てるてるあした

原作:加納朋子 「てるてるあした」「ささらさや
チーフP:五十嵐文郎
P:中込卓也・奥住尚弘・浅井千瑞
主題歌:平川地一丁目 「運命の向こう

第1回
脚本:成井豊
      真柴あずき
演出:唐木希浩

「雨と夢のあとに」が好きだった私にとっては、なかなか期待できそうな幕開けだった。

両親が1億の借金を抱えて夜逃げ、娘の照代(黒川智花)は母・慶子(荻野目慶子)に渡されたメモを頼りに、遠い親戚を訪ねて佐々良の町へ・・・。
佐々良駅に貼られてるポスターが「雨と夢」で黒川智花のお父さん役だった、沢村一樹だし・・・。(笑)
マリアさんだった杏子はCDのジャケットで登場してるし・・・。
「雨と夢」のファンへのサービスは満点でした。

下宿・笹乃館を経営する久代(草笛光子)が慶子の教えた遠い親戚という人物なんだけど、小学校の教頭先生だった久代さんは、なかなか厳しい方らしい。
贅沢三昧の暮らし、家では何もやらなかった高校生の女の子が、厳しいオニバ(照代命名)や下宿人たちとの生活で変わっていく様子を描くのかしら?

照代が久代に「あんた、家にいた時は掃除も選択もやらなかったんだろう?」とか、「何もできないんだね〜」と言われてるのを聞いてると、母親の一人として耳が痛かった。(^▽^;)
子供にやらせると時間かかったりするもんで、ついつい何でも親がやっちゃうんだけど、やらせなきゃダメなのよね〜。
何だかこっちが叱られてる気分だったわ。テヘヘッ(*゚ー゚)>

久代の30年前の教え子・やす子(福田麻由子)が照代の前にしばしば姿を見せたり、笹乃館に身を寄せる事になったサヤ(木村多江)に、亡くなった夫が下宿人・陽太(金子昇)の体を借りて会いに来たりとファンタジックな要素も盛り込まれて、なかなか面白そう。
しかし、福田麻由子ちゃんの存在感ってすごいですね。
成長してきた分、若干赤いチェックのつりスカート姿に限界を感じる面もあるんだけど、やはりあの印象的な目に見入ってしまいます。

心筋梗塞で入院された大八役のブラザートムさん、2話までは撮り終えてあったそうですが3話から当面お休みだそうです。
「雨夢」でもいい味出してた方なので、また戻って来てほしいですわ。

第2回
脚本:成井豊
      真柴あずき
演出:唐木希浩

壊れた時計を修理に出すために末広屋を訪れた照代(黒川智花)は、修理の間、大八(ブラザートム)から「持ち主に幸せを運ぶ」という時計を借りる。
一人につき三回まで使用できるというその時計の針を戻すと、本当に時間が戻る事を知った照代。
そんな時計があるのなら、どんどん巻き戻しちゃうかもなぁ。(笑)

なけなしのお金の100円札が風で飛ばされて、時計を針を巻き戻す・・・これですでに二回使用したことになるわけね。(゚ー゚;Aアセアセ
最後の1回は本当に大切な時に使わなきゃ!と思ったら、ここでさや(木村多江)の息子・祐介(関根航)の誘拐事件が起きちゃうのよ〜。
さやと偶然知り合ったエリカ(さくら)という子持ちの女が、さやから祐介を引き離そうとしている中津川弁護士(鈴木浩介)の「祐介を渡せば、さやの生活の保障はする」という話と、手伝った自分に100万の報酬がもらえるという話に乗ったわけだけど・・・。
こうやってあーだこーだしているうちに、車の中にいたはずの祐介が消えちゃって・・・。
中津川に連れ去られたんじゃないかと慌てているみんなを見て、照代は時計を使うべきかどうか迷ってしまうのよ〜。
結局、祐介は戻ってくるんだけど、何で戻ってきたのかがいまいちわからなかったなぁ。(゚ー゚;Aアセアセ
弁護士が手放したのか、そもそも車の中を抜け出しただけだったのか・・・。

ただ、照代は自分があの時点で時計を使うのを迷った事で、悩み始めるのよね〜。
使える回数が残り1回で、使うべき対象が自分ではなく他人。
確かにこれは迷うところでしょう。
でも、迷ったにせよ、時計を手にして考えただけでも良かったんじゃないかと思うわよ。

祐介がいなくなって泣いてるさやや、子供は宝物だと話すエリカを見て、照代は自分が両親にとって宝物なんかじゃなかったと悲しむ。

てるてるあした。
わかってもらえる
あなたのさびしさ

このメールは誰が照代に送ってるんだろう?
久代さん(草笛光子)のように見せてたけど、そんな簡単な結びつきじゃないようにも感じる。

せっかく時間を戻して1000円札を取り戻したのに、結局時計の修理代で1000円とられちゃって・・・。 Σ(゚Д゚)ガーン
あの時計で時間を戻したとしても、結局どこかで同じ運命に繋がるって意味なのかしら?

第3回
脚本:成井豊
     真柴あずき
演出:二宮浩行

仕事が見つからない照代(黒川智花)に夏江(大森暁美)がある人について調べて欲しいと探偵みたいな仕事を依頼。
その調査対象が偉子(高部あい)!
・・・って、夏江さんったら偉子のおばあちゃんだったんじゃん!
でも、今まで謎の少女っぽかった偉子の事が、少し見えた今回のエピ。

千里眼の力を持つという偉子は写真館の息子・ナオト(海東健)に近付いたら痛い目に遭うと照代に忠告。
痛い目とは、どんな災いだろうと思ったら、ナオトがエロ兄ちゃんだったってわけなのね。(^▽^;)
照代とぶつかってお客さんのカメラが壊れたから弁償するお金のうち10万を負担してほしいと言い、払えない照代に「時給1000円でバイトしろ」とモデル(当然ヌード)の仕事を強要。
大して住人も多くなさそうな佐々良の町で、ナオトはこんな事ばかりしてきたんですかね?
偉子も被害に遭っていたみたいだし・・・。
偉子がナオトを好きだった気持ちを踏みにじって、利用するだけ利用してポイっと捨てたナオト。

こういう事があって、偉子と照代が友達になれたってことでいいんですかね?

今回一番ぐっと来たのは、照代が偉子の宿題プリントを500円で代行してあげるところかな?
この町に来て、高校にも通えず、勉強からも遠ざかってる照代が偉子の宿題をする事で、「高校に戻りたい」と強く思うところ。
「贅沢なんてできなくていい。家族3人で暮らしたい。」という照代。
今まで当たり前にそこにあったものが一気になくなって、当たり前にあったものの大切さを知る。
いいんじゃないでしょうか・・・。

末広屋の大八さん(ブラザートム)はネパールあたりに仕入れに行ったことになってましたね。
トムさんは「雨夢」でもぐっとくる芝居を見せてくれたので、終盤あたりに間に合ってくれたらいいなぁと思います。

やす子(福田麻由子)が描いたお母さんの絵、ありゃ何だ?
「日」みたいな形しか描かれてなかったけど、何の意味があるのか気になるわ。

第4回
脚本:成井豊
     真柴あずき
演出:二宮浩行

やっと照代(黒川智花)にバイトの口が・・・。
遠いバイト先まで通うため、珠子(冨士眞奈美)に古い自転車をもらった照代。
自転車をこぐ度に、古い佐々良の子守唄が聞こえるという不思議な現象が・・・。
そんな現象、実際にあったら怖いし・・・。(((( ;゚д゚)))アワワワワ

この自転車が久々に佐々良の地を踏んだ珠子の息子(小林正寛)に、照代を引き合わせるわけね。
で、さらに珠子と息子の久々の再会があり、自転車に二人乗りして楽しい時を過ごす。
すると、それ以来、あの子守唄が聞こえなくなったというファンタジックなお話。

うーん、別に悪くはないと思うんだけど、「だから?」って感じなんだよなぁ。(゚ー゚;Aアセアセ
子守唄が聞こえなくなった事を不思議に思う照代に、陽太(金子昇)は「気が済んだって事だろ?」と一言。
「てるてるあした。おもいではこわれない」
自転車がどんなに古くなっても、珠子と息子の思い出は消えないし、サヤ(木村多江)が壊してしまった照代のガラスのりんごも形こそ壊れたが、それに詰まっていた思い出は壊れていないって意味か・・・。

ガラス工房であの割れたガラスがどんなものに生まれ変わるのか、ちょっと楽しみ♪

第5話
脚本:成井豊
      真柴あずき
演出:唐木希浩

大八さん(ブラザートム)、おかえり〜♪
「高速混んじゃってね・・・心筋梗塞」とさりげなく自分のネタも織り交ぜながらも、笹乃館一同からの「大八さんお帰りなさい」のメッセージに嬉しそうな大八さんを見て(TωT)ウルウル。

照代(黒川智花)は退学手続き、サヤ(木村多江)は夫の実家からの贈り物を返すために東京へ。
そして陽太(金子昇)もサヤの東京行きに便乗。

照代はショックだっただろうな。
一足先に母・慶子(荻野目慶子)が退学手続きをして戻ってくる学費も持っていっちゃってて・・・。
それだけならまだしも、東京で慶子を見かけたのに追いかけてもダメで、マンションの部屋で待っていたと思うとせつないよね。
照代を心配してマンションへ遣ってきたサヤが慶子に偶然会って、二人の母親が言葉を交わすところは、いかに対照的な母親かというのがよくわかった。
子供のために生きていると断言するサヤに対して、「お前のために生きているなんて言われたら、1トンのバーベルも足された感じ」だと反論する慶子。
「16歳の照代には母親なんていないぐらいがいい」なんて、すぐそこでその照代はお母さんが来るんじゃないかと待ってるんだよ!と言いたくなったわ。
この母親、どこかいいとこあるんだろうか?

慶子に会ったことは伏せて照代と話すうち、彼女が言った「私がなくなっても誰も心配しない」という言葉に思わず手をあげたサヤ。
父も母も、そして夫も呆気なく亡くしたサヤにとって、好きな人が目の前からいなくなる事は我慢できなかったのね。
「あなたの事が好きだから」というサヤのストレートな表現で、照代は自分のことを思ってくれている人がいるという温かい気持ちになれたかもしれない。

祐介(関根航)が亡くなったお父さんの靴を探して、毎日玄関にすべての靴をちらかしていたというのもせつなかったなぁ。
でも、大八さんが「ごめんな・・いい子だ」と祐介を抱きしめていたということは・・・今回はサヤの夫は大八さんに憑依してたってこと?
久々に戻ってきた大八さんの見せ場がたくさんあって、嬉しかったわ。

第6話
脚本:成井豊
      真柴あずき
演出:高橋伸之

久代さん(草笛光子)が倒れたのは風邪だったのか・・・。
入院している久代さんの前に現れた元同僚・国木田(米倉斉加年)。
いつの間にか、すーっと消えていたりして「もしかして幽霊?」って雰囲気はあったけど、生霊だったとはね〜。
ICUに入ってた国木田さんの生霊が、久代さんにプロポーズ。
「52年前だったらOKしたかも」と言われ、心残りなく去って行った国木田。
まさにその瞬間、病院のICUで国木田さんが息を引き取っていたのね。

やす子(福田麻由子)が描いたお母さんの絵が「日」という字みたいなものだったのも、久代さんが説明してくれてやっとわかったわ。
彼女の母親がいい加減で、男ができると家に何日も戻らなくなり、その間幼いやす子は冷蔵庫のケチャップを食べて生き延びていたという哀しい過去。
だから、「お母さんの絵」を描きなさいと言われて彼女が描いたのは「冷蔵庫」だったってわけ。
それが「日」の字に見えたのよ〜。
せつなくなっちゃうわね・・・冷蔵庫のケチャップだけで空腹を埋める子供がいるなんて・・・。
そういうやす子の話を、母親と離れて暮らす照代(黒川智花)には聞かせたくなかった久代さんの想いにも涙が出ちゃったわ。
久代さん、自分の口からは絶対に言わないけどね。(^▽^;)
話さなかったのは「あんたを信用してないからだよ」なんて言いながら、実は一番気遣ってくれてたんじゃん!
あーん、泣けちゃうよ〜。

照代がやす子を抱きしめて「ごめんね、何もしてあげられなくて」というところは、じ〜んとしちゃったよ。
照代だからこそ、ただ抱きしめられる事の意味がよくわかってたんだろうな。

来週は佐々良出身の有名人・沢村一樹と、主題歌を歌う平川地一丁目がゲスト!
うーん、深夜枠としてはゴージャスですな。

第7話
脚本:成井豊
      真柴あずき
演出:唐木希浩

平川地一丁目がストリートライブ形式でOPの主題歌を歌う。
「雨夢」の時も主題歌を歌う奥田美和子さんがライブ形式で主題歌を歌った回があったんだけど、調べてみたら「雨夢」の時も今回も演出は同じ唐木希浩さんなのね。
無理のない出演の仕方が好きだなぁ。

失踪している照代(黒川智花)の父・信夫(福本伸一)が現れたんだけど、慶子(荻野目慶子)を探してやって来たというのが照代にしてみればちょっと寂しいわよね。
照代が貯めたわずかなお金を持ち出してスロットにつぎ込んだり、結局負けて照代の新しいバイト先の本屋で万引きしたのが見つかり、警察に連れて来られる情けない信夫。
本屋のおやじさんや、警官にボロクソに言われる父親・・・我慢できなくなった照代が「私にとって、たった一人の父親、取り替えることはできない!お父さんに怒っていいのは私だけ!」と言い放つのは、ちょっと胸が熱くなっちゃったよ。
本屋の息子さんが毎日おやじさんにガミガミ言われても、「おやじに怒る元気があるうちに、とことん怒られておく」と言ってたのとも通じるし、どんな親でも子供にとっては唯一の親なんだと思うとね・・・、何ちゅーか自分もしっかりしなくてはと思ってみたりして・・・。テヘヘッ(*゚ー゚)>

信夫が万引きしようとした本の中に、数学の参考書があったのもちょっと泣かせるよね。
だからって万引きしちゃ〜いかんのだが・・・。(´ヘ`;)
信夫はまた消えてしまったけど、早く自己破産の手続きしてくれるといいなぁ。

「てるてるあした」のメールに返信したら、祐介(関根航)が持ってた携帯が鳴ったのはどういうことだろう?
やす子(福田麻由子)も、その光景を見つめてたのが気になるわ。

佐々良出身の有名人・沢村一樹の登場は完璧に「雨夢」ファンへのサービスですね。
「雨夢」の主題歌まで控えめに流してたし・・・。(笑)

第8話
脚本:成井豊
     真柴あずき
演出:二宮浩行

最後の最後、陽太(金子昇)に憑依したさや(木村多江)の夫が、さやに「もう消える」と別れを告げるあたりだけ良かった。

そこまでは、何だかダラダラしてるように感じちゃって・・・。

中津川(鈴木浩介)の指示で伊勢崎(東根作寿英)という男が祐介(関根航)をさやから引き離し、その危機を脱するため祐介パパが祐介の体の中に入って、病院名をエリカ(さくら)にメールした。
その時、祐介の頭の中にたくさんの言葉が溢れているのを見たというのは、さやにとっては嬉しい報告だっただろうなぁ。
言葉の出ない祐介を親ならば心配して当然だしね。
消える前に「祐介の髪の毛切ってやれ」とか「余裕が出来たらサッカーボール買ってやれ」とか、頭の中に溢れてた言葉のことを話してくれたダンナさん。
何だか消えると言いつつ、名残惜しそうだったよなぁ。(しみじみ)

照代(黒川智花)に送られてきた「てるてるあした とおくでみている あなたのことを」というメール。
てっきり祐介パパの別れの言葉だと思ってたんだけど、照代がそれを見て「あなたは誰?」って言ってるって事は別の誰かなわけ?(゚ー゚;Aアセアセ
ちょーっと、ぐだぐだして来ちゃったので、もう一度盛り上げてほしいわ。

第9話
脚本:成井豊
      真柴あずき
演出:高橋伸之

なんと、やす子(福田麻由子)は「慶子」と書いて「やすこ」と読むのね。
で、照代(黒川智花)の母親が慶子(荻野目慶子)。
ってことは、照代のお母さんがやす子ちゃん?
やす子ちゃんって亡くなった人の幽霊だと思ってたんだけど、照代のお母さんとして生きているとすれば、あのやす子ちゃんは生霊ってこと?

やす子は久代さん(草笛光子)が好きだった、だから今会いに来ていると照代。
だとすれば、納得いく部分も出てくるよなぁ。
今の照代のように、厳しくしつけられてそのたびに「わかってるよ!」と言い返していた事から、「わかってるよ!やってるよ!のてるよさん!」と呼ばれてた過去。
そのやす子が大きくなって子供を産んだ時、「照代」という名前にこだわったこと。

照代を久代さんのところへ行かせたのは、慶子が久代さんへの感謝の気持ち、好きだったんだという気持ちを伝えるためでもあったんだろうか?

やす子ちゃんに「照代に本当のことを伝えるのだけはやめておくれ」と頼む久代さん。
自分の母親が冷蔵庫・・・そんな絵を描いた子がお母さんだと知ったら、照代が悲しむからなのかなぁ?

来週は「雨夢」にも出ていた、もこみち君の登場ですか・・・。
次クールのテレ朝ドラマにも出るし繋がり的にはわかるんだけど、さすがに「雨夢」意識し過ぎじゃなかろうか?という思いもあったりして・・・。ポリポリ (・・*)ゞ

第10話
脚本:成井豊
      真柴あずき
演出:唐木希浩

久代さん(草笛光子)からもう長くない事を告げられた照代(黒川智花)はショックを隠せない。
さや(木村多江)が自分も夫にいなくなられて、その事実を受け入れられなかったと話すところで、さやさんのいる意味がひとつわかった気がしたけど・・・。

ただ、ここで速水もこみちを無理矢理登場させて、「雨?」だの「ほっくん?」だのセリフに入れちゃうのはやりすぎだって!
確かに「雨夢」は好きだったし、そのスタッフでまたドラマを作ると聞いて喜んだけど・・・全く別の作品なのにここまで「雨夢」を引っ張り出されるとファンでもげんなりしちゃうよ。
うーん、何でもさじ加減って大事よね。(゚ー゚;Aアセアセ

さやさんが義父・泰三(綿引勝彦)にお金を貸して欲しいと頼みに行ったのは、久代さんが亡くなった後、自分で笹乃館を買い取るためだったのね。
金は貸さないけど、自分が笹乃館を買い取って、いずれは祐介(関根航)に相続させるという泰三さん。
まぁ、なんて物分りのいいお父様なんでしょう?

笹乃館にやって来た久代さんの孫・誠一郎(浅利陽介)。
おばあちゃんが病気だというのに、ゲーム三昧でダラダラしてばかり。
これは、笹乃館に来た頃の照代みたいって事なのかな?
この孫を照代とさやさんで叩き直すんだろうか?(笑)

照代がやす子(福田麻由子)に頼んだ甲斐があって、慶子(荻野目慶子)が笹乃館にやって来たけど、慶子に会って久代さんがショックを受けやしないかと心配になっちゃうわ。(^▽^;)

最終話
脚本:成井豊
      真柴あずき
演出:唐木希浩

最終回はなかなか良かった。
草笛光子と荻野目慶子の力も大きいと思うけど・・・。
それだけに、途中ぐだぐだしちゃったのが悔やまれます。

慶子(荻野目慶子)が久代さん(草笛光子)の前では、昔に戻って「わかってるよ!」と言ったりして、本当にこの人は久代と一緒に笹乃館にいたんだなぁ・・・と思わせてくれた。
慶子が会いに来てくれて、「自信を持ちなさい。」と伝えることが出来て、慶子の子供・照代(黒川智花)と3ヶ月間一緒に暮らす事が出来て、久代さんの中でけじめがついたんだろうなぁ。
死ぬ間際に夢を見ているのか、うわ言のように照代に小言を言ってる久代さんに涙。
その久代さんの小言をしっかり胸に刻みながら、「はい」「はい」と返事する照代にも涙。
きっとあの小言は照代と重ねて、幼い頃の慶子にも言ってたんだろうなぁ。

母親に愛されなかったから、人を好きになる事がわからなかった慶子。
やす子ちゃん(福田麻由子)という生霊とめぐり合ったおかげで、照代は幼い頃の慶子が母親の自殺を止めようとした優しい子だった事も知ったし、久代さんの事も実は好きだったという事を知る事が出来た。
そんな照代が慶子に、あなたは本当は優しいし、人を愛する事を知っているんだと伝えるわけか。
そして、側にいて守る、一人になんかしないと慶子に約束する。
慶子がずっと求めいていたものを、我が子から受け取る事が出来たと思うと、ここも泣けちゃうんだよなぁ。(´Д⊂グスン

祐介(関根航)が言葉を発したのも良かったなぁ。
「うんち〜」って、ありえそうだもん!(笑)
しかも、その祐介を陽太(金子昇)が抱き上げたのも、ちょっと感慨深かった。
「お母さん・・・でた・・・。」も微笑ましくてよかったし、祐介に微笑みかけるさやさん(木村多江)の笑顔も優しくて素敵♪

慶子の30年分の号泣も涙を誘ったし、「てるてるあした」のメールもさやさんが久代さんに頼まれて打っていた事がわかった。
慶子が仕事を持ち、照代と二人で暮らしていくことを決めたのはいいけど、照代のお父さんは?(^▽^;)
閉ざされた人の心がいろんな人の愛があって30年かけて開かれた・・・そんな感じがしました。

うーん、これだけ最終回をまとめられるのなら、どうして途中をもっと・・・という残念な気持ちが残りはするけど、最終回としては満足のいく終わり方だったと思います。

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