!

そんな信長に目をつけられてる光秀(坂東三津五郎)が苦しんでいるのが、見ているだけでも辛かったわ。
夜も眠れぬほど追い込まれている光秀、それでも信長が朝廷を滅ぼそうとしていると知ると、必死で止めるんですわ〜。

信長が光秀に辛く当たるのは、秀吉(柄本明)と競わせるためだと、秀吉本人も千代(仲間由紀恵)も言ってたけど、どうもそうは見えないんだよなぁ。
光秀のことが鼻につくって感じで、いじめてるようにしか見えない。

家康(西田敏行)の接待を光秀に任せ、出した魚が腐っていると難癖をつけ、領地没収。
いくら光秀でも、こうやって人前で恥をかかされたら、そりゃはらわた煮えくり返るっちゅーの!

そんな中、六平太(香川照之)が光秀に近付き、そそのかす。
あぁ、そして本能寺の変ってわけですね〜。
来週は見どころ満載だね。

そういえば、一豊(上川隆也)について触れてないわ。(^▽^;)
信長と光秀でお腹いっぱいですもの・・・。(笑)

第二十三回
「本能寺」
脚本:大石静
演出:尾崎充信

この「本能寺の変」が見せ場ーーーとばかりに、力入れてる感じを受けてたんだけど、何だかあっという間に終わっちゃってビックリ!

本能寺で光秀(坂東三津五郎)軍の襲来を受けた信長(舘ひろし)。
信長が逃げないのはわかるけど、濃(和久井映見)も殿に付き合ったとは・・・。
しかし、信長の鉄砲の腕前、すごかったわね〜。
光秀軍が盾にしてた竹を束ねたもの、その束ねた縄を鉄砲で撃って盾の役目を失くさせてしまうんだもの・・・。
濃が信長と一緒になって応戦してるのもすごかった。
でも、和久井ちゃんにはちょっと似合わなかったような・・・。
鉄砲で首筋を撃たれて「痛いの〜ぉ」という信長に、ちょっと笑ったり・・・。
銃撃されて、体に多くの銃弾を受けて倒れる濃の芝居が、個人的にはあまり好みではなかったり・・・。

火に包まれながら、自分の首を斬りつける信長。
最後まで自分の首を守る事に執着してたけど、その首を自分で斬るとはね〜。

光秀も濃が目の前で、自分の軍の銃弾を受け真で行くのを見るのは辛かっただろうな。
信長の命を奪って、何だか腑抜けのようになってるし・・・。

「あの世とやらでまみえようぞ」と言っていた信長、無事に濃とあの世で出会えたんでしょうかね?
それにしても、あっけない本能寺の変だったなぁ。(^▽^;)

千代(仲間由紀恵)は寧々(浅野ゆう子)の下で今回もお腹がすいて倒れそうなほど頑張ってたけど、今回は一豊様(上川隆也)の出番が少なかったのが残念。

第二十四回
「蝶の夢」
脚本:大石静
演出:梛川善郎

光秀(坂東三津五郎)の首を取れなかった一豊(上川隆也)の気持ちもわかるわ。
「そなたは生き延びよ。生きて、乱世の末を見届けられよ。」なんて言われたら、せめて静かに眠らせてあげたいと思っちゃうなぁ。
光秀が死ぬ前に見た蝶は、幻だったんだろうか?
本物の蝶にしても、幻にしても、光秀が最期まで濃(和久井映見)を思っていた事を連想させるシーンでございましたなぁ。(´Д⊂グスン

山中に隠れていた千代(仲間由紀恵)たちも無事一豊たちに救出されたけど、細川家に嫁いだ光秀の娘・玉(長谷川京子)は城を追われ幽閉される。

今回はまたまた千代が頑張ってましたね。
天下取りを狙う秀吉(柄本明)が、信長(舘ひろし)の継嗣として推すのがまだ幼い三法師。
秀吉に三法師をなつかせたのが、千代!
天下を取るためには、三法師さまのお馬にもならなきゃいけないのね。>秀吉
三法師の後見となった事で、秀吉が実権を握るわけか〜。
でも、お市さま(大地真央)がそうはさせじと柴田勝家(勝野洋)に嫁ぐ決意までしちゃったよ。(゚ー゚;Aアセアセ

可哀想だったのは一豊。
お城番を任されたと思ったのに、結局「その話はナシよ」ってな軽〜いノリで秀吉にキャンセルされちゃって・・・。
お引越しの準備までしてたのに、がっかり・・・ですな。
しかし、「そういうことで・・・そういうことだ・・・許せ」みたいな一言で終わらせちゃうところが、ちょっと笑えちゃったわ。

第二十五回
「吉兵衛の恋」
脚本:大石静
演出:久保田充

あの吉兵衛(武田鉄矢)が恋をする日が来るとはね〜。(゚ー゚*)
新しく山内家の侍女になったたき(細川ふみえ)という女性が、穴の開いた袴をはく吉兵衛に亡き父親の姿を重ねて涙して・・・。
そんなたきの事を最初は「辛気臭い」なんて言ってた吉兵衛がね〜。(笑)

最初は「亡き父を思い出して」なんて言ってたたきが、本当に吉兵衛を好きなのかどうか、ちょっとわからなかったわ。(^▽^;)
ただ、お父さんみたいに思ってるのかと思っちゃったけど、父親みたいな吉兵衛に恋心を抱いたってわけね。
吉兵衛も自分から「済まぬが、これも繕ってはくれぬか。」と破れた袴を差し出したりして、相思相愛な雰囲気だったけど、いざ千代(仲間由紀恵)がお互いの気持ちを確かめようとすると、吉兵衛の口からは「嫁はいらぬ」という一言が・・・。
一豊(上川隆也)の命を守るのが自分の使命だと思っている吉兵衛にとって、いつかは命を投げ出すかもしれない自分の嫁では可哀想という気持ちがあるのかなぁ?
それとも自分に殿の他に守るものができた場合、いざという時の事を考えると気持ちが揺らぐのだろうか?

たきが宇治へ行ったと聞き、動揺する吉兵衛。
「これで動かぬような男は男ではありませぬ。吉兵衛、しっかりしなさい!」という千代の陰ながらの励まし。
いつの間にか千代が吉兵衛に「しっかりしなさい」なんて言えるぐらい成長してる気がして、何だか感慨深かったわ。
それにしても、恋愛関係に疎すぎる一豊様。(笑)
たきと吉兵衛の気持ちを確かめようという時も、結局「一切合財、千代に任せる!」とお逃げになる殿。(゚ー゚;Aアセアセ
でも、一豊様じゃどうにもできないだろうから、千代に任せて正解なのかもね。(゚ー゚*)

勝家(勝野洋)に嫁いだ市(大地真央)は、ぜーーーったいに秀吉(柄本明)を許してなるものか!って感じですね。
なのに秀吉ったら、大好きな市が勝家にあんな事やこんな事をされてるんじゃないかとヤキモキしてて・・・市と秀吉、ものすごい温度差ですね。(^▽^;)

第二十六回
「功名の旗」
脚本:大石静
演出:加藤拓

ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!! 

吉兵衛(武田鉄矢)が、吉兵衛がーーーーーーーー!。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン 

しばらく涙が止まらなかったよーーー。

一豊(上川隆也)を吉兵衛と新右衛門(前田吟)が今までずっと側で支えて来たじゃないですか。
その様子を最初からずっと見てきたわけじゃないですか。
そうすると、もう・・・たまらんのですわ。

たき(細川ふみえ)に会いに行けと吉兵衛にたきつけるのが新右衛門で、なかなか動かなかった吉兵衛が新右衛門の言葉でやっと動くのも良かった。
たきに会いに行ってもなかなか言葉が出ず、別れ際にやっと「たき殿、待っていてほしい。戦が終われば必ず迎えに来る。」と行った時は、「吉兵衛、よく言った!」と心の中で拍手もんだったよ。
でも、その言葉通りにはいかないんだろうなぁ・・・とはわかってたけど。(´Д⊂グスン

久々に戦に参加した新右衛門もさすがだったなぁ。
夕げの支度をしているなんて危ないのでは?と注意してた矢先、敵の襲撃。
これで吉兵衛は自分の心にすきがあったと思い、自分の中では命を捨てる覚悟をしたんだろうね。
敵陣に一番乗りし、槍に巻きつけた山内家の旗を掲げたまでは良かったけど、それはあまりにも無謀な一番乗り・・・。
敵陣に囲まれても、一人で奮闘していた吉兵衛はとってもとってもカッコよかった。
死を決意したものの強さなんだろうか?
失うものなど何もないと言わんばかりの戦いぶりに涙が出ちゃったわ。

やっとのことで一豊も新右衛門も城壁を登ったけど、吉兵衛のところになかなかたどり着けず、そのうち目の前で吉兵衛が敵の刃に貫かれてしまう。
駆け寄った一豊に「殿、功名を・・・」と、最期まで殿のことを思っている吉兵衛に涙。
「さすが吉兵衛!一番乗り、天晴れじゃ!」
敵陣に乗り込む前の晩、吉兵衛が一豊に「上手の大将になれ」と教えていたのを、素直な一豊は早速実践していたのが泣ける。
「ともに参れ!ともに参ってわしの城の天守に立て!」というのは上川さんのアドリブだったそうですが、こんなピッタリなアドリブないよなぁ。
上川さんのアドリブだけど、上川一豊の武田吉兵衛への愛のこもった言葉だったよ。
もう、ここらへんは大泣き!
吉兵衛的最終回だったわけですが、見応え充分でございました。

たきへ手紙を残していたのも良かったです。
あの吉兵衛の事だから、何も残してないかと思ったんだけど、彼としては手紙を書くことでたきへの想いを封印し、最期は一豊の功名のためだけに命を燃やしたのかもしれません。
父親を戦で亡くしたたきに、また同じような悲しみを与えてしまう事を気遣った手紙・・・人の気持ちをよくわかっていた吉兵衛でしたね。

ありがとう吉兵衛。

第二十七回
「落城の母娘」
脚本:大石静
演出:尾崎充信

うぅぅ・・・。(´Д⊂グスン
冒頭の吉兵衛(武田鉄矢)が亡くなるシーンで、またまた泣いちゃったし・・・。
たき(細川ふみえ)が山内家を去るシーンでも泣いちゃったし・・・。
「女子としての幸せを胸いっぱいに味わった」と言って去って行ったたきが、まさかお里で自害しているとは・・・。
吉兵衛の着物を羽織って、吉兵衛の文を持って・・・、あぁ、どんなに吉兵衛を想っていたかと思うとせつないわ〜。(涙)

一豊(上川隆也)も、ずいぶんと秀吉(柄本明)に都合よく使われてるような。(゚ー゚;Aアセアセ
石田三成(中村橋之助)や、その他の若い衆を可愛がって、一豊には「おったのか?」扱いだったのに、柴田の城を攻め落とすところまで来ると市(大地真央)だけは何とか救い出したくて・・・。
そういう時だけ、「一豊!一豊!」なんだもん!(#゚Д゚) プンスコ!
不満に思いながらも言われたままに動くしかない一豊も何だかなぁ・・・なんだけど。

しかし、勝家(勝野洋)と市の最期は壮絶だったのね。
お互いに刺して、後は城ごと爆破!
これっぽっちも秀吉に触れさせないって強い意志を感じる死だったわ。
千代(仲間由紀恵)が縫った打ち掛けを着て、市が最期を迎えたというのも泣かせるわよね。

その意思が、一豊に連れ出された茶々(永作博美)たちに受け継がれてるってわけか・・・。
一豊が仕えるのが秀吉、そして秀吉を憎む茶々に手助けせよと言われた千代。
辛い立場に立たされるわけね。

第二十八回
「出世脱落」
脚本:大石静
演出:梶原登城

今回の一豊(上川隆也)みたいなこと、今もあるよなぁ・・・と思って見ちゃったわ。

自分の働きが評価されない事への不満。
でも、その不満を吐き出す事も出来ず、ただふてくされてみたり・・・。

今回こそは城持ち大名になれると思い込んでいた一豊。
千代(仲間由紀恵)にも期待を持たせて城へ向かったのに、結果はたった300石の加増。
自分よりずっと年下の者たちが3000石だ、5000石だと加増され、中村(田村淳)も堀尾(生瀬勝久)も城持ちになったのに、自分だけが・・・。
同じように働きに見合わぬ加増だった三成(中村橋之介)は、上手に秀吉(柄本明)に話をつけて、自分が得になるように持ち掛けるんだけど、一豊にはそんな真似もできないし・・・。

結局はふてくされて登城せず、武士もやめると言い出す一豊。
そんな夫を案じて、法秀尼(佐久間良子)に相談する千代。
法秀尼が一豊を訪ねてからのやり取りは、母の厳しさと愛情を感じるシーンだったわ。
一豊が今回の加増を不満に思っている気持ちって、千代にすら吐き出せてなかったわけよね?
そんな息子が心にしまったままにしていた気持ちを吐き出させて、それを「たかが愚痴」とばっさり切り捨て、「浮世の愚痴から逃れるには死ぬのが一番」と父親の形見の剣まで出して・・・。
佐久間さんがね〜、さすが!って感じのお芝居なんですわ。
母の想いに気付くと、自然と(TωT)ウルウルしちゃうんですよね〜。
母は逃げずに戦え!と息子に教えたかった。
前を向いて己の心と戦うしかない・・・。

母として厳しい教えだと思うわけよ。
でも、母の想いが通じた時のあの安堵の表情・・・そして一瞬ふらっとした法秀尼を見て、どれだけ緊張して臨んでいたかもわかったし、こっちも同じようにふらっとするぐらい疲れたわ。(笑)

これで一豊がもう一度武士として頑張っていこうと思い直したわけね。
一豊と千代なら畑を耕す生活も楽しそうだけど、これまでに奪ってきた命、吉兵衛(武田鉄矢)のように差し出された命を思うと、前に進まぬわけにはいきませんな!>一豊様

第二十九回
「家康恐るべし」
脚本:大石静
演出:加藤拓

動かない事って意外と難しいと思うんだけど、家康(西田敏行)の動かなさはすごいですね。
秀吉(柄本明)より上の身分を与えても、礼状一本で済ませ上洛しない家康。
頭は下げないってわけね。
一豊(上川隆也)は、家康の事を律儀なお方と信じて疑わない様子だったけど、なかなか計算高いお方のようですよ。>一豊様

今回出てきた秀次(成宮寛貴)が、あの治兵衛が成長した姿とは・・・。
小牧長久手の戦いで秀吉と家康が戦うわけですが、ここでも動かない家康。
秀次はここで「中入り」を仕掛ける総大将となったんだけど、家康に撃破され逃げ帰るはめに・・・。
秀吉が刀を抜いた時は焦ったけど、一豊が体を張って守ってくれて何とか秀次は命拾い。
一度は一豊の家で育った秀次・・・一豊も父親のような気持ちがあったのかな?

秀次を守ったことで、一豊は秀吉に城を与えられる。
それが、あの長浜城。
よかった!やっと・・・本当に城持ちだ!
千代(仲間由紀恵)の喜び方も可愛かったなぁ。
父上と母上が子供のようにはしゃいでる様子を、よね(森迫永依)が笑顔で見つめているのも良かったよ。
その前に父と母がケンカするのを止めるシーンがあっただけに、子供は親が仲良くしてるだけで嬉しいのかな?と思わせる部分もあったりして・・・。

千代に城をもらったと報告した一豊様。
Vサイン(^^)vらしきポーズを取るから笑ってたら、「二万石」の「二」のポーズだったのね。(笑)
なるほど、納得!

第三十回
「一城の主」
脚本:大石静
演出:梛川善郎

長浜城の城持ち大名となった一豊(上川隆也)。
おひげがあるだけで、ちょっと威厳が・・・。
千代(仲間由紀恵)も打ち掛けで大名の妻らしいんだけど、やはり千代にはあの端切れを利用して作った小袖が似合うよ〜。(^▽^;)
「一国一城の主」になる事が、千代と一豊の約束だったわけで、念願かなって城持ちになったのは感慨深かったし、新兵衛(前田吟)が吉兵衛(武田鉄矢)の遺髪を手に話しかけているシーンはぐっと来た。
吉兵衛にも見せてやりたかったなぁ・・・。

行方知れずだった一豊の弟・康豊(玉木宏)が長浜城に現れた。
仕えるべき主を失いさまよっている最中、足を怪我した康豊を助けてくれたのが幽閉中の玉(長谷川京子)。
こういうのって「縁」以外に考えられないよね〜。
助けてくれた玉に「流れに逆らわず、素直に生きてみたらどうでしょう?」と言われ、康豊は兄にすがってみようと思い長浜へやって来たのだと・・・。
玉と出会ってなかったら、康豊は長浜へ来なかったかもしれないし、もしかしたらこのまま生き別れって事だってあったかもしれないと思うと、人と人との出会いって大切だなぁと感じさせられますわ。
法秀尼(佐久間良子)が戻ってきた康豊を抱きしめるところも、じ〜んとしたなぁ。
名前を呼ぶ以外に言葉なんてないし、いくつになっても母親にとって息子は可愛い我が子なんだなぁ・・と思えたし・・・。

玉は可哀想だった。
せっかく城へ戻ることができたのに、子供たちには顔を忘れられ、夫の忠興(猪野学)には側室がいるんだもんなぁ。
側室がいるとわかっても、忠興に抱かれなきゃいけない・・・。
この女心、辛いよね〜。

秀吉(柄本明)の女好きは相変わらず。(^▽^;)
北政所(浅野ゆう子)となった寧々が千代に噂話をするところは、北政所の方も相変わらずな雰囲気で楽しかったけど・・・。(笑)
秀吉ったら玉を城に呼ぼうとしてるし、茶々(永作博美)には大坂城に贅沢な部屋を持たせてるし・・・。
茶々の気の強いお姫様体質・・・嫌いじゃないなぁ。(笑)
光成(中村橋之助)に、サルにかこわれる前に自分を奪え!と言うなんて・・・普通言えないよね?(゚ー゚;Aアセアセ

千代の接待はさすがでした!
富山入りのために集まってきた兵の皆さんに、蔵にあるだけの米を炊いておにぎりを提供。
兵の腹が満たされれば、もてなした一豊の評判が上がるってわけですな。
またしても、内助の功発揮!すばらしい!

第三十一回
「この世の悲しみ」
脚本:大石静
演出:大原拓

ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!! 

よね(森迫永依)が大地震で亡くなるなんて・・・。
千代(仲間由紀恵)と一豊(上川隆也)の間の、可愛い可愛い一人娘なのに・・・。

動物が地震を予知するのと似たようなもので、子供のカンなのかな?
よねが珍しく千代と一緒にいたいと駄々をこねたのは・・・。
後になってみれば、一緒にいてやれば助かったかもしれないと自分を責めたくもなるよなぁ。
侍女とお部屋で待ってなさいと突き放してしまったがために、よねは母を待つ部屋で瓦礫の下から見つかる運命に・・・。
もしも、一緒に火の用心の見回りをしていたら・・・。
せめて、一緒にいてやる事ができたら・・・。
母親なら絶対に悔やむと思う。

一豊が京に行って不在の長浜城、家来たちをまとめるのも千代の役割。
本当なら一目散によねの元へ駆けつけたいところを、まずは無事な家来を見つけて指示を出し、それからやっとよねを探しに・・・。
実に立派だよ・・・。(涙)

今回もまた法秀尼(佐久間良子)に泣かされました。
まずはよねの亡骸を抱きしめ「私が代わってやればよかった」と泣き、今度は「後を追う」という千代を抱きしめて、「それだけはならん」と言い聞かせる法秀尼。
偉大な母だなぁ・・・。
急いで帰ってきてよねと対面した一豊の「冷とうなって・・・」という一言にも泣けた。

悲しみに暮れる千代が、京の町でよねと同じ年頃の女の子によねのために縫った小袖を渡すところもせつなかったけど、女の子の侍女・せつ(石川さゆり)からキリシタンでは「人の死は悲しみだけではない。神に召される幸せでもある。」と聞いて勇気付けられたのは、ちょっとホッとしたなぁ。
一人娘を失った悲しみは、そう簡単にはなくならないだろうけど、早く千代の笑顔が見られる日が来るといいなぁ。
しかし、よね・・・可愛かったのに・・・。(´Д⊂グスン

第三十二回
「家康の花嫁」
脚本:大石静
演出:梶原登城

よね(永迫永依)を亡くした千代(仲間由紀恵)を見舞いに来たという北政所(浅野ゆう子)は、旭(松本明子)を家康(西田敏行)に嫁がせるのに手を貸せと・・・。(゚ー゚;Aアセアセ
旭には甚兵衛(野口五郎)という旦那さんがいるじゃないのーーー!
それを離縁させてまで人質として嫁がせるなんて・・・。(´Д⊂グスン
旭と甚兵衛が仲良く暮らしていただけに、何てこと思いつくんだ?って感じだよ。ヽ(`Д´)ノプンプン

千代は旭をかくまおうとするが、そんな事をすれば千代の身が危ないと思った旭は、秀吉(柄本明)の待つ城へと向かう。
甚兵衛と旭を別々に呼び出し、ある事ない事言ってすべては「天下安寧のため」だとねじ伏せた秀吉。
そして一豊には家康への婚儀申し入れの使者という役目が回ってくる。
家康に冗談で旭ではなく千代がほしいと言われた時の一豊のあたふたした感じが可愛かったわ〜♪
でも、甚兵衛さんの事を思うと、これも笑ってはいられない。
千代が代筆した旭の手紙もなかなか泣けた。
坊主でも商人でも何でもいいから生きていてほしいなんて、せつなくなっちゃうよ・・・。
つらいなぁ・・・。

そうやって旭を家康に嫁がせたのに、それでも家康は上洛せず・・・。
じゃあ、離縁させてまで嫁がせる意味なかったんじゃん!と思ったら、今度は大政所(菅井きん)まで家康のところに差し出されちゃったよ。
さすがにお母ちゃんまで来られちゃ〜って事で、家康も大坂に上ったんだけど、秀吉ったら手回しいいんだもんなぁ。
「体裁だけでいいから・・・」と家康に前もって頼んでおいて、拝謁の折には思いっきり偉そうに振舞う秀吉。
ちっちぇえよ!・・・と思ったのは私だけでしょうか?(^▽^;)

第三十三回
「母の遺言」
脚本:大石静
演出:尾崎充信

えーーーーーー!
法秀尼(佐久間良子)が亡くなっちゃったよーーーー!
突然の事でビックリだわ〜。

一豊(上川隆也)と康豊(玉木宏)の仲を案じて、雨の日も問わず観音堂に参っていて風邪をこじらせてしまい、そのまま・・・。(´Д⊂グスン
ちょうど千代(仲間由紀恵)も兄弟の仲について、法秀尼に相談しようと出かけていったところだったし、離れていても母親には何か伝わっていたのかなぁ・・と思わせる話ではあった。
また遺言がね〜。(涙)
もう筆を持つ力も残っていなかった法秀尼が、千代に言い残した遺言。

お互いに考えが違うというのは実は素晴らしい事。
互いに学びあう事を忘れてはならぬ。

最後の最後までいい事仰るわ〜。
涙が出ちゃったよ。
千代が法秀尼の死を悲しんでいるシーンも泣いちゃったなぁ。
千代にとっても本当の母親みたいな人だったんだもんね。
いつも助けてもらっていた母上がいなくなったと思うと、不安だったり寂しかったりするのでしょう。
そこで一豊が抱きしめてくれたのが、またじ〜んとしたわけですわ。

秀吉(柄本明)の茶々(永作博美)への執着もすごいものがありますなぁ。
市(大地真央)の時に果たせなかった想いを、娘の茶々で・・・というのもどうなんでしょか?(^▽^;)
光成(中村橋之助)に秀吉の子を生むべきだと言われた後の、しつこいまでの「それで良いのじゃな?」は良かったわ。
強気でありながら、光成に止めてほしいという女心も垣間見えたりするわけで、最後に光成にしなだれかかる茶々が、また「女」って感じで・・・。(゚ー゚*)
どんな思いで秀吉に抱かれるんでしょうかね?>茶々

山内家に捨て子が・・・。
よねを亡くした千代にとっては、これは良いことなのかしら?

第三十四回
「聚楽第行幸」
脚本:大石静
演出:大原拓

あの捨て子ちゃん、山内家で育てられる事になったのね。
名前は「拾(ひろい)」。(^▽^;)
えーーー、そのまんまですやん!(苦笑)

茶々(永作博美)と寧々(浅野ゆう子)の静かな戦いが恐ろしかったわ〜。
茶々が「聚楽第に行ってみたい」と言えば、寧々が「側室ごときが行くところではない」と厳しく言うし、そうかと思えば茶々は「北政所様も他の側室も果たせなかったことを、茶々が果たしてみせまする」とイヤミ合戦だし・・・。(゚ー゚;Aアセアセ

そして茶々ったら本当に子供を宿しちゃったよ。
これはさ〜、寧々にとっては屈辱的な仕打ちだよね。
どうしたってこの時代、子供が出来たもん勝ちみたいなところがあるじゃないですか?
しかも、茶々が産んだのは男の子。
鶴松と名づけられた茶々の子供を世継ぎに・・・と考える秀吉(柄本明)。
秀継(成宮寛貴)の立場は・・・。(゚ー゚;Aアセアセ

帝の聚楽第行幸の世話役を命じられた一豊さま(上川隆也)、本当に世話役というお仕事が苦手そうだったわね。(笑)
慣れない格好で慣れない蹴鞠。
いやぁ、本当に苦痛そうで・・・。(苦笑)
本番を仮病で欠席しようとしたものの、千代(仲間由紀恵)がそこはうまいこと一豊を操縦して、何とか出席させました。
今回も千代の縫った内掛けが後陽成天皇(柄本時生)に気に入られ、またまたお手柄でしたね〜。
一豊様も戦場で槍を振り回すだけでなく、もっと違った部分で功名を立てられるといいんだけど・・・。

千代が街で見かけた甚兵衛(野口五郎)ってーのが気になりますなぁ。
なんぞ、やらかすんでしょうか?

第三十五回
「北条攻め」
脚本:大石静
演出:加藤拓

京の町で甚兵衛(野口五郎)を見かけた千代(仲間由紀恵)は、旭(松本明子)から預かっていた手紙を渡す。
字は読めないと言いつつ、その手紙をしっかり受け取っている甚兵衛。
夜中に一人で手紙を読む甚兵衛が泣けましたなぁ。

その頃、旭は病に倒れていたんですね。
何とか甚兵衛と旭を会わせようと、千代が旭のお見舞いに行き、甚兵衛からの手紙を預かった商人がいると連れて来たのが、甚兵衛本人!
雨に打たれながら、何も書いてない白紙の文を広げ、旭への想いを伝える甚兵衛。
「この世で叶わぬなら、あの世でゆっくり語り合おう。いかなる事があろうとも、わしらは夫婦じゃ。いつまでも待っておるぞ!」
焦点定まらない感じの旭だったけど、甚兵衛の声を忘れるわけないもんね。
きっと本人だと気付いた事でしょう。
秀吉(柄本明)に振り回された一生だったけど、甚兵衛の手紙で安心して旅立つ事ができたかもしれない。

北条攻め、家康(西田敏行)を関東に封じ込める秀吉の策略、そしてその家康の牢番というポジションに置かれる一豊(上川隆也)。
千代がすべてを読んでいるのがすごいわ。

それにしても秀吉の淀(永作博美)への愛情はすごいですね。
寧々(浅野ゆう子)を差し置いて、小田原へ呼び寄せてしまうんですから・・・。
そのお供でやって来た千代が、一豊と久々に対面して周りの声も聞こえぬほど、「旦那様」と見つめ合ってる姿には笑っちゃったなぁ。
関白様が「千代!千代!」って呼んでるのに、まーーーったく聞こえてないんだもん!(笑)
いやぁ、それでこそ千代ですわ!(爆)

秀吉と淀の間に生まれた鶴松が亡くなったらしい。
運が秀吉を見放しつつあるのでしょうか?

第三十六回
「豊臣の子」
脚本:大石静
演出:梶原登城

鶴松が死に、悲嘆に暮れた秀吉(柄本明)は明国攻めを宣言。
そんな中で、淀(永作博美)がまだ秀吉の子を産めば、寧々(浅野ゆう子)を見下す事ができると思っているあたりが何とも恐ろしい。
そして、光成(中村橋之助)に「我を助けよ」でしょ?
それって、どういう意味?って思っちゃうわ。(^▽^;)

で、「産む」って決めたら意地でも産んじゃうところが、また怖いわよね〜。(゚ー゚;Aアセアセ
しかも、また男の子!

せっかく関白の座を譲られた秀次(成宮寛貴)も、これでまた邪魔にされちゃうわけですなぁ。
何だか可哀想・・・。

秀吉にとっては、大政所・なか(菅井きん)の死も辛かったですね。
なかが最後に庭に実ったなすを眺めて幸せそうにしているところは、涙が出ちゃいました。
この人、ただのお百姓で生きていたかっただろうに・・・。
おっかぁが作ったナスの味、秀吉はどういう思いで噛みしめたのでしょうか?
愛する人に次々と去られるのって、一番こたえるんだろうなぁ。

おっと!久々に六平太(香川照之)も登場しましたね。
一豊(上川隆也)が唐入りしていたら、死んでいただろうと千代(仲間由紀恵)に告げる六平太。
これからの戦は目に見えぬ戦いになる、情にとらわれては生き延びられない。
それは千代も感じ取ってた事なんですけどね〜、一豊様がもっと理解してくれないとね。(゚ー゚;Aアセアセ

第三十七回
「太閤対関白」
脚本:大石静
演出:久保田充

誰につくかで出世が決まる・・・みたいなところは、まんまサラリーマン社会にも通じるところがあるように思いますね。
太閤秀吉(柄本明)につくべきか、関白秀次(成宮寛貴)の側にいるべきかで悩む一豊(上川隆也)。

何だかね、秀次が可哀想でしたわ。
このドラマを見る限り、秀次に野心なんてないじゃないですか〜。
秀吉が自分に関白という地位を与えてくれた事に感謝して、ただ励んでいるだけなのに、淀(永作博美)にまたまた男の子が生まれたからって、それだけで用済みみたいな扱い受けちゃ〜ね〜。(^▽^;)
秀次の3歳の娘と、生まれたばかりの淀の子・拾に縁談の話ですよ。
そりゃ〜、昔はそんな事もアリだったんでしょうが、あまりにも魂胆ミエミエだし・・・。
拾を秀次の娘婿にして、さっさと秀次には関白を拾に譲ってもらおうっていうんでしょ?
そんな話を持ちかけられたら、そりゃおとなしい秀次でも「この秀次は何にございますか?」と一言言いたくもなるってーの!
おまけに、拾が秀吉の子ではないかもしれないなんて噂を耳にしたら、秀次としては「太閤殿、騙されないで!」って気持ちですわよね〜。
な〜のに、秀吉ったら怒り出しちゃって・・・。(´ヘ`;)

秀吉のためを思ってのことだったのに、結局受け入れてはもらえず・・・秀次が荒れる気持ちもわかるわ。
酒をあおりながら荒れる秀次がせつなくてね〜。
一豊の「人はいかなる立場になろうとも、己の道を生きる事ができまする。」という言葉も、今の秀次には慰めにもならないんだろうなぁ。(´Д⊂グスン

伏見城が出来上がって諸大名がそっちへ移った時、一豊が秀次のいる京に残ったのはちょっと嬉しかったんだけどなぁ。
秀次が謀反を企んでいるという噂が立ち、このまま秀次についていれば山内家自体が危うい立場に立たされる。
六平太(香川照之)も「強い者に従うしかない」と言い、秀吉も一豊に「わしにつくか秀次につくか、よ〜ぉ考えよ」と囁く。
こんな中で、どちらかを選ぶのって・・・難しいなぁし、イヤだなぁ。(゚ー゚;Aアセアセ

イヤと言えば・・・淀が秀吉の事を陰で「老人の息、たるんだ肌、死のにおいがする・・・イヤじゃ、イヤじゃ〜!」と言ってたのは凄かった。(苦笑)

第三十八回
「関白切腹」
脚本:大石静
演出:久保田充

秀次(成宮寛貴)は、「死ぬまでは己を見失うことなく生き切ってみようぞ!関白として最後の務めじゃ!」と、出家をすすめる千代(仲間由紀恵)の言う事もきかず伏見へ。
覚悟をきめて出向いただけあって、秀吉(柄本明)に「唐入りの兵を一日も早くお引きなさいませ。」とはっきり言う事が出来たのは立派だったね。
でも、そんな秀次は高野山で幽閉、そして切腹。

秀次が亡くなった後の淀(永作博美)の恐ろしい事。
聚楽第を壊して、そこに住んでいた者も成敗しろ!だって。(((( ;゚д゚)))アワワワワ
どんな女なんですかね〜。
恐ろしいですわ。
言われるままに動く秀吉もどうよ?なんだけど、これで命を落とした秀次の側近の方々・・・可哀想です。

さて可哀想といえば、山内家の拾ですよ。
武士になるために剣術の稽古にも励んできたのに、いきなり「仏門に入れ」とは・・・。(涙)
一豊(上川隆也)も千代も、拾の事を考えた上での決断だというのはわかるんだけど、拾の「私が寺に送られるのは捨て子だからでございますか?」は胸が痛かった。
また「そうです」と答える千代の事を考えても、違った意味で胸が痛い。
跡取りの事で意見が分かれれば、お家が衰える。
すでに康豊(玉木宏)の嫡男が家を継ぐべきという考えの家臣がいる中で、拾を仏門に入れるというのは苦渋の決断だったのでしょう。
父上の命令なら仏門に入るが、そうでないのなら嫌だと正直に告げる拾に、命令だと言う一豊。
一豊、千代、拾・・・どの気持ちもせつなくて、苦しくて・・・。
どこまでも礼儀正しく、捨て子だという事を知っていながらも拾ってくれた一豊と千代の子として、毎日笑顔で暮らしてきた拾。
そんな拾が「かしこまりました」と頭を下げた後、両親に背中を向けて泣いている、その背中がせつなくて、せつなくて・・・。
涙が止まりませんでしたわ。(´Д⊂グスン

聞き分けの良い子だけに、こっちは辛いですね。
一豊も言ってたけど、拾なら修行して高僧にもなれることでしょう。
別れる時、一豊が拾の手首に布を巻いてやりながら「どこにいても、我らは親子ぞ」と言ったのも泣けました。
あぁ、拾でボロ泣き・・・。。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

第三十九回
「秀吉死す」
脚本:大石静
演出:梛川善郎

今回の秀吉(柄本明)を見ていたら、どんな人でも老いるのだということを考えさせられましたね。
女には目がなかった秀吉も、最後には寧々(浅野ゆう子)のところに帰ったようで・・・というか淀(永作博美)に邪険にされただけかもしれないけど、それはそれで寧々にとっても嬉しいことだったのかなぁ・・・とか、妻の立場でものを見てしまいました。
それにしても、淀が最期に秀吉にかけた言葉は、これまた恐ろしかったですね。
「サル」と亡くなった市(大地真央)の真似をして声をかけ、「天下は織田が取り戻すゆえ、安心して逝きなされ」だもんなぁ。
公式サイトの永作ちゃんのインタビューによると、あれは淀の愛情だそうなんですが、私にはそうは思えないんですけどね〜。(^▽^;)

で、千代(仲間由紀恵)と一豊(上川隆也)も焦らせてくれましたね。
山内家のために一豊の実子が必要だと考えた千代、若い女との間にお子を作って下され・・・なんて一豊に言っちゃうんだもんなぁ。
そんなの、あの一豊様にできるわけないでしょ!
むきになって怒り出す一豊様に涙しちゃったわよ!
千代一筋の一豊様、十分男らしゅうございますよ。
それでいいのでございますよ。
あの時代に、「千代、千代」と妻以外見向きもしない一豊様が素敵なんですよ。

あぁ、それなのに、それなのに・・・。
千代ったら掛川の康豊(玉木宏)のところで、不破のおば様(多岐川裕美)に会いたいなんて言って、一豊を残して行っちゃうんだもん。
康豊のところに仕えている美津(星井七瀬)という若い女に「おタネを授かるように」と言い残して・・・。Σ(゚Д゚;エーッ! 
なのに、不破のおば様の家に行っても、美津と一豊の事が気になって仕方ないんだから・・・もう、いくら山内家のためでもそんな心にもない事を・・・。
竹にあたるぐらいなら、最初からそんな事やめておきなされ!

伏見に戻ってきた一豊が美津を連れているのを見て、気を失う千代。(苦笑)
ほんと、困ったものですわ。(笑)
結局、一豊は美津に触れもしなかったのね。
毎晩、いろんなお話をしただけだったとか・・・。
うーん、いかにも一豊様らしい。
私も心の底から安心いたしました。(笑)
康豊の嫡男・国松に山内家を継がせると宣言した一豊。
はい、もうそれでよろしいかと・・・。<(_ _)>

秀吉が死んだと聞かされた時の家康(西田敏行)のふんどし姿が強烈でした。(爆)

第四十回
「三成暗殺」
脚本:大石静
演出:梛川善郎

秀吉(柄本明)の死後数ヶ月、明国との講和成立。
日本に戻ってきた加藤清正(金児憲史)らは、そこで初めて秀吉の死を知らされたわけよね。
そりゃ、怒るわよ・・・。
誰のために戦ってたんだ?って事になるもの。
そしてその怒りは三成へ向けられるってわけか・・・。

合戦の支度をして、豊臣が二分されるのを見ている家康(西田敏行)。
何だか余裕を感じるわ。(^▽^;)
どんどん自分の方へ流れてくるのを感じて、しめしめと思っていたのかしら。
この家康と三成のどちらへつくか・・・、一豊(上川隆也)も難しい立場だよなぁ。
三成に危険が迫った時には助けに走ったけど、これからも助けてくれと言われたら返事ができない。
三成は「正直だ」と笑ってたけど・・・。

その三成は家康のところへ逃げ込んだのね。
敵の懐へ飛び込んでいくとは、いくら自分を殺せないと読んでいたとしても勇気ある行動だわ。

千代(仲間由紀恵)は一豊に、家康と三成のどちらにつくか様子を見るべきだと言う。
確かにそれが一番なんだけど、どこまで様子を見ていられるのか・・・。
見誤らないようにするのも難しそうだよね。(^▽^;)

第四十一回
「大乱の予感」
脚本:大石静
演出:加藤拓

いやいや、本当にものすごい選択を迫られてますね・・・一豊様(上川隆也)。
豊臣への忠義か、家康(西田敏行)への恩義か。

吉晴(生瀬勝久)が徳川につくことを決め、胸の病を患っている一氏(田村淳)は「徳川にはへつらわん」と豊臣派でいることを貫こうとする。
若かりし頃からずっと一緒にやって来た3人なのに、ここまで来てばらばらになっていくのが寂しいわ。
・・・と思っていたら、やはり一氏も最後には徳川につくのよ。
あれだけ「へつらわん!」と言ってた人でも、「中村家」のことを考えるとそうするしかなかったってわけよね。
目の前で豊臣派だった一氏が寝返るのを見てしまった一豊様。
「徳川様のお顔を見て決める」と言っていたのに、病で苦しそうな一氏が家のために徳川に頭を下げるところを見たら・・・一豊様も動揺しちゃうんじゃないですかね?
それから1ヵ月後に一氏は亡くなったらしい。
最期の仕事をやり遂げて旅立ったわけですなぁ・・・。

六平太(香川照之)が千代(仲間由紀恵)に助言するところ、毎回好きだわ〜。
「ぎりぎりまで待って、事を見極めろ!」
その「ぎりぎり」加減が難しいと思うんだけど・・・。(^▽^;)

淀(永作博美)も揺れちゃってましたね〜。
千代を呼んで「我はどうすればよい?」なんて聞くんだもの。
徳川に天下を差し出し、秀頼と無事に暮らす事を大切に・・・という千代。
淀の性格上、それが難しいからなぁ。(゚ー゚;Aアセアセ

三成(中村橋之助)と家康、どちらも先を読んでいますね〜。
乱を起こして、そこで従わないものは倒してしまえという家康・・・ちょっと恐いです。

第四十二回
「ガラシャの魂」
脚本:大石静
演出:加藤拓

正直に家康(西田敏行)にどちらにつくか迷っていると伝える一豊様(上川隆也)。
ほんと正直者ですね〜。
でも、そういう一豊の気持ちは家康にもちゃんと伝わったようで「迷いなされ」と言ってくれるんですわ。

三成(中村橋之助)は、大坂に残る諸侯の妻たちに書状を出す。
その書状の封を切らずに一豊のところへ届けさせる千代(仲間由紀恵)。

康豊(玉木宏)から三成が人質をとっている事、ガラシャ(長谷川京子)に危険が及んでいる事を聞いた一豊様。
あのね・・・ガラシャが危ないって言ってるのに、一番に千代を心配してらっしゃるんですけど。(^▽^;)
これが一豊様よね〜。(笑)
康豊に千代のところへ行って来いとさ!
愛されてますなぁ・・・千代♪

千代が三成の使者を追い返すところも良かったわ。
一豊が「千代千代千代」なら、千代は「旦那様旦那様旦那様」なんですね。(笑)
「旦那様の意向を聞いて、あらためてお返事いたします。」
自分に指図できるのは一豊様だけなんだぞーーーー!ってな千代の強気発言!

そうやって何とかやり過ごしながらも、気になるのはガラシャのこと。
千代が光秀の最期の言葉「生き延びよ、生きて乱世を見届けよ」の言葉を手紙にしたためて送っても、ガラシャの気持ちに変わりはなかった。
キリシタンだから自ら命を絶つことはできない・・・ってことで、胸を槍でつかれて死ぬんですわ。
「首か?胸か?」と聞いて「胸を」と答えが返ってくると、その胸の前で手を合わせるガラシャ。
あの・・・それじゃ突きにくいんですけど・・・と思ったら、最後の祈りを捧げてらっしゃいました。(^▽^;)
最後の言葉は「アーメン」・・・。

千代は何度もやって来る三成の使者に、最後まで強気の姿勢。
屋敷に火を放って、一緒に死んだろかー?な作戦で抵抗してましたね。

一豊様に無事に届いた千代の手紙と三成の書状。
もし徳川につくのなら書状の封を切らずに差し出せばよい・・・と千代。
一豊様の心もやっと決まりました!「徳川様にお味方する!」と・・・。

さぁ、やっと一豊が動きますね。
家康はこの動きをどう見るのでしょうか?

第四十三回
「決戦へ」
脚本:大石静
演出:尾崎充信

千代(仲間由紀恵)の機転で開封せずに一豊(上川隆也)に届けた三成(中村橋之助)の書状。
家康(西田敏行)への忠誠を表したこの行動で、家康も本心かどうかはわからないけど喜んでましたね。(^▽^;)
その上、一豊は城や領地までも家康に差し出すって言っちゃうわけよ。
っつーか、堀尾(生瀬勝久)の息子がそうしろって父親に言われたことじゃん!
堀尾の息子、一豊にツンツンされても言えないんだもんなx。
一豊様にすれば代わりに口火を切ってやったんだろうけど、何だか堀尾の息子の手柄取ったみたいになってないかい?(^▽^;)
まぁ、千代も徳川に味方するなら、とことん味方しろって言ってたぐらいだし、一豊にしてみれば堀尾の息子が言う事をパクッたわけじゃないんでしょうが・・・。

城を明け渡したから、自分の城の近くに行っても中に入れず雨に打たれている家臣たち。
「戦場で死ぬ前に病で死ぬわ」とくさる家臣たちを慰め、士気を高める一豊様・・・カッコいいし♪
「必ずやその功に報いる。死に物狂いでともに戦おうぞ!」
殿にこう言われたら、やるしかありませんな。

高台院(浅野ゆう子)の元を訪れた千代。
小早川秀秋に「豊臣を思うなら徳川殿こそ頼りにすべきお人。」と徳川につくことを勧める高台院。
意外と女性の方が世の中をちゃんと見ているのかもしれませんね。

さて、いよいよ関が原の戦いですか・・・。
一豊様、どうぞご無事で。

第四十四回
「関ヶ原」
脚本:大石静
演出:尾崎充信

いよいよ関ヶ原の戦い。
圧倒的に三成(中村橋之助)側が有利かと思われたんだけど、家康(西田敏行)曰く「あの、こわっぱ!」な小早川秀秋(阪本浩之)が寝返ったのをきっかけに、三成率いる西軍は総崩れに・・・。
しかし、家康も小早川を動かすために、そこへ発砲とは恐い、恐い。
家康が怒っていると知った小早川の「討って出るぞ!」の一言に、家臣が「敵はどちらでございますか?」と聞いてるのが可笑しかった。
「三成じゃー!」(爆)

一豊様(上川隆也)は、真面目なお方ゆえ、言われるままに毛利勢を見張るという役どころを律儀にこなしていらしたようですが、六平太(香川照之)が「何しとんねん!戦わんかい!」と助言しに来たおかげで、やっと参戦!
お命を落とすこともなく、家康軍勝利に貢献し、めでたし、めでたし・・・ですな。

あまり画面上では伝わりませんが、一豊様もそれなりにお年を重ねておられるようで、「老体」なんて言葉が出てきてしまうのが残念でなりませぬ。

小早川は三成の城、佐和山城を攻めて来いと家康に命令されてましたね。(^▽^;)
こうなったら、家康の言う通りにするしかありませんな。(苦笑)

しかし、戦に負けて終わりじゃないんですね。
落武者狩り・・・何とも恐ろしい。
で、逃げて隠れていた三成はあっさり捕まってしまいました。
その理由はまた来週だそうです。

第四十五回
「三成死すとも」
脚本:大石静
演出:梛川善郎

捕まった三成(中村橋之助)は大津城の門前でさらし者にされる。
三成に自分の陣羽織を掛けてあげる一豊様(上川隆也)。
そんな一豊に三成は淀(永作博美)への遺言を託す。
「豊臣家と秀頼君を守って欲しい」と・・・。

この遺言を伝えるために、一豊が淀を訪ねるんだけど一言「会いとうない!」で断られてしまう一豊様。(^▽^;)
で、千代(仲間由紀恵)の出番なわけさ〜。
何だろうね?、千代は誰にでも受け入れられちゃうんだよね。
一豊には「会いとうない」だった淀も千代には会ってくれちゃうわけだ。
で、三成の最期を見届けて欲しいと淀は千代に頼むんですね〜。

三成の意思は自分が継ぐとばかりに、家康軍の拝謁の際、小早川や福島の顔を秀頼に覚えておけと嫌味なお言葉の淀。
家康も悔しそうでしたわね。(笑)
で、三成をやっちまえ!って事になるわけか・・・。

そうそう、三成が何故あっさり捕まったか・・・というのが今週わかりました。
匿ってくれた村のもの・与次郎(おかやまはじめ)が、自分をかくまったせいで命を落とす事がないように配慮しての事だったのね。
自分に忠義をつくしてくれた者を、自分の命令で返したかった。
三成も「忠義」というものを何よりも大事に考えていた一人なんですね。

さて、一豊は土佐二十万石が与えられましたが、空を仰いで亡き吉兵衛(武田鉄矢)に報告している一豊に泣けちゃいました。
吉兵衛も忘れずに思っていてもらって、あの世で喜んでいる事でしょう。
新右衛門(前田吟)も、まるで吉兵衛と祝の酒を酌み交わしているかのようでしたね〜。
あぁ、ここに吉兵衛がいたら、どんなに喜んでいるだろう。(´Д⊂グスン
一豊はすっかり浮かれてますが、六平太(香川照之)曰く土佐二十万石を喜んではいけないらしい。
家康(西田敏行)は土佐を治められるかどうか、一豊を試しているらしいですわ。
うーん、ちゃんと一豊様を評価してくれて、家康ったらいい人じゃん!と思ってたのに・・・やっぱタヌキですな。(^▽^;)

第四十六回
「土佐二十万石」
脚本:大石静
演出:梛川善郎

土佐一国を与えられた一豊(上川隆也)だけど、この土佐という国は長宗我部の残党がうようよいて、新しい領主である一豊を受け入れるのは難しいという土地。
家康(西田敏行)がうまいこと一豊様を使ってますなぁ。
一豊様も「土佐二十万石」なんてお習字してる場合じゃございませんわよ。(苦笑)

まず康豊(玉木宏)が土佐に向かうんだけど、待ち構えている一領具足と呼ばれる半農半兵の領民たちの数ったらすごかったわね〜。
おまけに発砲してくるし・・・。(^▽^;)
康豊様もまさか撃たれるとは思ってなかったのかも・・・。

長宗我部盛親に危険が及ぶと脅し、長宗我部の軍臣たちに一領具足を討たせるんだけど、これが見てても辛いものがあったわね。
討たれる方も辛いけど、討つ方も嫌だったと思うわ。
そんな辛いことをやり遂げた軍臣を山内家に召抱えることもしないっちゅーんだもん!
で、それがすべて家康の命令だって言うじゃない?
たとえ家康の命令だろうと、恨まれるのは一豊なんだろうし・・・可哀想だよ。

危険な土佐に入国する前に、六平太(香川照之)が山内家の家臣にしてくれとやって来ましたね。
「土佐の平定にそれがしの力を使ってください。」という六平太・・・彼も老けたなぁ。(しみじみ)
いつも的確なアドバイスをしてくれた六平太が味方についてくれたのは、大きな力になるかも・・・。

土佐に入国はしたものの、まだまだ領民の抵抗がある事を考え、ひっそりと暮らす山内家。
新しい城、新しい政・・・これからだって時に、千代(仲間由紀恵)が撃たれちゃったよ〜。
大事な千代を撃たれて一豊様が黙っているとは思えないんだけど・・・。(´ヘ`;)

しかし物騒な国をもらっちゃったんですね・・・一豊様。
私が千代の立場だったら、実家に帰りたくなっちゃうわ。(^▽^;)

第四十七回
「種崎浜の英樹」
脚本:大石静
演出:加藤拓

先週、千代(仲間由紀恵)が撃たれたかと思ったんだけど、着物の袖に当たっただけで命に別状はなかったようで・・・ホッとしたわ。
千代を撃った一領具足の一人(渡辺哲)を取り押さえたと思ったら、打ち首では生ぬるい、見せしめのためにはりつけにしろという六平太(香川照之)。
一豊様(上川隆也)も六平太の言う通りに・・・ってな感じだなぁ。
何だか山内家っぽくないよ〜。

築城の許可を得に、大坂に出向いた一豊は家康(西田敏行)が土佐の平定を急いでいると知り、一領具足の一掃を計画する。
これも六平太の提案なんだよなぁ。
一領具足の長たちが相撲好きって事で、相撲大会を企画して長たちを集め、そこで銃で撃っちゃおうという作戦。
山内家にそんなやり方似あわないよ〜。(´Д⊂グスン
家臣たちも「え?マジで?」って感じでちょっと引いてたのに、六平太はこれしかない!って感じだし、一豊も了承しちゃってるし・・・。

相撲大会は悲惨なものでございました。
集まってきた長たちが、もっと早く火縄のにおいに気付かないもんだろか?とか思っちゃったよ。
気付いた時には遅くて、あっという間に根絶やしでしたなぁ。
ごろごろと転がる死体に、槍でとどめをうっていく家臣たち。
惨くて見ていられませんでした。
新一郎(浜田学)もあまりの光景に、横たわっている一人に「すまぬ」と声をかけまぶたを閉じさせてやるんだけど、この男、実はまだ生きていて・・・。
起き上がったかと思うと、家臣の刀を抜き取って新一郎をぐさり・・・。Σ(゚Д゚;エーッ! 
あっという間の出来事でしたわ。。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン 
「殿のお顔を・・・殿のお声を・・・聞きたい・・・」と、もがく新一郎にとどめをさして楽にしてやる六平太。
銃で撃つ前に「ここで帰れ」と六平太が言ったのを、強引に残った新一郎。
六平太にしてみれば最初から泥をかぶるのは自分ひとりだと決めていただろうに、巻き込んでしまったという気持ちでいっぱいだったかもしれない。

遠くで銃声を聞いた千代が一豊に「何事ですか?」と言った時の、一豊様の渋い顔・・・。
山内家のために一豊が苦渋の決断をした事はわかるけど、それでも千代には納得がいかない出来事だったんですよね。

千代が駆けつけると、そこには無数の死体と立ち尽くす六平太の姿。
毒を仕込んだ弾を口にし、「千代が好きだ」と言って苦しみ出す六平太。
この男、千代の事を一途に想ってここまで来たんだなぁと思うと、泣けて仕方がなかったわ。
死ぬ時は千代の腕の中で・・・という六平太の念願は叶ったわけだけど、その死に方はあまりにもせつない。

息子・新一郎に先立たれた新右衛門(前田吟)も辛いだろうなぁ。
「よくやった」と息子を褒めてはいたけど・・・。

千代はこんな事を許した一豊に怒ってしまいましたね。
「お暇をいただきとうございます。」
あんなに仲の良かった夫婦なのに、今になって亀裂が生じるとは・・・。

次回は、え?桐ちゃん@14才の母登場?
いえいえ、大きくなった拾(三浦春馬)の登場です。

第四十八回
「功名の果て」
脚本:大石静
演出:加藤拓

どうしても一豊(上川隆也)のした事を許せなかった千代(仲間由紀恵)は、京都から成長し湘南(三浦春馬)という僧になった拾を呼び寄せ、吸江庵という荒れ寺で暮らし始める。
「14才の母」では桐ちゃんを演じている三浦君、こちらではくりくり頭の若い僧。
意外と似合っていて、こちらもなかなか良かったですわ。

千代に出て行かれて元気のない一豊。
そりゃそうだわ、あれだけ「千代千代」言ってた人なんだから・・・。(^▽^;)
しかし湘南、しっかり成長してますね〜。
そういう辛い命令を下すしかなかった父・一豊の方が、母上よりも嘆き苦しんでいると千代に話すわけよ。
千代も少しは一豊の気持ちがわかったかな?ってところで、康豊(玉木宏)登場。
なんと!一豊が倒れたと・・・。Σ(゚Д゚;エーッ! 
こりゃ一大事って事で千代がお城に戻ると、起き上がって「すまん」と謝る一豊様。
そんな事だろうと思ったよ。(笑)
可愛いよね〜♪山内家って。(笑)
そして何故あんな命令を下したのかを、ゆっくりと話す一豊様。
「地獄の有様を千代に見せたくなかった。誰よりも六平太が千代に見せたくなかった。」
あぁ・・・一豊様、六平太の気持ちまでしっかり把握してらっしゃる。(涙)
ならば六平太も少しは報われるでしょう。
大乱を避けるため土佐の平定を急いだ・・・結果、あんな荒いやり方しかなかったってわけね。
これ以上の戦を避けたいと一豊が考えていた事を知って、千代の怒りも静まったかな?
「口下手な旦那様が、よ〜お話になられますこと。」
「千代がおらねば生きている甲斐などないわ!」
(〃▽〃)キャー♪言って下さいますね。
千代もお城に戻る事になり、とりあえずめでたしめでたし・・・。

・・・と思ったら、本丸の完成した河内山城で一豊様が倒れちゃったよ。
一豊様より上川隆也様が心配だわ。
だって、あんな倒れ方・・・。(゚ー゚;Aアセアセ
きっと痛かったに違いない。
それでも目を見開いて微動だにしないところに、上川さんの役者魂を感じてしまいましたわ。
いよいよ最終回っすか。
初めて挑戦した大河ドラマレビューなだけに、私も感慨深いです。

最終回
「永遠の夫婦」
脚本:大石静
演出:尾崎充信

倒れた一豊(上川隆也)は左半身に麻痺が残った。
左手が動かない一豊の背後に回り、脇から自分の左手をつっこんで「殿の左手よりよく働きます」ってな感じで励ます千代(仲間由紀恵)が可愛い。
この時でいくつ?
千代ってば、ずーっと可愛いまんまなのね。

家康(西田敏行)は将軍の座を嫡子の秀忠(中村梅雀)に譲り、養女と康豊(玉木宏)の子・忠義(十川史也)との婚儀も決めた。
そこで「まだやり残したことがある」と一豊に話す家康。
一豊は家康が豊臣の滅亡を狙っていると確信するわけよ。
で、土佐に帰って、いずれ徳川と豊臣で戦が起きた時は、迷うことなく徳川様に従えと家臣に告げるんだけど、それを言った途端倒れちゃって・・・。
大事なことを伝えたと思ったら、ホッとしちゃったんですかね〜。

千代と二人きりで過ごす最後の時間。
乱世を生き延びてきた一豊の回想シーンなんだけど、これを見ると本当に「よく生き延びた」って感じなんだよね。
それで「日の本一の女房じゃ」って言われてごらんなさいよ。
妻としては、これ以上のことはございませんわよ。
千代ったら「まだまだこれからでございます。私たちは日の本一の夫婦になるのでございますよ。」と一豊を元気付けるんだけど、「喉が渇いた」という一豊に口移しで水を飲ませようとした時、旦那様はすでに息絶えていらしたようで・・・。(涙)
もう、ボロボロ泣いてしまいましたわ。
眠る旦那様に添い寝して、一夜を明かした千代。
自分が目覚めても目を開けてはくれない旦那様を見て、悲しみがこみ上げて来たんでしょうね。
ここでやっと声をあげて泣く千代で、またもらい泣き。。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン 
一豊様、戦場ではなく千代に抱かれてあの世へ行けた事、喜んでいらしたのではないかしら?

一豊の死後、千代は見性院と名乗り京で隠居所を持った。
寧々(浅野ゆう子)の命により、淀(永作博美)を訪ね、家康に従うように説得するんだけど淀は聞く耳持たず・・・。
淀の最期も実に淀らしかったなぁ。
「天下」というものにこだわり続け、最後は家臣に刺されて死ぬなんて・・・。
そして家康も亡くなり・・・。

千代は戦死者たちの魂を慰める旅に出る。
「もうよい・・・と思ったら、迎えに来て下さいね」と一豊に願って・・・。(涙)
永田杏ちゃんと上川さんでの河原での出会いのシーンが、最終回では仲間ちゃんと上川さんバージョンになってて何だか嬉しかったなぁ。
千代の願いは天の一豊に通じたようで、おそろいの布を手首に巻いた一豊様が迎えに来てくれて・・・。
また、この時の千代が小袖を着ていたのもよかったよ。
小袖の千代を一豊様がおぶってくれて、永遠の夫婦として旅立っていったんですね。
この夫婦、本当に微笑ましいよい夫婦だったと思います。
全編通して一番泣いたのは吉兵衛(武田鉄矢)が亡くなる回でした。
吉兵衛と新右衛門(前田吟)のコンビは前半大いに楽しませてくれたし・・・。
舘さんの信長の最期も迫力あったし・・・。
回想シーンでも、なかなか胸いっぱいになっちゃったよ。

慣れない大河ドラマでしたが、無事に完走することができました。
次の大河はちょっと考えてないけど、とりあえず初回は見てみようかな?(^^ゞ

 

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