雨と夢のあとに

原作:柳美里 「雨と夢のあとに
チーフP:五十嵐文郎
P:中込卓也・椿宜和・藤本一彦
主題歌:奥田美和子 「雨と夢のあとに

第1回
「死んでも君を守る」
脚本:成井豊
     真柴あずき
演出:麻生学

未来的デザインの個性派ウォッチ!★クロス パラダイムコレクション トリトン [WMU31]★

( ̄□ ̄;)!!

録画失敗しました。
チャンネルミスです。
初回を逃すとは・・・今後繋がるのだろうか?(^^;
っつーことで、何も書けましぇん。m(_ _)m

第2回
「親子の愛情を探して」
脚本:成井豊
     真柴あずき
演出:麻生学

初回を見逃していたので、2話を見るかどうしようか迷ったのですが、とりあえず見てみました。
だって私はテレ朝深夜枠好き♪(笑)
初回を逃したぐらいで、さっさとリタイアはできませんことよ。(^.^)ホホホ

雨(黒川智花)の父親・朝晴(沢村一樹)は、亡くなってるのね。
だけど雨には姿が見えるし、声も聞こえるから父親が死んでいるなんて思っていないわけだ。
で、よくわからないのが雨のお隣さんの暁子さん(木村多江)なんだけど、彼女は普通に生きているのよね?(^^;
でも、彼女にも朝晴さんの姿は見えるわけだ・・・。ふ〜ん。

5年前に死んで地縛霊となった百合子(通山愛里)が見えてしまった雨が、彼女と友達になる。
ところが、百合子は雨に万引きや援助交際を強要する。
嫌だと言えば、「友達を痛めつける」「お父さんを殺す」と脅して・・・。
周りの人を守るため、言われるままに万引きや援交をする雨。
百合子が本当にしたかったのは、母親(高畑淳子)に会う事だった。
自分の持ち物をすべて処分していた事を知り、母親の愛情が信じられなくなった百合子。
肝心の母親には自分の姿が見えない・・・自分の事を好きではなかったからだとショックを受ける百合子。
しかし、母親もまた自分にだけ見えない事を知って飛び降りようとしていた。

百合子の姿が母親に見えなかったのは、母親が百合子を嫌っているからではなく、百合子自身が母親の愛情を信じていないから・・・。
そういう朝晴の言葉で、屋上へ母親を追った百合子が大きな声で「死なないで!ママ!」と叫ぶと母親にも百合子の姿が見えるようになり・・・。

ふむ・・・なかなかベタな話じゃの〜。(^^;
心と心が繋がっていれば、霊だろうと何だろうと見えるってか?

今回ちゃんと見る事が出来たので、やっとどんな雰囲気のドラマかわかりましたわ。
ドラマ云々より、柳ジョージと杏子というハスキーボイス好きにはたまらないような面々が出演して、お歌なんぞ歌ってらっしゃる方に興味津々です。(^^;ゞ
・・・・・・・って、そこに興味持っちゃいけないのかしら?(^^;

第3回
「告白」
脚本:成井豊
     真柴あずき
演出:常廣丈太

幽霊を見る事が出来る雨(黒川智花)は亡くなった母親に会うため、廃墟となった病院を訪れる。
そこで会った女性の霊(高橋由美子)が、雨の母親のふりをして・・・。
朝晴(沢村一樹)が呼び出されて、母親の霊ではない事がわかるんだけど、霊でもいいから母親ときちんと会ってお別れがしたいという雨の気持ちがせつないわなぁ。

で、その女性の霊に「幽霊は長い間経つと、記憶がなくなってしまう」と聞いた朝晴は、忘れる前にやれる事は全部やっておこうと決意。
岳男(ブラザーTOM)に自分が死んでいると告白。
「タケさん、オレ死んでるんです。」なんて言われても、普通信じないよなぁ。(^。^;)
だから信じてもらうために、自分の体にナイフを突き刺し、何も変化がないところを見せる。
信じるしかない・・・と思ってからの岳男のリアクションが、またせつなかった。
「雨の側にいたいから、協力して欲しい。」という朝晴の願い。
死んだ父親が生きている娘のためにしてやりたい数々のこと。
その手助けをする一人に岳男も加わるわけね。

いやぁ、それにしても冒頭の柳ジョージとマリア(杏子)の歌声には聞き惚れてしまいましたわ♪
あのまま1時間でも良かったのですが・・・。(あわわ)
たぶん、マリアさんが雨のお母さんなんでしょうね。
写真に写ってたお母さんの指輪・・・きっとマリアさんの持ち物の中にあるのでは?
まぁ、それは今後のお楽しみ・・・ですね。

第4回
「親」
脚本:成井豊
      真柴あずき
演出:唐木希浩

康彦(中村俊太)というサックス吹きの青年と、亡くなったピアニストだった父(山下徹大)のセッションは泣けた。
その前に、康彦の父と朝晴(沢村一樹)が同じように現世に我が子を残したまま他界してしまった親として、会話をするあたりも良かった。
岳さん(ブラザートム)にすべてを聞かされた霧子(美保純)の、岳さんや北斗(速水もこみち)には朝晴が見えているのに、自分には見えない事での悲哀みたいなものも・・・。

だけど全体的には、何だかつかみ所のないドラマになってしまっているのが残念。

マリア(杏子)が雨(黒川智花)の母親だという事もはっきりしたし、暁子(木村多江)もその事を朝晴に聞いちゃったし、この事がどう絡んでくるのかに期待しようかな?

康彦の父が康彦の側でずっと守ってきた気持ちも、最後にセッションして消えていった気持ちも朝晴には十分理解できたはず。
今はまだ雨の側にいたいと思うけど、いずれは自分も消えなくてはならない。
それを実感した朝晴がせつなかったなぁ。

第5回
「嘘」
脚本:成井豊
      真柴あずき
演出:新村良二

火事で一家6人が一度に死んでしまったという梅津(佐藤二朗)一家が、朝晴(沢村一樹)の家に転がり込むという話。
本当に6人とも幽霊なんだと思っていたら、何と父親の梅津さんだけが生き残ったというじゃない?
死んでしまった5人の家族が現世にしがみついているんじゃなくて、生き残った梅津さんが死んだ家族にしがみついているから成仏できない。
何だかせつない話だった。
死んだ家族が梅津さんがちゃんと生きていく決意をしたのを見届けて、すーっと消えていくあたりは(ToT)ウルウルしてしまったよ。

目の前でそういう光景を見ている朝晴も、いつか雨(黒川智花)とそうやって別れなきゃならないんだなぁ・・・と思うと余計にね。

マリア(杏子)が自分が母親なんだと告げた事で動揺する雨。
母親は死んだと聞かされていたから、朝晴が嘘をついていたと思って・・・。
梅津さんの一家がいてくれたおかげで、傷付けないための嘘もあると雨がわかってくれてよかった。
・・・と思ったら、今度はマリアさんが雨の本当の父親と再婚すると言い出した。
一番多感な時期に、雨ちゃんも大変だ。
でも、朝晴が死んでいると気付く時が、一番キツイよね。(・・,)グスン

第6回
「別離」
脚本:成井豊
      真柴あずき
演出:麻生学

マリア(杏子)に、「あなたと朝晴(沢村一樹)は血が繋がってないのよ!」と突然聞かされショックを受ける雨(黒川智花)。
そりゃ、そうだよなぁ・・・父親として慕ってきた朝晴と自分に血縁関係がないなんて、考えた事もなかっただろうし・・・。
でも、それ以上に朝晴が本当はこの世にもういないんだと雨が知る時の方が、もっと辛いわけで・・・。
それを想像するとせつなくなるのよね。(・・,)グスン

朝晴から聞かされた真実。
マリアと朝晴が知り合った時、マリアのお腹にはすでに雨がいた。
相手は八島(中原丈雄)という家庭のある男で、マリアは妊娠を言い出せず・・・そんな彼女を見ていた朝晴が「父親にならせてくれ」と頼んだ。

雨を引き取るのを諦めないマリア。
金持ちの八島の家での血の繋がった親子の同居を望むマリアに、雨は朝晴からきっちり断ってもらいたかったんだけど、マリアには朝晴の姿が見えないんだよね。
だから、話し合いに出向いていくわけにも行かず・・・。
お金に苦労している朝晴のことも考えた上で、雨は八島の家に行く決意をする。
だって、父親の作曲家としての成功を八島が全面的にバックアップするって言うんだもん!
父親想いの雨だからこそ、自分の気持ちを押し殺して朝晴のために家を出ようと思ったんだよね。(涙)
朝晴もいつか雨と別れる日が来るのはわかってたし、それならこれをきっかけに・・・という気持ちもあったでしょう。
それでも雨の事が気になって、最後にひと目会おうと八島家へ行ってしまう朝晴。
幽霊らしく壁を通り抜ける技術(?)も身に付けていたから、あっさり入れちゃったよね。(笑)
朝晴としては雨に別れの挨拶をしたつもりだったのに、ふと気付けば雨の中を靴もはかずにパジャマのまま自分を追いかけてきた雨に気付いて・・・。
「お父さん、行かないで!」という雨の言葉は、「お父さん、逝かないで!」と感じてしまった。
消える覚悟をした朝晴にとって、こうやって雨が追いかけてきたことは良かったのか悪かったのか・・・。
成仏する機会を逃した朝晴だけど、ニュースでは朝晴らしき日本人の遺体が台湾で発見されたという知らせが・・・。
いよいよ最終章へ突入・・・と予告にはありましたが、えらく早くないっすか?(^。^;)

第7回
「破綻」
脚本:成井豊
      真柴あずき
演出:唐木希浩

いつものOPではなく、主題歌を歌う奥田美和子さんがROOSTERでライブをやってるという設定で、アコースティックバージョン♪
(゚ー゚)(。_。)ウンウン、なかなか良かった。
このドラマ、音楽好きな人が作り手側にいらっしゃるのか、心憎い演出があって嬉しいなぁ♪

今回は3年前に死んだ瑠璃子(矢沢心)の幽霊が、雨(黒川智花)に憑依して北斗(速水もこみち)の気を引こうとするという話だったんだけど、強引に迫ってくる雨の「寂しいから慰めてほしいの・・・北斗に」という言葉で、雨ではないと見破った北斗が良かったね〜。
いつも雨は「ほっくん」と呼んでるんだって事に、ちゃんと気付くんだもん。
しかし、もこみちの演技はまだまだじゃの〜。( ;^^)ヘ..
幽霊の瑠璃子がナイフを持って襲ってくるのを、必死に避けるという芝居。
画面上、瑠璃子の姿は見えないから、北斗は自分に刃先の向いたナイフを握って、右に左にと避けなきゃならないんだけど・・・まるで何かの体操のような演技には、ちょっと笑いがもれちゃったよ。(・・;)
いやぁ、確かに難しい動きだとは思うけど・・・。(^^;ゞ

で、普通ならこういう霊が朝晴(沢村一樹)や雨と出会って成仏していくものなんだけど、今回は瑠璃子の結末がなかなかブラックだったわ〜。
元カレの側にずっといたくて成仏できずにいたのに、死後1年で彼は別の女性と結婚。
愛してたけど憎んでいたという、複雑な女心。
朝晴に頼んで、彼氏が結婚生活を覗きに行った瑠璃子・・・きっとこれで成仏するんだなと思ったら、なんと彼氏の奥さんに憑依しちゃったよ。(怖)
そこまでして、愛する人と一緒にいたかったって事かしら・・・。
「何してるんだよ」と言う朝晴に、「あんたのやってる事と何が違うの?」と言う瑠璃子。
じぇんじぇん違うことだよーーーー!と言いたいわ。

すっかり壁抜けが出来るようになった朝晴が、ドアチェーンがかかったまますり抜けて外出してしまったから、雨も何かおかしいと思い始めたみたい。
台湾での日本人の遺体も見つかったし、いよいよ朝晴の秘密もバレそうになってきたなぁ。

第8回
脚本:成井豊
      真柴あずき
演出:常廣丈太

何だか、結構ええ話になってるんじゃないの?

雨(黒川智花)が倒れたのは貧血だったけど、その雨の入院先で知り合った男の幽霊から、幽霊が生きている人間を触ると生命力を奪い、時間はかかるが殺す事が出来ると聞いて驚く朝晴(沢村一樹)。
実際にその男の幽霊が1年もかかったと言いながら、彼女を殺す様子を見てしまったら、自分が幽霊になってからの雨との生活を思い出してしまうよね。
生活の中で「触れる」という行為は当たり前のように存在するもの。
つまり自分が雨に触れる事で、若い雨の生命力を奪ってしまっていたのかもしれない。

マリア(杏子)が雨を取り戻すために裁判を起こすと言い出した事もあって、今後の雨の事を両親に頼むため実家を訪れた朝晴。
雨と北斗(速水もこみち)も、朝晴の後を追って長野へ・・・。

父親(山田明郷)に自分の姿が見えるだろうかと不安に思っていた朝晴の横を、一旦父親が素通りした時は「あちゃ・・・」と思ったけど、振り返って「いつまでそこに突っ立ってる?」と言ってくれてホッとしたよ〜。
それに自分は台湾で死んでしまって、ここにいる自分は幽霊なんだと両親に打ち明けた翌朝、朝晴の腕を気にせずガシッと強く掴んだ父親にもじ〜んとした。
朝晴は父親の生命力を奪いたくなくて、一度は振りほどいたんだけど「気にするな」とばかりにしっかり掴んだ父の優しさ。(涙)
寝たふりして、朝晴と両親の話を聞いていた北斗が、泣くのを我慢してるワンカットもなかなか効果的だったと思う。

さて・・・前々から「そうかな?」と思ってたんだけど、どうも暁子(木村多江)も幽霊のようですね。
中に暁子がいるのに外から鍵をかける不動産屋さん。
朝晴から幽霊が生きてる人間に触ると生命力を奪うと聞いた後に、雨の指に触れてしまいハッとするところ。
そして、最後には不動産屋さんが暁子の部屋に新しい住人が引っ越してくると言う。
暁子は自分の彼氏が越してくるんだと言ってたけど、明らかにおかしい。
っつーか、その彼氏ってーのが上川隆也さんじゃないのさーーーーー!
で、何気に私の好きな上川@無精ひげ!(ポイント高し)
いやん、次回が楽しみだわ〜♪
話の展開も、上川さんも・・・ね。(^_-)-☆パチッ

第9回
脚本:成井豊
      真柴あずき
演出:唐木希浩

暁子(木村多江)は、やはり幽霊でしたね。
彼女の誕生日、パーティーに招かれた雨(黒川智花)と朝晴(沢村一樹)。
せっかくオシャレしたんだから写真を撮ろうという雨の言葉に、動揺する朝晴。
そんな彼の手を暁子がこっそり握ると、何と写真に写っているという不思議。

あの部屋はかつて恋人の高柴史郎(上川隆也)と5年間一緒に暮らした部屋だったんだとか。
暁子の死後、いろんな人があの部屋を借りたものの暁子の霊が追い出したってわけだったのね。
っつーか、上川さん@無精ひげ・・・ものすごく好みなんですけど。(*^。^*)
また、想像するに史郎と暁子という恋人同士が、結構絵になるじゃないですか〜。
だからね〜、史郎との思い出は詰まった部屋を暁子なりに守ってきたんじゃないかと思うわけですよ〜。
暁子が朝晴に言った「私、頑張って幸せになりますから。桜井さんも頑張って下さいね・・・雨ちゃんのために・・・思い残す事がないように。」という言葉は重かった。
この時点で、まだ暁子は幽霊だと朝晴は気づいてない・・・というか、何か妙だとは思ってたかもしれなけど、確信はもててないんだよね。
最後の「思い残す事がないように」は、朝晴に言ってる様でいて、自分自身に言ってるような言葉でもあり・・・。

引越してきた史郎の側には、ななえ(西尾まり)という暁子の友人がいた。
彼らから暁子は4年前にガンで亡くなったと聞かされた雨。
「人間は忘れる生き物なんだよ。そうじゃなきゃ生きていけない。」という史郎の言葉は、当然と言えば当然なんだけど、そのちょっと冷ややかな言い方が雨には辛かったと思うなぁ。
「また明日来る」と部屋を出ようとするななえを、「泊まっていけよ」と引き止める史郎。
いやん♪あたくしも玄関で引き止められたいわん♪その時はぜひ無精ひげで・・・。(妄想)
で、「顔、近い!」と思ってたら、史郎がななえにキスするんですわ。
その近付いた二人の顔が離れた瞬間、向こう側に見える赤いコートの暁子の顔。
\(>o<)/ギャーッ!
こ、こわい・・・。
「何かあったら必ず帰ってくる」と言ったのに、史郎は裏切ったと憎しみをあらわにする暁子の霊。
自分が死んだ時も帰ってこなかったと恨み言を言うと、「仕事があったのよ。許してあげて。」と史郎をかばうななえ。
あ〜、これって霊だろうが人間だろうが女として面白くない瞬間よね。
「黙れ!」という暁子の低い声が、今まで見てきた優しい暁子さんとは違って、霊なのに何故か人間味を感じてしまうような不思議な感覚がしちゃったわ。
「私を忘れた罰、この男に与えたかった」と史郎の首を絞める暁子。
自分の友人だったななえと史郎が付き合っていることを恨んでいるんじゃなくて、純粋に史郎を許せなかったってことなのね。

雨が暁子に投げかけた「霊でもかまわない!大好きなの!」という言葉は、暁子だけでなく朝晴の心も打ったはず。
「忘れてしまうような人なんて、殺す価値もない!」と言い切った雨、ちょっと大人びた感じがしてカッコよかったじょ〜。

その夜、かつて暁子が憧れた「川の字」になって寝る暁子、雨、朝晴の三人。
「このまま三人で暮らさない?幽霊だっていいじゃない。」という雨。
もしかしたら朝晴は、心のどこかで、そうできたらいいな・・・と思ったんじゃないかしら?
でも、暁子の「幽霊だと知られた以上、このままではいられない」という言葉と「霊にとって一番幸せなのは成仏する事」というので、やはり自分もいつかは消えなくてはならないというのをもう一度確信することとなったのかも。
そして、暁子の霊は消えた・・・史郎にもらったというネックレスだけを残して。
そのネックレスを史郎に返そうとしたが、「これは彼女が君にもらって欲しかったんだと思う。」と雨の手に握らせる。
かつて言葉で言わなくても通じると思っていたのに通じなかった心が、今、史郎に通じたような気がした。

暁子の部屋で撮った写真から、暁子と朝晴の姿が消えていた。
雨は、それが意味する事に気付いたと思う。
朝晴も自分の口から言わなきゃ・・・と思ってるみたいだし・・・。
ぐいぐい盛り上がって来たなぁ・・・。
最終回は、泣いてしまいそうだわ。(・・,)グスン

北斗(速水もこみち)も、なかなかカッコいいな。
自分も雨を守るために何かしたいんだと朝晴に詰め寄るあたりは、結構ぐっときちゃったよ。
それにしても、もこみち君ったら本当に顔ちっちゃいね。(^。^;)
アフロのカツラかぶってたら、顔はどこ?ってぐらい小さかったよ。(大げさ)

最終回
脚本:成井豊
      真柴あずき
演出:麻生学

うわ〜ん。・゚゚・(>_<)・゚゚・。、めちゃめちゃ泣いちゃったよ〜。

まずこのドラマの”こじゃれた”ところに泣いた。(笑)
絵本作家だった暁子(木村多江)のがらんとした部屋にポツンと取り残された絵本。
暁子の著書でタイトルは「雨と夢のあとに」・・・。
その絵本を大写しにしたところに、ポンと入ってくる「最終話」の文字。
いつぞやの奥田美和子さんのライブがそのままOPになってる演出にも唸ったけど、今回のもニクイ演出だった。

台湾で見つかった日本人の遺体と朝晴(沢村一樹)の歯型の照合も進む中、これで結果が出ればニュースで報道されてしまうというところまで来てしまった。
その前に何としても自分の口から雨(黒川智花)に真実を伝えたい朝晴。

今まで朝晴の姿が見えなかった霧子(美保純)は、実は朝晴を許せない事があった。
それはマリア(杏子)が雨を置いて出て行った時、朝晴がジャズを捨てて雨を選んだ事だった。
朝晴のジャズの才能を思うと、雨の父親になる事を選んだのが許せなかったんだけど、今になってみれば朝晴は雨の最高の父親になっていた。
霧子の中のわだかまりがとけた途端、朝晴の姿が見えるようになるというのも泣けたなぁ。

いち早く、朝晴が死んでいるという情報を得たマリアは、雨を家に連れて来て精神科医をスタンバイ!
ところがマリアが朝晴の死を伝えようとすると、雨は聞きたくないという拒絶の気持ちが大きくなり倒れてしまう。
同じ頃、遺体の身元が判明しニュースでも報道され、朝晴の家にも取材が殺到!
雨を探しに行きたいのに、壁抜けが出来る朝晴は別としてタケさん(ブラザーTOM)が外へ出られない。
その時、マンションの外にいた真昼(浅見れいな)がタケさんに頼まれ取材陣を引きつけ、二人の脱出に協力。
今まで朝晴を見る事が出来なかった真昼にも、この瞬間だけ姿が見えたのもじ〜んとした。
最後の最後で見る事が出来た朝晴が、「ありがとう」と口を動かしている。(涙)
幽霊が見えたとかそういう事ではなく、朝晴と心通じた瞬間なんだよね。

北斗(速水もこみち)に来てもらい、マリアの家を抜け出そうとする雨を必死で引き止めるマリア。
そこに現れた暁子さんがマリアを閉じ込めて雨に行かせるんだけど、この登場が泣けるほどカッコよかった!
「スカイハイ」での釈由美子が「お逝きなさい!」なら、こっちの木村多江は「お行きなさい!」よね〜。いやぁ、しびれたよ。(^。^)

朝晴と雨は観覧車で落ち合う。
北斗が雨を、タケさんが朝晴を連れてくる。
遊園地の入り口で待ってるというタケさんに、朝晴が別れの挨拶をするところなんて、もう号泣だったよ。。・゚゚・(>_<)・゚゚・。
思えば霧子や真昼に朝晴の姿が見えたのも、ある意味別れの挨拶だったのかもしれない。
そして、ここからはタケさん、マリア、北斗にそれぞれ別れの言葉を交わす朝晴で泣き通し・・・。
ただ、マリアが朝晴との会話の中で「母親だと認めてくれるのね」と納得して去っていくのだけ、何だかピンと来なかったんだけど・・・。(^。^;)

観覧車の中での父と娘のシーンは、もう泣くしかなかった。
「俺はもう死んでるんだ」「知ってたよ・・・とっくの昔に知ってたよ。」
このやり取りだけでボロボロ泣けた。
雨にとっては朝晴が生きてるか死んでるかなんてことより、大好きな父親である朝晴と一緒にいられる事が大切だったんだから・・・。
そして、観覧車の中に現れた暁子に、雨が「お願いがあるの。お父さんと一緒に逝ってあげて。」と頼むところも、おいおい泣いてしまったよ。
霊が生きてる人間に触れば生命力を奪う云々と言いつつ、最後は胸に飛び込んだ来た雨をしっかり抱きしめた朝晴。
その二人を暁子さんがそっと包み込むように抱く。
素敵だった・・・。
きちんと成仏していった朝晴と暁子。

雨は朝晴の実家に引き取られて元気に暮らしているらしい。
父の思い出が詰まった部屋がある実家と、雨の胸には暁子のネックレス。

いい最終回だったと思う。
これだから深夜枠は簡単に切れないんだよ!(笑)
話もよかったし、主題歌もハマってた。
キャストも違和感のある人物がいなくて、それぞれきっちりこなしていた感じ。
久々に最終回を見終わった後、画面に向って拍手を送ったドラマでした。
ありがとう。

 

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO