ドラマコンプレックス
特別企画・私が私であるために

P:前田伸一郎・黒沢淳・佐藤敦
主題歌:米米CLUB ♪君を離さない
劇中で蓮見凛が歌っている曲:中村中 ♪友達の詩(DVD付)

脚本:川嶋澄乃
   上川伸廣
演出:上川伸廣

普段、あまり「ドラマコンプレックス」でやってるドラマに興味はないんだけど、今回は扱うテーマに惹かれて見てみました。

主人公は性同一性障害。
気持ちは女性なのに、生まれてきた体は男性のもの。
金八先生で上戸彩もこういう役にチャレンジしていましたが、今回は主人公を演じる相沢咲姫楽さん自身が、この障害を抱えている人だったり、共演者にも実際にこの障害がある事をカミングアウトしている中村中が出ていたり、なんちゅーかそのあたりは演技ではなく実際の生の声みたいなものでございました。
しかし、今回ドラマの中でも蓮見凛というシンガーを演じた中村中はカッコいい女だった。
こういう女だったら友達になりたいなぁ・・・と思わせてくれました。
モデルamiを演じた竹内亜美さんも・・・。
いやぁ、見た目じゃわかりませんな。

性同一性障害の苦しみというのは、やはり実際にそうなってみないとわからない部分が多いと思うんだけど、ひかるが「本当の自分(女)になれないのなら、殺してくれ」と泣きながら訴えるところ、それに対して母親・典子(竹下景子)が「女に生んでやれなかった自分が悪い」と涙ながらに謝るところ、そしてずーっとひかるを否定してきた父親・誠一(橋爪功)が「誰も悪くない」というところでは、ちょっと(TωT)ウルウルしちゃいましたよ。
竹下さんと橋爪さんの力技ってところもあったけど、本当に家族にこういう障害を抱えた人がいたとしたら、本人はもちろん家族の悩みも大きいんだろうなぁとか考えちゃって・・・。
男とか女とか、そういう「くくり」って何なんだろう?って、ちょっと考えちゃいましたわ。

ひかるちゃん、ドラマの中では最初は亮太 (鳥羽潤)という男性と恋人のような関係でいるんですが、彼があゆみ(雛形あきこ)と結婚しちゃって・・・。
で、ひかるが傷つく・・・って話かと思えば、戸籍上男であるひかると自分の夫が付き合ってたと知って、あゆみがキレ出すんですわ。
もう、この時の雛形あきこが本領発揮!(爆)
結局、亮太とあゆみの夫婦仲はどうなったんだかわからぬまま、ひかるは保育士・智(中村俊介)に本当の自分を知ってもらい、理解してもらい「一緒にいたい」とまで言ってもらったのに「まだ、今じゃない」みたいな事を言って爽やかに別れていくんですわ。
智が本当のひかるを知らない時のキスは受け入れず、本当の自分を知ってくれてからのキスは受け入れたひかる。
恋とか愛とかより、まずは「理解してくれた」って事が大きいんでしょうね。

いやぁ、とりあえず中村中がカッコよかった。
惚れました。(゚ー゚*)

 

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