恋におちたら〜僕の成功の秘密

アソシエイトプロデューサー:石原隆
P:現王園佳正
主題歌:Crystal Kay 「恋におちたら

第1回
「ずっと探してた人」
脚本:佐藤嗣麻子
演出:鈴木雅之

いかにも草g君らしい実直な青年の役で、なかなか面白かった。

お金より人を信じ、良い行いをすればきっとまた良い事が起きると信じている島男(草g剛)。
亡き父のネジ工場を継いで経営する島男は、やっとの思いで貯めた50万を借金の取立てにあっていた自分の社員に渡してしまう。
母・藍子(高林由紀子)をハワイに連れて行こうと思って貯めたお金だったのに・・・。
ところがそんな正しい事をした島男は、福引でハワイ旅行を当てて母親を連れて行くことが出来た。
そこで偶然出会った香織(松下奈緒)が忘れた手帳を届けに行って、香織と同じホテルの部屋にいたIT企業の社長・高柳(堤真一)とも顔をあわせる。
豪華な朝食、朝からシャンパン・・・島男にとっては夢のような生活だったが、どうも居心地が悪い。
手帳を届けてくれたお礼にと差し出されたお金は受け取らず、高柳の名刺だけもらった島男が帰国するとネジ工場は倒産。(なんと、島男が借金取りから助けてあげた社員が、何もかも持って逃げたっちゅーじゃない?)
母は倒れ、心臓移植しかないと言う中で5000万の費用を作ろうと金策に駆け回る島男に、母が亡くなったという悲しい知らせ。
「お金より大切なものがある」と信じてきた島男が、お金がなかったがために母を救えなかったというわけですなぁ。
それで「いつでもおいで」という高柳の言葉を頼りに、名刺に書かれた彼の会社を訪ねるけど。当然取り次いではもらえず、仕方がないのでビルの警備員として就職し、何とか高柳に会うチャンスを待つわけ。
要注意人物として登録までされてしまった島男が、高柳の会社が社運をかけたプロジェクトの危機を救い、さてさてこれからどうなるの?って感じの初回でした。

ちょっと話が大雑把に感じる部分もあるんだけど、まずまず楽しめそうですね。
ネジ工場を経営していた島男だけど、実は過去にコンピューターに関する事を学び、かなり優秀だったという片鱗が見えてきました。
お金とコンピューターのイメージなIT業界に、島男のような人間くさい人物が入る事で、何か流れを変えるような・・・そんなドラマになるのでしょうか?
うーん、木曜日・・・大変です。(^^;

第2回
「憧れのヒルズへ」
脚本:佐藤嗣麻子
演出:鈴木雅之

高柳(堤真一)に、「僕にお金持ちになる方法を教えてください」と言った島男(草g剛)。
そうすると高柳は、自分がたった2分で契約先の会社を切るところを島男に見せる。
6年前、島男の会社を買収したのも高柳。
ビジネスに情は挟むなって事ですなぁ。

そして、島男はフロンティアの経営事業部へ採用され、最初の仕事がオンラインショッピングモールで業績の悪いおもちゃ屋を切ること。
気持ちの優しい島男にとって、こういう仕事が一番辛いんだよね〜。
店主が書類にハンコを押そうとした直前、島男が店の奥にあった古いおもちゃの山に目をつけた。
ネットオークションの開催!しかも、48時間でオークションのシステムを作り上げると宣言!
っつーか、おもちゃ屋の亀井さん(田山涼成)もおもちゃ屋やってるんだったら、年代物のおもちゃの価値に今まで気付かなかったんだろうか?(^。^;)
島男がSEとして優秀だというのはわかってるけど、それにしても話がうまく運びすぎる感じは否めないような・・・。
やっぱ、どことなく大雑把なんだよね。(^。^;)

オークションで日500万の売り上げを上げたものの、高柳の気持ちは変わらず・・・。
一切「情」を挟まずに仕事をする高柳と、「情」を挟みまくる島男。
いつか島男が逆転するところを見たいと思うのが視聴者ですわよね〜。
自分の仕事を手伝ってくれた香織(松下奈緒)が、高柳の自宅で眠っていたというのも島男にとってはショックだったはず。
お金を動かす高柳と人の心を動かす島男。
いつか高柳の心も島男に動かされる日が来るのかしら?

第3回
「ヒルズの成功とは」
脚本:佐藤嗣麻子
演出:成田岳

ネットショップへの出店を拒む和菓子屋さんを説得するのが、島男(草g剛)に課せられた課題。
この清川堂という和菓子屋の清川さん・・・小市慢太郎さんだよ〜。(笑)
「救命3」の日比谷先生ね。
そして、その息子が深澤嵐君・・・「みんな昔は子供だった」の龍平君よ〜。
お二人とも前クールの火曜日組だわ。(笑)

清川がネットで出店するのを拒む理由に、独自のこだわりがあるのでは?と考えた島男は、和菓子屋さんで修行。
あんこ作りの奥深さを学ぶ。
お金ならいくら使ってもいいと高柳(堤真一)に言われた島男だけど、やはり自分でその世界に触れてみるという方法に出たのね。
(゚ー゚)(。_。)ウンウン、そのあたりはいいのよ〜。
だけどさぁ、ほんの数日であんこ作りをそこそこ身に付けてるあたり・・・またもや大雑把すぎない?(^。^;)
和菓子作りってそんな甘いもんじゃないでしょ?
小豆の種類やあんこ作りの工程を学び、機械を入れては出来ないと言った清川の言葉を実感した島男は、出店を自らあきらめると言った。
そういう展開もありかな・・・と思ったんだけど、やっぱどうしても出店させる方に話を運びたかったのね。(^^;
清川の息子が母親の形見のリコーダーを川に捨てられて、それを必死で島男と香織(松下奈緒)が見つけた。
それに感謝した清川が、一日限定250個で契約を申し出てきた。
万事、うまくいった・・・ってことですな。大雑把ながらも・・・。(苦笑)

小倉ホテルを金で買い占めた高柳と、頑固な和菓子屋さんを真心で結果的に口説き落とした島男。
まったくアプローチの違う二人が、今後どうなっていくのかは楽しみ。
だけど、もうちょっとストーリーに細やかさが欲しい気はするなぁ。(^^;
楽に見られるという点ではいいんだけどね。(^^;ゞ

第4回
「ヒルズは歌う」
脚本:佐藤嗣麻子
演出:成田岳

うわー、つまんねー!
ざっぱー、ざっぱー、おおざっぱー!

高柳(堤真一)が買収したレコード会社を新会社として設立し、世界的歌手ミケーレの専属契約を取る仕事を島男(草g剛)が任された。
どうせやるなら、そのレコード会社を買収するまでのすったもんだが見たかったわ。
ミケーレのご機嫌を取ろうとして島男が手を尽くすものの、じぇんじぇん気に入ってもらえず・・・。
大切な契約の日に、まり子(木村佳乃)の入院騒ぎで島男が仕事を放り出すのも、とってつけたような展開だった。
で、契約もパー、コンサートもキャンセルしたミケーレに、香織(松下奈緒)を差し出して何とかしようというのも・・・あーた、時代劇じゃないんだから・・・って感じ。(^^;
こうなったら、ホテルの部屋でミケーレが「よいではないか!よいではないか!(イタリア語)」で香織をぐるぐる回すとかしてくれないと、笑いも取れねーってーの!(取ろうと思ってないだろうけど)
私は、実はマネージャーの武本(田口浩正)の悪巧みで香織をミケーレの部屋に呼んで、武本がいたずらしようとしてた・・・そこへ島男が・・・という展開も予想したりしてたんだけど、普通にミケーレは奥の部屋にいるし・・・。( ;^^)ヘ..
で、話を聞いたら彼が不機嫌だった原因は、恋人との結婚問題だっていうじゃない?
はぁ?
また、突拍子もないところに話が転がっていっちゃうのね〜。
で、それを聞いた香織がミケーレを説得するんだけど・・・。
香織ってイタリア語が話せるって設定だったよね?(^^;
なのに、何で日本語で説得してんのよ!(笑)
しかも武本が必死に通訳してるし・・・。(爆)
ここ、笑うところ?(^^ゞ

島男が香織を救うためにやって来て、ミケーレを殴った事で、ミケーレも恋人を自分が守らなくては・・・と思ったみたいだけど、何というか・・・すごい適当な話でどうしようもない感じがした。
島男の誠意が伝わって、何かが動いていくというあたりはいいんだけど、さすがにうまく行き過ぎだしなぁ。
IT業界らしさみたいなものも、もうちょっと感じ取れればいいんだけど・・・。

第5回
「ヒルズの大逆転」
脚本:佐藤嗣麻子
演出:鈴木雅之

前回がかな〜り酷かったから、今回はまだマシに感じたなぁ。(^^;
冷静に見れば今回のストーリーだってベタベタだし、どうってことない話なんだけど・・・。

冒頭部分の高級なお店でのお食事のシーンは、ベタながらも笑えた!
マナーを知らない島男(草g剛)が、テーブルから落ちたスプーンを取ろうとしてテーブルクロスを引っ張り、みんなの前に並んだお食事が「つつつつつー」とスライドしていくあたりとか・・・。(笑)
それに龍太(山本耕史)の刺身を香織(松下奈緒)に食べさせようと、島男が彼女を家に連れてきたところでの、「今日、スズキのパパラッチ食べたよ」「カルパッチョでしょ」なんて会話も、くすっと笑えてよかった。(え?レベル低い?(^^;)

しかし、本筋の話は相変わらずベタで甘い!
大きな仕事を任されて有頂天になった神谷(谷原章介)が、社外でエアドリームとの提携話を喋り、それが新聞の紙面に掲載されエアドリーム側が怒ってしまう。
常務の平沢(神山繁)が提携の話を白紙に戻すと言い出し、落ち込む神谷。
そんな神谷を島男が自分のペースで振り回し、エアドリームの社長の別荘まで足を運ぶ。
ただ、謝るために・・・。
どんな理由があろうとも自分の方の不手際でこんな事態に陥っているわけだし、謝りに行くという気持ちは良いと思う。
しかし、人に頭を下げに行くのに妙にテンションの高い島男の態度が気になる。
そこは、はしゃいでる場合じゃないだろう・・・。

島男が実はプログラマーとしても才能があるという部分は最近はまったく日の目を見ず、彼の誠実さやひたむきさばかりで勝負させられているのも残念。
そういう人間的な部分と、プログラマーとして機械的な事に関わる部分を合わせワザで見せてくれるといいんだけどなぁ。

そこらへんのおばさんだと思っていた人が、実はエアドリームの社長(草村礼子)だったというのも、ベタでバレバレだし・・・。
まぁ、ベタながらも良いドラマというのはたくさんあるわけで、決してベタが悪いとは思わないけど、あまりに単純で面白みがない。
神谷さんが島男と数日行動を共にするうち、彼のやり方にも良いところがあると実感し、「島男のやり方は決定的に間違っている」という高柳(堤真一)に反論するところは良かった。
こうやって、どんどん島男のペースに巻き込まれていくフロンティアの社員たち。
高柳がイライラしてくる気持ちもわかるわなぁ・・・。(笑)

第6回
「ヒルズの秘密」
脚本:佐藤嗣麻子
演出:澤田鎌作

いつから私も素直な性格になったのか、島男(草g剛)と一緒に人の心がわかるようになった高柳(堤真一)に感動したりしてました。
ま・・・見事に裏切られましたけど・・・。(^^;ゞ

高柳が亡くなった父親の親友だった東條(山本圭)がガンで余命宣告されたと聞き、東條貿易を友好的に買収する事を決意。
父親が受けた恩を返したい・・・そんなわけないんだけど、島男も人を疑う事を知らない人間だから、すぐに信用しちゃうのよね。
で、東條が死んだという知らせを受けた途端、東條貿易を売却!
うわー、血も涙もない!
ただ、前半でもしかしたら高柳にも人の心が残ってたんじゃないかと思わせた事で、より高柳の冷酷なやり方が際立ったのは確か。

その反面、裏切られた島男の怒りも半端じゃなかったなぁ。
でも、桐野さん(和久井映見)の「高柳も迷ってたんじゃないかしら?」って台詞で、またまた「どうなのよ?」って思わせられちゃったわ。
東條が死ぬまで売却を待ったというのは、高柳なりに恩を感じていたからなのかしら?
でも、売却した後の東條貿易の従業員のことなんて知らないって感じだったし・・・。
どうも、まだつかめないわ〜。(^。^;)

来週は島男が取締役になっちゃうの?
えー?すごい出世じゃん!
家も手放さなくて済むかな〜?

第7回
「ヒルズの頂点へ」
脚本:佐藤嗣麻子
演出:成田岳

島男(草g剛)、一気に有名人じゃん!
ロイドブラザーズの桜庭(鶴見唇吾)に「あなたは起業すべきだ」と勧められたり・・・。
そんな中で、高柳(堤真一)からは取締役に就任しないか?という話が。
東條貿易の件で、高柳のやり方に納得できない島男は断ろうとするんだけど、取締役になれば退職金が出る・・・家を明け渡さなくても済む・・・というところで、OKしちゃうんだよね。
オイシイ話だもんね・・・。(苦笑)
借金は返済できるし、家は手放さずに済むし、取締役なんて夢のような出世だし・・・。

でも、やはり一社員でいるのと取締役では大きな違いが・・・。
自分のハンコひとつで、億単位のお金が動く責任。
従業員や株主に利益をもたらさなくてはいけないというプレッシャー。
やっぱ、いきなり取締役なんてキツイよなぁ。(^。^;)
そして部下の宮沢(鈴木浩介)がやらかしちゃったのよ・・・14億の損失。(x_x)
ギガワークスとの共同出資の話が、他社に契約取られちゃって・・・。
そこまでに突っ込んだお金がパー!
取締役になった事で、「損は出来ない」「負けられない」という気持ちが強くなっちゃったんだろうね。
ギガワークスから精鋭20人を多額のお金をちらつかせて引き抜くという、まるで高柳がやりそうな手段に出てしまった島男。(ーー;)
やっぱ、こうなってしまうんですかね・・・。
「引き抜いた時、気持ちが良かった」という島男の表情、実にキツかったですなぁ。
ほんとIT業界って、食ったり食われたりが激しいような・・・。(^^;
予告の雰囲気だと島男はこのまま高柳までも追い込んでいくようですが、あの「いい人」な島男がそれじゃ〜寂しいなぁ。
最終的には「鈴木ねじ」に戻ってほしいんだけど・・・ね・・・。

第8回
「ヒルズの新社長」
脚本:佐藤嗣麻子
演出:鈴木雅之

どんどん成功していくと、あんなに人の良かった島男(草g剛)みたいな人物でも、変わってしまうんですかね。
何だか寂しいことですなぁ。
っつーか、龍太(山本耕史)にも豊田(金田明夫)にも、「お前、顔見てみろ!」と言われてたけど、本当に表情が変わりすぎ!
冷徹な仕事ぶりの高柳(堤真一)を嫌っていた島男が、その高柳を超えようとして彼のような冷たい人間になってしまうという皮肉さ。

そんな島男の危険性を見抜いてか、島男の計画に何かと異論を唱え出す高柳。
そして、最終的にはクビを言い渡す。
ここからの「IT業界はスピードだ!」みたいな流れは、なかなか良かった。
クビにした島男が絶対にフロンティアを買収しにかかると読んだ高柳。
理由は「俺ならそうするから」というのも、納得。
そしてロイドの桜庭(鶴見辰吾)と手を組み独立した島男と高柳の攻防戦。
結局は、スピード云々よりロイドの莫大な資金力に歯が立たず、あっさり負けてしまう高柳。
これでまた、島男がいい気になっちゃうよなぁ。
あぁ、私の希望である「鈴木ねじ復活」とは逆方向に進んでるんだけど( ;^^)ヘ..、絶対に島男も痛い目に遭うだろうと推測!(希望)

それにしても、会社を買収されてしまった高柳が、ここで森村(入江雅人)に刺されるというのは、ちょっとやりすぎなんじゃなかろうか?(^^;
っつーか、森村の存在なんて忘れてたんですけど・・・。(^^;ゞ

まり子(木村佳乃)の不倫相手も、島男とコンタクトを取るためだけにまり子に近付いたりして、嫌なおっさんだったなぁ。
だけど、龍太がかつおを振り回して「かつおパンチ」してくれてスカッとしたよ!(笑)
「今度この辺歩いてるの見たら、三枚におろすぞ!」って台詞も龍太らしくてよかった。(^。^)v
しかし、かつおで殴られた不倫相手のおっさん・・・さぞや生臭かったでしょうな。(^^;

第9回
「愛を止めないで」
脚本:佐藤嗣麻子
演出:大木綾子

まんまと桜庭(鶴見辰吾)にしてやられましたな・・・。>島男(草g剛)
高柳(堤真一)からフロンティアを奪い、社長の座に就いて・・・浮き足立ってしまったんでしょうかね。
まったく周りが見えてなかったような・・・。
神谷(谷原章介)も香織(松下奈緒)も、まり子(木村佳乃)や龍太(山本耕史)も、島男が変わっていくのをわかってはいたけど止められず・・・。
業績が思わしくないフロンティアパブリッシングの社長に1ヶ月で立て直せと命令したくせに、その社長が死んでも何とも思わないどころか、会った事すら記憶にないらしい島男。
大丈夫か?と思ったら、やっぱ大丈夫じゃなかったね。(苦笑)

まだ桜庭の助言を「はいはい」と聞いていれば、少しは長く社長の椅子に座ってられたのかもしれないけど、自分に口出しされる事を極端に嫌ったために、桜庭の逆襲を受けあえなく撃沈!
高柳も「桜庭には気をつけろ」と、わざわざ言いに来てくれたのに・・・。
社長就任のパーティー目前に、解任とは・・・。

そうやって頂点から一気に転落し、マスコミにも追いかけ回され、疲れ果てて戻った場所はあの古い家。
この家を守るために必死に頑張って、頑張った甲斐あって上りつめることは出来たけど、頂上で天狗になってたら突き落とされ・・・、また家に戻る・・・みたいな。
でも、ちゃんと古い家は島男を迎えてくれたよね。
まり子も龍太も、そして後からやって来た香織も・・・。
島男が泣きながら龍太の作った刺身を口に運び、ご飯をかき込んでる姿には泣けちゃったよ。
ただね・・・その後、せっかく竜太が「カワハギ」の話をしてるのが、過剰なBGMにかき消されたのが残念だったわ。
「カワハギ」は前に進むだけじゃなくてバックも出来るんだ・・・って、いい話だったのになぁ・・・。

島男が工場にあった「ねじ」を見つめてたけど、あれは別に「鈴木ねじ」を復活させようって話じゃなくて、もう一度原点から始めようって決意なのかな?
高柳と島男が組んで成功すれば、ドラマ的にはいい感じなのかも・・・。

第10回
「告白」
脚本:佐藤嗣麻子
演出:成田岳

もう一度ビジネスを始めようと立ち上がった高柳(堤真一)。
しかし、どこも金を貸してはくれないし、今まで冷たくあしらってきた会社からは、当然ながら冷たくされてしまう。
人ってちゃんと記憶してるんだよね・・・嫌な思いは特に・・・。

フロンティアに残った神谷(谷原章介)や宮沢(鈴木浩介)が、「鈴木島男(草g剛)なら、こうする」と今さらながら良い影響を受けているのに、その場に島男がいないというのも皮肉な感じがしちゃったな。
高柳だって「金で買えない物はある・・・それをお前に教わった」とか「勝負は9回裏で終わるんじゃない、諦めたときに終わるんだ・・・それもお前に教わった。」と言って、島男に影響を受けた事を素直に告げてるのに、まだ島男の心は動かないし・・・。
高柳だって一度挫折した後、こうやって立ち上がるまでに相当時間を要したわけで、島男がまだアクションを起こせないのも無理はないんだけどね。

しかし、今回神谷がフロンティアを辞めたのはカッコよかったなぁ。
島男を見習って、最後まで諦めずに頑張った宮沢の成果を伝えたのに、ロイド側の社長(村井克行)や桜庭(鶴見辰吾)には勝手に動くなとか言われちゃって・・・。
あくまでも会社の利益しか考えないやり方に、すっと胸の社員証を取って「辞めさせていただきます。」だもん!
カッコいい〜!

七海(和久井映見)が島男に「高柳を助けて」と頼み、あらためて高柳に何故自分を訪ねて来たのか・・・と聞く島男。
「俺はお前と一緒に働きたかったんだ。」
もうそれで十分だよね。
高柳、島男・・・そして神谷も加わって、鈴木ねじ工場をオフィスにして再出発!
そこへ香織(松下奈緒)もフロンティアを退社して来たと現れて・・・。
実際には会社を辞めるって相当な覚悟がないと出来ないことなんで、ちょっと話がうますぎかな?とも思うけど、まぁそれはそれでよかろう。(笑)
ただ、島男が香織に「あなたはもう僕の大切な人です。」と言ったあたりは、強引に「恋におちたら」というタイトルに結びつけた感じでわざとらしかったかな?( ;^^)ヘ..

鈴木ねじ工場の前で撮った記念写真は、なかなか良い感じだった。
次が最終回・・・「僕の成功の秘密」だから成功しなきゃなんないわけで、今から大団円が見えてくるようではありますが、それもよかろう・・・。←全部、それかよ!(笑)

最終回
「ヒルズに恋して」
脚本:佐藤嗣麻子
演出:鈴木雅之

普通に楽しめました。
最後は大団円が待っているとわかっていたので、安心して見ていられたというのもあるかもしれない。
高柳(堤真一)が島男(草g剛)たちと一緒に新会社を設立し動きを見せていると知るや、桜庭(鶴見辰吾)が高柳をフロンティアに呼び戻そうとするあたり、なかなか憎たらしくて良かった。(笑)

その申し出に、正直揺れてる高柳の気持ちもわかる。
自分が作った会社だから未練はあって当然だもんね〜。

島男が作り上げたエージェント機能つき検索システム(だったっけ?)に興味を持ったのが宮上商事。
ただ、セキュリティー重視するあまり重い事に難色を示し、もう少し軽ければね・・・と高柳に注文をつける。
質を落として契約を取るべきか、質にこだわって契約を見送るべきか・・・。
高柳は契約を取りたいが、島男は質を落としたくはない。
現実問題として、ここはとりあえず契約なんだろうけど、ドラマ的には島男に妥協してもらいたくないものね。(笑)

でも、島男も妥協せざるをえなくて、高柳と二人で宮上商事に契約してもらうため出向くんだけど、ここで相手が言った「ちょっと(プログラムを)削ってもらえば・・・」という一言に高柳がぶち切れ!
「今、何て言った?ちょっと削ってもらえば・・・?」と怒鳴る高柳。
このシステムを作り上げるために、島男が飲まず食わずで頑張ってた姿を見て、カチンときちゃったのよね。
怒って出て行く高柳を笑顔で追いかける島男も良かった。

んで、鈴木ねじに戻ってみんなに「契約は?」と聞かれ、「やめた」と言いながらイジイジしてる高柳が可愛すぎ♪
でも、みんな「また営業行かなきゃ」とか言いつつ、すごく嬉しそうなんだよね。

最終的には「絶対むり」と思っていたブライトオンラインと契約が出来て、フロンティアを買収。
高柳は七海(和久井映見)たちを連れてフロンティアへ戻り、島男と香織(松下奈緒)は鈴木ねじに残る。
龍太(山本耕史)とまり子(木村佳乃)が結婚し、言う事なしのハッピーエンド。
「恋におちたら」というタイトルに無理矢理合わせた感じで、島男と香織のキスシーンもあったりしたけど、これは逆に違和感を感じた。
元々、恋愛要素の薄いドラマだったんだから、無理にそういうのを入れ込んじゃうと調和が崩れてしまう。
ま、タイトルがミスったという感じだけど・・。(^^;ゞ
さら〜っと見るには良かったんじゃないでしょうか?

 

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