救命病棟24時(パート3)

企画:和田行
P:中島久美子・増本淳
主題歌:DREAMS COME TRUE ♪「何度でも
「救命病棟24時」オリジナルサウンドトラック3


第1回
「人が人を救うという事」
脚本:福田靖
演出:若松節朗

何でやろう?今回の進藤先生(江口洋介)が、時々「照英」に見えて仕方ないんですけど。(^^;

そんなことはさておき、始まりました「救命病棟24時」のパート3。
何度も言いますが「ER」ファンの私、このドラマに対する感想は辛口になりがちです。m(_ _)m
ただ、巷の人気とは相反して、「2」より「1」が好きな私。
あの小島楓(松嶋菜々子)が登場するのは、ちょっと楽しみでもありました。

・・・で、拡大版の初回ですが、うーん、まだまだこれからって感じですね。
ドラマの初回なんてそんなもんなんですが、地震が起きる前はやや退屈な感じが致しました。
そして初回でいきなり大災害・・・地震です!
ドラマの中の1シーンとはいえ、かなり怖かったですね〜。
自分自身は地震で被災した経験がないのですが、身内には阪神大震災を経験した者もいたりして、話には聞いていたのだけど・・・。
人が立っていられないほどの揺れ、しかも突然の地震に何がどうなっているのか把握すら出来ないという状況。
あっという間にすべてのものが壊れていく様には、ただただ恐怖を感じるしかありませんでした。
そして、病院という場所が地震に巻き込まれた時の状況にも考えさせられるものがありましたね。
患者さんが吹っ飛んでる、医療機器は滅茶苦茶、酸素は止まってる・・・揺れがおさまっても何から手をつけていいのか・・・。
そんな中で、意外と小島先生は冷静だったような・・・。
あれは研修医時代に進藤先生に鍛えられた成果なんでしょうか?

それはそうと、地震の後、進藤先生に「弟が中に・・・」と助けを求めた彼は、「仮面ライダー剣」に出てたでしょ?
あの携帯のカメラでパシャパシャ撮ってた少年だよ。
・・・って言っても、わかる人少ないか。(しょぼん)

今回の医局長は可哀想なぐらい老けさせられた香川照之さん。(^^;
でも、なかなか味のある医局長のようで期待しちゃうわ。
その他にも脇役まで結構目立つ俳優さんが出てて、どこに話をふっても演技に問題はなさそう。
あとは、どれだけ引き付けられるストーリーになるかですわね。
とりあえず、まだ始まったばかり・・・この大きな地震を初っ端に持ってきて、どう引っ張っていくのか見届けたいと思います。

第2回
「ひとりでも多くの命を!」
脚本:福田靖
演出:水田成英

進藤(江口洋介)のゴッドハンド炸裂だったけど、彼一人ではどうにもならないのが辛かった。
でも、ドラマ的には初回の楓(松嶋菜々子)メインより、やっぱ進藤先生メインで回った方が見応えがある。

大地震の後、救助した被災者を近くの病院まで運んだ進藤。
その病院が河野医院だったのね。
けが人であふれた河野医院にズカズカと上がり込み、「これからは私に従って下さい」って・・・。(^^;
いやぁ、パート1の進藤先生はちょっととんがった部分もあったし、こういうキャラでいいのかも。
トリアージだっけ?多くのけが人の中で、患者を選別し治療の優先順位を決めるのね。
限られた中での治療だし無理もないとは思うけど、地域の皆さんのかかりつけ医的存在だった河野先生(平田満)にしたら、歩ける人は他の病院まで歩けとか助かる見込みの少ない患者を放っておくなんてーのは辛い事だよなぁ。
でも、ひとりでも多くの命を救おうと思ったら、それをやらなきゃならないわけで・・・。
代議士の寺泉(仲村トオル)が、普段冷たくしてる奥さんの香織(渡辺典子)を背負って河野医院までやって来たのは良かったけど、診てもらえないとわかると同じく進藤のやり方に不満をもらす被災者の前で、いかにも議員さんな感じで訴える!
進藤先生に白い目を向けていた被災者たちも、彼の目に涙がにじんでいるのに気付き、いつしか先生の言葉に従い動ける者たちは他の被災者を助けに向う。
進藤先生の涙は、ここで泣かされてまらるか!と踏ん張ってはみたものの、(ToT)ウルウルしてしまいましたとさ。(^^ゞ

地震の後の悲惨な状況の中で、佐倉(大泉洋)が和ませてくれるなぁ。(笑)
いや、別に彼がこんな非常時におちゃらけてるわけじゃないんだけど、備蓄倉庫に酸素ボンベを取りに行けと言われたら鍵がかかってたり、ボンベを無事に持ってくると今度は「備蓄倉庫2」から毛布持って来いとか、それが終わると屋上の貯水タンク見て来いとか・・・。
その度に「まじっすか!」みたいな顔してる佐倉で、しばし和ませてもらいました。
いいキャラだよね〜♪

河野医院で進藤が応急処置をした患者が楓の病院に運び込まれて、いわば救命の師匠から弟子へリレーされたわけだ。
進藤もきっと楓の病院へやって来るだろうし、今度は二人できびきびと処置をするところが見られそうね。

それにしても日比谷先生(小市慢太郎)って気になるキャラだわ。
クールな感じなんだけど、言ってることが意外と正論だったりするわけで・・・。
大地震の後、医者だろうと自分の家や家族が心配だという日比谷先生の意見にも、そうだろうなぁ・・・と頷いてしまった。
全員が「優等生」な医者でないのも、なかなか面白そうだね。

第3回
「ヘリが運んだ夫婦の愛!」
脚本:福田靖
演出:若松節朗

うわ〜っ、今回はマズかったんじゃないの?(^^;
東都中央病院にどんどん患者が増えてきて、医者たちも必死に対応するけどなかなか手が回らないという回なのに、全体的にスピード感なし!緊迫感なし!
何度も言うけど、こういうところが「ER」との決定的な違いなんだ!
もっと広い画でごちゃついた病院内を強調し、その間を看護士や医師が慌しく動く様子、医師のアップを使うなら、その切りかえしを早く、早く、早く・・・って感じが見たかった。
まぁ、単なる好みの問題だけどさ・・・。

もっと緊迫感が出ていれば、楓(松嶋菜々子)が、トリアージセンターから患者を送ると言われて「もう無理です!」と切羽詰った表情を見せた後の、進藤先生(江口洋介)登場のシーンがもっともっと活きていたのに・・・。
それでも進藤が河野医院の奥さん・敬子(山口美也子)を背負った和也(小栗旬)と一緒に、東都中央病院に現れた時はちょっと感動しちゃったなぁ。
っつーか、やっぱ進藤先生ありきなんだよな・・・このドラマ。

寺泉(仲村トオル)の妻・香織(渡辺典子)と河野医院の敬子が、クラッシュ症候群で透析が必要なんだけど、東都中央病院では貯水タンクがやられて透析が出来ない。
そこで首相官邸に向った寺泉にヘリの要請をする進藤。
官邸で目の前の扉を開けば、そこに閣僚の椅子が用意されているのに、妻の命が危なくて・・・。
進藤に「自分のことは自分でやれ!」と言ってた寺泉が、ヘリを要請した自衛隊のおエライさんに同じように「自分のことは自分でやって下さい。」と言われているのが皮肉だった。
新聞社のヘリを借りようとしても、記者に「こんな時に議員バッジは通用しませんよ。」と冷たくあしらわれてるし・・・。
それにしても今回のトオルちゃんの演技は、妙に大げさな気がするんだけど、これも役作りなのか?
胡散臭い議員さんだけに、いつも芝居がかった感じを出してるのかもしれないけど。

スピード感が足りないなぁと思ったのは、肝心なところで人物にスポット当てすぎて流れが止まったように感じさせてしまうあたりだなぁ。
例えば、絶対に来ないと思っていたヘリがやって来て、香織たちをヘリに乗り込ませるところ。
「お前が議員の娘じゃなくても、俺はお前と結婚した。」と寺泉がいい台詞を言うところだけ、流れを止めればよかったんだと思う。
急いでいるはずなのに、止まったままで会話している時間が長く感じて、「早く、飛び立てよ!」と思ってしまう。
全体的な流れを止めることなく、動きのある中で言葉のやり取りがあり、その言葉に託された様々な想いが伝われば、もっともっといいドラマになるはず。

一旦、家に帰っていた葉月(MEGUMI)が病院に戻って来たのはいいけど、あのピンクのブーツは何じゃ?
彼女の家から病院までの道程がどうなっているかは知らないけど、あれだけの大地震の後、公共の交通機関だってマヒしてるような時に、ヒールのあるブーツで病院までやって来たというのだろうか?
そういう靴しか持ち合わせてなかったと言えば、「はぁ、そうなんだ」と納得するしかないんだけど、何だかしっくり来なかった。

楓は落ち着いたら裕樹(石黒賢)とシアトルへ行く決意をし進藤に伝えていたけど、どうも雰囲気的に裕樹は亡くなってしまうのかな?
あと、元ナースだったらしい望(京野ことみ)は、ごった返す病院の中でもう一度ナースに戻ろうと決意するのかな?
医局長(香川照之)が、仕事を優先した後で子供に電話していたシーンは胸が熱くなったけど、これもそこへ行き着くまでの部分がもっと緊迫していたら、あの医局長の張りつめていた気持ちが緩む瞬間が際立ったと思うんだよね〜。(^^;
うーん、今回は本当に残念。
それしか言い様がない。

第4回
「あなたを探しにいきたい」
脚本:福田靖
演出:水田成英

医者とて人間、看護師とて人間。
まさに、そんな印象の強かった今回の救命。
地震の後、自分の家が心配だと帰ってしまった日比谷(小市慢太郎)や葉月(MEGUMI)に対する冷たい態度。
うわ〜シビアだなぁ・・・と思ってしまった。
葉月は実家の煎餅屋からお煎餅を、日比谷はカップ麺を差し入れに持ってきたのに、それすらずっと病院に残っていたスタッフには歓迎されない。
日比谷先生はいつもあんな感じだから耐えられるだろうけど、葉月は戻ってきたのに居場所がない感じで可哀想だったなぁ。
そんな中、佐倉(大泉洋)がまたいい味出してた。(笑)
誰も手をつけないお煎餅を食べようとしたり、何かと和ませようとする人物。
こういう場においても、そのキャラを崩さないところが実は彼の魅力なのかもしれない。

楓(松嶋菜々子)には裕樹(石黒賢)が東記念病院に運ばれたが、その後病院を出て行ったという連絡が入る。
婚約者の安否を気遣いつつも、救命医としての仕事を放っておけない楓。
そんな中、疲れから次第に気が立つスタッフたち。
「冷静になれ!」と一応部外者のくせに、一喝する進藤先生(江口洋介)。(笑)
「患者の顔を見てください」と言われ、自分たちは今誰のために何をすべきかという事を落ち着いて考えるスタッフたち。
そうだね〜、イライラしてお互いに当り散らしている場合ではないんだよね。

しかし裕樹が東都中央病院に運ばれてきて、そこで楓に「ラインをとれ!」と指示したのは酷だなぁと思っちゃったよ。
どんな医師でも自分の身内や知り合いだと、冷静な判断が出来なかったりするわけで、婚約者の裕樹を「お前が助けるんだ!」というのは、ちょっとなぁ・・・って感じだった。
それでも楓は逃げなかったから、やはり成長したんだなぁと思ったけど。

寺泉(仲村トオル)は、今回ちょっと面白かったね。
自分の身内のために官邸から持ってきた缶詰めを、千尋(福田麻由子)が他のみんなに配っちゃって・・・。
そんなつもりじゃなかったのに、感謝されてる寺泉がおかしかった。
それにしても避難所に支援物資を取りに行くのさえ、まず頭の中で損得勘定が働いてるのがすごいなぁ。(^。^;)
避難所にはマスコミがいるだろうから、そこで自分をアピールするチャンスだと思ったのに、いざ避難所へ行ってみると、避難している人は少ないし物資は届いてないし・・・。
寺泉、ガッカリだっただろうね。(・・;)

裕樹も助かったようだし、葉月のお煎餅もみんなに食べてもらえたし(つまり、わだかまりがなくなったって事ね)、望(京野ことみ)は看護師として手伝う事にしたみたいだし、これでまた話は次のステップへ・・・って感じでしょうか?
それにしてもあれだけパニックになっていた病院が、一気に片付いたように見えてしまうんですが・・・。
それは病室として映し出されるのが、あのやじさんたちがいる部屋だけだからなのかしら?
スタッフが手が足りないと苛立つ雰囲気が、画からはあまり伝わってこなかったのが残念。

第5回
「初めてわかった父の想い」
脚本:福田靖
演出:西谷弘

震災後の避難場所によって、救援物資のバラつきがあるというのは、阪神大震災でも新潟の地震でも聞かれたこと。
因みに阪神大震災では私の弟が被災したんだけど、被害が大きかった場所からは少し離れた場所での被災で、かろうじて家には住めたもののライフラインは寸断され、お金を持って近くのコンビニなどへ行っても物がない。
家にも食べるものはなくて、仕方なく駅周辺を歩いていたら見知らぬ人が「兄ちゃん、食べるものないんやろ?」と声をかけてくれて、自分はこれから親戚のところへいくからと、たぶん家から持ち出したであろう生のウィンナーを一袋くれたそうだ。
そのウィンナーを調理する術もなく、生で食べたという話を後日聞いた。
ちょっと思い出しちゃったな・・・。

河野先生(平田満)たちがいた避難所には救援物資が届いてないのに、寺泉(仲村トオル)が訪ねていった別の避難所には賞味期限の切れた弁当やおにぎりがたくさん積まれてて・・・。
まだ物資を運ぶルートもちゃんと把握できてないし、バタバタした中でどれだけの避難所にどれだけの人がいるのかも把握できてないんだろうけど、あのうず高く積まれた食べられない弁当の山を見ると虚しさがこみ上げる。
それにしても寺泉のキャラは笑っちゃうよなぁ。
ある意味、あれで人間味があっていいのかもしれない。(笑)
いつもマスコミの目を意識して、でも自分が思ったのとはうらはらに、何故か人目につかない部分でいい事をしてたりする寺泉。

河野先生が肺炎と脱水症状で運ばれて、純介(川岡大次郎)と和也(小栗旬)が母親の入院する静岡の病院へ行くように言葉をかけるのはよかったなぁ。
そういう風に勧めた進藤(江口洋介)と楓(松嶋菜々子)も・・・。
しかし、最後に河野先生を車で運んでいたのは望(京野ことみ)のお父さん(渡辺哲)なの?( ;^^)ヘ..
静岡経由で福岡まで帰るんだろうか?
福岡から食材積んで被災地へ乗り込み、娘の無事を確認して被災者に温かい食事をふるまい、そして最後は河野先生の搬送まで・・・。
ええお父ちゃんや!
望が父親と2年も口をきいてなかったのは、患者を死なせた一件で看護師を辞める決意をした望に、「何で辞めたんだ?堂々としてろ!」と言ってきたから。
父は裁判でも無罪だった娘に堂々としていてほしかったが、娘は裁判の結果がどうであれ、患者さんを死なせた事が自分の中で許せなかったってわけね。
お父さんが望を見つけた時の「何で連絡しなかった!」というビンタも、伝言ダイヤルに残されたたくさんのメッセージも、それを聞いて「ごめんなさい、お父さん」と泣く望も(ToT)ウルウルした。

だけど、全体的には震災6日後ぐらいにしては、えらく落ち着き払った病院内が気になる。
せっかく助かったと思った裕樹(石黒賢)も急変!
予告の雰囲気だと助からないんだろうか?
楓の働く姿を見て、結婚についてもう一度考え直そうとしていた矢先なのに・・・。
うーん、しかし今回のパート3は救命らしい部分が少ないですなぁ。( ;^^)ヘ..
人間模様がメインになっているような・・・。
それはそれでいいんだけど、医療ドラマらしいところをもっと見たいかも。(^^;ゞ

第6回
「愛する人を失うという事」
脚本:福田靖
演出:若松節朗

裕樹(石黒賢)が急変して亡くなってしまうまでは、ものすごく早かった。
実際に人の死に際なんてこんなもんかな・・とも思ったけど・・・。
助かるだろうと安心していた矢先の急変、楓(松嶋菜々子)の恋人だと誰もが知ってるわけで、必死に手を尽くそうとする。
しかし、必要な医療機器であるPCPSが壊れたままで、進藤(江口洋介)が救命措置を続けるも虚しく裕樹ご臨終。
石黒賢っていつもこんな役よね。(苦笑)

死んでしまっても、霊安室がいっぱいで安置できず、会議室に運ばれる遺体。
気を抜けば呆然としてしまいそうな自分を、何とか仕事をする事で保とうとしていた楓だけど、人間の精神状態なんてそんな思い通りにいくはずもなく、簡単な手順すら忘れてしまう楓。
やはり今シリーズの救命は人間模様に重きをおいているのね。
それはそれでいいんだけど、どうも菜々子じゃ泣けないって感じだったわ。(^^;
たぶん、ここは泣くところだなぁ・・・ってシーン、どうもテレビ画面の上10センチぐらいの場所で私の視線が止まっている感じがして、いまひとつ入り込めなかった。
画面の中の楓の涙も、何だか私には訴えてこなかったし・・・。
裕樹の遺体を岡山の実家まで送る術がない中、広島から来ていた救急車が戻る事を知り、進藤が裕樹を運んでくれるように頼んでくれたんだけど、楓にも一緒に行くように促すわけ。
正直なところ、楓はこのまま行っちゃって戻って来なくても惜しくないんだけどなぁ・・・と思ってしまった事をお許し下さい。m(_ _)m

ボランティアともめた和也(小栗旬)のエピは良かった。
っつーか、あのボランティアの兄ちゃんったら、何をしにやって来たのやら・・・。(^^;
水汲みは重いとか、トイレ掃除は汚いとか・・・、自分が寝るところが個室かどうかを心配したりして、そんなんだったらボランティアなんか来るんじゃねー!って感じだったわ。
和也だって最初は仕方なくやってたけど、ブーブー文句言いながらも水汲みしてたじゃん!
あの兄ちゃんには怒って当然だと思うし、和也は耐えてた方だと思うけどなぁ。
日比谷先生(小市慢太郎)と和也の会話も良かった。
「上が出来が良いからって卑屈になるな!・・・弟。」って、日比谷先生の台詞よかったわ〜。

寺泉(仲村トオル)も少しずつ自分の中の意識改革がなされているようで、興味深い。
確かにカメラを意識したパフォーマンス的要素は否めない寺泉だけど、パフォーマンスを含むとしても実際に被災者の話を聞き、小さな声に耳を貸しているわけで・・・。
裕樹が亡くなった事を知り、黒木(香川照之)に医療機器の修理業者のパトカー先導を断った事を頭を下げて謝っている様子は、心の底からの行動だったと思うし・・・。
これから、パフォーマンスではない行動に出るのではないかしら?

それにしても進藤先生のゴッドハンドはぜんぜん見られないわね。
ちょっと残念だわ。

第7回
「朝はまた来る!」
脚本:福田靖
演出:水田成英

すいません・・・寝てもいいですか?(_ _).。o○


・・・・・・・・・・ってぐらい、眠かったんですけど。(ーー;)

人間模様もいいっすよ!
でも、せっかくの進藤先生(江口洋介)のゴッドハンド、すこ〜しぐらい見せてくれてもいいじゃないですか!
ボランティアの二人が怪我をして、純介(川岡大次郎)が「何故だ?血圧が上がらない」と焦り、進藤が「心タンポナーゼだ!」と気付いた後、胸の辺りを消毒。
さぁ、これから処置が・・・ってところで、何でその後見せないのよ!(`ヘ´) プンプン。
そういう救命らしさも織り交ぜつつ、人間模様も描く・・・って感じにしてくれなきゃ、あたしゃ〜納得できないね!

日比谷先生(小市慢太郎)に関しては、ちょっと人間味のあるところが垣間見えてきたかな?
実は自分のマンションもダメになってたのに、病院ではそんな素振りも見せずクールに働き、こっそりかけている電話で「おふくろ?」と家族を心配しているところを見せる。
口調はキツイけど、根っから冷たい人ではなさそうで良かった。
進藤が電話で楓(松嶋菜々子)を励ましているのや、佐倉(大泉洋)が脱サラして開いたそば屋が地震で潰れた小木さん(山田辰夫)に自分の住んでいたアパートも潰れたと話すのを聞いて、心を通わせるという事を自分でもやってみようと思った日比谷先生。
「地震の後、心配で家に帰った。」と朴訥とした口調で話し出し、「おふくろに何て言ってやったらいいのか・・・。」とまるで自分の心の呟きのような言葉に自分で気付き、「んー、もう話したから何だってんだよ!」と・・・日比谷先生なりの照れ隠しだろうか?
日比谷先生絡みのエピは、なかなか良かった。

・・・が、しかし・・・問題は楓だ!
何だかじぇんじぇん魅力を感じないキャラに成長してしまったな。(ーー;)
裕樹(石黒賢)の遺体を実家へ運び、葬式などと慌しくしている中で倒れ、その表情からはすっかり笑顔が消えて・・・。
もちろん恋人を突然失ったわけだから、理解はできるんだけど・・・。
その後の海岸で指輪を失くしただの、倒れた時に診てくれた医者(米倉斉加年)が見つけただの、それで「ごめんね、裕樹・・・」と泣くだの・・・。
結局、どう転んだところで菜々子嬢じゃ泣けないから、もういいよ!って感じだわ。(ばっさり)
今回のパート3の中で楓のキャラが魅力的であれば、最後に救命に楓が戻って来た時の足から徐々に楓の顔までが映し出されるカットが、めちゃめちゃ効果的なはずなんだけどね〜。
いかんせん、キャラに魅力が感じられないから「戻って来たの・・・あっそ・・・」ってなもんで終わっちゃうのさ〜。(^^ゞ

寺泉(仲村トオル)は臨時内閣に迎えられそうで、本人は「やっと俺の出番が来た!」ってなものかもしれないわね。(笑)
でも、彼のキャラからして、そう簡単にはいかないような気がするんですけど・・・。

第8回
「神の手はあきらめない!」
脚本:福田靖
演出:若松節朗

運び込まれてきた身元不明のおばあちゃん。
何分も心停止状態だったおばあちゃんの蘇生を諦める日比谷先生(小市慢太郎)、それでも諦めなかった進藤先生(江口洋介)。
カルテの記載漏れが多いとか、震災後25日が経って緊張感が失われつつある救命のスタッフに、何かと苦言を呈す進藤。
楓(松嶋菜々子)だけが進藤の厳しい指示に従っているのは、やはり「教え子」って感じがしたなぁ。

ただね〜、純介(川岡大次郎)が「助ける価値がない」と言ったと進藤が受け取ってしまったやり取りだけど、私も黒木(香川照之)と同意見で「そうは言ってないだろ?」と思っちゃったわけよ。
それに、今シリーズの進藤先生がやたら「小島は・・・」「小島は・・・」と言うのが、何だか鼻につく。

進藤のゴッドハンドが見られない!という視聴者の意見が届いたのか、今回はゴッドハンドな場面も入れてみました・・・って感じだったけど、どうも迫力に欠ける。
腰痛を訴える患者に、ナースが勝手な判断で座薬を入れて、その患者の急変を進藤が見逃さなかったってあたりは、なかなか良かったかなぁと思うんだけど・・・。
「小島を気遣うふりをして、自分たちを甘やかしてたんじゃないですか?」と、なかなか厳しい言葉を言い放つ進藤先生。
ここもわざわざ「小島を気遣うふりをして」って台詞が、何だかちょっとイヤだった。(^^;
何より不快だったのは、座薬の件で仮眠を取っていた楓を起こさなかった事を、ナースが謝るシーン。
いくら普段仲良くしてるからって、仕事上のミスを謝る時に「ごめん・・・楓」はないだろう?>千秋(田村たがめ)
「小島先生、申し訳ありませんでした。」ぐらい言え!ってーの!
そんな「なーなー」で仕事してる事が、まず問題だよ!

身元不明のおばあちゃん、実はお花屋さんで避難所に花を届けて回っていたのね。
花がおばあちゃんの身元を割り出す手がかりになったというのは、ちょっと心温まる話だったかもしれない。
おばあちゃんが運ばれてきた時に、病院の前に落ちていた花を佐倉(大泉洋)が気付いて拾ったのも、何だか嬉しかったなぁ。
佐倉って、やっぱいいキャラだよね〜。

国際人道支援医師団からアフリカへ戻ってほしいと言われていた進藤先生。
とりあえず、病院が落ち着くまでは日本に残ると決めたみたい。

うーん、やっぱ微妙だ・・・今回のパート3。(^^;

第9回
「あなたが涙をぬぐうとき」
脚本:福田靖
演出:村谷嘉則

震災で傷ついているのは、人を救う立場の人間の中にもいるんだ・・・というメッセージを伝える回でした。
震災で傷ついた人を助ける立場の消防士や医者が、助けられなかった人たちを思い自分を責めてしまう。
搬送されてきた消防士の平野(山下徹大)、救命の研修医・純介(川岡大次郎)。
いろいろ考えさせられるエピだった。
阪神大震災を教訓に作られた消防のマニュアル。
そこには大規模災害において、消防ポンプ隊は消火活動に専念する事と書かれている。
過去の大きな災害を教訓として作られたはずのマニュアルなのに、そこに書かれている事を守ったがために、被災者を助けなかった消防士がいる・・・なんて言われたりして。
助けを求める被災者に手を差し伸べる事が出来なかった平野たち消防士の気持ちを思うと、とても辛かった。
そして純介も助けられなかった患者の事しか思い出せないとか、精神的疲労はピークに達していたようだ。
必死に助けようとしていた分、普通なら助けられたかもしれない人たちを助けられなかった悔しさや、悲しさは大きいんだろうな。

そして、今回は寺泉(仲村トオル)が良かったよ〜。
進藤(江口洋介)の出番はこんなに少なくていいのか?とも思ったけど・・・。(^^;
「震災の顔」なんて言われて、会見ではただ被災者の数を報告する事しかやらせてもらえなくて・・・。
そんな寺泉が、進藤の「水を運び、患者を運んでいた時のあなたの方が政治家に見えます。」という言葉で考えを変えたんだよね。
会見で自分の言葉で考えを伝える寺泉。
そんな寺泉の会見を知り、ラジオのボリュームをあげる進藤先生。
ベッドで寝ている平野にも聞こえるように・・・。
「消防車を止める人を振り切って火災現場に行かなくてはならなかった消防士。なぜなら消火活動は彼らにしか出来ないことだったからです。」という寺泉の言葉は説得力があったと思う。
その光景が浮かんでくるような台詞だったよね。
いやぁ、いい会見だった!
「問題になったらどうしましょうか?」と心配する秘書に、「腹くくれ!」と寺泉の一言。
単なる飾り物の「震災の顔」ではなく、本物の震災の顔になったね〜。?>寺泉先生

佐倉(大泉洋)が平野を元気づけようと、いい加減に話したコマネチの話も、最後には感動の一部をしっかりと背負った形でよかった。
とりあえず平野は立ち直れそうだけど、楓(松嶋菜々子)の指示で実家へ戻った純介が心配だなぁ。
それにしても、進藤先生の存在感があんまりないのが気になる。
要所要所出てきてはいるのだけど、何だか影が薄いような・・・。( ;^^)ヘ..

第10回
「命の終わりを看取るとき」
脚本:福田靖
演出:水田成英

事故の怪我で運ばれてきた城丸屋の社長・城丸さん(綿引勝彦)と、息子の克英(伊崎充則)。
伊崎君って久々に見た気がするけど、なかなかウマイね〜。
綿引さんと伊崎君の熱演で、ウルウルしちゃったよ。

最初のうちは怪我して松葉杖ついてる克英に、仕入れに行け!なんて言ってる城丸さんを「金儲けしたいだけの、がめつい社長」かと思ってたんだけど、「うちが品物を置かなかったら、ペットボトル1本を1000円、2000円で売る泥棒みたいな奴らから市民が買うんだ!」と言ってて・・・。
城丸さん、勝手な思い込みであなたを悪徳商人だと思ってごめんなさい。m(_ _)m
だって、お顔が「そちもワルよの〜ぉ」って感じなんですもの。(^^;ゞ
いえいえ、綿引さんご本人は私大好きですのよ。(慌ててフォロー(^^;)

城丸さんの奥さんの話もせつなかったなぁ。
地震の時に怖いから、家具を倒れないように止め具で固定してほしいと言われていたのに、高価な家具に穴をあけるのがイヤでやらなかった。
その食器棚が倒れて奥さんは・・・。
これって後悔しちゃうよなぁ。
さりげな〜く、視聴者の防災意識を高めようとしてて、私もつい身の回りにある大きな家具が大丈夫か見回しちゃったわ。

克英が城丸さんに言われた水やトイレットペーパーの他に、生活用品や食料品を毎日運んでもらえるように契約してきたという報告は、何よりも嬉しかっただろうね。>城丸さん
普通の時ならいざ知らず、物が不足している中で息子が松葉杖で駆けずり回って取ってきた契約。
なのに、城丸さんはガンで余命いくばくも無い。
そんな城丸親子と平行して描かれたのが、純介(川岡大次郎)の変化。
河野医院で一人たたずんでいるところに、訪ねてきた老人。
その老人から河野(平田満)が大学病院で助教授の椅子を蹴って町医者になったと聞かされ、一度やる気を失った純介の心が動かされる。
自分はまだ研修医、ダメでもともと・・・。
父親から息子が学んでいく様子が良かった。
そして、末期がんの城丸さんが亡くなっていくのを見届けた、ICUにいる子供達。
寺泉(仲村トオル)はこれ以上人が死ぬところを見せたくないと言ってたけど、死から学ぶ事もあるんだよね。
私が子供を産んだ時の産婦人科のおじいちゃん先生の話を思い出しちゃった。
昔は家で出産し、死ぬ時も家で亡くなった。
人がどうやって生まれてきて、どうやって死んでいくのかを生活の中で知ることが出来た。
でも今は病院で生まれて病院で死ぬ。
人の生死を身近に感じられないのは、そういうところにも原因があるんだろうね・・・と。

城丸さんは亡くなったけど、最後に立派に成長した息子の姿を見る事が出来て、安心して旅立つ事ができたと思う。
死んだ父親に「ありがとうございました」と頭を下げる息子の姿にも感動しちゃったなぁ。

そんな感動的な話だったのに、最後は何じゃ?
学生ボランティアがどんどん帰ってしまって、残ったボランティアが配ったおにぎりが賞味期限切れ?
しかも1週間も前に・・・。(ーー;)
それを食べたスタッフたちが集団食中毒を起こすエピで来週へ繋いだわけですが・・・。
正直、どうよ?
おにぎりの中身、梅干と焼肉だって言ってなかった?
梅干はまだしも、1週間も経った焼肉なんて相当臭ったんじゃなかろうか?(・・;)
みんな疲れてて、臭いにも気付かなかったのかしら?
ボランティアのリーダーをやってる和也(小栗旬)も責任感じてしまいそう。

( ゚o゚)ハッ!
これでシメにしようと思って気付いたんだけど、今回の感想に進藤(江口洋介)と楓(松嶋菜々子)の名前が出てこなかったわ。(笑)
(・・・と、最後に付け足しのように書き添えておく私)

最終回
「命と希望が蘇る街へ!」
脚本:福田靖
演出:若松節朗

で、どのおにぎりが原因やったん?(笑)
全部賞味期限切れだったし、全部原因か?
いくらなのか、焼肉なのか、梅干なのか・・・それが知りたかった私はドラマの見方を間違ってたんですね。\(__ ) ハンセィ

でもね、どっちにしても食中毒でスタッフがバタバタ倒れる病院なんて嫌ですから。(^^;
そんなところへ急患の受け入れ要請・・・断ろうとすると純介(川岡大次郎)が戻って来て、受け入れOK!
うーん、うまいこと話が進んでるなぁ。(笑)
限られたスタッフでの22時間労働。
さすがに応援の医師とナースを寺泉(仲村トオル)に頼んだ医局長(香川照之)だけど、これがまた議員さんたちののんびりした対応で、じぇんじぇん前に進まないってーの!
実際、こんなもんなんだろうなぁ・・・と思ってしまった。

そんな中で、右肺を切除した郵便やさん(菊池均也)の話はよかった。
右肺を切除したばかりなのに、必死に体を鍛えようとする郵便やさん。
それは、被災した人たちに早く郵便を届けたいから。
あて先にたどり着いても倒壊している家屋。
現金書留を渡したくて、避難所を探して回りやっとその人に手渡す事が出来た時の喜び。
ペットボトル入りの重い荷物を、エレベーターの壊れたマンションの上層階まで階段で運ぶ苦労。
だけど、やはり届ける事が出来た時の喜びを感じる事ができる。
この話ね〜、すごくじ〜んとしたよ。
阪神大震災の時、被災した友人と連絡がどうしても取れなくて、心配のあまりダメもとで当時住んでいた住所あてに手紙を出してみたんだよね。
そしたら、ずいぶん時間はかかったけど、避難所にいる友人にちゃんと手紙が届けられて向こうから「避難所にいるけど、大丈夫だよ」って連絡をもらったの。
その時の事を思うと今でも涙が出るし、郵便やさんに感謝の気持ちでいっぱいになるんだよね。
だから、すごくすごく私としては泣ける話だった。
ただ、同じ郵便やさんでも進藤(江口洋介)に郵便を私に来たのが西村雅彦さんってーのは笑っちゃったなぁ。
ものすごいゲスト出演だ!(笑)

ボランティアのリーダーなのに、病院内でスタッフが食中毒になるという事態を引き起こしてしまって、和也(小栗旬)が落ち込んでいるのが可哀想だったなぁ。
彼自身がやった事ではないけれど、一番責任を感じるのは和也だもんね。
医療従事者でもないから、患者さんに接する仕事はできないし・・・もどかしさでいっぱい。
でも、こんな気持ちが医者を目指すきっかけになったんだろう。
最後はいきなり2年後にとんじゃって、研修医として和也がこの救命に戻ってきたわけだし・・・。
でも、いきなり2年後だし進藤はいつの間にかいなくなっちゃってるし、何だかなぁ・・・な終わり方だったような。(^^;
震災後、ちひろちゃん(福田麻由子)たちが描いた絵が寺泉寄贈の額に入れられて病院内に飾られて・・・それを見つめる楓(松嶋菜々子)のカットを見て、あぁやっぱ菜々子嬢のためのパート3だったのかと実感。
何だか進藤先生がお気の毒だと思うのは私だけ?(^^ゞ

SPの佐倉(大泉洋)メインな話という方が興味あるなぁ。(笑)
みんなを和ませるいい奴だったもんね・・・佐倉君。

アナザーストーリー
「震災から半年・・・
最終回で語られなかった
看護師たちの24時!
彼らの奮闘を描いた
新ドラマと第3シリーズの
感動エピソードで綴る
特別編!!」
脚本:福田靖
     武藤大介
演出:水田成英

震災後半年の東都中央病院で看護師たちにスポットを当てた番外編。
噂では佐倉(大泉洋)メインの話だと聞いてたんだけど、フタを開けてみれば・・・葉月(MEGUMI)メインじゃなかった?(・・;)
救命で生死の境を彷徨う患者に接しているうちに、虚しさを感じるようになった葉月が転属願いを出す。
状態が良くなって一般病棟へ移り、その後元気に退院していく患者さんは、一般病棟の看護師や医者を覚えていて感謝こそすれど、救命の医者や看護師に何かしてもらったなんて覚えてもいない。
そういうところに、ふと虚しくなってしまったわけだけど・・・。

葉月がぶち当たった、そういう虚しさを描きつつ、パート3の総集編を織り交ぜての番外編でしたが、1クールやってたドラマより二時間ほどのダイジェストで見た方が面白かったように思えたのは私だけ?(・・;)
良いとこ取りだからかなぁ・・・結構良かったんだけど。>総集編部分
ただ、CM入りの場面がぶちぶちに切られた感じがしたり、ちょっと雑な編集ではあったかな?

番外編のゲストとして出てきた、負傷した水道屋さん(岡田義徳)の話で葉月の心が動かされたのよね。
無料で風呂を開放したいと言ったお風呂やさんの水道を直して、そこに集った被災者がお風呂で見せた笑顔を見て、誰にも感謝されなくてもやりがいのある仕事はあると思ったこと。
水道やさんのそんな話と、救命での自分の仕事が重なったんだろう。
そこらへんまでは、まだ良かったんだけど、外科を退院したという子供にまつわる話は、あまりにも安易な感じで・・・。
救命にその子がいる間、ずっと手を握って呼びかけていた葉月。
自分のことは覚えていないと思っていたのに、その子が葉月の手を覚えていたというオチ。
うーん・・・ちょっとなぁ・・・。(^^;

そして、何度も佐倉が話そうとして、なかなか話す機会を得る事が出来なかった実家の犬の話。
これも「実家の犬がパーマかけてたんですよ。」ってな話だったら、聞かせてもらわなくてもよかったんだけどなぁ。
「古畑任三郎」の「赤い洗面器」の話みたいに、「結局、犬の話って何だったんだ?」で終わってくれた方が良かったような気がする。(^^;ゞ
オチの部分が適当すぎるよね。(^^;

 

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