野ブタ。をプロデュース

原作:白岩玄 「野ブタ。をプロデュース
P:河野英裕
主題歌:修二と彰 ♪青春アミーゴ (初回限定生産盤)
TVサントラ:野ブタ。をプロデュース

第1回
「いじめられっ子転校生を
人気者に」
脚本:木皿泉
演出:岩本仁志

NEWS山下智久君愛用 ゴールドクロスネックレス

毎回、毎回、言ってるような気がするけど、山下智久君のあの喋り方はどうにかならんかね〜。
っつーか、今回は特にひどいよね。
彰(山下智久)のキャラが、ああいう風に「てろんてろん」した男子という設定なのかは知らないけど、何言ってるかさっぱりわかんねーんだよ!
で、わからないだけならまだしも、聞いててイライラして来るんですけど・・・。
その分、修二(亀梨和也)の台詞がはっきりしてるように思えて、何だか好感度UPだわ♪

転校生でいじめられてしまう信子(堀北真希)ちゃんなんだけど、あそこまで暗いとちょっとなぁ・・・。(´ヘ`;)
いじめるのは良くないだろうけど、あの状態で転校して来られたらちょっと近づけない雰囲気はあるよね。(^▽^;)
信子は信子で自信のなさからかボソボソ喋りだし・・・。
もう、あっちもこっちもボソボソしててイライラするわ〜。o(`ω´*)o

初回は30分延長だったけど、その分無駄に長かった気がした。
後半はやっとこのドラマの方向性みたいなものが見えてきて、まだ良かったんだけど・・・。
人気者のキャラを演じている修二と、そんな修二にまとわりつく金持ちの息子・彰。
その二人が、転校生でいじめられっ子の信子を人気者にするためにプロデュースしていくらしい。
信子をいじめていた女子たちのいじめ方は、あまりにも堂々としていて逆に怖かった。
陰湿なのも嫌だけど、あれだけ堂々といじめるのも恐ろしい。

不思議な本屋・ゴーヨク堂の店主(忌野清志郎)、セバスチャン(木村祐一)、教頭のキャサリン(夏木マリ)あたりが存在感たっぷりで面白い。
ただ、どんなキャラ設定があるかは知らないが、彰の妙な喋り方はどうにかしてもらいたい。
画面に出てくるだけで眉間にシワが寄ってしまうわい!

第2回
「秘キレイ作戦」
脚本:木皿泉
演出:岩本仁志

人気グループKAT-TUN 亀梨和也君愛用ティアドロップ ネックレス

野ブタ(堀北真希)が唯一の友達といって大事にしている人形、本当に野ブタそっくりで怖かったわ〜。(゚ー゚;Aアセアセ
修二(亀梨和也)のプロデュースで、まずは髪の毛を切ろうって事になるんだけど、人形と同じ髪型じゃないと嫌だと言って、切る事を拒む野ブタ。
で、本人の髪の毛切るためにまずは人形の髪の毛を切るなんて・・・面倒だわ。(笑)
イケてない洋服屋の店先に飾ってあるイケてない服を指差して、あんな趣味の悪い服を着るぐらい髪の毛を切ることは勇気がいると・・・。
まぁ、そんな風に趣味の悪い服がクローズアップされたら、修二と彰(山下智久)が着る事になるのは目に見えてるけどね。(笑)

相変らず野ブタへのいじめは続き、制服にでっかく「ブス」と落書きされてしまう。
修二はそれを逆手に取り、制服が着用不可の場合、許可をもらって私服で登校できるという校則に目をつけ、野ブタを私服で登校させることに。
自分をよく見せようなどと思わず、まず自分はここにいるとアピールするというのは、なるほど!と思ったけど、みんな制服なのに突然一人私服で現れたら、それは「ここにいる」どころでは済まないような・・・。(笑)
彰のいる意味、よ〜くわかるわ〜。
プロデュースするにはお金も必要だもんね。(爆)
髪の毛も切った、可愛い服も着た、頑張って挨拶もした・・・そんな野ブタには自然と注目が!
で、今度はわざと制服汚して私服登校を狙う生徒達が出てくるわけだ。
それが問題になって、野ブタは自ら制服で登校すると宣言。
それには理由が・・・。
小学校の頃、いじめられて「コタニ」と書かれた体操服のゼッケンが、「ダニ」と書き換えられていたこと。
悔しくてゴミ箱に捨てたその体操服が、回り回ってアフリカの子供の手に渡っていたこと。
そんな悔しい思いをした体操服を着て、アフリカの子供が元気に笑っている写真を見つけたこと。
どんな服着てても、笑って生きていける。
うん、そういう風に野ブタが思ったことは素晴らしい。
だけど、設定としてゴミ箱に捨てられていた体操服が、アフリカに寄付されていたというのは何だか解せない。
しかも、どう見てもいじめられていたと推測できるゼッケン。
この体操服を寄付しようと思った人物の気持ちがわからん!

とりあえず、一番そこに引っかかってしまったんだけど、それはスルーするしかあるまい。(^▽^;)
野ブタが「ブス」とペンキで書かれた制服を着るのならと、修二と彰は「キザ」「バカ」と書いて登校。
そして、このペンキ汚し制服が、あっという間に流行っていくという妙な展開。

しかし、「ブス」と書いた犯人は誰なんだ?
トイレで野ブタがいじめられたいた時、こっそり覗き見てにやついてる口元と、去っていく後姿だけ見えたけど、誰なのかさっぱりわからん!
今のところ、まだ目立ってない生徒なんだろうか?

ゴーヨク堂の店主(忌野清志郎)の「そこ、高い本があるから気をつけて」には笑った。
「高い本」が高く積んである事に笑えばいいのかと思ったら、1冊1億円なんて・・・。(笑)
誰が買うねん!(爆)

第3回
「恐怖の文化祭」
脚本:木皿泉
演出:岩本仁志

山下智久君愛用 KRAIMボーンビーズネックレス

文化祭で2−Bはお化け屋敷をすることになった。
バンドー(水田芙美子)が野ブタ(堀北真希)にほとんど押し付けて、横山(岡田義徳)がいるのにそれで通っちゃうところに、一保護者としてはそれでいいのか?と思っちゃったけど・・・。

山下君の喋り方は、かなりマシになったんじゃないかしら?
わりと台詞も聞き取れるし、この程度だったら鬱陶しいと思わなくてすむわ〜。
野ブタと彰がお化け屋敷にかかりっきりになっている中で、修二(亀梨和也)は人気者を演じるがゆえにあちこちから声がかかり、なかなかお化け屋敷を手伝えない。
これが最後に修二を考え込ませることになるとは・・・。

せっかく作り上げたお化け屋敷をめちゃめちゃにしたのは誰なんだろう?
こういう場合、一番怪しいと思われるのはまり子(戸田恵梨香)なんだけど、それじゃあまりに普通だし先週トイレでいじめられてる野ブタを盗み見ている女子も、今回お化け屋敷を壊した女子も、まり子のようには見えないんだよなぁ。

最後に感動するお化け屋敷って、どんなんだろう?と興味津々だったんだけど、最後にカップル限定だからという理由で修二と弟の浩二(中島裕翔)の二人にお化け屋敷を体験させるのはよかった。
さんざん脅かした後に、鏡がおいてありそこに書かれた言葉が感動させるわけやね〜。
「今、手をつないでいるその人と出会えたのはキセキのような確率です。光の中に出ても、その手を離さないように」
お化け屋敷に入ったみんなが感動したように、勝手に文化祭にやってきた浩二にイラついていた修二も、弟とこうして手をつないでいるキセキを感じたかもしれない。
お化け屋敷の最後をこういう風にしようと思った野ブタは、誰を思ってこの言葉を書いたんだろう?
修二?彰?義理のお父さん?

義理のお父さんが野ブタの好きなお饅頭を差し入れしたのも、野ブタがお父さんにおにぎりを持って追いかけたのも、何だかよくわからないけどぐっと来た。
幼い頃、母の再婚相手である義理の父親に思い切って「お父さん」と声をかけたら、「お母さんとは結婚したけど、お父さんじゃない」と言われた野ブタ。
「お父さんじゃない」と言ったのは、幼い子供に気を使わなくていいんだよ・・・って意味だったのかもしれないなぁなんて思ってみたり。
義理のお父さんが持って来た饅頭を野ブタが食べて、野ブタが持って来たおにぎりをお父さんが食べて・・・。
それだけで何か通じてる感じがしちゃったなぁ。

それにしても、文化祭になると現れる生霊ってーのはどうなんだろうね。(^▽^;)
まだ、幽霊が現れたって話だったら納得したんだけど、生霊って・・・。(´ヘ`;)

野ブタはどんどん変わってる感じがする。
修二と彰で野ブタをプロデュースするという話だったけど、彼らのプロデュースなんか関係ないみたいに野ブタは野ブタ自身で変わっていっている。
その分、修二に焦りが見られるね。
誰にでもいい顔をして人気者でいようとする空っぽの自分。
今回のモグラの話じゃないけど、修二も一度土の中にもぐって必死で穴を掘ってみればいいのかも。
そしたら野ブタのように、必死に穴を掘ってやっと誰かに出会う喜びを感じるかもしれないね。

第4回
「恋の告白大作戦」
脚本:木皿泉
演出:佐久間紀佳

11月4日が「114(いいよ)」って事で、告白の日なんだってさ。
校内で一人だけが意中の相手に告白できて、相手はOKだったら花を降らしNOだったら水をかける。
意外と残酷な日になったりするわけですな。(^▽^;)

バンドー(水田芙美子)たちのいたずらで、告白させられることになった野ブタ(堀北真希)。
その相手が修二(亀梨和也)。
まり子(戸田恵梨香)の手前OKするわけにはいかないけど、野ブタに水をかけるのもためらわれる修二。
人気者でいるためには、どちらを選ぶべきか・・・。
これは修二にとっても難しい選択だったんんじゃないかしら?
ところが、間際で野ブタが告白する相手を変更したいと言い出し、その相手がバンドー。
その前に、バンドーが彼氏に殴られているのを野ブタが見ていて、「何で変わろうとしないんですか?人は変われます。」と言った経緯があったからこそ、ここでバンドーを告白相手にしたのにも大きな意味があったと思う。
「私はバンドーさんに殴られて、バンドーさんは彼氏に殴られて・・・なんで変わろうとしないんですか?」
殴られても彼氏と繋がっていたのも、何となくバンドーの弱い一面を見た気がした。
もしかすると彼女は強がっているだけなのかも。

力でねじ伏せられたり、ねじ伏せたり・・・、強いから従ったり従われたり・・・、そんな関係しか知らないバンドーも、実は変わりたいと思っていたのかもしれない。
そのきっかけを野ブタが作ったとしたら、これはすごいよ〜。
修二だって、どんどん変わってきてる。
ただ、どうしても人気者でいることを捨てきれない。
周りの誰かを気にするから、本当の自分でいることが出来ないとしたら、誰からも相手にされない野ブタが一番本当の自分を取り戻すのに近い位置にいるのかもしれない。
修二が野ブタの告白に花なのか、水なのかで迷っていたあみだくじも、手帳何ページもかけて「花」が出るまでやり続けていたのが良かった。
心の中で「花」と思っていても、何か「花」でいいんだと思わせる証拠みたいなもんが欲しかったんだろう。
自分の中での言い訳かな?
もし「花」を降らせて誰かに「何で花?」と聞かれた時に「あみだでそう出ちゃったんだよ」と答えるための・・・。
ん?もし、そういうためだったとしたら、やっぱ修二は人気者の修二を抜け出せてないわけか!
うーん、難しい。

今回は彰(山下智久)がカッコよかった。
バンドー殴ってる彼氏を簡単にやっつけちゃうし、修二の家まで押しかけて、もしも「水」を選んだら「あなた明日こうなるね」と瓦割りで脅すのも・・・。(笑)
「ほんとおじさん」に本当のこと教えて・・・と迫られて、「俺、野ブタのこと好き」と言ってしまった後に一人で慌てている彰も可愛かった。

なかなかいい雰囲気になってきたなぁ。
修二の誕生日に彰と野ブタが用意したライン引きで描いたバースデーケーキをめちゃくちゃにしたのは誰だ?
この犯人の存在が今後どう絡んでくるのかも楽しみだわ。

第5回
「悪夢のデート」
脚本:木皿泉
演出:岩本仁志

シッタカ(若葉竜也)が野ブタ(堀北真希)にラブレター・・・。
そのラブレターをプロデューサーである修二(亀梨和也)に見せてる素直な野ブタ。
焦る彰(山口智久)。(^▽^;)

修二はダブルデートを提案。
まり子(戸田恵梨香)も巻き込んで、シッタカと野ブタの恋がうまく行くようにプロデュース。
修二に着いてくるなと言われた彰が、ずーーーっとつけてるのも笑ったわ。
彰ったら野ブタがシッタカといい雰囲気になるんじゃないかと気が気じゃなかったのね。(笑)

修二たちと別れた後、水族館でシッタカとのデートを楽しむ野ブタは、突然倒れたおじいさんを介抱する。
いつもはおどおどしてる野ブタが、何のためらいもなくおじいさんの側に駆け寄って、泡を吹いて倒れたおじいさんの口元を自分の手でぬぐってあげてるのを見た時は、彼女の意外な一面を見た気がしたわ。
なのに、そんな野ブタの手に触れて思わず「きたねー!」と言ってしまうシッタカ。
ここで決定的にシッタカと野ブタの間に溝が出来たような気がしたなぁ。
野ブタを尾行してた彰が出てきてくれて、てきぱきと動いてくれたから良かったけど、あのままシッタカしかいなかったら危なかったんじゃないの?
救急車の中での彰の言葉は良かった。
野ブタの手を取って自分の頬に当て、「ぜんぜん汚くねー。とっても優しい手。」って・・・。
野ブタ、これでも彰には心を動かされないのかなぁ?
デートを成功させて期待に応えたかったという事は、修二の期待に応えたかったってこと?
だとすると、野ブタは修二を好きなのかにゃ〜?

野ブタを中傷するビラがまかされたけど、シッタカとの写真入りだし相当野ブタを付回していることがわかりますなぁ。
まり子の悪い噂も流れたんだけど、それも一連の犯人の仕業?
それともシッタカが言いふらしたんだろうか?
「人気者になりたくない」という野ブタ。
「本当のことは修二が知ってれば十分」というまり子。
人気者であり続けたい修二にとっては、理解しがたい意見だろうな。
修二や彰に投げられたボールを投げ返したかったという野ブタの気持ちは、とりあえずキャッチボールという形で叶いはしたけど、今度は気持ちを受け止めて投げ返すことが出来なきゃね。

最後に野ブタの友達になったのはカスミ(柊留美)だよね?
雰囲気的にカスミがいつも嫌がらせをしていた犯人っぽいんだけど、そうだとして理由は何なんだろう?

「野ブタパワー、注入!」のポーズは定番になりつつあるのかしら?(笑)
何気に私も好きなんだけど・・・。テヘヘッ(*゚ー゚)>

第6回
「親と子の青春」
脚本:木皿泉
演出:佐久間紀佳

野ブタグッズの販売で、野ブタ(堀北真希)の人気UPを狙う修二(亀梨和也)。
野ブタのキーホルダーを持てば願いが叶うという噂まで流し、手作りのキーホルダーは飛ぶように売れる。
そんな中、カスミ(柊留美)には友達だからという理由で、特別なキーホルダーをタダで渡す野ブタ。
代わりにたい焼きをもらって、彰(山下智久)に「と・・・ともだち出来た」と報告するあたりは、すごく可愛かった♪
ただ、カスミが本心から野ブタを友達だと思っているとは、どうしても思えないんだけど・・・。

彰のパパって升毅さんだったのね〜。
親子喧嘩が派手でよかったわ。(笑)

キーホルダーが売れてほくほくの修二たちに、キャサリン(夏木マリ)が「金にはウラと表がある」と意味ありげに告げた事や、彰のパパが過去に家出した事や家族を養うために家に戻った事、平凡で退屈そうな毎日を送っているサラリーマンにはなりたくないと思っている修二がキーホルダーの販売で、まるでサラリーマンみたいな仕事の仕方をしてる事。
いろいろ考えさせられてしまったわ。

野ブタのキーホルダーのパクリみたいな品物が他校で安く売られているのを知った修二は、負けられないと今まで儲けた分をつぎ込んで新しいキーホルダーを作るんだけど、これが売れない。
ほどほどにやっておけば失敗しても笑えたのに・・・という気持ちに、せつなさを感じてしまった。
売れ残りのキーホルダーにペンキがかけられたことを、逆にこれでよかったと思う野ブタ。
「私たち、次に行かなきゃ・・・」
キーホルダーで儲けることが目的ではなかったはず。
野ブタを人気者にするためのひとつの手段でしかなかったグッズ販売なのに、いつの間にか真の目的を忘れてしまっていたような気がする。
誰かが埋めた宝箱に、野ブタのキーホルダーが入っていた。
一生懸命作った手作りのキーホルダーが、誰かの宝になっていた・・・それでいい・・・。
ちょっと道を外れても、それはそれでいい経験になってるんじゃないのかな?
それもこれも、ほどほどじゃなく一生懸命やったことだからだと思うけど。

彰が野ブタを「俺だけのものにしたい」と言い出した。
それじゃあ、野ブタを人気者に・・・という計画とは違った方向に進んじゃうじゃん!
どうする?修二!

第7回
「女を泣かす男」
脚本:木皿泉
演出:岩本仁志

彰(山下智久)ったら、野ブタ(堀北真希)と一番したいのは「結婚」って・・・。(゚ー゚*)
カスミ(柊留美)に放送部へ誘われた野ブタ。
修二(亀梨和也)は彰の「野ブタを俺だけのものにしたい」という気持ちも考えて、放送部入部をいい機会にプロデュースを終了しようとする。
そう言われた野ブタの寂しそうな顔と、そんな野ブタを見る彰のこれまたせつなそうな顔。
恋が一方通行なのって、辛いよね。

一見、何も気にしてなさそうな修二も、野ブタや彰と離れて今までつるんでいた仲間と遊んでも、イマイチ楽しくない。
修二にとって、野ブタや彰の存在は自分を偽らずにいられる場所だったのかもしれない。
修二のお父さん(宇梶剛士)が一番駄々をこねたヤツが、余ったメロンの一切れをもらえるというのをやってたけど、駄々をこねるってある意味自分の気持ちを我慢せずに吐き出すことだったりするわけで、それを出来ない修二に物悲しさを感じたりもしちゃったなぁ。

放送部でコンクールに出す映像を撮ることになって、ビデオカメラの使い方を教えるついでに修二も撮影することに・・・。
テーマは「好きなもの」。
修二が撮った映像は確かに普通で面白味はなかったけど、そんな作品でも「人ばかり撮ってある」と良いところを見つける野ブタ。
たぶん、「好き」って気持ちがあると、そうやって良いところを探してあげられるんだと思う。
修二が撮った映像を野ブタが編集して、ひとつの作品を作り上げる。
当然、彰やヤキモチを妬くよね〜。
で、ビデオを捨てようとしたのを野ブタに見られて、グーで殴られるわけよ!(爆)
笑っちゃいけないけど、笑っちゃったわ。
だって、グーなんだもん。(笑)
さてさて、このビデオも一連の犯人らしき人物に切られちゃったわね。(´ヘ`;)
いつまで続くんでしょ?・・・こんなこと・・・。

修二がまり子(戸田恵梨香)に「この先私を好きになってくれる可能性は?」と聞かれ、「ない・・・ごめん。」と言ったところは、ちょいと胸が痛かった。
言われた方も辛いだろうけど、言った修二も辛いよなぁ。
人気者を演じるために自分に嘘ばかりついてきた修二が、今までの自分から一歩抜け出すためにはこれも必要なことだったんだろうけど・・・。
そしてまり子に嘘をついていること自体、いけないことなんだと思ったからなんだろうけど・・・。

「人に嫌われるなんて怖いよな」と言う修二を、そっと抱きしめた野ブタは良かった。
でも、そうなるとまた彰がせつないわけで・・・。(´Д⊂グスン
うまく表現できないけど、何だかきゅんとする回でした。

第8回
「いじめの正体」
脚本:木皿泉
演出:北川敬一

うーん♪良かった♪
いろんな細かいエピも、きっちり絡んでいたじゃないの〜。
修二(亀梨和也)の母親が、「友達何人いる?」って聞いて来るのも、キャサリン(夏木マリ)の「本当のこと」に関する話も、マジックも・・・。
すべてのエピに無駄がないのがすごいなぁ・・・と感心してしまった。

修二は通りがかりに酔っ払いに絡まれてる女性を見て、助けようと割って入るんだけど何故か自分だけが警察に連行されちゃって、人に信じてもらえない恐怖を知る。
その後、今度は学生らしき男数名のケンカを目撃するんだけど、ヘタに関わってまた信じてもらえず自分が苦しむことになったら・・・と思うと、そのまま見過ごして去ってしまう。
だけど、これが同級生のタニ(大東俊介)だったのよ。(゚ー゚;Aアセアセ

まり子(戸田恵梨香)をふった事を友達に言えない修二は、今でもまり子と一緒にお弁当を食べているふりをしてしまう。
それは、たぶんまり子にも気遣ってのことだったと思うんだけど、野ブタ(堀北真希)が放送部で始めたランチタイム放送で、まり子が彰(山下智久)と弁当食べてる映像が流れちゃって、嘘つき扱い。
また、タイミング悪くタニが「何で見て見ぬふりした?」と修二に言って、仲間を見捨てた白状なヤツだと思われてしまう。
ひとつ崩れていくと、すべてがガラガラと崩れていくんだね。
孤立する修二・・・今まではいつも大勢に囲まれている人気者だっただけに、一人ぽつんと座ってる姿が痛々しい。

で、例の犯人はカスミ(柊留美)だとわかったけど、全く悪びれず「桐谷君と同じことしてるだけ。面白いよね、全く関係ないって顔して他人を変えるのは・・。」って台詞にぞくっとした。
言われてみればそうなんだけど、その方向性が真逆に向かってるような気がする。
「今度はこれにしようと思ってるんだ」とカスミが差し出したのは、野ブタが修二を抱きしめている写真。
「桐谷君の成長記録とってんの。」というカスミの言葉は嘘ではないだろう。
だけど、そこに野ブタがしっかり関わっているのが問題だ。
「どうしたらやめてくれるの?」と聞く修二に、「小谷さんには自殺したくなるぐらい絶望してもらうつもりだから。」とカスミ。
何でそこまで?

誰にも信用されなくなった修二にとって、彰の「俺たちずっと親友ばい!」は嬉しかったと思う。
でも、ここでもカスミが絶妙のタイミングで彰に野ブタが修二を抱く写真を送ってたよね。
すごく心配だった。
野ブタも修二を信用していいのか、カスミを信じるべきかわからなくなってたし・・・。
こういう時に、このドラマは大人がいいアドバイスをするよなぁ。
キャサリンは野ブタに「本当だから信じるんじゃなくて、信じるから本当になる。本当のことなんてわからない。信じたい方を選ぶだけ。」と言ってくれたし、一平(高橋克実)は彰に見なかったことにしたいものは、うちでは代々ぬかみそに入れておくんだと教えてくれるし・・・。
彰も野ブタも本当にいい仲間だ。
何があっても修二を信じてくれてるじゃないの・・・。(涙)

落ち込む修二に、「信じればどんな事も解決できる」と3本のロープで作った輪がひとつに繋がるというマジックを見せた野ブタ。
いやぁ、じ〜んときた。
彰の「修二くん、一緒に帰ろうだっちゃ!」にも泣けた。
あんな写真見せられたら、少なからず修二に対して不信感とか持ってしまいそうなのに、ぬかみそに漬けたことでしっかり「見なかったこと」にしてる彰がエライ!
誰にも信じてもらえなくても、こいつらだけには信じてほしいという修二の気持ちにも泣けちゃったなぁ。

嘘をついてきたわけじゃないだろうけど、確かに修二は人気者であろうとして自分を偽って来た。
そのツケがまわってきたと思うべきだろうか・・・。
だとしたら、一度リセットして本物の自分として出直すチャンスなのかも。

第9回
「別れても友達」
脚本:木皿泉
演出:佐久間紀佳

カスミ(柊留美)、最初から不気味だったよね〜。
いきなり修二(亀梨和也)の家に上がりこんで、料理作ったりしてるし・・・。
修二が気味悪がって、カスミが作ったハンバーグをゴミ箱に捨ててしまう気持ちがよくわかるわ。
何が入ってるかと思うと食べられないよ〜。(;´Д`)
おまけに友情の証のブタのお守り、1個もらって帰っちゃうし・・・。
そのブタを野ブタ(堀北真希)に見せて、修二がプロデュースに参加しないかと誘ってくれたと嘘をつくし・・・。
修二にはプロデュースに参加させてくれたら、何も言わずに野ブタの前から消えると言うし・・・。

カスミの本性を野ブタが知ったら、きっと耐えられないと思うと怖くて従うしかないと思う修二の気持ちが良かった。
本心から野ブタを心配してて・・・。
カスミがプロデュースに加わって、何かと口を挟むんだりもめさせようとするんだけど、それに対してぶれない強い心を持ってる彰(山下智久)も素敵だったなぁ。
ただ、こうやって何をしかけても揺るがない強い友情って、カスミにとっては一番面白くない存在なんだろう。
関係ないって顔して、人を変えていくのを面白いと思ってる人物なんだから・・・。
しかし、彰の「人は試すもんじゃないよ。育てるもんだよ。愛をもって!」という言葉は、ストレートで気持ちよかった。
いいヤツだよなぁ・・・彰。

カスミのポーチについた黄色いペンキで、あっさり彼女のしてきたことが野ブタにバレた。
水族館のおじいさんのことも嘘、今までの犯人はすべてカスミ。
「何で?」と聞く野ブタに、悪びれることもなく「嫌いだから!鬱陶しいから!三人で仲良しですって、そういうの・・・。」と返すカスミ。
自分に一番優しくしてくれた人が、実は自分を苦しめていた張本人で、その顔を隠して近付き仲の良いふりをされていたと思うと、思いっきり傷つくし落ち込むと思う。
まり子(戸田恵梨香)がいてくれて良かった。
最初は一番犯人だと疑われてたのにね〜、ごめんよ、まり子。<(_ _)>
「本当のことを受け入れるってすごく辛いけど出来ない事じゃないから・・・。」というまり子の言葉は、彼女自身もその真っ只中にいるだけに説得力があった。

学校を休むようになった野ブタを、もう一度登校させるためにクラスのみんなの声を届けたいと頭を下げる修二。
ランチタイム放送を見て、「小谷のマズイが聞きたいよなぁ」なんてみんなが言ってるのを聞いてると、すでに野ブタは人気者だったんだなぁと思っちゃったわ。
無視され続けている修二が「俺の声がみんなに届いてないと思うと怖いです。」と言えば、「届いてるよ」と返してくれる。
長いトンネルを抜けた瞬間だったね。
みんなの声が届いて、野ブタはもう一度登校したけど、にっこり笑ってみんなと一緒に歓迎しているカスミの存在がまたまた不気味。

追いつめられて逆上しなきゃいいけど・・・という修二の予感が当たったのかと思ったわ。
あのカスミが飛び降りる夢。
4人が共通の夢を見たという摩訶不思議な現象だったし、夢の通り屋上には椅子があったり下を覗けば誰かが飛び降りたような跡があったり・・・。
何だかよくわかんなかったけど、結局その夢以来カスミが離れてくれたということは、それはそれで心が通じた証拠なのかもね。

「ここにいる限り、道に迷うことはない。」と修二が思い始めた時なのに、父の転勤話。
野ブタ、修二、彰という三人組の関係が強いものになった時なのに、ここで離れなきゃいけないとなると辛いなぁ。
どんな最終回になるのやら・・・、なんせ予告も大して見せてくれないんで予想もできませんわ。

最終回
「青春アミーゴ」
脚本:木皿泉
演出:岩本仁志

「これ以上、仲良くなるのはイヤだ。もうすぐ別れてしまうのに仲良くなったって悲しいだけだ。」
修二(亀梨和也)の、こんな心の声がせつなかった。
せっかく心からの友達に出会えたんだもんね・・・。
ここで離れるのは辛いし、離れることをわかっていて仲良くするのも辛いのかも。
そして、また転校することをなかなか言えないし・・・。

「俺さ、年明けたら引っ越すから」
やっと切り出した修二の言葉を聞いて、野ブタ(堀北真希)は駆け出してしまった。
追いかけていった彰(山下智久)、泣いてる野ブタ、彰のぬかみそから野ブタが自分を抱きしめている写真を見つけた修二。
何だろう・・・うまく言葉に出来ないけど、それぞれの想いを感じるシーンでした。

修二の転校を知った野ブタは、「本当に辛いのは修二だから、笑って見送ってやりたい」と彰に言う。
そして、修二がしてほしい事をやってあげようと「何してほしい?」と聞くと、冗談で「巫女さんになって野ブタパワー注入!」。
一目散に走っていって、神社でのバイトを決めてきて巫女さん姿で野ブタパワー注入!
「私なんでもやるから!それぐらい修二には感謝してるから。」
心でそう思ってても、なかなかすぐ行動できないもの。
すぐに行動しちゃうところが、野ブタの純粋さだったりするのよね。

キャサリン(夏木マリ)が3人に1個ずつくれた「2個集めると幸せになるお人形」も良かった。
二個で幸せになれるのに、それを1個ずつ渡されて・・・「幸せの種」だと。
それを自分たちで増やして、育てて、幸せを人にもあげられる人になって下さいって・・・。
そのお人形をプレゼント交換に使ってる3人もよかった。
みんな、誰かの手に渡って2個持つことができれば、その人が幸せになるからと思ってプレゼントの中身にしたんだろうけど、3人が3人とも同じ事を考えているから、交換しても誰かのお人形が回ってくるだけで、2個集まる事はない。
だけど、その気持ちがまわってくるのがいいんじゃないですか!

まり子(戸田恵梨香)と修二の教室を海に見立てたデートも良かった。
「まり子と楽しもうと思えば、いくらでも楽しめたのに・・・バカだな。」と修二。
いつもまり子のお弁当を食べてた頃は、まり子のためにと考えた事なんてなかったんだろう。
いつも自分が人気者であるため。まり子に好かれている修二であるため。
結局はすべて自分のため・・・。

この最終回で伝えられたことは、人のためを思ってする事が自分をも輝かせてくれるって事なんだなぁ。

まり子と野ブタが仲良さそうにしてるのを見て、幸せになったという修二の気持ちに嘘はないと思う。
野ブタという女の子をプロデュースして人気者にしようとしたおかげで、人気者としての自分を客観的に見つめることが出来た修二。
そして、野ブタのように自分が傷ついても人のために動こうとすることで、自然と人気者は出来上がっていくんだと気付かされるわけですなぁ。
それぞれが、成長できてよかった。

ただ、ラストはちょっと物足りなかったかな?
修二の転校先に彰が先回りして転校しちゃってるのも、「何で?」って感じだし・・・。
ただ、今回の学校は学ランだったので、「そういうのもいいんじゃない?」と喜んだりはしちゃったけど。テヘヘッ(*゚ー゚)>
修二と彰は二人でひとつ・・・なんてーのも、モロ歌の歌詞だし。(笑)
野ブタが笑えるようになって、ガッツポーズ作ってるのは可愛かった。

「俺たちはどこででも生きていける」
多少、「え?それでお終い?」って感じはしたかなぁ?
かみしめると味が出てきそうな最終回ではありました。
カスミ(柊留美)を放っておかなかった野ブタも良かったしね・・・。
個人的には思ってたほど「良い!」と思える最終回ではなかったけど、味わい深さは感じました。
きっと何度か見直すと、また印象が違ってくるのでしょう。
それをまた楽しみにしたいと思います。

 

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