役者魂!

企画:高井一郎
P:船津浩一
主題歌:松たか子 ♪みんなひとり(初回生産限定盤)(DVD付)
挿入歌:竹内まりや ♪スロー・ラヴ(初回限定盤)
サントラ:フジテレビ系連続ドラマ「役者魂!」オリジナル・サウンドトラック

第一回
「本能寺海造登場!!」
脚本:君塚良一
演出:若松節朗

これは、初回でハマるドラマではないらしい。
続きが気になる・・・って感じでしょうか?

初回は正直言うと、途中でちょっと睡魔が襲ってきたりもしちゃったわ。テヘヘッ(*゚ー゚)>

3歳の時に事故で両親を亡くした瞳美(松たか子)は、人生思う通りにはいかないと常に思っている女性。
そんな彼女、人気若手俳優のマネージャーとして頑張っていたんだけど、ある日、社長の柳沢(香川照之)にベテラン俳優・本能寺海造(藤田まこと)を担当しろと言われ引き受ける事に。
シェークスピアしかやらないわがままなベテラン俳優・・・たいへんそう。(^▽^;)

先生と呼ばれる本能寺の担当になっただけでも大変なのに、本能寺が父親だという子供たちが現れて・・・。
担当になったばかりなのに面倒な事ばかりですな・・・。>瞳美
青森の「福田まり子」という人物が本能寺の子を宿し、生まれたのが桜子(川島海荷)と忠太(吉川史樹)らしいんだけど、本能寺は否定。
でも「青森」にも行った事はあるし、「まりりん」という女の名前まで覚えてるんだよね。
だけど、何もやってないと・・・。
うーん、ここにはまだ何か隠されたものがありそう。

とにかく、ここからどうなるか・・・ってところですね。
初回の掴みとしてはちょっと弱かったかもしれないけど、次回への期待は高まった感じ。
しかし、香川照之って最近頑張ってるよなぁ。

第二回
「大福が奇跡を呼ぶ」
脚本:君塚良一
演出:若松節朗

本能寺(藤田まこと)を見ていると、実際にこういう大物役者さんに手こずるマネージャーっているんだろうな・・・って思っちゃうよ。
「役をまだ演じきれてない」とか何とか理由をつけて、駄々をこねている本能寺。
でも粉たっぷりの大福があれば、急にやる気を出すところが子供みたいでお茶目だわ♪
しかし、瞳美(松たか子)はすごい!
本能寺用の大福が桜子(川島海荷)と忠太(吉川史樹)に食べられちゃって、最後の1個を何とかGETして楽屋で持っていく。
だけど「粉が少ない」と言われて、また大福を持って駆け戻り、子供たちの手や口の周りについている粉を、その1個の大福の上に落とさせるんだもんなぁ。
大先生にお出しする大福にそんなこと・・・とてもできませんわ。(^▽^;)
しかも、そんな大福とは知らずに嬉しそうに頬張る本能寺。

立ち稽古ではシチューを届けに来ただけの、完璧部外者なアントーニオ(富岡晃一郎)が一言口をはさんだかと思ったら、みんなで言いたい放題のダメ出し。(爆)
真面目に聞いてる本能寺・・・決して悪い人じゃないんだよね。(゚ー゚*)

せっかく何とか稽古もこなしてたのに、桜子たちの母親・まり子が結婚してアメリカに渡っていた事がわかり、「子供たちを育ててもらって・・・」と言われたことを知ると一気にやる気消失。
っつーか、抜け殻のようになってましたな。
みんなが「え?」と耳を傾けるほど小さな声で、ただ台詞をつぶやいてるだけの本番。
こりゃ、ダメだ・・・と思ったら、何だか「新境地」だと褒めちぎられて大絶賛!
そりゃ、ないやろーーーー!

とりあえず舞台は成功したものの、子供の件が未解決。
本能寺の負担を減らすため、瞳美は自分が引き受けようと「今の先生には父親の役は無理です。」と言ったら、「役」ってところに反応しちゃったのね。(笑)
「私にできない役はない!」と子供たちを連れて帰ってしまったよ。

・・・と思ったら、すぐにギブアップだし。(爆)
大先生は疲れるね〜。( ´ー`)フゥー...

結局、瞳美が子供たちと暮らすことに・・・。
本能寺が演じる事ができなかった「親」の役を、瞳美が演じ切ったりするのでしょうか?
話の進むスピードがわりとゆっくりしてるんですね。
2話でもっと進むかと思ったんだけどなぁ。
でも、何となく先の話が知りたくなる作品です。

第三回
「涙の大喰い選手権」
脚本:君塚良一
演出:村谷嘉則

本能寺(藤田まこと)の舞台を満員にするため、瞳美(松たか子)はテレビでの宣言を考える。
「情報番組」に出演させてもらうつもりだったのに、護(森山未來)がとってきた仕事はバラエティ番組。
バラエティのコントと演劇の区別がつかない本能寺は、演じる上で細かい背景を知りたがりディレクターと衝突・・・帰ってしまう。(^▽^;)

いやぁ、何かこういう大物さんっていそうだわ。(笑)

もう一度、社長の柳沢(香川照之)がとってきたバラエティの仕事は大食い選手権。
あはは・・・なんで大食い?と思ったら、そこは瞳美の敏腕マネージャーぶりが発揮されましたね。
ラーメンの大食い対決だったのに、大福持参で駆けつけて急遽メニューを大福に変更!
それでも手を出さない本能寺に「演劇がバラエティに負けてもいいんですか?」の一言。
これには本能寺も黙っていられなかったらしく、大福に手をのばしたかと思ったら、あとはものすごく満足そうに頬張ってるし。(爆)
口の周りを粉まみれにして、にこにこしながら大福食べてるところはちょっと可愛かったわ♪

この様子がテレビで放送され、舞台は当日券を求める人の列ができ満員御礼。
演劇がわかる人だけが見てくれればいいと思っていた本能寺が、久々の満員の観客に素直に喜ぶところは良かった。
本能寺先生って、偉そうにしてる嫌なヤツじゃなくて、結構お茶目なところがある大物なのがいいんだよね。

忠太(吉川史樹)は自分の父親は本能寺ではなく、別にいることを知ってショック。
アントーニオ(富岡晃一郎)喋りすぎですから・・・。(^▽^;)
でも、さばさばした瞳美と女々しいアントーニオっていいコンビだよね。
何気にアントーニオ、好きだわ。(笑)
毎回シチューだし・・・、っつーかシチューのようなものだし・・・。(爆)
自分の目指すシチューの味に到達していないからシチューを作り続けるって、あなたスタイリストでしょ?(笑)

本能寺の子供ではないと知ってふてくされている忠太に、「お姉ちゃんと分けて接したりはしない」と約束する本能寺先生。
やっぱ、優しいよなぁ。
「嘘だ!」という忠太に「大人が子供と約束する時は絶対に嘘はつかないものだ」と言う本能寺。
忠太・・・良かったね。
・・・と思ったら、忠太の父親の代理人登場!
えー、忠太だけ引き取られちゃうんでしょうか?

忠太が「おやすみ」とベッドに向かう時、本能寺先生をはじめ、瞳美の部屋にいた面々が「おやすみ」と声をかけるのに、瞳美が心の中で感動するってところにじ〜んとしちゃったな。
彼女は家族というものをよくわからないまま大人になったんだよね。
だから「家族の数だけおやすみが聞こえる」と、私たちが当たり前だと思ってるようなことに感動し、それが私たちをまた感動させるのかもしれない。

話が動き出して、やっと面白味が感じられるようになってきた。
この調子なら見続けられるかも・・・。

第四回
「嘘の家族がバレる」
脚本:君塚良一
演出:木下高男

忠太(吉川史樹)の本当の父親が亡くなって、その妻・京子(平淑恵)が引き取りたいと申し出てきた。
しかし、忠太は父親が不倫の末に出来た子で、京子とは血の繋がりがない。

調停の調査官が忠太の暮らしを見に来るという事で、幸せな家族を演じきろうとする本能寺(藤田まこと)と瞳美(松たか子)。
家族のふりをしているだけなのに、「パパ、パパ」と本能寺と遊ぶ忠太はとても楽しそうで・・・。
本当の家族じゃないのに、そうやってそこにいると本物の家族みたいで・・・。

なのに忠太は「みんなの迷惑にならないように」と京子と青森へ行く事を決意。
しかし、「行く」って決めたら、その場でレッツゴーなのか?(^▽^;)
もうちょっと段階があってもよさそうなんだけど、あえてそれはスルー。
京子と忠太の乗った車を「行かせてはならん!」と走って追いかける本能寺。

本能寺先生が役者魂で、京子の芝居を見抜くという流れが良かった。
ちらっと京子を見ただけで「あの女のところに行ってはならない!」と言い切った理由がわからなかったんだけど、それは本能寺が見ているとも知らず、ふと気を抜いた京子のことを見逃さなかったからなのね。
京子は忠太を連れて行っていじめてやろうと思っていたらしい。
その嘘の微笑みを本能寺は見破ったってわけね。

それにしても、夫と不倫相手の間に生まれた子供をいじめてやろうなんて、上品そうな顔してとんでもないご婦人でしたわね。(^▽^;)

「さぁ、帰ろう」と本能寺が忠太の手をとったところは、ちょっと(TωT)ウルウルしました。
家族って何なんだろう?って考えちゃいますね。
ちょっといい感じになってきたかも・・・、リタイアしなくて良かった。

第五回
「年下口説き大作戦」
脚本:君塚良一
演出:若松節朗

本能寺先生(藤田まこと)、護(森山未來)の横に並んでいる里奈(加藤ローサ)の表情を見ただけで、二人が愛し合っちゃった事も見抜けるのに、瞳美(松たか子)がそれとなく伝えたい子供たちの生活費については全く理解できないのね。(^▽^;)
そんな本能寺先生がだんだん可愛く見えてきちゃったわ。
桜子(川島海荷)と忠太(吉川史樹)の事は本当に可愛いと思ってるみたいだし、子供たちに「パパ!」と頼まれれば嫌と言えない。

しかし、護と父親・五郎(小野武彦)の関西弁での言い合いは笑っちゃったわ。
なのに、それが恐かった・・・と笑えなかった瞳美。
家族でポンポン言い合う事を知らないというのが、ちょっとせつなくさせるわね〜。

タレントと所属事務所の経理という関係での付き合いがご法度なのもあるけど、お互いの父親がライバル関係でいがみ合ってるなんて、護と里奈の恋愛には障害ありすぎでしたね。(笑)
そこへ本能寺先生の解雇撤回と子供たちの生活費を背負った瞳美が、里奈と護を別れさせるために護を好きなフリをしたりして、どんどんややこしくなっていくのが可笑しかったわ。
「別れて!お願い!いろんな意味でお願い!」って瞳美の台詞には、思わずふきだしちゃったよ。(爆)
ほんと、「いろんな意味で」だよなぁ。(´▽`*)アハハ 
意外と護がその気になってきちゃったのは、完璧に予想外!
年上のテクニックに弱いんだろうか?(^▽^;)

瞳美が護のことを好きだと告げた本能寺先生に、「浮気は男の道に反するけど、告げ口は人の道に反するんだよ!」と包丁振りかざしたのは恐いけど可笑しい。
怒りの矛先がそっちに向いちゃうのね・・・。(笑)

先生のお仕事のために護を好きなフリをしたのもあるのに、その先生は次の「リア王」を最後に引退を決意したらしい。
で、結局子供たちの生活費に関しては、いまだに理解してくださらない先生。(^▽^;)
とうとう瞳美が夜のアルバイトに出る?
担当する俳優の子供の生活費をみるのもマネージャーの仕事なのか?
っつーか、これが家族の支え合いなんだろうか?(゚ー゚;Aアセアセ
家族を知らない瞳美の周りに、家族らしき人たちが集まっていくのはちょっと心が温かくなりますね〜。

第六回
「古田先生と秘密のバイト涙雨」
脚本:君塚良一
演出:村谷嘉則

じ〜んときちゃったよ〜。
このドラマ、最初はどうなる事かと思ったけど(^▽^;)、じわじわ良くなってきたね〜。

子供たちを育てるため給料の前借りを頼むも断られ、施設に預けてはどうかと言われてしまう瞳美(松たか子)。
自分が施設で育ったから、あの二人にそういう思いをさせたくない。
泣けちゃうよね〜、担当している俳優の子供なんだよ。
言ってみれば瞳美には関係の無い子供なんだよ。
そこまで頑張れる瞳美の気持ちが、逆にわからないぐらいだわ。

キャバクラのバイトを見つけたものの、社長(香川照之)が現れて逃げ出し、あっさりクビ!
でも、子供たちに必要なものを買ってあげたい、お肉を食べさせてあげたい。(´Д⊂グスン
毎晩出て行く瞳美を、遊びに行っていると思う桜子(川島海荷)。
忠太(吉川史樹)が熱を出しても夜になると出て行く瞳美。
桜子が面白くないのはわかるけど、瞳美が子供たちのために夜働いていることは想像がつくから、見ていて何だか複雑だったわ。
「ママだと思ってたのに・・・。甘えてもいいんだって思ってたのに。」と桜子が瞳美に言ったところは、それぞれの気持ちがわかるだけに画面の中に入って行って「まあまあ・・・」となだめたいぐらいの気持ちだったよ。(^^ゞ

忠太が高熱を出し、桜子は本能寺(藤田まこと)を呼ぶ。
そこに護(森山未來)も戻って来て、みんなで瞳美は何してるんだ?状態で忠太を病院へ連れて行くのよね。
その帰りに雨の中でゴミの収集のバイトをしている瞳美を見かけて・・・。
そんな偶然に見かけるかい!って感じなんだけど、何だか(TωT)ウルウルしちゃったのよ。

見られたとは知らず家に帰って来た瞳美に、本能寺は「謝らなければ・・・」と子供たちにお金がかかる事を知らなかったと頭を下げる。
「何故隠していたんだね?」という本能寺の問いかけに、「何て言ったらいいかわからなかったんです。いつも一人で考えて一人で決めてきたから。」という瞳美。
「一人で苦しむ事はない。心配かけたっていい。家族なんだから・・・。疲れたろう?」
うわ・・・ヤバイ。
最後の「疲れたろう?」で一気に泣いてしまったよ。
家族を知らずに育った瞳美が、桜子と忠太を自分のようにさせたくないと家族になろうとした。
だけど、家族がどういうものかわからない。
桜子や忠太のためでありながら、これは瞳美自身のためでもあるような・・・。

先生の家でみんな一緒に暮らそうだってさ。
良かったね・・・瞳美。
でも、「子供たちの面倒を見させる」と言ってた先生の三人の娘ってーのが、また大変そうなんですけど。(^▽^;)

あ、そうそう。古田さん、桜子の担任役で出てました。それだけ・・・。(笑)

第七回
「本能寺VS
できちゃった結婚」
脚本:君塚良一
演出:木下高男

奥さんが亡くなってから5年、三人の娘たちとは会っていない本能寺(藤田まこと)が、桜子(川島海荷)と忠太(吉川史樹)の世話をしてもらおうと長女から順番に訪ねて行く。
いやぁ、でもこれってさぁ、娘の立場からすれば簡単に受け入れられる話じゃないよね〜。
三人の娘たちにしてみれば、自分たちの母親を本能寺が裏切った事になるわけだし、そういう経緯で生まれた子供たちの面倒を何で見なくちゃならないのよ!と思っても当然かも。(^▽^;)

シェークスピアって有名だけど、何だか小難しそうで読んだ事がない。テヘヘッ(*゚ー゚)>
「リア王」がどんな話かわかってたら、もっと感じるものがあったんだろうなぁ。
「リア王」も三人の娘に冷たくされるらしい。
でも、末娘だけは父親に忠実だったというのを知った瞳美(松たか子)は三女・三津子(紺野まひる)にわずかな期待をする。

「ただいま」と三津子が本能寺の家に来てくれた時は、三人娘の中では一番話ができそうな印象だったけど、彼女のお腹の中には赤ちゃんが・・・。
しかも、結婚相手には父親はすでにいないという話になっていたと知り、怒り出す本能寺。
よそで作った子供の面倒を見て欲しいと頼む相手に怒ってどうするんだよ・・・って感じですが。(^▽^;)

「何十年もの間、家族を顧みなかったツケだ」
家族といながら家族を知らずに生きてきてしまった人なのかもしれません。
一人でレトルトの中華丼を食べている姿が、とってもせつなかったわ。

そんな本能寺に「一緒に住む人がいないなら、私がここに住みます。独りぼっちだと思わないで下さい。」と言う瞳美。
やっぱ、本能寺と瞳美、そして二人の子供たちというのが一番しっくり来るんだよなぁ。

それにしても、社長(香川照之)演出の「リア王」はうまくいくのかしら?(^▽^;)

第八回
「29歳の誕生日で大逆転!」
脚本:君塚良一
演出:若松節朗

本能寺(藤田まこと)の家で桜子(川島海荷)や忠太(吉川史樹)と一緒に暮らす事になった瞳美(松たか子)。
すっかり「主婦」だったり「母」だったり・・・。
それも楽しそうに見えたのは最初だけ。
そのうち子供たちは友達との繋がりが出て来るし、本能寺はリア王の舞台の事で頭がいっぱいだし・・・で、瞳美だけがポツンとそこにいることが多くなる。
瞳美の気持ちがわかるわ〜、主婦って家族のために毎日休みなく頑張ってるのに、意外と報われないのよね。(´Д⊂グスン

子供たちの帰宅が遅かったのを心配した瞳美は、帰って来た桜子を叱る。
それに対して「ウザイ!」と反抗する桜子。
傍から見れば、普通に親子だよ。
なのに言い返した桜子に手をあげようとして、結局叩けなかった自分を「本当の母親じゃないから叩けなかった」と思う瞳美。
そんなことないのに・・・十分母親だよ〜。

子供たちが助けを求めてきた時、アントーニオ(富岡晃一郎)ったらいい事言ったよね。
何で反抗したのかと桜子に尋ね、「うるさいから」と答えが返ってくるとすかさず「うるさいの当たり前でしょ?親なんだから!あの子、親になろうとしてんのよ!」
あたくし、アントーニオのこの言葉で泣きそうになりました。
うるさく言う親の気持ち、なかなか子供の頃はわからないだろうけど、成長したらきっと意味がわかる時が来るんだよ。
瞳美の気持ちをアントーニオが伝えてくれるとはね〜。

で、子供たちが瞳美に謝る機会としてアントーニオが提案したのが、グッドタイミングで誕生日を迎えた瞳美のバースデイパーティー。
ところが、その一日前が先生のお誕生日だったってこと・・・誰も気付いてなかったのね。(^▽^;)
1日遅れの自分の誕生祝だと思って帰った先生は、マネージャーのバースデイパーティーだと知ってスネまくり。
そんな先生を見て、自分の演出と意見が合わないからスネてると思い込んだ社長(香川照之)は、「言いたい事があるならはっきり言え!」と先生に・・・。(^▽^;)
「マネージャーの誕生日は祝って、ワシの誕生日は何もなしか?」、スネて部屋に引きこもる先生。
若干、子供っぽい理由でスネてる先生が可愛いけどね。(笑)

急遽、先生の誕生祝に変更。
スネ坊な先生を呼びに行った瞳美は、桜子を叩けなかった時のことを話す。
「家族のつながりは血じゃない、人と人とのつながりは相手をどれだけ信頼できるかだよ。」と先生。
先生、毎回いい事言うじゃないのさ!(涙)
そして「瞳美」と呼び捨てにする子供たちに、「これからはお姉ちゃんと呼びなさい」と言うわけよ。
瞳美は確かに子供たちの親ではないし、親にはなれないのかもしれない。
でも、先生と瞳美と子供たちは確かに家族なんだよね。
「お姉ちゃん」・・・いいじゃないですか。
親代わりとして、いいポジションだと思います。
「29歳の誕生日、家族がいた」という瞳美の心の声が、とってもじ〜んとして良かったです。

またこれでひとつ解決・・・と思ったら、ついに出たよ!
子供たちの母親・まり子(戸田菜穂)。
せっかくひとつの家族になりつつあったのに、何で今更・・・。
ママを目の前にして駆け寄る忠太と、瞳美の手を握って動かない桜子。
まり子出現でどうなっちゃうんでしょうね?

それにしても本能寺先生、誕生日プレゼントは瞳美が一旦はもらってたマフラーなのに、それで良かったの?(笑)
嬉しそうにしてる先生が、また可愛かったんだけどね。(^^ゞ

第九回
「生放送!
電撃発表と母の逆襲」
脚本:君塚良一
演出:村谷嘉則

先週、まり子(戸田菜穂)と子供たちの再会の場面を見せられちゃってるからなぁ・・・。
やっぱ、ここは隠しておいてもらわないと・・・。

桜子(川島海荷)にまり子からメールが来て、日本に帰って来たことがわかる。
戸惑う桜子は、誰にも話せずにいるんだよね。
そんな中で、瞳美(松たか子)の布団にもぐりこんだ桜子が「お姉ちゃんをもう一人にはしないからね」と言ったのは、ちょっとじ〜んときたなぁ。
それだけ瞳美のことを気にしてるってことだもんね。

舞台の宣伝のため、テレビの生中継が組まれたんだけど、「生中継」と聞いてやる気満々の里奈(加藤ローサ)を何とかしようと、瞳美たちは「1日消防署長」の仕事を割り振ってみたり・・・。
でもイベントが急遽中止になり、生中継に間に合ってしまう里奈。
案の定・・・嬉しそうに交際発表しちゃってるし・・・。(^▽^;)
でも、ひょんなことからその相手が本能寺先生(藤田まこと)だって事になっちゃってるよ。┐(´∇`)┌

そんなドタバタの中、桜子はまり子が会いたいと言って来たことを瞳美に話そうとする。
だけど、忙しい瞳美は子供たちの話を聞く余裕がなくて・・・。
夜の街をさまよっていた子供たちを警察が保護、呼び出された瞳美が二人を引き取りに行くわけよ。
しかし、この警察でのやり取りはちょっと不自然な感じだったわね。
他人ばかりが寄り添って暮らしていても家族だと思っている瞳美たちに対して、瞳美が他人だというだけで虐待を疑う警察。
たとえば他人だから簡単に子供たちを引き渡せないとか、そういう事でモメるならまだわかるんだけど、やたら「他人」って事で難癖つけられてるようで妙な感じだったわ。

子供たちがまり子のところへ行ってしまったら一番寂しいのは自分だとわかってるくせに、背中を押してやるしかない瞳美のせつなさはよかったと思う。
台所で一人涙をこらえてるのなんて、(TωT)ウルウルしちゃったもの。

そして先週見たはずのシーンへ。(^▽^;)
忠太(吉川史樹)はまり子のところへ駆け寄ったのに、桜子は瞳美の手を握って離さない。
瞳美も、その手を離したくはなかったんだろうな・・・。

第十回
「母親は二人いらない」
脚本:君塚良一
演出:木下高男

まり子(戸田菜穂)の境遇が、瞳美(松たか子)と似ていたとはね〜。
まり子と一緒にやって来た兄・和明(山崎清介)が言うには、早くに両親を亡くし施設で育ったまり子を和明の両親が養子にしたんだとか・・・。
でも、結局はうまくいかなかった。
家族の温かさに飢えていたまり子。
それはまるで瞳美だったんだよね。
「私は私の幸せを願う」と心に決めた瞳美だけど、それは自分から幸せを奪う事でもあるんだよなぁ。(涙)

まり子もアメリカに渡った後、相手の男に子供たちを呼びたいとお願いしていたらしい。
しかし受け入れてもらえず、まり子自身も子供たちを忘れられずに結局帰国。
本能寺(藤田まこと)の「子供たちはキャッチボールじゃない!一旦受けた以上、ワシが育てる」という言葉にはちょっと(TωT)ウルウルしてしまった。
忠太(吉川史樹)はまり子のところに行きたがり、桜子(川島海荷)は瞳美の側にいたがり・・・。
うーん、難しいやね〜。(^▽^;)

本能寺はどれだけ瞳美が子供たちを愛してくれたかをまり子に語り、瞳美はそんなまり子に「マネージャーはトラブル仕切れてナンボです」と精一杯強がる。
いろんな人が誰かを思いやってるのが見えちゃうから泣けるんだよなぁ。

何とか子供たちにまり子のところへ行ってもらおうと、瞳美が「あんたたちはお荷物なの」と言った時は「心にもないことを・・・」と思っちゃったよ。
「あんたたちの面倒なんかみられないの」と瞳美に言われた時の桜子の表情見た?
目の前であんなショックな顔されたら、我慢できずに「嘘だよ!嘘!」って抱きしめちゃうわ。

リア王の初日に子供たちをまり子に引き渡そうとした本能寺。
これから本能寺にとって最後の舞台って時に、そんな大イベントは無茶ですから!(^▽^;)
一旦別れようとしたのに、「子供たちと一緒にいたい」と舞台が終わるまでの4日間だけ子供たちを預けてくれと土下座までした本能寺先生。
でも、その4日間がとっても楽しそうだった。
舞台の時も子供たちが一緒、空いてる時間は子供たちとゲーセンだったりプリクラだったり海見に行ったり・・・。
楽しい4日間があっという間に過ぎ去ったのが、よくわかりますね〜。
今度は子供たちも納得してまり子のところに行けそうだけど、失った側の悲しみに耐えられるのかしら?>瞳美&本能寺先生

「役者魂」ってタイトルは、決して本能寺だけをさしてるんじゃないんですね。
いろんな人が、生きる上で役者魂を持って自分を演じている。
そんな感じがしてきました。
さぁ、どんな最終回になるのかな?
あれ?今週も護君(森山未來)&里奈(加藤ローサ)はスルーだ!(爆)

最終回
「初雪の舞う
最期の夜の奇跡」
脚本:君塚良一
演出:若松節朗

えーーーーー!
ちょっとちょっと、これはないんじゃないの?

そんなに人気のあるドラマだとは思ってなかったけど、個人的には感動する部分もあって決して嫌いなドラマじゃなかったのに、最終回が・・・じぇんじぇんダメじゃん!

子供たちと一緒に暮らした事で、側にいる人を大切にする気持ちを教わった・・・と瞳美(松たか子)。
そうやって強がりながらも、護(森山未來)の前では涙を見せたりして・・・。
そこらへんまではまだ期待して見てたのよ。

だけどさ、本能寺(藤田まこと)が舞台の最中に、小道具の剣に貼られた子供たちのプリクラを見て芝居が止まっちゃうってどうよ?
ベテランの舞台俳優が、しかも自分の最後の舞台でこんなことするわけ?
「リア王は子供たちと別れる。自分も今日子供たちと別れる。とても演じられない。」って、それでも役者か?ってーの!
舞台に戻っても台詞が出てこなかったり、里奈(加藤ローサ)と桜子(川島海荷)を舞台上でダブらせたり・・・。
もう、見ちゃいられないわよ!
そりゃ、お客も帰るわよ!

まり子(戸田菜穂)と一緒に宮崎へ行くため、客席の隅から舞台上の本能寺を見つめ挨拶にかえようとする子供たち。
その姿を見てしまったら、また台詞出ないし・・・。(^▽^;)
そっと台詞を教えていた瞳美が台本を閉じ、「ワシの子供たちよ。人生は決して思惑通りには進まない。しかし人生というもの、楽しみ方ひとつで見方も変わる。幸せに過ごすのだぞ!愛してる。」と本能寺と自分の気持ちを台詞にして伝えたのは、少しは感動した。
だけど、そこまでがグダグダなもんだから、何だかちぐはぐで・・・。

子供たちは宮崎でまり子と一緒に暮らし、本能寺は引退し北海道で高校生にシェークスピアを教え、瞳美は役者もやるようになった社長(香川照之)のマネージャーに。
1ヶ月ぶりに戻った自分の部屋で、忠太(吉川史樹)の靴下を見つけた時のせつなさが、もうちょっと出ても良かったんじゃないだろうか?

うーん、何とも中途半端な感じのする最終回だった。
何でこんなラストになっちゃったの?(^▽^;)

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