ドラマスペシャル
新ニューヨーク恋物語


原作:鎌田敏夫
脚本:大石静
演出:藤田明二

連ドラでやってた「ニューヨーク恋物語」、大好きだったんですわ。
ただね、あの時代にハマった私としては、今回、田島(田村正和)の相手役が英子@竹内結子(かなり若くない?)と知った時、どうもしっくり来なかったんです。
だって桜田淳子だったり、岸本加世子だったりを見てたわけだし・・・。
ましてや、竹内結子ちゃんはつい最近まで「プライド」に出てて、妙なイメージがついちゃってますしね。(^^;
不安材料が多かったんです。

でも、ニューヨークの風景が細切れに映し出されて、お馴染みのリバーサイドホテル@井上陽水のイントロが流れるだけで、「ニューヨーク恋物語」の世界にすーーーっと入っていけたのが不思議です。
田島が年を取って老いている姿や、小池(柳葉敏郎)と美姫(李恵淑)の冷めた夫婦関係など、最初はあの当時からここまでの間に流れた時間をひしひしと感じて、ちょっと寂しくもあったかな?
美姫さんなんて、まぁ髪型なんかでわざと老けて見せてるのかもしれないけど、あの紫のドレスで美しかった彼女からすると、年をとっちゃったなぁ・・・って感じがしたんだけど、あの当時と変わらぬ日本語の話し方は嬉しかったわ。
そうそう!美姫さんはこうなのよ!・・・って。

ストーリーはワイナリーを経営する田島が裏では日経企業と上院議員の取引を仲介していて、それを捜査するFBIの滝井(石黒賢)に命じられた英子が田島のメイドになって、彼の身辺を探るうち、二人の距離が近付いていくというもの。
最終的に田島は英子が里子に出された我が子をひき取るために、永住権を手に入れたいと滝井の命令に従っていた事を知り、自ら滝井のもとへ出向いて、法廷で自分の事を証言する事を条件に英子にグリーンカードを取得させるという交換条件を出したわけよね。
老いて、かつての妻の死を知って落ち込んだ田島に、英子が生きる望みを与えたんだろうけど、田島がそんな彼女にしてやろうと思ったのは彼女に「愛」をプレゼントすること。
若い頃はギラギラした人生を送ってきた田島だけど、老いて、目も黄斑変性症とかであまり見えなくなり、ある意味、人生の終わりに近付いた事を感じたから、こういう選択をしたのかなぁ。
正直、今回のストーリーがうなるほど良かったとは思わないんだけど、「ニューヨーク恋物語」の雰囲気は壊してなかったと思う。
連ドラの頃の映像を過剰に挿入することもなく、それは適材適所って感じだったし・・・。
最後はクリスマスの時期に、子供を連れた英子を遠くで見つめている田島で終わった。
うーん、これが年末の放送だったら、もっと雰囲気出たのになぁ・・・と思うと残念。
そして、一旦里子に出した子供を、そんなにあっさり取り戻せるものかな?と、最後はそういうところが気になってしまいました。(^^;ゞ
絶対に無理なのはわかってますが、連ドラの頃のメンバーが勢ぞろいでの15年後だったらどうだっただろう?と妄想しちゃったわ。

 

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