みんな昔は子供だった

P:重松圭一・稲田秀樹
主題歌:MISIA ♪「星空の片隅で」SINGER FOR SINGERに収録
挿入歌:中ノ森BAND ♪「ラズベリーパイ
みんな昔は子供だったオリジナルサウンドトラック

第1回
「捨てられた宝」
脚本:水橋文美江
演出:河野圭太

景色はきれいだった!
っつーか、景色のあまりのきれいさに目を奪われ、いや心も奪われ・・・ともすると台詞を流してしまっていた。(^^;
景色だけでなく、撮り方もいいんだろうね。
ひとつひとつのシーンが、「絵」みたいに美しい。

しかし、景色に見入ってちゃ〜いかんのだよ!
これはドラマなんだから。(^。^;)

森の水小学校分校に東京から赴任してきたアイ子(国仲涼子)は、たった一人の生徒・龍平(深澤嵐)と、のどかな学校生活を送っていた。
ところが、分校廃校の危機を逃れるため、校長(大杉漣)が「山村留学」を受け入れると言い出し・・・。

山村留学みたいなものがあることは知っていたけど、どうしても「行く側」の事しか考えてなかったなぁ。
元々、その学校にいた生徒の気持ちって、こんなもんなんだろうな・・・と初めて考えさせられたかも。
今まで田舎でのんびり過ごしていたのに、突然都会から生徒達が押しかけてきて、しかも自分より圧倒的に外部から来た生徒達の方が人数多くて・・・。(^^;
焦るよね〜。
で、連れてきた保護者も「塾はないんですか?」って、どないなっとるねん!(怒)
そんなもんを期待するなら、山村留学なんてやらせちゃいかんだろ!
まぁ、父親と母親の意見が合わない事が原因で、そんな事になってるみたいだけど、間に挟まれる子供がいい迷惑だよね。
そして、「山村留学」というものを利用して親に捨てられた子。(・・,)グスン
「僕、捨てられたの?」なんて言葉が子供の口から発せられるのを聞いてられないよ〜。
結局、この子もちゃんと分校で生活できる事になったみたいだけどさ〜。
「捨てられたの?」と言ってた子が、最後には「僕も宝物になれるかな?」と言ってくれたのは、じ〜んとした。
「子供はみんな宝物だよ」というアイ子の言葉が、このドラマの根底にあるテーマなのかもしれない。

これも次回からに期待だな・・・。
都会から来た子供達と龍平君がすぐに馴染むとも思えないし、アイ子先生の頑張る姿が目立ってくるのかも。

第2回
「泣いてもいいよ」
脚本:水橋文美江
  永田優子
演出:河野圭太

やっぱ風景の美しさはピカイチだね〜♪
だから、先週も言ったけどそっちに見入っちゃうのが逆に問題かも。(^^;
「救命病棟24時」で張りつめた気持ちを、この1時間がすーっと元に戻してくれて良い眠りへ・・・(笑)って感じで、2時間の組み合わせは考えられているのかもしれないけど。

山村留学初めての授業は、かりんと砂糖を1:1で、かりんジュースを作るという授業。
「う〜ん、いかにも山村留学って感じじゃん!」と喜んだ私は、きっとお受験戦争脱落組ですね。(^^;ゞ
風太(高木優希)のママ(キムラ緑子)が、即座に「これ何の授業ですか?」とつっこんでたけど、受験に失敗したら先生のせいだとか何とか騒ぐようだったら、山村留学なんかに連れてくるな!って感じだよね。
夫婦の意見がかみ合わないまま、わけもわからず山奥に連れて来られてる風太の気持ちにもなってやってくれ〜。
子供達も徐々にどんな子か見えてきた感じだね。
元気のない詩音ちゃん(野村涼乃)にアイ子先生(国仲涼子)が糸電話を使って話しかけるあたりは、もう国仲涼子ちゃんのスマイルでOK!って感じだったなぁ。(笑)
詩音ちゃんも少しずつ心を開いてくれそうだし・・・。

親たちが帰って行って、いよいよ本格的な山村留学。
でも、一番元気そうだったワタル君(糟屋健二)が、夜中に寂しくなって龍平(深澤嵐)に電話するのは子供らしくてちょっと泣けた。
強がってる子ほど弱い部分を持ってるんだよね。
親がいなくてワクワクすると言ってたワタル君の言葉は、全部寂しさの裏返しだったんだ。
きゅん♪
おばちゃんの心をくすぐるぜ!

そんなワタル君を見てアイ子先生は子供達を夜更けにある場所へ連れ出した。
星のきれいに見える場所。
都会の子供達は満天の星空を見るだけでも感動するんだろうな。
そして、こんな豊かな生活は絶対に貴重な体験だよ〜。

相変わらずのんびりしたテンポだけど、これは最終回で都会の子供達と龍平の別れがあるんだな・・・と推測すると、それだけで泣けてくる。(早)
ただ、白石美帆ちゃんとか滝沢沙織ちゃんとかどうなのかしら?
何だか付け足しみたいなキャラだよね。(^^;

第3回
「愛するがゆえに」
脚本:永田優子
演出:高橋伸之

やばっ!(ToT)ウルウルしてしもーた!
ものすご〜くゆったり時間が流れるドラマなんだけど、それが田舎の空気が透き通ってそうな景色とマッチしていい感じ♪
そしてアイ子(国仲涼子)の笑顔が、その美しい景色と子供達の中でとっても素敵♪

今回は龍平くん(深澤嵐)が、とっても可愛かったぁ。
いや毎回可愛いんですけど〜、今回は特に・・・ね。
父親・昭平(陣内孝則)が東京でロックスターだったとか、武道館の前に銅像が立っているなんて話を信じてるのが可愛いんだけど、東京から山村留学に来た他の子供達に「そんなの嘘に決まってんじゃん!」と言われ、ショックを隠せない龍平。

図書館に行けば、「少女文学全集」の貸し出し記録にすべて子供の頃の昭平の名前があって、友達には「お前の父ちゃんって変態だったんだな」と言われ、またショック!

そして極めつけは、昭平とゆかり(白石美帆)との会話の中での、お母さんが昭平を捨てて出て行ったという言葉。
すでに父親に対する信頼がガラガラと崩れ始めていた龍平には、いくら「お母さんを旅立たせてやったんだ」と昭平が説明しても聞き入れることはできず・・・彼の口から出た言葉は「僕、家出します!もう、この人のところにはいられません!」だもん。(涙)
どんな時も丁寧な言葉で話すから、余計に可愛いんだよね。>龍平くん

ちぐはぐになった父子の間を埋めるきっかけを作ったのが、またアイ子先生。
図書の貸し出しカードに書かれた昭平の名前の上には、どの本の貸し出しカードにも「橋本美智子」という女の子の名前。
龍平くんのお母さんの名前だったのよ。
お父さんに「何で?」と聞く龍平、「好きな子のこと、何でも知りたかったからだよ。」と答える昭平。
う〜ん、ここですでに(ToT)ウルウルしてしまった。
お母さんを好きだった気持ち、夢を追いかけて東京へ行き、龍平が生まれ・・・幸せだったけど昭平は夢に破れて村へ戻った。
でも、夢に向って歩き始めていたお母さんに頑張って欲しかったから、村から送り出した。
「愛するがゆえに」(今回のサブタイトル)
子供にだって、ちゃんと説明すればわかるんだよなぁ。
じっと聞いてる龍平君の表情で、またおばちゃんは(ToT)ウルウルしちゃったよ。
決してお母さんに捨てられたんじゃない。
それもちゃんとわかって良かったね〜。

大嘘つきのお父ちゃんだけど、ちゃんと龍平君の言う事に耳を傾けてくれているのがわかったのは、あの献立表。
お友達が「今度はクリームコーンコロッケ食べたいなぁ」と言って、龍平がお父さんにリクエストしていたのを、ちゃんと献立に入れてくれてて・・・。
しかも、その献立表の中でその部分だけが後で書き直されたように、新しい紙が上から貼られているのも良かった。
献立表見て、龍平君がにっこりした顔がまた可愛くて・・・おばちゃんはまたもや(ToT)ウルウル。(何度目だよ!)

最後に洗濯板で子供達に洗濯させるアイ子先生ってーのも良かったなぁ。
っつーか、アイ子先生自身が洗濯板をまともに使えていないような気がしたんだけど(^^;、自分の手で洗濯することで洗剤の匂いから、いつも洗濯してくれてたお母さんやお父さんに触れるという体験。
柾(瑛太)が「何で洗濯機じゃいけないんだよ!」と言ってた台詞が、ちゃんとここにかかってたわけだ!
は〜、今クール、まだ1本もリタイアしてない。(^^;
このドラマ、もしかするとリタイア候補?とも思ったんだけど、この調子じゃ切れないなぁ。(^^ゞ

第4回
「愛と挫折の星空」
脚本:永田優子
演出:河野圭太

ゆかり(白石美帆)と風太(高木優希)のやり取りがよかったなぁ。
今回は「あなたの一番は何ですか?」って感じでしょうか?
風太が東大を目指す理由は日本で一番の大学だから・・・。
アイ子先生(国仲涼子)が教師を続けているのは、子供達の笑顔が自分にとっての一番だから。
さて、ゆかりにとっての一番は?
子供の頃から星を見るのが好きで、天文学を学べる大学に入り、好きな星の研究を続けてきたのに、その研究の成果を持っていかれたとは・・・。
しかも教授に・・・。
きっとその教授にも信頼を寄せていただろう。
そんな人に自分が一生懸命研究した成果を、あっさり横取りされてしまう気持ち。
横取りされた悔しさや、教授に対する不信感や、そして自分に対する情けなさや、いろんな感情できっと星を見るのもいやになってしまったのかも。

そんなとんがった気持ちを、少し丸くしてくれたのが意外にも風太だったんじゃないのかな?
親に言われるまま、東大へ行くために中学入試に向けて必死の勉強。
彼にとっての漠然とした「一番」を見つめる事で、そしてアイ子の子供を見つめる笑顔に出会って、ゆかりは自分にとっての「一番」は何があっても「一番」だという事をあらためて気付いたのかもしれない。
子供の頃からずっと大切にしてきた自分にとっての「一番」、それはどんなに嫌な出来事があっても、やはり「一番」だったんだろうな。
風太に「大学に行くためじゃなく、これだというもののために頑張れば、それは無駄にはならないよ」というゆかりのアドバイスも良かった。
天文学の研究で成果を出す事も大事だった・・・でも、そのために頑張った過程は決して無駄ではない。
好きな星は、見上げればそこにある。
また、見上げればいい・・・って感じでしょうかね?

子供達に触らせなかった望遠鏡を、自ら持ち出して組み立てて見せてくれた事。
望遠鏡を覗く子供達の笑顔。
あくびがうつるみたいに、笑顔がうつっていくというのも、なかなか素敵な表現だった。

それにしてもアイ子先生お手製の体操着入れ、コタツ布団で作ったなんてね。(^^;
しかも、佐上(大杉漣)の家のコタツ布団だったんでしょ?
柾にぃ(瑛太)ったら、そんなもん持ってきて良かったんでしょか?(^。^;)

第5回
「初恋よ永遠に!」
脚本:永田優子
演出:高橋伸之

うわ〜ん、モモちゃん(伊藤沙莉)の淡い初恋に、おばちゃんは(ToT)ウルウルしちゃいました。
常々思っていたんですよ・・・柾にぃ(瑛太)みたいなお兄ちゃんがセンター長として身近にいたら、女子は好きになっちゃうだろうなぁ・・・って。(*^。^*)
登校時に足をくじいておんぶしてもらったり、夜、急に電気が消えた時に側にいてくれたり、靴が履けないだろうからとピンクの長靴やスリッパを買ってきてくれたら・・・。
そりゃ、惚れまっせ!(爆)

柾にぃを好きな気持ちを素直に出せないところも、ワタル(糟谷健二)に柾にぃを好きなんだとかわかわれて怒るところも、モモちゃんの乙女な心が痛いほど伝わってきて一緒に「きゅ〜ん」としちゃったよ。

でも、今回はアイ子先生(国仲涼子)よりナツ先生(風吹ジュン)の方がモモちゃんを理解してたんじゃないかな?
モモちゃんの柾にぃへの気持ちにすぐ気付いたのもナツ先生だったし、イマイチ気付いてないアイ子先生を気付かせたのもナツ先生だし・・・。
アイ子先生に関しては、自分の家にモモちゃんを呼んで「ほうとう鍋」を食べさせるところで、ちょっと「え?」って思っちゃったなぁ。
モモちゃんの鍋の取っ手が向こう側に来るように置いてあげてほしかったなぁ。
妙な位置に取っ手があるから、モモちゃん食べにくそうじゃん!(^^;

正直、あの誰もいない場所で好きなものを叫ぶというのはどうよ?って感じだったんだけど、モモちゃんが「柾に〜ぃ!」って叫んだ瞬間は、ちょっと嬉しかった。
柾にぃにチョコレートも渡せたし、モモちゃん良かったね♪

ふふふ・・・そうそう、学校の片隅に書かれたナツ先生の相合傘のお相手・・・、なんと校長先生(大杉漣)だったのね〜。
龍平(深澤嵐)がアイ子先生を好きな気持ちも、相変わらず可愛くて微笑ましかったです。

第6回
「涙・・・会いたくて」
脚本:永田優子
演出:三宅喜重

教育委員会の視察が入る中間報告会を前に、新(熊谷知博)を児童相談所へ預けようとする田所(筧利夫)。
しかし、宿泊センターには新の父親からと思われる紙袋が・・・。
中身はセーターと模型飛行機。
アイ子(国仲涼子)は父親が絶対に来てくれると信じて待とうとする。

田所の言い分もアイ子が信じたいと思う気持ちもわかる。
しかし、何の根拠もなく父親が来ると信じて待とうと新に言って、もしも現れなかったら一番傷つくのは新自身だよね。
今回はお父さんが来てくれたから、「待っててよかったね」で済んだけど、これがセーターと模型飛行機だけを置いて父親は現れず、山村留学途中で仲間とも離れて一人児童相談所へ・・・という事になっていたら、新にかける言葉が見つからない。
まぁ、なんだかんだ言っても「仕事も失って新と二人でやっていく自信がない」なんて逃げてたお父さんが一番よくないな。
今まで寂しい想いをさせた分、これからは新の心が温かくなるような優しい父親でいてほしい。
何度も何度も諦めずに飛行機を作り続ける新くんには、何となく胸が熱くなるものを感じた。
ちゃんと飛ぶ飛行機が作れたら、きっとお父さんが来てくれる・・・そんな願いを込めての飛行機作りだったんだろうなぁ。
最後にびゅ〜んと飛んだ飛行機の落下地点に、お父さんの手がフェードインして来た時は、それでもじ〜んとした。
これでお父さんが来なきゃ悲惨な話になるところだ。

ただ、今回はいつものようなじんわり度が低かったかな?

第7回
「笑顔が繋げる愛」
脚本:永田優子
演出:高橋伸之

多少クサイところもあるんだけど、子供達の笑顔で帳消しです。(笑)

まず中間報告会で久々に親に会えた時の子供達の笑顔♪
子供が笑顔なら親も笑顔になりますね。
みんないい顔して笑ってて、それだけで満足しちゃいました。(簡単なヤツ)
子供達も親も、アイ子先生(国仲涼子)も、み〜んな笑顔の中で一人だけ難しい顔をしているのが田所(筧利夫)。
今回の中間報告会を市長が視察に来る事になって、絶対に失敗は出来ないと一人緊張しちゃってるのよね。

そんな中で起きた、ワタル(糟屋健二)が親へのプレゼントに作っていたペンダントを失くすという出来事。
泣き出したワタルを見て、龍平(深澤嵐)が「トイレ!」と立ち上がり、次々と他の生徒達も「トイレ!」と席を立つ。
何よりモモちゃん(伊藤沙莉)が「あんたもトイレでしょ!」とドスのきいた声でワタルを連れ出したのが良かったよ。(笑)
仲間の一人が楽しくなければ、みんなが楽しくないんだという気持ち。
ワタルのためにみんなでペンダントを探し、ワタルを笑顔にさせたいと願う心。
美しい風景の中、顔まで汚れてペンダントを探す子供達とアイ子の姿は、とても美しいと思えた。
学校の存続ばかり気にしていた田所も、実際に子供たちがひとつの目標に向って力を合わせる様子や、それを一緒に手助けしているアイ子を見て心を打たれたんだろうね。
ペンダントを取るために邪魔な流木にロープをかけて引っ張る時、一緒になって引っ張ってたもんなぁ。
しかし、ロープ引っ張る様子は結構ベタだったよね。(^^;
「せーの!」「よいしょ!」ってさ・・・。( ;^^)ヘ..
ペンダントがあった・・それだけのことなのに、あの子供達の笑顔は何だろう・・・。
胸が熱くなった瞬間だった。

学校へ戻ると、視察の方々は戻ろうとしているところ。
「見るものなんか何もない」という視察の人に、「あるだろう!笑顔だよ!」ときっぱり言い切ったのが田所。
彼自身も忘れていた何かに気付いたわけだね。
心配だった市長さんだけど、さすがに市長さんは子供達の笑顔の意味をちゃんと見てくれていたようで、ちょっと安心した。(^。^;)ホッ!
大トリの龍平の発表もよかったなぁ。
アイ子先生と二人の時も楽しかったけど、今は学校に来ると仲間に会える。
二人だけの時より100倍も楽しい!
いやぁ、その龍平君の笑顔を見ていると、この山村留学が終わる時の事を今から想像して泣けてしまう。
いつか終わってしまう山村留学。
いつかやって来る別れ。
それも大切な勉強なんでしょうね。(涙)

第8回
「母の涙と僕の歌」
脚本:永田優子
演出:河野圭太

今回は「夢」がキーワードだったね。
10年後の自分について書くように言われ、都会からやって来た友達はスラスラと自分の夢を書いていくのに、龍平(深澤嵐)だけは何も書けない。
夢について書けるか否かの差が、「東京」にあると思ってしまう龍平君の子供らしい発想が可愛いんだけど、そこで家を出ていた龍平の母・美智子(とよた真帆)が突然帰って来て・・・。
「もう一度、三人で暮らしたい」と言ってたけど、実は東京でデザイナーとしてやっていく事に限界を感じて戻って来たわけよね。

龍平たちが未来へ抱く夢と、夢に破れて戻って来た美智子。
美智子も夢を持って東京へ出て、一歩ずつ頑張って来たはずなんだけどね〜。
夢を叶えるということの難しさが垣間見えた気がする。
東京へ戻る切符は持たずに帰って来たという美智子と昭平(陣内孝則)の会話を聞いていた龍平が、音楽コンクールへ出場しようと思い立ったのは、優勝の商品が「東京お台場3日間ツアー」だったから。
私はてっきり、その商品で龍平が東京へ行ってみようと考えていると思ってたんだけど、片道切符で帰って来た美智子に、東京へ戻る切符を渡したかったからだとは・・・。(涙)
舞台に一人で立って緊張のあまり固まってしまった龍平に、昭平が舞台袖から「こんなところでビビってたら、東京なんか行けねーぞ!」と声をかけるところとか、「強い意思と勇気を持て!」と励ますところにじーんとしちゃったな。
残念ながら優勝は田所(筧利夫)だったけど、龍平の気持ちを知った田所は賞金をプレゼントしてくれて、よかった・・・よかった・・・。
10年後の自分と言われても、何も言えなかった龍平が「父ちゃんのように強く優しく、母ちゃんのように夢を追いかけてる人になりたい」とみんなの前で発表したのも(ToT)ウルウルしちゃったな。

来週はいよいよアイ子(国仲涼子)の過去の出来事が語られるようで、ドラマ的には楽しみだわ。

第9回
「SOS!冬の嵐」
脚本:永田優子
演出:三宅喜重

うーん、今回は期待してたんだけどなぁ。
思ったよりも・・・だった。(^^;
アイ子先生(国仲涼子)の過去に興味津々だったし、冒頭でアイ子が悠君に出した手紙が送り返されてきたり・・・これは何かかなり大きな出来事が過去にあったんだな?って感じだったじゃない?
でも話を聞いてみたら、絵を描くのが好きだった悠君をスケッチに誘って、たまたまその日が塾の編成テストの日で、テストを受けられなかった悠君が最下位のクラスになってしまったってわけなんでしょ?
そこから悠君が這い上がれなかったのは、彼本人の責任も大きいんじゃないかと思うんだけど・・・。
仮に最下位のクラスに入ったとしても、それが原因でズルズルいっちゃうようじゃダメじゃん!と思うのは、厳しすぎますか?(^^;
アイ子先生の過去が明らかになるのが待ち遠しかったんだけど、何だか拍子抜けしちゃったなぁ。

今回、子供達と天文台に行って雪のために戻れなくなった柾にぃ(瑛太)の方も、いまひとつだったし・・・。
子供達が不安がるのをなだめるのに、「頑張ろうと思えば頑張れる」とか「ワタル、男だろう?」みたいな励まし方はどうなんだろう?と思ってしまった。
挙句の果てには寒いからって「おしくらまんじゅう」でしょ?
食料もないし、いつまでそこに滞在しなきゃならないかもわからない時点で、むやみに体力消耗しそうな事は控えた方がよくないかい?と心配になったりして・・・。

警察と一緒に田所(筧利夫)や昭平(陣内孝則)が捜索してくれて、やっとみんなが宿泊センターに戻ってきたときの校長(大杉漣)の態度も気になった。
いや、あれは絶対に柾に怒りをあらわにするんだろうな・・・と思ってたけど、それでも子供達が見ているところで柾を殴るなんて・・・と。
仮にも校長先生ですからね。
まぁ、あの時は校長というよりも柾の父親としての感情だったんだろうけど、もう少し子供達に対する配慮があってもよかったのではないでしょうか?

・・・と、今回はいろんな事が気になってしまいました。m(_ _)m

流れ星にみんながお願いしたことは、「分校がずっと続きますように・・・」。
唯一、ここはじ〜んとしたんだけどなぁ。(^^;

第10回
「廃校!涙の訴え」
脚本:永田優子
演出:高橋伸之

選挙で市長が代わり、森の水分校の廃校が決まったって・・・。( ;^^)ヘ..
何だか唐突だな。
前の市長さんは理解があったからちょっと安心してたのに、新市長とはどうよ?

山村留学が終わったら分校も終わり。
もっと一緒にいたいと願う子供達は、みんなで偉い人に自分たちの気持ちを届けようと、ビラ作り。
こういうところは素直な子供の可愛さが出てていいんだけどね〜。
いかんせん、村にはビラをまくほどの人がいないってーのが難点よね。(^^;

そんな中、悠君(小越勇輝)からの手紙がアイ子(国仲涼子)のもとへ届く。
「先生と見たもみじの色が思い出せません。」
それはアイ子にもう一度会いたいというメッセージだったんだけど、電話で話していても悠君の母親が切っちゃうし・・・。
悠君に渡せなかった卒業証書を宅配便で届けようとするアイ子に、龍平(深澤嵐)が「会って渡さなくていいんですか?オレだったらアイ子先生から直接受け取りたいです。今日は(宅配便の)受付終了です」とつき返すところに、ちょっと男らしさを感じたよ。
龍平君はアイ子先生の微妙な笑顔の違いもわかっちゃうんだからね〜、ごまかせないよなぁ。
そして再び、悠君。
明日、カナダの親戚の家に行く事になったとか言われたら、そりゃアイ子先生だって「行きます!」って言っちゃうでしょう。
ところが、悠君と会う約束をした日と、校長(大杉漣)が直談判して公聴会を開いてもらう約束をしてきた日程が重なってしまう。
さぁ、とうするアイ子先生!
ってゆーか、とりあえず今すぐ悠君のところへ行ってみてはどうだろう?(^^;
そして、悠君に卒業証書を渡してもみじの色の話でもしたら、さっさと分校へ戻って来い!
・・・・・・・・・・・・んな風にうまくいかないんだけどさぁ、何だか悠君のエピは過去の出来事が明るみに出てから、うっす〜い印象しか残らなくなっちゃって・・・。
本当に必要だったエピ?って感じなんだよね。
その部分がなくても、十分に感動できる話は出来上がったと思うんですが・・・どうよ?(^^ゞ

最終回
「愛と涙の奇跡」
脚本:永田優子
演出:河野圭太

公聴会が開かれる日、悠君(小越勇輝)と会う約束をしていたアイ子(国仲涼子)のために、龍平(深澤嵐)は自分たちだけで市長(平賀雅臣)に話を聞いてもらおうと計画。
龍平君、ほんとたくましく成長したなぁ。
アイ子先生の笑顔の微妙な差も、ちゃんと読み取ってしまうし・・・。

龍平たちに後押しされて、アイ子先生は悠君に会いに行くんだけど、このシーンが個人的にはあっさりしたように思えて・・・。
もみじの色が思い出せないと言っていた悠君に、赤色の絵の具を卒業証書を渡すんだけど、もっとぐっと来るものがあるかと思えばそうでもなく・・・。( ;^^)ヘ..
まぁ、悠君がひと目アイ子先生に会いたかったんだろうなぁという気持ちは理解できたんだけど、ちょっと肩透かしでしたわ。

で、悠君を見送って急いで分校へ戻ったアイ子先生。
そこまでに龍平たちが分校をなくしてほしくないという気持ちを、市長さんに発表してたのが(ToT)ウルウルしたなぁ。
龍平は元々分校の生徒だったけど、山村留学でやって来たみんなはほとんど自分の意思じゃなく、この分校にやって来たわけで・・・そこで学んだことや得たものがこんなにもあったという現実に泣けてしまった。
戻って来たアイ子先生も分校を残して欲しいと、子供達と一緒に頭を下げたんだけど結局は廃校が決定。
まぁね〜、これで分校の存続が決まったらドラマ的には終われませんから(苦笑)、仕方ないんですが・・・。(^^;ゞ

みんなでタイムカプセルを埋めて、山村留学の生徒たちはバスで帰る。
予想していた事だけど、やはりこの別れのシーンが一番辛かったなぁ。
せっかく友達になった子供達。
たくさんの思い出が詰まった森の水分校。
支えてくれた先生たち。
優しくしてくれた村の大人。
バスの中で涙目になっている子供達を見つめ、自分も泣き顔になっているアイ子先生。
そんなアイ子先生の手を取り、ぎゅっと握った龍平君の笑顔におばちゃんは泣きました。(・・,)グスン
手から伝わるものって、本当にあるんだよね〜。
不安な時に誰かがぎゅっと握ってくれた手のぬくもりが勇気をくれる。
笑顔を作ったアイ子先生。
走り出したバスを追いかける龍平君とアイ子先生でも、お約束ながら泣けて泣けて仕方なかったよ。(涙)

分校は廃校、柾(瑛太)は本校の教師に・・・。
東京から村へ逃げてきたアイ子先生は、この村と子供達に元気や勇気をもらって、再び東京へ。
子供で泣かされた感じはするけど、なかなかじんわりとする温かいドラマだった。
ただ、アイ子先生が東京を離れるきっかけになった悠君の一件が、もう少し納得のいくものだったら・・・と、それだけが悔やまれる。
全体的には美しい風景と澄んだ心に癒されるような作品だった。

 

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