ガチバカ!

チーフP:貴島誠一郎
P:橋本孝
主題歌:倉木麻衣 「ベスト オブ ヒーロー
オープニングテーマ:AAA(トリプル・エー) 「ハレルヤ (DVD付)

Round1
「バカが学校を救う」
脚本:旺季志ずか
演出:松田礼人

型破りな先生と落ちこぼれの生徒たちって事で、よくある学園ドラマではあるんだけど、退屈はしなかったかなぁ。
いくら卒業まで3ヶ月の臨時職員だからって、「傷害罪で執行猶予」なんて経歴のある人物を先生として雇うか?(^▽^;)

問題児が集まる3年E組の担任になった権藤鉄太(高橋克典)。
最初から祐子(高部あい)にはめられて、カラオケボックスで酒を呑まされ潰れてる間にみだらな写真を撮られてるし・・・。
でもさ、あの写真はどう見たって「酔っ払って眠り込んだ男に跨る女子高生」だったけど。(笑)
ま、今までの先生もこういう目にあって辞めていったんだろうけど、権藤が他の先生と違うところは「バカがつくほど真っ直ぐ」って事だったんだろうね。
「責任取る。嫁にする。」って、そうじゃないだろう・・・だわ。(笑)

一方、あまり学校に登校しない実(手越祐也)。
かつては水泳で大学推薦まで決まってたのに、肩を壊してすべてがダメになり、そんな時に教師が何もしてくれず学校への信頼を失くしたみたいね。
実の中にたまった不満を吐き出させるため、元プロボクサーの権藤はボクシングジムへ実を呼び出し、真正面から打ち合うわけだ。

なんちゅーか、ほんと普通〜に学園ドラマなんですね。(^▽^;)
とりあえず、もうこれだけで何気に実と祐子の気持ちは動いたようですわ。
無難な感じで見られそうですな。

Round2
「パンツと
100万円のビデオ」
脚本:旺季志ずか
演出:松田礼人

学園ものでは定番の万引き騒ぎ。
現場に落ちていた「inoue」のネーム入りのペンと、柿の木坂高校の制服を着た男子という手がかりから、学校に3人も井上がいるのに落ちこぼれの多い3Eの井上耕太(増田貴久)が疑われる。
万引きが行われた時間、賭けをしてビルの階段が何段あるか数えていたと言う耕太を相手にしない教師たち。
ただ、担任の権藤(高橋克典)だけは彼の言う事を信用した。

どうしてもこういう学園ものは話が決まってきちゃうからなぁ・・・。
そういう意味で、このドラマ独自の部分はあまり感じられないんだけど、今回気付かされたのは権藤は元プロボクサーだから、絶対に手を出してはいけないって設定があることですかね〜。
生徒が窮地に追い込まれて、それを助けに行っても「ごくせん」のヤンクミみたいな大立ち回りをしても、キメの一撃は出せないわけだ。
権藤が腹を刺されたんだけど、実は出席簿が入れてあって大事には至らなかったというのが、このドラマの設定上は一番のオチのつけ方だったのかもしれない。

耕太が段数を数えたというビルの階段から、加奈(黒川智花)が通うバレエ教室が見えたことで、耕太は加奈を見ていたに違いないと確信した権藤。
そこで耕太の無実を証明するためには、加奈のパンツの色を言えればいい!と思うあたりのバカバカしさは嫌いじゃなかったんだけどなぁ。(笑)

出来の良い弟が万引き犯で、耕太は弟をかばって自分がやったと証言したり、最終的には弟が「自分がやりました」と名乗り出て一件落着。
さすがにパンツの色で一件落着にはもっていけないわよね。(笑)
実(手越祐也)が話に絡んでるんだけど、その絡み方が微妙で意味不明な部分が気になった。
あと、ものすごくブレるカメラも気になる。

Round3
「キャバクラ危険なバイト!?」
脚本:旺季志ずか
演出:松田礼人

クラブ「ジュリエット」に佐藤二朗か・・・。

キャバクラでバイトするひかり(渡辺夏菜)。
コンビニのバイトでさえ停学になっちゃうのに、キャバクラはマズイだろう・・・。
っつーか、甲子園出場が決まっての祝賀会の流れで、教師がキャバクラに行くのは問題ないんだろうか?
ひかりの親は何も知らなかったんだろうか?
・・・と、諸々気になることがございました。<(_ _)>

悪い客にひかりが狙われないようにと権藤(高橋克典)は毎日キャバクラに通って見張ってたわけですが、案の定、悪い客に連れ込まれ襲われそうになってるひかり。
こういう時だけ権藤に助けを求めるんですなぁ・・・。
まったく甘ったれてますわ!
連れ込まれた客の部屋のバスルームに鍵をかけて閉じこもるひかり。
ここもね〜、そのぐらいのガラスなら割っちゃえばすぐだよ!>お客さん
そんなところ閉じこもったら、余計行き場がないだろう?>ひかりちゃん
とか、突っ込みまくり!
自分の部屋のバスルームのガラスは破りたくないのか・・・と思っていたら、ちゃんと鍵でドアを開けるお客さん。
鍵あるんなら、最初から使えば〜?(爆)

まるで権藤が駆けつけるまで待っていたかのような展開で、ハラハラもドキドキもしなかったんだけど、ベランダの窓ぶち破って侵入してきた権藤と悪い客の攻防が見られるかと思いきや、お客はすってんころりんと滑って気を失ってるし・・・。
何だよ!それ!

アルバイトもいい経験だと言ってた権藤だけど、さすがに高校生のキャバクラでもバイトはいかんだろう?
いろんなところで引っかかった話だった。

Round4
「屋上の中心で愛を叫ぶ!」
脚本:旺季志ずか
演出:山本剛義

ごめん・・・不覚にも(TωT)ウルウルしてしもーた。

加奈(黒川智花)に合わせてばかりの華子(石渡吏奈)。
そんな華子に自信をつけさせようと、権藤(高橋克典)は華子をデートに誘い、人に合わせてばかりじゃ自分がなくなってしまわないか?と話す。
「自分」というものを持つきっかけをもらった華子は、ここから一人で歩みだそうとするわけよ。
それは決して加奈から離れようと意識してやった事じゃなく、加奈無しでも自分が成立するようにというものだったんだけど、これが加奈を不安にさせてしまうんだなぁ。
華子がチョコをあげたミッキー(橋爪遼)にデートに誘われ・・・、このデートが実に初々しくて可愛かった♪
ひとつの缶コーヒーを飲んで間接キスなんて古典的なシチュエーションなのに、ミッキーと華子という純朴そうな二人だとドキドキしちゃうから不思議。(^▽^;)

楽しかったデートの内容を加奈に報告する華子。
ところが、ミッキーに華子を取られた気がする加奈は、クラス中に言いふらしてしまう。
冷やかされたミッキーが「別に一回会っただけ!」と言ったのを聞いて、華子は屋上へ!
デートの時に華子のどこが好きか言えなかったミッキーが、サブタイトル通り「屋上の中心で愛を叫ぶ」わけですよ。(笑)
「どこが好きかなんて言えない。理由なんてわかんない。でも、好きなんだ!華ちゃんがいてくれるだけでいい!どこが好きかなんて難しいこと聞かないでよ!全部好きだーーー!」
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 
コテコテのベタベタなんですが、今時珍しいほど初々しい高校生の恋心に、あたくしは泣けてしまいましたわ。テヘヘッ(*゚ー゚)>
加奈も華子に謝ったし、この二人の友情は変わらないみたいで、めでたしめでたし!

女の子が相手に合わせてしまうという気持ちと、仲良かった子に彼氏ができた時の何とも言えない喪失感みたいなものに共感できたので、今回はわりと良かったかなぁ?

Round5
「死ぬな・・・
俺達は一生友達だ」
脚本:楠野一郎
脚本協力:旺季志ずか
演出:竹村謙太郎

今回の話はダメだなぁ・・・。
雅志(斉藤慶太)の親が金持ちで、学校にもたくさん寄付をしてるから雅志も優遇されていて・・・でも、本人はそれが面白くなくて・・・というのはありがちだけどまだ許せる。
ただ、そこから爆破騒ぎに持っていくのは何だか大げさじゃないか?
結局は打ち上げ花火が上がっただけで学校爆破でも何でもなかったわけだが、それにしてもお騒がせすぎだろう!
教室にリモコン持って立てこもった雅志、そこへ駆けつける仲間という構図は悪くはないけど、「お前が苦しい時は、俺らも苦しい」とか叫ばれても、雅志がそれほどの苦しみを抱えていたとも思えないし、それだけの結びつきを感じさせる部分もなかったから、伝わるものが何もない!

雅志の母(藤吉久美子)のビンタはきっちり入っていたので痛そうだったなぁ・・・とか、その程度の感想しかありませんわ。(;´Д`)

ラストでは停学をくらって嬉しそうにしている雅志の笑顔が映ってたけど、それで大学推薦ダメになったら後々後悔するんじゃないのか?と思ってしまった。(苦笑)
仲間の素晴らしさみたいなものが伝わればいいんだけど、今回みたいな描き方だと「お手手繋いで仲良くしてたいんでちゅ」みたいな幼稚さしか感じられない。
何よりストーリーに魅力がなかった。

Round6
「説教するならカネをくれ!」
脚本:旺季志ずか
演出:竹村謙太郎

権藤(高橋克典)のクラスで財布の盗難事件発生。
小学生の時に両親が離婚、家計を支える母(麻丘めぐみ)も病気で入院、授業料滞納中のヒロ(石田卓也)が疑われ・・・。
という話なんだけど、まず今回のサブタイトルと話の内容がかみ合ってない。
「説教するならカネをくれ!」・・・?
ヒロはそういう態度ではなかったはずだよね?
同情されるのを嫌ってたし、別れて暮らす父親(佐戸井けん太)の援助も受け取らなかったじゃん!

大学の合格通知をもらったのに、頼みの綱の教育ローンが組めない。
授業料ですら滞納しているのに、入学するためにはまず120万を振り込まなくてはならない。
こういう流れでくれば、母親と自分を捨てたことで憎み続けてきた父親と何らかの形で和解して、援助を受けて大学進学を決める・・・という展開の方が良かったんじゃ?
ヒロが権藤の背中に落書きした妙なキャラクターが、デザイン事務所の社長の目に留まり、デザイン料をもらうって、何だよ?(;´Д`)
それで授業料を支払って、大学はどうするんだ?デザイン事務所に就職でもするのか?と思ったら、1年働いてお金を貯めてから夜間の建築家を受けるって何?
回り道も悪くないって?
あーた、世の中そんなに甘くはなくってよ!
途中まではそこそこ見られる話だったのに、もーーーー台無しじゃん!
適当すぎて涙が出ちゃうよ・・・。(´Д⊂グスン
ひどい・・・ひどすぎる・・・。

Round7
「衝撃の急展開!
クラス消滅」
脚本:楠野一郎
演出:竹之下寛次

権藤(高橋克典)を刺したコウジ(吉永雄紀)、再び登場!
3−Eの生徒たちに、ダイエットピルだとか頭がスッキリするからと言ってドラッグを買わせ、それがマスコミにバレたら甲子園出場が危ぶまれるぞ・・・ってな話。
権藤も生徒たちに言ってたけど、痩せるとか頭がスッキリするとか言ってドラッグを売りつけるのは売人の常套手段。
しかも、今や小学生でもこういう手に引っかかるなと学校で習ってくるんだよ。
クラスのほとんどがこの手に引っかかり、引っかかったヤツからドラッグが回ってきたりというのが、何とも嘆かわしかった。
しかし、最終的に「ただのビタミン剤でした」ってオチは、「またしても、その手か・・・」とこのドラマの常套手段だと感じたわけで・・・。(笑)

コウジの過去に何があったのかわかったけど、中身を聞けば「そりゃ、恨むわ」って感じだった。
センター試験でカンニングをしたと疑われ、以前学校内でカンニングが見つかっていたから信じてもらえず退学に・・・。
その決定を下したのが小牧(井上和香)で、コウジは小牧を恨み続けていたってわけでしょ?
今回はドラッグ問題で3-E全員を退学にすると武田(沢村一樹)が言い出したけど、小牧はコウジに「私はあの子達を信じます。あの子達を守ります。」って言うわけだ!
コウジにしてみれば、「俺は信じてくれなかったのに、あいつ等は信じるってどういうこと?」だと思うんだけど・・・。
いくら「私のしたことは間違ってました。ごめんなさい。」と頭を下げられてもなぁ。
これで思いとどまったコウジが、ある意味エライと思えたりして・・・。

何でも簡単に「退学」で切り抜けようとするこの学校の体質こそ、考え直すべきでしょうな。
来週は妊娠問題・・・これまた学園モノには欠かせないエピですね。

Round8
「妊娠・・・
娘の決断と母の涙」
脚本:旺季志ずか
演出:山本剛義

祐子(高部あい)が妊娠。
ワケもわからず産婦人科に付き合わされて、中絶の同意書を渡され「あさって手術だから同意書書いといてちょ!」と頼まれる権藤(高橋克典)。
あまりの軽さにビックリ!

祐子の母・千里(加藤貴子)も、実は高校生の時に妊娠し大学生だった彼氏に捨てられ、一人で祐子を産んで育てた。
だからこそ、我が子には同じ苦労をさせたくないと思う母心。
そんな母親の気持ちを、同じ立場に立ってみて理解する娘って感じでしょうか?

妊娠したら退学というのが校則で決まってるって武田(沢村一樹)が言ってたけど、そういうのって今時普通なんですか?
自分が高校の時の校則なんて覚えてないからさ〜。(^▽^;)

「ママが私を産むって決めてくれなかったら、今、ここに私はいない。」
自分が思うように、いつかお腹の子供も思うんだと思ったら、殺す事はできないと産む決意をする祐子。
「生半可な事じゃないんだよ。退学なんて序の口だよ。」と言う千里の言葉は、自分が通ってきた道だけに重さがあったと思う。
ただ、このいい場面で何故にチューリップの「青春の影」を流すかなぁ?
この曲はいい曲なんだけど、このドラマには合わなかった。
どうしても「ひとつ屋根の下」を思い出しちゃうし・・・。
選曲ミスがイタかった。

結局、権藤が「ルールを破ってでもやりたい事、命燃やすものを見つけた事が大事。」と祐子に退学を言い渡す。
しかし、普通に考えればあと2週間で卒業って時の退学は・・・惜しいよなぁ。(^▽^;)

Round9
「傷だらけの少女・・・
命の逆襲」
脚本:旺季志ずか
演出:竹村謙太郎

加奈(黒川智花)の中学時代の担任だった小室(川野太郎)が現れる。
この小室が中学生だった加奈にセクハラをしていて、それ以来、加奈は教師を信用できなくなっていた。

・・と、まぁその流れはいいんだけど、小室が加奈に過去の事を話すなと圧力をかけたことで怯えた加奈は、ありもしない当時のテープがあると嘘をつく。
で、小室が家捜ししてまでテープを探そうとするところとか、暴力団風な男を使ってまでテープを渡せと脅すのが・・・やりすぎ!
しかも助けに入った権藤(高橋克典)に銃まで向けてるし・・・。

これで一気に冷めちゃったなぁ。

小室が加奈にした事を知った権藤は、教育委員会に乗り込んで小室に謝罪を求める。
認めないどころか、加奈に虚言癖があるという小室。
我慢できなかった権藤は、つい手を出してしまう。

これがラス前の話とは・・・。(^▽^;)
じぇんじぇん盛り上ってないじゃん。

Final Round
「卒業・・・
それぞれの旅立ち」
脚本:旺季志ずか
演出:竹之下寛次

小室(川野太郎)を殴った事で、教師を辞めようと考える権藤(高橋克典)。
生徒たちは権藤に教師でいて欲しいと懇願。
うーん、何だかこのあたりも説得力に欠ける。

迷う権藤の前に再就職の話、辻堂(北村総一朗)の知り合いの高校でボクシング部を新設するにあたって、顧問を探しているらしい。
ところが、そこで権藤ともう一人候補にあがっていたのが、権藤とは因縁のある大西(飯田覚士)というボクサー。
で、ボクシング部顧問の座をかけてのボクシング対決。
最後はどうしてもそこへ持って行きたかったんだろうなぁ。
本物の飯田を出してリアリティのあるボクシング風景を出そうと狙ったのかもしれないが、それは裏目に出たみたい。
プロVS素人じゃ、どうしても高橋克典が見劣りしちゃうもんなぁ。
生徒達が駆けつけて試合を応援するというのも、わざとらしい感じがしたし・・・。
普通はここが泣きどころなんだろうけど、これっぽっちも泣けやしない。

結局、これという見所も見応えもなく最終回も終わってしまった。
柿の木坂高校にボクシング部を作る・・・という話で、権藤の再就職先は決定!・・・なんだろうな。
ベタでも泣けてしまうのが学園モノなんだけど、これはなぁ・・・。(;´Д`)

 

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