けものみち

原作:松本清張 「けものみち (上)」「けものみち (下)
チーフP:五十嵐文郎
P:内山聖子・伊賀宣子
主題歌:中島みゆき 「帰れない者たちへ

第一章
「裸の女王」
脚本:寺田敏雄
演出:松田秀知

昔、NHKでやった名取裕子さんの「けものみち」を親が観てて、ものすごく恥ずかしい想いをしながら同じ空間にいた記憶があるんだよなぁ・・・。
詳細は覚えてないんだけど、親と一緒に観てるのが本当に恥ずかしくて、でもNHKでこんなんアリか?と思うほどエロかった覚えがあるんだけど。テヘヘッ(*゚ー゚)>

で、米倉涼子版「けものみち」。
ものすごく「黒革の手帖」チックでしたね〜。(笑)
いや、もちろん「黒革」がヒットしたからもう一度当ててやれと思ってこの作品を作ったんでしょうから、その雰囲気に同じものを感じても仕方ないとは思うんだけど、米倉涼子の語りの部分があまりにも「黒革」の元子の時と同じで、そこらへんは少し工夫したらどうよ?と思っちゃったわ。

脳梗塞で体の不自由な夫を抱えながらも、ジュエリーデザイナーになる夢を諦めない民子(米倉涼子)は、料亭・芳仙閣で仲居をしながら寝る間を惜しんでティアラの制作に励んでいた。
そんな民子に声をかけてきたのが、小滝(佐藤浩市)という男。
「ひとつ、行き先のわからない乗り物に乗ってみませんか?ただし、過去のしがらみは全て捨ててください。」
うーん、怪しい。(^▽^;)
未来の見えない今の生活からの出口を探すために民子は夫(田中哲司)を焼き殺し、小滝に引き合わされた秦野(吹越満)という弁護士によって鬼頭(平幹二朗)の屋敷へ連れて行かれる。

さぁ、ここからエロい世界が・・・と意気込んでみたものの、そう大したこともなかったな。(苦笑)
民子よりも妙なエロさをかもし出していたのが、鬼頭の家の家政婦・米子(若村麻由美)だったわ。
単なる家政婦ではなく、鬼頭の元愛人らしいから目が離せない存在になりそうよね。
いきなりお風呂にお入り下さいってーのにもビックリよ〜。
しかも、鏡はマジックミラーだよ!(^▽^;)
エロじじぃ、やる気満々だよ!(爆)
鬼頭も体が不自由みたいだから、そういう人の世話になれていて体つきのいい女ってことで民子が選ばれたのかしら?
これから、この鬼頭の紫布団であんなことやこんなことが繰り広げられるのかと思うとワクワクしちゃうわ〜。(゚ー゚*)

民子も夫を焼き殺してまでやって来て覚悟が決まったのか、鬼頭相手に強気の発言!
「あなたに身をささげ、仕えてもよいという証がほしい」
この強気が気に入ったのか、鬼頭は民子にジュエリーデザインコンクールでグランプリを取らせ、オフィスまで構えさせる。
初回でもう成り上がってしまった!(爆)
夫が亡くなった火災については九恒刑事(仲村トオル)が調べてるし、いずれはそちらからヤバくなったりするのでしょう。

思い切って脱いでください!>米倉嬢・・・(9時台だってば!)

第二章
「愛人VSお局様」
脚本:寺田敏雄
演出:松田秀知

かつて下で働いていた紗和子先生(野川由美子)の銀座のショップ、これを明け渡して欲しいと願い出る民子(米倉涼子)。
今の勢いなら、自分に手に入らないものはないって感じの強気だね〜。
紗和子先生が勢いづくきっかけになった作品が、自分のデッサンを真似たものだと言い、そのデッサンのコピーがここにあると四つ折にした紙をちらつかせる。
「黒革の手帖」ならぬ「四つ折のデッサン」。(笑)
しかも、今回はハッタリだよ!
デッサンなんかどこにも描かれてないし・・・、ただの白い四つ折の紙だし・・・。(^▽^;)
「どんな大先生にも後ろめたい部分はある」って、強気な賭けだわ〜。(゚ー゚;Aアセアセ
そこへやって来た紗和子先生のお客の前で、先生本人の口から「銀座のお店を任せる」と言わせるあたりが、えげつないわ〜。(笑)

久恒(仲村トオル)は、どうもあの火事がすっきりしないのね。
単独で捜査してるんだけど、事件の夜、民子が「しろたえ」の間で一緒にいた相手が小滝(佐藤浩市)だとつきとめてしまったし、これから久恒が小滝に注目するということは、佐藤浩市VS仲村トオルという個人的にはじゅるじゅるしそうなツーショットが存分に見られそうで、何だかワクワクしちゃうわ〜♪
芳仙閣の女将・初音(東ちづる)も、銀座に店を構えた民子に口止め料を要求しにきたり、どいつもこいつも女はめざといなぁって感じ。(笑)
民子もあっさりとは渡さず、初音の白々しい泣き落としで仕方なく500万の小切手を渡したものの、去っていく女将の背中に「あぁ、ごめんなさい・・・聞こえなくって」みたいな台詞を吐き捨てるのよ。
女将に「恩に着ます」と言わせるために・・・。(あぁ怖い)

店も持った、金もある、力もある・・・。
だけど、それはすべて鬼頭(平幹二朗)がバックについてるから。
そして鬼頭の言う事は絶対・・・。
逆らったり機嫌をそこねたりすれば、そこには死が待っている。
決していい気になってちゃいけないってわけか・・・。
奈々美(上原美佐)が民子の店で働くようになったことで、今後どういう手段に出るのか興味深いところだわ。

それにしてもエロそうでエロくない!(爆)
米倉嬢の「感じてる」っぽい演技は、「困った」顔になっちゃってるのがちょっと気になる。

第三章
「本物のワル」
脚本:寺田敏雄
演出:藤田明二

ニューロイヤルホテルを中心に、小滝(佐藤浩市)、秦野(吹越満)、自殺した岡橋が久恒(仲村トオル)の中で繋がってくる。
じわじわと久恒は迫っているんだけど、所詮単独捜査で令状もないことがいまひとつ踏み込めない原因だったりするわけで、そこらへんのもどかしい感じはなかなか面白い。
ただ、放火事件を調べている久恒に、これでもか!っちゅーぐらい詳細にいろんな事を教えてくれるおじちゃんやおばちゃんは違和感あったなぁ。
民子(米倉涼子)の家の小窓にはいつも鍵がかかっていた事とか、事件の夜に薄汚れた布きれに何を包んで走り去る女を見たとか・・・。
あんたたち2人の証言だけで、かなり有力なんですけど・・・。(^▽^;)

個人的には、今回は芳仙閣の女将・初音(東ちづる)が小滝や秦野を前にして、「民子なんか死刑になればいい」と吐き捨て、3人で思いっきり作り笑いをするあたりが良かったなぁ。
浩市さんがいるだけで、こういうシーンにも重みが増すというか・・・。
吹越さんのちょっと嫌味な感じもいいし、東ちづるの「女ってこういう一面あるよな」な芝居もいいと思う。

鬼頭(平幹二朗)が用意してくれた3000万で、宝石業者オラクルと取引しようとする民子。
しかし、ちょっと賞をとって有名になっただけの民子を、オラクルの柏木は全く信用せず・・・。
3000万を鬼頭に返し、相手にされていないことを何気に話すと、次の日にはオラクルから最高級の宝石が届いていて、これからも末長くお付き合いを・・・だと。
鬼頭の力を思い知った民子。
オラクルとの取引が決まっても、それは鬼頭の力が動いただけで、自分の実績でも何でもない。
鬼頭なしで自分は仕事もできない。
虚しさとこの先の不安、しかし後戻りはできない。

それにしても、最後の久恒が民子の唇を奪うところは何なんだ?
「あんた、哀しい女だな」って、刑事がキス?
そりゃ〜問題になりまっせ!(^▽^;)
奥さん(網浜直子)、家庭を顧みない夫に相当ストレスたまってるみたいなのに、民子にキスしてる場合か!
とりあえず、自分の家の電気をもっと明るくしなさい!(爆)
あんな暗い部屋じゃ、ご飯もまずくなっちまうよ!

来週は民子VS米子(若村麻由美)で面白そう。
やっぱ、女と女のバトルが見ものよね。(笑)

第四章
「女帝の激突」
脚本:寺田敏雄
演出:藤田明二

今回は民子(米倉涼子)VS米子(若村麻由美)の女のバトルが見ものだったわけですが、私は関東高速道路会長・香川の愛人・映子(梅宮万紗子)が、いとも簡単に殺されてしまう事の方が怖かったですわ。(^▽^;)

民子と米子のバトルは、まず嫌味の言い合い。
黒谷(前川泰之)に民子を襲わせたのはサービスのつもりだと米子が言えば、民子も負けてはいない。
しかし、襖の隙間から民子が鬼頭(平幹二朗)に愛撫されてる様子を覗いている米子の目がホラーみたいで恐ろしかったわ。
その視線に気付いた民子が、わざと襖を開けてその様子を見せ付けるのも怖かったぁ。

そして後半は体を使ってのバトル。
民子が「わかった、米子さん、旦那様をあんなに喜ばせたことないんでしょう。」と言えば、これにカチンと来た米子がビンタ。
そこからは取っ組み合いのケンカ。
米子もそれなりに我慢してきたのだろう。
力でも民子にかなわず、思わず涙を流すところにはちょっとせつなさも感じてしまった。

映子が殺されたのは、鬼頭に逆らう香川に圧力をかけるためだったんだろうけど、弁護士の秦野(吹越満)がロープで首をしめて殺したり、黒谷たちが慣れた手つきで死体を運び出したり、小滝(佐藤浩市)も「こんなこと日常茶飯事」とばかりに落ち着いているのが怖かった。
民子、こんな輪の中にどっぷりハマっちゃったってわけよね。

久恒(仲村トオル)の咳は、ガンを患っていたからなんだ〜。
それってドラマ的に何か意味があるんだろうか?
で、間宮に接近する民子の狙いって何なの?

第五章
「想定外の女帝」
脚本:寺田敏雄
演出:松田秀知

これは間宮(長谷川朝晴)の存在が鍵になるのかしら?
間宮が鬼頭(平幹二朗)の事を嫌いだというのを確認した上で、「使える」と思った民子(米倉涼子)。
自分が鬼頭の思いひとつで動かされるような存在なら、せめて店は鬼頭の息のかからないものにしたいと考えたのね。
でも、それを鬼頭が許すとは思えないんだけど・・・。
上場を狙ってマスカレードの取締役集めを間宮に頼む民子。
鬼頭の息のかかってない人材を集めるのに、間宮を利用したってわけか〜。
しかし、間宮を利用したい女がもう一人。
美代子(星野真里)だよ〜。
民子に呼び出されたと思ってた間宮・・・、酒の呑めない彼が美代子に「おひとつどうぞ」とジュースをお酌されてるのが笑えたわ〜。
「私じゃだめですか?」という美代子の罠にはまって、あのお布団で・・・なのかしら?
ジュースしか呑んでないのに?(笑)

今週は民子と初音(東ちづる)のシーンがゾクゾクしたわ。
芳仙閣を訪れた民子、てっきり自分に会いに来たと思う初音。
ここで民子が「お食事をお願い、二人分」と頼んだのは、実は後で現れる間宮と自分の分だったのに、初音は民子と自分の分だと勘違いして席に着くわけ。
で、お金の無心をしようとして「じゃあ、頂こうかしら?」みたいな事になったところで、「はぁ?何のこと?」とわざとらしくとぼける民子。
米倉嬢、ほんとこういうシーンはうまいよね〜。(笑)
そこで間宮登場!
自分の食事じゃなかったってだけでも恥ずかしいのに、人前で「何の話でしたっけ?お金の工面だったらお断りします。」でしょ?
二度、恥をかかされたようなもんだわさ!

マスカレードの取締役の一人に名を連ねた小滝(佐藤浩市)、しっかり鬼頭に呼び出されちゃったよ〜。
米子(若村麻由美)にそれを聞かされた民子も大慌てで駆けつけるんだけど、襖を開けるとそこには日本刀を喉元に突きつけられた小滝がいて・・・。
「民子と寝たのか?」と聞かれ、はい、これは私の女です。」と答えた小滝の意図するところって何なんだ?

死を間近に感じている久恒(仲村トオル)が、妻子のために金を残そうと思ってそうなところも気になる。
どうせ死ぬならと危ない橋を渡ろうとしてるんだろうか?
光恵(田丸麻紀)も誰かの手下らしいけど、誰と繋がってるんだろう?
米子あたりが怪しいかな?

第六章
「愛人の意地」
脚本:寺田敏雄
演出:藤田明二

小滝(佐藤浩市)は、民子(米倉涼子)の体には惹かれたけど、心には価値を見出せない性分だから興味がないって事で切り抜けようとしたのか・・・。
鬼頭(平幹二朗)が心の結びつきを嫌がるのを知った上での賭けだったみたいだけど、いやはやあの状況でよく頭が回ること・・・。(^▽^;)
民子に日本刀を持たせて、自分か小滝か、どちらかを刺せと鬼頭。
民子が襖に日本刀を刺すところも怖かったよ〜。
襖の向こう側にいた米子(若村麻由美)の顔の横に日本刀が刺さってんだもん!

しかし米子は最高だよなぁ。(笑)
「死人の後始末」と「玉ねぎとにんじんを買ってきて」が同レベルなのが可笑しい。(爆)
25年もこの屋敷にいるらしいけど、ここでは死人の後始末は玉ねぎとにんじんを買うぐらい普通の出来事なんだろうか?
鬼頭の着替えを手伝っていて、帯を巻くのにぐるぐる回ってる姿も笑えるよなぁ。
日本刀が刺さった襖の修繕で、カッパの股間あたりに赤紙貼ってるのも笑えたし・・・。
決して笑うようなドラマじゃないはずなんだけどなぁ。(^▽^;)
米子が「お暇を頂きたい」と言えば、黒谷(前川泰之)と結婚させてでも屋敷に留まらせようとする鬼頭。
民子が来てから米子の事は邪険に扱っているのに、手放したくはないみたいで・・・。

小滝が民子の会社の取締役を降りると言い出し、狙っていたイタリアのベルコッティとの提携に向け都合が悪くなった民子。
で、同じ業界でそれなりにネームバリューのある人ってことで、佐和子先生(野川由美子)に推薦してくれるように頼みに行くのよ〜。
神経図太いよね!(爆)
民子に銀座のお店を奪われた佐和子が、あっさり彼女を推薦するわけもなく、当然のごとく土下座を強要される。
でも、あっさりやっちゃうのよ・・・土下座を。
頭下げるぐらい何てことないんでしょう。
しかし、佐和子先生の方が一枚上手だったんじゃない?
「ごめんなさい、忘れてたわ。ベルコッティとは先日喧嘩別れしちゃったの。お役に立てないわ。」( ̄ー ̄)ニヤリ
土下座しようが何をしようが、あんたに手は貸さないわよ!って佐和子先生・・・それはそれで素敵です!(笑)

そうそう、光恵(田丸麻紀)は小滝の手下だったのね〜。
いつの時点からそうだったのかしら?

久恒(仲村トオル)は鬼頭の事を調べようとしていて、交通課へ異動の辞令が・・・。
なかなか鬼頭には手が出せないのね〜。
どんどん病状は悪くなるみたいだし、こうなったら久恒は怖いもんなしで突っ走っちゃうんじゃないかしら?

米子が結婚するって事で、鬼頭の食事の世話まで任された民子。
ところが、その食事の最中に鬼頭が嘔吐・・・食事に毒が入っていたかもしれない。
毒を入れたのは・・・米子かしら?
屋敷を出て行く時にはそれなりのお礼をして・・・みたいな事を言ってたけど、これが米子のお礼?(゚ー゚;Aアセアセ

面白いんだから面白くないんだかわからなくなってきたけど、米子がいいんだよなぁ。(笑)
それだけでも見る価値あり!

第七章
「麻布の女帝、衝撃の死」
脚本:寺田敏雄
演出:福本義人

闇の世界の世代交代・・・なるほど、そういう事もあるわけか。
お酒も呑めず、いつもジュースのお坊ちゃま・間宮(長谷川朝晴)が小滝(佐藤浩市)と繋がったり、小滝がどうやら「キリサワシュウジ」という男らしいこともわかって、確かに何かが動き始めてるのはわかるんだよなぁ。

米子(若村麻由美)は、死ぬところまで魅せてくれましたね。
先週の予告部分で、米子が死ぬことはわかっていたけど、誰に刺されるのかと思ったら、何と黒谷〜ぃ(前川泰之)じゃないですかーーー!
鬼頭(平幹二朗)に結婚するように言われていた二人なのに、毒を盛られたことで黒谷に米子を殺させるとは、鬼頭も残酷ですなぁ。
風呂掃除をする黒谷〜ぃに、「案外私たち似合いなのかも・・・、他にわかりあえる相手もいないし・・・。」と言い、抱き合う米子と黒谷。
しかし、次の瞬間には「しょうがないんだ・・・旦那様の命令なんだ」と黒谷〜ぃは刃物をチラつかせ・・・。
あのマジックミラーの向こうで、鬼頭が民子(米倉涼子)とこっちを見ていることもわかってて、「民子さん、ご覧なさい!これがけものみちに入った女の最期よ!」と言わんばかりに、黒谷〜ぃの持った刃目掛けて飛び込んだ米子。
いやぁ、最期まで米子は米子らしかったなぁ。
そして、「米が不憫だ・・・」と言ったかと思うと、いびきをかいて寝ている鬼頭も怖い。
「けものみちに入ったら決して抜けられない」と言った米子の言葉が、民子の頭の中ではぐるぐる回ってるんだろうね〜。

間宮に取入ることに成功し、芳仙閣をやめていく美代子(星野真里)。
女将さん(東ちづる)に「こう見えて百戦錬磨、女を見る目はあるの。あなたは民子にはなれない」と言われてたけど、私もそう思うわ。
っつーか、他局でやってた「指」(これも松本清張)ってドラマの役も、こちらの美代子役も星野真里ちゃんには似合わないような気がする。
今までのイメージから抜け出そうとしているのかもしれないけど、今の時点では完璧に範囲外の役なんだよなぁ。残念・・・。

久恒(仲村トオル)が民子と組もうとしてるのかしら?
落ちていく鬼頭、上って行く間宮、そして小滝。
秦野(吹越満)が鬼頭と小滝のどちらにつくかも、ポイントですね。

第八章
「鬼頭の死〜莫大な遺産」
脚本:寺田敏雄
演出:松田秀知

いつの間に富山ロケしてたんだ?
そんな情報、なかったぞ! (((´・ω・`)カックン…
仲村トオルちゃん、見たかったなぁ・・・。

鬼頭(平幹二朗)が秦野(吹越満)に託したものって、何かのデータだったのね。
民子(米倉涼子)に遺した不動産関係と比較して、「限りのあるものと限りのないものの差は無限」って言ってたから、あのデータさえあれば莫大な財産が築けるとか、そういうもんなんでしょうか?
でも、鬼頭も死んじゃって、そのデータを手にして喜んでいた秦野も小滝(佐藤浩市)に使われるようになった黒谷(前川泰之)に殺されて・・・。
それだけの価値があるものだから人が殺されたりするんだろうけど、中身は何なんだ?
秦野を殺してまで奪ったのに、あれひとつだけじゃ意味がなかったらしい。
もうひとつのデータは・・・、たぶん民子が鬼頭にもらった短刀の中だろうなぁ。
「いざという時にはこれを使え!」って言うのは、それだけの切り札が中に隠されているって意味なんじゃないだろうか?

それにしても、民子が美代子(星野真里)に言った台詞がすごかったなぁ。
「美代子さん、あなたはあまり笑わない方がいいかも・・・。頭の悪さが顔に出る。」って、どうよ?(笑)
台詞そのものもすごいけど、米倉嬢の言い回しが何とも意地悪でね〜。(^▽^;)
芝居だってわかってても、あの台詞を言われたらムカつくなぁ・・・って思っちゃったわ。

地検の一斉捜索が入ったのは小滝が情報を流したからなんだろうけど、じゃあ小滝は今どういうポジションなわけ?
民子と久恒(仲村トオル)が民子の故郷・富山へ・・・。
それを追いかけて小滝までやって来た。
うーん、本当にいつロケやってたんだろう?
本物の雪が降ってたよなぁ・・・。
2時間ドラマなんかだと、ロケ情報が新聞に載るのに・・・これは極秘だったんだろうか?
高岡・氷見方面、ロケ多いんだよなぁ・・・あぁ、見たかった・・・って、そればっかり!テヘヘッ(*゚ー゚)>

最終章
「生き残る!
女帝最後の決着」
脚本:寺田敏雄
演出:松田秀知

よくわかんない最終回だった。

久恒(仲村トオル)は最後まで民子(米倉涼子)を守ろうとし、小滝(佐藤浩市)は最後まで民子を利用したってことか?
マスカレードの社長の座を退かされたように見せかけて復帰して・・・ってあたりも、あっという間の出来事で「なんのこっちゃ?」だったし・・・。
ペアで威力を発揮するチップの片割れが、鬼頭(平幹二朗)からもらった短刀の中だったのは想像通りだったけど、結局それも民子が偽物とすり替えてたって事?
でも、片割れのチップを持っている限り、民子は小滝に狙われるんじゃないの?
それも、「けものみち」の歩き方なんだろうか?

鬼頭邸の風呂場での炎上シーンが最終回の見せ場だったみたいだけど、さほど盛り上らなかったなぁ。
なんせ黒谷(前川泰之)がやって来て、入浴中の民子の周りに火をつけ、自分だけ脱出しようとしたら入り口が大きな家具でふさがれてて出られないって、どう考えても可笑しくない?
あれだけ大きな家具を引きずってたら物音ぐらいするでしょうよ。
っつーか、小滝が一人で「うんしょ・・・こらしょ・・・」と入り口塞いでいたのかと思うと、思わず笑いそうになっちゃうんだけど・・・。
黒谷は死んじゃったわけよね?
何で民子は生き残れたの?
あ!お湯の中にじっと潜ってたんだろうか?すいとんの術とか使って・・・。(違)

振り返ってみれば、米子(若村麻由美)が生きてた頃が一番面白かったような気がする。

 

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