夏の香り

企画:KBS
サウンドプロデューサー:Ryu

第1章
「ふたりの出逢い」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ

連休中だったので、録画だけしていたもののなかなか観る時間がなく、やっと・・・って感じのレビューUPでございます。m(_ _)m

言うまでもなく「秋の童話」「冬のソナタ」のユン・ソクホ監督が送る「四季シリーズ、第三作」がこの「夏の香り」なんですが、本当にユン・ソクホ監督のドラマは映像が美しいんですよね。
という私、「秋の童話」に関しては未だに観てない状態なんですが(^。^;)、「冬のソナタ」で「雪」「白」というイメージを上手に使った映像を見せてもらって、今度は「木々の緑」そして、それ以外にも本当に緑に拘った美しい画で、まず惹かれました。

内容も「きゅん♪」とします。
まず、冒頭で美しい木々の中、「私が大人になっても、この心臓が動いてくれたら・・・」なんてせつない台詞で幕開けなんですが、この時点で・・・そしてバックに流れるシューベルトのセレナーデで、掴みはOKって感じです。
元々、心臓が弱かったヘウォン(ソン・イェジン)は、あるドナーから提供された心臓を移植して健康な体を手に入れた。
そのヘウォンの恋人がチョンジェ(リュ・ジン)という男性。
恋人というかプロポーズされてるし、ヘウォンが良い返事をすれば即結婚なんだろうけど、そんなヘウォンの前に現れた男性がミヌ(ソン・スンホン)で、彼は愛する女性・ウネ(シン・エ)を失い、辛い過去を背負っているって設定なのよ。

んで、ヘウォンは自分に心臓を提供してくれたドナーが気になる様子。
どうも、そのドナーがミヌが愛したウネみたいなのよね〜。
どう?皆さま、これだけでもせつなくならない?(笑)
ヘウォンがミヌと出会って、恋に落ちるというよりは、ヘウォンの中で生きている心臓がミヌを覚えてるって雰囲気なんですよ。
だから、ミヌとすれ違っただけで鼓動が速くなり、何故かわからないけど彼のことが気になっていくわけで・・・まぁ、すなわちそれが「恋」ってやつとも言えるんですがね。

映像は徹底的に「緑」に拘ってます!
ただ、拘っただけではなく、とにかく美しい!
そして、今までソン・スンホンってあんまり好みじゃなかったんだけど(髪型がどうも苦手で)、このドラマのスンホンはカッコよく見えます。(^^;ゞ
サウンドプロデューサーがRyuさんで、「冬ソナ」のテイストが匂いたつようですが、好きな人にはたまらない作品になってるのかもしれません。
初回・・・私はまずまずだと思いました。

第2章
「予期せぬ再会」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ

ヘウォン(ソン・イェジン)の中に、どんどんウネ(シン・エ)との共通点を見つけてしまうミヌ(ソン・スンホン)。
天気雨を間違って「トラの婿入り」だと言ったミヌに、生前のウネが「キツネの嫁入り」だと訂正した思い出。
そんな事知らないはずのヘウォンが、「トラの婿入り」だの「キツネの嫁入り」だのと呟くのを聞いて、ハッとするミヌ。
他にもウネと同じように「走るのが得意」だと言ったり、突然ウネが好きだったシューベルトのセレナーデを口ずさんだり・・・。
ミヌにとっては、あまりにもウネに似ているヘウォンを、ただじっと見つめるしかないんだよね。
ウネを失ってから誰も愛さずに来たのに、ヘウォンにときめく自分にも戸惑ってるし。

そんな中、ヘウォン・ミヌ・チョンジェ(リュ・ジン)を結びつける役割(?)として登場したのが、チョンジェの妹・チョンア(ハン・ジヘ)。
ミヌとは海外で知り合って、ミヌが帰国したと知って追いかけてきたチョンアは、チョンジェの妹でもあり、ヘウォンとも仲良しみたい。
チョンアがヘウォンに大好きな人に送る花束を作ってと頼むと、ヘウォンはついミヌの事を思い出して彼が好きだと言った「ムーンライト」の花束を作って渡すんだけど、これってばチョンア経由でミヌに渡される花束なんだよね。(^。^;)
いやぁ、このチョンアの出現でかなり都合よく(笑)話が動き出すんだけど、そういうところが韓国ドラマの醍醐味なので、楽しませてもらってるわよ〜。
ここでヘウォンとミヌが再会か?と思ったら、雨の中お互い傘をさしてすれ違うというもどかしさ。
うーん、こういうシチュエーション作りもうまいですね〜。

そしてチョンジェが調べてくれたドナーの遺族の住所を訪ねたヘウォンは、そこでミヌと再会するんですわ。
ミヌはウネのお父さんを訪ねていたわけで、これで確実にヘウォンのドナーがウネだとわかりましたわね。
二人が再会するシーンも、木立の中を歩くミヌにウネの「ミヌーーー!」と呼ぶ声が聞こえ、その声の方を振り返るとそこにはヘウォンが立っていたというファンタジックな感じで、それが美しいグリーンの風景と溶け込んで素敵でした♪
話はまだまだ始まったばかりだけど、この先どんな展開が待っているのか・・・o(^ー^)oワクワクしちゃいますわ♪

第3章
「近づく距離」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ 

すれ違わせるところは徹底的にすれ違わせて、偶然に出会ってしまうところはあまりにも偶然って具合で強引に会わせちゃって・・・。(^。^;)
多少、脚本に疑問を抱かずにはいられないのですが、それをカモフラージュするのは美しい映像なんですわ。(悔しい)
まんまと騙されている気がするのですが(^^;、それはそれでOKとましましょう。(笑)

最初にミヌ(ソン・スンホン)と出会った時、ヘウォン(ソン・イェジン)が結婚していると言った嘘は、すぐにバレてしまいましたね。
カラー・リゾートの仕事がミヌに決まって、ホテルでランチしているチョンジェ(リュ・ジン)とミヌの前に、チョンジェに呼ばれて現れたヘウォン。
これで嘘はバレたけど、チョンジェが大切にしている人がヘウォンだと聞かされて、ご主人じゃないまでもそれに近い人がいる事にかわりはなくて・・・。
ミヌとヘウォンがお互いを意識しているんだけど、踏み込めない距離があるというのが何とももどかしくて素敵♪(笑)
チョンア(ハン・ジヘ)が好きな人というのがミヌだという事もわかってしまったし、ちょっと胸が苦しくなっちゃうわよね。

それでミヌが実家へ帰るのに便乗して、みんなで実家の前の野草園目当てで押しかけるんだけど、ここでも一人車で向っていたチョンジェがパンクで動けなくなったと連絡してきて、チョンアが迎えに行ったり・・・ものすごーーーーーく都合よく(笑)ヘウォンとミヌが二人っきりになったりするわけよ。(爆)
んで、この野草園というのがこれまたキレイなところで、ミヌとヘウォンの台詞無しのツーショットは本当に美しい映像なんだけど、ともすると「PVですか?」ってぐらいのまとまり加減で、「それでいいのか?」って気もしてしまうんだわなぁ。(^^;

山で捻挫した時にミヌに借りていたハンカチを返そうと持っていて、チョンアに男物だと指摘されるんだけど、これも他の人がいるところに持って来なくても・・・と思っちゃうしね。(^^;ゞ
また、そのハンカチが実はチョンアがミヌにプレゼントしたものだったって言うじゃない?( ;^^)ヘ..
そりゃあ、バレるわよ!(爆)
ハンカチから連想する言葉を並べる連想ゲームで、ミヌが口にしたのは「縁」。(ヘウォンと出会った縁を感じたのね)
ヘウォンが言ったのは「未練」。(心残りな部分があったのね)
そしてチョンアが口にしたのは「疑惑」だってよ!(゚o゚;;ギク!
疑って当然なんだけどね、まだまだ「あれ?どうして?」ぐらいの可愛い疑惑なんだよね。
これが大きな疑惑から憎しみになってきたりすると、ドラマとしては面白くなるんですが・・・。

と、思ったら・・・。
朝もやの中でキスしてるようなミヌとヘウォンを、チョンアが遠くから目撃!(^。^;)
「いい友達で」と握手してた二人だったから、きっと目のゴミでもとってたってオチではないかと予想してるんですがね。(^^;ゞ

第4章
「疑惑の発覚」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ 

ほら〜、やっぱミヌ(ソン・スンホン)の目にゴミが入ったのを、ヘウォン(ソン・イェジン)がとってあげようとしただけじゃない!
目に入ったゴミを取るのに、唇をとんがらせて息を吹きかけるというのは有効なのかどうかは知らないが(笑)、そんな事をしていたためにチョンア(ハン・ジヘ)に勘違いされちゃうんだよ。
チョンアも強気な女の子だから、ストレートに「キスしてたでしょ?」と聞くのがいいよね〜。
まぁ、今回は本当に何でもなかったから、二人は笑って否定できたけど、二人の気持ちはいつか否定もできないような状況になってしまうんだろうなぁ。(^^ゞ

オペラを観に行くのにミヌがヘウォンを誘って・・・、偶然にもそこにチョンジェ(リュ・ジン)とチョンアが現れて、ヘウォンがオロオロと逃げ惑う姿がコミカルで面白い。
ソン・イェジンちゃんってお茶目だわ〜♪
チョンアったら、ミヌが座ってたテーブルに口紅つきのコーヒーがあったのを、しっかりチェックしてるし・・・やっぱ侮れん!

ヘウォンに「自分の人生に二度目の恋はないと思っていた」と話すミヌ。
「だけど好きな人が出来ました。」とミヌが言うのを聞いて、自分のことだと勘違いするチョンアがこれまたおめでたくて可愛い。
無邪気に「私の知ってる人?」と聞くヘウォンにミヌが「そうです」と答えるところなんて、結構せつないシーンなんだけどね〜。
チョンアがいい感じに笑わせてくれてるわ。( ;^^)ヘ..

ごまかしてもごまかしても、ミヌとヘウォンの間はあやしく感じられるようになる。
同じ山に同じ頃に行ったのではないか?
うーん、適当にごまかしたかと思ったけど、チョンアがジャンミ(チョ・ウンスク)が撮った「山のいい男写真集」(笑)を見てしまって、そこに写っていたミヌとヘウォンを見つけちゃうんだよね〜。
これは写真だからごまかしようがないでしょう。
これからドロドロしちゃうと韓国ドラマらしい展開になるんだけど、あの美しいグリーンの映像を見たら、このドラマにドロドロは似合わないと思ってしまうわ。
なんせ、ドラマ的には早くミヌとヘウォンにくっついてほしいし、チョンアやチョンジェが嫉妬に苦しむのが見てみたい。(^^;ゞ

第5章
「告白が招く波紋」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ 

チョンア(ハン・ジヘ)はジェラシーから仕事上もヘウォン(ソン・イェジン)に辛く当たってしまう。
そんなチョンアにチョンジェ(リュ・ジン)はミヌ(ソン・スンホン)を愛する資格がないと言うんだよね〜。
「愛は疑うことではなく、信じることだ。」
(゚ー゚)(。_。)ウンウン、きっとその言葉があなた自身にふりかかって来ることでしょう。>チョンジェ

そしてデプン(アン・ジョンフン)からミヌが好きな女は山で出会った人だと聞いてしまったヘウォンは、みんなの幸せのために自ら嫌われようとするんだけど・・・。
ミヌは何か自分に対して冷たくなったヘウォンと仲直りしたくて、蛍を見せてあげたり逆に優しくしちゃうんだよなぁ。
ヘウォンもそんな状態に耐えられなくて、チョンジェに仕事を辞めてソウルに帰ると言い出したり・・・。
一人で抱え込んでるから精神的にもギリギリだよね。<ヘウォン
ミヌもデプンから経緯を聞いて、ヘウォンの行動の意味を察するわけだ。
でも何かを伝えたくてヘウォンを探すと、その時彼女はチョンジェに抱きしめられたりしてるわけで、何ともせつないすれ違いを感じるってわけですわ。( ;^^)ヘ..
理由がわかるとミヌを避けるヘウォンの「仕方ないんです」ってーのも、気持ちはわかるしね・・・何も言えなくて当然だわ。<ミヌ
「約束します。迷惑はかけない。だから仕事を辞めないで。」と言うのが精一杯でしょう。(゚ー゚)(。_。)ウンウン

ラスト、プロポーズの小部屋を花で飾りつけるヘウォンの髪を、後ろからしばってあげるミヌのシーンは、これまた美しくて美しくて・・・。
んで、「あなたを愛してます」ってどうよ?(爆)
側にチョンジェも近づいてるっちゅーのに、聞こえたんじゃないの?(^^;

エンディングで流れたのはヤン・スギョンの「愛されてセレナーデ」だよね?
歌ってるのもヤン・スギョンさんかしら?声が違うように感じたんだけど・・・。

第6章
「張りつめた愛」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ

そんなことはないだろうと思ってたけど、あの「あなたを愛してます」は続きがあったのね。(^^;ゞ
「あなたを愛してます・・・ここへ来た人がそんな風に言えたらいいな。」って、ミヌ(ソン・スンホン)ったら紛らわしいんだよ!(爆)
チョンジェ(リュ・ジン)も一瞬顔がこわばったけど、ホッとした顔してたよね〜。
視聴者も同じ気持ちよ〜。(笑)
しかし、飾り付けの最中にヘウォン(ソン・イェジン)の指にバラのトゲが刺さったからって、ミヌが唇つけて指を吸うとはベタベタでんがな。(^^;
さっき安心したばかりのチョンジェも、またまた疑いのまなざしで見てるし・・・。
少しは周りを確認しなさい!ってーの。(笑)

そんな光景を見て、チョンジェもあせり始めたんだろうね。
「プロポーズの小部屋」で早速ヘウォンに「婚約しよう」って言い出してるし・・・。
でも、「まだ仕事がしたい」ってヘウォンに先延ばしにされちゃって、チョンジェも可哀想よね。
結局、強引に婚約話を進めてしまうし、親にも話してしまうしで、ヘウォンは逃れられなくなってしまうんだけど、そうやって縛り付けなきゃならなかったとすると本当に哀れでならないわよ。
優秀で金持ちでヘウォンの事だってちゃんと愛してるのにね。

チョンア(ハン・ジヘ)がミヌが大切にしているペンダントを捨ててしまうんだけど、後で事の大きさに気がついて何とか探そうとするんだよね。
なんせ、恋人ウネ(シン・エ)との思い出のペンダントだし・・・。(そこにチョンアはジェラシー感じちゃったから、捨ててしまったんだけど)
でも、チョンアはネットで同じ商品がないか調べるのに対して、ヘウォンはチョンアが捨てたという芝生をずーっと探してるわけよ。
こういうところにも性格が出てるというか・・・。(^。^;)
このペンダント、ストーリー的にはヘウォンが見つけて当然なんですが・・・。(笑)
それでもミヌの「捜さないで!捜した人に心を奪われそうだ。」という台詞があったから、お約束でヘウォンが拾ってもちょっとせつない気持ちにはなれたんだと思うなぁ。
しかし、本当に背景が緑ばっか!(爆)
ここまで徹底的にやられると、いささか美しい映像にも飽きがきてしまう。(^^;ゞ
見る物すべてが緑な感じで、ちょっと食傷気味かも。(^。^;)
ミヌが婚約式前日のヘウォンの背中に語りかけた、「ありがとう。」「明日のドレス姿きれいでしょうね。」という言葉。
この二つの言葉の間に、小さな声でささやいた「愛してます。」という言葉は、ヘウォンの耳に届いたのでしょうか?
お互いの気持ちはわかっているのに、まさに「仕方がない」という状況に立たされた二人。
一面の芝生で爽やかな背景なんですが、シーンとしては胸が苦しくなるような場面でございました。m(_ _)m

そして婚約式当日。
ヘウォンったら前髪をあげてるだけで、印象が違うわ〜♪
ちょっと大人っぽくなるね♪
まぁ、それはいいとして・・・、何とこれから婚約式が始まるよ!って時に倒れてしまうんですなぁ、ヘウォンが。
うーん、これはウネの魂がそうさせたのでしょうか?

第7章
「葛藤の日々」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ

うーん、早くも飽きてきた。(^^;
美しい映像はいいんだけど、美しい映像しかないようで、どうも満足できず・・・。
婚約式で倒れたヘウォン(ソン・イェジン)が病院へ運ばれて、ストレス値が最高とか精密検査が必要とか言われてたのに、ミヌ(ソン・スンホン)が眠るヘウォンの側で「早く目を覚まして」と呟いただけで、数値が正常になっちゃうってーのがね〜。
ミヌの呼びかけはヘウォンの心臓に届いて、ヘウォンも不思議な夢を見た・・・なんて目覚めてたんだろうけど、何だかあまりにもファンタジーで・・・。(^^;ゞ
先日の「アットホーム・ダッド」で阿部ちゃんが「ファンタジーにリアリティを求める事自体ナンセンス!」という名言を残したわけだが、まさに今の私はファンタジーを理解できずリアリティを求めすぎているのかもしれません。m(_ _)m
ごめんよ・・・夢のない大人で・・・。(^^;ゞ

ヘウォンとミヌが楽しそうに緑の芝生の上を走るシーンも、ミヌの足の上にヘウォンが足を乗せてダンスするシーンも、それはそれは美しいんだけど、ただ美しいだけではドラマとして心に響くものがないんだよなぁ。
二人がダンスするのをチョンジェ(リュ・ジン)が見てしまったのは、ちょっと心配なんだけど・・・。

そんな中、私のお気に入りはデプン(アン・ジョンフン)とジャンミ(チョ・ウンソク)の組み合わせ♪
お笑い担当みたいな二人だけど、この二人のシーンは楽しくて好き!
二人が古い蓄音機から流れる音楽とワインでいいムードになったところで、ジャンミにデプンが顔を近づけていって・・・「キス?」と思ったら、「眠い?」と聞くんだよね。(笑)
ジャンミさんが調子狂っちゃうわ!ってな顔をすると、「僕の肩を貸そうか。ウォーターベッドの弾力だ。」って・・・何だか可愛いじゃないですか。

映像重視もいいけれど、やはり肝心なのはストーリーなのでそちらもよろしく!って感じです。

第8章
「逃避の果てに」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ

ダンスの後、ミヌ(ソン・スンホン)がキスしようとしたのに、思わず拒んでしまったヘウォン(ソン・イェジン)。
心は通じ合っているのに、どこかでチョンジェ(リュ・ジン)やチョンア(ハン・ジヘ)に後ろめたい気持ちがあるのか、心のままには動けないヘウォン。
一方で、チョンジェはヘウォンとミヌの気持ちに気付いてしまったんだよね。
そしてミヌに釘を刺すわけだ。
「あなたの心にいるのはヘウォンですよね?」と確かめた上で、仕事を降りるというミヌに気持ちの整理をして、その姿勢を見せろと・・・。
ミヌに消えて欲しいんじゃなくて、ミヌの気持ちの中のヘウォンを消して欲しいのね。
こうなるとミヌは苦しいよね。
自分の気持ちがヘウォンにある事をチョンジェに知られてしまって、それでもその場を逃げ出すことすら許してもらえないんだもん。
こんな状態だったら、毎日仕事に行くのが苦痛で仕方ないわ。(^^;ゞ

ヘウォンとチョンジェが二人っきりで避暑に行ったのに、チョンアとジャンミ(チョ・ウンソク)が協力しデプン(アン・ジョンフン)とミヌと一緒に出張だと向った先は、ヘウォンたちが訪れているホテル。(^。^;)
いや〜、ミヌはチョンジェと「気持ちの整理をする」と約束させられたところだし、チョンアに騙されて連れてこられた事に苛立ってしまうのも当然!
チョンアの一途な気持ちもわかるけど、やっぱちょっと強引なところがあって、それがカンに触る時もあるってば!
ホテルの部屋に空きがないからって、チョンジェの部屋に男性、ヘウォンの部屋に女性と別れて泊まることになったけど、チョンジェにとってはいい迷惑だよね。(・・;)

んで、またしてもヘウォンとミヌが二人っきりになってしまう偶然が・・・。
一人で野草を見に島へ渡ったヘウォン。
そこへ台風が近づき、帰りの船が出せなくなってしまう。
ヘウォンが一人で島に行った事を聞かされたミヌは、自分でボートを運転して島へ渡ってしまうのね〜。
まぁ、台風が行き過ぎるまで二人が戻ることも、島へ誰かが近づくことも出来なくなるのでしょう。(^^;
あらら・・・大変だぁ!( ;^^)ヘ..

第9章
「断ちきれぬ未練」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ

島に残されたヘウォン(ソン・イェジン)を追って、島へ渡ったミヌ(ソン・スンホン)。
デプン(アン・ジョンフン)はチョンジェ(リュ・ジン)が詮索しないように、ミヌは一人先にカラーリゾートへ戻ったとごまかすんだけど・・・。

ミヌもヘウォンに気付かれないように宿を手配したりして優しいよね〜。
結局、宿を提供したおばちゃんが口を滑らせて、ヘウォンが野宿したりしないで済むようにミヌが動いていたことはバレちゃんだけど。
こういうのって、ぐっと来るんじゃない?
ミヌが「優しいと言われたけど、優しい事は何もしてない。あなたを苦しめてばかりだ。」と言った時の表情がね〜、もーーーーきゅん♪となっちゃったわよ。(*^。^*)
ようやくこのドラマも面白くなってきたわ。
やっぱ、こうやって「うぅ、せつない」って部分をプッシュしなきゃね〜、ここまで来るのに相当だらだらしちゃったから、ここからの展開に期待しちゃおうっと!

翌朝の船にわざと乗らなかったヘウォン。
チョンジェに連絡しなきゃ・・・と思いつつ、後ろめたい気持ちがあって出来ないんだよね。
いやぁ、それでもしなきゃダメ!と、見ているこちら側はハラハラしちゃったさ。
当然、チョンジェもおかしいと思うし、デプンにミヌは本当にリゾートに戻ったのかと確認すると、こっちはこっちでボロを出すし・・・。
チョンア(ハン・ジヘ)も島へ渡るボートのおじさんに、ミヌが島へ渡った事を聞かされて、デプンがジャンミ(チョ・ウンスク)に「ミヌは彼女(ヘウォン)を好きです」と話しているのを聞いちゃって・・・。
こっそり聞いた話に打ちひしがれて、声を殺して泣くチョンアも可哀想だと思ったわ。
兄妹そろって、ついてないわね。(^。^;)

帰るために船を1本見送って、島でのミヌとの時間を選んだヘウォン。
ほんの数時間だけど、どうしてもこの時間を投げ出して帰る気にはなれなかったのね。
ミヌはヘウォンが好き・・・そしてヘウォンもミヌの事を好きになってる。
だけどチョンジェを裏切る事は出来ない。
無責任な視聴者は「裏切っちゃえ!」と思うんだけどね。(^^;ゞ
島から去る前にヘウォンがミヌにプレゼント・・・それはキス。
そんなんで去っていかれたら、ミヌだってもっともっと好きになっちゃうでしょうに。
島を離れていく船を見送るミヌの表情がせつなくてね〜。
きゅーーーーん・・・となってるところで、戻って来たヘウォンを待ち受けるのはチョンアのビンタですよ。(・・;)
っつーか、ヘウォンったらバレてないと思ってたんですかね?

第10章
「ひび割れた気持ち」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ

島でヘウォン(ソン・イェジン)とミヌ(ソン・スンホン)が一緒だった事を知っても、チョンジェ(リュ・ジン)はすべてを許して、ヘウォンとの関係を保とうとするんだけど、チョンア(ハン・ジヘ)はどうしても許すことが出来ない。
っつーかさぁ、チョンアって一方的にミヌを好きだったに過ぎないのに、そこまで怒る理由って何?(・・;)
まぁ、チョンジェに対する裏切りなんかも妹として怒るところなんだろうけど、いくらヘウォンがチョンアのミヌへの気持ちを知っていたとして、恋する気持ちを誰も止められないでしょう。
そういう子供っぽいところがチョンアのキャラなんだろうけど、さすがにチョンジェに手をあげられた時はかわいそうに思ったなぁ。
ヘウォンにしてみたら、チョンジェにもチョンアのように怒りをむき出しにして欲しかったかもしれないね。
ああやって、「僕は何も気にしてない」ってふりをされる方が辛いと思うわ。
ミヌが辞表を出しても「仕事をやり遂げろ」と破って捨ててしまうチョンジェ。
うわぁ、ミヌも辛いよね。
辞めさせてももらえないんだもん。(・・,)グスン
ヘウォンへの想いを断ち切るために、彼女を感じる場所から遠くへ行ってしまいたいだろうに、それも許されず彼女と一緒に仕事をした場所、たくさん思い出のある場所にいながら、彼女を諦めなきゃならない。
ミヌの気持ちを思うと、胸が苦しくなっちゃうわ。

そしてチョンジェの父親の誕生パーティーに呼ばれ、断われずに顔を出したヘウォン。
家でのパーティーだから当然チョンアもいるわけで、自分の中の怒りを抑えられないチョンアがついに両親の前で「(チョンジェと)別れるんでしょ?」と話しちゃったから、さぁ大変!
さすがのチョンアも両親を必要以上に傷つけないように・・・とミヌの事は伏せていたんだけど、チョンジェとチョンアが言い合ってる中でミヌの名前が出てきて、それを偶然聞いてしまった母親がショックで倒れてしまうのね。
あはは・・・しかし、偶然聞いちゃったって展開が何気に多いよね?(^^ゞ

カラーリゾートで顔をあわせたミヌとヘウォン。
ヘウォンは精一杯強がって、自分は幸せでミヌの幸せも願ってる・・・なんて言っちゃって。
好きなのに別れるしかない二人がせつないの〜ぉ。
頑張って、頑張って、ミヌの前では泣かなかったヘウォンが、去りながら堪えきれずに涙を流すところとか、それを建物の中から悲しい顔して見送るミヌとか、かなり胸が苦しくなりました。
こうやって自分の気持ちにブレーキをかけたまま忘れようとしても、ヘウォンがチョンジェと別れて家出をしたと聞かされたら、心のブレーキは外れてしまうんだよね。
ミヌがヘウォンを追いかけるせつない表情でのラストだったけど、ドラマとしてはようやくエンジンがかかった感じ。
前回、海で薬が濡れてしまって飲めない・・・なんてシーンがあったし、いつかへウォンの健康状態が・・・なんてこともあるんだろうなぁ。
(゚ー゚)(。_。)ウンウン、なかなか面白く・・・というよりは、せつなくなって来ました。

第11章
「重なりあう心」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ

よ〜し!良くなって来たぞ〜!
家出したヘウォン(ソン・イェジン)を探すミヌ(ソン・スンホン)。
ヘウォンはドナーの家を訪ねていてウネ(シン・エ)の父親と会い、男性がドナーだと信じているヘウォンはウネが本当のドナーだと知る由もなく、ウネの部屋まで見せてもらったりして・・・。
いやぁ、ウネの机の上に彼女とミヌが写った写真が飾られているのにね〜。
ハラハラするわ〜。(^。^;)
そしてウネのネックレスを父親から譲り受けたヘウォン。
まぁ、父親が許可したとはいえ、えらくあっさりもらっちゃうのね〜なんて思ったりもしたけど・・・。(^^;ゞ

ヘウォンがバスに乗って茶畑を後にした直後に、ミヌが車でやって来るんだよなぁ。
このすれ違いがスパイスなわけ!
もう、こういうのは必要不可欠!
「いや〜ん、たった今バスが出ちゃったじゃない!」ってところに、視聴者はやきもきしちゃうわけよ。
すれ違ってもミヌはちゃんと駅にいたヘウォンを見つけるわけだ。
チョンジェ(リュ・ジン)と結婚しなくてもいい、自分のところに来なくてもいいから帰ろうと説得し、二人が立ち上がったところで現れたチョンジェ!(゚o゚;;ギク!
いやぁ、こういうのもお約束なんだけどね〜、妙にドキッとするんだわ。(笑)
ヘウォンを探しに来たら、そこにはミヌが一緒にいてという状況だと、やっぱ二人を疑ってしまうでしょう。
ミヌだってヘウォンを探してここまでたどり着いたんだけど、チョンジェにしてみれば二人はずっと一緒だったのかと・・・。
あからさまに面白くないといった表情で、ヘウォンを連れ去るチョンジェ。
そして・・・別荘に連れて行き・・・軟禁状態?( ;^^)ヘ..
以前のヘウォンに戻るまで、ミヌを忘れるまでここにいろ!って、チョンジェもだんだん壊れてきてしまったわね〜。
そうやって軟禁しておいて、自分は飲んだくれて、食事もヘウォンに作らせて・・・。
ヘウォンの口から「あの人(ミヌ)を愛してる。」と聞かされたら、急に力でねじ伏せ抱こうとするチョンジェ。
しかし、ここで強引に押し切れないのがチョンジェなのかも・・・。
「出て行け!」と突き放していたけど、最後の最後までチョンジェの冷静さが邪魔をしたのかもしれないね。

チョンア(ハン・ジヘ)とチョンジェの電話のやり取りで、ヘウォンが別荘にいる事を知ったミヌは「愛しているから、側に行きたい」と自分の意思をはっきりさせて別荘へ向い・・・そこで見たのは乱れた服を直しつつ涙ながらに別荘を出てきたヘウォン。
「僕が悪かった。もう離さない。」
そう言ってヘウォンを抱きしめるミヌ。
はふ〜ん・・・あたくし、ソン・スンホンでメロったのは初めてです♥
この二人、結ばれてほしいと思うんだけど、ヘウォンに移植された心臓が誰のものかというのがわかった時、ミヌがどんな気持ちになるのかちょっと気になるんだよなぁ。

なかなか面白く・・・というか、せつなくなって来ました。

第12章
「二度目の恋」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ

ヘウォン(ソン・イェジン)とミヌ(ソン・スンホン)が二人で朝を迎える・・・といっても、何かあったわけではありませんよ。(*^。^*)
チョンジェ(リュ・ジン)に出て行けと言われたヘウォンを抱きしめたミヌが、優しくヘウォンが眠るのを見守っていて自分も寝てしまったという感じです。
いやぁ、朝陽の中で目を覚ます二人が美しいのなんのって・・・。

しかし、ここへ来てヘウォンのドナーが誰なのかって事がクローズアップされてきましたわね。
(゚ー゚)(。_。)ウンウン、このストーリーってそこが重要なので、やっとたどり着いたか・・・と満足でございます。m(_ _)m

別荘でチョンジェが持っていたウネの名前が書いてあるメモを見たチョンア(ハン・ジヘ)が、「ソ・ウネ・・・」とピンと来るわけよ。
ウネというのはミヌが過去に愛した人の名前・・・その名前が何故?ってね。
それを聞いたチョンジェは、病院へ調べに行くわけだ。
ヘウォンのドナーの名前を・・・。
っつーか、いつも韓国のドラマの中の医療現場を見て思うんだけど、何でもよく喋るよね〜。(^。^;)
いいのか?って思っちゃうわ。
そこでヘウォンに移植された心臓は女性のもので、まさにソ・ウネという人物だった事がわかるのよ。
チョンジェにしてみれば、ヘウォンがミヌを愛しているんじゃなくて、ウネの心臓がミヌを愛していることに、ヘウォンの体と心が振り回されてると思いたいんだろうね。
チョンジェも可哀想なんだけど、もうここまで来たらミヌとウネの離れられない心と心に目をつぶってくれませんか?って感じだわ。(^^;ゞ

そしてヘウォンのもうひとつの誕生日・・・つまり心臓移植を受けた日。
ミヌにその日は一緒にいて欲しいと頼んだヘウォン。
ミヌも指輪を注文したりして、大切なある事をを忘れていたのよね。
そう、ヘウォンのもうひとつの誕生日は、ウネの命日。
そんな大切な事を一瞬でも忘れていたというのは、ミヌの気持ちの中でそれだけヘウォンの存在が大きなものになっているからなんだけど、やはり一生忘れないと思っていたその日を忘れていた瞬間があるという事が、ミヌにとってはまた辛い事で・・・。
ヘウォンはヘウォンでチョンジェの家でもうひとつの誕生日を祝ってくれるというのを断われずに出かけていくと、そこでチョンジェの父親が優しい言葉をかけてくれることに胸が痛くなり、チョンアが「ヘウォンはお兄ちゃんを裏切った」と言ったことでチョンジェがチョンアに手をあげて、幸せだった一家が重苦しい雰囲気に包まれていくことに責任を感じたりで・・・。

んで、ウネの実家に墓参りに来たミヌは、ウネの母親から「ウネが心臓をあげた娘が来ている」と聞かされお墓へ向うとそこにはヘウォンの姿が・・・。( ゚o゚)ハッ
ヘウォンはまだ自分の心臓がミヌの愛した人のものだとは気付いていないけど、ミヌは知ってしまったって事よね。
経験もないから何とも言えないけど、こういう場合どういう感情が沸き起こって来るのかしら?
複雑だよね〜。
愛していた人が亡くなって、その心臓が移植された人を今自分が愛している。
これを運命という言葉で片付けてしまっていいのか?
このままヘウォンを愛していいのか?
ミヌが悩んでしまうんじゃないかしら?
ストーリー的にはせつなくて好きだけど・・・。(笑)

第13章
「せつない選択」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ

いやぁ、チョンジェ(リュ・ジン)、いくらなんでもヘウォン(ソン・イェジン)を取り戻すためにミヌ(ソン・スンホン)の母親に、ヘウォンに心臓を提供したのがウネ(シン・エ)だと告げるのは・・・どうよ?
最後の手段って感じではあったけど、それは・・・ミヌのお母さんが可哀想過ぎる。
当然、ヘウォンとミヌが付き合うことに反対するよね〜。
ウネとの事もお母さんは知ってるわけだし・・・。
将来、その事でヘウォンを傷つけてしまうかもしれないし・・・。
ミヌだって悩む・・・いや、もう現実に悩んで苦しんでいるし・・・。
それでも、ヘウォンを愛していると思う気持ち。
だけど、一方でヘウォンの中のウネに似ている部分に惹かれているのだろうか?と、不安になる気持ち。
両方がミヌの中で交錯して、戸惑いを隠せなくなってる。

そんな気持ちを振り切りたかったのか、ミヌはヘウォンと結婚の約束式をする事を決意。
ところが、それを知ったミヌの母親がチョンジェに連絡。
あーーーーー、チョンジェったら仕事も放り出して一目散に約束式が行われる聖堂へ。
おまけにチョンア(ハン・ジヘ)まで、ヘウォンの心臓が誰のものかを知ってしまって、ジャンミ(チョ・ウンスク)に電話して約束式の場所を聞き出してしまうんだもん。
絶体絶命!(大げさ)

聖堂でミヌを待つヘウォンの前に現れたのはチョンア!
しかも、顔が怒ってるーーーーー!(怖)
そう簡単に結ばれないのね、ミヌとヘウォンは・・・。
でも、ウネの心臓が目に見えぬところで働いて、何が何でも二人をくっつけると思いたいんだけど・・・。

第14章
「別れの予感」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ

うぉぉぉぉ!チョンア(ハン・ジヘ)がヘウォン(ソン・イェジン)の前に現れて激怒するのかと思いきや、なんと「私はヘウォンの親友なのに、招待しないなんて水くさいじゃない?」と笑顔。
いやぁ、この笑顔が怖いんですけど・・・。(^。^;)
ミヌ(ソン・スンホン)とヘウォンに話があるって、またまた怖〜〜い!(・・;)

血相変えて会社を出て行ったチョンジェ(リュ・ジン)は聖堂へ向わず、ミヌの家に行っていたのね。
そこでヘウォンに真実を話せば、ショックで命取りになるとミヌを脅した上で、真実を話し傷つけるか、ミヌと別れた彼女を慰めることになるかは、すべてミヌ次第だと告げるチョンジェ。
そんな事言われたら、約束式になんて行けないよね〜。
本当の事をヘウォンが知って、ショックのあまり大変な事になったりしたら、それこそ後悔しても取り戻せない事になってしまうし・・・。
こうやって強引な手でミヌを約束式に行かせなかったチョンジェは聖堂へ行き、ヘウォンいミヌが来ない事を伝える。

こうなってしまうと、もう別れるしか道がない。
ミヌは後日ヘウォンに別れを切り出しに行くんだよね。
「ウネ(シン・エ)が蘇えって自分を苦しめる。この調子じゃあなたを悲しませる。」
ヘウォンは二人で辛い事は乗り越えようと言うんだけど、ミヌの決意は固く・・・。
うーん、すべてを知った上で流すミヌの涙と、肝心な部分を知らないまま流すヘウォンの涙の違いが、とってもせつなかった。
ヘウォンだってミヌに別れを切り出されて悲しいし苦しいだろう。
だけど、好きなのにヘウォンをこの先苦しめないためには、今別れるしかないと思ったミヌはもっと苦しい。
かわいそうだ・・・ミヌ。(・・,)グスン

傷ついたヘウォンは薬も飲まず、食事も取らず、体調を崩したままでミヌを訪ねる。
心が会いたいと叫ぶから会いに来た・・・こんな事を言われたら、余計にミヌは辛くなってしまうよなぁ。
心=心臓・・・それはウネの叫び・・・。
切り離して考えたくても、ヘウォンの中にウネがいて、そのウネがヘウォンを生かしているという現実。
彼女のために、もう何もできないミヌ。
せめて笑顔にしてあげたいと蓮の花を見に連れてきたら、ここでもウネがかつて話したような事をヘウォンの口から聞く事になり・・・。
あぁ、ミヌの気持ちを思うと辛いわ・・・。

そして、この時ヘウォンがしていたウネのペンダント。
これにミヌがなかなか気付かないから、イライラしちゃったわ〜。(^^;
ヘウォンは時間が経てばきっとウネの事を忘れられると別れを思い直して欲しそうだけど、ミヌは「何があっても僕を愛せますか?」と意味ありげな質問。
「何があっても」の部分がね・・・何とも辛いんだよね。
ドナーが愛していた人がヘウォンと出会って愛情を感じたらどうする?と聞かれ、「傷つきます」と答えたヘウォン。
うわ!これはミヌが逆に傷ついてしまうでしょう。
ヘウォンは自分のドナーが男性だと信じているから、自分にそんなことが起こっても男性のドナーが愛した人は女性だから大丈夫なんて思っちゃってるんだよね。

ところがだ!
チョンアがわざとらしく口を滑らせたよ。
ドナーは女性だって・・・。(^。^;)
さぁ、いよいよヘウォンが真実を知ってしまう時が来るのかな?
そのショックにウネの心臓は持ちこたえる事が出来るのか?
そしてミヌとヘウォンは結ばれる事が出来るのでしょうか?
ストーリーは盛り上がってまいりましたわね。

第15章
「愛するゆえに」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ

ついにヘウォン(ソン・イェジン)が、ウネ(シン・エ)の実家で、ウネと一緒に写ったミヌ(ソン・スンホン)の写真を見てしまった。
ヘウォンは知ってしまった・・・ウネの・・・、いや、ミヌの恋人だった人の心臓が自分に移植されたことを・・・。
ミヌが自分を好きなのは、自分の中のウネの面影に惹かれているから。
自分はただの抜け殻・・・。
そう勘違いするヘウォン。
ミヌはウネを忘れてヘウォンと生きていこうと決意して、「もっと早くあなたに出会っていたら、もっとたくさん愛せたのに。この負い目は一生かけて償います。」と言ったのにね〜。
ウネの心臓が二人を結びつけ、ウネの心臓が二人を苦しめる。
何ともせつない話じゃございませんか・・・よよよ。(涙)

ミヌはウネを忘れようとしているのに、ヘウォンはミヌを自由にしてあげたいと思う。
ミヌがウネとペアのペンダントを見ているのは「もう君を忘れてもいいよね」って思っているからなのに、ヘウォンはその光景を「やはりウネさんを忘れられないんだ」と思ってしまうのよ。
あぁ、もどかしい!
両方の心情をわかってみている私たち視聴者が、一番ヤキモキしちゃうよね。(^^;

そしてヘウォンはウネの父親に譲り受けたペンダントを返した。
プロポーズの小部屋で、ヘウォンに二人で外国へ行こうと誘うミヌ。
用意されたカラーもセレナーデも、自分のためではなくウネが好きだったからではないか?と、ここでもウネの存在に一歩引いてしまうヘウォン。
あーーー、やっとミヌがウネへの想いにケリをつけられそうなのに、何でここでヘウォンがこうなっちゃうのかな〜。(それがドラマです!)
約束式にミヌが来なかった事だって、本当はチョンジェ(リュ・ジン)に脅されたからなのに、その肝心な事だけ聞かされてないヘウォンは、ウネと自分の間でミヌが苦しむあまり来る事が出来なかったんだと思ってるし・・・。
そして「別れましょう」だよ!
いやーーーーーー!ウネーーーーー!お願い、助けてーーーーー!

第16章
「すれ違う想い」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ

ミヌ(ソン・スンホン)は追いかけて「別れない」と言うのに、ミヌが愛しているのは別の人だと強く信じるヘウォン(ソン・イェジン)は、「私はウネさん(シン・エ)にはなれません」と・・・。(・・,)グスン
そうじゃないのにーーーー!
ミヌが車で走り去った後、ヘウォンの中のウネの心臓が悲鳴をあげて入院。
チョンジェ(リュ・ジン)が見守る中、うわ言で「ミヌさん、ごめんなさい」と繰り返すヘウォン。
チョンジェもこんなヘウォンを見ていたら辛いでしょうよ。

しかし、何ですか?
チョンジェったらヘウォンに再度プロポーズなんですね〜。
これだけの事があっても、ヘウォンを愛する気持ちが変わらないチョンジェもすごいわ。

ジャンミ(チョ・ウンスク)との会話で、ヘウォンがガラスの天井の家で星を眺めて暮らしたいと言ったのが、決してウネの言葉がヘウォンの体を通して出たのではなく、ずっと病弱で病院の白い壁に囲まれた生活をしていたヘウォンのささやかな望みだったとわかったミヌ。
自分がヘウォンを好きになったのは、決してウネの面影に惹かれたのではないと、ここで確信するんだよね〜。
いやぁ、ミヌは前向きに進もうとしているんだけど、ヘウォンは自分の中のウネの存在に負けちゃってるんだよね。
だからって、チョンジェと結婚はどうよ?
さすがに最初はためらってたけど、チョンア(ハン・ジヘ)にも「私たち4人が幸せになるために兄さんと結婚して」なんて言われて・・・。
チョンアもそれでいいの?って感じだわ。

カラー・リゾートの改装披露パーティーにヘウォンが来ると聞き、出席を決めたミヌ。
ところがそこに現れたのはチョンジェの横に寄り添うヘウォン。
そしてチョンジェの両親が来客に「うちの嫁になる」とヘウォンを紹介しているじゃないの。( ̄□ ̄;)!!
ミヌ、ショックだよね〜。

そしてウネの母親からのミヌへの電話で、ヘウォンが譲り受けたウネのペンダントを返しに来た事を知らされるのよ。
これがヘウォンが別れを切り出したことと結びつくんだよなぁ。
ヘウォンはウネがドナーだと知って、ミヌを苦しめたくなかったから別れを選んだんだと・・・。
でも、ちょっと遅かった・・・。
いや、まだ遅くないぞ!頑張れ、ミヌ!

第17章
「さよならの前に」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ

ミヌ(ソン・スンホン)が、「ウネ(シン・エ)の心臓だと知ったから別れようとしたのか?」と聞くと、「そうです」と答えるヘウォン(ソン・イェジン)。
ミヌは自分の中にウネを感じて、それで自分に恋をしたと涙ながらに話すヘウォン。
ミヌはヘウォンを愛していると言っているのに、その言葉は信じられないらしい。(^^;
「私は一度もヘウォンとして愛された事がない。」だって・・・。(・・,)グスン
ウネの存在があまりに大きすぎて、乗り越える事が出来ないのね。

ミヌがイタリアへ旅立つ日が、チョンジェ(リュ・ジン)とヘウォンの結婚式。
ウネの墓へ結婚の報告をしに行ったヘウォンは、ウネの父に「ミヌが来るから会っていけば?」といわれるんだけど、「私が来た事も伏せてください。」と帰ってしまうんだよね。
その帰り道、遠くから近づいてくるミヌを何より先に心臓の鼓動が知らせる。
自分がミヌに気付くより早く、ウネの心臓がミヌを感じている・・・今のヘウォンにはそう思うしかないんでしょう。(涙)
つい隠れてしまって、ミヌに見つからないようにしちゃうのよ。
胸の鼓動が自分自身のものなのか、それともウネのものなのか・・・そこで迷わなきゃならないなんて、せつなすぎるわ〜。
ヘウォンがウネの実家を訪れた事を知り、ミヌは後を追うんだけどバスは一足先にヘウォンを乗せて出てしまって・・・。
あぁ、お約束のすれ違い。(^^;
いつまですれ違ってりゃ気が済むんだよーーーーー!(爆)

そして結婚式当日。
チョンジェがこっそり覗いた時の、花嫁姿で物悲しく佇むヘウォン。
こんな表情を見たら、誰だって気になっちゃうわよ!
何だかチョンジェも可哀想だなぁ・・・。
愛した女性と結婚できるのに、こんなんじゃ幸せを感じられないでしょうに・・・。
それでも結婚したいんだよね。(・・,)グスン

テプン(アン・ジョンフン)に空港まで送ってもらう途中で、ミヌはどうしても出発前にひと目だけヘウォンの顔が見たいと式が行われるホテルへ向ってくれるよう頼む。
遠くからひと目だけ・・と言っていたのに、自然と足がヘウォンの方へ引き寄せられて・・・それでも離れたところでその姿を見て、心の中で「どうぞお幸せに」と呟くミヌ。(涙)
そこでヘウォンの心臓がまたときめくわけだ。
ミヌが近くにいる事を感じるわけだ!
「これがウネさんのときめきでも構わない。ウネさん、力を貸して!ミヌさんを捜して!」
そういうヘウォンの願いが通じたのか、走り去る車の中のミヌを見つけ・・・ドレスのまま追いかける。(はぁ、せつない)
そして・・・え?ヘウォンが倒れちゃったよ!。・゚゚・(>_<)・゚゚・。
ミヌもミラー越しに倒れたヘウォンを見てしまった。
きゃーーー、ついに最終回。
ウネの心臓はどうなる?
そしてヘウォンは?ミヌは?
この状態でハッピーエンドはアリなのか?

最終章
「ふたりの運命」
脚本:キム・ウニ
       ユン・ウンギョン
演出:ユン・ソクホ

うわぁ、ヘウォン(ソン・イェジン)にウネ(シン・エ)の心臓が移植される日、ミヌ(ソン・スンホン)とチョンジェ(リュ・ジン)が、病院の廊下でぶつかったりしてたんですね〜。
心臓の移植が行われたわけだし、同じ病院にいて不思議はないんだけど、こうやってあらためて映像で見せられると、運命というものを感じてしまいました。
この時、ミヌは恋人を失った男でチョンジェは愛する女性を助けたいと願う男だったわけだ。
何だか考えさせられてしまうなぁ。

花嫁姿でミヌの車を追いかけ、倒れてしまったヘウォン。
病院へ運ばれたが深刻な状態・・・チョンジェは医者から「心尾準備をしておくように」なんて言われてるし・・・。
意識が戻りつつある時に、やはりヘウォンが口にするのはミヌの名前。(涙)
うわ言のように何度も何度もミヌを呼ぶのを聞いてるチョンジェもチョンア(ハン・ジヘ)も、かなり苦しいだろうなぁ。
これほどまでにミヌを呼んでるんだし、さすがのチョンジェもミヌを病室へ入れてやるだろうと思ったら、あーた!、「あなたがいると混乱する」と追い返してるじゃないのさ!
ミヌが涙ながらに「ひと目だけヘウォンの顔が見たい」と懇願してるにもかかわらず、「無理です」だってさ!(怒)
どう無理なんだ?っつーの!
ミヌ、可哀想だよ。(・・,)グスン

ヘウォンには再手術しか手がない、しかし再手術をしたところで回復するとも言えないという医者の言葉。
再手術を説得するチョンジェ、しかしヘウォンは首を縦に振らない。
そこでミヌしかヘウォンを説得できないと考えたチョンジェは、プロポーズの小部屋で二人を会わせるんだよね。
ミヌとヘウォンが会っている部屋を、外からじっと見上げているチョンジェにはぐっと来るものがあったわ。
ミヌが優しく語りかけ、ウネではなくヘウォンを心から愛していたと心から信じて欲しいと話し、その心臓はヘウォンが支配しているのだと告げる。
そして、もし寝たきりになっても一生側にいるから再手術を受けて欲しいと・・・。
ヘウォンの返事は「あなたのために手術は受ける。あなたも私のために去って。」というもの。(涙)
ミヌがここまで言ってるのに、ヘウォンったらどうしてもミヌを遠ざけようとするのよ〜。
もう、どうして?って感じ。
ここで自分の気持ちに素直にならなくてどうすんの?だわさ!

そして手術は行われ、チョンジェからミヌへの書面での知らせ。
「ヘウォンは亡くなった。彼女からの伝言・・・辛い事は忘れて私の分まで生きて。」

は?
ヘウォンが亡くなったってか?
へ?
・・・と疑問だらけで頭の中がぐ〜るぐるって時、いきなり時は3年後へジャンプ!
そしてチョンアの結婚式にブーケを持って現れるのは・・・ヘウォンじゃん!!
生きてたんだぁ。
アメリカに渡って再手術を受けたとか、人工心臓をつけたとか・・・。
ってーことは何ですか?
ウネの心臓はヘウォンの体から離れたって事なんですね?
ウネの心臓がなくなった事で、ミヌへの愛が嘘になったらと思うと彼に会えないってーことで、死んだことにしてたんですか?>ヘウォン
そんな嘘、あんまりだと思うんですが・・・。(^。^;)

二人の運命は引き離す事が出来ないって感じで、雨の中イタリアから戻ったミヌとヘウォンが傘の花の中で、お互いに胸のときめきを感じ、再会するというシーンで綺麗に終わりましたが・・・。
うーん、どうなんでしょ?
個人的にはちょっと納得が行かなかったです。
ここまで話を引っ張ったのはウネの心臓があったからなのに、最後には可哀想なほど呆気なく捨てられたような展開で、最後だけ美しくシメられてもなぁ・・・って感じ。(^^;ゞ
後半がわりと盛り上がっていただけに、結末が惜しい!って気がします。
やっぱウネの心臓を抱いたままで、ミヌを愛していくヘウォンが見たかったですわ。
これではウネが浮かばれないような気がしてしまうのは私だけ?(^^;

 

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO