大奥〜第一章〜

企画:保原賢一郎
P:林徹・手塚治・樋口徹・若松豪
主題歌:サザンオールスターズ ♪愛と欲望の日々

第1回
「負け犬からの脱却」
脚本:浅野妙子
演出:林徹

w(゚o゚)w オオー!大奥だ!
そして、北村一輝だ!(^ー^)ノ
前作では将軍だったのに、今回はおふく(松下由樹)の夫・稲葉正成(神保悟志)が客人として連れてきたのに、山賊と化し襲ってくるといういかにも北村一輝らしい役どころ。(笑)
あのザンバラ髪に鋭い目つきが最高!
だけど、おふくを襲って逆に刺され、最期は思いっきり血を吐いてご臨終。(__)/'チーン
あっという間に北村一輝ともお別れ・・・。(寂)
しかし、おふくが山賊@北村一輝を殺すだけでも怖かったのに、その後、自分の事を「負け犬」とあざ笑っていた夫の妾を刺し殺すのは恐ろしかったですなぁ。

これが原因で夫に離縁を言い渡されたおふく、すがる子供達を振り払い、女一人で生きていくために「乳」を武器に(いやいや、何かが違うけど)将軍家に乳母として入るわけですなぁ。
いやぁ、乳が出てよかった。(^。^;)
将軍・秀忠(渡辺いっけい)の正室・お江与(高島礼子)が世継ぎを生み、その大切な若君を育てるのがおふく。
自分が産んだ子供なのに、一度も抱かずに乳母であるおふくのところへ子供を運ばれてしまったお江与の気持ちも理解できるし、我が子を捨てて来たおふくが乳を吸ってくれる幼子を愛しいと思う気持ちもよくわかる。
ましてや、お江与とおふくは親の代では敵同士だったっけ?
激しいバトルがありそうな予感だよね〜。
それがあってこそ、大奥なんだけどさ。(爆)

高島礼子さんの冷たい美しさが際立ってました。
今後、どんな風におふくを苛めてくれるのかが見どころですね。
そして、すべてを捨てて一人で生きていくことを覚悟したおふくの強さにも期待しちゃうわ。
前作でもいい味を出してた葛岡(鷲尾真知子)、浦尾(久保田磨希)、吉野(山口香緒里)が揃って出てるのも嬉しかった♪
特に赤鼻の浦尾さん・・・何故かあの顔を見ると「大奥だ」って思っちゃうんだよね〜。(^^;
これは今後も期待できそう!女は「大奥」に弱いのかも・・・。(^^;ゞ

第2回
「捨てられた若君」
脚本:浅野妙子
演出:林徹

いいよ、いいよ〜!お江与(高島礼子)とおふく(松下由樹)の女のバトル。
竹千代が初めて歩いたとお江与に報告するおふくを冷たくあしらい、自分がまた身ごもっている事を告げるお江与。
いやぁ、次々と身ごもられますなぁ。(^^;
そして、もしもお腹の子が男の子だったら、竹千代が世継ぎになるとは限らないと・・・。
んで、思い通りに男の子を産むお江与。
こうなったら執念だよね。
同じように自分のお腹を痛めて産んだ男の子でも、乳母であるおふくに託されている竹千代(須賀健太)は可愛がらず、手元においている国松(長島弘宜)だけを可愛がるお江与。
おふくが憎いだけなのに、竹千代にまで冷たい視線を送るのが怖いわ。
坊主憎けりゃ何とやら・・・って言うけど、おふくが憎いと側にいる我が子まで憎いものなのね。
しかし、お江与役ってやってる方は楽しいんだろうなぁ。(^^ゞ
私も「役」だったら、やってみたいよ!
あんな風に斜に構えて、上から人を見下して唇の端っこで( ̄ー ̄)ニヤリッと笑ってみたいわん♪

おふくが嫌いだからって、離縁した原因を調べさせたり、それをみんながいる前で「妾を殺した」と話したり、お江与のあからさまな意地悪が・・・「大奥」よね〜。(笑)
また、おふくがただ耐え忍ぶような女じゃなくて、戦う女だから見応えがあるんだわ。
どんなにお江与が国松を世継ぎにしたくても、こればかりは簡単な事ではなく、おふくは何としても竹千代を世継ぎにしようと奮闘するわけね。
しかし幼い頃からお世継ぎ問題に巻き込まれ、母親であるお江与に「いっそ産まねばよかった」とまで言われて、自ら命を絶とうとした竹千代は、見ていてせつなかったなぁ。
どんなに求めても母親は自分の方を振り返ってはくれず、それでも子は母を求め・・・。
そんな竹千代をおふくが必死で支えようとしているところには、やっぱ親子愛に近いものを感じたんだけど。
お江与に言われた「産まねばよかった」という言葉に傷つき死のうとした竹千代に、「死んだら負け!強くなって大きくなって母君を見返しなされ。」と言ったおふく。
竹千代はおふくのためにも自分が世継ぎに選ばれたいと思うんだろうね。
そしておふくは、死罪覚悟で竹千代のために駿府へ足を運ぶ。
予告ではおふくが将軍を色仕掛け(?)ってな場面もあったような・・・。
とにかく手段は選ばず・・・って感じなのかしらね?(^^;
これは単なるお世継ぎ問題ではなく、完璧にお江与とおふくの戦いですな。
ここからおふくが上り詰めていく過程が面白そう!
しかし、木曜日は「女の戦い」がキーワードなのかしら?(^^;
「黒革の手帖」「大奥」「チャングム」と、同じ日に詰め込みすぎです。(笑)
面白いんだけど、さすがに女のバトルの木曜日って感じだと、いささか疲れますわよ。(^^;ゞ

第3回
「命がけの密事」
脚本:浅野妙子
演出:山下智彦

内密に家康(藤田まこと)を訪ねたおふく(松下由樹)は、お江与(高島礼子)が長男の竹千代(須賀健太)を差し置き、国松(長島弘宜)を世継ぎにしようとしていると知らせたものの、その時の家康の反応は厳しくて、そんな言わば告げ口をしに来たおふくに怒りを表しているかのようだったけど・・・。
その後、大奥にやって来た家康は、あくまでも竹千代が世継ぎであると宣言してくれたんだよね〜。
おふくもホッとしただろうよ。
でも、頼みの綱だった家康が亡くなってしまい、またまたお江与は国松を世継ぎにしようとするわけだ。
いやはや、なかなかしぶといね〜。(^^;
秀忠(渡辺いっけい)が頼りないから、お江与の言いなりって感じなんだけど、そこはおふくの作戦が大当たりだったわよ。
秀忠が気持ちを許したおしず(雛形あきこ)を差し向け、秀忠におしずを抱かせ、その一件を秘密にするから・・・と、半ば脅し?(^。^;)
お江与に頭が上がらない秀忠の弱みを握って、何とか竹千代を世継ぎにしようと・・・。
しかし、こんな事に巻き込まれたおしずも可哀想な気がするわ。
その上、将軍の子供まで宿して、どこかでひっそりと慎ましやかに暮らしたいなんて、泣かせるじゃないのさ〜。(・・,)グスン

お江与の国松を世継ぎに・・・という願いは、端午の節句に国松が西の丸近くで鴨を弓矢で射たことに秀忠が激怒してしまい・・・。
その鴨で秀忠を喜ばそうと思ったし、弓矢が上手なところを認めさせたかったんだろうけど、将軍の住まいである西の丸で弓を射たことが謀反であると秀忠は怒ってしまって、竹千代を世継ぎにすると宣言!
あ〜あ、お江与の願いは叶えられなかったのね。

んで、何だか竹千代は家光(西島秀俊)となり、「我は生まれながらの将軍である」とか臣下の前で凛々しくお話なさってましたが・・・。
凛々しいのはいいけど、ちょっと幼少期の竹千代からは想像できないほど強い殿方に成長しててビックリ!
でも、おふくを目を合わすところは、一瞬表情が緩んでいい感じだったけどね〜。

第4回
「母上の死」
脚本:浅野妙子
演出:武内英樹

あら〜、お江与(高島礼子)がもうご臨終・・・。
おふく(松下由樹)とお江与のバトルが見ものだったのに、お江与がいなくなったらこの先のバトルはどうなるのかしら?(^。^;)

でも、お江与が亡くなる前におふくに「呪われるがよい」と言いながら、話していた内容を思い返すと、お江与って人も可哀想だったような気がするわ。
生まれた我が子(竹千代)をすぐに乳母であるおふくに奪われ、秀忠(渡辺いっけい)にはおしず(雛形あきこ)をあてがわれ・・・。
確かにキツイ性格ではあったけど、一人の女性として見てみると寂しかったんだろうなぁ・・・と思ったりして。

溺愛した忠長(浜田学)と秀忠に手を取られ、それでも最後に呼んだのは「竹千代」という家光(西島秀俊)の幼名。
やっぱりお腹を痛めて産んだ我が子、本当は可愛かったのよね〜。(・・,)グスン
でも産んだ後、抱く間もなくおふくに奪われた竹千代、そのままおふくに育てられている竹千代に愛情を注ぐことは出来なかったわけだ。
やっぱ、一人の母親として可哀想だ。
死ぬ間際、「竹千代・・・わらわのやや・・・抱かせたもう・・・」と手を伸ばすお江与に泣けちゃったよ。

お江与の死後、秀忠が亡くなり、忠長は腹を切り、正勝も死に・・・。
さてさて、次回からは新たな登場人物も現れ、また少し違った大奥が見られそうで楽しみなり。

第5回
「囚われた尼君」
脚本:浅野妙子
演出:林徹

今週から「おふく改め大奥総取締・春日局」(松下由樹)ですが、何だか春日局が鼻につく女なんだわ。(^^;
男狂いの家光(西島秀俊)に何とか側室を、そして世継ぎを・・・って考えで、家光が気に入ったらしい尼僧の慶光院(瀬戸朝香)を強制的に大奥へ連れて来て軟禁。
「御髪が伸びるまで」って、あーた、そんな勝手な言い分で・・・。(ーー;)
過去にはとんでもない事がまかり通ったもんですなぁ。

閉じ込められて外部との接触を絶たれた慶光院が生きる希望を失いかけた時、救われたのは家光に命じられ館の側で笛を吹いた半井隼人(金子昇)の笛の音。
それはそれでいいんだけど、慶光院の他にも軟禁されてる女性がいて、これがどうも隼人の姉(遠山景織子)みたいじゃないのさ〜。
ちょっとちょっと、これも春日局のやった事なんでしょ?
おふくの時はまだ良かったけど、春日局になってからはちょっと人格疑っちゃうわよね。
この春日局から見れば、お江与(高島礼子)の方が随分とマシじゃなくって?(^。^;)

慶光院の御髪も伸びて、いよいよ家光に差し出される晩がやって参りました。m(_ _)m
姉を探しに大奥に忍び込んだ隼人、お万という名をもらい側室にされてしまう慶光院。
そして男狂いの家光と、何もかも仕切ってる春日局。
(゚ー゚)(。_。)ウンウン、これはこの先も面白そう。
それにしても正室なのに家光が手を出さないからと遠ざけられてしまった孝子(木村多江)が可哀想だわ。
女としてのプライド、ズタズタよね。(・・;)

第6回
「覚悟の夜」
脚本:浅野妙子
演出:林徹

春日局(松下由樹)が、どんどん怖くなる〜ぅ!
最初は家光(西島秀俊)がお世継ぎを残すために、お万(瀬戸朝香)を側室にして差し出したわけだけど、この二人がやっと結ばれると一気に態度が変わってしまって・・・。
家光のことは乳母として息子のように育てて来たんだと思ってたけど、春日局にしてみれば家光しか見て来なかったわけで、それはある意味「恋」にも似た感情だったんだろうか?
それとも息子に嫁がほしいなぁと思っていた母親が、いざ本当に嫁を迎えることになったら、寂しくて嫁が憎く思えてくるようなもんなんだろうか?
なんせ女の気持ちは複雑だよね〜。(^。^;)

中の丸にこもってしまわれた孝子(木村多江)も可哀想だった。
自分が望んだわけではないのに京都から連れて来られて、でも家光は自分を必要ともしなかったわけで・・・他に話す人もいなくて・・・。
お万も可哀想だけど、孝子だって・・・。
そして座敷牢にいる隼人(金子昇)の姉(遠山景織子)も・・・。
お玉(星野真里)が「大奥などとかっこをつけていても、廓と一緒ではございませぬか?」と言ったのには頷いちゃったよ。
でも、星野真里ちゃんのヅラ姿、あんまり似合ってないような・・・。(^。^;)

男狂い(^^;の家光が初めてお万を抱き、これであとはお世継ぎができれば・・・とみんなが噂する中、春日局が公家の血を引くお万はお世継ぎを生まない方が・・・なんて言い出して。
他にも側室を捜そうってーのが、怖い、怖い。
お万で女体を知ったから、上様もこれからはバンバンやってくれるだろう(お下品)と春日局は思ってるんだろうけど、あの家光だからそんなに甘くはないわよね〜。( ;^^)ヘ..
とりあえず、町で古着を売ってた娘(京野ことみ)に目をつけた春日局。
本当に考える事が怖いわ〜。
「徳川の世が続くため」・・・本当にこういう事のために必死だったのね〜。

第7回
「新たな側室」
脚本:浅野妙子
演出:長岡鉦司

春日局(松下由樹)がお万(瀬戸朝香)を妬む気持ち、わからなくはないけど・・・やっぱ怖〜い!(^。^;)
お万って大奥の女たちにも人気があるわけで、そうなると春日局は黙ってないよね。
お万一人が家光(西島秀俊)の寵愛を受けているのが許せず、それならば・・・と町で古着を売っていたおらん(京野ことみ)をスカウト!
んで、なぜかその事を知った威勢のいい魚売りのお夏(野波真帆)が、自らを売り込んで新たな側室が二人、大奥へ。
お夏ったら、自分を売り込むためにおらんに顔では負けても体では負けてないと、いきなり胸のさらしを取って「どうだ!」なポーズ。(笑)
なかなかキャラ的には面白そうだけど、こんな威勢のいい姉ちゃんが大奥で務まるのか心配だよね。
あ、でも体勝負だし大丈夫か。(苦笑)

他にも側室がやって来ると聞いたお万が、少なからず動揺しているのも興味深い。
家光もお万の事だけはちゃんと愛しているみたいだし、「気にやむ事はない」と言われてもお万にすれば不安だったりするのかしら。

そんなお万が惹かれているらしい隼人(金子昇)。
囚われていた姉のおゆき(遠山景織子)を連れ出すことに成功したけど、そのおゆきが自分の背中で自害しちゃって・・・。
背中に差した刃物・・・抜かれるのに気付けよ!>隼人
おゆきの死に顔が、生きていた頃の表情よりも何倍も穏やかだったのが泣けたなぁ。
おゆきにとって生きている事が地獄だったのね。
姉が自害した事で、隼人は家光へのあだ討ちを決行!
でも、家光から罪もなく殺されたキリシタンたちの怨みや悲しみがこもった隼人の笛を聞くのが、せめてもの罪滅ぼしだったと聞かされたら、家光の事を切れないよね。
しかし、春日局はどんな気持ちでおゆきの亡骸に手を合わしていたんだろうか?
自分のせいで一人の女性を苦しめ、最後は死に至らしめたとは感じてないんだろうか?
それもこれも徳川が続くため・・・って一言で片付けられちゃうのかな?
そういう時代だとはいえ、悲しいことですなぁ。

さてさて、新たな側室のお二人が対照的で面白そう。
おらんなんて「らん」が「騒乱」を思わせるからって、名前まで「お楽」と変えさせられて・・・。
恋人がいたみたいだし、予告では家光との「お寝間」はうまくいかないみたいだし、そうなると「体」のお夏が一歩リードするんだろうか?
っつーか、お万はどうなるんだ?
何となく春日局の意地悪が過ぎるので、お万を応援したくなってきちゃったわ。

第8回
「将軍倒れる」
脚本:浅野妙子
演出:武内英樹

うわ〜、もしかしてお楽(京野ことみ)って一発(お下品)で、ご懐妊ですか?(^^;
家光(西島秀俊)のお種との相性、ピッタリだったのかしら?(*^。^*)
そうなると春日局(松下由樹)の見る目もあったって事になりますわね〜。
それにしても、お万(瀬戸朝香)が公家の娘だから、もしもお万と上様との間に世継ぎが生まれた場合に公家の勢力が増す事を考えて、世継ぎを作らないように・・・って酷い話だよね。
そんな事なら、お万を側室になんて最初からしなきゃいいのにさ。
しかも、ただ世継ぎが出来ないようにとお万を避けるだけならいいけど、薬を使ってまで徹底的に世継ぎが出来なくするなんて、人を何だと思ってるんだ?
・・・と、現代に生きる私たちは思うんだろうけど、この時代はこれがまかり通っていたんですものね〜。
何だかなぁ・・・。

それでもお万は家光の寵愛を受けていて、お楽は世継ぎを授かって・・・お夏(野波真帆)は?(^^;
体を武器に湯殿に「お背中流しましょう」と乱入してみせたのに・・・ね。
しかし、これだけの女性を相手しなきゃならないんだから、上様もタフでなければやってられませんわね。(笑)

気になるのは隼人(金子昇)とお万。
少なからずお互いに意識はしてるんだろうけど、元々キリシタンだった隼人と尼だったお万だけに、宗教こそ違えど何かを熱心に信じる気持ちで繋がっているような気もする。
そんな隼人とお万が忍び逢っていたなどと、家光にきっちりチクる春日局。
ところが、家光が痘瘡で倒れ・・・。
さ〜あ、「上様のため」「上様のため」と仕えてきた春日局、家光が病に倒れた事で何か変化が現れるのでしょうか?
今回の春日局を見ていたら、前作の「大奥」での瀧山(浅野ゆう子)をちょっと思い出しちゃったわ。

第9回
「非業の死」
脚本:浅野妙子
演出:林徹

家光(西島秀俊)が生死の狭間を彷徨っている時、春日局(松下由樹)がお江与(高島礼子)の幻影を見てしまうところ、なかなか見せてくれましたなぁ。
一言も発しないのに、微笑だけでものすごいインパクトのお江与。
そして、「この先どんな病になろうとも耐えますから、上様のお命はお取り下さいますな。」と懇願する春日局。
幻影に話しかけ、涙し、そして気を失ってしまった春日局が目覚めると、そこには回復した家光の姿が・・・。
家光の回復と同時に、元気を取り戻していく春日局を見ていると、彼女にとって上様の存在がすべてだという事がわかるよね〜。

そして、今回は隼人(金子昇)の回でもありました。
先週の予告を見て、隼人が死ぬ事はわかっていたけれど、わりと引っ張ったよね。(苦笑)
「(隼人が)ただ生きているだけで、お万(瀬戸朝香)の心を乱し、上様にご心痛を与えておるのじゃ!」と怖い顔してけど、いざ隼人が斬り捨てられようとしたら突き飛ばして「上様のお慈悲じゃ」と助けたり・・・。
隼人は、ただキリシタンは歯向かったりしないという書状を上様に届けたかっただけなのに、最初に用意した書状は春日局に燃やされて、次に日光へ向う上様に直々に手渡そうとした時には上様の命を狙う者と思われて、殺されてしまうし・・・。
無念だろうね〜。
めった刺しだったし・・・。

新たな側室としておりさ(末永遙)が現れたり、お夏(野波真帆)はお世継ぎが宿るように逆立ちまでして必死だし・・・。
でも、やはりお万の今後と、お楽(京野ことみ)が産むお世継ぎが気になるところ。
春日局的には、どうなったら自分の理想に近付くのかね〜。
っつーか、今回ちらっとウド鈴木出てた?何で?( ゜_゜;)

第10回
「許されざる生命」
脚本:浅野妙子
演出:林徹

おりさ(末永遙)の偽装妊娠には笑っちゃったね。
そんな見栄の張り方もあるのか・・・。(笑)

でも、お楽(京野ことみ)の出産は結構泣けちゃったよ。
春日局(松下由樹)だって、子供を産んだ経験のある女性なんだし、産んだ子供を自分の手で育てたいという気持ちがわかって当然なんだけど・・・。
春日局には徳川家の繁栄が第一で、女性の持つ感情なんて考える余地はないのかしらね。
その分、お万(瀬戸朝香)が大奥の女性の気持ちを理解してあげてて・・・だからこそみんなに慕われるんだろうなぁ。
出産の痛みに苦しむ中、春日局が側にいるにもかかわらず立ち寄ったお万にお守りを託すお楽。
もし、自分が死んだ時恋人にもらったお守りを一緒に墓に入れてほしいなんて、いじらしいじゃありませんか。(涙)
生んだ子供を自分の側におけない辛さをお万に訴えるお楽。
はぁ・・・どうして我が子を抱いた事がある春日局に、この気持ちが通じないんだろう。

生まれた子供が男の子で、お世継ぎ誕生に喜ぶ春日局。
そこへお万が子供をお楽に育てさせてあげてほしいと頼んだ時、春日局が苦言を呈すんだけど、その言葉を遮るように「わしからも頼む。わが手で我が子を抱けぬ母ほど不憫な者はない」という家光(西島秀俊)の言葉。
お江与(高島礼子)の事を脳裏に浮かべてたんだろうね。
それだけに春日局に与えたショックは大きかったようで・・・。
でも、お楽やお万にしてみれば、上様のこの言葉ほどありがたいものはないわけで・・・。

上様が隼人(金子昇)を斬ったと言っていたのも、本当は庇いたかったのに庇えなかったんだと知り、再び上様とお万の心が寄り添っていくのは泣けちゃったなぁ。

そしてお夏(野波麻帆)、待望のご懐妊!
その上、ここへ来てまさかのお万のご懐妊!
心が通じ合った証拠と思いたいところだけど、これを知った春日局がまずやった事は・・・あからさまに子供が流れる薬を差し出す事だったとは。(ーー;)
どうせ「ほんまに上様の子やの〜?隼人の子なんちゃうのん?」と言いたいんだろうけど、それにしても薬なんて・・・酷い!
それにしても、大奥始まってから松下さん痩せたんじゃない?
どんどんお顔がほっそりしていくような・・・。

最終回
「命果つるとも」
脚本:浅野妙子
演出:林徹

春日局(松下由樹)も、最期はいい人になったか・・・。
徳川家を守るため、お万(瀬戸朝香)のお腹に宿った子を流してしまおうと、面と向って薬を渡したり、その薬をお玉(星野真里)が捨ててしまうと自らお万のお膳に毒を盛ったり・・・。
とりつかれた様に必死になっている春日局が怖かったわ〜。
でも、お夏(野波真帆)が生んだ子供を抱いて、家光(西島秀俊)を初めて自分の手に抱いた日の事を思い出したら、やはり罪悪感が生まれたのかしらね〜。
お万がお膳に口をつける前に、たーーーっと駆けつけてお膳をひっくり返しちゃったよね。
お万の膳に薬を入れた時点で、またもやお江与(高島礼子)の幻を見ている春日局。
お江与が死んで何年も経っているのに、こういう時に必ずお江与の幻を見るというのは、いかに春日局にとってお江与との事が忘れられないかを表しているような・・・。
幻のお江与だけど、春日局に向って哀れむような、せつないような表情をしているのが印象的だった。
「もう、おやめなさい」ってなもんだったのかも・・・。

お万に「上様のご寵愛を受けるあなた様を妬んでました。」と言い、倒れてしまう春日局。
薬も飲まず、上様が自ら飲まそうとしても頑なに拒み・・・。
その理由は、上様が痘瘡にかかった時に幻のお江与に「この先、どんな病に伏しても薬は服さん」と誓って、上様の命を奪わないでと念じたから。
幻のお江与との約束なのに、必ず守ろうとする春日局の強さにビックリ!
最後の力を振り絞って、大奥の女たちに言葉をかける春日局。
お万に大奥総取締を継がせるのは驚いたなぁ。(^^;
そして、みんなの前で「上様と大奥を頼む」と頭を下げて、そのまま逝ってしまったのよね。
ちょっと(ToT)ウルウルしちゃったわ。
上様が子供みたいに泣いてるのとか、そんな上様に寄り添うお万とか。
本当に春日局の最期がこういう感じだったのかは知らないけど、ドラマの中の春日局の最期は立派だったと思う。

それにしても・・・だ!
お万が生んだ子供は、お玉が生んだ事にして育てるのか?
徳松というこの子供、後の徳川綱吉なんでしょ?
ってーことは、何気に年末のフジの「徳川綱吉 イヌと呼ばれた男」を見たいと思わせたかったの?(^^;(深読みしすぎ)
春日局がどんどんやつれて老いていくのが、妙な迫力があった。
幻だけどお江与様も良かったし・・・。
ただね、梶芽衣子さんってもっとおいしい使い方なかったんですかね?(^^;
もったいなかったような・・・。

歴史に疎い私には、「あーだ、こーだ」と言うほどの知識もなく、単純に時代劇として楽しめたのは良かったかも。
前半のおふくVSお江与バージョンが結構o(^ー^)oワクワクした分、後半は尻すぼみな感じはしたけど、春日局の最期は結構見応えありました。

 

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