がんばっていきまっしょい

++映画版 ++ ++テレビ版++

原作:「がんばっていきまっしょい」敷村良子
P:重松圭一
主題歌:aiko ♪キラキラ

第一艇
「漕ぎたい」
脚本:金子ありさ
演出:三宅喜重

いやん、ええやーーーーん!
女子が元気で、主題歌じゃないけどキラキラしてて・・・おばちゃんは初回から泣いてしもーたがな。(ToT)ウルウル
青春?・・・私にとってそんなもんは、「いつやったかいな?」ぐらい遠い過去のお話ですが、それでも一緒にo(^ー^)oワクワクしたり、o(^o^)oドキドキしたり、(☆o☆)キラキラしたりしたくなっちゃいました。

悦子(鈴木杏)が、また可愛い♪
そして、今後悦子と一緒にボートをやっていくメンバーも、それぞれ味があって素敵です。
高校でボート部に入部しようと思ったら、女子部がない!
とりあえず入部できたと思ったら、男子部員は悦子をマネージャー志望だと勘違いしてたし・・・。
それから悦子の部員集めが始まるんだけど・・・。

ボートをやってみたいと思ったきっかけが、入学前の出来事。
出来の良い姉・法子(浅見れいな)ばかり気にかける親への苛立ちで家出・・・その時偶然見たボート部の練習風景。
わけもなく気持ちがふるふると震えた・・・それを忘れたくなくて、砂浜の砂を記念にとっておいた。
名付けて「ふるふる記念」。
あぁ・・・もうダメ。
おばちゃん、こういうのに弱いの。
「ふるふる記念」・・・・そのネーミングにおばちゃんの気持ちがふるふるしちゃいました。

せっかくボートに乗せてもらったのに、千本漕ぎをカウントするためのカウンターを海中に落としてしまって大失敗!
おまけにカウンター探そうと、海へダイブ!
そんな悦子に最後の女子ボート部員だった仁美(石田ゆり子)が「ボートはそんな甘いもんじゃないよ。なめんといて!」と一喝。
思い切り落ち込んだ悦子は、中浦さん(藤本静)が中田三郎(内博貴)に告白して「ごめん」とフラれるのを目撃。
その後、中浦さんの「自分ごまかして逃げるより、いいんやない?ぐちゃぐちゃ悩まんと動いた方が、少なくとも後悔はない。」という言葉で勇気をもらう。
「ほらな・・・またつよなった!」という中浦さんの笑顔が、またおばちゃんの心をふるふるさせやがる!
やっべーーーー!全編ふるふる記念だ!(爆)

ボートをやってみたい。
もっと濃い高校生活を送りたい。
もっと深い友達がほしい。

ええやないのーーーーー!
ボート、やりなはれ!
濃い高校生活、送りなはれ!
深い友達、つくりなはれ!
もう、自分の子供を応援するような気持ちで見守りますわ。

悦子のひたむきさに打たれて、早速矢野さん(相武紗季)・中浦さん・中崎さん(佐津川愛美)がボート部へやってきた。
矢野さんがふるふる記念に、悦子が教室の黒板に「女子ボート部」と書いて回ったチョークを持ってきたのが、また泣けた。
あとは菊池さん(岩佐真悠子)が仲間入りしなきゃならないんだけど、どういう風に加わる事になるのか楽しみ♪

こういうの、子供に見せたいなぁ。
何で、10時からのドラマだったんだろ?
関テレの枠って事はわかってるんだけど、これ9時にしてほしかったわ〜。

第二艇
「涙の青い海」
脚本:金子ありさ
演出:三宅喜重

部員も揃ったし新人戦目指して頑張るぞ!と思ったのに、メンバーが足りないと言われる悦子(鈴木杏)。
そこで父親がボート競技をやっていた菊池さん(岩佐真悠子)を誘うと、あっさり「ええよ」の返事が・・・。

でも放課後部活を覗きに来た菊池さんは、矢野さん(相武紗季)が中崎さん(佐津川愛美)に「顔も見たくない」と自分の事を話しているのを聞いて、黙って帰ってしまうのよ。
気が強そうな菊池さんでも、これはちょっと出て行けなかったわね。
で、何も知らない悦子の前では、ボート部に籍だけおいておくつもりだと悪ぶってしまうし。
自分の心の中に弱い部分があるからこそ、他人には強がって見せてしまうんでしょうかね〜。

菊池さんのお父さん、娘がボートを始めたと聞いて覗きに来てしまうのね。
そこでお父さんと顔をあわせたのが矢野さん。
日頃の憎しみをぶつけるかのように、菊池さんの素行の悪さなど語って聞かせたらしい。
それを知った菊池さんが矢野さんに食ってかかった。
無理もない。
両親の仲がうまくいってなくて、いつも寂しい思いをしていた菊池さん。
ボートを始めようと思ったのも、両親が仲良くなるきっかけになればという気持ちから。
見た目派手な菊池さんが、そんな事を思っていたなんてね・・・。(ToT)ウルウル
追試が迫っているのに、菊池さんを放っておけなかった悦子も良かった。
「こんな悲しい顔してんのに放っておけん」
深い友達が欲しかった悦子にとって、菊池さんも大事な友達だったのね。
「ずーっと一緒におるから、好きなだけたそがれてええんよ。」と言って見詰め合う女子二人。
w(゚o゚)w オオー!
そんなに見詰め合われたら、何だか照れますがな・・・。``r(^^;)ポリポリ
っつーか、女の子同士で(^з^)-☆チュ!!でもしちゃいそうな勢いでしたな。(笑)
菊池さんの「私、ボートやりたい」と、わだかまりがとけた矢野さんの笑顔が良かったわ。

さて、やっと人数が集まったと思ったら、来週はもう大会出場なの?(^-^;
練習にもなってないような練習風景を見ていた仁美(石田ゆり子)の、「なんやゴムボートみたいで楽しそうやね」という嫌味に、「はい、楽しいです」と素直に返す悦子が可愛かった。
ええな〜♪こんな女子たち♪

第三艇
「必勝新人戦」
脚本:金子ありさ
演出:三宅喜重

このドラマに出ていたNEWSな彼が、まさにニュースになってしまったという皮肉な出来事が起きたわけで、急遽彼の出演シーンはカットされたそうです。
そんなんで大丈夫か?と思ったら、案外大丈夫でしたね。(゚ー゚;Aアセアセ
テレビ誌によると、NEWSな彼と悦子(鈴木杏)たちが新人戦で戦う新海高校のボート部員が中学の同級生だったという設定があったようですが、まぁデリートしやすい設定で救われたんじゃないでしょうか?(^▽^;)
ま、彼のことはもう触れずにおきましょう。

ドラマの話を・・・。
新人戦に向けて練習の励む悦子たち女子ボート部。
しかし、練習を見てくれた大野(池内博之)は悦子に「お前が大穴や」と特別メニューを組む。
学校の成績が人より劣っていても気にしなかった悦子だけど、ボートに大切な筋力も持久力も劣っていると言われてはキャプテンなのに困るものね〜。
でも、その特別メニューをサボりまくるわけよ。
俗に言う「やったつもり・・・」ってやつかな?(笑)
やることやらずに、大野が作ってくれた特別メニューの紙に丸印だけつけていく。
ちょっとわかるわ〜。
それじゃダメなんだけどね・・・、「ま、いっか」って自分に対する甘えが出ちゃうのよね。
ブー(錦戸亮)が、そんな悦子を見て自分の体験談を話してくれたのは良かったな。
サッカー部のキャプテンだったブーの「自分に嘘をつくと負けるって思った」という一言。
自分の経験から出た言葉だけに重かったよね。

で、新人戦当日。
目標は決勝進出だったけど、夢ばかり大きくて地道な努力をしてない悦子たちが簡単に勝てるはずもなく、どんどん他校に引き離された上、リー(相武紗季)はシートを飛ばすし、イモッチ(藤本静)はオールを流すし・・・。
ゴールもまだ遠い、審判には「棄権しますか?」と聞かれた時、悦子の目に飛び込んだのが姉ばかり可愛がってた父・幸雄(大杉漣)の姿。
「このままではダメなまんま。見てもらえんで当然や。ここで逃げたら本当に負けや!」
うわっ・・・おばちゃん、またしても泣いてしまいました。。・゚・(ノд`)・゚・。 
初めてボートを見て心がふるふるした時のこと、女子ボート部を作ろうと必死になったこと、特別メニューをこなさなかった自分の弱さ・・・。
いろんな思いが悦ネェの頭の中をよぎったんでしょうね。
たった一人でボートを漕ぎ出す悦ネェを見て、「キャッチ・・・ロー・・・」と声をかけるヒメ(佐津川愛美)。
ダッコ(岩佐真悠子)も漕ぎ出し、リーもシートは飛ばしたままで漕ぐ。
片方しかオールのないイモッチも声で応援。
おばちゃんの心はまたしても、「ふるふる記念」です。
どんなにブザマでも必死にゴールを目指す姿に、きっちりヤラれてしまいました。
ゴールのゴールとスタートのゴール。
ただゴールするためだけのゴールと、次のスタートのためのゴールという違い。
どちらにするかは本人次第。
一度は帰りかけた幸雄が戻ってきて、あきらめない娘の姿を見届けてくれたのも良かったわ。
決して満足できる結果ではない・・・、だけどあきらめなかった事で小さな達成感だけは味わえたのかもしれない。
次のスタートを切るためには必要だった今回のゴール。
いやぁ・・・泣けました。

新人戦が終わったら抜けると言ってたヒメが、「勝つまではやめられん!」と残る決意をしてくれたのも嬉しかった。
やっぱ、ヒメの可愛い声でコックスやってもらわなきゃね♪
仁美(石田ゆり子)がボートを教えると言い出したのはいいけど、どうも衝突するみたいだね。
毎回じ〜んとするドラマだわ〜。
冒頭で書いた彼のことも、ドラマには大きな影響がなくてよかった。

第四艇
「ふざけんな」
脚本:金子ありさ
演出:南雲聖一

中田三郎が代わった・・・。
まぁ、それはそれでおいといて(つ´∀`)つ・・・。

仁美(石田ゆり子)がコーチとなって、女子部の合宿が始まった。
「変なクセがついてる」「無駄に漕いでる」と言われ、フォームを直すために陸での練習ばかり。
ボートが漕ぎたいのに、なかなか漕がせてもらえぬ苛立ち。
こんな練習では「わくわくしない」という悦ネェ(鈴木杏)の気持ちもわかるけど、どんな事でもまずは基本から・・・だもんね。
そこを忘れてもらっちゃ〜困りますな。

合宿最終日も陸トレ。
さすがに悦ネェも黙っていられず、仁美に「ボートに乗りたい」と気持ちを伝えるんだけど、あっさり却下!
そのやり取りを聞いていた大野(池内博之)が仁美に話をしている間に、女子部は勝手にボートを漕ぎ出し海へ出てしまった。(^▽^;)

そこからは陸では大騒ぎ。(笑)
でも、漕ぎたくて漕ぎたくてたまらなかった女子部のメンバーにとっては、嬉しくて嬉しくてたまらなかったのよね。
無我夢中でボートを漕いで、ふと気付くと最初に「ふるふる」した時のような美しい夕日。
そこで気付くわけですな・・・仁美の教えを守って練習してきた事の成果が表れつつあることに。
「もっと、もっと、うまくなりたい」
地味な陸トレの意味を実感して、帰っていく悦ネェたち。
仁美にも謝って許してもらおうなんて思ってたんだろうけど、まだ悦ネェたちの考えは甘かったみたいね。
仁美には「あんたたちには何も教えん!」と言われちゃって、その上、男子部もオールを勝手に持ち出されたことで「ふざけんな」状態。
レギュラーをはずされた先輩が、ブー(錦戸亮)に「使え!」と渡してくれたオールだけに、勝手に持ち出された事は許せないんだろうなぁ。
コーチにも見放され、男子部も怒らせてしまって、女子部は孤立してしまうんじゃ・・・?
せっかく基礎的な練習の意味もわかったというのに・・・。

さて、冒頭でも書いた通り、中田三郎は今回から代役の田口淳之介君に・・・。
もっと違和感があるのかと思ったけど、ぜんぜんOKだったと思います。
それでも来週は特別編を入れるしか手がなかったんでしょうか?
最終回の後だったらわかるけど、こんな中途半端なところで特別編を入れなきゃならないというのが、切羽詰った感じを物語ってますね。(^▽^;)

第五艇
「好きなんよ」
脚本:金子ありさ
演出:南雲聖一

さて、前回の「特別艇」・・・ほぼ総集編だったんで何も書かずにスルーしちまいました。<(_ _)>

で、「特別艇」を挟まなくてはならなかった苦しさもあったのでしょうが、今回はテンションが上がらぬまま1話終ってしまった感じ。

男子部と女子部だけでなく、コーチの大野(池内博之)と仁美(石田ゆり子)までケンカしてるというのが、傍から見てると滑稽ではありましたな。(笑)
いがみ合ったままボートに乗って漕ぎ出し、男子部も女子部もより速くボートを進ませることに集中するあまり、悦ネェ(鈴木杏)たちの女子部が新海高校のボートの横っ面に直撃!
ひえ〜、そりゃいかんだろ・・・。(^▽^;)
ちゃんと周囲は確認しなきゃね〜。(゚ー゚;Aアセアセ

ボートの弁償をするために、新海高校の雑用を引き受けることになった女子部。
OBの皆さんが修理代を出し合って下さったけど、そのお金を新海のちえみ(関めぐみ)に渡そうとすると、金はいいからこのまま手伝えと・・・。
どうしてもボートに乗りたくて、頭を下げようとしている悦ネェの前に割って入ったのがブー(錦戸亮)。
小さい頃にジャングルジムから悦ネェを突き飛ばしたのを今頃暴露して、二人の仲が気まずくなっちゃったんだけど、今回助けてくれたことでチャラ・・・にはならんか。(゚ー゚;Aアセアセ

ブーのことを好きなリー(相武紗季)が悦ネェに伝えた自分の気持ち。
「私、関野君のことが好きなんよ!」
素直に言えるって事は素晴らしいけど、これが今後どういう展開を生むのか・・・。
ボートと恋愛を分けて考えられるほど大人じゃないだろうし、何かにつけて恋愛面が影響を及ぼしてしまうんだろうなぁ。
あぁ、若いって素敵♪(笑)

だけど、最初の頃に比べるとこのドラマのテンション下がっちゃったなぁ。(゚ー゚;Aアセアセ
別に中田三郎が代わった事が原因ではないんだけど、それによってちょっと中断みたいになったのが視聴者側の気持ちを切ってしまったのかも・・・。
ここから、もうひと踏ん張りしてほしいんだけどなぁ。

第六艇
「せつない海」
脚本:金子ありさ
演出:三宅喜重

まだ一勝も出来ない女子ボート部。
何とか勝ちたいと必死になる気持ちとはうらはらに、ばらばらになってしまう女子ボート部のメンバー。
そこに恋愛問題まで絡んできて・・・、でもそれが逆にリアリティを感じた部分でもあったかも。
リー(相武紗季)は「公私混同はしない」ときっぱり言ってたけど、この年代じゃあ公私混同しても無理はないって!(^▽^;)

仁美(石田ゆり子)に言われて勝つためにダイエットを始めたイモッチ(藤本静)。
中田三郎(田口淳之介)にそそのかされてマラソンで無理をした悦ネェ(鈴木杏)は貧血で倒れ、代わりにキャプテンを任されたのがリー。
リーのやる気はわかるし、本物の選手の練習見学を企画したりとやり手なのもわかったけど、みんなを思いやる気持ちには欠けていたかな?
目標へ向かって必死に突っ走るだけではキャプテンは務まらない。
そういう点では、悦ネェはさすがだったね。
ボートを漕がずに岸から見ているから、余計にイモッチの辛そうな顔が理解出来たのかもしれないけど、それを見て「岬まで10往復、20キロ」に挑戦するリーたちを止めるのも勇気が必要だったと思う。
でも、そんな勇気以上に辛そうなイモッチを放っておけなかったんだよね・・・悦ネェ。
「変わっていかなきゃダメだ」というリーに、「私らは私らのままでいい」と悦ネェ。
結局、イモッチが「しんどい」と正直な気持ちを口にして、みんなもイモッチを気遣う方を選んだってわけね。

悦ネェのみんなに気を配る優しさと、リーの計画性や行動力。
これが両方揃えばいいじゃん!と思ったら、ブー(錦戸亮)に告白したものの彼にうつむかれてしまったリーが部活に来なくなる?(^▽^;)
こんな状態じゃ、一勝するのがまた難しくなっちゃうよ〜。

第七艇
「別れる二人」
脚本:金子ありさ
演出:三宅喜重

「悦ネェ(鈴木杏)とは一緒にボートをやれないと、リー(相武紗季)がボート部を辞めた。
リー抜きで頑張ろうとする悦ネェ。
それは決してリーを否定することではなく、リーにもう一度ボートをやりたいと思わせるためだったのね〜。
だからこそ、負けられない新海との対抗戦。

女子ボート部を辞めて、あっさり軽音部に入部してたリーも、本当はボートがこぎたくて仕方なかったのね。
対抗戦当日、ユニフォームを着て現れたリーをちゃんと受け入れる悦ネェたち。
実際には高校生の女子ともなれば、こんなにあっさりしたもんじゃないんだろうけど、そこはドラマですから・・・。(笑)

新海との対抗戦、僅差で負けてしまった悦ネェたち。
でも、後ろにいるリーのオールを目の端でとらえて、すごく嬉しそうに、そして楽しそうに漕いでる悦ネェの表情が良かった。
リーも「楽しく漕ぎたい」という意味がわかったと言うし、大きな壁だったけど女子ボート部が頑張って乗り越えて・・・。
「戻って来てくれて、ありがとうな」という悦ネェの素直な言葉にも感動した。

悪くはないんだけど、最初の頃のように心がふるふるする事はなくなったかなぁ?(^▽^;)
ちょっと恋愛部分が多くなるようで、また違ったふるふるがあるかもしれません。
個人的にはヒメ(佐津川愛美)の甘えたような掛け声が好きです♪
あの声は心をふるふるさせるんですけどね〜。(笑)

第八艇
「初めての夜」
脚本:金子ありさ
演出:池添博

えがったーーーーー!
このドラマで久々にふるふるして、(TωT)ウルウルしたよ。

前半は高校生の恋愛模様と、全く違う場所で展開される大野(池内博之)のレースに関連があるとは思わず、何でこのふたつのエピが同時進行なんだろう?と疑問さえ感じていたんだけど、そのリンクが見えたとき、何ともいえない「ふるふる感」が伝わって来て泣いてしまいましたわ。

中田三郎(田口淳之介)のことが好きな悦ネェ(鈴木杏)と、そんな悦ネェを気にせずにはいられないブー(錦戸亮)。
修学旅行先の大阪にかつて付き合っていた小百合(石川亜沙美)がいると知った三郎は、どうしても彼女が忘れられず会いに行く。
しかし、そこで見た小百合はケバイ化粧と服装で、男と住んでいてこれから夜の仕事に出るところだと言う。
変わってしまった彼女にショックを受けた三郎と、そんな三郎を見てこれまたショックを受ける悦ネェ。
元気のない悦ネェが気になるブー・・・と、とってもせつない恋愛模様なのよ。
でもね、小百合の言ったことは嘘だったの。
リー(相武紗季)に引っ張られて小百合を見に行った悦ネェは、近所の人に小百合が本当は絵の勉強を続けたくて働きながら学校へ行ってると聞かされるわけ。
でも、そんなことを三郎に言ったら、二人の仲は戻ってしまうとダッコ(岩佐麻悠子)に言われると、なかなか言い出せなくて・・・。

ここで重要になってくるのが、大野のレース。
ライバルは伸び盛りの選手で、おまけにレース前日に熱を出し良いコンディションとは言えない大野と、そんな夫が負けるのを見るのが怖くてレース会場に行けない仁美(石田ゆり子)。
友子(市毛良枝)や緑(友近)に背中を押され、会場へ駆けつけた仁美が必死で漕いでる大野を見ながら必死に走ってるところで泣けました。
夫婦は一緒に戦ってるんですなぁ。
水の上と地上・・・場所は違えど、二人は一緒にゴールを目指してる感じがして、相当(TωT)ウルウルしてしまいましたわ。
そこで仁美が大きな声で「がんばっていきまっしょい!」と声をかけると、それに「しょい!」と反応した大野がスパートをかけて見事勝利!
ここだけでもかなり泣いたんだけど、勝った大野の喜ぶ顔を見ながら悦ネェと電話してる仁美の台詞でぐっと来た。
「あの人が笑うとる。ええもんやな、大切な人のとびきり幸せな顔見れるのは・・・。」と仁美の涙声。
この言葉で、悦ネェは三郎が誤解したままではいけないと思うわけやね。
で、小百合と会った方がいいと連れて行き、二人は誤解を解くわけだ。
その場面に立ち会ってること、悦ネェには辛かったと思う。
でも、自分にとっての大切な人である三郎が、辛い顔してるのをそのままにして愛媛には帰れなかったんだろうなぁ。
ええ子やね・・・悦ネェ。。゚(゚´Д`゚)゚。

中田三郎に「オレにとっての一番は、お前に会えたこと」と言われたのも、悦ネェの気持ちを思うとせつなくなった。
さんざん女子ボート部のみんなに「中田三郎にとっての一番は悦ネェや」と言われてたけど、その一番と実際に三郎が言った一番は意味が違う。
それをはっきり感じ取ったから、悦ネェは一人ホテルのプールサイドで泣いてたんだよね。
心配して見に来たブーに「帰りたい・・・早く帰りたい。」と悦ネェが言ったのは、またまた泣けちゃったよ。
でもね、悦ネェ・・・たこ焼き24個で立ち直れるってーのは、若い証拠やで〜。
「マイナスの気持ちは全部次の試合のガソリンになる。だから傷つくことを恐れなくていい。」という仁美の声にもジーンとした。
いやぁ・・・ホンマに「がんばっていきまっしょい」という気持ちにさせてくれるなぁ。
このまま、ふるふるさせておくんなまし。<(_ _)>

第九艇
「かなわぬ夢」
脚本:金子ありさ
演出:南雲聖一

県大会で決勝進出!
すでに腰を痛めている悦ネェ(鈴木杏)だけど、琵琶湖での大会に出るために必死でボートを漕ぐ。
決勝戦では仁美(石田ゆり子)の作戦で、先行逃げ切りのレースを仕掛ける。
腰が痛い悦ネェが、痛みを我慢して必死に漕いでる姿は痛々しかった。
「私らのボートは、まだまだ終わらん!」という悦ネェの叫びと、逃げ切ってゴールした松山第一クルーに初っ端から(TωT)ウルウルしてしもーた。
あぁ、若いって素晴らしい。(爆)

次は琵琶湖だ!と活気付いたのはいいけど、悦ネェの腰はすでに限界でボートは無理だといわれてしまう。
これからが夢の舞台なのに、何でこんなことに・・・という悦ネェの嘆きが聞こえてきそうだったわ。
悦ネェの腰の状態がみんなにバレた時、リー(相武紗季)がそれでも悦ネェと漕ぎたいと言い出した時は、「そんなぁ・・・悦ネェの心配もしたって〜なぁ」と思ったけど、それにはリーなりの理由があったのね。
女子ボート部全員、愛媛大学に進学しボートを続けようという約束・・・リーは東京の医大の推薦が取れそうで、そこを目指す事にしたから愛媛大学にはいけない=みんなでボートを続けることはできない。
だから、どうしても悦ネェと一緒に漕ぎたかった。
うーん、気持ちはわかるけど、ここはダッコ(岩佐真悠子)の言う事の方が良かったかも。
想い出作りのために悦ネェを引っ張り出して、辛い思いをさせるのか?
リーもそんなつもりじゃなかったかもしれないけど、結果としてダッコが言う通りなんだもんね〜。
悦ネェが自分から仁美に「レギュラーから外してください。」と言いに行くのは勇気がいったと思う。
気持ちはボートの上なんだからね。

ボート部のメンバーや仁美の優しさも、大好きなボートを漕げず卑屈になっている悦ネェには届かない。
みんなが琵琶湖レガッタのチラシの裏に書いてくれた寄せ書きも、ふるふる記念の砂も捨てたくなる気持ち・・・わかるなぁ・・・。
本当に純粋な気持ちで、みんなは悦ネェを心配したり気遣ったりしてくれてるんだけど、そうされること自体が辛いし耐えられない。
そんな時、ブー(錦戸亮)はいい事言うよなぁ。
「きちんとイージーオールせんと、次の試合始まらへんやろ?」
そうだ、そうだ!
一度終わらせないと、次は始まらない。
ただ、その終わらせる事が難しいんだけどね。(;´Д`)

ぐじぐじ言い続ける悦ネェだけど、そのぐじぐじしたところも理解できるだけにせつなかったなぁ。
でも、お父さん(大杉漣)ったら良かったわよ!
「最後の最後に貧乏くじ引くなんてダメなんやね」と落ち込む悦ネェに、「俺は満足ぞ!」なんて。
「一緒に行こう」と誘ってもらっても、素直に琵琶湖についていく気はしなかった悦ネェ。
だけど、みんなが出発してしまうと、みんなの事が気になって仕方ない。
お父さんの「ボート、好きいう気持ちにまで背ぇ向けるんか?」という言葉に、「今でも大好きや」と悦ネェ。
そこで、「行くで!琵琶湖!」と立ち上がったお父さんと、お父さんの背中を追いかけていった悦ネェで泣いてしまいました。
捨ててあったチラシとふるふる記念の砂を、ちゃんと取っておいてくれたお母さん(市毛良枝)もいい人だよなぁ。(涙)
家族があったかくて素敵・・・。

たとえボートが漕げなくても、悦ネェが同じ場所にいるだけでどんなにみんなの気持ちが違うことか・・・。
悦ネェ・・・あなたがいる必要性は、ただボートを漕ぐ面子の一人というだけではありません。
どうぞ、自分がいる意味も見つけて来て下さい。<(_ _)>

最終艇
「サヨナラ」
脚本:金子ありさ
演出:三宅喜重

何でかな〜、このドラマを見てると終止(TωT)ウルウルしてしまうのよ。
「ふるふる」「キラキラ」「わくわく」・・・。
うまく説明できないきれいなものが、たくさんちりばめられてる感じがする。

先週、「行くぞ!琵琶湖!」と威勢よく車を走らせた幸雄(大杉漣)に感動したのに、最終回の冒頭で「あれ?ここ、どこや?」と迷ってるのは可笑しかった。
それでも競技会場へついた悦ネェ(鈴木杏)、ところが試合は翌日、今日は練習日だと言われ、またショック!(笑)

根本さん(小日向文世)のボートは禅の修業に似てるという話は良かった。
ちょっとした不信感や不安がボートに出るというのは、ボートだけの事ではないと思う。
どんな競技も精神的な不安定さは影響するだろう。
だけど、松山第一は試合前に男子も女子も精神的に不安定だったなぁ。

そんな中、悦ネェの前向きな気持ちは良かった。
「出来ない事を考えるより、出来ることを考えてワクワクしたい。」
そう言ってはいるものの「みんなと一緒に漕ぎたい」という気持ちも強くて・・・。
でも、そんな自分を「6人目のクルー」と位置づけて、ボートに並んで走る姿は泣けてしまった。
きっと走るのも辛いだろうに・・・。
「頑張れー!松山第一ー!」
あの日、心がふるふるした日に見たボートを漕ぎたくて、女子ボート部を作ろうと頑張って、メンバーを集め、いろんな壁にも立ち向かって・・・。
一番この舞台に立って欲しいのは悦ネェだし、他の部員も悦ネェと漕ぎたかったはずなんだけど、それは叶わず・・・。
せつなくなってしまった。
だけど、一度はねじれてしまいそうだった心を真っ直ぐに立て直して、仲間を応援しながら一緒に闘う6人目のクルー。
決勝には出られなかったけど、心に残るベストのレース・・・。
思い通りにならない事、そういう現実と向き合う事、悦ネェは辛い思いをしたけど大切なことを学んだんじゃないかしら?

卒業したらそれぞれの道を歩むことになる女子ボート部。
悦ネェの腰の調子もマシって事で、最後にみんなで漕いだボート。
ふるふるしそうな景色の中で、水を感じ、風を受け、気持ちをひとつにして漕ぐ姿に(TωT)ウルウル。
一生懸命頑張ってきた仲間ときちんと区切りをつけるには、やっぱボートの上なんだろうな。
「あたしらの自慢のキャプテンや!」「オールメン、ご苦労さんでした」や「高校生活=ボート、すなわち○」という「青春方程式」も良かった。

卒業後、それぞれ進むそれぞれの道。
リー(相武紗季)は医学部、イモッチ(藤本静)は広島の大学、ヒメ(佐津川愛美)は大阪の大学、ダッコは地元の大学でボートを続け、悦ネェは東京で写真の勉強。
三郎(田口淳之介)が東大ってーのには驚いた!(^▽^;)
ブー(錦戸亮)は東京商船に行くと言い、「俺は悦子のことずっと見てきた。これからもずっと悦子のことだけ見とる!」と男らしく言い切った!
同じ東京に行くんだし、会おうと思えば会う機会もあるでしょう。
でも、何気に東大な三郎も東京にいるというのがミソかな?(笑)

悦ネェが東京に発つ日、黙って見送る幸雄に船の上から深々と頭を下げる悦ネェには泣けた。
そして走ってきたリー、ヒメ、ダッコ、イモッチとの「がんばっていきまっしょい!」の掛け声!
3年間、共に過ごしてきた仲間だからこそ「がんばっていきまっしょい」という言葉だけで、全部伝わる感じがして、またまた泣けてしまった。
一人で「しょい」と小さくつぶやいて、新たな一歩を歩み出す悦ネェに拍手だったわ。

とにかく、羨ましいほどにひたむきな若者の姿にふるふるさせられっ放しでした。

 

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