弁護士のくず

原作:井浦秀夫 「弁護士のくず
P:貴島誠一郎・川西琢・橋本孝
主題歌:hitomi 「GO MY WAY
TVサントラ:弁護士のくず オリジナルサウンドトラック

case.1
「踊るセクハラ裁判」
脚本:荒井修子
演出:今井夏木

初めてこのドラマの予告(CM)を見た時の、トヨエツと伊藤君のいちごのパンツが忘れられません!(爆)
あれを見て、このドラマはやってくれるに違いない!と期待してたんですが、なかなか楽しい初回だったわ〜♪

「世の中、勝ったもんの主張が真実」とか「人の不幸が金になる」とか九頭(豊川悦司)がさらっと言うと、いつも正義の味方的描かれ方をしている弁護士が人間くさく感じて・・・それがいい感じ。
上司にセクハラされたと訴えたOL・照代(安めぐみ)の訴訟を担当する事になった司法修習明けの新米弁護士・武田(伊藤英明)と九頭。
「おっぱい揉まれちゃったんだ。ちくしょー、俺も揉みてーーーー!」という九頭には爆笑。
やたら「おっぱい」と「酒」には反応するらしい。(笑)

照代の彼氏を証人として立たせるも、彼に恐喝の前科がある事を突っ込まれて窮地に立たされてしまう武田。
ここでも落ち着いて「異議あり・・・とか言っとけば。雰囲気出るから。」って九頭のアドバイスはどうよ?(笑)
雰囲気で「異議あり」は言うものなのか?(爆)

ふざけてそうで、きちんと見るべきところは見て、押さえるべきところは押さえている。
依頼人を信用するというのは、テレ朝9時台の「7人の女弁護士」でも出てきた言葉だけど、依頼人も嘘をつく事があるというのが、こちらのドラマだとより伝わったなぁ。
半ば合意の上でおっぱいを揉まれた(笑)が、DVの彼氏に知られたら殴られる・・・だからセクハラだったとして訴え、見事に勝った。
まさに勝ったもんの主張が真実ってわけだ。
正義感だけでやれる仕事じゃないんだな・・・と、あらためて実感。

奇しくも木曜日は弁護士ものが2時間続いてるんだが、私としては「くず」の勝利だわ。
次回も楽しみ!

case.2
「ちょいワルおやじVS
不良少女」
脚本:荒井修子
演出:今井夏木

先週も今週も「女を信用するな」って感じでしたわね。(苦笑)

18歳の真琴(三津谷葉子)は所謂美人局な事をして、少年院送りされそうになるが、武田(伊藤英明)が保護監察で済むよう頑張る。
武田の前ではしおらしいところを見せる真琴だけど、案の定、九頭(豊川悦司)はすべてお見通しだったね〜。

武田が真琴のDVDを見ちゃってたことや、真琴の両親が世間体だけで離婚せず10年も一緒にいることが、真琴の中で「大人って何なんだよ!」的なものになってたんだろうけど、これも九頭が簡単に説明してくれちゃったよなぁ。
「みんながみんな本音で生きてたら、世の中立ち行かねーよ!」
大人だって弱い・・・だから法律がある。
本音なら車の中で真琴をやっちまいたいとしても、建前としてそんな事をやっちゃ〜いけないし、どんなに相手を憎んだとしても人を殺しちゃいけないわけだ。
「人の弱いところを責める前に、自分が強くなれ!」という九頭。
真琴の頭をパコーンと叩くところは、建前じゃなく九頭の本音の部分だから、ちゃんと真琴にも伝わったんだろうね。
ネイルサロンでちゃんと働いてたし・・・良かった、良かった。

伊藤君もトヨエツも、かっこ悪くてかっこいい!
来週はゲストに片桐はいりか〜。
これまた濃いキャラで楽しませてくれそうだわ♪

case.3
「美人作家の盗作」
脚本:荒井修子
演出:竹村謙太郎

武田(伊藤英明)を指名で依頼が・・・。
元グラビアアイドルで人気作家のセリ(北川弘美)にとび蹴りしたとして、傷害罪で起訴された豪田珠美(片桐はいり)からの依頼。
武田をクリストファー、自分をシャルロットと名乗る妄想女・珠美。
片桐はいりの強烈なキャラ、それだけで笑えてしまうわ!反則!反則!(爆)

作家として売れたかった珠美が、がけっぷちグラビアアイドルのセリに目をつけ、自分の作品が入ったフロッピーをセリが拾うようにわざと落とし、その作品を使ってセリが有名になったところで盗作であるという決定的な証拠を出し、彼女を踏み台にして珠美がデビューをするという計画。
これを九頭(豊川悦司)が「シンデレラ」の話に例えて、「シンデレラはわざとガラスの靴を忘れた」と説明するあたりが面白かった。
あのシンデレラでさえも「靴をわざと忘れて賭けに出た」だの「ぴったりの靴が簡単に脱げるはずない」だの言ってしまうところが九頭らしいわ。(笑)

珠美の部屋で見つけた彼女の小説を九頭が最後まで読んでいたのも効いてたなぁ。
「シャルロットは心優しく気高い。だからこそクリストファーに愛される価値がある。」
これは小説を読んでいないとわからない事だったんだろう。
珠美にしてみれば、何度持ち込んでも相手にしてもらえなかった自分の作品に、きちんと目を通してくれた九頭の事は、信用するに値する人物として映ったはず。

何でも法廷で争えばいいってもんじゃない!ってことで、今回は争う前に解決できたケースだったけど、これはこれでよかったと思う。
九頭がセリと握手してリストカットの痕に気付くという点では、あれだけたくさんの傷跡がある人がノースリーブや半袖で腕を露出していた事に多少疑問が残ったけど・・・。
2作目の執筆を迫られて追い詰められていたセリにも「引き返すなら今だよ」と言って救えたわけだし、珠美のプライドも傷つけることなく彼女の進むべき道へ送り出してあげた九頭。
変なヤツなのに、ちゃんとしてるのが面白い。(笑)

「セーラー服と機関坊」
「学生証はお持ちですか?」と聞かれ、普通に提示してるどこぞの社長。
あの店、面白すぎです!(爆)

case.4
「死者の声!
冤罪の真犯人」
脚本:瀧本智行
演出:酒井聖博

今週もキャバクラは絶好調!(爆)
「ニューヨーク イン ジャッポン」って貼り紙は何だ?(笑)
シャワーキャップかぶって、キャバ嬢の乳を揉む九頭(豊川悦司)。(笑)

でも、AV見た後の国光(モト冬樹)の「魔性っこヨーコ、ヨコハメ、タテハメ〜♪(節は「港のヨーコヨコハマヨコスカ)」の方が笑っちゃったよ。
なんだろなぁ・・・このドラマ。(笑)

今回は冤罪事件。
学校の体育倉庫で遺体で発見された女の子、彼女の彼氏だった山村(斉藤慶太)が犯人として逮捕されるんだけど、本人は「殺してない」と主張。
山村のふてぶてしい態度と、娘を殺された父親・吾郎(平田満)の悔しさを隠せない言動で、世間は吾郎に同情する。
九頭弁護士お得意の手品の、「隠したいものがあれば、よそに意識を向けさせる」という秘訣が、この事件にぴったりハマってたのが良かった。
被害者の父として、どんどん取材を受け、悲しみの表情で画面に映し出されることで、自分が犯人だという事を隠そうとした吾郎。

母親の連れ子を再婚して父親となった吾郎が性の対象にしていたとは・・・。

しかし、サブタイトルにもあるように「死者の声」の部分は、ちょっと出来すぎだった。
殺された女の子がアダルトビデオに出演していて、そこで初体験は血の繋がってない父親だとか喋っていたところで、それが決め手になるとは思えないし・・・。
まぁ、九頭も「証拠にはならないけど、突破口にはなる」と言ってたから、その程度のものでいいんだろうけど、もうちょっと納得させてもらいたかったなぁ・・・。
父親の首筋についた傷を、母親(筒井真理子)はどんな思いで見つめていたんだろう・・・と思うと、結構複雑な思いもしたりして・・・。

最後まで山村がいい加減な男だったのは、いつもちらちゃらした九頭の厳しい一面が見られるきっかけになってよかったかも。
怒りを抑えきれない武田(伊藤英明)の拳を押さえて、九頭が山村を窓の外へ半身乗り出させて落とそうとした。
「女はらませて責任とれねーなら、あちこち精子ばら撒くんじゃねーぞ!」

「正義なんて勝った奴が後からひねり出す屁理屈」とかいいながら、九頭の中にもちゃんとした正義感があるんだよなぁ。
うん・・・今週もなかなか面白かったわ!

case.5
「私の父は九頭さんです!」
脚本:中島淳彦
    荒井修子
演出:今井夏木

「こう見えても人格者だよ!オレの下半チンは!」(爆)
ごめんなさい、あたくし笑ってしまいましたわ。

今回は九頭(豊川悦司)を父親だという美月(村崎真彩)の出現で、九頭大慌てって感じでしたね。(^▽^;)
過去に付き合った事のある葉月(和久井映見)の子供だという美月は、九頭と葉月が写った写真を持って「お父さん」と九頭の前に現れる。
葉月が死んで、おじさん(小市慢太郎)のところに預けられたものの、九頭に会うために一人でやって来たってわけだ。

美月の本当の父親は富田(川崎麻世)という男だったんだけど、DNA鑑定されそうになると証拠として九頭が持っていった髪の毛を2本500万で買い取ると言うし、とんでもない男でしたね。
ほんと、真実がわかれば幸せってわけじゃないんだなぁ・・・と実感。
そんな富田が亡くなった葉月をきちんと愛していなかった事を知った九頭が彼に怒りをぶつけ、その勢いで「美月はオレの子だ!」と言ってしまう。

・・・で、何ですか?
九頭は美月を引き取る事になったの?
えー?大丈夫?(^▽^;)

武田(伊藤英明)が担当していた矢部美穂&猿岩石・有吉の件も、思い出は血のつながりを超えられないか・・・、血が繋がってなきゃ親子じゃないのか?って感じで、九頭と美月のこととさり気なく関係があってよかったのかも。

毎週のお楽しみ、キャバクラシーンは「F1オナゴGP」で「お前にピットイン」状態だったけど、九頭がお店にいなかったから、イマイチ盛り上らなかったような・・・。
武田がカップ麺を九頭流の食べ方で食べようとしているところに、ちょっと感激しちゃったわ。
でも、フタを取らずに生卵いれようとして「しもーた!」となってるところが、まだまだですな。(笑)

case.6
「痴漢!
女性専用車輌の秘密」
脚本:瀧本智行
演出:酒井聖博

おかまバーのポン太(深沢敦)、痴漢容疑で逮捕された黒田(沢村一樹)の周りに現れる男(深水元基)、結婚して以来一度も妻(椋木美羽)と関係を持たない黒田。
これだけ揃ってれば、黒田がゲイである事も想像できたし、最初に黒田を痴漢だと言った女子大生と目撃者(一戸奈美)がグルなのも容易に想像できたんだけど、それでもなかなか面白かった。

九頭(豊川悦司)が黒田がゲイではないかと見抜いてる感じの目線も良かったなぁ。
女二人が「痴漢」で示談金をせしめようとしていたり、そのおかげでゲイの男二人の純情さが目立ったり、ちょっと違う切り口だったのも興味深かった。

今回はいつものキャバクラの代わりに、ポン太さんのおかまバーだったけど、キャバクラにはないおかまの悲哀みたいなものも出てて・・・。
ポン太役の深沢さん、こういう役がほんとウマイよなぁ。(笑)

武田(伊藤英明)に「3万円返して」と言われて、九頭が「まだ4話のことぐだぐだ言ってんのかよ!もう6話撮ってんだよ!」と返すのは爆笑!
4話とか6話とか、そういう基準で流れる日常じゃないだろう?(笑)

痴女にあったかと思ったらスリだったとか、全体の折り返し地点に来て「あのイチゴのパンツ」を出すところとか、なかなかニクイ!
武田と徹子(高島礼子)、そして九頭・・・この3人の関係も気になります。

case.7
「不適切な遺産相続」
脚本:荒井修子
演出:竹村謙太郎

徹子(高島礼子)の40歳を祝うバースデーケーキに、「何、これ?山火事?」って面白すぎだよ!>インリン
そりゃ40本もローソク立てたら山火事にも見えるわなぁ・・・。(^▽^;)

羽根田(高橋元太郎」という初老の男が亡くなって・・・の遺産相続問題。
ちゃんとした遺言書だとしても、デートクラブで一日限りの付き合いだった霧子(三浦理恵子)に500万渡せだなんて、遺族も「わかりました」と簡単には言えないよね。(゚ー゚;Aアセアセ

羽根田の遺族・房子(ふせえり)たちから新しい遺言状がある事を引き出すために、九頭(豊川悦司)がハッタリをかましたのは九頭らしいやり方だった。
霧子は夫に自殺された事から人とうまく関われなくなり、子育ても人に頼らず一人で全部抱え込んできた。
そんな霧子がデートクラブで亡き父親の面影を持つ年上の男性・羽根田に惹かれた。
出会いの場所がデートクラブだと不純なのか?
たった1日の付き合いは本当の恋愛ではないのか?
いろいろ考えさせられる事はあったけど、羽根田が人に尽くすのが生き甲斐だったという事で、霧子に500万を遺すようなバカがいるから世の中捨てたもんじゃない!って感じのシメでした。

そんなバカな男の生き様をムダにしないためにも、霧子は遺言書通り500万を受け取ろうと思っていたのかもしれませんね。

「ええ話や〜」なところで終わらないのがこのドラマ!(爆)
キャバクラで「プリンプリン祭り」だの「ゆらして マン歩計」だの、笑わせてくれますわ!
あのキャバクラ、企画が面白すぎ!(笑)

case.8
「名誉毀損!噂の女」
脚本:きだつよし
演出:今井夏木

あ〜〜〜、私も強度近視なもんだから、「無視された」と思われることが多々あるんだよなぁ。(゚ー゚;Aアセアセ
そういう事の積み重ねで、気分を害したマンションのボス的存在・保住さん(深浦加奈子)に主婦売春しているという噂を流されたみちる(石田ひかり)が、名誉毀損で保住さんを訴えるという話。
保住さんがホテルに男と入るのを見たという映像も、女性の顔は映ってなかったからひどい噂を流されてみちるが可哀想・・・なんて思ってたけど、実は保住さんが見たのは本当だったってわけでしょ?
いやぁ、真実って何?って感じだわ。(^▽^;)

美月(村崎真彩)がカンニングをしたという疑いをかけられる話と、みちるの主婦売春疑惑がいい感じに重なっていたのも良かったわ。
九頭(豊川悦司)が美月がやったとされるカンニングのカンペの文字が彼女の字ではない事に気付いたのもすごい!
つい最近一緒に暮らし始めたのに、娘の字もちゃんとわかってるなんてね。
みちるは浮気した夫(甲本雅裕)への仕返しのつもりで、1度だけ出会い系で知り合った男と・・・って事だったのか。
うまく和解に持ち込んだけど、あのマンションでこれからは逆に保住さんの居場所がなくなるんじゃないかと心配だよ。(;´Д`)

case.9
「夫婦三十年の追憶」
脚本:瀧本智行
演出:森嶋正也

熟年夫婦の離婚問題のようで、その陰に隠された夫のリストラ問題があったりして、今回はわりと泣かせる話だったかもしれない。

だけど・・・。

キャバクラはミニスカポリスで盛り上ってるし、酔っ払った九頭(豊川悦司)は寝起きに自分の股間に手をやり、「たってる、たってる・・・大丈夫だな・・・まだ」とか言ってるし、私にとってはそのあたりのエロ面白い部分が重要だったりするのだな。(笑)

妻・博美(岡本麗)は、仕事人間の夫・克雄(塩見三省)が何の相談もなく突然IT企業に転職し、3ヵ月後に辞めてしまい、昼間から酒を呑むようになったことが耐えられなくて離婚を迫った。
しかし、夫は妻に言えない事があったってわけね。
それが自身のリストラ問題。
長く勤めた会社でリストラにあってて、そんな時にヘッドハンティングされたら誰だって新しい会社でもう一度・・・と思うでしょう。
ところが、これも仕組まれたヘッドハンティングで、3ヵ月後に本採用なんて最初からされるはずもなかったってわけね。

克雄をヘッドハンティングしたIT企業の男(東根作寿英)と克雄のやり取りを、博美に聞かせた九頭。
ここで、初めて真実を知った博美が、「仕事しかできない人から仕事を奪うなんて酷いじゃない!」と涙ながらに訴えて、克雄と抱き合うシーンはちょっと(TωT)ウルウルした。

ただ、白石法律事務所に今回かかってた掛け軸がなぁ・・・。(^▽^;)
「雨降って地固まる」なんだもん!
あまりにも、今回の展開そのまんまだったのが、ちょっとシラけちゃったなぁ。

case.10
「名門大学生の犯罪」
脚本:荒井修子
演出:酒井聖博

今日はいろんな意味で面白かった。
ストーリー的にも面白かったし、アドリブ的な部分も大いに笑わせてもらったし・・・。

デート中にひやかされ、3人組の男をボコボコニして気絶させ、車まで壊した岡部(塩谷瞬)。
過去に補導歴のある岡部と、被害者で名門大学生の3人組。
岡部の正当防衛が認められるのか?ってなところが問題。
公園に出る覗き(肥後克広)や、名門大学の女子大生の情報網など、九頭(豊川悦司)が真相に迫っていく方法は型破りなんだけど、そこから少しずつ真実が見えてくるあたりが面白い。
3人組の名門大学生が強盗強姦魔であろう事をつきとめた九頭は、傍聴席にレイプされた被害者を呼んだと嘘をつき、大学生がボロを出すのを待ったってわけか・・・。

岡部を無罪に持っていくのは、恋人・杏里(酒井彩名)のお腹の子の事を持ち出したり、「これで正当防衛が認められなければ、そのままレイプされてろって事になる」と強気な姿勢に出る事で何とかなったけど、実際には岡部は杏里の妊娠を知らなかったのよね。(^▽^;)
恋人とお腹の子を守るために・・・なんて九頭の主張は?(゚ー゚;Aアセアセ
ま、お腹の子の存在は知らなくても、杏里の事は本当に守ろうと思ったんだろうし、それはそれでいいのか。

しかし、毎回思うことだけど、真実って何なんでしょうね?(゚ー゚;Aアセアセ

キャバクラが女王様祭りで、BGMが「女王の教室」だったりするのも笑ったし、女装させられた武田(伊藤英明)と恋人同士を装う九頭が、「2年ぶりの連ドラなんだから、相手は女優が良かったなぁ」と言えば、武田が「ぼくもほっぺの赤くないトヨエツが良かった」とボヤいたり・・・。
作ってない部分が何故か楽しめちゃうドラマなんだよなぁ。
「今週、絆創膏外すの忘れてた。」「撮り直し〜ぃ?」なんて、最後に言われてもね〜。(笑)

case.11
「働く妻VS専業主夫」
脚本:荒井修子
演出:酒井聖博

下着メーカー社長の小百合(杉本彩)と専業主夫の夫・平太(田辺誠一)の離婚問題。

うーん、どんな役をやっても杉本彩は杉本彩。
それはそれでいいとしても、あの喋り方は何とかならんのか?
おまけに小百合の秘書役で出ていた久保恵子・・・こっちもどうにかならんのか?
小百合が秘書を叱り、秘書が謝るという場面では、どちらも???な芝居だからキツイもんがあったなぁ。(^▽^;)

専業主夫の夫との離婚の慰謝料に1億円を要求する妻。
「払えなきゃ別れない。」「払えるまで別れない。」
これだけ聞けば別れたくない小百合の気持ちは九頭(豊川悦司)じゃなくてもわかったんだけどね。(゚ー゚;Aアセアセ

私は秘書さんと平太がデキてたりして〜・・・なんて途中まで思ってたんだけど、な〜んにも関係なかったんですね。テヘヘッ(*゚ー゚)>
しかも、最終的には小百合は平太に甘えてた、平太も寂しい気持ちでいた・・・結局二人は愛し合っていたみたいな妙な結末。
夫婦の意地の張り合いで一番傷つくのは子供・・・という九頭の言葉は良かったけど、今回は内容的にもゲスト的にも、いまひとつだったような。

最終回へ向けての宣伝が一番力入ってたんじゃないの?(笑)
「キャバクラでも行こうか?仙崎大輔のおごりで!」って、「海猿」での伊藤君の名前出してどうすんの?(笑)
煙草が残り1本になっちゃったと言いつつ、このドラマも残り1話なのを匂わせるあたりは面白かったんだけどなぁ。

何気に美月ちゃん(村崎真彩)と九頭が、親子の会話をしているところもいい。
娘の前で股間が動く人の形の折り紙を折って見せるのは、九頭ぐらいしかいないだろうなぁ。(笑)
っつーか、折り方教えてほしい。(爆)

case.12
「愛と金」
脚本:荒井修子
演出:今井夏木

結婚式まで2ヶ月というところで、勤めていた銀行を辞めてカレー屋を始めると婚約者のみはる(畑野ひろ子)に言い出した笹野(坂本昌之)。
婚約を破棄し、笹野の慰謝料を請求するみはるだけど、提示した金額を笹野が支払うと言うとどんどん慰謝料をつり上げていく。
左手に婚約指輪がはまっている云々よりも、この慰謝料のつり上げでみはるに別れる気がないのがわかりましたよね?

銀行での仕事で自分のお客を一家心中に追い込んでしまったら・・・、やはり普通の神経だと同じ仕事を続けられないと思う。
続けて結婚したとしても、みはるを幸せにできないかもしれない。
責任を感じるあまりみはるとの結婚を諦めようとした笹野と、別れたくなくて慰謝料をつりあげ続けたみはる。
中身がわかってみると、お互い好きだったのに何で裁判なんか・・・って感じですが、お互いの気持ちをさらけ出す場所が法廷だったって事なんですかね〜。

九頭と徹子(高島礼子)が過去に法廷で争った永見さん(小木茂光)の事件は、細工した手帳を切り札にして勝った徹子と、負けてしまった九頭のどちらもが弁護士としての生き方を考えた通過点だったのね。
誰も引き受けなかった永見さんの弁護を九頭が引き受け、一生懸命法廷で闘ってくれた。
結果的に裁判で負けはしたけど、永見さんは九頭によってこれからも生きていける命や勇気を与えられた。
解任された武田(伊藤英明)が弁護士を辞めると言い出した時、徹子ちゃんがこの話をしてくれて、九頭が「目の前の奴をなりふり構わず何とかしてやろうとする」事も大事だと話したあたりが個人的には最終回のじ〜んとしたシーンだった。

ドラマが進むにつれて、九頭(豊川悦司)たちが扱う案件にあまり興味が持てなくなってしまったんですが(^▽^;)、お遊び部分は相変わらず面白かったなぁ。
「逃げる場所はありませんよ!」「俺もあっちに出たかったなぁ・・・。」とか・・・。
「あっち」は「7人の女弁護士」ですよ!(笑)

もしかしたら皆さんはスルーするようなセリフだったかもしれませんが、私は美月ちゃん(村崎真彩)に九頭が言った「眉間は幸せの通り道、あんまりシワ寄せると、幸せにしわ寄せが来るよ!」が心に響きましたわ♪

パート2、やる気満々みたいですね。(^^)v
キャバクラも「パート2でまた会いましょう」だし、九頭も「またやるから見てね!」でシメてたし・・・。
続編やるなら、ぜひこのままのメンバーでお願いします!

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