嫌われ松子の一生

原作:山田宗樹 「嫌われ松子の一生 (上)」「嫌われ松子の一生 (下)
P:貴島誠一郎
メインテーマ:BACCHUS feat. La Gauno ♪In The Mood

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 第一章
「不器用だけど愛した・・・
中学教師の転落人生劇場」
脚本:成瀬活雄
演出:酒井聖博

結局映画版も見ないまま・・・、原作も読まぬまま、ドラマが始まってしまった。テヘヘッ(*゚ー゚)>

いつものごとく、何の予備知識もなく見始めました。
松子(内山理名)が殺されたという連絡が姪の明日香(鈴木えみ)のところに入り、恋人の笙(小柳友)とともに明日香が松子のアパートに行くところから始まる。
これで松子の最期はわかってるわけで、どういう人生だったかを振り返る形で進むわけですね〜。
笙役の小柳友君、ブラザートムさんの息子さんだそうですが、なかなかカッコいいじゃないですか♪
ちょっと注目しちゃうわ。

昭和48年、松子は中学校の新米教師だった。
ある日、修学旅行の下見という事で校長(佐藤B作)のお供をする事になった松子は、宿泊先で校長に襲われる。
松子の父・恒造(塩見三省)も心配してたけど、校長と二人きりでお泊りコースなんて危ない過ぎるよね。(゚ー゚;Aアセアセ
襲った校長も校長だけど、簡単についていく松子も松子かと・・・。
松子が暴れたので未遂って形で終ったけど、校長は自分の身を守るためすべて松子の妄想だと言い放つ。

そして修学旅行。
今度は旅館のお金がなくなるという事件が起こり、松子のクラスの龍(本多奏太)が疑われる。
お金を旅館に返せば穏便に済まされると思った松子は、足りないお金を藤堂先生(宮地雅子)の財布から抜き取り旅館側に返す。
しかし、流れでお金を盗んだのは松子という事になってしまう。

もう、何なの?この人。
「とりあえず、この場を何とかしよう」って思いなんですかね?

で、自分が謹慎処分をくらったら、今度は龍君に「名乗り出て」と頼みに行くんですよ。
どうなんですか?
龍君が犯人かどうかはわかりませんが、どっちにしても先生がこんなフラフラした状態なら生徒はなめちゃいますよね。

最終的には辞職に追い込まれ、荷物をまとめて家を出て行く松子。
ここから彼女の転落人生が始まるわけですね。
松子に共感はできないけど、「何でそうなっちゃうのよ?」という興味はわいてくるかもしれません。
ここからいろんな男たちが松子の前に現れるわけで、その男たちには興味津々。
ただ・・・ウラがコトー先生っつーのは厳しいでしょうな。(^▽^;)

第二章
「恋人の自殺」
脚本:成瀬活雄
演出:酒井聖博

家を出た松子(内山理名)は、博多のパーラーで働いていた。
そこで知り合った作家を目指す徹也(萩原聖人)ととの同棲。
徹也は小説を書くことに専念するため、紹介されたバイトもすぐに辞めてしまうような男。
松子の稼ぎで食いつなぐも、パーラーの稼ぎでは限界があり、ついに松子はソープで働く事を考え始める。

何なんでしょうね・・・。
たぶん、松子は誰かに心底必要とされたかったんでしょうね。
必要とされる事で、自分の生きる価値、存在する意味みたいなものを感じたかったのかも。

徹也役の萩原君・・・雰囲気が良かったわ。
友人の岡野(谷原章介)と松子の間に何かあったんじゃないかと疑って、彼女の髪をわしづかみにして「何かあったのか?寝たのか?」と迫るところや、雨の中ずぶ濡れで歩いてる情けない姿が、妙にハマってましたわ。

で、ハマってるといえば、これ以上のハマりようはないってくらいハマってたのが松子が訪ねたソープのマネージャー・赤木研一郎(北村一輝)。
紫のシャツがあれほど似合う顔ってないんじゃないかしら?(笑)
いい感じにいやらしいわ♪
勇気を出してソープにやって来た松子だったけど、赤木の入店テストには不合格。
みんなの前で脱いでみろと言われて、やけになって脱ぐタイプはダメなんだとか・・・。

ソープで雇ってもらえなかった松子は、実家に電話をかけ弟・紀夫(尾上松也)を呼び出し金を借りようとする。
ところが、そこで知らされたのは父・恒造(塩見三省)の死。
自分が家を飛び出した後、家族がどれだけ傷ついていたか・・・。
父は死に、妹は頭がおかしくなり、弟は工場を辞めさせられた。
実は松子が一番幸せに暮らしていたのかもしれないなぁ。
弟に10万渡され、家族の縁を切ると言われてしまった松子。

そうやって打ちひしがれて帰宅した松子に、今度は徹也自殺の知らせ。
家族を失い、恋人を失い、また自分が生きている意味がわからなくなったんじゃないだろうか?
徹也の事故現場に駆けつけ、「いやーーーーー!」と絶叫するシーンはなかなか良かった。

次は岡野との不倫になるんですか?
愛されたいんだろうな・・・誰かに・・・。

第三章
「究極の転職!」
脚本:成瀬活雄
演出:堀英樹

あーーーーーーー、久々に北村一輝に萌え萌えしちゃってるよ〜〜〜♪(〃▽〃)
今回の赤木研一郎(北村一輝)、ものすごーーーーく好きなんですけど。(゚ー゚*)
たまりませんわ〜。(´ρ`)

徹也(萩原聖人)の死後、岡野(谷原章介)が何かと松子(内山理名)のことを気にかけてくれたんだけど、松子は自分で探した牛乳配達やスーパーのレジの仕事で生活してたのね。
イキイキと仕事してる松子を見て、よかったと安心したのもつかの間・・・今度は岡野との不倫ですよ。(^▽^;)
そりゃね〜、あれだけ側にいてくれて優しくしてくれたら、誰だって惹かれちゃうんじゃないかな?とは思うけど、奥さんがある身だと知りながら「私を抱いてください」と飛び込んじゃうとはね〜。

で、徐々に岡野が松子を訪ねてくる日に間が空くようになり、ある日、松子を抱いた後会社に戻ると言った岡野を尾行する松子。
彼が向かったのは会社ではなく自宅。
それを見届けた松子は何を思ったか、岡野の家の呼び鈴をピンポーン!
奥さんとご対面!
ビビりもしなければ、岡野と奥さんの幸せそうな暮らしぶりを見てひるむ事もないのがすごい。
奥さんがどんな人か見てみたかった・・・って、いたずらっ子みたいな顔してたけど岡野は面白くないよね〜。
当然奥さんにもバレちゃって、手切れ金渡されて岡野を失う松子。
死のうと思って手首を切ったのに、浅かったのか死にきれず・・・。
自分の血の後始末をしてるところが、何だか不憫だったわ。
もらった手切れ金だって何かに使えばよかったのに、ビリビリに破いて捨ててしまうんだもんなぁ。
そんなお金いらない・・・ってことなんだろうけど、松子って生き方がヘタなんだな・・・と思った場面でもありました。

さぁ、そして赤木様のいるソープ「白夜」を再び訪れた松子。
何のためらいもなく、一糸まとわぬ姿になり働かせて欲しいと願い出る。
ソープ嬢になっちゃうわけですね。
しかし、中学校の先生からいろいろあってソープ嬢・・・すごい人生だ。
まだこれで終わりじゃないところが、もっとすごいけど。(^▽^;)

第四章
「私が殺人犯になった理由」
脚本:成瀬活雄
演出:山本剛義

ソープの研修って、やってあげる方も大変なのね?(^▽^;)>赤木さん(北村一輝)
「この仕事は長くやるもんじゃない。稼ぐだけ稼いだら出口を見つけろ!稼いだ金は自分のために使うんだ!男なんかに貢ぐんじゃねーぞ!」という赤木の言葉は、私が松子(内山理名)の立場だったら「一生ついていきます」上体だわさ!
いい男だよね〜、赤木研一郎。

初日一晩で7万、3ヶ月で店のトップに立った松子は、半年後には大金を手に入れていた。
「私の時代がキタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!」状態かね〜。(笑)

ところが店の経営方針でオーナーと対立した赤木は解雇され、新しいマネージャーがやって来て店の方針はがらっと変わる。
スミ子(鈴木蘭々)も信州の田舎へ帰り、白夜の従業員だった浅野(坂本爽)と小料理屋を開くと言う。

そんなスミ子は赤木に託された彼の田舎・北海道行きのチケットを松子に渡す。
赤木は松子と一緒に北海道へ帰りたかったのね。
よかったやん!ついていけばいいやん!
いそいそと支度をする松子は幸せそうで、これで少しは彼女も幸せになれるのかな?と思ったら甘かったね。(^▽^;)
タクシーを途中で降りて川なんか見つめてるし・・・。
そんな場合じゃねーだろ!と思ったら、次の瞬間ご出勤かよ! Σ(゚Д゚)ガーン
あぁ、この女・・・自ら幸せを遠ざける天才ですな。
信じていい男を信じずにどうするんだよ!
「お金は人を裏切らない、人を裏切るのは人だ」と赤木は確かに言ったけど、裏切る人ばかりでもないでしょうが!

それなのに、それなのに・・・。
客の小野寺(吹越満)に一緒に組もうと言われて、雄琴に移っちゃうなんて・・・。
「金の管理も俺がするから」って、そんな男についていく松子のダメダメさには呆れてしまったわ。
ぜーーーったい使い込まれるし・・・と思ったら、案の定その通りに。
おまけにシャブ中だよ!
松子までシャブ中にされちゃってるよ!
疲れた体にシャブ打って、何が何だかわからなくなるまで働いて、何のための人生だよ!

そんな松子に赤木からの久々の電話。
なんとスミ子が殺されたという。
浅野がシャブ中になっちゃって、スミ子を刺したんだと・・・。
姉さん、姉さんと慕っていた人が、そんな最期を遂げたと知ってショックを受ける松子。
この後、帰って来た小野寺に小料理屋をやろうと言って、「通帳見せて!」と松子が強く言うあたりの内山理名ちゃんは良かったなぁ。
今、出口を見つけなきゃ一生見つからないような気になったんだろうね。
稼いだ金をほとんど小野寺に使われていた事を知り、松子は小野寺を包丁で刺し殺した。
白いスリップに赤い返り血が飛び散って、その姿のまま平気で牛乳飲んでる松子が怖かったわ。
全国指名手配になった松子だけど、そう簡単には捕まらないみたいね。

松子がどんどん泥沼にはまっていくと、何故か内山理名の魅力が増してくる気がする。
来週も赤木はまだ登場するのね♪
それが一番嬉しいわ。(笑)

第五章
「愛を乞う逃亡者」
脚本:成瀬活雄
演出:酒井聖博

小野寺(吹越満)を殺し、全国指名手配となった松子(内山理名)は玉川上水で自殺しようと上京。
そこで偶然出会った島津賢治(杉本哲太)のところに身をおく松子。
人を殺した後とは思えんな・・・。
理容師の島津に髪を切ってもらって、屋台で焼き鳥食べてるよ。(^▽^;)
呑気っつーか、なんつーか・・・。
まぁ、死ぬ気で東京へやって来たんだから、もうどうなってもいいや!って開き直ってるのかもしれないけど・・・。

それにしても、松子ったらシャブ中だったのに禁断症状とか出ないの?って思ってたら、やっぱり出ちゃったね。
でも、苦しみ方はあっさりしたものだったわ。

さぁて、全国のキタムラーズな皆様、今週の赤木研一郎(北村一輝)なお時間ですわよ。(笑)
漁港で働く姿に萌え〜♪
意外と漁船もお似合い?
あぁ、そういえばグレイ・ウォン@リミットも船に乗ってたっけ。(^▽^;)
Dr.コトーの剛利さんVS赤木研一郎漁師バージョンだったら、どっちがいいかしら?(〃▽〃)

松子は赤木に電話をし、スミ子(鈴木蘭々)の墓参りがしたいと場所を尋ねる。
そして松子は諏訪へ・・・。
当然、お墓には赤木もやってくるわけよ。
北海道では「オレ、カタギになりました」チックな格好だったのに、一歩漁港を離れればいかにもお水の世界で働く男って感じの怪しげなコート姿。(笑)
「一緒に逃げよう」と赤木、「ダメだよ、私は人殺しだよ。お願い、もう少しこのままでいさせて」と松子。
皆さん、次で悶えませんでした?(゚ー゚*)
赤木ったら「あの時、首根っこ掴んで連れてきゃよかった」と、松子を後ろから抱きしめるんですよ!
もう、あたくしクラクラしちゃいました。
あぁ・・・内山理名になりたい。(爆)
北村一輝に後ろから抱きしめられたい。
耳元で「あの時、連れてきゃよかった」って言われたい。(〃▽〃)キャー♪

このシーン、個人的には完全保存版決定です!

スミ子の墓参りを済ませ、島津のところに戻った松子。
プロポーズされちゃうんですね。
そこへ警察がやって来て、島津の前で松子は連行されていくんですが・・・。

なんかつくづくタイミングの悪い人生というか・・・。
松子を心から愛してくれる人がいなかったわけではないのに・・・と思うと、可哀想な人生ですなぁ。
島津は「いつまでも待っている」と松子の後姿に叫んでたけど、懲役8年くらって松子は刑務所に入る事になったのね。
次回は塀の中のお話ですか・・・。
予告を見るだけでも恐ろしそうな世界だったわ。(((( ;゚д゚)))アワワワワ

第六章
「女子刑務所雑居房」
脚本:成瀬活雄
演出:堀英樹

松子(内山理名)は殺人と覚せい剤取締法違反で懲役8年。
どんなドラマでも、女子刑務所の雑居房といえば陰湿ないじめが出てくるじゃない?
松子もそういう目に遭うのね・・・と思ってたら、割と楽しそうな刑務所生活に見えちゃったのは私だけ?(笑)
いや、それなりにいじめられたりしてるんだけど、松子がしゅんとしてないせいなのか、何だか楽しそうに見えちゃうんだよなぁ。(^^ゞ
保安課長の瀬川(片桐はいり)が、雑居房に入る前の松子に中学校の教師だった事や、大学を出ている事を知られるなと忠告するんだけど、あんなところに入ったら身の上話ぐらいしかすることなさそうだし、そりゃ難しいでしょ。(^▽^;)

この雑居房で沢村めぐみ(小池栄子)と出会った松子。
女ばかりの世界で「タチ」だの「ネコ」だのってーのは、本当にまるでレズビアンの世界だわ。

松子と同室には、めぐみの他に和子(山田スミ子)、みどり(ふせえり)、るり子(有坂来瞳)がいるんだけど、手首を切ったるり子の血が松子の布団の上から滴り落ちるところはぞーっとしちゃったよ。
夫の暴力に耐えかねて3歳の息子を殺し、自分も後を追おうとして死に切れず刑務所に・・・。
でも、何度も手首を切った上に、最後は独房で首吊り自殺。
有坂来瞳ちゃんが血の気の無い顔でうっすら笑うのが恐かった〜。

めぐみは義理の父親に犯され続け、ついに我慢できなくなり殺してしまって刑務所に。
中学を出てから一人で暮らしてきただけあって、一人に慣れてるし自立してる感じがしたなぁ。
そういう一匹狼的なところに、「ネコ」な女たちが惹かれるんでしょうかね?(^▽^;)

刑務所に入って2年、やっと届いた島津(杉本哲太)からの手紙には「待っている」という内容の事が書かれていた。
それを希望にして頑張れと松子を励ますめぐみは、一足先に塀の外へ・・・。
刑務所の中で美容師の資格を取ろうと松子も頑張ってるみたいだけど、予告ではどうも希望通りには行かないような感じでしたね。
でも、仮に島津が待っていてくれなかったとしても、恨む立場じゃないと思うし・・・。
ここからどう流れて、最終的に殺されなきゃいけなかったのか・・・まだまだ読めません。

第七章
「厳しいシャバ」
脚本:成瀬活雄
演出:山本剛義

仮釈放が決まった松子(内山理名)。
待ってくれているはずの島津(杉本哲太)は身元引受人を辞退していた。
この時点で、ある程度想像できるけどね〜。
刑務所の中でも、島津の手伝いをするために美容師の資格を取って、ただただ出られる日を待っていた松子にとって、現実は厳しいものでしたね。
シャバへ出て、真っ先に向かったのは島津の理容室。
だけど、そこには奥さんと子供までいて、松子には踏み込めない世界が・・・。

銀座の美容室「あかね」に雇ってもらった松子。
ここのオーナー・あかね(秋野暢子)も、刑務所に入っていた過去があるらしい。
うーん、「タチ」だったんだろうな。(笑)
就職の決まった松子をレストランに連れて行ったあかね。
このレストランでのシーンが、何だか怪しげな雰囲気に見えたのは私だけ?(^▽^;)
いつあかねが「今日、泊まっていかない?」と松子を誘うのかとo(^o^)o ワクワク(ヒヤヒヤ?)しながら見ていたのに、全くそんな流れではありませんでしたわ。(^^ゞ

あかねの忠告通り、刑務所にいたことは隠して過ごしていた松子。
でも、他の従業員たちが勝手に松子の履歴書を見ちゃって知ってしまうわけよ。
っつーか、あんな誰でも見られるような場所に履歴書のファイルを保管しないで下さいよ!>あかねオーナー
しかし、他の従業員たちの松子を辞めさせろ攻撃に、あかねはしっかり反撃しましたね。
「私の方針に従えないなら、あんたたちに辞めてもらおうかしら」
そして、松子以外の従業員は辞めちゃったってわけですか・・・。
それでやっていけるのならいいんだけど。(^▽^;)

刑務所を出た後のめぐみ(小池栄子)の生活も、決して穏やかではなかったのね。
ストリッパー、結婚、AV嬢で復帰。
結婚相手の会社を潰すまいとそこまでやっためぐみ。
現代のめぐみを見ていると、あの時松子の部屋で「これからはビデオの時代が来る」と言っていたのが現実になったんだなぁとは思うけど、それで良かったのかはわかりませんわ。

そして洋一(要潤)との再会。
ヤクザになった教え子と前科のある元教師。
ものすごい組み合わせだな。(゚ー゚;Aアセアセ
この洋一との出会いが、また松子を苦しめるみたいですね。
何とかならんのか・・・松子の人生。

第八章
「ヤクザとの同棲」
脚本:成瀬活雄
演出:酒井聖博

「俺、先生の事好きだったんです。」と洋一(要潤)に告白され、最初はとり合わなかった松子(内山理名)だけど何となくくっついちゃうのよね。
先生と会うためにヤクザになったなんて言われても、普通困るけど・・・。(゚ー゚;Aアセアセ
「私とずっと一緒に居るって約束できる?」と松子。
これまで好きになった男に、ことごとく一緒にいてもらえなかった寂しさがよく出てますなぁ。

ところが、この洋一との同棲生活もあっという間に辛いものに・・・。
洋一は組で麻薬の密売に手を染める一方、麻薬捜査官に情報提供するという危ない橋を渡っていた。
これって、もし何かあったら組と警察の両方から追われる立場になるわけじゃない?
なのに、何でこんな危険なマネしてたんだかね〜。ヽ(;´Д`)ノ 

めぐみ(小池栄子)にしても、あけみ(秋野暢子)にしても、洋一と付き合うのには反対してたのにね〜。
何で松子って、いつもこうなのかね〜。ヽ(;´Д`)ノ 

ある日、300グラムの覚せい剤を持って身を隠していなければならなくなった洋一は、松子の部屋に覚せい剤を隠す。
しかし、それを松子が見つけて「シャブだけは・・・手を引いて」と必死に抵抗。
そのシャブを持っていかなきゃ殺されるって事で、洋一は松子を暴力でおとなしくさせて、シャブを奪い出て行くわけだ。
そこで警察にタレこんだ洋一の弟分が、リンチの末射殺されるのを見て・・・。
そりゃ、恐いわ。
恐れからシャブを欲し、松子に暴力をふるう洋一。
だけど、ドアの外でめぐみに「洋一と一緒に田舎に帰って、もう一度やり直したい」と松子が言っているのを聞いた洋一は、組を抜ける決心をする。
しかし、これは松子には言わなかったけど、一人で死にに行く覚悟だったんだよね。

この先どうなっちゃうんでしょうか?
何だかとんでもない一生だなぁ。(^▽^;)

第九章
「始まりに戻るための殺人」
脚本:成瀬活雄
演出:堀英樹

組を抜けるなんて容易くできるはずもなく、吉沢(美木良介)に足をつぶされる洋一(要潤)。
そっか、これで足が不自由になったんだ。
でも、ドラマの中の事とはいえ、足をつぶされて悲鳴をあげる洋一ってシーンは、目を背けたくなりましたわ。
死ぬ覚悟でいる洋一をどれだけリンチしたところで面白くないって事で、ターゲットは松子(内山理名)に・・・。
松子だけは守りたい洋一は、隙をついて車を奪い逃走。
・・・って、足つぶされてたのによくアクセル踏めましたね〜。(゚ー゚;Aアセアセ
左足で踏んだんでしょうか?
ま、そういうところはスルーしなきゃね。(笑)

洋一からの電話で間一髪アパートを抜け出した松子は、洋一の待つラブホテルの一室で会う事に成功。
しかし、あっという間に吉沢にかぎつけられ、1時間待つからそこで二人一緒に自殺するか、一人で出てくるか選べと告げられるわけだ。
ポケットの中にあった最後のシャブをビールに溶かして二人で飲んだときは自殺を選んだのかと思ったんだけど、洋一も考えたわね。
警察に「人を殺した」と電話して、とりあえず拘束されてしまおうって考えだったんだ。
そこで尿から覚せい剤の反応が出れば、二人はムショ送り。
吉沢たちの手が出せないところで生き延びようって思ったのね。
よく咄嗟に思いついたなぁ・・・洋一。

洋一は懲役6年、松子は2年・・・。
先に出所した松子は4年間洋一を待とうと決めて、刑務所の近くにアパートを借りて生活を始めるわけよ。
健気だね〜。(´Д⊂グスン
4年だよ!4年!
松子って人は誰かに愛されたい人なのかと思ってたんだけど、実は自分から誰かを死ぬほど愛したい人なのかもしれないね。
毎日塀の外から「洋くん、おはよう」と語りかけ、出所した時のために時計やスーツを買い揃え、当日はごちそうを作って準備OK!
洋一を迎えにいって、これからは幸せな生活が待っている・・・はずだったのに、洋一は出て行っちゃうのよ。
最初に松子の人生を狂わせた、あの校長(佐藤B作)を殺すために・・・。(゚Д゚;∬アワワ・・・ 
これが洋一の愛の形なんですかね?
また刑務所行きじゃないですかー!
松子は洋一の子供を身ごもって嬉しそうにしてたのに・・・あぁせつないわ。

第十章
「すべて炎の中に・・・」
脚本:成瀬活雄
演出:山本剛義

洋一(要潤)の子供を妊娠した松子(内山理名)に、めぐみ(小池栄子)は洋一が元校長(佐藤B作)を殺したと伝える新聞記事を見せる。
拘置所の洋一を訪ねた松子は自分のためにやったのかと聞く。
しかし洋一は「別れるためにやった、全部お終いにするために・・・。自分の事は忘れて欲しい。」と松子に告げる。
妊娠したと言っても、父親にはなれないと背を向けられ・・・。

洋一にはまた別の面会が・・・。
それは校長の孫・志津子(橘実里)。
彼女になんで祖父を殺したのかと聞かれると、松子のためだと答えてるし・・・。
これが本当の気持ちなんだよね。
松子のためにやったのに、松子にはそんな事を言えやしない。
おじいさんを殺されたのに、志津子は「祈ります。あなたを許すために祈ります。」と言う。
洋一には考えられなかった事だろうなぁ。

洋一から松子への手紙。
ここでも「もしも子供を産むのなら父親は死んだと伝えてください。」とか「新しい人生を生きてください」とか書いてあるし・・・。
それでも懲役16年の洋一の出所を子供と一緒に待とうと決めていたのに・・・、やはりついてない松子は流産。
お腹の赤ちゃんだけが松子の希望だったのに・・・。

そこからは超早送りなロードムービー。(笑)
傷ついて実家近くに戻ったところで幼い明日香に会い、自分の存在などなかったかのように家族が暮らしている事を知り、また傷ついて今度は北海道の赤木(北村一輝)を訪ねれば、彼は小倉で神父をやっていると知り・・・。
その教会へ電話してみれば、赤木本人なのに「今、いない・・」と言われてしまい・・・。
この時、赤木が松子に居留守を使った意味が、いまひとつわからなかったよ〜。

荒川の近くに部屋を借りた松子は、川原で遊ぶ子供を家に連れて帰って誘拐の疑いをかけられちゃうし・・・、やっぱついてない。(^▽^;)
っつーか、あれは親も親だと思うし、連れて行っちゃう松子も松子かと・・・。
近くの家庭学校のシスターが、子供たちと遊ぶ松子を知っていて身元引受人になってくれたから良かったけど、普通誰も助けてくれないよなぁ。
家庭学校で子供たちのお世話をすることになった松子・・・楽しそうで良かったのに・・・。
やっぱ、ついてない。
飾ってあったクリスマスツリーが燃えて、学校全焼ですか?
洋一のために買ったあの時計も、炎の中。

松子はあの家庭学校の子供たちに殺されたんだろうか?
それと、この火事は関係があるの?

いよいよ最終回。
早く最後まで見届けて、松子に祈りを捧げたい気持ちですわ。

終章
「天上のしあわせ」
脚本:成瀬活雄
演出:酒井聖博

最後の最後までついてなかった松子(内山理名)の一生。
でも、この松子という人物はそれでも不幸せだとは思ってなかったんだろうなぁ・・・と思わせる締めくくりだった。

刑務所の洋一(要潤)と出会った赤木(北村一輝)は、「許されないものを許すのが神の愛だ」と諭す。
「あなたには希望がある。待つ人がいる。違いますか?」
その相手に何もできないと言う洋一に、「あなたが彼女の帰る場所になる」と赤木。
そうなんだよ、それが松子の望む事なんだよ。
なのになぁ、それに気付いても刑務所の中ではどうしようもない。
赤木との出会いで洋一が変わっていくというのも、神様のお導きでしょうかね?
不思議なめぐり合わせだこと・・・。

松子を襲ったのは予告でも、今回本編を見ても、てっきりあの家庭学校の子たちだと思っちゃいましたよ。(^▽^;)
覚せい剤の後遺症で苦しむようになった松子は病院でめぐみ(小池栄子)と遭遇。
逃げる松子を追いかけためぐみは、河原で自分の名刺を渡し「出来る事があれば、連絡してきて」と言う。
松子、嬉しかったんだろうなぁ。
洋一は刑務所、家庭学校にも後遺症のために行けなくなって、付き合う相手が誰もいなかったところに、めぐみが現れてこんな自分を見捨てもせず名刺を渡してくれた。
河原に落とした名刺を探しに行った所で、家庭学校の子たちが現れて・・・殴る蹴るされるのかと思いきや、「松子先生でしょ?」とこれまた薄汚い松子を毛嫌いもせず、一緒に名刺を探してくれちゃうわけよ。
なんだ〜、いい子たちじゃん!
疑ってごめんよ。<(_ _)>
結局は、名刺を探した帰り道で外国人の窃盗団に遭遇し襲われた時の怪我が元で死んでしまったってわけなのね。
めぐみと再会した事で、やる気を出してたとこだったのに・・・。
「片付けなきゃ・・・、お風呂にも入って髪も染めなきゃ・・・。」と思ってたのに、殴る蹴るされたお腹が痛くて「明日にしよう」と布団に横になって、そのまま・・・。
最後の最後まで洋一を待ちながら死んでいった松子。

遺品には洋一にプレゼントした時計と、家族や洋一名義の通帳。
自分のことより人のこと・・・そういう一生だったのかな?
洋一は生まれ変わったら必ず松子と出会って幸せにしたいと思ってくれた。
そう思ってくれたときには松子がこの世にいないんだよなぁ。
これをどう受け止めるべきか・・・。

笙(小柳友)の子供を妊娠した明日香(鈴木えみ)。
洋一の子を流産した松子が「望まれずに生まれてくる子はいない」とめぐみに言ったという話を聞いて、産む決意をしたんだろうな。
明日香の場合は笙も「幸せにする」と誓ってくれたわけで、松子とは逆の人生になりそうで良かった。
そう導いたのがめぐみというのも、ええ話だしね。

最後は、ほんの少しだけ最初が違っていたら、松子の一生はすべていい方向へ転がったのかもしれないと思わせるような終わり方だった。
ついてない一生だったけど、すべての人に見放されたわけではなかった。
家庭学校の子供たち、シスター(りりィ)、めぐみ、洋一、そして赤木もかな?
松子を愛した人たちもいたんだよね。
そういうところが救いだったのかもしれない。

さすがに内山理名ちゃんがどれだけ老けメイクしたところで、大して老けてなかったのはちょっと残念だったけど、その分ビックリするほど老けた表情を見せてくれたのが松子の母・チヨ(根岸季衣)。
一瞬だったけど、「うわ!」と思うほどの老け顔を見せてくださって、女優魂感じちゃいました。

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