はるか17(セブンティーン)

原作:「はるか17」山崎さやか
P:桑田潔・平部隆明
主題歌:メレンゲ ♪アオバ

Act.1
脚本:永田優子
演出:片山修

 

正直、「平山あや初主演ドラマ」って言ったって、女の私にゃ〜あんまり魅力を感じる事でもなんだけど、期待せずに観てみたら意外と面白かった。

就職活動中の大学4年生・宮前遙(平山あや)は、勉強は出来るのに就職は決まらず・・・求人誌で見つけた「童夢企画」という芸能事務所の面接を受け採用される。
本人はマネージャーとして採用されたと思い込んでいたが、出社してみるといきなりメイクされて写真撮られて、「即戦力」なんて言葉にいい気になってたらグラビア撮影。(^^;
17歳のタレントとして売り込まれようとしていた事がわかって傷ついた遙は、事務所を飛び出してしまうんだけど・・・。
同期でマネージャーに採用された桃田(金子貴俊)がとって来たグラビアの仕事を、桃田の「この会社だけはクビになりたくない」という気持ちと、同期のよしみで・・という言葉で断りきれず引き受けるが、これがまたエロ雑誌の撮影で霧吹きで水かけられて下着スケさせられたりと、遙にとってはキツイ仕事。
飛んできて土下座で謝った社長(古田新太)の「君が必要なんだ」という言葉で、1年だけという条件でタレントになる事を引き受けた。

ざっと、こんな初回なんだけど、脇がカタイ上に深夜向きだ!(爆)
今回はわりとあっさりした感じの古田新太、大福食いの大島蓉子、カマっぽいメイクさんの深沢敦、ワルそうだけど頭も悪そうな二代目社長の橋本さとし。
きっちりハマってる感じがしたし、こういう濃い面子の中で平山あやちゃんの可愛さが引き立ってる。(笑)
「いま、あいさつにゆきます」や「アッタクNo.1」という、実にバカバカしいネタもバカバカしさゆえに笑えるんだなぁ。
これなら楽しめそうだ。期待してるぞ、深夜枠!

Act.2
脚本:永田優子
演出:片山修

おー、これがどうして・・・なかなか面白い!
映画のオーディションを受ける遙(平山あや)、審査員には「おっぱい星人」として有名な河原崎監督(ケーシー高峰)。
メイクの尾倉(深沢敦)の「選ばれるのは映画に必要な子、一人だけ」という言葉が心に響いて参加してしまう。
自分を必要とされたい気持ちが彼女を動かしているというのが、よ〜くわかるんだよね。
セーラー服とかスクール水着とか、平山あやちゃんのいろんな衣装が見られるのも殿方は楽しいのだろうか?
ま、女の私にはそのあたりはあまり興味がないところなんだけど、さすがにパッドをつめているのを責められて、おっぱいを自分で隠しているお姉ちゃんにはw(゚o゚)w オオー!と思ったぞ!(笑)
さすがに平山あやちゃんでお色気シーンってわけにもいかないから、強引にねじこんでみたのか・・・。
これがなきゃ深夜枠の意味がないからなぁ・・・。(ホンマか?(^-^;)
しかし、水着で演技審査っちゅーのもどうよ?(笑)
その上台詞が「お侍様、お願いがございます。」だよ。( ;^^)ヘ..
すべては「おっぱい星人」の河原崎のためか・・・。
パッドつめた姉ちゃんに「AのくせにEと偽るとは無礼な・・・。」とキレる河原崎。
それを「無礼」と言われちゃ〜、「寄せて上げて」が普通な巷の女性はみんな無礼かと思われるのですが。(^^;

最終審査に呼ばれた事を喜んで、童夢企画のスタッフたちが疲れて眠っても一人演技の練習をしていた遙。
なのに、デキレースだった事に気付きショックを隠せない。
「最初から決まってたんですね。芸能界ってこんなとこなんですか?喜んじゃってバカみたい。」
ヤバイ・・・ちょっときゅん♪とした。(^^ゞ

落ち込む遙を励ますためにカメラマン・仁(冨田翔)のモデルをさせようと外へ連れ出した尾倉。
デキレースだったオーディションを思い出し悔しがる遙に、負けないだけの実力をつけろと励ます尾倉。
「あんたには華があるのよ。」
うーん、メイクの尾倉さん、なかなか良いキャラだ。
脇役が楽しいし、平山あやちゃんの演技も結構いいと思う。

公式サイトを覗いてビックリした。
あの妙な韓国ドラマを演じてる二人にも役名があったのね。(笑)
「チャン」と「チェ」ってどうよ?(爆)

Act.3
脚本:永田優子
演出:常廣丈太

「TRACK(トラック)」とか「酒豪刑事」とか、相変わらず細かく笑わせてくれますわ。(笑)

今回はビキニコンテスト。
カメラマンの仁(富田翔)の頼みで参加することになった遥(平山あや)。
カメラの前でがちがちになって仁王立ちしてる遥が可笑しかった。
でも、そこは仁が用意していた子犬のおかげで、遥の自然な表情を撮ることが出来て・・・。
しかし、これもファインプロが手を回して、ユリ(瀬戸早妃)が扉ページを飾る約束も出来てたんだけどね〜。(^▽^;)

読者投票の中間発表では、何と1位のはるか。
慌てたファインプロの内部で、松永(橋本さとし)が組織票で勝ち抜こうとして、現在の票の差を計算してるとこ・・・笑えちゃったわ。
783−705・・・・うーん・・・うーん・・・って、計算できずに悩んでるの。(笑)
くだらないけど、こういうところで笑えるってーのも深夜ドラマよね。
っつーか、応募券のついた雑誌を買い占めて組織票を入れようという、ある意味まともなやり方しか考え付かないところが松永の可愛いところ。(爆)
崎谷(杉本哲太)は違うわよ・・・ちゃんと(?)脅して順位の操作をしてるものね。(;´Д`)

最終発表で1位がユリ・・・遥がホッとしたのも束の間、街頭には大きな自分の看板が・・・。
別の雑誌の表紙を飾ってしまったのねん♪
いいんじゃない?本人は望んでないのに、どんどん成功していくみたいで・・・。
しかし、家族には隠してやってきた事なのに、これだけ大々的に顔が出ちゃったら、どうやって切り抜けるのかしら?
そういう部分も楽しみだわ〜♪

Act.4
脚本:永田優子
演出:常廣丈太

いや〜、またまたこの深夜枠で(TωT)ウルウルしてしもーた。
まさか着ぐるみのクマさんで泣くとは思わなんだ。(^▽^;)

遥(平山あや)は自分がタレントになりたいと願ったわけでもないのに、あれよあれよという間にグラビアが表紙を飾っちゃって、街には自分のデカイ看板。
何となく、ついていけないものを感じちゃうのね。
でも、周りはこの勢いに乗れをばかりに必死に売り込みをかけるし、またまたそこでギャップを感じて、ついに桃田(金子貴俊)と衝突。
一人で行動する事になった遥、早速取材に遅刻。
その上、グラビアを「あんな仕事」と言った遥に怒った社長が「やめちまえ!」と言って、ますます溝が深まる。

前半は大福を本当に死んでしまうんじゃないかってぐらい詰め込む幸子さん(大島蓉子)や、韓国ドラマ風にオーバーアクションでお届けする社長と遥の芝居が笑わせてくれたんだけど、後半ドラマの現場に入ってからは、何だか真面目に感動しちゃったのよね。
どうして、社長が遥にドラマの現場を見せたかったのか。
トップ女優である長谷川菜々子(相沢紗世)が、自ら「もう一度」と粘るところ。
その熱意に応えるスタッフ。
クマの着ぐるみ姿でありながら、奈々子のアドリブにつられて自分なりの芝居をする遥。
こういう現場からお茶の間に夢を届けているんだって事が、遥にもわかったのね。
自分だけが苦労してるんじゃなくて、周りの人たちの苦労があってこそのタレントなんだ・・・ってこと。
いやぁ、純粋に感動しちゃいました。

ファインプロの崎谷(杉本哲太)が着ぐるみ姿の遥を呼びとめて、「良かったですよ、あなたも」と一言言ってくれたのも良かったわ〜。
ユリ(瀬戸早妃)と遥、考え方は違ったけどお互いにタレントの仕事に納得いかない部分があったわけで、この両極端な二人が菜々子のようなトップを目指して頑張ろうと思い始めたという点でも今後が興味深い。
他番組の影響で放送が飛び飛びになってるのが残念だけど、このままの雰囲気で最後まで楽しませてもらいたいと思います。

Act.5
脚本:永田優子
演出:片山修

相変わらず前半は小ネタを盛り込んで、多少ぐだぐだしてたりもするんだけど、きっちり終盤でシメてきますな。
「見ざる言わざる海猿」とか、金子貴俊君と平山あやちゃんで「ウォーターボーイズ」もどきなんちゅーのも、この枠だと「パクリ」でなくて「お遊び」として通用するからいいよなぁ。(笑)

今回は大物俳優・笠倉健(西岡徳馬)との共演話。
その共演をかけて、ファインプロのユリ(瀬戸早妃)とオーディションで対決することになった遥(平山あや)。
しかし、ファインプロと競合すれば遥をつぶすと言われた社長(古田新太)は、やっとやる気になってきた遥を大切に思うあまり、オーディションを辞退しろと言い出す。

遥自身の気持ち、支えるスタッフの気持ち、社長の気持ち・・・いろんな気持ちが交錯する中で、遥がオーディションを受ける決心をしたのが、父・岩男(ガッツ石松)との電話だったのも良かった。
もちろん、この時点で岩男は遥がタレントとして働いていることは知らずにアドバイスしてるんだけど、父親の「何があっても逃げようと思うな。諦めるな。」という言葉が遥を動かしたんだよね。
社長も遥のやる気に負けて、オーディションを受ける事を承諾したんだけど・・・。

そんな遥をつぶすために、崎谷(杉本哲太)がわざわざ岩男の勤める学校を調べ上げて、グラビアで表紙を飾った雑誌を送りつけるとは・・・汚い。
これですべてがバレてしまった。
真面目な父親だけに芸能界で娘が働くというのが許せないみたいだけど、その働く姿を見せることが出来れば案外納得してくれそうな気がする。
お父さんが良いサポーターになってくれればいいんだけど・・・。

そうそう、韓国ドラマのシーンにインリンが出てたね〜。
でも、せっかくインリン使ったわりには露出が少なくて残念!
せっかくの深夜枠だし、出すべきものは出しましょう。(笑)

Act.6
脚本:永田優子
演出:片山修

遥(平山あや)がタレントとして働いていることを知った岩男(ガッツ石松)は激怒、遥を家に連れ戻してしまう。
そんな中、どうしてもはるかでなきゃ・・・という仕事が舞い込み、遥は家を抜け出して仕事へ向かう。
それがまた着ぐるみ・・・しかも「宇宙警備戦隊オースギレンジャーショー」(爆)
どんなネーミングなんだ?
これで大杉漣さんが登場すれば相当面白かったんだけど、さすがにそれはなかったな。(笑)

芸能活動に反対する岩男が遥を理解するまでが描かれていたけど、最終的には「私は私のために頑張りたいの」という遥の強い思いが岩男を動かしたわけか・・・。
子供の頃に一人で自転車に乗れるように練習していた遥と、今また一人で頑張ろうとしている遥が、父親である岩男にとっては重なって見えたのかな?

岩男が社長(古田新太)に「娘をよろしく」と頭を下げたところは、ちょっと(TωT)ウルウルしたなぁ。
笠倉健との共演話で、母親や妹がめちゃめちゃノリ気だったので、岩男も一緒になって賛成するかと思ったけど、そこまで甘い話ではなかったようで・・・。(笑)

これで父親にも納得してもらえて、芸能活動はやりやすくなったね〜。
あとは年齢詐称が問題かしら?(^▽^;)

Act.7
脚本:永田優子
演出:常廣丈太

めでたくオーディションに合格した遥(平山あや)。
笠倉健(西岡徳馬)との共演CMに、大御所・旭ヶ丘雪乃(朝丘雪路)とのドラマでの共演。
運が向いてきたように思えるけど、大御所とのお仕事は甘くないって感じでした。(^▽^;)
大物女優の新人いじめ・・・よく週刊誌のネタになってるような話が、遥の身の上にも起こってしまうわけですな。
最初は健さんが誉めた遥のことを可愛がってた雪乃さん・・・、しかし遥が収録の途中で雑誌の取材を受け、そのために次の収録が遅れた事に腹を立てた雪乃が激怒。
さぁ、大変・・・って感じだったけど、これが全部崎谷(杉本哲太)が仕組んだ事だったんだよね〜。
さすが大女優・・・お上手でしたわ。

前半は相変わらずネタ満載。
「弟」じゃなくて「お父と・・・」だったり、作者の名前が「津川雅浩」だったり・・・。
ドラマの監督(徳井優)の脇で座ってるスタッフが、普通のおばちゃんみたいな人だったり・・・。
まぁ、これがこのドラマのスタイルだから、これでいいんだろう。(笑)

ドラマの助監督として現れた森山(載寧龍二)に、遥がときめきを感じているのも今後の展開に関係してくるのかな?
タレントの恋・・・となれば、それはそれでエピソードとしては面白くなりそうなんだけどね。

Act.8
脚本:永田優子
演出:木村政和

降板させられた遥(平山あや)の代役がユリ(瀬戸早妃)に回ってきた・・・というか、こういう風に仕組まれてたわけよね。(´ヘ`;)
でも、ユリもちょっと可哀想じゃなかった?
「どんな小さな役でもいい。誰かの代わりでもいい。だけど、はるかの代役だけは絶対に嫌!」と本音を言ったら、崎谷(杉本哲太)に「大根女優のくせに・・・誰のおかげでここまで来たと思ってるんだ!」とすごまれて・・・。(怖)
引き受けないわけにいかないじゃんね〜。(^▽^;)
で、崎谷が何を狙っていたかというと、遥をファインプロに頂いちゃおうって魂胆だったのよ。
ただ潰そうとしてるんじゃなくて、遥が欲しかったんだわ。

この降板騒動で落ち込んで実家へ帰っていた遥の前に現れたのが、助監督の森山(載寧龍二)。
ロケハンで来たとか、おじいちゃんの家が近くだとか偶然を装ってたけど、遥と一緒に行ったお祭りで実は遥に会いにここまで来たんだと告白。
いやん・・・それっていい感じ?
え?キス?Σ(〃▽〃 )
遥の恋愛成就?と思ったら、物陰から(・∀・)パシャリ!!
・・・・・・・・・ってことは、森山も仕込みっすか?ヽ(;´Д`)ノ 
きっとキス写真が世に出回って、タレント生命の危機・・・って事になるんでしょうが、それ以上にもしも森山がファインプロの仕込みだとしたら、遥が立ち直れなくなりそう。(´Д⊂グスン
今回はあまり笑える部分はなかったけど、森山と遥のお祭りシーンがなかなかきゅん♪として良かった。
良かっただけに、森山が本当はどんな男なのかが気になるとです。

Act.9
脚本:永田優子
演出:常廣丈太

やっぱ森山(載寧龍二)はファインプロの手先だったか〜。
手先っちゅーか、役者の卵だったみたいね。
遥(平山あや)を罠にはめて、キス写真やら年齢サバ読み事実やら飲酒写真やら揃えられちゃって、遥本人のショックももちろんだけど童夢企画の存続も危うくなるじゃないのさ。

で、そういう事を気にする遥に「ファインプロなら記事をもみ消すことが出来る」と近づき、移籍を促すんだからタチが悪い!
純粋な遥だから、社長(古田新太)や事務所のみんなに迷惑をかけてしまうのが嫌で、自分が移籍すれば・・・と思うんだろうけど、それも童夢企画にとっては大問題だってことに気付いてほしいわ〜。
社長がうっかり口にした「商品価値が下がる」という言葉にショックを受けてた遥だけど、その後に幸子さん(大島蓉子)が言った「見てくれだけじゃダメ。中身も美味しくないと続かない。」って言葉に、もっと心を動かされてほしかった。
そんな心の余裕なんてなかったんだろうけど・・・。

ここまで来てるのに、ちょっとお遊び部分が多いかな?
本筋を楽しみにしている者としては、「で、どうなったの?」と思ってるのに遊んでばかりで多少イライラさせられる。
「安全第一・ゴンドラ桜」には、ちょっと笑ったけど・・・。(笑)
・・・といっても、もう次が最終回。
お遊び部分が活きるような感じで、うまくまとめてほしいです。

Act.10
脚本:永田優子
演出:片山修

遥(平山あや)をファインプロに渡すか、遥もろとも潰れていくか・・・よく考えろと福原社長(古田新太)につめ寄る崎谷(杉本哲太)。
で、結局福原が選んだのは遥をファインプロに託し、童夢企画を解散するという道。
遥の可能性を見出し、やっとここまでたどり着いたのに、これからって時にファインプロへ渡すなんて決断はしたくなかったと思う。
でも、渡さなければ間違いなく遥がつぶされてしまう。
元ファインの社員だっただけに、そのやり口はよくわかってるから遥をタレントとして守る方を選んだんだろうね。
「俺の夢だけは壊さないでくれ。」、とってもせつない一言だった。

森山(載寧龍二)に騙されていたことを知った遥は、ファインプロの崎谷に会ったものの、「商品になる気はない!」ときっぱり移籍を断った。
いつもは何をするにも自信なさそうな遥が、最終回ではきちんと自分の意見を持って自分の意思で行動しているのが印象的だったわ。
童夢企画に戻って「タレントやるならここがいいです!」と言ったのも、実にきっぱり言い切った感じで気持ちよかった。
ユリ(瀬戸早妃)が遥の飲酒写真を盗み出して、福原に渡したのもちょっと良かったし・・・。

心配していたおふざけ部分も最終回は適度な感じだったし、韓ドラチックな場面もきちんと後に繋がっていたのでダレる事なく見られてよかった。
ただ、最終的な終わり方がいまひとつだったかな?(^▽^;)
JARのCMのお披露目で挨拶しようとした時に停電して「もーーー!」ってな終わり方はどうよ?(゚ー゚;Aアセアセ
シメはいまひとつだったけど、思ったよりは楽しめた。
まぁ、「思ったよりは・・・」ってところがミソなんだけどね。テヘヘッ(*゚ー゚)>

 

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