Dr.コトー診療所2006

原作:山田貴敏 「Dr.コトー診療所
P:中江功・増本淳・塚田洋子
主題歌:中島みゆき ♪銀の龍の背に乗って

第1話
「二人の約束」
脚本:吉田紀子
演出:中江功

剛洋(富岡涼)が大きくなってるぅ。
声変わりしてるぅ。
当たり前の事だけど、剛洋の成長した姿を見ているだけで親戚のような気持ちになっちゃうよ。

・・・というわけで始まりました、「Dr.コトー診療所2006」。
相変わらず島の風景が美しい。
青い空の下、車一台走ってない道をコトー先生(吉岡秀隆)が白衣を着て自転車で走り抜ける。
それだけなのに、もう涙が・・・。(TωT)ウルウル
パート1からSPも欠かさずすべて見てきたドラマですから、ちょっとしたものでもいろいろ思い出して涙腺が刺激されるわけですよ。
シゲさん(泉谷しげる)が着ている上着だとか、ゆかり(桜井幸子)が抱いてる子供だとか、麻痺の残る昌代(朝加真由美)だとか・・・。
特別な事が起こらなくても泣いてしまいそうな自分が怖い。テヘヘッ(*゚ー゚)>

しかし、彩佳(柴咲コウ)が乳がんとは・・・。(涙)
東京で診察を受けた彩佳、その担当医がコトー先生の知り合いの鳴海(堺雅人)だったのね。
それで彩佳の診断結果をコトーに連絡してくる成海。
この成海先生、あまりいい印象を受けないんだけどなぁ。(^▽^;)
これでコトー先生も彩佳の病気について知ってしまうわけだ。
「何で僕に相談してくれなかったんですか?」とコトーは彩佳に言ってたけど、そりゃ無理でっせ!
見せるところ、胸ですよ・・・。
彩佳さんの女心も察してやって下さいよ。
コトー先生は診断結果を送ってもらって島で治療をしようと考えてるみたいだけど、そうはいかないんだろうな。

東京へ行く彩佳の代わりに島へやって来た看護師・ミナ(蒼井優)、「大丈夫?」って感じで不安だわ。
オペ中に倒れるし、点滴すらやった事がないなんて・・・。
船の中で村長(坂本長利)の首をカッターナイフで切開した彩佳さんとは大違い。
島で鍛えられて彩佳さんみたいな看護師に成長するんですかね?
今の段階では・・・とても想像できないんですが。(^▽^;)

剛洋は私立中学には合格したものの、国立には落ちてしまう。
お金のことを心配する剛洋。
父親・剛利(時任三郎)に迷惑かけたくないって気持ちがあるんだよね・・・いい子だな・・・相変わらず。
でも剛利は剛洋のために船も売って本土で働いてるんじゃないか〜。
私立に行って、勉強を頑張るのも親孝行だわさ。
しかし、ホンマに大きくなったなぁ。(しみじみ)

彩佳の病気が気になります。
コトー先生、どうするんだろうなぁ。

第2話
「最後の言葉」
脚本:吉田紀子
演出:中江功

さちおじ(石橋蓮司)という患者さんと関わった事で、少しミナ(蒼井優)の背景が見えてきましたね。
奥さんを亡くしてから心を閉ざしている偏屈なさちおじ。
そのさちおじの家が火事になったんだけど、偏屈じじぃのさちおじが必死に守って家から持ち出したのが奥さんの写真。
ミナがさちおじの家にある仏壇に目を留めたりしてたのは、自分も家族を失ったからなんですね。
小学生の時に事故で両親を失った・・・、だからさちおじの気持ちも何となく理解できたってわけか。

さちおじが自殺しようとした時に、彩佳(柴咲コウ)が本気で平手打ちして怒ったところは(TωT)ウルウルしちゃったよ。
彩佳は今、自分が「乳がん」という病気になった事で、命の大切さ、生きる事の大切さを感じてる時だもんなぁ。
コトー先生(吉岡秀隆)の「死ぬなんて心配して亡くなった奥さんへの最大の裏切りですよ」の一言も良かった。
ほんと、そうだと思うよ。

診療所でも治療できるとコトー先生に言われた彩佳。
やはり東京での治療を選んだのね。
親に心配をかけたくないという気持ちはわかるけど、そんなに一人で背負い込んで大丈夫なんだろうか?
コトー先生が自分も病気と戦う、一人じゃない・・・と言ってくれたのは嬉しかったけど、東京で待ってる医者が鳴海(堺雅人)だというのがなぁ・・・。
腕はいいのかもしれないけど、メンタルな面はあの医者じゃ無理な気がする。(゚ー゚;Aアセアセ

ミナが彩佳の家に下宿するというのは、親を亡くした彼女にとって家族というものに触れ合えるいい機会なのかもしれないね。
出発の日、母・昌代(朝加真由美)が彩佳に渡したお守り・・・不自由な体で娘のために神社にいったのかと思うと、そういう親の愛情に泣けちゃいますな。
それはそっと見ていたミナにも伝わったと思います。

盛大に送り出される彩佳。
コトー先生以外、誰も彩佳が東京で乳がんの治療を受けるなんて知らないんだよなぁ・・・。
シゲさん(泉谷しげる)の船の上で、彩佳がお守りの紐を締めてそっと胸に押し当てるところ。
そして次に映し出されたなくなっている白衣のボタンのあとを触っているコトー先生の姿。
彩佳が白衣のボタンを持っていったんだなぁ・・・と思うと、すごくせつなくて(TωT)ウルウルしちゃったよ。
彼女はこのお守りに支えられて、これからの治療に立ち向かうんですね。

剛洋(富岡涼)の入学式にやって来た剛利(時任三郎)も良かった。
仕事で行けないかもしれないと言ってた剛利に「一人で大丈夫」と告げた剛洋だったけど、父親の顔を見て嬉しそうにしているところで、また(TωT)ウルウル。

でも、何なの来週は?
剛利さんに不運が・・・?
剛洋の学費のために無理しちゃったのかしら?
そんなのイヤーーーーー!

第3話
「秘密の贈り物」
脚本:吉田紀子
演出:平井秀樹

てっきり今回は剛利(時任三郎)メインの話かと思ってたら違ったのね。(^▽^;)

ミナ(蒼井優)が知り合ったひな(尾崎千瑛)という女の子の話。
ひなの母・小百合(神野三鈴)の気持ちが、私は結構わかるんだよね。
知らない土地に引っ越してきて元いた場所に帰りたいって気持ちが強いと、余計に周りを受け入れられないっていうか・・・。
たぶん、小百合さんも頑張っては来たんだろうけど、どこかで「無理」と思い出すととことん無理な気がしてくるんだよなぁ。
妙なところに共感しちゃったわ。(^▽^;)

そのひなちゃんが突発性の病気で血小板が減少し、血が固まりにくい状態に・・・。
ミナのへたくそな採血で出来たあざが気になる小百合。
ミナが島の人たちによそよそしくされるところは、コトー先生(吉岡秀隆)が島に来た頃を思い出しちゃったよ。
だからかなぁ・・・心のどこかで「誰かの命を救えば、受け入れてもらえるよ」という妙な安心感が最初からあったんだよなぁ。(^^ゞ

案の定、ひなを救うため小百合から採血をし、オペにも最後まで付き添ったミナは一気に診療所の看護師として受け入れられましたね。(笑)
そして、島の人との間に距離をおいていた小百合さんも、みんなに励まされた事で一気に通じ合えたらしい。
まぁ、これがメインのエピだったわけですが、今回はさほど心を動かされるような話ではございませんでした。<(_ _)>

それより、やっぱ剛利と剛洋(富岡涼)親子ですよ。(´Д⊂グスン
剛洋も東京のいい学校に入ったものの、現実の厳しさに直面し苦悩しているって感じですね。
35点の答案だったり、121人中119位という順位だったり・・・。
上には上がいるというのは予想してきた事でしょうが、これほど自分が力不足だとは思わなかったでしょう。
息子は父に心配をかけまいと成績の事は話さず、父も息子に心配をかけまいと働く時間が増えた事を「頼まれて仕方なく」と言ってしまう。

あぁ、なのに剛利さんったら、疲労から仕事中に居眠り・・・そして取り返しのつかないミスをしてしまうんですね〜。
どうやらこれで借金を背負うらしい。
息子の学費を稼ぐために必死に働いている剛利さんが、何で借金背負わにゃならんのよ!

ひなちゃんのオペの時にミナが「あんないい子が助からないわけない!」って言ってたけど、剛利さんだっていい親ですよ。
「不幸になるわけない!」って言いたいですわよ。
なのに何なの?「未公開株って知ってます?」って近付くヤツは!
頼むよ〜、この親子をどうかそっとしてやってくれませんか・・・。

昌代さん(朝加真由美)もまた倒れちゃうの?
彩佳さん(柴咲コウ)の心配が増えちゃうじゃないかーーー!

第4話
「父のあやまち」
脚本:吉田紀子
演出:高木健太郎

予告で昌代さん(朝加真由美)が倒れた場面を見ちゃったから、1週間心配で心配で・・・。
でも、転んだだけでよかったよ。

いやぁ、今週は泣けちゃったなぁ。
このドラマに関しては1話たりとも欠かさずに見てきたから、星野さん(小林薫)が豊漁祭に行かない理由も、お酒をやめた理由もよくわかるんだよね。
昌代さんが倒れたあの日から、星野さんは自分を責めなかった日はないだろう。
星野さんの気持ちはよくわかる。
でも、星野さんにお祭りに行ってほしいと思う昌代さんの気持ちもわかる。

昌代さんはえらいよ!
リハビリも頑張ってるし、玉子焼きだってね・・・。(TωT)ウルウル
昌代さんが左手一本で作った玉子焼きを、目に涙をためて食べているコトー先生(吉岡秀隆)を見て泣いちゃったよ。(´Д⊂グスン

シゲさん(泉谷しげる)と星野さんのケンカと仲直りも、昔からずっと続いてるんだよなぁと思うと、どこかしみじみさせるものがあった。
そして、豊漁祭の当日、昌代さんが出かける格好をして「おとうさん・・・い・こ・・・ま・つ・り・・・」と立ってるのを見て号泣。
頭では「祭りに行かないんじゃなくて、昌代さんも一緒に連れて行ってあげたらいいじゃん!」と思ってたよ。
でもさ、昌代さんの方から夫を気遣って行こうとするのが、何だか泣けちゃってね〜。
また、お祭り会場まで二人がゆっくり歩く道のりがね〜、これからも続く二人の人生のようにも思えて、また泣けちゃったわ。
結局、日が暮れても会場には着かないんだけど、途中のベンチに腰掛けて昌代さんが持参していたビールを星野さんに渡すわけよ。
星野さんが自分を責めてることも、昌代さんはすべてわかってるんだよね。
「結婚28年のお祝い」と言って乾杯する夫婦、遠くで聞こえるお祭りの音・・・そんな二人を見守るコトーとミナ(蒼井優)。
じ〜んとしたよ〜。

あぁ、しかし・・・剛利(時任三郎)方面は暗いなぁ。(´ヘ`;)
事故を起こし、怪我を負わせた相手に請求された示談金400万。
誠意を持って対応したいところだけどお金はなく、仕事で失敗したという情報はあっという間に広がり、仕事も与えてもらえない。
そこへ島の後輩・博(山崎銀之丞)と偶然出会い、博から未公開株の話を持ちかけられる剛利。
一度はその書類をゴミ箱に捨ててたから、あぁ良かった・・・なんて思ってたんだけど、最終的にはそれにすがるしか道がなかったのね。
剛洋(富岡涼)の学資保険を解約して、株のお金に充てたのかしら?
いやぁ・・・ドツボじゃん!
っつーか、博!島の先輩をこんな詐欺で引っかけやがってーーーー!
なんてヤツだ!ヽ(`Д´)ノプンプン

シゲさんが診療所にやって来て、コトー先生に「俺にはお前しかいねぇ。」と自分の老後を頼むところも、ほろっと来ちゃったなぁ。
星野夫妻を見ていて、もし自分に何かあったら・・・と考えるところもあったんだろうね。

コトー先生の腕の見せ所は特になかったんだけど、今週はなかなか良かった。
彩佳さん(柴咲コウ)、副作用で髪が抜け始めたんだね。(´Д⊂グスン
予告では腫瘍が小さくならないとか言ってなかった?
あっちもこっちも大変だ〜。(゚ー゚;Aアセアセ

第5話
「荒海に漂う命」
脚本:吉田紀子
演出:平井秀樹

夏休みを利用して島に帰って来た剛洋(富岡涼)。
下宿先のおじさんとおばさんが、飛行機の手配をしてくれたなんて・・・ありがたいことやね〜。
同じ頃、帰ってくるはずの剛利(時任三郎)が帰って来ず、シゲさん(泉谷しげる)と茉莉子(大塚寧々)が剛利の勤務先に電話をする。
そこで剛利が事故を起こし、会社を辞めたことがわかっちゃうってわけよ〜。

心配したシゲさんが星野さん(小林薫)に相談し、星野さんから剛利に「何かできる事はないか?」と・・・。
島の人は変わらずに優しく接してくれているのに、剛利の方には「自分は島を出た人間」という妙な壁があるんだよなぁ。
ま、剛利の気持ちもわからなくはないんだけどね。
自分の事はほっといてくれと剛利がシゲさんに言ったことで、シゲさんが「こいつなんか金も仕事もなくて・・・」と、みんなの前で大声で言っちゃうんだけど、それを剛洋が聞いちゃってるんだよね。
息子に知られるのが一番辛いでしょうに・・・。(´Д⊂グスン

それにしても、今回はあまり面白くなかったわ。
前回の話が良かった分、ちょーっと拍子抜けだったんだけど。(^▽^;)
嵐の中、カジキを獲りに出かけた真人(細田よしひこ)の船が事故で動けなくなったという知らせが。
船に剛洋も乗っている、嵐に巻き込まれたら大変だ!ってことで、シゲさんの船に剛利も乗せてもらって真人の船を目指す。
シゲさんの船に移ってみんなで帰ろうとした時、真人がオヤジがくれた船を残して行けないと言い、その船を見捨てなかった剛利。
何だろうなぁ・・・海のシーンに全く迫力が感じられなかった。
もう少し迫力や緊迫感があれば、シゲさんと剛利という海の男二人が、もっともっとカッコよく映ったと思うんだけどなぁ。

剛洋、「また二人で島に戻って暮らさない?」と剛利に言ったのに、剛利は「仕事があるので先に帰る。勉強頑張れ!」という置手紙を残して行っちゃったよ。(^▽^;)
もっと親子で話をしてくれよ〜。
剛利さんは、やっぱ漁師でいるべきだよなぁ。
売っちゃった船は戻ってこないけど・・・。

コトー先生(吉岡秀隆)に学校を辞めて島に戻って来たいと打ち明けた剛洋。
島には戻って欲しいけど、せっかく入った学校で何とか頑張って欲しい気もする。
どうなっちゃうのかな〜、原親子。

第6話
「息子への誓い」
脚本:吉田紀子
演出:中江功

邦ちゃん(春山幹介)がタバコ吸うなんて・・・。。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン 
その邦ちゃんが腹痛を訴え診療所へ。
腹膜炎を起こしている邦ちゃんにはオペが必要って事で、コトー先生(吉岡秀隆)が執刀するわけだ。
っつーか、オペが必要なほどの病人が出すぎじゃない?(^▽^;)
おまけにオペ中に麻酔薬に異常に反応したり、オプションつきすぎ。
なんだかんだで助かるわけですが、麻酔から覚めた邦ちゃんがあきおじの夢を見たと話すあたりは、鼻の奥がツーンとしましたわ。
「あきおじ」・・・この響きだけで泣ける。

剛洋(富岡涼)のため奨学金制度を発案した星野さん(小林薫)。
だけど問題は剛利(時任三郎)が受けれてくれるか?ってとこなんだよね。
星野さんが本土に戻った剛利に電話をしても、彼の口から出るのは「すまねぇ」ばかり。
この「すまねぇ」が「すまねぇ・・・が断る」なのか、「すまねぇ・・・ありがとう」なのかわからないのよ。
でも、私はありがたいと思っているんだと感じたなぁ。

本土で働く剛利に会いに来たのがシゲさん(泉谷しげる)というのは良かった。
「お前絶対に帰ってくんな!帰ってくんじゃね〜ぞ!お前が陸にあがった姿なんか俺はみたかなかったよ」
というシゲさんの言葉は、気持ちと真逆なんだよね。
漁協全員で出しあって剛利の船を買い戻してくれてるなんて、いい人たちじゃありませんか?
「絶対帰って来るな!」は「帰っておいで」の裏返し。
全く素直じゃないんだから・・・。

剛利さんも島に戻る決意をしたし、買い戻してもらった剛宝丸で必死に働くことでしょう。
とりあえず良かった。
剛洋も東京へ戻る事にしたみたいだし、原親子に関してはこれで落ち着いたのかな?
剛洋にプレゼントされたタオルの色が海の色だということに、「わかってた」と何度も言う剛利。
この親子らしい場面でしたね〜。

冒頭でゆかり(桜井幸子)が腹部に違和感を感じているみたいで気になってたんだけど、次回はそれがメインみたいね。
しかし、まぁ、次から次へと・・・。(^▽^;)

第7話
「命の期限」
脚本:吉田紀子
演出:中江功

ゆかりが読み聞かせていた絵本

ゆかり(桜井幸子)が胃癌・・・。
オペで胃を半分とか三分の二とか切除すれば、助かるという見込みだったコトー先生(吉岡秀隆)。
しかし開腹してみるとガンが広範囲に広がっていて手が付けられず、通過障害を取り除くためのバイパス手術に切り替えて手術を終える。
夫・孝(大森南朗)の顔を見て、自分がもう長くはない事を察知するゆかり。
夫婦ならではの話だよね〜。
男の人の方がこういう時、嘘がつけないんだろうなぁ。
子供がまだ小さいのに何もしなければ余命三ヶ月だなんて、本人も夫も辛すぎる。

病室に見舞いに来たハルエさんの「頑張って」という一言に、「何を頑張ればいいの?」と突っかかるゆかり。
こうなっちゃうんだろうなぁ・・・、イライラしちゃうんだろうなぁ・・・と思いながら見ちゃったよ。
で、ゆかりに突っかかられたのがショックだったのか(笑)、ハルエさんが出血して診療所に運び込まれてくる。
お産のシーンに内さん(千石規子)がいないのが、何とも寂しい。
お産に関してはコトー先生より内さんだったのに・・・。

無事出産したハルエはゆかりと同室に。
ゆかりが「抱かせて、赤ちゃん」とハルエの赤ちゃんを抱き、「これが命の重さ」と涙するところはじ〜んときちゃったなぁ。

千賀が生まれたとき、一度は死んでもいいと思ったけど、今はダメ。
自分の余命を知ってから、千賀に絵本を読みながら泣いてしまうゆかり。
そんなゆかりのために、今度は自分が絵本を読むという千賀。
千賀が大きくなって字が読めるようになり、絵本を読んでくれるようになるまで1日でも長く生きたい。
ゆかりは抗がん剤治療を決意したってわけね。
何だかすごくわかるなぁ。
子供のためにも今はまだ死ねないって気持ち、少しでも長く側にいたいって気持ち。
まだまだしてあげたい事がたくさんあるんだよね。
自分もまだまだ子供の顔を見ていたいんだよね。
コトー先生が「ゆかりさんは生きる事だけを考えてくださいね。」という一言は、東京で抗がん剤治療の副作用と闘っている彩佳(柴咲コウ)に向けての言葉でもあるように思えちゃったわ。
あの彩佳さんでも抗がん剤の治療で、相当まいってる様子。
ゆかりが家族のために生きようとしているのを見たら、コトー先生も彩佳の病気のことを星野さん(小林薫)たち夫婦に伝えた方が・・・と思ったんじゃないかなぁ?
彩佳が一人で抱え込むには、あまりに重い問題だよね。

剛洋(富岡涼)が彩佳にお土産を届けようとして、その様子を見てしまい声をかけられなかったと剛利(時任三郎)に電話してきたらしい。
「彩佳、一人にしといていいのか?」という剛利さんの言葉を、コトー先生はどう受け止めたのだろう?

第8話
「幸福への決断」
脚本:吉田紀子
演出:中江功

和田さん(筧利夫)に写真を撮ってと頼むゆかり(桜井幸子)。
最初は集合写真なのに、「私一人のもお願い」と笑顔で頼むゆかりに涙しちゃったよ。
自分に何かあった時の事、考えてるんだろうなぁ。

ドラマでしか見たことないけど抗がん剤の副作用って辛そうだなぁ。(´Д⊂グスン
ゆかりは一日でも長く家族と一緒にいたいからって頑張ってたけど、そうやって何か「このために」と頑張るものがなかったら耐えるのが難しそう。
2クール終了した結果、腫瘍マーカーの数値が激減。
それでも数値の上でのことで、転移が消えたとは言い切れないとコトー先生(吉岡秀隆)。
目の前の検査結果と医学の常識の間で揺れるコトー。
和田さんの「医学の常識なんかくつがえせばいい」という一言は、医者でも看護師でもない人だから言える言葉なのかもしれないなぁ。

ゆかりがもう一度手術をしてほしいとコトーに頼む。
「私、やっぱり生きたいから。」
本人の一言でコトーは手術を決めたわけだけど、お腹を開いた後、中を確かめているコトーの表情を見る限り、以前手術した時と状況に変わりはないという読みだったのだろうか?
転移が見当たらなかったのは嬉しい事。
オペで病巣部を取り除けたのもラッキーだった。
なのに、何故かコトーの表情は冴えない。

私がゆかりや、ゆかりの家族の立場だったら、手術後に執刀医があんな顔して現れたら、周りのみんなが「手術は成功した」と言っても信じられなくなっちゃうわ。(^▽^;)
ゆかりの生きる力を、どこかで信用していなかったと頭を下げるコトー先生。
そんなこと、謝らなくていいよ・・・と思ったのは私だけ?(^^ゞ

ぐったりしたコトーの前に現れたのは剛利さん(時任三郎)。
剛利には「医者って一体・・・、末期って誰が決めるんでしょう?」と、胸のうちをさらけ出すコトー。
「少し・・・疲れました。」
この言葉を聞いて立ち去る剛利さんが、そっと裏口のドアを開けていったのは良かったね。
コトーが顔を上げれば、そこにはあの美しい海。
海が癒してくれる事、剛利さんにはわかってたんでしょう。

診療所にはミナ(蒼井優)を探す電話が・・・。
んで、予告を見るとミナは結婚していたらしい。
その相手が忍成修吾君ってわけね。
和田さんはミナちゃんを好きになったのかなぁ?
目で追ってる感じがするよね。(゚ー゚*)

第9話
「愛を乞う者」
脚本:吉田紀子
演出:高木健太郎

テレビがおかしいのか?と思うぐらい、何喋ってるかわかりにくかった。
こういうストレスは嫌だにゃ〜。(´ヘ`;)
ボリューム上げて頑張ってみたけど、集中力をそっちに使っちゃうと中身が頭に入らないよ。

ミナ(蒼井優)の夫・知明(忍成修吾)が島にやって来た。
結婚してたってわけか・・・ミナちゃん。
でも、聞いてみると悲惨だよね。
結婚して1年足らずなのに離婚届置いて出てきちゃってるんだもん。
その原因が知明によるDV。
知明の暴力から逃げて、この島にやって来たミナ。
なのに、やっと島にも慣れた頃に知明がやって来るなんてね。

まぁ驚くのはこの知明までもが患者になっちゃう事ですよ。(´ヘ`;)
何?この島?
性懲りもなくミナにつかみかかってるところを和田さん(筧利夫)に止められ、突然倒れた知明。
横隔膜がどうしたって?
胃と腸が心臓の位置まで上がって圧迫してるって何?
で、えー?オペなんすか?
またしてもオペなんすか?(゚ー゚;Aアセアセ
結局、助かる知明。
でもね、ミナの「このまま死んでくれたら自分の前からいなくなってくれる」という気持ちは、誰も責められないと思いますわ。
それだけ恐い思いをしてきたんだものね。
「看護師なのにそんな事を考えてしまった」と自分を責めるミナちゃん。
コトー先生(吉岡秀隆)も過去にいろいろあったこと、この島にやり直しに来た事を話し、ミナを励ますんですわ。

運よく助かった知明は、ミナに「二度と悲しませないから、一緒に帰ろう」と言うんだけど、ミナは「私を解放して・・・別れて下さい」と態度を変えず・・・。
それにキレた知明は、またミナにつかみかかっていくのよ〜。
退院できそうだって言われたにしても、元気良すぎなんだけど・・・。(゚ー゚;Aアセアセ
また、そんな知明を遠慮なくベッドに押し倒す和田さんにもビックリ!
「島から出て行ってくれ!」
その一言はよく言った!って感じだったけどね。
コトー先生にも「自分自身と向き合え」と言われ、知明は素直に島を出て行った。
ありゃりゃ・・・最後はまたあっさりとしたもんでしたなぁ。

知明は出て行ったものの、自分はこの島にいていいのか悩みつつ診療所を訪れたミナに、コトー先生も和田さんも普通に接してくれて・・・。
こういうのが一番じ〜んと来るもんなんだろうなぁ。
夫の暴力に傷ついたミナが、この島の診療所へ来ようと思ったのは、ふと目に留めた診療所の求人広告の写真の素晴らしさ。
この島でならやり直せるかもしれないと思った・・・。
そんな話をしていた時、コトー先生が和田さんをチラ見して半笑いした意味が後でわかったよ。
その写真、撮影したのは和田さんだったのね。
自分が撮った写真がミナの心を動かしたと知って、和田さんも嬉しかっただろうなぁ。

彩佳(柴咲コウ)の手術日が決まり、コトー先生宛に手紙が・・・。
そこには父・星野さん(小林薫)に渡して欲しいと手紙が同封されていた。
いよいよ、星野さんが娘の病気を知るときが来たんですね。
そしてコトー先生は彩佳の側に行ってあげるのでしょうか?

第10話
「失われた信頼」
脚本:吉田紀子
演出:中江功

星野さん(小林薫)の立場になってみれば、そりゃショックだったと思うよ。
自分の娘が乳がんだってことを、何も知らずに過ごしてきたこと・・・。
そして、その事実をコトー(吉岡秀隆)に託された彩佳(柴咲コウ)の手紙で、やっと知ったこと。
コトー先生は病気のことを知っていたのに、親である自分たちに隠していたこと。
出張だなんて嘘をついて、東京の彩佳に会いに行ったんだけど、彩佳は彩佳で父の顔を見れば島の事を思い出すし・・・辛いわけよね。(´Д⊂グスン
鳴海先生(堺雅人)の説明も聞いては来たんだけど、10年後の生存率が7〜8割だとさらっと告げられて、またまたショックを隠せない星野さん。
どうしても残りの2〜3割の事を考えちゃうんだよね。
島に戻って「生存率って何ですか?」「実験台ですか?」とコトーの前で取り乱す星野さんに、(TωT)ウルウルしちゃったよ〜。

彩佳はそんな生存率より、リンパ節の切除での後遺症を気にしてるし・・・。
彼女にとって、看護師として島に戻りコトー先生と診療所で再び働く事が、たったひとつの目標なんだろうし、それすら叶わないかもしれないと思うと怖くてたまらないんだと思う。
いろんな想いがあるよなぁ。
本人の想い、家族の想い、そして愛する人の想い・・・。

剛利(時任三郎)に彩佳を引き止めなかった事を、人として後悔してると言ったコトー先生にも(TωT)ウルウル。
東京へ行けという和田さん(筧利夫)に、「東京に行ったとして、自分が医者としてしてあげられることは何もない。側にいることぐらいしか・・・。」と言ったコトー先生。
それに対して和田さんが「だから行くんじゃないのか?」と言うところ・・・、和田さんカッコよすぎだし・・・。(〃▽〃)
そうなんだよ、側にいてあげる・・・ただそれだけのために行けってみんなが言ってるんだよ。
昌代さん(朝加真由美)にまで「彩佳の側に行ってやって。お願い・・・します。」と言われたら、もう行くしかありませんよね。
剛利の船で送ってもらう時、久々の船酔いコトーが指でしっかり酔わないおまじないをしているのも良かった。
こうしてコトー先生は東京へ。

ってことは、診療所は?と思ったら・・・三上(山崎樹範)キタ━(゚∀゚)━! 

東京の病院で彩佳を見つけて駆け寄った後のコトー先生の「彩佳さん・・・来ちゃった♪」は、今回で一番心に残る台詞だったかもしれない。(笑)
今シリーズのコトー先生、どことなくいつものコトー先生らしくないなぁと思ってたんだけど、彩佳と会って島のみんなからのお見舞いの品を並べてるあたりは、「あぁ、これこそコトー先生だ」って感じで良かったなぁ。
「もしも再発したとしても、僕が何度でも何度でも治します。僕はずっと彩佳さんの側にいますから・・・。僕にオペをさせて下さい。」
・・・こりゃ、泣くわ〜。。・゚・(ノд`)・゚・。 

ってことで、強引にオペに加えてもらうみたいです。(^▽^;)
オペって一人で行うものじゃないし、チームの和を乱すような事になって影響しなければいいんだけどなぁ。
コトー先生は彩佳を助けられるのでしょうか?
命が助かるだけでなく、彼女が望んでいるのは後遺症がなく看護師として復帰できるってこと。
願いは・・・叶うのかなぁ?

最終話
「最終話・
逃れられぬ、医師の宿命」
脚本:吉田紀子
演出:中江功

彩佳(柴咲コウ)のオペの執刀をしたいと申し出たコトー(吉岡秀隆)を、鳴海(堺雅人)は「会わせたい人がいる」と言って自宅へ連れて行く。
そこには5年前、鳴海がオペをして以来、言葉を発せなくなった妻の姿が・・・。
その妻の事を「生きてると思うか?」とコトーに問う鳴海先生。
「医者が人である限り、オペに絶対はない」
大事に思う人のオペをするという事がどれだけ大変な事か・・・、鳴海先生はメスを握る前のコトーに伝えたかったんだろうね。
ちょっと鳴海先生の見方が変わったよ。(^^ゞ

それでもコトーは執刀する。
すべてうまく進んでいたのに、突然の出血で慌てるコトー先生。
家族や家族と同じぐらい大切な人の命を預かる事の重圧を、ここで感じました。
大事な人だから助けたい・・・、しかしあまりにその想いが強すぎると冷静な判断力を欠いてしまう。
鳴海先生が「この患者が星野彩佳である事を忘れろ!医者ならオペのことだけ考えろ!」と言ってくれて良かったよ〜。
あのままだったら、彩佳さんも危なかったし、コトー先生だって取り乱したままだったと思う。

予告で彩佳はどうなるの?ってところばかり見せられていたから、このオペが最終回の山場だとばかり思ってたんだけど、そういうわけじゃなかったみたいですね。
島の医者としてやっていく事の難しさを、今更ながらにコトーが感じてしまうこと。
そして、それでも島の医者を続ける決意をするところがポイントだったんだなぁ。

鳴海先生が言っていた「医者は患者と家族にはなれない。なってはいけない。」という言葉にも納得する部分はあった。
患者とある程度の距離を保っていないと、医者としてやっていけない。
でも、島の医者として働く上で、そんな距離なんて保てないんだよね。
「家族」というものを考えた時、コトーは母親・沙知子に電話するんですわ。
この母親役が宮本信子さんなんだけど、顔なんてほとんど映ってないの。
ぼかされちゃってるか、後ろ姿か・・・って感じで、ほとんと声の出演みたいになってるのに、それでも何だか存在感があって・・・すごいなぁと思っちゃいました。

島に戻ったコトー先生。
剛利(時任三郎)が船で迎えに来てくれたけど、島の人たちが港に集ってることもなくて・・・。
何だか寂しいなぁと思ったら、シゲさんが白衣を着て医者のふりしてお出迎え。(笑)
そして、島の人たちはみんな診療所に集って、コトーを驚かそうとしてたなんて・・・。
「おかえりなさい」とみんなの笑顔に迎えられるコトー先生、今日一番の(TωT)ウルウルポイントでございました。<(_ _)>

コトー先生の留守の間、診療所を守っていた三上(山崎樹範)もいい先生に成長しているようで良かったです。
「ぼく、ホームシックなんですよ」と、自分の島の診療所を気にしているところも、「三上、成長したなぁ」ってしみじみ思っちゃうし・・・。

和田さん(筧利夫)とミナちゃん(蒼井優)が、初日の出を見に行く約束をしたのもよかったね〜。
最終回の剛利さんには笑顔が多かったし・・・。

島の人と家族のような結びつきを持って接していけば、何度も家族を看取るというような状況に遭遇するんだろう。
そういう現実が目の前に照らし出されたお話でした。
彩佳とコトー先生の握手、三上とコトーの握手・・・うんうん、そのあたりは良かった。
あえて宮本信子さんの顔を出さなかったのも良かったんじゃないかと思います。

彩佳さんが看護師として復帰するところも見たいけど、ここらへんでもういいんじゃない?って気もしたりして・・・。(^^ゞ
とりあえず、皆様お疲れ様でした。

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