あいのうた

P:加藤正俊
主題歌:玉置浩二 ♪プレゼント

第1話
「愛を知らない女の恋が
始まった日」
脚本:岡田惠和
演出:大谷太郎

あたくし、岡田さんの脚本とは何故かあまり相性が良くなくて・・・。(^▽^;)
今回も実は事前に自分の中に壁が出来ているような状態でした。
ただ、久々に連ドラ出演される玉置さんが見たいだけだったんだけど・・・。
これがどうして、意外と面白かった!(  ̄ー ̄)

母親(芳本美代子)からも愛されずに育った洋子(菅野美穂)と、妻を3年前に亡くし子供3人を一人で育てている警察官の優二(玉置浩二)。
何の接点もなかった二人だけど、自殺しようとして死にきれなかった洋子が現れた呑み屋にたまたま優二がいて、店で倒れた洋子を病院へ連れて行ったことから繋がりが出来る。
全く違う人間に生まれ変わりたかった洋子は記憶喪失のふりをして病院を抜け出そうとするが、そこに優二が現れ彼の家でしばらく引き取られることになった。

優二の嫌味のない優しさが見る者を心地よくさせてくれる。
そんな優しさや幸せな光景を嫌う洋子。
幼い頃、「お世話になりました。さようなら」という置手紙を残して家を出たふりをした。
その時、母親は探してもくれなかったのに、同じような置手紙を残して優二の家を出たら、優二も3人の子供たちも必死で自分を探している。
愛を知るには、まず愛された経験が必要なんだよなぁ・・・と、しみじみ感じてしまったよ。
愛されることに不慣れな洋子だけど、自分のことを探す優二たちを見たら自然と動いちゃったのね。
亜希(山内菜々)が川で失くした母親の思い出いっぱいの宝物を探しに・・・。
洋子が再び自殺しようとしたと思い込んだ優二が、川の中で彼女を抱きしめるところはちょっと涙腺が刺激されちゃったわ。
「死ぬのはもったいない!生きよう!」
どうやら優二は病気らしく余命半年の宣告をうけているらしい。
だから、刑事課から警務課への異動を希望し、できるだけ子供たちと一緒に時間を過ごせるようにしたんだね〜。

死のうとしても死にきれない洋子と、死の訪れを感じながら残された日々を必死に生きようとする優二。
真逆な二人だからこそ、お互いを補うような愛し方が出来ればいいんだけどなぁ。

冒頭でちょっと出てきただけの洋子の母親を演じた芳本美代子が印象に残った。
彼女は「海猿」でもそうだったけど、なかなかいい味を出していると思う。
玉置さんは「こういう玉置さんが見たかったのよ」って感じで期待通りだし、最近個人的にはちょっと苦手だった菅野ちゃん(失礼)も今回はいい感じ♪
何気に天然キャラな房子(和久井映見)も面白くて気に入った。
この調子なら見続けられそうだわ。
優二が余命半年って事が、すでに初回でバレちゃってるわけか・・・。
前向きに生きようとする人だから、最初からバラしてても良いのかも。
洋子が人に心を開いていく様子、楽しみです。

第2話
「幸せなんて私に似合わない」
脚本:岡田惠和
演出:大谷太郎

洋子(菅野美穂)って、今まで誰かに「ありがとう」って言われたことがなかったんだろうね。
亜希(山内菜々)に、「(宝物を見つけてくれて)ありがとう」って言われた時の、どうしていいかわからないようなリアクションが物語ってたわ。
「ありがとう」って言われたことがなかったら、洋子も誰かに心から「ありがとう」って言ったことないんだろうな。
何だかせつないよね。

片岡家の人達が自分のために歓迎会をしてくれるのだって、どう対処していいかわからず戸惑ってる感じがしたし・・・。
みんなが記憶喪失(だと思ってる)の洋子のために、名前を考えているところもせつなかったよ。
自分の名前の由来を聞いて来いって宿題で、母親(芳本美代子)に訊ねたら想像も出来ないようないい加減な経緯でつけられた名前なんだもん!
役所に言って、どんな名前にしようかな?って書類を前に悩んでたら、窓口にいた女の人の名札が見えて・・・、そこに記されていた「洋子」という名前をそのまま書類に書いたって言うんだもん!
普通はさ〜、わが子の名前なんて「あーでもない、こーでもない」って考えて、やっと「これにしよう!」って決めるのに、「あぁ、あれでいいや!」的な決め方なんだもんなぁ。
あまりに哀しくて、こっちが泣きそうになったわよ。

そんな哀しい名前をつけられた洋子に、みんなが考えてくれた名前は「愛ちゃん」。
洋子にとって、一番遠いところにあるであろう「愛」が仮の名前になるなんて・・・。
房子(和久井映見)は「愛ちゃんとして第二の人生を送ったら?」とか言ってるし・・・。
いやぁ、めちゃめちゃその気なんですけど。(笑)

隼(渡邉奏人)のダンスを見に保育園へ来てくれと頼まれた洋子。
可愛い我が子を親たちが見に来る・・・そんな幸せが凝縮されたような空間は洋子にとって居心地悪くて当然。
「代わって」と房子に頼んで、自分は房子の代わりにバイトしてるんだけど、「愛ちゃんが来て!」と言った隼の声が頭から離れない。
保育園へ走り出す洋子。
大人同士なら、こうはいかないのかもしれない。
だけど、純粋な子供に「ありがとう」と言われたり、何かを必死でお願いされたりしたら、閉じたままだった洋子の心も開いていくんだろう。
保育園で隼が描いた家族の絵の中に、自分を発見し泣き出す洋子。
温かいものに触れたことがなかった彼女が、片岡家の温かさに触れてどんどん変わっていく様子が見たい。

今回、何気に好きだったのは優二(玉置浩二)が亡くなった奥さんの写真に語りかけるシーン。
「ちゃんと(クスリ)飲んでるよ・・・」とか、本当にそこに奥さんがいるかのように話してる優二に(TωT)ウルウルした。
玉置さんの穏やかな口調が、こういう場面にハマりますなぁ。
病気のことを知っている牧野先生(岸田今日子)との会話もいい感じ。

さて、洋子が記憶喪失のフリをしていることに、もう房子が気付いたらしい。
洋子はしらばっくれるのか、それともおとなしく認めるのか・・・。

第3話
「今日で性格ブスやめます!?」
脚本:岡田惠和
演出:猪股隆一

洋子(菅野美穂)が記憶喪失ではないと見破った房子(和久井映見)。
房子が黙っていてくれるというので、洋子は「あいちゃん」として優二(玉置浩二)の家での生活を続ける。
そんな中、大(佐藤和也)と亜希(山内菜々)のお弁当が1週間必要になり、あいちゃんは自ら弁当つくりを引き受けた。

料理苦手なのに、夜通しかけて作るお弁当・・・。
そして、お弁当を作りながら子供の頃のことを思い出すあいちゃん。
もーーー、本当に腹立つ母親だわ!ヽ(`Д´)ノプンプン
お弁当がいると言われて、思いっきり面倒くさそうな顔する葵(芳本美代子)。
だけど、翌朝ちゃんと台所にお弁当が用意されてて・・・洋子は嬉しがるわけよ。
で、登校途中に我慢できずに川原でお弁当の中身を見てみると、そこにはぎゅうぎゅうに押し込められたパン1個。
これってさ〜、パンでも持たせてくれただけ感謝すべきなの?
お弁当がないよりマシと思うべきなの?
校舎の陰で隠れてパンを食べていた洋子の姿見てたら、泣けてきちゃったわよ。
そんな洋子だから、お弁当で悲しい想いをさせたくなくて、頑張っちゃったのかしらね〜。

でもさ・・・あの弁当、どう見ても多かったって!(爆)
作っても作っても残して帰ってくるのも無理はないわよ!
だって、多いもん!(爆)
だから、お弁当箱が壊れて優二が小さなお弁当箱を出してくれた時点で「やっぱりね」だったし、最終日に子供たちが残さず食べてくるであろうことも予測していたけど・・・。
それでも、泣いちゃったのよ。(つд∩) ウエーン 
残されても残されても作り続けたお弁当、最終日にやっと全部食べた証拠の「カラカラ」って音を聞けた時の洋子の何ともいえない表情がね〜・・・うん・・・よかった。
ただ、お父さんの優二は子供の食事の量もわかってそうなのに、何で「あいちゃん、そりゃ〜多いよ」と言ってくれなかったかな?とは思ったね。(笑)

お弁当箱が空で戻ってきた、ずっと美味しかったと言われた、残していたのは量が多かったからだった。
苦労した分、お弁当箱の「カラカラ」の音が嬉しくて、涙があふれてくるのを見られたくなくて・・・飛び出した洋子。
追いかけてきた優二が、「よく頑張った」と頭をなでなでされるのも、そうされた事がなかった洋子には照れくさい。
優二の「あいちゃんのままでいいんじゃないかな?だからウチにいなよ。あいちゃん、いると楽しいし・・・。」という言葉は、やはり記憶喪失ではないことを見破っている言葉だろうなぁ。
そんな二人の光景を見ながら、「よかったね、あいちゃん」と涙ながらに呟く房子で、また泣けた。
和久井ちゃんの房子役は、なかなかいいよね〜♪

片岡家で暮らしていると、何でもない普通の幸せに触れることができるんだね。
でも、普通の幸せを知らずに育った洋子はまだ馴染んでいない。
これから優二の優しさであいちゃんが心を開くんだろうけど、そうなると優二の命に期限があるというのが何ともね・・・。
優二とあいちゃんのカフェのシーンもよかったなぁ。
ライチのお酒もタイカレーも、あいちゃんに出会わなかったら知らずに死ぬところだった。
何気ない優二の言葉だけど、ものすごく意味のある言葉だったなぁ。

洋子が少しずつ片岡家にとけ込もうとしているところで、柳沼(成宮寛貴)が洋子の免許証を発見したみたい。(゚ー゚;Aアセアセ
せっかくあいちゃんはあいちゃんのままでいいんじゃない?って気になってるのになぁ。

第4話
「ついに嘘がばれちゃった!?」
脚本:岡田惠和
演出:猪股隆一

最初の方での洋子(菅野美穂)の心の声にぐっと来た。
穏やかな時間を持てたことが悲しくなるほど嬉しくて・・・ってところ。
「悲しくなるほど嬉しい」ってーのが、何だかしみじみとさせるんだよなぁ。

商店街の福引で特賞の家族で温泉旅行を当てる洋子。
しかし、その旅行の目的地である石和温泉は、洋子の故郷だった。
故郷に行けば、自分を知る人もいるだろう。
あいちゃんではなく松田洋子だということがバレてしまうかもしれない。
そりゃ、不安だよなぁ。(^▽^;)

でも、旅行を断ることは出来ず、しぶしぶついて行くんだけど、何と泊まった旅館の女将が洋子の同級生で本物の「愛ちゃん」(乙葉)。
子供の頃、人気者だった愛ちゃんはいじめられている洋子に優しく声をかけ、「ずーっと友達」だと言ってくれたのに、大人になって会ってみると洋子という子がいたことすら記憶にないらしい。
これもショックだろうなぁ。
どこかで愛ちゃんだけは違うと信じていた部分もあっただろうに・・・。

それで優二(玉置浩二)に「愛なんてまやかし」と八つ当たり。
耳を引っ張って連れ出す房子(和久井映見)が良かったよ〜。
洋子には房子のように、いつも直球しか投げないようなタイプがいてくれた方がいいのかもね。

柳沼(成宮寛貴)は窃盗犯が持っていた洋子の財布の中に運転免許証を発見。
松田洋子だとわかった柳沼は、石和温泉で洋子の過去を探ろうとする。

何だろうなぁ・・・優二だけじゃなく房子も柳沼も、洋子を「あいちゃん」のままでいさせようとしているのが、じ〜んと来ちゃうんだよね。
柳沼は洋子に特別な感情を抱いちゃってるみたいだし、優二はどんどん体調が悪くなってるみたいだし・・・。
愛を受けることなく育った洋子が優二や子供たちや周囲の人達から愛されて、本物の愛を知る。
次は洋子がすべての人達に愛を与える存在にならなきゃね。

第5話
「好きになってるじゃん、私」
脚本:岡田惠和
演出:大谷太郎

柳沼(成宮寛貴)が黙っていてくれるなら、あいちゃんのままでいればいいと房子(和久井映見)に言われた洋子(菅野美穂)。
せめて食費ぐらいは入れようと、房子の働くファミレスでバイトを始める。
そこへ優二(玉置浩二)が子供たちを連れてやって来てパフェを注文。
このパフェに込めた想いにも(TωT)ウルウルしちゃったよ。
子供の頃、母親(芳本美代子)の誕生日に手作りのパフェを準備したのに、母親は男とデートに行ってしまって、パフェがどろどろになるのを見ていた幼い洋子。
あんなにひどい母親なのに、洋子にとっては大事な大事な母親だったんだなぁと思うと胸が苦しくなってしまうわ。
今は優二たちが洋子の大事な人たち。
その大事な人達のために作ってあげたかったパフェ。
愛情を込めて作ったパフェを、「おいしい」と言って食べてくれる人がいる。
これが幸せなんだよね〜。
あの時、母親が一口だけでも洋子の作ったパフェを食べてくれてたら、それだけでちょっと幸せになれたかもしれないのに・・・そう思うと、また泣けちゃうんですわ。(´Д⊂グスン

柳沼は真剣ですな。
優二にもあいちゃんが好きだとはっきり伝えたし、あいちゃんを食事にも誘ってるし・・・。
だけど、これだけ好きなのにあいちゃんには柳沼に対して恋愛感情を持っていないのが悲しい。(^▽^;)
キスをしようとしてかわされてもめげてなかった柳沼だけど、脱走犯を逮捕しようとして負傷した刑事がいるというニュースを聞いて、一目散に病院に駆けつけたあいの表情を見たら、あいがだれを好きなのかわかっただろうなぁ。

それにしても、先週予告を見た時に、優二が刺されると思い込んでいただけに、負傷したのが飯塚(小日向文世)でビックリ!
何となくあいちゃんと優二の間に「恋」を感じられるんだけど、そうなると優二の余命が気になってしまう。
「もう、嘘つくのキツイなぁ・・・好きになってるじゃん、私」という洋子の呟き。
あぁ・・・柳沼惨敗ですな。(゚ー゚;Aアセアセ
あいちゃんを包み込むような優二の愛情には感動してたんだけど、この二人が普通の恋愛模様を描き出すと、ちょっと違和感感じるかも。テヘヘッ(*゚ー゚)>
あくまでも「家族愛」的なものでいいと思うんだけどなぁ。

第6回
「さよなら・・・幸せをくれた家」
脚本:岡田惠和
演出:猪股隆一

いやぁ、泣いた・・・泣いた・・・。(´Д⊂グスン
優二(玉置浩二)の家で生活するようになって、日々のふとした幸せを感じるようになったあいちゃん(菅野美穂)。
だけど、「幸せなのに居心地悪くて、怖くて怖くて仕方なかった」という気持ちがあることが、せつなくてね〜。
でも、何となく少しわかる気がしたんだよなぁ。
今までこんな普通の幸せを知らずに来てしまったあいちゃんとしては、幸せがいつまでも続くとは思えないだろうし、壊れる時が怖かったりするんだろう。
だったら、今のうちに・・・と思ったのか、記憶喪失が嘘だったことを告白して、みんなを「いってらっしゃい」と送り出した後に出て行ってしまいましたね〜。
「幸せは自分には似合わない」・・・そんなことないのにね〜。(涙)
優二が何となく嘘に気付いていたというのも、あらためて彼の口から聞かされることでさらにじ〜んとしました。

出て行ったあいちゃんを探さなかった優二の気持ちもわかるなぁ。
連れ戻したい気持ちはあるけど、連れ戻したところで自分が一緒にいられる時間には限りがある。
そんな状況で連れ戻して、自分に何が出来るだろうか?と考えてしまうもんなぁ。

今週も房子さん(和久井映見)は最高に良かった!
彼女の何のためらいもなく相手の懐に入ってくるところが、ぜんぜん嫌な気持ちがしなくて逆に気持ちがいい。
気持ちよく踏み込んでくれる人ってなかなかいないと思うんだけど、房子さんはすべてOKなんだよなぁ。
不思議な人だけど、こういう人が身近にいたら救われる部分ってあるんじゃないかしら?
優二に「ちょっと、あいちゃんのこと好きになってたでしょ?」とストレートに聞くところも良かったし、ストレートに聞かれて「でも・・・そうかも」と認める優二も良かった。
何だろう?
あいちゃんと優二の恋愛物語になったら嫌だなぁと思ってたのに、二人の間にそういう感情があるという事が見えても不思議と嫌な気持ちにはならない。
ベタベタした恋愛感情というよりは家族愛的な柔らかで大きな愛を感じるからだろうか?

無銭飲食で捕まって、再び優二たちの前に現れたあいちゃん。
ここでも房子さんが良かった!
「何やってんのよ、バカ!帰りたいんでしょ?片岡さんちに!」
「大好きなんでしょ?一緒にいたいんでしょ?今、言わないと幸せなんか逃げちゃうんだからね!自分で頑張らないと幸せになんかなれないんだからね!」
もーーーー、号泣しました。。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン 
素直じゃない自分、ひねくれてる自分をわかってくれていて、あえて叱ってくれる人。
そして素直になるきっかけをくれる人。
大好きだよーーーーー!房子さーーーーーん!
あいちゃんの涙声での「一緒にいたいです・・・いさせて下さい・・・お願いします。」にもやられました。
もうボロボロです。(つд∩) ウエーン 
幸せだったのに逃げたくなった気持ち、逃げたけど帰りたくて無銭飲食した気持ち、頑張って素直な気持ちを出したあいちゃん。
これが泣かずにいられようか・・・って感じですわ。
「あいちゃん・・・帰ろう・・・うちに」という優二。
あいちゃんを受け入れる気持ちは固まったみたい。
で・・・、再度涙がこみ上げて来たところで、先に画面の中の房子さんが大泣きするんだもん!(笑)
笑わしてくれるやら、泣かせてくれるやら・・・で、こっちも顔がぐちゃぐちゃですわ!(爆)
いいなぁ・・・房子さん。
和久井ちゃん、こういうキャラも出来るのね〜♪

子供たちもあいちゃんの帰りを喜んでくれて、幸せが戻ってきたのは良かったけど、次はついに優二が病気のことを話すみたい・・・。
隠し通せる事でもないし、あいちゃんにも子供たちにも話すべき事ではあるんだろうけど・・・何だか辛いなぁ。

第7回
「嫌だ・・・彼を失いたくない!」
脚本:岡田惠和
演出:大谷太郎

片岡家の表札に「愛ちゃん」の文字、そして物置を片付けて「愛ちゃんの部屋」まで作ってある。(涙)
もう、これだけで泣けてしまった。

愛ちゃん(菅野美穂)が戻って来て、優二(玉置浩二)は自分の病気も奇跡的に回復してたりして・・・なんて思うんだけど、牧野先生(岸田今日子)の口から出た言葉は「少し強い鎮静剤に変えます。」だもん。(´Д⊂グスン
それは、病気が進行していることを示すもの。
現実は厳しいよね。

飯塚(小日向文世)の前で薬を落としてしまう優二。
そして飯塚がその薬が何の薬かを知ってしまって、房子(和久井映見)と柳沼(成宮寛貴)にも話すのよ〜。
いつもぽわ〜んとした飯塚さんなんだけど、この場面では大人だなぁって思っちゃったわ。
熱くなって優二に病気のことを聞きにいこうとする柳沼には、優二が隠したかったんだからこのままにしておけって言うし、明るくしてなきゃダメだって言うし・・・。
房子さんにも「出来るね?」って・・・。
優二が決めてやって来たことを、せめて守ってやらなきゃって感じがして飯塚さんの大きさを感じたなぁ。

一方で優二は愛ちゃんに病気のことを話すわけよ。
痛みも強くなり、一人で抱えているのも辛くなり・・・。
今までずっと一人だけの秘密にしてきたことを、初めて話したのが愛ちゃん。
「もう、あんまり長く生きられないみたいなんだよね・・・オレ」
「オレ、愛ちゃん好きだよ・・・だけどずっと一緒にはいられないんだなぁ・・・悔しいし、寂しいけど・・・ごめんね。」
ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!! 
「やだ・・・やだ・・・」と子供みたいな愛ちゃんのリアクションが、より涙をそそりましたね。
何だか素直な感じがして・・・。
生まれて初めて「好きになった」と実感した相手が、あと半年しか生きられないなんて辛すぎる。
やっと幸せの端っこをつかんだのに、またするりと逃げ出してしまうような気がしちゃうよ。
「笑ってると力が出るから、笑ってようと決めたんだ」と優二。
自分のことを思い出すとき、笑ってる顔を思い出してもらえるように・・・って、これまたせつなすぎるし・・。(つд∩) ウエーン 

笑顔を見せてと言われて、優二の前から逃げ出した愛ちゃん。
気持ちはわかるよ・・・こんな時に笑えないもん。
でも、ひとしきり泣いた後、優二の前に戻ってきた愛ちゃんは笑顔で「帰ろう!」と言ったのよ。
この笑顔がせつなくて、せつなくて・・・。(涙)
この時、愛を与えられる、人を愛する人になろうと決めたという愛ちゃんの心の声に、思いっきり泣きながら頷くしかありませんでしたわ。
愛を知らずに育った愛ちゃんが、愛されることを知って、今度は愛を与える人になるというのは、理想的な展開ではあるんだけど、その背景にあるものがせつないんだよなぁ。

今回は子供たちの寝顔を見ながらの優二と愛ちゃんのやり取りも泣けました。
子供たちが大きくなるまで生きてはいられない優二が、亡くなった奥さんの写真を見て「見たいよ〜、大きくなったあいつら・・・見たいよ〜。」と声を押し殺して泣くところなんて、ボロボロ泣いてしまったよ。
子供たちもみんないい子なだけに、あの子たちをおいて逝かなくてはならない優二を思うと胸が苦しくなってしまう。
うぅ・・・泣きっぱなしで疲れました。
ただ、胃の痛みで苦しむ優二の顔は、安全地帯全盛期の玉置さんが歌う表情とかぶって、なぜかちょっと可笑しかった。<(_ _)>

第8回
「私と・・・結婚してください!」
脚本:岡田惠和
演出:山下学美

優二(玉置浩二)の病院にも付き添ったりして、覚悟を決めた愛ちゃん(菅野美穂)は強いなぁ・・・って思ったら、優二の前では決して涙を見せない愛ちゃんが自分の部屋で犬のミルクを抱きしめ号泣してるではないか・・・。。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン 
そうだよね・・・、人はそんなに強くはなれないよね。

房子さん(和久井映見)もさ〜、真っ直ぐな人だから隠せないのよね・・・悲しい気持ちを。
おまけに愛ちゃんはまだ知らないと思ってるもんだから、隠せないくせに隠そうとするところがせつなくなるわ。
飯塚さん(小日向文世)のお見合い話、房子さんったら「どうせふられるから、笑えるネタが出来る」って言いすぎよ!(^▽^;)
そのお見合いを見に行く優二と愛ちゃんは、途中で柳沼(成宮寛希)と房子に会って4人でお見合い会場へ。
こっそり見られているとも知らず、飯塚はお見合い相手に「親友が辛い状況にいるから頭がいっぱいで、自分の事は考えられない。」と言っちゃうのよ〜。
で、愛ちゃんも飯塚たちも、子供たち以外はみんな病気のことを知ってるとわかるんだけど。
その後、子供たちも誘って行ったカラオケは、何だかきゅ〜んとしちゃったよ。
涙を堪えられない房子さんとか、一番辛いはずの優二が一番頑張って盛り上げてる様子とか。

大(佐藤和也)に頼まれてキャッチボールに付き合う優二。
子供たちとボールを投げては受けてを繰り返し、夕日の中で静かに泣いてる優二はせつなかったぁ。(´Д⊂グスン
その日、子供たちの寝顔に「ずっといてやれなくてごめん」と言い、家の外に出て一人泣いてる優二も・・・。
昼間、明るく努めている分、夜になると耐え切れないほどの不安と悲しみが襲ってくるんだろうな。
そんな優二に気付いて、「笑わなくていいよ、今は・・・頑張らなくていいよ」と近付く愛ちゃん。
何だか・・・もう・・愛ちゃんがマリア様みたいだったよ〜。
「死にたくない」という優二の本音も痛々しかった。
すごく、ぐっと来る場面のはずなんだけど・・・なぜか涙より鼻水の方が流れてる玉置さん。(^▽^;)
気になっちゃって、気になっちゃって・・・。(;´Д`)
「みっともないとこ、見せちゃったね」の台詞も、「鼻水ですか?」とツッコミたくなってしまった。(苦笑)

で、ついに愛ちゃんが言っちゃったわよ。
「私と・・・私と結婚して下さい」
優二は自分がいなくなった後、子供たちの面倒を見ようなんて思わなくていいと言ってたけど、愛ちゃんは結婚してほしいと言って来た。
さぁ、どうするんでしょうね?>優二
でも、きっと愛ちゃんの本心なんだと思うわ。
来週はついに子供たちも知ってしまうみたいだし、優二も倒れるみたい。 Σ(゚Д゚)ガーン
見れば見るほど、子供たちも可愛くてね〜・・・。
こんな子供たちが悲しむ姿は見たくないなぁって思ってしまうわ。

第9回
「僕が、奇跡を起こすんだ!!」
脚本:岡田惠和
演出:猪股隆一

愛ちゃん(菅野美穂)のプロポーズ、優二(玉置浩二)は断ったのね。
「そりゃ、ダメだよ・・・愛ちゃん」
まぁ、そうなるよなぁ。
子供たちに病気のことを話さなきゃと思う優二は、その時に側にいてほしいと愛ちゃんに頼む。
だけど、それは家族の話だからと、これまた断る愛ちゃん。

今日も房子さん(和久井映見)がいい働きしてたなぁ。
優二が子供たちに話をする日に、愛ちゃんは房子さんの家に泊めてもらうことにするんだけど、そこで女同士話すうちに房子さんが言うわけよ!
「片岡さんは一緒にいてくれって言ったんでしょ?心細いんじゃないかな?愛ちゃんがいてほしいって時に、片岡さんはいてくれたんでしょ?一緒にいてほしいというのはプロポーズの返事と一緒じゃない?」
こういう風に周りから二人を見た上で、ちゃんと言ってくれる人がいるっていいなぁ。

愛ちゃんが片岡家に戻って来て、優二も決意を固める。
そして、子供たちへの告白。
あぁ・・・残念・・。
私、ここでもっと泣けるかと思ってたんだけど、やっぱ玉置さんのひょうひょうとした雰囲気だと病気を告白するシーンも、ちょっと軽く感じちゃって全く泣けなかった。
ただ、子供たちは良かったなぁ。
父親が病気で、もう長くないと知った時の亜希(山内菜々)の「お父さん、いなくなったらイヤ!」と言う時の泣き顔。
亜希に続いて、大(佐藤和也)も隼(渡邉奏人)も優二に抱きついて泣き出すところ・・・これは泣けちゃいました。
ええ、子供たちの演技で・・・。(゚ー゚;Aアセアセ
そして、子供たちを抱きしめたまま、朝を迎えた優二の頭をなでなでして「よく頑張った」という愛ちゃんにも(TωT)ウルウル。

大の野球の試合。
突然まわってきた代打の場面で、「ホームラン打ったら奇跡だとコーチに言われた。奇跡を起こすんだ。僕がホームランを打てば、お父さんは死なない!」と大。
くーーーーー、泣かせるね〜。
野球が得意なわけでもないのに、お父さんのために奇跡を起こそうと思ってる子供心に泣けますわ。
外野に飛んだフライを、相手が受け損なって・・・それを見た愛ちゃんの「走れ!」という心からの声で、また(TωT)ウルウル。
すごく台詞に気持ちがこもってるんだよなぁ・・・。
お父さんのため、みんなのため、奇跡を起こそうとホームに滑り込む大。
これでアウトだったら、一生恨んでやる(誰を?)と思ったけど、ちゃんとセーフでホッとした。
奇跡が起こると誰もが信じた帰り道・・・。
えーーー、何も今日倒れなくても・・・と思ったのは私だけ?(´ヘ`;)
それだけ病気が進行していたってわけか。
こんな小さな子供たちを残して逝かなくてはならない優二の気持ちを思うと、せつなくなってしまいます。

最終回
「あなたに逢えてよかった」
脚本:岡田惠和
演出:大谷太郎

ついに入院を勧められた優二(玉置浩二)。
しかし、「もうすぐクリスマスだからイヤだ」と入院を拒む。
気持ち、わかるよ。
彼の中でとっくに覚悟はできるんだもんね。これが最後のクリスマスだって・・・。
だから、何が何でも楽しいクリスマス、思い出に残るクリスマスにしたいはず。
入院なんてしていられない。

クリスマスパーティーの準備を進める中、優二が愛ちゃん(菅野美穂)に「クリスマスが終わったら出て行って欲しい」と言ったのは、完璧に優しさからだった。
それが伝わるから、愛ちゃんも「私は大丈夫」と返したんだよね。
そうやって強がった愛ちゃんが、房子さん(和久井映見)の前ではちょっと弱いところを見せるのも良かった。
誰しもそんなに強いわけではない。
どこかで強がれば、どこかで弱さを吐き出し、支えてもらわなきゃ耐えられない。
優二だけではなく、愛ちゃんには支えてくれる人が他にもいるんだってわかるのもいい感じだった。
「私はクリスマスを楽しみにしてるけど、片岡さんは最後だと思ってる。そう思うと辛い。」という愛ちゃんを抱きしめる房子さん。
房子さんに抱きしめられて「ごめん・・・今だけごめん。」と言う愛ちゃん。
たった一人で生きてきた愛ちゃんに、こういう仲間が出来たことが嬉しい。
やっぱ、愛は大切だなぁ・・・うんうん・・・。

牧野先生(岸田今日子)の「人間は命があるから生きてるんじゃなくて、生きたいから、そのために命がある」という言葉もじ〜んときた。

そして、クリスマスの日。
パーティーで手品を披露する子供たち。
いやぁ、亜希ちゃん(山内菜々)には泣かされちゃったよ。(´Д⊂グスン
「亜希、まだへたくそなの。来年はもっとうまくなるし、その来年はもっとうまくなるから・・・(泣)」
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 
この台詞の「・・・」に隠された部分を思うとせつなかったなぁ。
ずっと、ずっとお父さんと一緒にいたいんだよね。
来年も再来年も・・・。
泣くのを我慢して「がんばります」と始めた手品。
もう、何でもいいよ!全部拍手だよ!そのほっぺをつたう小さな涙におばちゃんはぐすぐすだよ。(泣)
そりゃ、優二も子供たちを抱きしめるさ〜。
こんな可愛いくて純粋な子供たち、優二だってまだまだ見ていたいよなぁ・・・。

子供たちのサンタさんへの手紙も泣けた。
「プレゼントはいりません。我慢します。お父さんをずっと家にいさせて下さい。」(つд∩) ウエーン 
あんな手紙読んだら、私は子供の枕元で号泣して起こしちゃいそうだよ。(;´Д`)
愛ちゃんから優二へのプレゼントはアロハシャツ、「夏になったら海に連れて行って」のメッセージつき。
そして優二から愛ちゃんへも、「夏にこれを着た愛ちゃんが見たい」というメッセージつきの洋服。
お互い、夏物を贈ったことで気持ちが通じているのが伝わった。
教会で愛ちゃんが愛されなかった母親(芳本美代子)に、「生んでくれてありがとう」と感謝するまでになったのも、優二に愛され、周りの人に愛され、人を愛することを知ったから。
そんな愛ちゃんを探しに来た優二と、手をつないで帰るところは印象的だった。
やっぱ、この二人の場合、ここでキスシーンなんかがあったら興ざめなわけよ。
手をつなぐという行動で、二人の愛が証明されたようで、それが優二と愛ちゃんにはぴったりでじんわりじんわり温かい気持ちになったなぁ。

最後をどう締めくくるのかは気になってたけど、私はこれでよかったかな?と思う。
今回の流れの中で、房子さんたちが「来年もクリスマスパーティーしよう」と決意した場面や、優二と愛ちゃんのお互いのプレゼントが夏物だったことから、季節を飛ばすのは夏か1年後のクリスマスを予想してたんだけど、ぜんぜん違って春だった。(^▽^;)
春になっても、とりあえず優二は生きていて、愛ちゃんも子供たちも楽しく暮らしている。
奇跡が起きるのを信じて・・・みたいな終わり方。
これはこれでOKだろう。
柳沼(成宮寛貴)が婦警のももこ(佐藤寛子)の気持ちに気付いてくれたのは、最後にホッとしたよ〜♪
何気にあの婦警さん、いい味出してたしね。(^^)v
飯塚さん(小日向文世)は房子さんに告白して、とりあえず10年キープされたみたいだけど(笑)、それもあの二人らしくて良かった。
私にしては珍しく岡田さんの脚本で最終回まで見た作品だった。
キャストも良かったし(犬のミルクも大健闘)、恋愛も含めた家族愛、そして人間愛的な大きさが良かった。

 

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