夢で逢いましょう

P:貴島誠一郎・田沢幸治
主題歌:松任谷由実 「ついてゆくわ

第一夜
「絶対!結婚してやる」
脚本:成瀬活雄
演出:松田礼人

木曜日はね・・・(涙)、ただでさえドラマの本数が多いのよ。(泣)
だからね・・・あたしゃ〜@womanで「アタックNo.1」を担当していることもあって、このドラマは初回だけ見てリタイアするつもりだったわけ。

ところが・・・初回観ちゃったら、結構好きなタイプのドラマなのよ。(^^;
どうしましょ?('';)ウーン

以前にもTBSで「幸せのシッポ」という水野美紀と長塚京三さんのドラマがあったんだけど、ウラが人気のあった「ビッグマネー」(こちらは長瀬智也)で私の周囲ではじぇんじぇん人気がなかった作品にハマった私。(^^;
どうもあの時の感覚に似たものを感じるのですが・・・。(^^;ゞ

母の死をきっかけに単身赴任だった父親・恭太郎(長塚京三)と暮らし始めたハツミ(矢田亜希子)。
そんなハツミにプロポーズしてきたのが、彼女が働く歯医者の院長・良平(押尾学)。
まぁ、このプロポーズも雇ってるハツミと結婚してしまえば、人件費が浮くのでは?ってな感じで愛があるのかどうかは微妙・・・って感じだったんだけど、不思議と良平には嫌な感じがしなかったんだよね。
ハツミは恭太郎に笑い話ぐらいの感覚でプロポーズされた事を話すんだけど、子離れしなくちゃと思っていた恭太郎は何を思ったか「お前が結婚しないと再婚できない」と言い出して・・・。
父親は娘の結婚相手が気になるし、娘は父親の再婚相手が気になるし・・・。( ;^^)ヘ..
お互い結婚なんてする気はないのに、相手の好きな人を見たいがために会う段取りまでつけちゃって・・・。
そんな親子の可愛らしい意地の張り合いが微笑ましいんですわ。

他にはハツミの佐世保時代の同級生・元(永井大)や、歯医者に患者として現れたIT企業の篠田(前川泰之)などがハツミの周りにチラついてくるわけだね。
この篠田さん、マネーゲームをしてるつもりはないとか、父親の会社をほんのちょっと大きくしただけなんて言ってるけど、ハツミを食事に誘った後はPCの中で女性をランク付けしてるし・・・どうも胡散臭い感じがするんだよね。
それに比べて、元くんの爽やかなこと。(単なる永井大好き♪)

あーん、リタイアできなくなっちゃったわん。
というわけで、次回も楽しみに見るなり〜。

第二夜
「沖縄!リゾートの恋」
脚本:成瀬活雄
演出:松田礼人

篠田(前川泰之)とデートしていたハツミ(矢田亜希子)に、文句のひとつも言ってやろうと玄関の前で帰りを待つ恭太郎(長塚京三)。
そこへリムジンで娘が帰って来るんだよ〜。(^。^;)
何も言えないっつーか、呆気に取られるのもわかるよね。(笑)

篠田がネットの日記で野間クリニックの事を誉めて書いたもんだから、一気に予約が殺到!
クリニックの経営を維持するためにも、ハツミに篠田のご機嫌を取ってもらいたい美香(山田優)たち。
で、何故か野間(押尾学)も含めたクリニックのスタッフ全員を篠田が沖縄へご招待。
その上、華子(野際陽子)や元(永井大)、最終的には毬子(上原美佐)まで一緒に沖縄だもんなぁ・・・。(^。^;)
ちょっと無理のある展開だし、沖縄まで行かなきゃならない理由がよくわからんのだけど・・・。
まぁ、矢田ちゃん絡みでJALのCM代わりってところもあったのかもね。

そして沖縄旅行が終わると、今度は篠田のバースデイパーティーに呼ばれたハツミ。
「内輪だけのパーティーだから」と言われて、それでも着る物にも気を使ってプレゼントも買って行ったのに、会場は思いっきり正装したセレブな社交場って感じで気後れするハツミちゃん。
っつーかさぁ、セレブな皆さんが会場に現れたハツミを見て笑ってる感じだったけど、私の目にはどんなドレスのお嬢さんよりハツミの方が可愛く映ったんですけど・・・。
相変わらずPCの中で女性をランク分けしてる篠田が、哀れでならん!
違和感を感じて、プレゼントを置いて帰ったハツミ。
その帰り道、恭太郎と出会うんだけど、柏餅を買ってくれてるのよ〜。(涙)
ハツミが沖縄に行ってる間に、恭太郎が隣の犬にあげちゃって問題になった柏餅。
それを、ちゃんと娘のために買ってきてくれてる父親の優しさ。
篠田のパーティーに行って、ちょっと悲しい気持ちになったところに、この父親の柏餅ってしみるよなぁ・・・。
おまけに家で冷蔵庫見たら、華子さんも柏餅買ってきてるし・・・。
沖縄より豪華なパーティーより、柏餅ですよ。
ほろっとさせるエピソードでございました。m(_ _)m

というわけで、やばいことにこのドラマを切れなくなってしまいそうです。(^^;ゞ

第三夜
「さよなら!お弁当」
脚本:成瀬活雄
演出:酒井聖博

うぅ・・・先週の柏餅に続き、今週は「しいたけ」で泣いちゃったよ〜。
くー、「ちっぽけ」なアイテムに毎週やられちゃって・・・、でもそれが心地よかったりして。

篠田(前川泰之)がハツミ(矢田亜希子)をヘッドハンティング。
「どんなちっぽけな仕事でもちゃんとできるって素晴らしい」とか誉めた後の、「大きな仕事をしてみませんか?」って言葉には説得力の欠片もねーーー!っつーの。
ハツミ自身も、やたら「ちっぽけな」を連発する篠田に、ちょっとムッとしてたりもして・・・。
でも、そのヘッドハンティングされた話を恭太郎(長塚京三)にしてるうちに、またまた父と娘の言い合いが始まっちゃうのよ。(^^;
こういうところも親子だからこそ・・・なんだけどね。
で、毎日恭太郎が作ってくれてるお弁当を「いらない!」とハツミ。
あぁ・・・父ショックだわ。(しょぼん)

そこからハツミは自分の仕事に夢があるのか?なんて事を考え出すんだけど、これも様々な人の仕事に対する思いみたいなのが描かれてて良かった。
元(永井大)の本当にやりたい事が見つかるまでフリーでいるというのも、ひとつの考え方だろうし、彩(北川弘美)が「歯医者の玉の輿にのれるかと思って・・・」というのも、それがすべてではないだろうけど嘘でもないって感じがした。
でも、やっぱ恭太郎の一言だよね。
「何よりこの仕事が好き。やりがいとか誇りとか、そういうものは・・・あと。」
好きだからやりがいも出てくるんだろうし、好きだから誇りを持って仕事もできる。
やっぱ父親の何気ない言葉には、重みがあるなぁ。

「私にとって歯科衛生士は夢のないちっぽけな仕事じゃない」と、秘書になる話をきっぱり断ったハツミ。
父親が作るお弁当にも、願いや思いが込められている。
恭太郎が職場で話していた「お弁当の中に、宇宙がある」という話と結びついた感じがした。
お弁当の中の小宇宙、他人が見たらちっぽけに思うかもしれない仕事のやりがい、自分の中の誇り・・・いろんなものを素敵と思える喜び。

ハツミに「また作ってね、お弁当。私が結婚して家を出るまで、よろしくお願いします。」と言われた恭太郎。
あぁ・・・じ〜んとしちゃったよ。
娘を思って毎日作るお弁当、父を思って毎日食べるお弁当。(涙)
ええ話や・・・。(・・,)グスン
ハツミの好き嫌いをなくそうと、嫌いなしいたけをわざと入れてるところも父の愛情だよね。
「また入ってる」とむくれるハツミと、職場で娘とお揃いのお弁当を開けて、しいたけをつまみ「ふふっ」と笑ってる恭太郎に、心が温かくなった。
好きだ・・・このドラマ。(笑)

第四夜
「父が納得できる男」
脚本:成瀬活雄
演出:酒井聖博

うーん、ここまで何気に気に入って見てきたドラマだったんだけど、今回はあくび連発だったなぁ。\(~o~)/ふあぁぁ
あれだけ出ていた篠田さん(前川泰之)も、ピタッと出なくなっちゃったし・・・。
ハツミ(矢田亜希子)が秘書になる話を断ったという経緯はあれど、ここまでパタッと出なくなるのは逆に違和感を感じてしまうんだけど。(^^;

野間クリニックの患者がキャンセル続きなのも、最初は篠田の嫌がらせかと勘繰ってしまったわよ。(^^;ゞ
隣のビルにカリスマ美人歯科医がクリニックを開いたからって、それでも野間先生(押尾学)の腕が良ければ客は戻ってくると思いたいけどね。(^-^;
それに患者は男性ばかりじゃないわけで・・・。

歯科衛生士の勉強会にやる気満々で参加して、その勉強会のレベルについていけず、更には「結婚して家族を犠牲にしても、仕事を続けるべきなのか?」とまで考え出してしまうハツミ。
うむ・・・今まではハツミと恭太郎(長塚京三)の父と娘の愛情に(ToT)ウルウルする部分が多かったんだけど、今回はあまりそういう部分が感じられず残念。
ただ、野間先生がハツミの頑張りを後押しするために、クリニックに衛生士さん用の機材を入れようとしているのとか、経営者の笑顔を習得しようと本を読んで勉強しているあたりは良かったかな?
元(永井大)がスポーツマネージメントの事務所の高梨(中島史恵)に名刺を渡されて、そちらの仕事に気持ちが揺れているのも気になる。
そうそう、オイシイ話は転がっていないような気がするんだけど、元が騙されたりしなけりゃいいけどな・・・。

第五夜
「初恋は実りますか」
脚本:成瀬活雄
演出:刀根鉄太

スポーツエージェントの事務所で、1ヶ月は給料無し、1ヶ月以内にビジネス英語を完璧に仕上げるという条件で働く事になった元(永井大)。
何だか胡散臭さが拭えない元の就職なんだけど、彼がちゃんとした就職をしようと考えるようになったきっかけがハツミ(矢田亜希子)との再会だったとはね〜。

それと、毬子(上原美佐)の姉が元の彼女だったという話にもビックリしたわ。
しかも7年前に心不全で他界したって言うじゃない?
彼女が亡くなったのが元の大学受験の前日で、当然試験にも身が入らず、それから7年間恋人も作らなかった元を、毬子がずっと見守って来たのね。
でもさ、それってやっぱ恋心でもあるよね〜。
華子(野際陽子)と毬子の誕生祝の席で、みんなに元の過去を話してしまった毬子。
「何故、話した?」と詰め寄る元に、「お姉ちゃんのこと、もう忘れたって言うの?」と毬子。
うーん、7年経ってるんだし忘れさせてやって欲しいなぁ・・・。
っつーか、何があろうと誰と付き合おうと、きっと毬子のお姉さんの事を元は忘れたり出来ないんだよ。
でも前に進むには「忘れてもいいんだよ」という後押しも必要だと思うんだよね。
一番いいのは、毬子がその後押しをしてあげることなんだろうけど、そこには彼女自身の元への想いも絡んでくるから複雑だよなぁ。

元が「ハツミとの事もやり直したい」と告げるシーンは、ちょっとメロった♪
永井君、真っ直ぐに見つめる視線がいいんだわ〜♪
毬子の姉の話を聞いた後で、「そんな気持ちになれないよ」というハツミの気持ちももっともなんだけど・・・。
奥さんを亡くしている恭太郎(長塚京三)の、「辛い事を忘れるのに時間がかかるのは、良くも悪くも元が優しいからだと思うよ。」とハツミに話すところも、じ〜んとしちゃったし・・・。

毬子がハツミの家に忘れていった「はつ恋」の本。
それは元々、恭太郎の持ち物だったのね。
恭太郎が奥さんに贈った本・・・奥さんが亡くなった後、恭太郎の本棚にあったであろう「はつ恋」を元が持ち出し、そのままにしていた。
それを毬子がさらに持ち出して、ずっと大切にしてきた。
一冊の本が、ずっと愛とともに流れていって、毬子が忘れていった事でもう一度恭太郎のもとに舞い戻ってきたり・・・。
出来すぎた話ではあるけど、心温まるエピソードだったかも・・・。
最後、恭太郎さんの手元には真新しい「はつ恋」の本があったよね。
ハツミが結婚する時に、父からのプレゼントとして贈ったりするのかなぁ。

今のところ、ハツミと元がどうなるかがメインだけど、きっとこれから野間先生(押尾学)が出てくるはず!
先週はダラダラしちゃったけど、今週はまた持ち直したように感じました。

第六夜
「男同士の熱い火花」
脚本:成瀬活雄
演出:松田礼人

元(永井大)に告白されちゃって、ハツミ(矢田亜希子)としては吹っ切るために働くしかないって感じだったのかしら?
野間先生(押尾学)がクリニックの診療時間を延長したいと言い出した時も、真っ先に賛成してたし・・・。
今は仕事に没頭して、他の事を考えずにいたいって感じがしたけど、それが裏目に出ちゃったね。(・・;)

元は元で仕事でアメリカ行きの話が出て、それをハツミに話したいのに何となく避けられて・・・。
しかし、元が始めた仕事・・・ずっと胡散臭い話だなぁと思ってたんだけど、どうもまともな会社みたいね。(^。^;)
きっとこの就職でトラブル発生なんだわ・・・と思ってたのに、肩透かしじゃん!

元の事を考えないようにして、彩(北川弘美)や美香(山田優)の分まで必死に働き、貨物船の座礁事故で職場から家に戻れなくなった恭太郎(長塚京三)のために着替えを届け・・・。
そんな事をしてるうちに過労で倒れてしまったハツミ。
ハツミが倒れたと聞いても、仕事の引継ぎがちゃんとできるまで職場に残り、鬼塚(六平直政)に託して病院へ急いだ恭太郎さん。
プライベートを忘れるために仕事に没頭した娘と、プライベートと仕事の線引きをきっちりした父親。
人生のキャリアの差を感じたりもしたなぁ・・・。

サブタイトルで「男同士の熱い火花」と言ってるわりには、その部分は短かったような気がしたんだけど、野間先生が完璧にハツミに恋してるのは伝わってきて良かった。
その分、野間先生に恋してる美香がせつなかったりもするんだけどね。

来週は恭太郎が検査入院?え?ガン?
母親を亡くしているハツミにとって、恭太郎はたった一人の親。
そんな父親の体調がちょっとでも悪いと、娘はすご〜く不安になっちゃうんだろうな。
そういうところから、また父と娘の思いやりなど織り込んで(ToT)ウルウルさせてほしいなぁ。

第七夜
「父がいなくなる日」
脚本:成瀬活雄
演出:松田礼人

健康診断で再検査・・・これって結構ビビるんだよね。( ;^^)ヘ..
今回は恭太郎(長塚京三)が再検査で、1泊での検査入院をハツミ(矢田亜希子)たちに隠して行こうとするんだけど、「検査入院予約表」なんてものを落としておくんだもん・・・バレバレじゃん!(苦笑)

でも、「もしやガン?」なんて不安になる事で、父親は自分が死んでしまったら娘や母は大丈夫なのかと心配し、娘と母は恭太郎の無事を祈り・・・って感じで、家族がお互いを思いやる姿がよく出てた。
自分自身「親」という立場だからなのか、どうも恭太郎さん目線で見てしまったなぁ。
ハツミなんて成人してるし、仕事もちゃんとやってるんだから、ある意味そこまで心配する必要はないんだけど、「孫の顔が見たい」とか「その前に結婚だ」とか父親としての望みは尽きないわけで・・・。

恭太郎の事を心配するハツミを、心配したりフォローしたりする野間先生(押尾学)も良かった。
ハツミの事を気にしてる野間先生は可愛いんだけど、そうなると彼を慕っている美香(山田優)が可哀想なんだよね。

恭太郎の検査結果は異常なし!
ハツミの顔を見て言いたかったと恭太郎は言ってたけど、それはやはり電話で早く伝えるべきだったでしょう。
ハツミが安堵して涙してしまうのは、ちょっと大げさに感じてしまった。
あのぐらいの年齢だったら、「何もなくてよかったね」と父親の前では強がっておいて、あとで一人になった時にこっそり泣いてる・・・ぐらいの方が、ぐっと来たかもしれない。

野間先生と恭太郎が、うさぎのような小動物系という共通点が見つかったりして、これはもうハツミが最終的に選ぶのは野間先生で間違いないよなぁ・・・って感じだけど、アメリカ行きが流れてクビになった元(永井大)も気になる。
しかし、元の仕事のエピは何となく無理があるなぁ・・・。
もうちょっと現実っぽい話にした方が良かったかも。( ;^^)ヘ..

第八夜
「私からプロポーズ」
脚本:成瀬活雄
演出:刀根鉄太

野間クリニックも患者さんが減ったり増えたり、増えたり減ったりで大変だな。(^^;

今回は「言いたいのに言い出せない事」を抱えた登場人物たちが描かれていたんだけど、職を失った事を言い出せない元(永井大)でも「大した事ない」扱いだったのに、ハツミ(矢田亜希子)の「実はお弁当は父が作ってました」は本当にどうでもいい事だったような・・・。(苦笑)
だからこそ、野間先生(押尾学)がクリニック経営に行き詰ってるエピが大きく感じる事は出来たのかもしれないけど・・・。
患者さんは増えたけど、患者思いの診療をするあまり儲けは上がらないクリニック。
おまけにビルのテナント料高そうだしね。( ;^^)ヘ..
経営のいろはもわからぬ素人は、患者さんも増えてきたんだし何もここでクリニックを閉じなくても・・・と思っちゃったわよ。(^^;ゞ

で、ハツミたちも野間先生の考えを知るところとなり・・・。
スタッフの就職先は責任を持って探すという野間先生に、「先生は?」と問い返すハツミ。
「僕はどこかで勤務医から出直します。」
いやぁ、こういうちょっと弱ってるのに強がってる部分に女は弱いのよね。(⌒^⌒)bうふっ
で、野間先生を意識し始めていたハツミは、「先生についていきます。私じゃダメですか?」と言っちゃうわけよ。
もちろんハツミの事を密かに好きだった野間先生にしたら、嬉しいわよね〜。
「ひしっ!」と抱きしめちゃったわよ。
ハツミの帰りが遅いのを心配して出てきた恭太郎(長塚京三)が見てるとも知らずに・・・。(^^;

はっきり言って、今回はちょっとダラダラしててあくび連発だったんだけど、最後の男と抱き合う娘を見てしまった父親の寂しそうな表情で、一気に(ToT)ウルウルモードに突入しちゃったわ!
長塚京三の力技で一本!(笑)

野間先生とハツミが結婚して、街の小さなクリニックを始めたりするようになればハッピーエンドなんだけどね。
その前に大きな難関の「恭太郎さん」がいるわけで・・・。
結婚へ向って進んでいくとすれば、ここから先は父と娘の泣かせる話になりそう。
いや、そうなってくれる事に期待します!

第九夜
「お嬢さんをください!」
脚本:成瀬活雄
演出:塚原あゆ子

ハツミ(矢田亜希子)と野間先生(押尾学)が抱き合うのを目撃して、恭太郎(長塚京三)は動揺の色を隠せない。
娘がいくつになっても、父親は心配なんだよね。
翌朝、得意のお料理でさえ失敗してしまうほどのうろたえぶりが、可愛くもあり・・・。(笑)

野間先生はクリニックの閉鎖を決めた。
ハツミは先生についていこうと決心してるのに、先生の方はハツミに辛い思いはさせたくないと思ってて・・・。
そんな中の谷中のデート風景が良かったわ。
お煎餅ばっか食べてんのは、さすがにどうよ?だったけど(^^;、ぶらぶら谷中を歩くだけのデートを楽しんだ後の、「ありがとね、北原さん」という野間先生の一言と、その後の二人が手を繋ぐシーンで思いがけず(ToT)ウルウルしてしまった。
え?私だけ?(^^;
何だかね〜、手を繋ぐ時に強引にハツミの手を掴むでもなく、そっと手を出してハツミの手を待ってる一瞬の間がよかったのよ〜♪

新しい野間先生の勤め先は見つかったが、はっきり言って衛生士を雇うまでの余裕はない。
これも野間先生なりの気遣いなんだけど、一緒についていきたいと思ってたハツミには嬉しくない気遣いだったりするのよね。
で、その気持ちを素直にハツミがさらけ出すと、野間先生の「結婚しよう」という一言が。

さて、こうなると恭太郎さんですよ。(^^;
確かにクリニックをたたむって時に結婚を言い出すのはいかがなものか?という、恭太郎の意見ももっともだと思うわ。
生活していかなきゃいけないんだもんね。
そんなこんなで、結局言い合いになってハツミが部屋にこもっちゃった後、恭太郎がハツミの子供の頃を思い出しているというシーンでも、ちょっと涙腺が刺激されちゃったわ。
やっぱ、思い出すのは子供の頃の事なんだろうなぁ・・・。(しみじみ)

恭太郎がハツミに言ったのは、「私を納得させてほしいと(野間先生に)伝えてくれ」。
そして、野間先生が恭太郎に会いにやって来るんだけど、この場面で余計に私は「それって、どうよ?」な気分になっちゃったわ。
野間先生に・・・というよりは、むしろハツミにね。
それは、「住まいはどうする?」と聞かれて、恭太郎たちと同居すると言い出した時よ。
ハツミ的には華子(野際陽子)や恭太郎のことも心配だし、同居すれば家賃も浮くし・・・とは言ってたけど、それって甘えてない?
確かに一人娘ではあるけど、恭太郎さんは婿養子を取るつもりはないって言ってるじゃん!
野間先生も実家の援助は受けずに独立してやりたいって言ってるんだし、それならきっちり独立すべきでしょう。
そういう考えでいられたら、私だって反対しちゃうわ。
っつーか、本当に恭太郎さんの言う通りで、生活の基盤がしっかりしてからの結婚でいいと思う。

恭太郎を納得させる事ができるのかな?
っつーか、私も納得させてほしいもんだわさ!(笑)

第十夜
「父が結婚を許す日」
脚本:成瀬活雄
演出:松田礼人

結婚に反対されて以来、恭太郎(長塚京三)を避けるようになったハツミ(矢田亜希子)。
こういう時、親と同居って逃げ場ないよなぁ。( ;^^)ヘ..
野間先生(押尾学)の両親も、「できちゃった婚かと思ったよ」なんて、いきなりフランクな方たちだわ。(笑)
歯医者といえどもお医者さん一家だと思うと緊張するけど、家庭菜園やってたり普通っぽくて気取ってないし、ハツミもちょっと安心したのでは?

彩(北川弘美)は本当にできちゃった婚で、仕事も辞めると言う。
できちゃった婚ゆえに親も「仕方ない」という感じで、もうちょっと反対された方が親の愛を感じたなぁ・・・なんて言ってる彩に、ハツミは「そうかな?」と。
ハツミにしてみれば、「仕方ない」と賛成してくれた彩の両親が羨ましかっただろうね。
彩の発表の後に、野間先生もハツミとの結婚を考えてます報告!
これはね〜、美香(山田優)がせつなかったよ〜。
ずーっと先生のこと好きだったのに・・・。(・・,)グスン
でも、明るく振舞って「おめでとうございます」と真っ先にグラスを持って乾杯しようとしてたあたりが、本当に美香らしくてよかった。
美香の気持ちを知ってた彩が、そっと慰めてるのもじ〜んとしちゃったね。

それに比べて元(永井大)はどうなのよ!
聞いた途端不満そうな顔して、野間先生を外に連れ出して「俺を納得させて下さい」だと?
何でお前を納得させなあかんねん!(爆)
そして一発殴った後に頭を下げて「ハツミをよろしくお願いします。」と走り去り、しばらく走って振り返り爽やかな笑顔で、「ハツミー!」とVサイン!(^。^)v
は?一人で納得し、一人で完結していく男を眺めていた感じだわ。(^。^;)

ハツミが結婚を急いでいた理由を聞いた時は、私もちょっと(ToT)ウルウルした。
できちゃった婚でもなく、野間先生がクリニックを閉じた時期にもかかわらず結婚を急いだのは、実は定年間近の恭太郎に制服で結婚式に出席してもらうのがハツミの夢だったから。
娘にこんなこと言われたらさ〜、やっぱ父親はぐっときちゃうよね。
そして恭太郎がずっと気にかかっていた、果たして妻は幸せだったのだろうか?という疑問に、娘のハツミが「お母さんは幸せだったと思うよ」と答えてくれて・・・。
結婚して、好きな人の子供を産んで添い遂げる事が出来て、お母さんは幸せだった。
こう言われたら、父としては娘にも幸せになってもらいたい。
結婚させてやりたい、好きな人の子供を産ませてやりたい、添い遂げさせてやりたい・・・。
「娘をよろしく頼みます。」と野間先生に言った恭太郎。
いやぁ・・・よかった・・・。(涙)

そして今回一番泣けたのは、ハツミが子供の頃に書いた「おとなになった、わたしへ」という手紙。
どんなに自分がお父さんの事を好きだったのか・・・。
子供の頃の自分が今の自分へ教えてくれた。
そして「この手紙を読んだら、お父さんにありがとうって言うんだよ」という幼い自分からのメッセージ。
ここでハツミと一緒になってボロボロ泣いてしまったよ。。・゚゚・(>_<)・゚゚・。
ええ話や・・・。

なかなか本筋の部分はいい感じだったんだけど、元に関するエピなんかは雑だよなぁ。
最後の方で、元がクビになった会社の社長に会いに行くようなシーンがあったけど、また再就職しようとしてるんだろうか?
こういう細かいところまで納得できると、もっとよいドラマになってたと思うんだけど、それでも私は(ToT)ウルウルしてしまってますわよ。
最終回は結婚式になるのね〜。
最後にもういっちょ、お父さんで泣かせてもらおうかな〜。(^^ゞ

最終夜
「最高の結婚式」
脚本:成瀬活雄
演出:松田礼人

あちゃー!最終回が、ダメダメだったなぁ。(^^;
気持ちよく泣くためには、やはり野間先生(押尾学)とハツミ(矢田亜希子)の結婚式をクライマックスに持ってくるべきだったんじゃないかしら。
結婚前夜にあるべき娘から父親への感謝の言葉が、なかなか伝えられないまま式当日を迎えてしまうのは悪くないと思ったし、その言葉がいつ出るか、いつ出るかと期待しながら待たされたのも良かったんだけど・・・。

そのわりに結婚式は淡々と進んで行き・・・。
恭太郎さんがハツミのお母さんの写真を自分の膝の上に出した時は、じ〜んとした。
式の後、式場から車で走り去るハツミが路上の恭太郎(長塚京三)を見つけ、「お父さん!愛してる!」と叫んだのもちょっとクサかったけど、クサいと思いつつも長塚京三さんのはにかんだ顔と、その後の敬礼で(ToT)ウルウルしたわ。
ダメだなぁ・・・と思ってても、そこはホレ・・・長塚力でねじ伏せるわけよ。(^。^;)
ハツミが笑顔で手を振るのも可愛かったし・・・。
ただ、「お父さん、愛してる」かよ・・・と・・・。
何か他に良い台詞はなかったものか・・・と・・・。
恭太郎には聞こえなかったけど、「ありがとう」と呟いてたのはいいかな・・・と思ったんだけど、何だかしっくり来なかった。

新婚旅行へ旅立ったと思っていたら、ハツミと野間先生が旅行が中止になったと帰って来て・・・。
結局、恭太郎の退官の日をちゃんとお祝いしたかったからなんだけど、そのわりには退官の日が印象的に描かれているわけでもなかった。

そして、一気に5年後まですっ飛んで、結局ハツミたちは恭太郎と同居してるし、あっさり子供も生まれてるし・・・。
ものすごーく、置き去りにされた気持ちだった。o( _ _ )o ショボーン
しかも、最後の最後までハツミと子供が触れ合う姿が見られない。
野間先生と子供、恭太郎&華子(野際陽子)と手を繋ぐ子供は見られたものの、ハツミがママらしくしてる姿がない!
まるで、他人の子供がそこにいるかのような不自然さが残ったまま、「こんなに幸せな一家です」って感じで勝手に終わりやがった!

せっかく、ここまで見続けて来たのに・・・がっかりだ。

 

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