ファイアーボーイズ
〜め組の大吾〜

原作/曽田正人「め組の大吾」
P:現王園佳正
主題歌:ORANGE RANGE ♪ミチシルベ〜a road home〜

第1回
脚本:吉田智子
演出:竹内英樹

うーん、熱い!(苦笑)
「ウォーターボーイズ」はその熱さが良かったんだけど、「ファイアーボーイズ」は嫌な熱さがあるんだよなぁ。(^^;
過去に消防士に助けられた経緯があり、それで念願の消防士になった大吾(山田孝之)。
消防士になって火事場で人を助けたくて・・・。
だから火事場に行きたくて、行きたくて仕方ないんだろうけど、確かにそれじゃ火事を楽しみにしてるようなもんだしね。
ガス自殺の現場に急行した時だって、火が出てない事で現場をなめてかかったりして、何だか素人目に見ても甘い!
おまけに腰抜かして動けなくなってるし・・・。
先輩消防士たちのちょっとした日常のおふざけに目くじら立てて「最低だ!」とか言ってるけど、それもどうなのよ?って感じ。
そういう事は先輩たちと同じだけ現場で働けるようになってから言いなさい!だわ。

大吾の母校が火事になった時だって、学校の内部に詳しいからと中へ入る事を許されたのに、またまた単独行動してみんなに迷惑かけてるし・・・。
所長の五味(鹿賀丈史)が、「お前は人を殺す」と言ってた気持ちもわかるわ。
たまたま理科室にいた先生(嶋田久作)を発見して、平(石黒賢)たちが助けに来てくれたから良かったものの、大吾の行動は何だかなぁ・・・だったわよ。
あれだけの炎の中に飛び込むのにマスクなしかよ!とか、背中のボンベは何のため?とか、気になるところはたくさんあるんだけど、火事場の中ではマスクなしでも台詞が聞き取りにくかったりと、ドラマとしての問題点が感じられてしまった。
まだまだ甘い大吾が、このめ組の中で少しずつ消防士として成長していく話なんでしょうが、初回の印象は思っていたより低かったです。
キャスティング的にはいいんじゃないかと思うので、今後に期待してみたいと思います。

第2回
脚本:吉田智子
演出:竹内英樹

初回より見やすくなったような気がします。
大吾(山田孝之)の熱さに慣れたのか?それとも、全体的にクールダウンしたのか?(^^;

連続放火事件が起きて、犯人を捕まえようと必死になる大吾。
警察と消防の境界・・・。
自分が憧れていた先輩・矢沢(小栗旬)が放火犯だった事に、愕然とする大吾。
信じていた人に裏切られるって辛いものね〜。
高校時代に有望なサッカー選手だったのに膝を痛めてJリーグの夢も途絶え、就職も決まらず、やっと決まった就職先では毎日怒鳴られ・・・と、矢沢は自分の中の夢や希望、そして目標を失っての事だったらしいけど、それで放火、しかも自分が犯人だと大吾にバレたら自殺しようなんて・・・と思っちゃったわよ。

そして、矢沢が焼身自殺しようとするのを、必ず大吾がかばうと読んだ五味さん(鹿賀丈史)が、圧力15キロでの放水を指示したのはさすがだったわね。
かなり危険な賭け・・・だとも思うけど。(^^;

そこらへんまでは、まあ普通に良かったものの、警察の森田(松重豊)と大吾の言い争いに割って入った五味さんの、妙に時代劇っぽいシメには笑ってしまったわ。
「家一軒焼けても知ったこっちゃない?火消しをなめんな!」って、カッコいいシーンだと思うんだけど、何だか遠山の金さんが最後に決め台詞言うシーンみたいでね〜。(^^;

せっかく鎮火したところで、一服してる植木さん(モロ師岡)も「はぁ?」だしね。

初回はかなり気負った感じがしたんだけど、今回はそういう部分がなくて良かったと思う。
だけど、引き込む力が弱いような気がする。
ドラマの世界に引き込まれないと、視聴者は集中力失ってあら捜しに走っちゃうしね・・・もう一歩頑張ってほしいかも。

第3回
脚本:吉田智子
演出:宮本理江子

今回、大吾(山田孝之)は救急隊のヘルプにまわされた。
消防士の仕事がしたい大吾にとっては、救急の仕事は興味薄って感じだったけど、やってみると大変だったみたいね。

今回は大吾も良かったけど、純(ミムラ)も良かったと思う。
自分の仕事に誇りを持ってて、さらに上を目指して救命士の資格も取ろうと頑張ってるし、おっとりして見えてたけどしっかり者に見えちゃったわ。

喘息の発作を起こした園児・耕太(當間廉生)が最初に搬送した病院で肺性心を起こしていると診断され、CCUのある大きな病院へ再搬送。
大雨の中、耕太の体力を考えて、近道の林道を通っていて、救急車がぬかるみにはまる。
立ち往生する中で、大吾が決意したのは耕太を背負い、森を突っ切って病院まで運ぶ方法。
いや、冷静に見れば、大雨の中、ただでさえ衰弱した子供を背負って、真っ暗な山道を進むというのは、どう考えても無謀なんだけど、大吾の「何もしないで見殺しにするよりマシだ」という熱さで、強引にねじ伏せられた感じがしたわ。
実際、今回泣いちゃったし・・・。
その前に、ぬかるみにはまった救急車のタイヤのまわりの泥を、素手で必死にかき出してる純も泣けちゃったなぁ。
「絶対に助ける」・・・この気持ちがビシバシ伝わってきた。

耕太君も助かったし、結果的にはめでたし、めでたしなんだけど、まだ消防士の大吾で泣いてないのに、救急隊員の大吾で先に泣けちゃって・・・ちょっと複雑。(^^;

第4回
脚本:吉田智子
演出:宮本理江子

五味(鹿賀丈史)が大吾(山田孝之)を子供の頃に助けてくれた消防士だった。
・・・って、んなことはすでにバレバレだったけどさぁ。(^^;

問題は過去に大きなホテル火災で、五味が女性を見殺しにしたかどうかって話だったわね。
その火災の慰霊祭で、亡くなった女性の夫・米田(きたろう)が、参列者から助けてと叫ぶ妻の声を聞いたが、五味が「振り向くな」と言って先導したため、その女性を助けられなかったと聞かされる。
そりゃ、恨むよなぁ。
おまけに大吾たちが米田をストーカーだと思って、周囲をうろついたもんだから、米田は職まで失って・・・。
ますます、恨むよなぁ。(^^;

んで、大吾が着目したのが当時の通報電話の録音テープなんだけど、そこには消防庁が火事の通報を受けてから電話が切れるまでの一部始終が録音されているわけね。
テープの中身は、米田の奥さんの「助けて」という声。
でも、その助けては「赤ちゃんを助けて」だったのね。
その時、すでに死んでいた赤ちゃんを助かったと嘘をつき、五味は米田の奥さんを励まし続けた。
助けるために・・・。
だけど、鉄骨に足を挟まれている奥さんを簡単には助けられず、その他にいた13人の要救助者の先導を優先した。
消防士にとって苦渋の選択。
結果、奥さんを助ける事はできなかった。
・・・と、まぁこんな感じの出来事が、そのテープには収められたわけだけど、奥さんと子供の死から13年ほど経っているにしても、そんな生々しいテープを米田さんに聞かせるのはどうかと思う。
もちろん、大吾も聞かせた後にそうした事がいいのか悪いのかわからないというような事を言ってはいたけど、私が米田さんの立場ならあまりに辛いと思うなぁ。
大吾は五味が見殺しにしたんじゃないとわかって欲しかったんだろうけど、たとえ見殺しではないにしても、米田の奥さんと赤ちゃんがその火災で亡くなった事は事実なんだしね。
テープの中に残された火災現場のやり取りは、そこだけ聞いているとちょっと(ToT)ウルウルしちゃったんだけど、やはりトータルで考えると、米田さんにそのテープを聞かせた事が、あまりにデリカシーがないような気がして・・・。
米田が恨みからやってしまった「いたずら通報」や「消防車のタイヤのパンク」を止めさせるためには、やはり13年前の真実を知ってもらうのが大切だったかもしれない。
でも、あのテープをそのまま聞かせるという行為が、どうしても私には受け入れられなかった。

第5回
脚本:吉田智子
演出:武内英樹

レスキュー隊のエース・神田(的場浩司)が出るって事で、今回はこの方が活躍してくれるんだろうと、ひそかに期待しておりました。
・・・が、どうでしょう?
神田さんって、出てきただけ?(^。^;)
もうちょっと絡んで欲しかったわ。

冷静に頭で考える赤星(葛山信吾)と、真っ先にハートで行動する大吾(山田孝之)という組み合わせで、お互い自分にないものを補っていくという話だったけど、そこにもうちょっと神田さんが絡んでくれればよかったかなぁ。

それにしても山伏工業の社長・山伏(平泉成)ばかり目に付いて終わったような気がする。(^。^;)
平泉成さんは、この手の頑固だけど心根はいい人って役が上手いよね。
廃材を積み上げた山伏工業は、震度5の地震でその廃材の山が崩れ、山伏が下敷きに・・・。
足を切断するしか助かる方法はないか・・・って時に、大吾が体を張って山伏の体を守ろうとして・・・。
その姿をじっと見ていた赤星も、素手で山伏の体の下に穴を掘り、少しでも体を沈めて挟まった足に負担をかけないようにするという展開。
その穴を掘るという行為が、また廃材の山を崩してしまう原因にはならないのだろうか?と、かなり不安だったんだけど、穴掘ったおかげで山伏さんは足の切断なんてことにならずに済んで何より。
駆けつけたレスキューに「おっせーぞ!オレンジ!」と言う大吾は良かった。

あと、大吾のおばあちゃんに女の子だと思われてる甘粕(塚本高史)はツボだったね〜。
ここでも忍っち@マンハッタンラブストーリーかよ!ってな。(笑)
震度5でも落ち着いて新聞読んでる五味さん(鹿賀丈史)も、いい味出してたし・・・。
ちらほらいいところもあるんだけど、どうも全体的には流し見ドラマになってしまってるんだよなぁ。
こういう「もう一歩」なドラマが、今クールは多いような気がします。m(_ _)m

第6回
脚本:吉田智子
演出:七高剛

今回は良かったぞ!
大吾(山田孝之)が家族よりも仕事を優先させる平(石黒賢)に意見するんだけど、自分も仕事の中で家族と要救助者が目の前にいるという状況に立たされて、それで初めてわかる平の気持ち・・・みたいな雰囲気だった。
しかし、大吾のばあちゃん・ハツ(花原照子)は鼻がきくのね。
病院の古い配電盤がから出た火の気を、配管をたどって伝わってきた匂いで気付くとは・・・。
さすば消防士のばあちゃんだわ!

平さんが大吾と非番を代わってまで、息子の勇気(須賀健太)と誕生日を祝おうとしたのに、家族と過ごすファミレスの近くを通る消防車の音だけで反応しちゃうのがね。(^。^;)
勇気の「お父さん、早く行きなよ!だって僕のお父さんは消防士だから」はベタながら泣けた。(涙)
そして、「お父さん、いってらっしゃい!」も・・・。

病院の中では歩けなくなった大吾のばあちゃんと、要救助のじいさん。
大吾にとっては苦しい選択。
だけど「身内は最後だ!」とばあちゃんを残して、ひとまず去って行く大吾に、ちょっと成長を見た気がしたなぁ。
やっとばあちゃんを救助しても、防火シャッターが閉まってくるし・・・。
ひょえ〜、実際の現場でもあんな事があるのかしら?
「ちょっと待ってよ!」って感じだよね。
そこで、ほとんど閉まった状態のシャッターをこじ開けるのが、家族をファミレスに残して駆けつけた平なのよ〜。
先週、山伏さん(平泉成)を助けた時の大吾のように、自分の体でシャッターを支えて・・・。
こういうところも、平と大吾の見えない繋がりを感じさせられて良かったわ。

いつの間にか勇気が平の消防の服を届けに来たりしましたが、どうせならあの服を羽織るところはスローにして欲しかった。
そうすると平さんが消防士として現場へ臨む雰囲気が、もっと引き立ったと思うんだけどなぁ。

第7回
脚本:吉田智子
演出:宮本理江子

随分、暇な記者さんですわね・・・丘野さん(山路和弘)。
あら?山路和弘さんと言えば、「仮面ライダー剣」の烏丸所長じゃないですか!(笑)
まぁ、それはおいといて・・・。(^^ゞ

みんなにチヤホヤされる大吾(山田孝之)を面白く思わない甘粕(塚本高史)は、大吾を取材に来た丘野に大吾がいかに上の命令に従わず勝手な行動を繰り返してきたかをベラベラと・・・。
それで丘野が大吾を危険な消防士という捉え方で記事にしようとするんだけど・・・。
はっきり言って、暇な記者だよね。
そんな記事に必死になってるのが、まずわからん!

相次ぐ異臭騒ぎの犯人が藤間宇宙君。
最近、ちょこっとしたところで出まくってますな。
犯人を取り押さえたはいいけど、我慢ならない大吾がつい彼を殴っちゃって、その場面を丘野に撮られちゃうのね。
甘粕が五味(鹿賀丈史)が本庁に上げなかった大吾が関係した資料を渡した事で、大吾が犯人をボコボコにしたって記事が、「新人消防官お手柄」って記事に変わっちゃってるし・・・。(^。^;)
何だかヘンな話だったな。

・・・って、そんなシメでいいのか?(^。^;)

第8回
脚本:吉田智子
演出:武内英樹

今回は結構泣けちゃったかも・・・。
まひる(内山理名)が女だという理由で、ポンプ隊員になれないことはわかっていたけど、そう法律が定めている理由に「母体保護」があったとは・・・。
「妊娠に気付かず流産したら・・・」「有毒ガスで将来子供に影響があったら・・・」なんて事が考えられていたなんてね〜。

そして何度もボヤを起こしては消防を呼ぶおじいさん(山谷初男)。
最初のボヤでまひるに優しく言葉をかけてもらったのが嬉しくて、何度も自分でボヤ騒ぎを起こしては119番してたらしい。
ポンプ隊員になれないこと、仲間の隊員たちからの女のポンプ隊員がいては正直困るというような意見、自分に会いたいがためにボヤ騒ぎを起こす老人。
まひるは辞表を提出しちゃうんだよね。
合コン、デート・・・と今までのまひるらしからぬ日々を送るんだけど、デートの最中に気になるのは消火栓の位置だったりするわけで・・・。(^。^;)

そんな中、またおじいさんの家が火事に・・・。
今度はボヤどころじゃなく、大きな火事になってるのを見て、大吾(山田孝之)が消防車を呼ぶも、なかなか到着せず・・・。
家の中にいるおじいさんを助けるために、まひるがルールを破って頭から水をかぶって突入!
せめてマフラーははずしたらどうよ?と軽く突っ込みつつも、じっとしてはいられなかったまひるに涙。
そして、またもや無謀にもまひるを追って家の中に入っていった大吾にも涙。
無事おじいさんを救出したのも良かったよね。
五味(鹿賀丈史)が辞表をなくしちゃってるのも、大吾やまひるの行動を「休暇中の行動だから」とお咎めなしにするのもバレバレだったけど、まぁ話としては結構納得できたなぁ。
ただ、このドラマって回によるバラつきが激しい気がするんだよね。(^。^;)
面白かったり、つまらなかったりのふり幅が大きいドラマというのは、正直厳しい。
面白くない回を見ちゃった時の気分で、パッツリ切っちゃう場合もあるわけだしね。
ある程度、一定の面白さを保つ事が出来れば、もっと評価は上がりそうなんだけど・・・。

しかし、今回のラストから予告にかけてを見ると、どうもご臨終の予感が・・・。
そういう重い展開になっちゃうんですか?

第9回
脚本:吉田智子
演出:成田岳

先週の予告でかなり嫌な予感はしてたんだけど、予想通りの重い展開が待ってましたわ。(・・,)グスン
植木さん(モロ師岡)に消防学校の教官の話が来て、まだ現場を退きたくはないけど、そろそろ潮時かな?みたいな雰囲気が流れて・・・。
もう、これだけでも植木さんの身に何かが起こることは読めてしまったんだけど、それでも最後の場面は泣けちゃいました。
レスキューの試験を受ける大吾(山田孝之)や甘粕(塚本高史)に、学科を教える植木さんがフラッシュオーバーについて映像まで使って丁寧に説明しているのが、やはり前ふりだったわけですね。

地下工場の火事現場、見た目には火もおさまって残火処理だけすれば良い様に見えたけど、空から降ってきた灰に気付いた大吾が植木さんと一緒にビルの中に戻ると、そこには要救助者と炎が・・・。
ベランダに出た大吾たちを救出しに博士(温水洋一)がはしご車で向うんだけど、そこには二人しか乗れなくて、要救助者と大吾を先に乗せて1人その場に残る植木さん。
背後の炎がフラッシュオーバーの気配を感じさせていても、大吾に気付かせないように「ベテランが残るもんだ」と言い放ち・・・。
いやぁ、潔いけどせつなかったです。(・・,)グスン
もしも、要救助者さえ現場に倒れてなかったら、植木さんもはしご車で下に降りる事が出来たでしょうに・・・。
大吾たちにフラッシュオーバーについて教えていた時、何人もの仲間がフラッシュオーバーで亡くなったような事を話していたのが印象的だったんだけど、それを教えた植木さん自身も炎のヘビにやられてしまうとは・・・。
なかなか現場を離れなれない気持ちに区切りをつけ、奥さん孝行でもしようと思った矢先、こんな事になるなんて・・・。
大吾も病院に搬送されて目覚めたら、すでに植木さんの顔には白い布がかかっていて・・・。
こういう状況だと大吾も植木さんの死を受け入れられないんじゃないかと思うわ。

植木さんが亡くなって、大吾をはじめとするめ組のみんなが悲しんでいる中、いつもと同じあのエンディングのお歌・・・ってーのが私にしてみればかなり違和感を感じてしまいました。
まるでラス前のような雰囲気でしたが、あと2話あるんですね〜。
大吾がどうやってこの状況から立ち直るかが、見どころでしょう。
あとミムラさんはお芝居が上手になってきたんじゃないかしら?
表情には魅力があるなぁ・・・なんて思ってしまいました。

第10回
脚本:吉田智子
演出:宮本理江子

うーん、どうでしょう?(^^;
次週最終回って時に、あまり盛り上がってないような気がするんだけど・・・。
よほど先週のラストの方が「次が気になる!」って感じの終わり方で、ドラマとしては良かったと思うんだよなぁ。

植木(モロ師岡)の死から立ち直れない大吾と、そんな大吾を心配するめ組の面々。
しかし、ミムラさんは短期間でぐっと良くなったなぁ。
植木さんの墓前でドッグタグを外した大吾(山田孝之)に、純(ミムラ)がビンタするところなんて、なかなか良かったよ。
植木さんの釣竿を持って、男泣きする平(石黒賢)もぐっと来たし、あの日、誰でも大吾と同じ行動を取ったと話して聞かせる博士(温水洋一)もじ〜んと来た。

だけど、何故か全体的にはあんまり惹きこまれない。

甘粕(塚本高史)がレスキュー試験の前に捻挫したり、大吾は大吾で今までに救助した人たちからの手紙に勇気付けられて、試験を受けにやって来るし・・・。
それにしても、大吾はここんとこレスキュー試験に向けてのトレーニングだってやってなかったでしょうに、いきなり受験するのは無謀だよね。(^^;
め組のみんなが揃って見学に来てるのも、どうだかなぁ・・・って感じだし。

今回のEDへの入り方は好きだった。
レスキューの試験で1500m走が始まったところでの、主題歌・・・。
(゚ー゚)(。_。)ウンウン、こういう入り方は好きだなぁ。
でも、最後の最後に甘粕が捻挫した足で走れなくなって・・・。
うーん、何となく求めているものと違うんだよなぁ。
心配して足を止めた大吾に、「走れ!」と言った甘粕。
とりあえず走り出したみたいだったけど、大吾のことだし結局放っておけずに立ち止まってしまうのかしら?

もうちょっと盛り上がると良かったんだけど、最終回前にしてはイマイチだったかな?(^^;

最終回
脚本:吉田智子
演出:武内英樹

レスキューの試験、当然落ちたと思ってたのに・・・。
大吾(山田孝之)だって落ちたと思ったから、め組でもう一度やり直す決心をしたわけでしょ?
なのに神田(的場浩司)が合格通知持ってやってくるとは、びっくりしちゃったわ!(^^;
甘粕(塚本高史)は捻挫した事ももあって、まぁあれで受かってたらおかしいんだけど、それにしても1人は落ちて1人は合格という残酷な結果だったなぁ。
甘粕、必死にレスキューの試験に向けて頑張ってたのに、運悪く直前の捻挫でしょ?
なのに、植木さん(モロ師岡)の死で失意のどん底だった大吾は、ほとんどトレーニングもしないまま合格。
1500m走だって時間内にゴールできなかったのに・・・。
うーん、ちょっと納得いかないかも。

め組としての大吾の最後の出場に、五味さん(鹿賀丈史)が「気張っていけ!」と声をかけるのがじーんとしちゃったんだけど。
レスキューの方で要救助者はいないと判断していたのに、またまた大吾の恐るべき勘で「要救助者はいる!」と思うわけよね。
でも、今までの大吾と違うのは自分の勘だけで仲間を巻き込めないという慎重さ。
め組の面々は大吾の勘を信じる気持ちが芽生えてるのがすごい。
そして五味さんが「何を守りに入ってるんだ!」と一喝するのも・・・。
廃屋なのにツバメの巣があることに気付いた大吾が、ツバメは外敵から身を守るためにわざと人のいるところに巣を作るという習性を見抜き、天井裏にホームレスがいると推測。
まぁ、これも勘が当たったから良かったようなものの、いくら天性の勘があろうともいつでも勘だけで救助に当たられちゃ〜、ちょっとたまりませんわね。(^^ゞ
ホームレスとともに、ツバメちゃんたちまで救助してるのが大吾らしいけど・・・。
しかし、ほんのちょっとこの火事のシーンで(ToT)ウルウルしてしまった事を白状しておきますわ。m(_ _)m

これから大吾がレスキューの訓練に向う・・・というところでエンディング。
原作を知らない私にとっては、最終回もまずまずって感じだったんですが、魅力を感じるような作品ではなかったかな?(^^;

 

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO