金曜エンタテイメント ドラマスペシャル
さよなら、小津先生

企画:石原隆

脚本:君塚良一
演出:西谷弘

あぁ、連ドラの「小津先生」大好きだったんだけど、今回のSPもよかった〜ぁ。
連ドラ時代は男子バスケ部の話だったけど、今回はみゅー先生(瀬戸朝香)が投げ出した女子バスケ部の顧問を小津先生(田村正和)がおしつけられてしまって・・・。
あとは、小津先生と同じ銀行出身の静子先生(財前直見)が美術教師として赴任してきたり・・・。

女子バスケ部も小津先生の部屋に無断で忍び込んだアヤコ(大久保綾乃)、モデルのサヤカ(上野樹里)、ぜんぜん不似合いな男と付き合ってるワカナ(邑野未亜)。
そして、援助交際やってるユリア(貫地谷しほり)と、しっかり者のキャプテン・クミ(森田彩華)。
援助交際してるのが、恐いお兄さんたちにバレて、「個人で勝手にやってんじゃね〜よ!」と拉致されて・・・。
小津先生が踏み込んでくれて、助かったのに・・・恐い思いもしたし、もう懲りてやらないだろうと思ったら、またおじさんにバッグ買ってもらってるのを小津先生が見つけちゃって。
いやぁ、本当に懲りないんだね〜。(^^;
そりゃ小津先生もげんなりするわ。

そして、今回のSPのメインだったのは、クミのネグレクト問題。
私も子育て中の身なのでネグレクトが何たるかは知っていたつもりだったけど、正直そういう存在自体を無視するという行為は、幼い子供に限っての事だと思っていたのよ。
体の大きさの問題ではないだろうけど、見た目は大人ってぐらいに成長した子供を無視するなんて無理なんじゃないかと思ってて・・・。
しかし、小さな子供の頃から高校生になるまで、ずっとネグレクトされてきたクミを思うと、何だか泣けちゃったわよ。
「お母さんのご飯の味知らない。作ってもらったことないから・・・。」
あたしゃ〜、この台詞で号泣しちゃったよ。
いかん、いかん!やっぱ、お母ちゃんのご飯っちゅーのは基本だよね。
500円玉渡して、サンドイッチ食べさせておけばいいだろう・・・ってなもんじゃないってーの!
っつーか、500円玉だって置いてあるだけで、手渡ししてるわけでもないしね〜。
こんなことは、あってはならんよ!
「おはよう」という呼びかけすら無視された朝、突発的にリストカットしてしまったクミ。
それでも心配すらしない両親。
傷ついたクミの手をそっと握った小津先生。
誰かに手を握ってもらった感覚・・・クミは嬉しかったんじゃないかな。
親がしてくれる当たり前のことを、何一つしてもらっていなかったクミ。

病院を出て体育館でバスケのボールを磨いているクミ。
そんなクミを両親に引き渡すしかない学校側。
静子先生が「帰りたくないところに、帰る必要ないわ。」ときつく言い放ったのは、ちょっと(ToT)ウルウルしたし、その後小津先生が「人を傷付けるのは酷いことだ。だけど、人とのかかわりを絶つことはもっと酷い。学校を辞めても応援してる。応えてくれなくてもいい。僕が君を思っている。」と言ったところで、またまた号泣。
一番身近にいる親にさえ無視されてきたクミにとって、誰かが自分を思っていてくれるという事実は大きい。
自分を無視する人にとって、自分という人間はどこにも存在しない。
しかし、そんな自分の存在を認めてくれるという小津先生の気持ちだけで、少し前向きになれそうな気がするもんね。
クミの母親(木村多江)が、父親が浮気してクミと同い年の子供がいることや、そういう事実を一人で背負えなくてクミを無視する事ではけ口にしていた事を語ったけど、正直同情はできなかった。
「クミにも背負ってもらった」と泣いてたけど、そんなもん何もわからない子供に背負わせるものではないだろう。
勝手すぎる!もちろん、一番悪いのは父親だろうけど・・・。

結局、母と二人で生活する事を選び、学校も続けることにしたクミ。

最後、バスケの新人戦のシーンはなかなか良かった。
「いい事するから頭なぜなぜして」と小津先生に甘えてみせていたアヤコが、お得意のお色気で審判の気を引いて、小津先生に「なぜなぜ」のおねだりポーズをすると先生が仕方なくやってみせたり(笑)、ユリアはブランドのネックレスを引きちぎって先生に渡したり、クミがシュートを放ったカットとか、(゚ー゚)(。_。)ウンウン満足な終わり方だった。

ただ、静子先生のヅラはいかがなもんでしょ?(^^;
キャリアっぽい雰囲気を作りたかったのかもしれないけど、あれは正直妙だったよ。(^^;ゞ
OBからは健太(勝地涼)が出てた。
さすがに森山未來君や、瑛太君は無理だったか・・・。
っつーか、自分の過去レビュー見て気付いたけど、「瑛太」って昔は「EITA」だったのね。
へ〜ぇ・・・。

 

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