原作：鈴木由美子　「ビバ山田バーバラ 1 (1)」「ビバ山田バーバラ 2 (2)」「ビバ山田バーバラ 3 (3)」
チーフP：五十嵐文郎
P：川島保男・船津浩一

第1話
脚本：高山直也
演出：木下高男

うちの地方、どうやら1週遅れらしいんだけど、やってくれて良かったよ。

なかなか面白かったわ。

42歳のおばちゃんのバーバラ（中島唱子）が冷蔵庫の中に入ったら、20代の頃のモデル体型と美貌を手に入れるのよ！
あんな風だったら、誰でも業務用冷蔵庫に入っちゃうわよね。（笑）
だから、しつこいぐらいに「絶対に真似しないください」ってテロップが出るのか！（爆）

42歳のバーバラさんだと、コンビニの店員・純君（内田朝陽）に声もかけられないのに、冷蔵庫に入って若い頃のバーバラ（片瀬那奈）になると、これでもか！ってくらい積極的になるのも可笑しい。
やっぱ女は自分が美しいと思うと強気で生きていけるのね〜。
でも、冷蔵庫で若返っても、水に濡れたら元に戻っちゃうのが何とも笑えるじゃない？
いつも、純君といい雰囲気になると、雨が降ったり、芝生のスプリンクラーが回ったりで水に濡れて逃げるしかなくなるバーバラ。

しかし、海は濡れるとわかってただろうに・・・。
海の中に入った足だけが元に戻っちゃうのも、笑っちゃったよ。

それにしても片瀬那奈ちゃんがイキイキしてること！
彼女はこういうコメディ路線が合ってるんだろうね。
楽しんでやってます！って感じが良かったよ。
中島さんとのギャップも楽しいし・・・。

どんなに見た目が変わっても、スーパーのみりんの大売出しには反応してしまい、群れるおばちゃんに負けじと踏ん張ってるモデル体型のバーバラが、またコミカルでいいんだわ。

前編のラストでは、純君のお家に招待されたバーバラが、彼のお父さん（杉本哲太）に遭遇してビックリ！って感じだったけど、どうやら純君パパはバーバラの元カレらしいじゃないの。
それは・・・どうしたものか。(^▽^;)

第2話
脚本：高山直也
演出：木下高男

純君（内田朝陽）の父親・たかし（杉本哲太）が、バーバラ（片瀬那奈）の元カレ？
昔、バーバラがモデルとして売れ出した頃に先輩のイジメに遭い、それを慰めてくれた広告代理店の担当がたかしだったってわけか。

で、結婚していて幼い純がいながらバーバラと付き合っていた事を知り、二人の関係は終わったらしいけど・・・。
そんな相手と再会して、「積年の恨み晴らしてやるからね！」と思うあたりがオバちゃんだわ。（笑）

でも「今までずっと君の事を忘れた事がない・・・と、お母さんにお伝え下さい。」なんて言われて、昔バレンタインのチョコを包んで渡したハンカチを大事にしてたのがわかると、もうたかししか見えなくなっちゃうの♪
女なんて、そんなものよね〜。

オバちゃんバーバラ（中島唱子）の姿で会えば失望するだろうと勇気を出して出て行ったのに、たかしはすぐに「バーバラ！」と気付くし・・・。
そういうところに、また愛を感じてしまうわけで。(ﾟーﾟ*)

たかしがプロポーズするところは、オバちゃんバーバラとモデルバーバラが交代で現れるしか手がなくて、右往左往してる様子が可笑しかった。
積年の恨みを晴らすつもりが、たかしと結婚する事になっちゃって、純君の手前、モデルバーバラは海外に行ったことにして、奇妙な同居生活が始まる。
しかーし！
一つ屋根の下に純君と暮らせば・・・、しかも向こうは新しいお母さんとしてしかバーバラを見てなければ・・・、うっかり裸体を目にすることもあるわけで。(〃￣ー￣〃) 
そんな事に一人クラクラしてるバーバラさんがコミカルで楽しかった。

やっぱり純が忘れられなくてたかしと別れてみたり・・・。
でも、純には「どれだけ周りの人を振り回せば気が済むんだ？」と言われたり・・・。
じゃあ、純にはもう会わないと決めれば、向こうから「会いたい」とやって来るし・・・。
そんなこんなでバーバラは真実を告げることを決意。
なんと、純の前で水をかぶってぷくぷくぷくと膨らんでいくところを見せちゃったのよ。
「純君のおかげで、こんなおばさんでも女だって事を思い出すことが出来た。ごめんなさい。」
ちょっとせつない・・・。
しかも、純君に「最低だ！」と走り去られたら、こっちまでションボリだよ。(´Д⊂ｸﾞｽﾝ

何もかもイヤになって自殺しようとしたバーバラ。
そこへたかしと純が現れて、「バーバラは何歳になってもバーバラだろ？」と、それでいいのか？的なセリフで一件落着。（笑）
どうやら彼らは二重生活という道を選んだらしい。
業務用冷蔵庫を運び込まなくてはね！（爆）

なーんも考えずに笑って楽しめるドラマでした。
2話でコンパクトにまとまっていたのも良かったのかも・・・。
片瀬さんはこれからこの路線を開拓してみてはいかがでしょうか？
案外、イケてると思います♪