ER]

第1回
「混乱と悲しみと」
"Now What?"
脚本:ジョン・ウエルズ
演出:ジョナサン・カプラン

始まりました、ERのシーズン10!
ここまで続いているのもすごいけど、ここまで見続けているのもすごいわ。(笑)
それだけ引きつける力があるってことよね。

アフリカから戻って来たカーター(ノア・ワイリー)は、真っ先にアビー(モーラ・ティアニー)のところへやって来たんだけど歓迎されず、迷惑顔で「部屋の鍵を返して」なんて言われる始末。
アビーも相変わらず可愛げのない女だわ。(^^;
とりあえず戻って来た事を喜んであげればいいのに・・・と、私は思ってしまうけどね〜。

シーズン10の初回は、ぎくしゃくした男女の姿が目立った感じ。
カーターとアビー、そしてプラット(メキー・ファイファー)とジン・メイ(ミン・ナ)。
プラットがインド人の医学生ニーラにベタベタするから、ジン・メイがヤキモチ妬いちゃったみたいだけど、これはどう見てもプラットが悪いんじゃないの?
でも、ニーラに優しくしていたのはプラットだけではなくドクターになったガラント(シャリフ・アトキンス)もじゃなかった?
ニーラって控え目なところもあって、男性から人気があるのかも・・・。
だって、ERの女性スタッフってみんな気が強いものね。(苦笑)

そんなニーラが採血したおばあちゃん。
ガラントに監視するように言われていたのに、ベッドが移動していてその後のチェックを怠ったために大量出血・・・そのまま還らぬ人に。
カウンティのERにやって来た初日に、自分が担当していた患者を亡くすというのは、やはりショックだろうなぁ。

ショックといえば、いきなりシーズン10の初回でコバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)が死んだという報告があったのはビックリした。
カーターがすぐにキサンガニへ向おうとする気持ちもわかる。
シーズン9の最終回で、動かせない患者がいるからとキサンガニに残ったコバッチュ。
そんな彼を残して、カーターは帰って来てしまったんだもの・・・危険な場所だろうと、すぐに行こうとするのも理解できるわ。
アビーはアビーで、コバッチュが亡くなったという知らせに動揺しているのに、ここでカーターまでもが再びキサンガニへ行こうとしていて、思わず「側にいて!」と言っちゃうんだよなぁ。
カーターが帰って来ても、ずっとケンカ状態だった二人。
このままの状態で、また離れ離れになるというのも辛い・・・。

ケリー(ローラ・イネス)やロマノ(ポール・マクレーン)のまくしたてるような喋りっぷりは、懐かしいような気がした。
スーザン(シェリー・ストリングフィールド)は、身障者用のトイレの中でチャックと何やら・・・やってた模様。(^^;
いよいよERが始まったなぁ・・と感じさせる初回でした。
来週はコバッチュの最期がどんなものだったのかわかりそう。
見たいような、見たくないような・・・。(・・,)グスン

第2回
「失われた友を求めて」
"The Lost"
脚本:デビッド・ゼーベル
   ジョン・ウエルズ
演出:クリストファー・チュラック

あーーーーーー、ドキドキさせすぎだよーーーー!
マジで心臓に悪い!

カーター(ノア・ワイリー)を出迎えたジリアンが、いきなり抱きついて泣き出すあたりで、コバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)の死が本当なんだ・・・と思わせるんだよね。
カーターがジリアンたちとコバッチュの遺体を引き取ろうとあちこち捜す様子と、22日前のコバッチュの様子から今までを追っていく様子が交互に差し込まれているのが、すごく緊張感があってよかった。
よかった・・というと何だか変なんだけど、「ドラマ的にうまいなぁ」って感じ?

死亡者の遺品の中にあった、血がついたコバッチュのネームプレート。
あんなの見せられたら、誰だって死んでると思うよ〜。
22日前にカーターとコバッチュが別れる際のやり取りが、妙に皮肉に感じたりしてね・・・。(涙)
「バカな真似はするな!」というカーターに、「どんな?」と聞き返すコバッチュ。
それに対して「殺されたり・・・。」というカーター。
そうやってカーターと別れた後のコバッチュは、患者を診つつもマイマイというギャング(?)が襲って来るのから、逃げなくてはならないし・・・。
コバッチュ自身もマラリアに感染したのか、高熱に苦しんでるし・・・。
もう、見ていられない!って感じだったわよ。
キャンプにおいてきた無線機を取りに戻ったところで、マイマイに拘束されて・・・。
そこから先、他にも拘束された人々が一人ずつテントの中に引きずられていって、銃声が聞こえ・・・というシーンは、ドラマとは思えないほど怖かったし辛かった。
想像を絶する恐怖だよなぁ。
一人ずつ引きずられていくのも、真横でマイマイに医者である事を必死に説明していたパトリックが頭を撃ち抜かれるのも・・・。

でも、そんなコバッチュを最後に助けたのは、足を切断した女の子の母親がかけてくれた十字架のペンダント。
死を覚悟したコバッチュが、最後の祈りを捧げる姿と胸にさげた十字架のおかげで、彼は神父だと思われ殺されずに済んだ。
あまり信仰心のない我々にはピンと来ないんだけど、信仰心のあつい人々の世界ではこうなんだろうなぁ。
十字架をコバッチュに渡してくれて、「神の人は殺せない」と叫んだ、足を切断した女の子の母親にも感謝だわ。

コバッチュの遺体を引き取るつもりで来ていたカーターが、衰弱はしていたものの生きているコバッチュを見つける事が出来て本当に良かった。
もしも遺体が見つからない事に、あっさり納得していたら・・・コバッチュを発見する事は出来なかっただろう。
とりあえず、コバッチュをアメリカへ運ぶ段取りをつけたカーターは、彼にアビー(モーラ・ティアニー)宛の手紙を託し、自分はもう少し残ることに・・・。
「探していた自分を見つけた」、カーターの表情が素敵だったね〜。

シーズン10の初回で「コバッチュ死亡か?」と思わせておいて、2話で緊張させた上でホッとさせて・・・。(^^;
真剣に見ているこちらも、たまりませんわ。(^^;ゞ
コバッチュが生きていたのも嬉しかったし、カーターがいい表情になったのも良かった。
だけど、予告ではアビーがね〜。(^。^;)
どうも最近のアビーは可愛くないわよね。(・・;)

第3回
「愛しのアビー」
"Dear Abby"
脚本:R・スコット・ゲミル
演出:クリストファー・チュラック

カーター(ノア・ワイリー)がコバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)に託したアビー(モーラ・ティアニー)への手紙の内容がわかるかと思ってたんだけど、実際にはわからぬまま。
読んだ後、アビーが捨てた手紙をフランクが拾って、その手紙の内容をみんなが知るところとなるのは、やっぱどうかと思った。
いくらなんでもアビーが可哀想だわ。
強い女性だから「読んでない人いないの?」なんて自分から手紙を掲げてみたりもしてたけど、そんなプライベートな手紙の内容をみんなに知られるなんてショックだよね。
アビーを解放する・・・みたいな事が書いてあったと、ジェリーたちの会話でちらっとは内容に触れられたものの、どんな手紙だったのかはっきりせず残念。

今回はアビーの看護師としての立場に、ちょっと共感する部分もあった。
患者の処置に対して、どんなに助言したところで、結局医師を差し置いて看護師の自分が胸を開いたり、患者に告知をしたりはできないわけで・・・。
銃弾を受けた少年の胸を開こうと準備していたのに、周りの医者たちには「何をする気だ?」ぐらいの言い方されて、実際に胸を開いたものの手遅れで・・・。
それでも諦めないで助けようとしても、医者たちの返事は「NO」。
胸を開かれて、いろんな器具を体の中に置かれたままの少年の遺体を残して、さっさと処置室を出て行く医者。
一人残って、その少年の切り刻まれた体に布をかけるアビー。
あぁ・・・せつなかったなぁ。
確かにナースとしての仕事の範囲ってあるんだと思うけど、同じ医療の現場で仕事をするものとして意見しても「ナースは黙って言われた事をやってればいい!」みたいな扱いは、時としてカチンときちゃうんだろうなぁ。

やっとコバッチュと再会できたアビー、表情が柔らかかったよね。
カーターと再会した時とは、じぇんじぇん態度が違うんですけど・・・。( ;^^)ヘ..

そして、何気に気になるのがジン・メイ(ミン・ナ)とプラット(メキー・ファイファー)。
プラットがニーラ(パーミンダ・ナーグラ)に優しいのが面白くないジン・メイは、両親とプラットを会わせるんだけど両親は娘の彼が中国人ではない事に不機嫌。
ジン・メイにしてみれば、こうやって半ば強引に両親とプラットを会わせる事で、前向きに結婚へ向けてプラットに考えて欲しかったんだと思う。
ニーラというライバル(?)も出てきたことだしね。(^^;
だけど、両親を見送った後の会話で「オレは結婚する気ないから、安心しろと(両親に)言っといてくれ!」という一言で、ジン・メイが怒った顔になったよね。
わかるわ〜、ジン・メイの気持ち。

ロマノ(ポール・マクレーン)の苛立ちも痛々しい。
義手は自分の思ったようなものではないし、エリザベス(アレックス・キングストン)が血管外科の先生と仲良さそうだし・・・。
っつーか、エリザベスとこの血管外科の先生、車の中で激しいHっすよ。(*^。^*)
いや〜ん、私の中ではまだマーク(アンソニー・エドワーズ)が忘れられないってーのに、エリザベスったら・・・もう・・・。ポリポリf^^*)

第4回
「ままならぬ夜」
"Shifts Happen"
脚本:ディー・ジョンソン
演出:ジュリー・エベール

本当にサブタイトル通りの「ままならぬ夜」でしたわ。
夜勤のプラット(メキー・ファイファー)の大変な一夜って感じだったけど、夜にこれだけの患者がやって来るのもたまったもんじゃないわよね。(^。^;)
トリアージするだけでも大変なのに、スタッフも何人もの患者を掛け持ちで目が回りそう。

たくさんの患者の中で、コインを飲み込んだまま14時間もERで放置されている少年を見かねて、プラットがそのコインを取り出す手技を見せるんだけど・・・。
一歩間違えば、肺にコインが入るんじゃないかという危険な手法で、脇で心配しているクープがハラハラしてるのを見て、私も手に汗握っちゃったよ。
とりあえず、無事にコインは取り出したものの、退院する直前に少年は吐血。
やっぱエリザベス(アレックス・キングストン)には、無茶なやり方だと非難され・・・。

交通事故で運ばれてきた患者を収容する部屋がなくて、「たぶんDNR(蘇生術不要)」なお婆ちゃんを追い出すあたりも、かなり強引だった。
その後、そのお婆ちゃんは誰も気付かぬうちに亡くなってるし・・・。
このお婆ちゃんが、実はDNRではなかったとしたら問題になったりしないのかしら?

失語症の男性だって、頚動脈かい離(だったかしら?)を発見したのはクープでしょ?
彼がいなかったら、大変なことになってたよね。
プラットはいつも「俺がやる!」ってしゃしゃり出るタイプだけど、つい熱くなって冷静さに欠ける場合が多いんだよね。
クープやガラント(シャリフ・アトキンス)みたいに冷静なタイプの人が、側にいてくれないと不安だわ。(^^;
ただ、そんな「俺が!俺が!」なプラットも、夜勤明けで帰るときにクープに「ありがとう」と言ったのは良かった。
ちゃんと自分の悪かったところも認めて、助けてくれた人にも感謝をする気持ちがあるというのはいい事だ。

ジン・メイ(ミン・ナ)とニーラ(パーミンダ・ナーグラ)は、ややこしそうだ。
すべてプラットがいけないんだけど、医者としてだけでなく男としてもちゃんとしてほしいもんだわ。
しかし、ニーラも意外と気が強いのね。(^^;
ジン・メイに「向こう(プラット)は気があっても、私にはない」とか、「みんなの前でいじめないで下さい」なんてはっきり言うのがすごい!
でも、そういう風に言われたら、ジン・メイが余計カチンと来るのも無理はないけどね。(^^;ゞ

第5回
「アフリカへの思い」
"Out Of Africa"
脚本:デビッド・ゼーベル
演出:ジョナサン・カプラン

今回スーザン(シェリー・ストリングフィールド)が担当していた、ショッピングカートから落ちて運ばれてきた赤ちゃん。
結果的には赤ちゃんより、そのお母さんの方が大変な事になってしまって・・・。
母親からお酒のにおいがした事に引っかかったスーザンは、ソーシャルワーカーを呼んでしまう。
まぁ、スーザンが取った行動は間違ってないと思うんだけど、結果として子供と引き裂かれると感じてしまった母親は追いつめられてしまったんだよね。
カウンティをふらふらと出て行って自分の車に近付いた時、てっきり酒でも呑むのかと思っちゃったよ〜。
っつーか、酒でも呑んでくれた方がまだマシだったわ。
ロックした車の中で、火を放って自殺を図ったのよ。
それも長男のヘンリーがママを探しにやって来た目の前で・・。
ショッキングだったわ・・・ドラマといえども・・・。
90%の熱傷を負いながら、子供に会いたいと赤ちゃんに触れようとしたり、ヘンリーに手紙を書きたいとニーラ(パーミンダ・ナーグラ)に代筆してもらったり・・・。
その手紙の内容も「この事は忘れて。ママはあなたを愛している。」でしょ?
これを聞いてたスーザンの気持ちを思うと、また胸が痛かったわよ。
自分が追いつめてしまったという気持ちがスーザンにもあったと思うしなぁ。

またまたスーザン絡みの自殺願望のある男性患者。
スーザンが他の患者に手を取られている間に、こっそり自宅へ帰ってしまったけど、心配したスーザンが家までやって来て・・・。
自分に火を放った母親を見た後だし、心配にもなるわなぁ・・・。
この男性、緻密な作業で建造物の模型を作ったりしてたけど、確か目がかなり見えてなかったような・・・。
スーザンが早く気付いてくれるといいんだけど・・・。

そしてエリザベス(アレックス・キングストン)とイチャついてた血管外科医。
ちょっと、どうよ?奥さんいたってさ!(怒)
しかも、その事がエリザベスにバレた途端、妙に言い訳がましいんだなぁ。(^^;
で、最後には「電話なんかするなよ」と弱々しく釘をさす。(呆)
エリザベスは相手以上に自分に腹が立ったんじゃないかしら?
こんな情けないヤツに、メロってたなんて・・・ってね。

そうそう、アビー(モーラ・ティアニー)が別れた旦那にお金を借りたのは、医学部に復学するためだったのね。
その代わりと言ってはなんだけど、新しいやり手なナースのサマンサ・タガート(リンダ・カーデリーニ)がやって来た。
彼女、結構サバサバしてていい感じだわ。
しかし、子供がいたとはビックリ!

どうにもこうにも使えねー新人のモリスも逃げ出しちゃって(まぁ、当然)、コバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)が戻って来て、人の入れ替わりを感じるER。
コバッチュは2ヵ月後にはアフリカへ戻ると心に決めているみたいだし・・・。
アフリカでの限られた範囲内での医療を体験してきたコバッチュには、トリアージに長々と時間がかかっている事すら我慢がならない様子。
アフリカ帰りのコバッチュが、ERに改革を起こすのかしら?

第6回
「より良き選択」
"The Greater Good"
脚本:R・スコット・ゲミル
演出:リチャード・ソープ

うーん、コバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)の言い分もわかるし、プラット(メキー・ファイファー)の言う事もわかる。
どちらが正しいとは簡単に言えない部分がありますね〜。

コバッチュがアフリカへ行って、限られた医療設備や薬しかない中で必死に患者を救ってきたのもわかる。
そんなコバッチュだからこそ、カウンティへ戻って来て、やたらと検査をする病院の体質が気になってしまうんでしょう。
患者に無駄なお金を使わせずに済むのに・・・と。

でも、「念のため」的な検査が無駄かと言われれば、一概にそうとは言えないわけで・・・。

今回はどっちが正しいとは言えないことだらけだったような気がしますね。
施設を抜け出して怪我をしたザックという少年。
おとなしくさせるために施設が彼を薬漬けにしている・・・「もう薬は嫌だ」というザックの言葉にコバッチュは彼を施設へ簡単に戻すべきではないと考えるんだけど、結局は施設側の人がザックに薬を注射して連れ戻してるし・・・。

妊娠24週で早産の女性も考えさせられましたね。
未熟児で生まれると脳に障害が残る確率が高いから、未熟児はいらないと言い出す母親。
しかし、カウンティのルールでは24週で胎児の体重が500グラムを超えていると産ませるそうで・・・。
その生まれてきた赤ちゃんが500グラムか否かで、またプラットとコバッチュがもめるし、506グラムだったと言い、赤ちゃんを助けようとするプラットにコバッチュはまだ反論するし・・・。

こういう事に、きっと正解はないんだろうな。
だけど、医者も人間だから譲れない部分があって対立してしまうわけだ。

何気に気になるのが、スーザン(シェリー・ストリングフィールド)が気にかけている失明寸前のおじいさん。
自分の家まで来て、いろいろ心配してくれるスーザンにお花や本をプレゼントしたりして、感謝とはまた違う感情があるように思うんだけど・・・。
患者さんにあまり立ち入ってしまうのもどうなんだろう?と、ちょっと不安になったりして・・・でも、スーザンのこういうところは好きだったりするんだなぁ。

そして、ニーラ(パーミンダ・ナーグラ)が「鼻についてきた」とボヤくアビー(モーラ・ティアニー)と、それに同調するスーザンが可笑しかったわ。(笑)

サマンサ(リンダ・カーデリーニ)の息子が糖尿病だったりするのも、また何かありそうな雰囲気よね〜。

第7回
「死と税金」
"Death and Taxes"
脚本:ディー・ジョンソン
演出:フェリックス・アンリケス・アルカラ

税金の事で税務署に行かなくてはならないスーザン(シェリー・ストリングフィールド)。
用事があるのに患者は次々と受診をしてもらうのを待っていて、彼女が気にしていたホランダーさんの電話も後回し。
ホランダーさんが視力をほぼ失いつつある中で、スーザンのために家の掃除をしたり、テーブルセッティングをしたりする様子が微笑ましいの。
どんなに頑張っても、ほとんど視力のない状態ではうまく出来ない事が多いんだけど、それでもスーザンを迎えるために諦めずに用意してるのよね。
だけど、こうやって頑張っているからこそ、突然張りつめた糸が切れちゃうんだろうな。
料理しようとして野菜を切るのがうまくいかず、野菜どころか自分の手を傷付けていた事に気付いて、急にすべてがバカバカしく思えてしまったんだろうか?
自分の体に「蘇生術不要」のメモを貼り、なんと銃で頭を打ち抜いて自殺。
うわぁ、スーザンはショックだよなぁ。
決してホランダーさんをないがしろにしたわけじゃない。
だけど、忙しさのあまりかまってやれず、結果として自殺を図った後、カウンティに運ばれてきたホランダーさんと再会するしかなかった。
スーザンのショックも理解できる。
しかし、ホランダーさんが自分の体にメモを貼って、自分のこめかみに当てた銃の引き金を引くせつなさって、言葉では表せないよなぁ。

ジン・メイ(ミン・ナ)の両親が事故に遭ったかもしれないという知らせ。
他の病院から白血病の少女を搬送していて、結局救う事ができなかったガラント(シャリフ・アトキンス)。
何かと検査を不必要だと省き、他のドクターから苦情を受けているコバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)。
刑務所で服役している男が、刑務所内で男性にレイプされエイズを発症しているという悲しい出来事。
いろんな事があったけど、やはりホランダーさんの死が一番ガツンと来た感じ。
コバッチュにつきまとって、頭のCTを撮ってもらっていたサマンサ(リンダ・カーデリーニ)の息子がちょっと気になる。
あのCTでサマンサの息子の悪いところが見つかったりしなければいいけど・・・。(^^;

第8回
「悪夢再び」
"Freefall"
脚本:ジョー・サックス
演出:クリストファー・チュラック

こんなもん、書けねーーーよーーーーー!(涙)
っつーか、サブタイトルの「悪夢再び」で気付くべきだった。
何の予備知識もなく見てたら、あまりの悲惨な出来事に思わず両手で顔を覆ってしまったわよ。

最初にアビー(モーラ・ティアニー)が一人患者を死なせたかと思わせる場面があったけど、何と練習用のダミーの人形を処置していたのね。
ロマノ(ポール・マクレーン)が「リセットしとけ!」と言って、ダミーの人形が映った時はホッとしたわよ。

でね・・・、やっぱ今回はこれしかないでしょ?>ヘリ墜落
ヘリのプロペラで片腕を失ったロマノにとって、ヘリポートなんて恐ろしい場所には二度と行きたくなかっただろうに、VIP患者の忘れ物を届けにニーラ(パーミンダ・ナーグラ)と一緒に屋上へ・・・。
エレベーターのドアが開いて、プロペラの回ってる音や巻き起こる風を感じるだけで、相当キツイものがあったと思うよ・・・ロマノ。
で、額の汗をぬぐいつつ、一足先に下へ下りて外へ出たと思ったら、そこへ上空からヘリが墜落してくるんだもん!
もう、「えーーーーーー!」と叫ぶしかなかったわよ。
だって、ヘリで腕を失い、外科医としての道も閉ざされ、それでも何とか頑張ってきたのに、今度はヘリの下敷きなんて・・・。
ERのスタッフたちも、まだ「ロマノはどこなんだ?」とか言ってる段階だけど、まさか彼がヘリの下敷きになったとは思いもしていないんだろうなぁ。
予告を見る限り、ロマノが亡くなっている事に間違いはなさそうだし、こんな突然の降板には驚くしかありませんわ。
嫌味な先生ではあったけど、時折見せる優しさがとても魅力的なドクターだったのに・・・。

スーザン(シェリー・ストリングフィールド)がチャックの安否を気にしながらも、けが人の対応に尽くしていたのは立派でした。
チャックが無事生きていて良かったね・・・スーザン。
これで二人の愛は深まっていくんだろうな。
何となくみんなにハズされていたニーラも、このドタバタでアビーと仲良くなれたみたいだし・・・。

それはそうと、久々に見たカーターは風貌が変わってましたね〜。
女性とベッドにいましたが・・・彼はいつアフリカから戻ってくるのでしょうか?
それにしてもロマノ先生・・・悲しすぎます。(涙)

第9回
「去りし者」
"Missing"
脚本:デビッド・ゼーベル
演出:ジョナサン・カプラン

ちょっとーーーーー!
ロマノ(ポール・マクレーン)の最期が、あまりにも可哀想だわ!
そりゃ〜嫌味なヤツだったわよ!敵も多かったと思うわよ!
でも、いいところもある憎めない先生だったのに・・・。(涙)
追悼式にERから誰も出席してないって、どういう事よ!
ロマノが亡くなって間もないというのに、「前世でヘリコプターをいじめたんだろう。」なんて言ってるプラット(メキー・ファイファー)にも腹が立ったわよ。
そういう事は亡くなって相当時間が経過したら、笑い話にもなるんだろうけど・・・今はそういう時じゃないでしょ。
結局ロマノのよき理解者はエリザベス(アレックス・キングストン)だけだったのね。
追悼式のスピーチを頼まれたケリー(ローラ・イネス)も、その役をスーザン(シェリー・ストリングフィールド)に回そうとするし、さらにスーザンはアビー(モーラ・ティアニー)に頼んでるし・・・。
そこまでたらい回しにしなくても・・・って感じだったわ。(・・,)グスン
私はシーズン6でルーシー(ケリー・マーティン)を必死で助けようとしたロマノ先生を忘れられないよ〜。(涙)

ニーラ(パーミンダ・ナーグラ)が、自分がインド人、イギリス人、アメリカ人のどれでもないと酔った勢いで心のうちをさらけ出したのは、ちょっと良かったかな。
彼女のイメージをいい感じに壊してくれて・・・こういう一面もあったんだなと思わせてくれたし。

それにしても、プラット!(`ヘ´) プンプン。
ガラント(シャリフ・アトキンス)の双子の妹・バルが来たら、すぐにちょっかい出してるし・・・。
こいつは女なら誰でもいいんかい!
ニーラがERに来た時も、やたらちょっかい出してたけど、今度はガラントの妹。
思いっきりラブラブビームを送ったくせに、バルに障害があるとわかるといきなり逃げ腰!
プラットのこういうところが嫌だわ〜。
ジン・メイ(ミン・ナ)との事だって、「結婚」がちらつき始めると逃げ腰だったしね。

ラブラブモードといえば、コバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)とサマンサ(リンダ・カーデリーニ)でしょ。
サマンサの息子・アレックスの扱いをめぐって、何となく近付いて行った二人。
強気なサマンサもアレックスには手を焼いていて、そんなアレックスが心を開くコバッチュに最初は壁を作っていたものの、徐々に彼女も・・・。
シングルマザーとして頑張ってきて、彼女自身も誰かにもたれかかりたい時があったんだろうね。
彼女自身、愛されている実感がないから、アレックスにも上手に愛を伝えられずにいたのかも。
お母さんが満たされれば、自然に子供にも優しい顔を見せられると思うし、うまくいってほしいけどなぁ・・・。
でも、ちょっと不安。(^。^;)

予告でちらっと登場したカーター(ノア・ワイリー)、彼女が妊娠してるみたいでしたね〜。
うーん、そっちも気になるぅ・・・。

第10回
「マケンバ」
"Makemba"
脚本:ジョン・ウエルズ
演出:クリストファー・チュラック

カーター(ノア・ワイリー)が、どうやってケムと知り合って今に至ったかを回想するような回でした。
エイズプログラムによる治療を確立しようとしているケムと、目の前のエイズ患者を治療したいがためにコバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)からエイズの治療薬を送ってもらったカーター。
治療のあり方をめぐって、一時はケンカ?という場面もあったけど、カーターがエイズ患者の薬代を負担しようとした分を、エイズプログラムに回してもらう事にしてケムも納得したみたいね。
しかし、エイズの治療薬が開発されようが、高価な薬に手を出せない人々がいるという現実は、見ていて辛いものがあったなぁ。
検査をして家族全員がポジティブだと判定された一家。
お父さんはすでに手遅れ、お母さんは二人の子供を抱えて、さらにお腹にもう一人。
お腹の子が生まれてきたら、少しでも発症の確率を下げるために、母乳をやめて粉ミルクで育てていこうというカーターに、別の医者(ナース?)が粉ミルクを作るために川の水を使えば50%は感染症にかかるけど、母乳でエイズに感染する確率は3%、どっちがいい?と言うところなんか、すごく考えさせられちゃったよ。

で、まぁケムとカーターも、あっという間にそういう仲になっちゃって、ケムのお腹には赤ちゃんができちゃったわけですな。
そんなケムに「アメリカで赤ちゃんを産んで欲しい」と言うカーター。
おぉ、いよいよカーターが戻ってくることになるのかしら?

それにしても、アフリカのカーターにもロマノ(ポール・マクレーン)死すというニュースが伝えられたんだけど、「友達?」と聞かれて「いや・・・」ってな反応だったのが悲しい。
嫌われ役に徹して去りたかったんですかね・・・ポール・マクレーン。(・・,)グスン

第11回
「危険な日」
"Touch and Go"
脚本:マーク・モロッコ
演出:リチャード・ソープ

いろんな意味で「危険な日」だったわ〜。
まず、勤務が明けて帰宅したガラント(シャリフ・アトキンス)が、バルと一緒にいるプラット(メキー・ファイファー)と遭遇。(危険)
いかにも・・って感じで、髭剃りしながらプラットがバスルームから出てくるし、ガラントが怒るのも無理はない!
だけど、私はてっきりバルがプラットに遊ばれてると思って心配してたんだけど、最後にバルがワシントンへ戻る前にカウンティへ立ち寄った時の会話だと、バルの方が遊びだったみたいでビックリ!
ガラントとの事は休暇の思い出なんて、本心かしら?
どっちにしても、これでジン・メイ(ミン・ナ)が戻ってきたら、またもめそうだし・・・これで終わりに出来るなら、それもいいのかもしれない。
しかし、ただの休暇の思い出でバルが妊娠でもするような事になれば、また話は変わっちゃうけどね。(危険)

プラットは今回、骨粗しょう症のマーチンに挿管しようとして、頚椎(?)を折ってしまった。(危険)
それもカーターが麻酔科を呼びに行ってるのを待てずに、勝手にやって取り返しのつかない事になったわけで、強引に突き進むプラットの悪い面が出てしまった感じだね〜。
マーチンさんは四肢麻痺になってしまったみたいだし、プラットも責任を感じてるみたい。
しばらく引きずったりしちゃうのかな?

で、カーター(ノア・ワイリー)がケムを連れてシカゴへ戻って来て、カウンティでケムの妊娠の検査を行ったわけね。
そりゃ、勤務先の病院だし都合がいいかもしれないけど、ここにはアビー(モーラ・ティアニー)もいるってーのに、なかなか大胆なカーター君。
胎児は男の子だと確認され、エコーの写真を撮ってもらって喜んでるカーターとケムの前にアビーが・・・。(^^;(危険)
「祝福するわよ」って態度を取ってたアビーだけど、やっぱアビーにしてみればいきなり戻って来て、彼女連れて来て、お腹の中に子供がいると知ったら・・・複雑よね。(^。^;)

サマンサ(リンダ・カーデリーニ)の息子・アレックスが、自分で自分の傷を縫ったとして学校から連絡が・・・。(危険)
アレックス・・・病院ではいろんな器具を盗むし、患者が切断した指まで盗んだ時にはどうしようかと思ったけど、今度は縫合ですが・・・。
どんな子供なんだよ!(ーー;)
サマンサは自分が縫合の仕方を教えたからだと嘆いてたけど、それでも縫うなら普通はぬいぐるみぐらいなもんでしょ?
何で本物・・・しかも、自分の傷を縫合しようと思ったかなぁ。
サマンサがカウンセリングを受けようとする気持ちもわかるけど、コバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)は優しく接する事でサマンサとアレックス両方の気持ちをやわらげてるような気がするなぁ。

スーザン(シェリー・ストリングフィールド)も胃腸炎で欠勤(これは本当かどうか疑わしいけど)、モリスも患者さんの真横で思いっきり嘔吐してたね。(^^;
病院内で広がる胃腸炎ってーのも危険ですな。

せっかくシカゴに戻ってくれたカーターだけど、何だか魅力を感じない。
いきなりアフリカ行って、いきなり彼女が出来て、いきなり妊娠させて連れ帰って来た・・・アビーからすれば、そんな感じよね。
ちょっとアビーがかわいそうにもなってきちゃったな。
コバッチュはサマンサといい感じだし、カーターはケムでしょ?
以前はその二人の男の狭間で揺れていたはずのアビーが、今は一人ぼっちなんて・・・。(涙)

第12回
「新生児ICU」
"NICU"
脚本:リサ・ツヮーリング
演出:ローラ・イネス

アビー(モーラ・ティアニー)やニーラ(パーミンダ・ナーグラ)が、新生児ICUのローテーションに入った。
新生児ICUですから、患者さんは生まれて間もない赤ちゃんなんだけど、心配する親が側にはいるわけで、いろんな気遣いも必要な感じ。

アビーが担当した赤ちゃんは急変し、エリザベス(アレックス・キングストン)がオペしようとお腹を開いたものの、手がつけられずそのまま閉じられた。
もちろんアビーも悲しんでたんだけど、両親に説明しなきゃいけないし、悲しんでばかりもいられない・・・って感じで頑張ってる様子だったね〜。
アビーが懸命に処置した事を、両親はきっと忘れないわ・・・と言ってくれたラーブ先生。
新生児科を専攻する事をアビーに勧めてたけど、どうなるのかしら?

で、ニーラの担当した赤ちゃんも結末が悲しかったわ。
双子で生まれた男の子の方は元気だったんだけど、女の子の方が弱ってて・・・。
ニーラの提案で行われた処置もうまくいかず・・・。
中国人の両親は、元気な男の子の方を連れて退院・・・そして音信不通。( ̄□ ̄;)!!
シカゴで出産すると決めて、家財道具を売り払って中国からやって来たとか言ってたくせに、元気な子供だけ連れて帰ってしまい、そのままトンズラなんて酷すぎる。
ニーラが落ち込むのもわかるわ。

そして、今回驚いたのはケリー(ローラ・イネス)とロペスの赤ちゃん誕生よね。
同性愛者の二人の間に赤ちゃんが・・・、しかも産んだのはロペスの方。
これからケリーも子育てするようになるのね〜。
少しは丸くなるかしら?(笑)
逆に育児のストレスで、周りに当り散らしたりしてね。(怖)
最近、ケリーの出番が少なかったんだけど、あんなケリーでも登場するとぐっとしまるわ。
因みに今回の演出は、ケリーことローラ・イネス。
自分も出てるドラマを演出するって、どんな感じなんでしょうね。

予告ではスーザン(シェリー・ストリングフィールド)が妊娠したとか言ってたよね?
ま、妊娠するようなこと、さんざんしてたもんなぁ。(^-^;

第13回
「百日咳」
"Get Carter"
脚本:R・スコット・ゲミル
演出:レスリー・リンカ・グラッター

あー、ケムみたいな人って苦手だわ〜。(^-^;
好奇心旺盛なのは結構だけど、あなたはあくまでも部外者でしょ?と言いたくなる。
カーター(ノア・ワイリー)と一緒にカウンティへやって来て、あれも見たい、これも知りたいとわがまま放題!
そして、スタッフに質問責め!
そのくせ、「私、何か悪い事した?」ぐらいの感覚なんだもん。
いやぁ・・・絶対に友達にはなれなさそう。(苦笑)
カーター君、いいの?いいの?ケムで・・・と今一度訊きたくなる。(・・;)

スーザン(シェリー・ストリングフィールド)が突然妊娠。
プラット(メキー・ファイファー)は自分の治療に自信が持てなくなってる様子。
登場こそなかったけど、ジン・メイ(ミン・ナ)のママが亡くなったという知らせが入ったり、細かい動きのあった回だけど・・・。
何と言ってもケリー(ローラ・イネス)だわ。
いきなり「ロマノセンター設立」って何?
そのロマノセンターってーのが、ゲイ・レズビアンたちのためのクリニックらしいのよ。
そこに「ロマノ」の名前を使うんですか・・・。
意味がわからないんですけど・・・。

アビー(モーラ・ティアニー)とコバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)が昔付き合ってたと知ったからか、サマンサ(リンダ・カーデリーニ)が帰りの電車の中でコバッチュにキスしてましたね〜。
この二人はうまくいきそうなんだけど、予告を見た感じだとサマンサが何か問題を起こしてしまうそうね。

うーん、ケムでいいの?>カーター君
(まだ、言うか?>自分)

第14回
「労務管理」
"Impulse Control"
脚本:ヨーリン・チャン
演出:ジョナサン・カプラン

いろいろ考えさせられました・・・久々に。

まず心臓発作で意識喪失のうちに、車で対向車に突っ込んだ男性。
当然だけど自分が事故を起こした記憶がないわけで、愛車の心配ばかりしてるのよ。
状況がわかってるものからすれば、何てヤツ!なんだけど、本人はその時は意識がなかったんだし無理もない。
自分が起こした事故で、重傷の患者が運ばれてくるのを見ても、「俺は車が頑丈だから助かった」とか、「今日は事故が多いぞ・・・道が凍ってるから。」とか他人事。

突然の事故に巻き込まれた側は悲惨なもので、父親と息子は危険な状態・・・、母親は娘がこの病院には搬送されてないと知り動揺。
しかも、モリスが現場で二人死んでるとか要らんことを言うもんで、母親は半狂乱。
モリスって本当にどうしようもないよね。
医者としての知識や腕だってどうなんだか・・・って感じだし、人間としても空気すら読めないし・・・。
見てるだけで不愉快になるんで、どこか行ってほしいんだけど・・・。(ーー;)
結局、父親と息子は助からなかった。
サマンサ(リンダ・カーデリーニ)は、意識喪失だったにしろ自分が起こした事故を他人事のように見ている男性に、つい「あなたが(車で)突っ込んだのよ!」と真実を告げてしまう。
ショックで気絶する男性。
サマンサが口にした一言は、看護師として言ってはいけない一言だったと思う。
でも、あの場で言わずにはいられなかったサマンサの気持ちは、ものすごく理解できるのよね。

でさ〜、事故を起こしてしまった男性と夫と息子を一度に失った女性が、それぞれに自分の人生を振り返っているのが、なんともせつなくてね〜。(涙)
心臓病で二階にも行けず、セックスも出来ず・・・とにかく普通の生活が送れなくなった時、奥さんが去ってしまうかと思ったら優しくて、車を買うと言った時も反対するどころか「今まで働いたご褒美」だと言ってくれて・・・と事故を起こした男性。
一方で夫と息子を失った女性は、結婚や子育てなんか考えてなかったのにできちゃって・・・、それを夫がものすごく喜んでくれて、ぜんぜん憧れてなかった小さな幸せを手にして、ささやかな願いは一人で足を伸ばして眠りたい・・・という事だった。
それが出来るようになった事が皮肉だと言う女性。
いやぁ、ここは思わず泣けてしまいました。
こういうERって久々だよね。
他の病院へ搬送されていた娘が、本当に軽傷で戻って来た事だけが救いでした。

そして、もうひとつはレイラという16歳の少女。
検査の結果、膣が傷ついている事がわかりコバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)はレイプされたのでは・・・と疑う。
でも、レイラはフィアンセとの性行為だと主張。
おまけに妊娠が発覚、嬉しそうにフィアンセに連絡を取ろうと携帯を出すレイラに「病院では使えない」とサマンサ。
大人が聞けば絶対に不自然なレイラとフィアンセの関係・・・、でも本人は愛するがゆえに信じて疑わないんだろうね。
結局、妊娠した事を彼に伝えると友達と病院にやって来て「ふざけんな!」状態。
慌てて彼らを病室の外へ連れ出すと、よりにもよってレイラの事を「廻し専門」と呼ぶ男たち。
これにキレたサマンサが、男の腕をねじり上げ、護身術よろしく男の顎を下から上へアッパー!
よーーーーーし!よくやった!>サマンサ
労務管理のおっさんもビックリだったけど、少なくとも全国の女性は拍手した事でしょう。

仕事終わりのサマンサと、これから看護師として勤務に就くアビー(モーラ・ティアニー)の女同士の会話も良かった。
15歳でアレックスを身ごもって、中絶しようとしたけど出来ずに産んで・・・、働いて・・・。
若いうちにシングルマザーとなってしまったサマンサの苦悩も感じたけど、アレックスがお泊りに行った夜、たった一人で部屋に帰っても落ち着かず、床に転がったアレックスのおもちゃ(人体模型みたいだったけど)を片付けるあたりに、母親サマンサを見た。
そしてサマンサはコバッチュの部屋へ・・・。
大人の時間を過ごすわけですね〜。(*^。^*)

ケムとカーター(ノア・ワイリー)のデートや、キサンガニへ戻ってしまうケムとの別れなどもありましたが、この二人本当にうまくいくのやら・・・。
カーターは自分が育ったような贅沢な環境は嫌だと言ってたし、ケムも同意してたようだけど、二人がやってる事は贅沢三昧に感じて仕方ないのよね。(ーー;)
贅沢とは関係ないけど、妊婦なのにアイススケート。
お婆さまが残してくれたゴージャスなお城みたいな家があるのに、わざわざホテルをリザーブしていいことしてるし・・・。
んで、弁護士や医者が手放した古い家を買ったとケムに見せるんだけど、それで質素な暮らしをしてるつもりなんでしょか?( ;^^)ヘ..
おまけに空港ではケムがゲートの中へ入ってしまったのに、どうしてももう一度会いたくて航空券を買おうとするんですよ。
でも、ケムの乗る便が満席だとわかるとゲートへ入るためだけに、東京行きのファーストクラス9000ドルをポーンとカードで支払って、ただケムを抱きしめるだけにゲートイン!
あのね・・・カーター君、それが贅沢というものなんですけど・・・。
何だか、あんまり魅力を感じない二人だわ〜。
はい、どうせ庶民のやっかみですよ〜だ!

ケリー(ローラ・イネス)が遅れて出勤してきたカーターに、嬉しそうに赤ちゃんの写真を見せるところは可愛くて素敵でした。
あのケリーでも、やっぱ我が子にはメロメロなのね。(笑)

第15回
「高圧室」
"Blood Relations"
脚本:ディー・ジョンソン
演出:ネルソン・マコーミック

最初に陣痛の始まった奥さんが、ぐったりしている家族に気付いた時・・・私は奥さん以外の一家心中かと思ってヒヤヒヤしちゃったわよ。(^^;
一酸化炭素中毒だったとは・・・。
それにしても、お腹に赤ちゃんがいる状態だと、胎児が一酸化炭素を吸収するからお母さんが中毒にならずに済むなんて初めて知ったわ〜。
で、ERについて出産したものの、赤ちゃんは一酸化炭素を吸って状態が思わしくない。
そこで「高圧室」での治療が必要になるってわけね。
急いでカーター(ノア・ワイリー)が説明してたから、よくわからなかったけど、スキューバダイビングで潜ったような状態にすると、通常の3倍の酸素が得られるらしい。
そうやって一酸化炭素中毒を治療するのか・・・。
へ〜ぇ・・・今日は学ぶ事多いなぁ。( ..)ヾ ポリポリ

高圧室ってーのが、小さな宇宙船みたいな感じで、その赤ちゃんに付き添ってドクターが入らなきゃいけないんだけど、他のスタッフドクターが手一杯だったため、赤ちゃんを連れてきたニーラ(パーミンダ・ナーグラ)が高圧室へ。
ニーラって閉所恐怖症なのかしら?
NICUの時も「ここから出して!」って半べそになってたけど、閉じ込められた状況になると冷静さを失うよね。
そんなニーラが高圧室に2時間なんて、辛かったと思う。
我慢の限界で外へ出してもらおうとしても、減圧するのにまた時間がかかって、なかなか外には出られないし・・・。
加圧したり減圧したりするうちに、ニーラの耳から出血したりして、見てても耳が痛くなるような思いがしたわよ。(ーー;)

それでも、赤ちゃんが急変するとちゃんと加圧された部屋の中へ戻って治療にあたるんだから、ニーラって立派だわ。
赤ちゃんが助かったのは良かったけど、ニーラの辛そうな表情はさすがに可哀想な感じがしちゃったなぁ。(・・,)グスン

久々にジン・メイ(ミン・ナ)も戻ってきたし、スーザン(シェリー・ストリングフィールド)もチャックとの事をお父さんに報告できたし、ケムが去って寂しいカーターもWebカメラでケムとお話できたし(ジェリー、さんくす!)、コバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)とサム(リンダ・カーデリーニ)やエリザベス(アレックス・キングストン)と先生、赤ちゃんを可愛がるケリー(ローラ・イネス)など、端々にまで気が配られた回だったように思う。
患者の処置をしている時、外科から呼ばれてきたエリザベスが男性医師ばかりで治療にあたってる光景に「何で男ばかりなの?」と言ったのが、何気にツボだった!
ほーんと、男ばっかだったよね。(笑)

第16回
「許して忘れて」
"Forgive and Forget"
脚本:ブルース・ミラー
演出:クリストファー・チュラック

戦車が病院を襲うなんて想像もしない話だったわ。(^-^;
モリスが追い返した精神的に障害のありそうな患者・・・、よほど腹が立ったとみえて軍隊から戦車盗んでカウンティを目指しちゃったよ。
もーーー、本当にモリスのバカーーーー!
そのくせ、戦車がどんどん迫ってきてるとわかったら、ケリー(ローラ・イネス)に自分が標的なら外へ出ましょうか?だと・・・。
逃げるに決まってんじぇん!(`ヘ´) プンプン。
ケリーが吐き捨てるように「表通りに立って、一人で戦車を迎え撃ちなさい!」と言ったのには拍手を送ってしまったよ。
結局、戦車を停めるために銃撃されて重傷を負った患者さん。
もちろん戦車で何台も車を踏み潰し、犠牲者を出した事は許されませんが、モリスの対処にもっと誠意があったらと思うと、残念でなりません。
それにしてもモリスはもううんざりです。m(_ _)m
自信をなくして、自ら去って行くなんて事はないのかしら・・・。(っつーか、期待してるし)

で、何だか恋も様々でしたね〜。
エリザベス(アレックス・キングストン)は例の先生と・・・。
彼女は結構すぐに・・・(*^。^*)、なんちゅーか・・・濃厚な関係に進みやすいようですな。(^^;
そしてコバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)とサマンサ(リンダ・カーデリーニ)のくっついたり、離れたり・・・な状況にジリアンが絡んでるからややこしかったですな。
恋の始まりに「押したり引いたり」があるのは当然で、「引いた」後に「さて押すか」と思ったら相手の男に別の女が・・・というのは、結構ヘコむかもしれないなぁ。
病院内でも訪ねてきたジリアンとキスするコバッチュをサムが目撃してるし・・・。
しかしキス目撃の後の「アレ、誰」は怖かったなぁ。(^^;
怒りに任せてコバッチュに縫合セットを投げつけるサムも「職場ですよ!」と思っちゃった。
ただ、女にはだらしのないコバッチュが、きっちりサムを選んで謝りに行ったのは良かったわ。
部屋の中にジリアンがいたから追い返されたサムが、階段で5分待ってたという話があったから、サムがアパートに入って行った後のコバッチュもそこで待っててくれたら嬉しかったんだけど、随分遠くまで歩いちゃってたのが残念。

さんざんERでは嫌われてたフランクが心筋梗塞で倒れて、全く家庭を感じさせなかった彼に妻と障害を持つ娘がいたというのがわかった。
家ではいつもERの話をしてたフランク。
ニーラ(パーミンダ・ナーグラ)の事も賢い子だといつも誉めていたらしい。
ERにいるフランクからは想像もできない素顔。
いつも穏やかで人を立てて、障害を持つ娘を育て、少しでも給料が良いからと警官を辞めてERの仕事に就いたフランク。
彼なりにストレスもあっただろう。
それがERでの、あの憎まれ口になっていたのだろうか。
職場で発散して家庭には一切持ち込まず、いつも穏やかに家族に接していたのかなぁ。
そう思うと、何となく憎めないような気がする。

第17回
「評価」
"The Student"
脚本:デビッド・ゼーベル
演出:ポール・マクレーン

まずカフェでスーザン(シェリー・ストリングフィールド)に、「女は妊娠してる時が一番」と話しかけてきた変態男!ヽ(;´Д`)ノ 
気持ち悪いし・・・。
チャックが殴ったのも仕方ないと思うけど、やっぱアメリカだし変態男の方が訴えると騒ぎ出すのね〜。
んで、それを収める為に結局スーザンが自分の大きなお腹を触らせたというわけか。
あぁ、身の毛もよだつってこの事だわ〜。
想像しただけで鳥肌が立つ!

そして、今回メインとなったのがニーラ(パーミンダ・ナーグラ)に対する評価。
頭はいいけどER向きではないという大方の評価に、カーター(ノア・ワイリー)だけが反論。
決断力に欠けるニーラにカーターは発破をかけるんだけど、それが裏目に出たのか人を頼らず自分で決断したニーラの鎮痛剤の処方が原因で男性が亡くなってしまう。
確かにニーラはER向きではないかもなぁ。
スーザンも言ってたけど、研究の分野では実力を発揮しそうなんだけど、臨床、特にERみたいにスピーディーな対応を要する場所には向いてないと思う。
彼女はじっくり腰をすえて取り組むような環境が合ってるような・・・。
で、彼女が投薬を間違ったのは自分の指示のせいだとかばったのがガラント(シャリフ・アトキンス)。
しかし、ニーラはカーターに真実を告げる。
カーターはアフリカへ旅立つ前にガラントを呼び止め、カルテに嘘を記載したことを「犯罪だ」と言うんだけど・・・。

ニーラの評価はどうなっちゃうんだろう?
患者を死なせてしまったんだし、これでERに残れるわけないような気もする。

今週は演出が故ロマノ先生ことポール・マクレーンでしたね。
ニーラの件で結構真面目な話だったんだけど、エリザベス(アレックス・キングストン)やコバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)でちょっと笑いを取るところが良かったです。
外科医と先生のお相手で二晩続けてベッドイン?というところでのアビー(モーラ・ティアニー)との掛け合い。
エ:「今夜は寝ないように頑張る」
ア:「その方がいいわね」
エ:「お先に!(気合十分)」
ア:「お疲れ!(調子をあわせて)」
という女二人の会話が面白かった。
「頑張る」と言ってたくせに、帰り支度までした時点で「お休みなさい・・・ぁ・・・ダメ」と先生を押し倒すエリザベス。(笑)
何がダメだったんでしょうか・・・。(爆)

アレックスの誕生日にコバッチュが用意したのがでっかいキャンピングカー。
いろいろ案を出してはサマンサ(リンダ・カーデリーニ)を満足させるような計画を出せなかったコバッチュが、最後に用意したキャンピングカーでアウトドアライフを満喫という計画は、アレックスもサマンサも大満足だったみたいだけど、狭い路地をキャンピングカーで入ってきたコバッチュに「バックして出られる?」というサムの一言。
急に青ざめるコバッチュがおかしかったわ〜。

ニーラの評価、ガラントの処分、そして予告でちらっと映ったのは患者として運ばれてきたケリー(ローラ・イネス)のパートナー。
またまた来週が気になりますな。

第18回
「別離」
"Where There's Smoke"
脚本:ジェイシー・ヤング
演出:タニア・マッキーナン

いろんな別れがありました。(´Д⊂グスン

サンディ・ロペス(リサ・ビダル)とケリーが仲良さそうに出勤していく姿を見せたのは、悲しい結末をより印象付けるためだったんでしょうか?
消防士という仕事柄、危険と隣り合わせであることはわかってますが、朝、何事もなく出勤していったパートナーが火災現場で事故に遭い、自分の働く病院に運ばれてくるなんて、ケリー(ローラ・イネス)は考えもしなかったでしょう。
挿管する前にケリーに話したいと言って、苦しいながらも待っていたサンディ。
ケリーが処置室にやって来た途端、「ミルクしぼっといて良かった」ですよ。(泣)
「挨拶したくて・・・」の一言にも泣けました。
何の挨拶なんでしょう。(つд⊂)エーン
取り乱すのをわかっていて、スーザン(シェリー・ストリングフィールド)が挿管しようとするんだけど、ケリーは「私の妻よ」と言って自分の手で挿管しようとする。
ここらへんも泣けちゃいました。

オペが必要になり、エリザベス(アレックス・キングストン)とアンスポーが執刀。
もちろん立ち会うケリー。
オペ中のエリザベスにケリーが「マーク(アンソニー・エドワーズ)が恋しい?」と訊いたのは、その時点である程度の覚悟をしていたからなんだろうなぁ。
そう言われたエリザベスが、「目の汗をふいて!」と指示するのもぐっと来た。
目の汗・・・言うまでもなく涙っすよ。( ´Д⊂ヽウェェェン 
必死にオペするエリザベスとアンスポー、しかし心停止になってしまうサンディ。
まだ諦めずにアトロピンの投与をしようとしてるエリザベスに向かって、「やめなさい、終った。」と力なくケリーが言うので、また泣けた。
外科が行うオペに手は出せないけど、医者だけに患者の状態はよく理解できるんだもんね。
器官から出血した血液が、すーっと管を上がっていく様子を見て、パートナーの死を確信したケリー。

サンディの死を彼女の家族にも伝えなきゃならなくて・・・。
でも、待合室で待っている彼女の家族の多さを目の当たりにすると、余計に自分にとってはサンディだけが家族だったと感じるわけで・・・。
もちろん、彼女が産んでくれた息子・ヘンリーがいるんだけど、この子まで奪われるとはケリーがあまりにも可哀想。
サンディの家族のところへヘンリーを引き取りに行ったケリー。
「私の息子を返して」に対して、「サンディが産んだ子供だ」と主張する家族。
すごい考えさせられちゃったなぁ。
レズビアンのカップルで、子供をほしいと思って一人が産んだ子供。
それがこういうケースでは、産んだ方の子供という主張が通ってしまうんだろうか?
予告の雰囲気だとケリーも黙ってはいない感じで、ヘンリーを取り戻すために頑張るみたいだけど、どういう結果が出るのかも興味があるなぁ。

その他はサマンサ(リンダ・カーデリーニ)の元ダンナが現れたり、スーザンに陣痛がきちゃったり、アビー(モーラ・ティアニー)のテストの成績が悪かったり・・・。
そんな中で、ガラント(シャリフ・アトキンス)がイラクに派遣される事になったというのが、ちょっと突然で驚いちゃった。
最後はニーラ(パーミンダ・ナーグラ)をかばって、イラクへ行ってしまうんですね。
対照的だったプラット(メキー・ファイファー)との別れも印象的だった。
「絶対に死ぬんじゃないぞ!」と言われ、がっちりと握手をする二人。
そしてニーラとの別れ。
黙って行こうとしていたのに、ニーラはお別れを言いにやって来て・・・そしてキスですよ。
いやぁ、泣けました。
何だかこの二人って真面目じゃないですか?
真面目な二人ゆえに、不器用で・・・、最後のキスには大きな意味があったと思いたいですわ。

どんな別れも悲しいけど、ケリーとサンディの別れは突然過ぎて・・・そして、今後も子供の問題でトラブルは続きそうなのが心配ですね。
で、ガラントも結構好きなキャラだっただけに、イラクへ行ってしまったのが残念です。

第19回
「触っただけ」
"Just A Touch"
脚本:R・スコット・ゲミル
演出:リチャード・ソープ

サブタイトルにもなっているように、今回はプラットの乳房検査が問題になってしまった。
美人の患者だから張り切って診察したんだろうけど、特に乳房の異常で訪れたわけでもない女性患者に自己診断の方法を教えるのもなぁ・・・。
いや、もちろんそれが大切だということはわかるけど、ちょっと不信感を抱いても仕方ないような気もする。
乳房の触診をしながら正しい自己診断の方法を教えていたつもりなんだろうけど、傍から見てもちょっとプラットいやらしいんじゃないの?と思っちゃったもんなぁ。(^▽^;)
サマンサ(リンダ・カーデリーニ)を同室においていたけど、彼女はちょうど電話してたし・・・私があの女性患者の立場でも、ちょっとイヤな気持ちになってしまったと思う。

で、女性患者がケリー(ローラ・イネス)に話して、ケリーはプラットに注意をするわけだ。
ここでも、モリスが「不必要な乳房診断(略して不乳診)はプラットの得意とするところ・・・」なんて言ったのが問題だったよね。
モリスにも困ったもんだわ。(´ヘ`;)

しかし、ケリーの前でプラットが女性患者に行った乳房検査を再現してるところは笑った。
だって女性患者役をしてるのがジェリーなんだもん。(笑)
しかもジェリーが結構「ええ乳」してるし・・・。(爆)
笑っちゃいけないけど、笑ってしまう場面だったな。

サマンサのところには、アレックスの父親が現れたり・・・。
エリザベス(アレックス・キングストン)のところでは、先生とお医者さんという二人の彼氏が鉢合わせしたり・・・。
アビー(モーラ・ティアニー)の授業料をカーター(ノア・ワイリー)が払い込んでいたり・・・。
いろんな事があったけど、やはりロペスの家族から息子のヘンリーを取り戻したいというケリーの孤独な戦いがせつなかった。
職業柄、ヘンリーを育てるには忙しすぎると弁護士に言われれば「仕事は辞めてもいい」と言ってたケリー。
しかし、一方では医者である自分の方が経済的に有利だと言ってみたりして、少々矛盾してるところが彼女の落ち着かなさを示しているようで・・・。
ただ、最後に2日間だけヘンリーを預かることが出来たケリーに、ロペスの兄弟が理解を示したようで、そこらへんはちょっと安心した。
ロペスが亡くなっても、家族とケリーがよい関係を築きながら、ヘンリーを育てていければいいんだけどね〜。

第20回
「危険領域」
”Abby Normal"
脚本:デビッド・ゼーベル
演出:ジョナサン・カプラン

追いつめられた感じのケリー(ローラ・イネス)が痛々しい。
こんなに弱った彼女を見るのは初めてじゃないかしら・・・。
息子のヘンリーをめぐってロペスの家族と対立し、あちらは大家族なのに自分は孤独で・・・。
そんなケリーの不安定さに、エリザベス(アレックス・キングストン)が一番親身になってるのは、やはり愛する人を亡くした経験があるからなのかな?
ロマノ(ポール・マクレーン)が亡くなった時も一人でロマノの死を悼んでいたし、実は情の深い人なんだろうなぁ。

エリザベスが心配してエラのお古を届けにきたとケリーを訪ねると、彼女は旅の準備中。
しかもパスポートまで準備してるし、ヘンリーを連れてトンズラするつもりだったみたいね。
エリザベスにはシアトルに友人がいて・・・なんて話してたけど、エリザベスもそれが嘘である事に気付いてたようだし。
「後悔するようなことはしないで」というエリザベスの一言が、ケリーを現実の世界に引き戻したんだとしたら嬉しいけど。
カウンティにヘンリーを連れて来たケリーが、そこでロペスの家族にヘンリーを渡す時のせつない表情には泣けちゃったわ。

久々のケム登場。
私はこのケムって女性とカーター(ノア・ワイリー)の仲をあまり認めたくない派なんで(^▽^;)、どうもケムが出てくるとしかめっ面になっちゃうんだけどさ。テヘヘッ(*゚ー゚)>
ケムを連れて財団の重役会議に出ちゃったり、いきなりお父さんに会わせちゃったり・・・カーターのやり方もマズイんじゃないの?と思っちゃったわ。
ただ、気になるのは予告でケムのお腹の中から心音が聞こえないとか言ってなかった?
双子らしい赤ちゃんのどちらかが・・・って事なのかしら?
ちょっと心配。

ニーラ(パーミンダ・ナーグラ)はラボが向いてるなぁ・・・なんて呑気に見ていたら、ラボの仲間が人体実験もどきのことをやっちゃって大変なことに。
ニーラが異変に気付いて、すぐにERに運んで処置したから大事には至らなかったけど、ああやって毎日実験に明け暮れる日々だと、「人間で試したい」とか思ってしまうのかしらね?(´ヘ`;)
ラボ向きだなぁと思ってたニーラだけど、あのすばやい対応はERで培ったもの。
頑張ればERの仕事だってやれそうなんだけどなぁ。

アビー(モーラ・ティアニー)が担当した擬似痙攣の女性。
精神科を受診するのを頑なに拒んでいたけど、今の夫の前に別の男性と付き合っていて子供が出来て・・・でも、その男性が子供が泣くと暴力をふるったりするからと強く強く抱きしめていたら、子供が亡くなってしまったという悲しい過去を持ってたわけね。
それで赤ちゃんを抱くと発作を起こしてしまってたんだ。
悲しい過去、消えない過去に苦しめられている女性が可哀想で・・・。
子供に恵まれれば恵まれるほど、この女性は苦しんだんじゃないかと思うと胸が痛かったわ。

アビーは医者になるための試験を受けに行ったようだし、その結果もどうなるのやら。
実践は結構バッチリなのに、ペーパーテストになると弱いからなぁ。(^▽^;)

一番気になるのはケリーの今後。
ヘンリーを手元におくことが出来るといいんだけど・・・。

第21回
「卒業」
"Midnight"
脚本:ジョン・ウエルズ
演出:ジュリー・エベール

悲しい・・・。
悲しすぎる・・・。

決してケムの事を好きなわけではなかったけど、こんな結果になるなんて可哀想すぎる。
もうすぐ生まれてくる新しい命を楽しみにしていた矢先、カーター(ノア・ワイリー)が異変に気付く。
ケムは心配ないと言っていたけど、急いで産科に連れて行くと何と赤ちゃんの心音が聞こえない。
いつの間にかお腹の中で死んでしまっていた赤ちゃん。
ただでさえ辛いのに、胎児を出すために分娩しなくてはいけないという現実。
普通なら苦しくてもその先に嬉しさは喜びが見えるはずの出産。
だけど、最初からその先にあるものは悲しい事実しかないわけで、この分娩は辛い。
初めての妊娠でこういう分娩をしなくてはならないケムが可哀想で・・・、そしてカーターの辛そうな顔を見ていると、たまらず泣けてしまった。
いつもはあまり仲のよくないカーターと父親だけど、こんな時にはただの息子になって駆けつけた父親の胸で泣いているカーター。
涙が止まりませんでしたわ。
どうしても赤ちゃんの顔が見られなかったケムが、最後にカーターから言われて赤ちゃんを抱きお別れをするシーンも泣けたなぁ。
小さな亡骸を抱っこして、「ごめんなさい」ってケムが・・・。(ノД`)シクシク
いやぁ、辛かった。
見ているだけで、辛かった。

一方で医学生だったアビー(モーラ・ティアニー)やニーラ(パーミンダ・ナーグラ)は卒業式を迎える。
だけど、アビーがもらった卒業証書には「卒業は未定、詳細は学籍課で」の文字。
うーん、こっちも辛いなぁ。

久々のレイチェル出現には驚いた。
彼氏のPJを連れて来たレイチェルは、何と事後用避妊薬(だったっけ?)の処方箋が欲しくてエリザベス(アレックス・キングストン)を訪ねたらしい。
うーん、やる事はやってるらしいレイチェル。
何気にエリザベスの周りにチラつく男の影もチェックしてるみたいだけど、二人でマーク(アンソニー・エドワーズ)を思い出しているシーンは、これまたウルッと来た。

うまくいきそうだったコバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)とサマンサ(リンダ・カーデリーニ)も、サマンサの元ダンナのスティーブの出現でぎこちなくなっちゃったし・・・。
あっちもこっちもどうなることやら・・・。
またゴタゴタしたままシーズン10も終っちゃうのね〜。(寂)

最終回
「ドライブ」
"Drive"
脚本:ディー・ジョンソン
演出:ジョナサン・カプラン

コバッチュ(ゴラン・ヴィシュニック)が運転中に故障車で困っている女性に遭遇。
バッテリーがあがってしまったらしいとケーブルを探しにコバッチュが戻ったほんの一瞬の隙に、飲酒運転の車が突っ込み女性が挟まれてしまう。
いやぁ、シーズンファイナルだからなのか、事故も派手でした。(;´Д`)

女性は両足切断、車に乗っていた息子も危なかったんだけど、カーター(ノア・ワイリー)が必死に助けてましたね。
子供に対して冷静でいられないからと、ジン・メイ(ミン・ナ)をサポートにつけたケリー(ローラ・イネス)の配慮もよかったけど、わが子を亡くしたばかりでこれ以上子供の命を失いたくないとばかりに、諦めずに治療にあたるカーターに涙、涙・・・。
でも、その諦めなかった事でひとつの命が救われたのは本当によかったわ。

それにしても、突っ込んできた加害者の男・・・ヘロインと飲酒なんて、どうしようもないですな。
ちょっと気になったのは、ニーラ(パーミンダ・ナーグラ)とプラット(メキー・ファイファー)が担当していたエルジンが、退院するためママといとこを待ってるって言ってたでしょ?
結局、迎えが来ないもんだからプラットが送っていってたけど・・・、もしかして飲酒運転した加害者がエルジンのいとこだったりするんじゃないの?と、一人焦りながら見ておりました。(^▽^;)
全く無関係かもしれないけど・・・。

ジン・メイはお父さんの介護で疲れてるし、たぶんお父さんに暴力をふるわれてできたんじゃないか?と思われるアザまで作ってるし・・・。

サマンサ(リンダ・カーデリーニ)は元旦那がアレックスの前でマリファナを吸ったり、売人らしき男性を家に上げたりしている事と、そんな元旦那になついていくアレックスが嫌で、二人を引き離すことを決意。
荷物をまとめて引越しするところにコバッチュが駆けつけたんだけど、振り切って出て行ってしまったね〜。
うーん、この二人どうなるんだろう?

で、レジデンシー研修をやめたいと申し出たニーラと、やっと合格通知を手にしたアビー(モーラ・ティアニー)。
この二人がこの先どんな道を歩むのかも気になるところ。

シーズン10のラストは、迎えが来ないエルジンを車で送って行くプラット。
車にはジン・メイも同乗してるんだけど、プラットのやんちゃな運転が他のドライバーを怒らせてしまい、そのドライバーとカーチェイス・・・そして相手発砲!(゚ー゚;Aアセアセ
銃社会の怖さですなぁ・・・いきなり隣りの車から撃って来るなんて、ちょっと考えられませんわ。
最後はジン・メイの悲鳴で終ったんだけど、いつもながら「こんな終り方されたら、続きが気になるっちゅーの!」って感じでございました。
そうそう、ケリーがヘンリーを取り戻せるかどうかも気になります。
女性の裁判官に必死に自分の心情を訴えていたケリー。
裁判官も真剣に話を聞いていたから、ケリーの気持ちが伝わってるといいんだけどなぁ。
っつーか、ロペスの家族と和解できるのが一番いいよね。
そして一緒にヘンリーを育てていければ、ロペスも喜ぶと思うんだけど・・・。

 

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