ミステリー民俗学者 八雲樹

原作:金城陽三郎 山口譲司 ミステリー民俗学者八雲樹 1...ヤングジャンプコミックス
チーフP:桑田潔
P:江野夏平・槙哲也
主題歌:RAG FAIR ♪君でなければ

第1回
「天狗伝説殺人事件
(前編)」
脚本:戸田山雅司
演出:麻生学

うーん、これは「トリック」?(^^;
それにしては、「トリック」での阿部寛&仲間由紀恵のような強烈な印象が、ミッチーと平山あやでは感じられず・・・。
何だか、面白いんだか面白くないんだか微妙。(^^;ゞ

いっそのこと「トリック」ぐらい笑いのツボがあれば、まだ楽しめるんだけどそこらへんのさじ加減も微妙なんだよなぁ。
とりあえず今回は「天狗伝説殺人事件」の前編ってことで、これが後編でどんな風に八雲(及川光博)が事件を解決していくのかに興味はあるんだけど・・・。
村の山神の祭りを記録して欲しいと依頼があり、民俗学教授の助手である八雲とゼミの生徒・富良野(平山あや)が村へ・・・。
その村ではよそ者が来ると血が流れると言われ、よそ者は嫌われている。
やがて村長(西岡徳馬)の長男・勝太郎(虎牙光揮)が殺され、村長の養女で祭りで天狗の舞を踊る美和(伊藤裕子)の婚約者・悦史(東根作寿英)が殺され、それが天狗の仕業だと噂が立ち・・・。
普通に考えれば、天狗の仕業に見せかけて美和が殺したんだろうなぁ。
「何で?」って言われると困るんだけど(^^;。
「ああ探偵事務所」も初回は「え?」って感じだったけど、徐々に面白くなっていったので、このドラマもそうなってほしいんだけど・・・。
初回は思っていたより微妙な感じでした。m(_ _)m

第2回
「天狗伝説殺人事件
(解決編)」
脚本:戸田山雅司
演出:麻生学

美和(伊藤裕子)が踊る「天狗の舞」ってーのが、新体操みたいで笑った。
うん・・・そんだけ。(^。^;)

何だか笑えるわけでもなく、ならば大真面目にミステリーかというとそうでもなく(^^;、こりゃ〜どうしたものか・・・って感じなんだよなぁ。(^^ゞ
結局、5年前に村にやって来た椎名という男と美和が恋に落ち、しかし椎名は実は田久保(西岡徳馬)の汚職事件を調べに来ていて、ある決定的な証拠を掴んでしまい、田久保に殺された。
その事を知った美和が、天狗の仕業に見せかけて、椎名を殺した田久保や関係した人物に復讐をしたというのが結末。

犯人も最初から美和だろうと想像できたし、天狗汁をこっそり食べようと八雲(及川光博)を美和が誘った時の「すっごい熱いですからね」と、しつこく声をかけたあたりで天狗汁に毒でも入ってるんじゃないかと、これも推測できたんだけど、そのまんまでビックリ!(ーー;)

これまでの殺人事件の謎解きもされたけど、どれもこれも納得するというより「甘いなぁ」って感じで・・・。
最後は美和は滝に身を投げて死んじゃうし、これで解決したと言えるのか?って感じだわ。
この調子で最終回まで・・・、さすがにちょっと辛いわね。(^^;ゞ

第3回
「記憶喪失のかぐや姫」
脚本:戸田山雅司
演出:唐木希浩

思いっきりオッパイだった!(爆)
失礼・・・こほん・・・しかし、この枠にお色気は必要不可欠でしょう。

那余町のミスかぐや姫コンテストの審査員を引き受けた八雲(及川光博)。
そこで久々に再会した知り合いの葉月(中越典子)、彼女もコンテストの参加者だった。
「かぐや姫に選ばれし者には死が贈られるであろう」という脅迫状が役場や青年団に送られる中、コンテスト出場者のオッパイ姉ちゃん・・・いやいや、二階堂杏菜(蒼井そら)が殺害される。
槍を持った犯人らしき人物が逃走、青年団の建物に逃げ込んだが、行方がわからず槍も消え・・・。
中止も考えられたが、結局コンテストは開催され、葉月がミスかぐや姫に選ばれた。
ホッと一安心・・・というところで、葉月が何者かに襲われる映像が映し出され・・・。

・・・と、まぁこんな感じ。
印象的だったのは杏菜のオッパイと、八雲の入浴シーン。(笑)
1・2話に比べると、馴染んできたのか、それなりに笑える部分もあったりはしたけど、やはり「面白い」とまでは言えないかなぁ。(^。^;)
お色気と笑いのツボと、そして真面目なミステリー部分・・・これが調和すれば、深夜枠らしいドラマに仕上がりそうなんだけどね。
解決編で槍がどこへ消えたのか・・・そこらへんが解明された時に、「ほほぉ」と納得できればこれからも見どころはあるんじゃないかと思います。

第4回
「記憶喪失のかぐや姫
解決編」
脚本:戸田山雅司
演出;唐木希浩

うーん、どうも納得できん!
葉月(中越典子)が殺されちゃったよ。
犯人は布部(石井正則)だった。
中学生の時、宗像(弓削智久)と一緒に父の猟銃を持ち出し竹林で触っているうちに発砲!
そこにいた葉月の父親を殺してしまう。
まぁ、そこまではいいけどさ、いくらなんでも父親の方を不注意で殺してしまったからといって、その事実を隠すために母親まで殺して埋めてしまうってーのはどうよ?
葉月の側にいつもいたのは、監視するためでもあったんでしょ?
そのうち本気で葉月を好きになってしまったというのは、考え方によっては「せつない」と受け取る事ができるかもしれないけど、やっぱ布部にこれっぽちも同情はできないし・・・。

種明かし的な部分もイマイチだった。
槍の刃先をポスターを筒状に丸めたものに刺し込んだだけで、人を殺せるんだろうか?
しかも八雲(及川光博)が青年団の建物に犯人を追い詰めた時、短時間でその丸めたポスターを壁に貼ったんでしょ?
「ありえねーーー!」という声が深夜に響いたような気がしますわ。(^^;
天上還りの儀式で葉月が殺されたのだって、御所車の足元にあったバラのとげに毒が塗られていて、それを素足で踏んだ時に体内に毒が入ったっていうんでしょ?
うーん、もうちょっとマシなトリックをお願いしたいもんですわ。
困った・・・ちっとも面白くないぞ。(^^;

第5回
「生けにえの島の少女」
脚本:大石哲也
演出:麻生学

う〜ん、やっぱこのドラマ私には合わないわ。(^^;
テレ朝深夜枠って大好きなんだけど、たまに「あぁ、合わない」って感じる作品があるのよね。
これもそう!
何だかキャラに魅力がないし、ストーリーにも惹かれる部分がない。
唯一、お色気だけが引っ張れる要因かしら?と思ったけど、それもいまひとつ。

何を目当てで見ればいいのかしら?(^^ゞ

今回は島に渡った若者が人柱にされるという噂のある島の話。
最初に船越英一郎が出てきて今回は期待できるかも?と思ったら、あっという間に出番終了!
もっと船越さんを出してほしかったわ。

ストーリーは・・・すでにどうでもいい感じ。(^。^;)
首を切られた佐用子(杏さゆり)の死体とか、島に咲くけしの花とか、八雲(及川光博)たちと同じ船で島に渡った築島(高知東生)とか・・・。
とりあえず調査していた八雲と富良野(平山あや)が、生き埋めにされそうになったところで今回は終了!
ってことで、来週の解決編を見て今回と話が繋がるのか自分でも不安。(^^;
だって、引きつける力がないんだもん・・・このドラマ。

第6回
「生けにえの島の少女
解決編」
脚本:大石哲也
演出:麻生学

残念!高知東生斬りーーー!
ってな感じでしょうか?(笑)
冗談はさておき、私なりに犯人を予想したりしてみてはいたのです。
千鶴(岡本綾)は怪しいな・・・とか、丸めがねな警官も妙だぞ・・・とか、彦じぃ(三谷昇)は見るからに怪しすぎて関係ないんだろうか?とか。
しかし、島民全員の共犯だなんて思いもしませんでした。(^^;ゞ

殺されたと思っていた佐用子(杏さゆり)が実は生きていて、首のない佐用子の死体だと思っていたのは実は松良(相沢真紀)の死体だったとか、何だか頭がこんがらがってしまいそうな話だったんだけど( ;^^)ヘ..、やっぱ最終的に佐用子は自分の腹に日本刀を突き立て自殺。
うーん、どうしてもそうなっちゃうのか・・・。

最後に島の人々に八雲(及川光博)が「あなたたちの誤った愛情の犠牲になって、佐用子さんは人柱になったんだ!」と言い放つシーンは良かった。
ただ、そういう八雲のきりりとした表情と、いつもの「のほほん」とした部分のメリハリが、もっとついても良いのでは?と思うんだけど・・・。
島民全員の共犯という事が発覚してからの流れは、なかなか良かった。
でも、やっぱ深夜に視聴者を引っ張るだけの要素はこのドラマにはなさそうだ。

第7回
「赤い靴の秘密」
脚本:大石哲也
演出:木村ひさし

お?今まで2話構成だったのに、今回は1話完結ですか・・・。

って、そんな事しか書く事が思い浮かばないから困るっちゅーねん!(爆)

ピアニストの有田(峰岸徹)が殺されて、遺体の側にあった「赤いくつ」の楽譜の歌詞に、ところどころ血で染められたダイイングメッセージらしきもの。
「い」「ま」「い」「る」・・・は、有田が捨てた女「まい」とその娘「るい」を示したものだった。
要するに有田の娘が母と自分を捨てた父親に復讐したという話だったんだけど、そのきっかけになった言葉が「君のピアノにはぬくもりがない。まるで親の愛情を知らずに育った子供のようだ。」という有田の言葉だったとか・・・。
ふむ・・・まぁ、納得できない話ではないんだけど、何だか全体的に話が甘い。
もや〜っとした中で、よくわからないうちに話が解決して「どうやら、決着したらしい」という雰囲気なんだよなぁ。(^^;
1時間「え?何で?どうして?」と引っ張って、最後に「な〜るほど」と思いたいんだけど、どうもそういう風にはならない。(^^;ゞ
最終的には深夜ならではの「お色気路線」で繋ぐしかないんだろうけど、それもない!(爆)
うーん、どうしたものか・・・。
まぁ、私が悩む事でもないんだけど(^^;、これは正直厳しいですわ。
・・・と、毎回こんなシメになってるような気がする今日この頃。(笑)

第8回
「やまんばに呪われた村」
脚本:戸田山雅司
演出:常廣丈太

知夏先生(大塚寧々)が犯人だろ?(笑)
理由はさっぱりわからないけど、たぶん犯人は・・・そうだろうな。

今回はいつもよりはマシだった。
後半は結構じーと見入ってしまったし・・・。
キャストも深夜枠常連の高樹マリアとか鳥羽潤とか、深夜枠的豪華版だったし。(笑)

ただ、話はどうもわかりにくいんだよね。
山姥伝説とか、村人に山姥だと恐れられて村はずれに一人で暮らす紫乃(朝加真由美)の話。
過去に金山に逃げ込んだ男を紫乃が食ったという話は、きっと後藤田(森次晃嗣)たちが自分たちの犯罪か何かを紫乃に擦り付けてしまったんじゃないかと思うんだけど。
知夏が犯人だとして、山姥のふりをして後藤田たちを次々と殺した理由は何なんだろう。
たぶん紫乃と知夏は何か関係があるんだと思うんだけど、親子とかそういうものかしら?

八雲(及川光博)が閉じ込められた場所に、ミイラが十体ぐらいあったというのもよくわからん!
そんなにたくさんのミイラ、そこに閉じ込められて亡くなった人のものなのか、どこかで殺された人の遺体がそこに集められたのか・・・。

今回、紫乃をいじめる村人たちから守ろうとして、八雲が投げられた石でメガネを壊されてしまい、一瞬「きっ!」とした表情で睨んだのはカッコよかった。
でも、そこで何かキメ台詞みたいなものがあるのかと期待していたら、その表情のみでちょっと肩透かし。(・・;)
うーん、この解決編は納得できるのだろうか?
そして、高樹マリアは脱ぐのだろうか?・・・と妙なところが気になってしまう私。(^^;ゞ

第9回
「やまんばに呪われた村
解決編」
脚本:戸田山雅司
演出:常廣丈太

あらららら〜、高樹マリアが脱がないなんて・・・。(^^;
それだけを楽しみに見てた視聴者だって、いただろうに・・・。
(え?どこに?)

犯人はやはり知夏(大塚寧々)だったね!
後藤田(森次晃嗣)が強引に妾にしようとした女性・園田早紀が知夏の母親だった。
知夏(ちなつ)というのは偽名で、本当は「ともか」というのね〜。
後藤田が娘を手にかけてまで自分を妾にしようとしている事を恐れた早紀は、何と自ら命を絶った。
うーん・・・我が子を守るために自殺したというんだけど、これにはどうも説得力がない。
我が子を守るためなら、やっぱどんな事があろうと生きていないとね。
んで、早い話が知夏は父や母の復讐をするため、名前を偽って村へ戻り次々と殺人事件を起こした。
早紀とは親友だった紫乃(朝加真由美)が知夏が誰なのかに気付き、彼女を庇おうとした。
最後には紫乃と知夏が「女は愛する人のためにだったら、やまんばにだってなれる。」みたいな話で抱きあって泣いてるんだけど・・・どうもその感情がピンと来なかったわ。

ということで、高樹マリアはちょろっとも脱がないまま(笑)、来週は最終回。
(^。^;)ホッ!・・・やっと、このドラマから解放されるのか・・・。(^^;ゞ

最終回
「冬に咲く桜」
脚本:戸田山雅司
演出:麻生学

終わりましたな・・・。(^。^;)ホッ!
テレ朝深夜枠は好きですが、最初から最後までこのドラマにはハマれませんでした。(^。^;)
最終回の話は、八雲(及川光博)自身に関わること。
23年前に八雲の父(坂上忍)を殺したのは、まだ子供だった八雲?
火事の中、血だらけの果物ナイフを持って倒れていた八雲少年。
途切れたままの記憶をたどる樹。

最終回はそれなりに話としてはまとまっていた印象。
石橋蓮司をゲストに使いつつ、そちらは犯人ではないというのもある意味豪華。(笑)
で、結論としては八雲パパを殺したのは、少年だった八雲の面倒を見ていた流美(真行寺君枝)。
15歳で父親によって売り飛ばされた流美は、5年後村に戻り八雲パパの診療を受け、何度か堕胎手術を受けていた事を知られてしまう。
議員との結婚・・・汚れた過去を隠したい流美は、カルテを処分しようとして八雲パパを殺し、火を放った。

八雲の過去がわかったことより、途中で出てきた「花いちもんめ」という歌の由来が興味深かった。
「人買い」と「娘を売る親」のやりとりを歌ったものって、本当かしら?
「とうりゃんせ」なんかもそうだけど、童謡として歌い継がれる歌には結構闇の部分が隠されている事が多いんだってね〜。
うーん、最終回でそういう「ミステリー民俗学者」っぽいところがきちんと出て良かったんだけど、やっぱ盛り上がりには欠けるドラマだったわね。(^。^;)

 

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